JP2009247945A - フィルタープレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置スペースの縮小化を図ることができるフィルタープレス装置を提供する。
【解決手段】 フィルタープレス装置10の濾板12である濾布付濾板31において、濾板本体35には、上端部に下降及び上昇自在とされた支持バー42A,42Bが配設され、下端部にガイドロール36A,36Bが配設され、ガイドロール36A,36Bの上方に上昇及び下降自在とされた吊持バー37が配設され、支持バー42A,42Bの下降及び上昇と、吊持バー37の上昇及び下降とを連動させる連動機構が搭載され、濾布50は、支持バー42A,42Bと吊持バー37に固定されて1反で1枚の濾板本体35を覆う構成とされ、濾板開閉機13で濾板12を濾過位置から待機位置へと順次移動させる間、清掃位置で濾布付濾板31を1枚毎に一時停止させ、濾布50を動かして清掃を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明はスラリーを濾過して濾液とケーキに分離するためのフィルタープレス装置に関するものである。
従来、フィルタープレス装置は、開閉自在に並列された複数の濾板と、これら濾板の間に設けられた濾布とを有している。該フィルタープレス装置においては、処理液のろ過、脱水を行った後、残渣であるケーキを濾布から剥離させて機外に排出する必要がある。そこで特許文献1〜特許文献3に記載のように、濾布は、2つ折りした1反、あるいは2枚以上を縫着等して繋げた1反を、Λ字状となるように一対の濾板の間に吊設し、その下端を各濾板の下部に繋げている。さらに、隣接する濾布同士は、各濾板の下部を介して繋がっている。そして、濾板の開板時には、各濾板の間を拡げることにより、濾板の移動に伴って濾布の両下端間が拡がり、ケーキが下方へ落下して排出される。
実用新案登録第251924号公報 特開2006−102588号公報 特開2007− 44641号公報
ところが、上記従来のフィルタープレス装置にあっては、その濾板の開板時に全ての濾板同士の間が一斉に拡がるようになっており、さらに濾布の両下端間を十分に拡げるために各濾板の間が非常に大きく拡がるようになっている。従って、上記従来のフィルタープレス装置において、濾板の開板時に必要となるスペースは、濾板の閉板時に必要とするスペースの2倍超という莫大な広さを要するため、装置の設置スペースが多大なものになるという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、設置スペースの縮小化を図ることができるフィルタープレス装置を提供することにある。
上記従来の問題点を解決する手段として、請求項1に記載のフィルタープレス装置の発明は、重合状態にある複数の濾板の間に濾布を挟着させてスラリーの濾過を行うフィルタープレス装置であって、上記複数の濾板は、長帯状をなす上記濾布を濾板本体に装着してなる複数の濾布付濾板と、これら濾布付濾板の間に配置された複数の隔膜濾板との二種類の組み合わせによって構成されており、上記濾布付濾板において濾板本体は、上端部の一面寄り及び他面寄りにそれぞれ支持バーが配設され、下端部の一面寄り及び他面寄りにそれぞれガイドロールが配設され、これらガイドロールの上方に1つの吊持バーが配設され、さらに該支持バーが濾板本体の上端部と下端部の間で下降及び上昇自在とされ、該吊持バーが濾板本体の下端部と上端部の間で上昇及び下降自在とされた構成とされており、上記濾布付濾板において濾布は、両端部がそれぞれ上記支持バーに固定され、各端部から中央部までの何れかの箇所が上記ガイドロールに掛回されて該中央部が上方へ折り返され、さらに該中央部が上記吊持バーに固定されることにより、1枚で1つの濾板本体の一面と他面を覆う構成とされており、さらに上記濾布付濾板において上記濾板本体には、支持バーの下降及び上昇と、吊持バーの上昇及び下降とを連動させる連動機構が搭載されているものとして、上記複数の濾板を濾過位置から待機位置へと順次移動させるとともに、該濾過位置と該待機位置の間に設定された清掃位置で上記濾布付濾板を1枚毎に一時停止させる濾板開閉機と、上記清掃位置で上記濾布の中央部を上方へ引き上げ、且つ上記濾布の各端部を下方へ引き下げるべく、上記連動機構によって上記吊持バーを上昇させて上記支持バーを下降させるための駆動力を上記吊持バー又は上記支持バーに付与する駆動機と、が搭載されていることを要旨とする。
上記請求項1に記載の発明によれば、濾板開閉機によって複数の濾板が濾過位置から待機位置へと順次移動され、かつ該濾過位置と該待機位置の間にある清掃位置で濾布付濾板が1枚毎に一時停止される構成とされている。また、濾布は、1枚で1つの濾板本体の一面と他面を覆う構成とされており、従来例のように各濾板の間で濾布同士が繋がる構成とされていない。さらに、該濾布は、濾布付濾板の濾板本体に搭載された支持バー、吊持バー、連動機構等と駆動機により、清掃位置でその中央部を上方へ引き上げられ、且つ各端部を下方へ引き下げられることにより、中央部から各端部までの間に付着したケーキが落とされるように構成されている。従って、本発明のフィルタープレス装置においては、濾板の開板時に必要となるスペースが、濾板の閉板時に必要とするスペースに一枚の濾布付濾板を清掃するために必要とするスペースを加えた広さとなり、その広さは濾板の閉板時に必要とするスペースの2倍以下であるため、設置スペースの縮小化が図られている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフィルタープレス装置の発明において、上記清掃位置には、上記濾布に付着したケーキを該濾布から掻き取るスクレーパが設けられていることを要旨とする。
本発明のフィルタープレス装置によれば、濾布に付着したケーキは、濾布とともに濾板本体の一面上あるいは他面上を下降移動する際、濾板本体の下端に達した所で濾布が屈曲することによって割れ目が形成されるため、濾布とケーキの間に空気が入りやすくなり、該濾布から剥がれ落ちやすくなっている。そして、請求項2に記載の発明によれば、濾布から剥がれ落ちやすくなっている該ケーキを、さらにスクレーパによって掻き取ることにより、濾布上のケーキが好適に除去される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のフィルタープレス装置の発明において、上記濾過位置で重合状態にある濾板同士を解離させるべく、上記複数の濾板の間に差し込まれる濾板解離アームを有する濾板解離機が搭載されていることを要旨とする。
上記請求項3に記載の発明によれば、濾板解離機を設けて、複数の濾板を濾過位置から待機位置へと順次移動する際に重合状態にある濾板同士を解離させることにより、濾過時に圧接された2枚以上の濾板が重合状態のままで移動されてしまうことを防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のフィルタープレス装置の発明において、上記複数の濾板は、連結材によって互いに連結されており、上記濾板開閉機は、上記隔膜濾板を選択して待機位置へと順次移動させるとともに、該隔膜濾板が上記待機位置に達したことを検知するセンサを備えていることを要旨とする。
上記請求項4に記載の発明によれば、1組の隔膜濾板と濾布付濾板を1度に移動させることができるため、濾板の全てを濾過位置から待機位置へと移動させる時間を短縮化することができる。さらに、隔膜濾板が待機位置に達したことを検知するセンサを設けたことにより、1組の隔膜濾板と濾布付濾板を1度に移動させる構成としても、隔膜濾板が清掃位置で停止されてしまうことを防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のフィルタープレス装置の発明において、上記連動機構は、上記吊持バーと上記の各支持バーの間にそれぞれ接続されたチェーンと、上記濾板本体の上端部で上記の各支持バーの上方にそれぞれ回転自在に配設されたシャフトと、各シャフトにそれぞれ接続されたうえで各チェーンを架けられたスプロケットと、各シャフトを互いに同期させながらそれぞれ反対方向に回転させる同期回転機構とを備えていることを要旨とする。
上記請求項5に記載の発明によれば、連動機構にチェーン及びスプロケットを設けたことにより、濾布の中央部の上昇移動と一端部又は他端部の下降移動とをズレなく同期させて連動させることができる。さらに同期回転機構を設けたことにより、濾布の一端部の移動と他端部の移動とをズレなく同期させて連動させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のフィルタープレス装置の発明において、上記駆動機は、上記濾板開閉機に搭載され、上記シャフトに接続されて駆動力を伝達するものであり、また上記濾板開閉機には、上記清掃位置でのみ上記駆動機を上記シャフトに接続させる伝達接離機構を設けたことを要旨とする。
上記請求項6に記載の発明によれば、各濾布付濾板にそれぞれ駆動機を搭載せずとも、複数の濾布付濾板で1基の駆動機を共用することができ、装置構成の簡易化を図ることができる。
本発明によれば、濾過後のケーキの排出時に全ての濾板同士の間を一斉に拡げる必要がないため、装置の設置スペースの縮小化を図ることができる。
以下、本発明のフィルタープレス装置を具体化した一実施形態について説明する。
フィルタープレス装置の概略構成について、図1を用いて説明する。なお、図1においては、図中で左右方向が装置の前後方向であり、紙面直交方向が装置の左右方向である。
フィルタープレス装置10は、機枠11と、複数の濾板12と、濾板開閉機13(図中に2点鎖線で示す)とを備えている。また、濾板開閉機13には、濾板解離機14が搭載されている。
該機枠11は、装置の前後両端部にそれぞれ立設された外枠22を備えている。前後一対の外枠22の中間部の間には、濾板用ガイド枠24が左右一対で架設されている。これら濾板用ガイド枠24は、上記濾板12の左右両側を摺動自在に支持している。一方の濾板用ガイド枠24の上方において、外枠22の中間部の間には、開閉機用ガイド枠25(図中に2点鎖線で示す)が架設されている。該開閉機用ガイド枠25は、上記濾板開閉機13を装置内で前後方向に移動可能に支持している。
該機枠11において、装置の前後方向における複数の濾板12の一端側(図1中で左端側)には固定盤26が配設されている。また装置の前後方向における複数の濾板12の他端側(図1中で右端側)には押盤27が配設されている。該固定盤26は、機枠11に固定されることにより、その移動を規制されている。該押盤27は、油圧シリンダ28を介して支持台29に支持されている。
上記フィルタープレス装置10の内部は、固定盤26側が濾過位置とされており、スラリーの脱水作業を行う際、濾板12は、該濾過位置に寄せられている。該濾過位置において、濾板12は、複数が互いに接触した状態で、油圧シリンダ28による押盤27からの押圧により、固定盤26と押盤27との間に挟み込まれ、重合状態とされている。
また上記フィルタープレス装置10の内部は、押盤27側が待機位置とされており、スラリーの脱水作業が終了した際、濾板12は、該待機位置に寄せられている。
そして、上記フィルタープレス装置10の内部において、濾過位置から待機位置までの間となる中間部は、清掃位置とされている。該清掃位置では、濾過位置から待機位置へと移動される濾板12の一部が一時的に停止され、清掃される。
上記濾板12について説明する。
上記濾板12は、複数の濾布付濾板31と、これら濾布付濾板31の間に配置される隔膜濾板32との二種類の組み合わせで構成されている。すなわち、一対の濾布付濾板31と1つの隔膜濾板32によって1セットの濾板12が構成されており、該フィルタープレス装置10には、複数セットの濾板12が内装されている。そして、上記清掃位置においては、該濾布付濾板31が一時的に停止され、清掃される。
上記隔膜濾板32について、図2(a),(b)を用いて説明する。
上記隔膜濾板32は、略正方形板状に形成されている。該隔膜濾板32の一面と他面の両面には、上記濾布付濾板31との間で濾室を形成するべく、正面視で八角形状をなす凹部32Aが形成されている。
該隔膜濾板32の略中央部には、フィード孔32Bが形成されている。また該隔膜濾板32の上面には、スラリーを圧入するための圧入路32Cの一端が開口されている。該圧入路32Cは、その他端で該フィード孔32B内に連通している。そして、濾過対象であるスラリーは、該圧入路32C及び該フィード孔32Bを介し、凹部32Aによって形成された濾室に送り込まれて脱水処理される。なお、特に図示はしないが、該隔膜濾板32には、スラリー中の濾液を排出するための濾液出口と、該濾液出口に濾液を集める溝とが設けられている。
該隔膜濾板32の左右側面には、長板状の隔膜用把手32Dが取り付けられている。該隔膜用把手32Dの下面略中間部には、逆L字状をなす引掛爪33が取り付けられている。該隔膜濾板32は、該隔膜用把手32Dを濾板用ガイド枠24に載せ、かつその側面と引掛爪33との間で濾板用ガイド枠24を挟むようにして、該濾板用ガイド枠24に引っ掛けられて機枠11に支持される。また、該隔膜用把手32Dの側面には、ボルトと該ボルトの軸上に螺合されたナットからなる隔膜用連結部材32Eが上下一対で螺着されている。
上記濾布付濾板31について説明する。
図3に示すように、上記濾布付濾板31は、略正方形板状の濾板本体35を有している。該濾板本体35の左右側面には、長板状の把手35Aが取り付けられている。該把手35Aは、上記隔膜濾板32に取り付けられた隔膜用把手32Dに比べ、その横幅を短くされている。また、該把手35Aの側面には、ボルトと該ボルトの軸上に螺合されたナットからなる連結部材35Bが上下一対で螺着されている。該連結部材35Bは、上記隔膜用把手32Dに螺着された隔膜用連結部材32Eに比べ、把手35Aの側面からの突出長さが長くなっている。
上記隔膜濾板32において、その側面から隔膜用連結部材32Eの先端までの長さと、該濾布付濾板31において、濾板本体35の側面から連結部材35Bの先端までの長さは、略等しい長さとされている。すなわち、隔膜用把手32Dの横幅をLS1、隔膜用把手32D側面からの隔膜用連結部材32Eの突出長さをLO1とし、把手35Aの横幅をLS2、把手35A側面からの連結部材35Bの突出長さをLO2とした場合、LS1+LO1≒LS2+LO2となる。
該把手35Aの下面外側縁には、上記隔膜用把手32Bに取り付けられたものと同様の引掛爪33が取り付けられている。そして該濾板本体35は、該把手35Aを濾板用ガイド枠24に載せ、かつその側面と引掛爪33との間で濾板用ガイド枠24を挟むようにして、該濾板用ガイド枠24に引っ掛けられて機枠11に支持される。
上記濾板本体35の下端部において、左右両側面には、装着ブラケット35Cが取り付けられている。該装着ブラケット35Cには、該濾板本体35の一面寄り(図3中で奥側の面寄り)に第1ガイドロール36Aが回転自在に支持され、他面寄り(図3中で手前側の面寄り)には第2ガイドロール36Bが回転自在に支持されている。また該装着ブラケット35Cには、第2ガイドロール36Bの上方にテンションロール37が回転自在に支持されている。さらに、該装着ブラケット35Cの底板上にはスクレーパ36Cが、各ガイドロール36A,36Bの外側で平行に延びるように配設されている。
上記濾板本体35の上端部において、左右両側面には、連動機構を構成する各種部品を濾板本体35に装着するための装着プレート35Dが取り付けられている。
上記装着プレート35Dには、該濾板本体35の一面寄りに第1シャフト38Aが回転自在に支持され、他面寄りには第2シャフト38Bが回転自在に支持されている。これら第1シャフト38A及び第2シャフト38Bは、それぞれの両端部を装着プレート35Dの外側へ突出させている。また第1シャフト38Aは、第2シャフト38Bに比べ、その軸長が長くなっている。
上記装着プレート35Dの外側における第1シャフト38Aの突出部分において、一方の突出部分(図3中で左手前側の突出部分)には、中間部に第1スプロケット39Aが接続され、端部に駆動力伝達ギア40が接続されており、他方の突出部分(図3中で右手奥側の突出部分)には、その端部に第1スプロケット39Aが接続されている。
上記装着プレート35Dの外側における第2シャフト38Bの突出部分において、両端部にはそれぞれ第2スプロケット39Bが接続されている。これら第2スプロケット39Bは、上記第1スプロケット39Aに対し、第2シャフト38Bの軸方向で装着プレート35D寄りに位置をずらして取り付けられており、該第1スプロケット39Aと干渉しないように構成されている。なお、第1スプロケット39Aと第2スプロケット39Bは、互いに同径とされている。
装着プレート35Dの内側において、上記第1シャフト38A上には第1同期ギア41Aが嵌着されている。この第1同期ギア41Aと対応する位置となるように、装着プレート35Dの内側において、上記第2シャフト38B上には第2同期ギア41Bが嵌着されている。これら第1同期ギア41Aと第2同期ギア41Bは、互いに同径とされ、かつ噛合されることによって同期回転機構を構成している。すなわち、第1シャフト38A又は第2シャフト38Bのいずれか一方が所定方向に回転する場合、その回転は第1同期ギア41Aと第2同期ギア41Bの間で伝達され、その一方の回転方向と逆の回転方向となるように、他方が同期して回転される。
上記濾板本体35において、上端部の一面寄りにある第1シャフト38Aの下方には、第1支持バー42Aが配設され、上端部の他面寄りにある第2シャフト38Bの下方には、第2支持バー42Bが配設されている。該第1支持バー42A及び該第2支持バー42Bは、丸棒状に形成されている。また第1支持バー42Aは、第2支持バー42Bに比べ、その軸長が長くなっている。
上記濾板本体35において、下端部の他面寄りにある第2ガイドロール36Bの上方であって、さらにテンションロール37よりも上方には、吊持バー43が配設されている。該吊持バー43は、長板状に形成されている。
上記第1支持バー42Aの両端と、上記吊持バー43の両端との間には、第1チェーン44Aが接続されている。該第1チェーン44Aは、その中間部で上記第1スプロケット39Aに架けられている。
上記第2支持バー42Bの両端と、上記吊持バー43の両端との間には、第2チェーン44Bが接続されている。該第2チェーン44Bは、その中間部で上記第2スプロケット39Bに架けられている。
上記装着プレート35Dの外側面には、チェーンガイド45が取り付けられており、上記第1チェーン44A及び上記第2チェーン44Bは、それぞれの中間部でチェーンガイド45に摺接されている。該チェーンガイド45は、該第1チェーン44A及び該第2チェーン44Bを、緩まないように所定の張力で保持させるとともに、該チェーンガイド45から上記吊持バー43まで一直線状に伸びるようにガイドしている。
上記第1チェーン44A及び上記第2チェーン44Bと、上記第1シャフト38A及び上記第2シャフト38Bと、上記第1スプロケット39A及び上記第2スプロケット39Bと、上記第1同期ギア41A及び上記第2同期ギア41Bは、連動機構を構成している。該連動機構は、上記濾板本体35に対する上記第1支持バー42A又は上記第2支持バー42Bの下降と上記吊持バー43の上昇、さらに上記吊持バー43の下降と上記第1支持バー42A又は上記第2支持バー42Bの上昇を連動させるためのものである。
すなわち、第1シャフト38Aを回転させると、その回転に伴って第1スプロケット39Aが同方向に回転し、さらに該第1スプロケット39Aの回転に連動して第1チェーン44Aが動くことにより、吊持バー43が上昇し、該第1チェーン44Aによって吊持バー43と繋がった第1支持バー42Aが下降する。
また第1シャフト38Aの回転は、第1同期ギア41A及び第2同期ギア41Bを介して第2シャフト38Bに伝達される。これにより該第2シャフト38Bが第1シャフト38Aと逆方向に回転し、該第2シャフト38Bの回転に連動して第2スプロケット39B及び第2チェーン44Bが動くことにより、吊持バー43が上昇し、該第2チェーン44Bによって吊持バー43と繋がった第2支持バー42Bが下降する。
なお第1シャフト38Aと第2シャフト38Bは、互いに同径の第1同期ギア41A及び第2同期ギア41Bを用いることにより、回転が同期している。加えて、第1スプロケット39Aと第2スプロケット39Bは、互いに同径である。従って、第1チェーン44Aと第2チェーン44Bの移動速度は略同一となるため、吊持バー43の上昇速度と、第1支持バー42Aの下降速度と、第2支持バー42Bの下降速度とは略同一となる。
図4(a)〜(c)に示すように、上記濾板本体35には、濾布50が装着されている。該濾布50は、長帯状をなし、長手方向の両端部が第1支持バー42Aと第2支持バー42Bに、長手方向の中央部が吊持バー43に接続され、固定されている。
すなわち、図4(b)に示すように、該濾布50は、長手方向の端部が折り返されたうえで端縁を縫着されることにより、両端部に筒袋状の挿通部50Aを有している。そして、該挿通部50Aに第1支持バー42Aあるいは第2支持バー42Bが挿通されることにより、該濾布50は、その両端部が第1支持バー42A、第2支持バー42Bのそれぞれに固定されている。
一方、図4(c)に示すように、吊持バー43には複数の挿通穴43Bがその長手方向で所定間隔おきに形成されており、該濾布50の中央部には、該挿通穴43Bと同じ間隔となるように、複数の固定穴50Bが形成されている。そして、該挿通穴43Bと該固定穴50Bとを位置合わせして、ネジ51Aを挿通し、該ネジ51Aにナット51Bを螺合することにより、該濾布50は、その中央部が吊持バー43に固定されている。
上記濾布50は、上記濾板本体35の一面側(図4(a)中で左側)において、上端部にある第1支持バー42Aから垂下され、さらに下端部にある第1ガイドロール36Aに掛回されて上方へ折り返されている。この状態で、該濾布50は、第1支持バー42Aに固定された一端部から吊持バー43に固定された中央部までの一側中間部50Cで濾板本体35の一面を覆っている。また該濾布50の一側中間部50Cは、第1ガイドロール36Aから吊持バー43までの間でテンションバー37に摺接されることにより、濾板本体35の一面上に張設されている。さらに、該濾板本体35の下端部において、該濾布50の一側中間部50Cの外面は、スクレーパ36Cの上端に接触している。
上記濾布50は、上記濾板本体35の他面側(図4(a)中で右側)において、上端部にある第2支持バー42Bから垂下され、さらに下端部にある第2ガイドロール36Bに掛回されて上方へ折り返されている。この状態で、該濾布50は、第2支持バー42Bに固定された一端部から吊持バー43に固定された中央部までの他側中間部50Dで濾板本体35の他面を覆っている。また該濾布50の他側中間部50Dは、第2ガイドロール36Bから吊持バー43までの間でテンションバー37に摺接されることにより、濾板本体35の他面上に張設されている。さらに、該濾板本体35の下端部において、該濾布50の他側中間部50Dの外面は、スクレーパ36Cの上端に接触している。
上記したように濾布50は、両端部が濾板本体35の上端部に配置された各支持バー42A,42Bから垂下され、また中間部が濾板本体35の下端部で各ガイドロール36A,36Bに掛回されて上方へ折り返され、そして中央部が吊持バー43に吊り上げられるようにして支持されている。このように該濾布50は、長帯状をなす一反が側面視W字状をなすようにして濾板本体35に装着されており、また該1反で1枚の濾板本体35の一面と他面を覆う構成とされている。
なお、各支持バー42A,42Bにおける各チェーン44A,44Bの接続部材52には、上記濾布50の張力調整機構を構成するバネ52Aが装着されている。該バネ52Aは、各支持バー42A,42Bと各ガイドロール36A,36Bの間で該濾布50上に生じる張力と、各チェーン44A,44Bによる各支持バー42A,42Bを介した該濾布50の引張力との緩衝材として機能しており、その弾性力を適宜調整することで、該濾布50の張り具合を調整することができる。
装着ブラケット35C及び装着プレート35Dは、濾板本体35の厚みTに対し、その幅Tが幅広となっている(図4(a)参照)。そのため、濾板本体35の上端部及び下端部には、T−T分の幅長の待避空間が形成されている。該待避空間は、濾板12同士を重合状態とした際、各支持バー42A,42B及び吊持バー43が待避されるようになっており、濾板12同士の間に各支持バー42A,42Bあるいは吊持バー43が挟まれることを防止している。
上記濾板開閉機13と濾板解離機14について、図5及び図6を用いて説明する。
上記濾板開閉機13は、上記開閉機用ガイド枠25を両側方から挟むように配設された一対の基板55A,55Bを有している。これら基板55A,55Bの間には、上記開閉機用ガイド枠25を上下方向から挟むように配設された上下2対のガイドローラ56が取り付けられている。
基板55A,55Bの間において、上部には伝達接離機構を構成するシリンダ57が搭載されている。該シリンダ57の上端には、台座58が接続されている。該台座58上には駆動機であるモータ59が、その先端に装着されたギア59Aを装置の内側に向けるようにして載置固定されている。さらに該モータ59のギア59Aよりも装置の内側方向には、ガイドプレート59Bが立設されている。該ガイドプレート59Bの上部中央には、ガイド溝59Cが形成されている。
両基板55のうち、装置の内側となる基板55Aには、その外面に当接アーム60が取着固定されている。該当接アーム60は、その上部に設けられたアーム60Aを上方へ伸長させることにより、該アーム60Aが上記隔膜濾板32の隔膜用把手32Dに当接するように構成されている。
上記濾板開閉機13は、図示しない駆動装置により、上記ガイドローラ56を上記機用ガイド枠25に接触させながら、該開閉機用ガイド枠25に沿って装置の前後方向へ移動自在に構成されている。該濾板開閉機13は、その移動時において、上記当接アーム60のアーム60Aを隔膜濾板32の隔膜用把手32Dに当接させることにより、その移動に伴って隔膜濾板32を装置の前後方向へ移動させるようになっている。
複数の濾板12において、隔膜濾板32の隔膜用把手32Dと、濾布付濾板31の把手35Aとは、連結材61によって繋がっている。すなわち、該連結材61は、横長板状をなすとともに、その中央部分には長手方向に延びる長孔が透設されている。また該連結材61は、その一端が隔膜用把手32Dの隔膜用連結部材32Eに取り付けられ、他端が把手35Aの連結部材35Bに取り付けられている。また隣接する連結材61は、互いに干渉しないように、互い違いの千鳥状に配置されている。
上記濾板開閉機13によって隔膜濾板32を移動させた場合、該連結材61がその長孔の一端を隔膜用連結部材32Eに係止させ、他端を連結部材35Bに係止させることにより、該隔膜濾板32に引っ張られて上記濾布付濾板31が装置の前後方向へ移動する。また該連結材61により、移動中における隔膜濾板32と濾布付濾板31の間隔は一定に保たれる。さらに、濾板12同士が重合状態にある場合、該連結材61はその長孔の中央に隔膜用連結部材32Eと連結部材35Bを寄せることにより、該重合状態を阻害しないように構成されている。
なお、該濾布付濾板31の把手35Aは、上記隔膜濾板32の隔膜用把手32Dに比べて横幅が短く、当接アーム60のアーム60Aが当接されることがないため、濾板開閉機13は、隔膜濾板32のみを選択的に移動させることができる。
また隔膜用連結部材32Eと連結部材35Bは、必ずしも隔膜用把手32Dと把手35Aの各側面に設けることに限らず、隔膜用把手32Dと把手35Aの装置内における濾板12の移動方向側となる面、すなわち隔膜用把手32Dと把手35Aの前面又は後面に設けてもよい。加えて、連結材61は、上記のような横長板状のものに限らず、パンタグラフ状、蝶番状のものとしてもよく、あるいはボールチェーン、針金、麻紐、チェーン、ゴム紐等の可撓性を有する線材によって構成してもよい。
上記濾板解離機14は、上記濾板開閉機13の基板55Aに取り付けられた基部14aと、該基部14aから垂下されたシリンダ14bと、該シリンダ14bの先端に取り付けられた濾板解離アーム14cとを備えている。該濾板解離アーム14cは、その先端が一対の差込爪とされている。そして、該濾板解離機14は、重合状態にある複数の濾板12において、隔膜用把手32Dと把手35Aの間に濾板解離アーム14cの差込爪を差し込むことにより、濾板12同士を解離させるように機能する。
上記フィルタープレス装置10の動作について説明する。
スラリーの脱水作業が終了し、濾布50上に残ったケーキを除去する場合、フィルタープレス装置10は、まず濾板開閉機13によって隔膜濾板32を濾過位置から待機位置へ一枚ずつ順次移動させる。このとき、隔膜濾板32に追従して、該隔膜濾板32に隣接する濾布付濾板31もまた、待機位置へ向かって一枚ずつ順次移動する。
該濾板開閉機13には、図示しないセンサが取り付けられている。該センサは、装置内で待機位置にある隔膜濾板32の位置であって、待機位置の範囲内で最も濾過位置側にあるものの位置を検出するものである。そして、濾板開閉機13によって濾過位置から移動されてきた隔膜濾板32が、待機位置へ達したことが該センサによって検知されると、濾板開閉機13は、その場で一時停止し、濾板12の移動を一時的に停止させる。
該清掃位置においては、図6(a)に示すように、まずシリンダ57によってモータ59等が上方へ移動される。次いで、図6(b)に示すように、ガイドプレート59Bのガイド溝59C内に濾布付濾板31の第1シャフト38Aが係入され、第1シャフト38Aの先端の駆動力伝達ギア40とモータ59のギア59Aとが噛合される。そして、モータ59が駆動し、ギア59A及び駆動力伝達ギア40を介して、図7(a)に示すように、第1シャフト38Aを回転させる。
なお、上記ガイドプレート59Bのガイド溝59Cは、その上部開口端が上方へ向かうに従い幅広となるように形成されている。従って、第1シャフト38Aに対し、濾板開閉機13のガイドプレート59Bが若干位置ずれした状態にあっても、該ガイド溝59Cの内面を該第1シャフト38Aの周面に摺動させることにより、その位置ずれを修正しつつ、ギア59Aと駆動力伝達ギア40とを噛合させることができる。また、第1シャフト38Aに対し、濾板開閉機13のガイドプレート59Bが大きく位置ずれした状態にある場合には、図示しないセンサによってその位置ずれを検知し、濾板開閉機13が移動することにより、位置ずれを修正することが可能となっている。
上記のように第1シャフト38Aが回転されると、図7(b)に示すように、その回転に同期して第2シャフト38Bが回転し、各シャフト38A,38Bの回転に伴って第1スプロケット39Aと第2スプロケット39Bが互いに反対方向に回転する。各スプロケット39A,39Bは、第1チェーン44Aと第2チェーン44Bを動かし、各チェーン44A,44Bに接続された吊持バー43を上昇させ、また該上昇に連動して第1支持バー42Aと第2支持バー42Bを下降させる。
吊持バー43が上昇し、各支持バー42A,42Bが下降すると、濾布50は、その中央部が濾板本体35の他面上に引き込まれるようにして、一側中間部50Cと他側中間部50Dを下降させ、また濾布50の表面に付着したケーキ63も下降する。
図7(c)に示すように、濾布50とともに下降移動したケーキ63は、濾板本体35の下端において、第1ガイドロール36Aと第2ガイドロール36Bに達した所で濾布50の各中間部50C,50Dが屈曲することにより、割れ目を形成される。そして、該割れ目から濾布50とケーキ63の間に空気が入りこむことにより、ケーキ63の大半は濾布50から剥がれ落ち、装置の清掃位置において濾布付濾板31の下方に配置された回収皿64内に回収される。また濾布50にこびり付いたケーキ63の残渣は、スクレーパ36Cによって掻き取られ、下方へ落下し、回収皿64内に回収される。
やがて、各支持バー42A,42Bが各ガイドロール36A,36Bの直近位置に達すると、濾布50の表面に付着した全てのケーキ63が回収皿64内に回収され、濾布50におけるケーキ63の除去が終了する。この後は、図7(d)に示すように、モータ59により各シャフト38A,38B、各スプロケット39A,39Bが上記とは逆方向に回転され、吊持バー43を下降させ、各支持バー42A,42Bを上昇させる。そして、吊持バー43と各支持バー42A,42Bが、図7(a)に示す元の位置に戻った状態となったとき、一枚の濾布付濾板31の清掃作業が完了する。
一枚の濾布付濾板31の清掃作業が完了すると、濾板開閉機13は、再び濾過位置へと移動し、該濾過位置の範囲内で最も待機位置側にある隔膜濾板32と、該隔膜濾板32の隣接位置にあって次の清掃対象である濾布付濾板31を待機位置へ向かって移動させる。そして、濾板開閉機13は、全ての濾布付濾板31の清掃作業が完了するまで装置内を前後方向に繰り返し往復移動する。
ここで、上記フィルタープレス装置において、清掃位置は、全ての濾布付濾板31で同じ位置とする必要はなく、各濾布付濾板31で異なる位置としてもよい。つまり、濾布付濾板31を清掃するために要する最低限のスペースは、濾板本体35の一面上と他面上で濾布50を移動させることが可能なスペースである。そして、該スペースを確保するには、該濾布付濾板31をその清掃位置から、隣接する隔膜濾板32と解離する位置まで引き離せば事足りるためである。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、下記のように適宜変更してもよい。
駆動機は、モータ59に限らず、各シャフト38A,38Bを回転可能なものであれば、例えば内燃機関などとしてもよい。また伝達接離機構は、シリンダ57に限らず、駆動機から各シャフト38A,38Bへの駆動力の伝達を接離可能であれば、例えばクラッチなどとしてもよい。
連動機構は、上記実施形態の構成に限らず、各チェーン44A,44Bと各スプロケット39A,39Bを、例えばベルトとプーリーに変更する等してもよい。
隔膜濾板32と濾布付濾板31を連結部材61で繋ぐことなく、濾板開閉機13によって隔膜濾板32と濾布付濾板31とをそれぞれ移動させるように構成してもよい。
実施形態のフィルタープレス装置を示す概略図。 (a),(b)はそれぞれ隔膜濾板を示す斜視図、断面図。 濾布付濾板を示す斜視図。 (a)は濾布付濾板を示す側面図、(b),(c)は濾布の固定を示す斜視図。 (a),(b)はそれぞれ濾板開閉機を示す側面図、部分断面図。 (a),(b)はそれぞれ濾板開閉機を示す側面図、部分断面図。 (a)〜(d)は濾布付濾板における濾布の動きを示す概念図。
符号の説明
10 フィルタープレス装置
12 濾板
13 濾板開閉機
14 濾板解離機
14c 濾板解離アーム
31 濾布付濾板
32 隔膜濾板
36A 第1ガイドロール
36B 第2ガイドロール
36C スクレーパ
38A 連動機構を構成する第1シャフト
38B 連動機構を構成する第2シャフト
39A 連動機構を構成する第1スプロケット
39B 連動機構を構成する第2スプロケット
41A 連動機構を構成する同期回転機構としての第1同期ギア
41B 連動機構を構成する同期回転機構としての第2同期ギア
42A 第1支持バー
42B 第2支持バー
43 吊持バー
44A 連動機構を構成する第1チェーン
44B 連動機構を構成する第2チェーン
50 濾布
57 濾板開閉機に設けられた伝達接離機構としてのシリンダ
59 駆動機としてのモータ
61 連結材

Claims (6)

  1. 重合状態にある複数の濾板の間に濾布を挟着させてスラリーの濾過を行うフィルタープレス装置であって、
    上記複数の濾板は、長帯状をなす上記濾布を濾板本体に装着してなる複数の濾布付濾板と、これら濾布付濾板の間に配置された複数の隔膜濾板との二種類の組み合わせによって構成されており、
    上記濾布付濾板において濾板本体は、上端部の一面寄り及び他面寄りにそれぞれ支持バーが配設され、下端部の一面寄り及び他面寄りにそれぞれガイドロールが配設され、これらガイドロールの上方に1つの吊持バーが配設され、さらに該支持バーが濾板本体の上端部と下端部の間で下降及び上昇自在とされ、該吊持バーが濾板本体の下端部と上端部の間で上昇及び下降自在とされた構成とされており、
    上記濾布付濾板において濾布は、両端部がそれぞれ上記支持バーに固定され、各端部から中央部までの何れかの箇所が上記ガイドロールに掛回されて該中央部が上方へ折り返され、さらに該中央部が上記吊持バーに固定されることにより、1反で1枚の濾板本体の一面と他面を覆う構成とされており、
    さらに上記濾布付濾板において上記濾板本体には、支持バーの下降及び上昇と、吊持バーの上昇及び下降とを連動させる連動機構が搭載されているものとして、
    上記複数の濾板を濾過位置から待機位置へと順次移動させるとともに、該濾過位置と該待機位置の間に設定された清掃位置で上記濾布付濾板を1枚毎に一時停止させる濾板開閉機と、
    上記清掃位置で上記濾布の中央部を上方へ引き上げ、且つ上記濾布の各端部を下方へ引き下げるべく、上記連動機構によって上記吊持バーを上昇させて上記支持バーを下降させるための駆動力を上記吊持バー又は上記支持バーに付与する駆動機と、
    が搭載されている
    ことを特徴とするフィルタープレス装置。
  2. 上記清掃位置には、上記濾布に付着したケーキを該濾布から掻き取るスクレーパが設けられている請求項1に記載のフィルタープレス装置。
  3. 上記濾過位置で重合状態にある濾板同士を解離させるべく、上記複数の濾板の間に差し込まれる濾板解離アームを有する濾板解離機が搭載されている請求項1又は請求項2に記載のフィルタープレス装置。
  4. 上記複数の濾板は、連結材によって互いに連結されており、
    上記濾板開閉機は、上記隔膜濾板を選択して待機位置へと順次移動させるとともに、該隔膜濾板が上記待機位置に達したことを検知するセンサを備えている請求項1から請求項3のいずれかに記載のフィルタープレス装置。
  5. 上記連動機構は、
    上記吊持バーと上記の各支持バーの間にそれぞれ接続されたチェーンと、
    上記濾板本体の上端部で上記の各支持バーの上方にそれぞれ回転自在に配設されたシャフトと、
    各シャフトにそれぞれ接続されたうえで各チェーンを架けられたスプロケットと、
    各シャフトを互いに同期させながらそれぞれ反対方向に回転させる同期回転機構と
    を備えている請求項1から請求項4のいずれかに記載のフィルタープレス装置。
  6. 上記駆動機は、上記濾板開閉機に搭載され、上記シャフトに接続されて駆動力を伝達するものであり、また上記濾板開閉機には、上記清掃位置でのみ上記駆動機を上記シャフトに接続させる伝達接離機構を設けた請求項5に記載のフィルタープレス装置。

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