JP2001149704A - ろ布固定型フィルタープレスのろ布洗浄装置 - Google Patents
ろ布固定型フィルタープレスのろ布洗浄装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ろ板をブロック毎に洗浄でき、任意の時間内
において任意の数量のろ板を洗浄する布固定型フィルタ
ープレスのろ布洗浄装置を提供する。 【解決手段】 ろ板４を移動自在に懸下するフレーム２
と、ろ板４を順送りするろ板移動装置１２と、フレーム
上をろ板４の配列方向に沿って移動する洗浄装置１６
と、制御装置とを備え、洗浄装置１６は、各ろ板４を検
出するセンサー装置２１と、高圧洗浄水をろ布４に向け
て噴射する洗浄パイプ２０とを有し、制御装置は、最初
のろ板から洗浄を開始するろ板までの枚数をカウントす
る洗浄開始ろ板枚数カウンタと、洗浄を開始したろ板か
ら洗浄を終了するまでの枚数をカウントする洗浄終了ろ
板枚数カウンタとを有し、予め設定する洗浄開始ろ板枚
数に相当するろ板から洗浄終了ろ板枚数に相当するろ板
までを洗浄するものである。
において任意の数量のろ板を洗浄する布固定型フィルタ
ープレスのろ布洗浄装置を提供する。 【解決手段】 ろ板４を移動自在に懸下するフレーム２
と、ろ板４を順送りするろ板移動装置１２と、フレーム
上をろ板４の配列方向に沿って移動する洗浄装置１６
と、制御装置とを備え、洗浄装置１６は、各ろ板４を検
出するセンサー装置２１と、高圧洗浄水をろ布４に向け
て噴射する洗浄パイプ２０とを有し、制御装置は、最初
のろ板から洗浄を開始するろ板までの枚数をカウントす
る洗浄開始ろ板枚数カウンタと、洗浄を開始したろ板か
ら洗浄を終了するまでの枚数をカウントする洗浄終了ろ
板枚数カウンタとを有し、予め設定する洗浄開始ろ板枚
数に相当するろ板から洗浄終了ろ板枚数に相当するろ板
までを洗浄するものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ろ布固定型フィル
タープレスのろ布洗浄装置に関するものである。
タープレスのろ布洗浄装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、下水処理汚泥等を脱水するものと
してろ布固定型フィルタープレスがある。このろ布固定
型フィルタープレスでは、表裏にろ布を固定した複数の
ろ板をフレームに懸下し、全ろ板を油圧シリンダーで表
裏方向に押圧して保持する状態で、各ろ板間に形成する
室内に脱水対象汚泥を打ち込み、ろ布を透過した脱離液
をろ板に形成した流路を通して機外に取り出して脱水し
ており、ろ過した脱水ケーキはろ板を離間させて開板す
ることにより排出している。
してろ布固定型フィルタープレスがある。このろ布固定
型フィルタープレスでは、表裏にろ布を固定した複数の
ろ板をフレームに懸下し、全ろ板を油圧シリンダーで表
裏方向に押圧して保持する状態で、各ろ板間に形成する
室内に脱水対象汚泥を打ち込み、ろ布を透過した脱離液
をろ板に形成した流路を通して機外に取り出して脱水し
ており、ろ過した脱水ケーキはろ板を離間させて開板す
ることにより排出している。
【０００３】ろ布は目詰まりすると処理性能が低下する
ので、高圧洗浄を行なって処理性能の回復を行なってい
る。この洗浄操作においては、最も端に位置する第１の
ろ板を隣接する第２のろ板から離間させて開板し、相対
抗するろ板間に高圧洗浄水を噴射する洗浄パイプを配置
し、洗浄パイプをろ板に沿って上下動させ、噴出する高
圧洗浄水によってろ布を洗浄している。この洗浄操作を
各ろ板を順送りしながら最終のろ板まで行なっている。
ので、高圧洗浄を行なって処理性能の回復を行なってい
る。この洗浄操作においては、最も端に位置する第１の
ろ板を隣接する第２のろ板から離間させて開板し、相対
抗するろ板間に高圧洗浄水を噴射する洗浄パイプを配置
し、洗浄パイプをろ板に沿って上下動させ、噴出する高
圧洗浄水によってろ布を洗浄している。この洗浄操作を
各ろ板を順送りしながら最終のろ板まで行なっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年において
は、ろ布固定式フィルタープレスの大型化が進み、ろ板
の枚数が増加しており、全数のろ板のろ布を一度に洗浄
すると、全ての洗浄操作に要する総洗浄時間が長時間と
なる問題があり、総洗浄時間を短くするために一室当た
りの洗浄時間を短くすると、十分な洗浄効果を得ること
ができない問題があった。
は、ろ布固定式フィルタープレスの大型化が進み、ろ板
の枚数が増加しており、全数のろ板のろ布を一度に洗浄
すると、全ての洗浄操作に要する総洗浄時間が長時間と
なる問題があり、総洗浄時間を短くするために一室当た
りの洗浄時間を短くすると、十分な洗浄効果を得ること
ができない問題があった。
【０００５】また、洗浄操作を途中で停止すると、洗浄
操作を始めからやり直す必要があるので、洗浄操作の停
止時には、停止位置から先のろ板を手動によって洗浄す
る必要がある。本発明は上記した課題を解決するもので
あり、全数のろ板を複数のブロックに区分して各ブロッ
ク毎に洗浄を行なうことができ、運転スケジュールに合
わせて任意の時間内において任意の数量のろ板を洗浄す
ることができるろ布固定型フィルタープレスのろ布洗浄
装置を提供することを目的とする。
操作を始めからやり直す必要があるので、洗浄操作の停
止時には、停止位置から先のろ板を手動によって洗浄す
る必要がある。本発明は上記した課題を解決するもので
あり、全数のろ板を複数のブロックに区分して各ブロッ
ク毎に洗浄を行なうことができ、運転スケジュールに合
わせて任意の時間内において任意の数量のろ板を洗浄す
ることができるろ布固定型フィルタープレスのろ布洗浄
装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のろ布固定型フィルタープレスのろ布洗浄装
置は、表裏にろ布を固定した複数のろ板と、各ろ板を平
行にかつ水平方向に沿って移動自在に懸下するフレーム
と、各ろ板を表裏方向に押圧する油圧シリンダー装置
と、各ろ板を水平方向に一枚ずつ順送りするろ板移動装
置と、フレーム上をろ板の配列方向に沿って往復移動す
る洗浄装置と、油圧シリンダー装置とろ板移動装置と洗
浄装置とを制御する制御装置とを備え、洗浄装置は、各
ろ板を検出するセンサー手段と、ろ板に沿って所定区間
を昇降し、高圧洗浄水をろ布に向けて噴射する洗浄パイ
プとを有し、制御装置は、センサー手段の出力を受け
て、最初のろ板から洗浄を開始するろ板までの枚数をカ
ウントする洗浄開始ろ板枚数カウンタと、洗浄を開始し
たろ板から洗浄を終了するまでの枚数をカウントする洗
浄終了ろ板枚数カウンタとを有し、予め設定する洗浄開
始ろ板枚数に相当するろ板から洗浄終了ろ板枚数に相当
するろ板までを洗浄するものである。
に、本発明のろ布固定型フィルタープレスのろ布洗浄装
置は、表裏にろ布を固定した複数のろ板と、各ろ板を平
行にかつ水平方向に沿って移動自在に懸下するフレーム
と、各ろ板を表裏方向に押圧する油圧シリンダー装置
と、各ろ板を水平方向に一枚ずつ順送りするろ板移動装
置と、フレーム上をろ板の配列方向に沿って往復移動す
る洗浄装置と、油圧シリンダー装置とろ板移動装置と洗
浄装置とを制御する制御装置とを備え、洗浄装置は、各
ろ板を検出するセンサー手段と、ろ板に沿って所定区間
を昇降し、高圧洗浄水をろ布に向けて噴射する洗浄パイ
プとを有し、制御装置は、センサー手段の出力を受け
て、最初のろ板から洗浄を開始するろ板までの枚数をカ
ウントする洗浄開始ろ板枚数カウンタと、洗浄を開始し
たろ板から洗浄を終了するまでの枚数をカウントする洗
浄終了ろ板枚数カウンタとを有し、予め設定する洗浄開
始ろ板枚数に相当するろ板から洗浄終了ろ板枚数に相当
するろ板までを洗浄するものである。
【０００７】上記した構成により、洗浄時には、洗浄を
開始するろ板までの枚数を洗浄開始ろ板枚数カウンタに
セットし、洗浄を開始したろ板から洗浄を終了するまで
のろ板の枚数を洗浄終了ろ板枚数カウンタにセットす
る。制御装置は、油圧シリンダー装置を後退させて各ろ
板の離間による開板を可能とし、ろ板移動装置によって
ろ板を順送りするとともに、洗浄装置を往行させなが
ら、センサー手段を通過するろ板の枚数をカウントす
る。洗浄開始ろ板枚数カウンタがカウントアップした時
点で、洗浄装置の往行を停止し、洗浄を開始するろ板を
隣接するろ板との間が開板する状態に保持する。洗浄パ
イプから高圧洗浄水をろ布に向けて噴射しながら、洗浄
パイプをろ板に沿って所定区間である上端から下端まで
の間で昇降し、高圧洗浄水によってろ布を洗浄する。
開始するろ板までの枚数を洗浄開始ろ板枚数カウンタに
セットし、洗浄を開始したろ板から洗浄を終了するまで
のろ板の枚数を洗浄終了ろ板枚数カウンタにセットす
る。制御装置は、油圧シリンダー装置を後退させて各ろ
板の離間による開板を可能とし、ろ板移動装置によって
ろ板を順送りするとともに、洗浄装置を往行させなが
ら、センサー手段を通過するろ板の枚数をカウントす
る。洗浄開始ろ板枚数カウンタがカウントアップした時
点で、洗浄装置の往行を停止し、洗浄を開始するろ板を
隣接するろ板との間が開板する状態に保持する。洗浄パ
イプから高圧洗浄水をろ布に向けて噴射しながら、洗浄
パイプをろ板に沿って所定区間である上端から下端まで
の間で昇降し、高圧洗浄水によってろ布を洗浄する。
【０００８】このろ板に対する洗浄が終了した時点で、
センサー手段の出力を受けて洗浄終了ろ板枚数カウンタ
で洗浄を終えたろ板の枚数をカウントし、ろ板移動装置
によって１枚のろ板を順送りするとともに、１枚のろ板
分だけ洗浄装置を往行させ、次のろ板の洗浄を行なう。
この操作を繰り返して洗浄終了ろ板枚数カウンタがカウ
ントアップした時点で、全洗浄操作を終了する。
センサー手段の出力を受けて洗浄終了ろ板枚数カウンタ
で洗浄を終えたろ板の枚数をカウントし、ろ板移動装置
によって１枚のろ板を順送りするとともに、１枚のろ板
分だけ洗浄装置を往行させ、次のろ板の洗浄を行なう。
この操作を繰り返して洗浄終了ろ板枚数カウンタがカウ
ントアップした時点で、全洗浄操作を終了する。
【０００９】したがって、洗浄を開始するろ板までの枚
数および洗浄を開始したろ板から洗浄を終了するまでの
ろ板の枚数を調整することにより、任意の範囲のろ板の
洗浄を行なうことができる。
数および洗浄を開始したろ板から洗浄を終了するまでの
ろ板の枚数を調整することにより、任意の範囲のろ板の
洗浄を行なうことができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１〜図２において、ろ布固定型
フィルタープレスは、本体フレーム１が水平方向に配置
する上部フレーム２と上部フレーム２を支持するスタン
ドフレーム３からなり、上部フレーム２に複数のろ板４
を平行にかつ水平方向に沿って移動自在に懸下してい
る。一側のスタンドフレーム３には油圧シリンダ装置６
を設けており、油圧シリンダ装置６はろ板４に向けて水
平方向に出退し、締込板５を介して各ろ板４を表裏方向
に液密に押圧する。
に基づいて説明する。図１〜図２において、ろ布固定型
フィルタープレスは、本体フレーム１が水平方向に配置
する上部フレーム２と上部フレーム２を支持するスタン
ドフレーム３からなり、上部フレーム２に複数のろ板４
を平行にかつ水平方向に沿って移動自在に懸下してい
る。一側のスタンドフレーム３には油圧シリンダ装置６
を設けており、油圧シリンダ装置６はろ板４に向けて水
平方向に出退し、締込板５を介して各ろ板４を表裏方向
に液密に押圧する。
【００１１】図３に示すように、ろ板４は表裏にろ布７
を配置し、ろ布吊バネ８によって緊張状態に固定保持し
ている。ろ板４は上端両側に設けたろ板支持ローラ９に
おいて上部フレーム２に設けたレール１０に懸下してお
り、上端中央位置に設けたロック金具１１が上部フレー
ム２の内部に設けたろ板移動装置１２に係合する。図４
〜図５に示すように、ろ板移動装置１２は、上部フレー
ム２の両端間に無端状に掛け渡したチェーン１３と、チ
ェーン１３を正逆方向に回転駆動する駆動装置（図示省
略）と、チェーン１３に揺動自在に装着した開板用金具
１４と閉板用金具１５とからなり、閉板用金具１５は、
揺動自在な係合爪１５ａと、係合爪１５ａを閉動方向に
付勢するバネ１５ｂと、連結したロック金具の間に係合
爪が落ち込まないように案内するガイド１５ｃを有して
いる。開板用金具１４はろ板４を離間させる開板時にロ
ック金具１１に係合してろ板４を搬送し、閉板後、閉動
方向に付勢するバネ１５ｂによりろ板４を押し付けて閉
板を確実にし、係合爪１５ａがバネ力を上回って揺動し
てロック金具１１から離間する。閉板用金具１５はろ板
４を閉板させる時にロック金具１１に係合してろ板４を
搬送し、先に搬送したろ板４にガイド１５ｃが当接して
揺動することにより、係合爪１５ａが揺動してロック金
具１１から離間する。
を配置し、ろ布吊バネ８によって緊張状態に固定保持し
ている。ろ板４は上端両側に設けたろ板支持ローラ９に
おいて上部フレーム２に設けたレール１０に懸下してお
り、上端中央位置に設けたロック金具１１が上部フレー
ム２の内部に設けたろ板移動装置１２に係合する。図４
〜図５に示すように、ろ板移動装置１２は、上部フレー
ム２の両端間に無端状に掛け渡したチェーン１３と、チ
ェーン１３を正逆方向に回転駆動する駆動装置（図示省
略）と、チェーン１３に揺動自在に装着した開板用金具
１４と閉板用金具１５とからなり、閉板用金具１５は、
揺動自在な係合爪１５ａと、係合爪１５ａを閉動方向に
付勢するバネ１５ｂと、連結したロック金具の間に係合
爪が落ち込まないように案内するガイド１５ｃを有して
いる。開板用金具１４はろ板４を離間させる開板時にロ
ック金具１１に係合してろ板４を搬送し、閉板後、閉動
方向に付勢するバネ１５ｂによりろ板４を押し付けて閉
板を確実にし、係合爪１５ａがバネ力を上回って揺動し
てロック金具１１から離間する。閉板用金具１５はろ板
４を閉板させる時にロック金具１１に係合してろ板４を
搬送し、先に搬送したろ板４にガイド１５ｃが当接して
揺動することにより、係合爪１５ａが揺動してロック金
具１１から離間する。
【００１２】図６〜図８に示すように、洗浄装置１６
は、上部フレーム２の天井面に設けた走行レール１７上
を往復移動する走行台車装置１８と、走行台車装置１８
の一側に上下方向に配置した昇降用フレーム１９と、昇
降用フレーム１９に沿って昇降し、高圧洗浄水を噴射す
る洗浄パイプ２０と、昇降用フレーム１９の他側に配置
したセンサー装置２１と、走行台車装置１８に設けた走
行駆動装置１８ａおよび洗浄パイプ昇降駆動装置１８ｂ
とを備えている。
は、上部フレーム２の天井面に設けた走行レール１７上
を往復移動する走行台車装置１８と、走行台車装置１８
の一側に上下方向に配置した昇降用フレーム１９と、昇
降用フレーム１９に沿って昇降し、高圧洗浄水を噴射す
る洗浄パイプ２０と、昇降用フレーム１９の他側に配置
したセンサー装置２１と、走行台車装置１８に設けた走
行駆動装置１８ａおよび洗浄パイプ昇降駆動装置１８ｂ
とを備えている。
【００１３】ろ布固定型フィルタープレスは、油圧シリ
ンダー装置６とろ板移動装置１２と洗浄装置１６とを制
御する制御装置（図示省略）を備えており、制御装置に
は、センサー装置２１の出力を受けて、最初のろ板４か
ら洗浄を開始するろ板４までの枚数をカウントする洗浄
開始ろ板枚数カウンタと、洗浄を開始したろ板４から洗
浄を終了するまでの枚数をカウントする洗浄終了ろ板枚
数カウンタとを有している。
ンダー装置６とろ板移動装置１２と洗浄装置１６とを制
御する制御装置（図示省略）を備えており、制御装置に
は、センサー装置２１の出力を受けて、最初のろ板４か
ら洗浄を開始するろ板４までの枚数をカウントする洗浄
開始ろ板枚数カウンタと、洗浄を開始したろ板４から洗
浄を終了するまでの枚数をカウントする洗浄終了ろ板枚
数カウンタとを有している。
【００１４】以下、上記した構成における作用を説明す
る。洗浄時には、洗浄を開始するろ板４までの枚数を制
御装置の洗浄開始ろ板枚数カウンタにセットし、洗浄を
開始したろ板４から洗浄を終了するまでのろ板４の枚数
を洗浄終了ろ板枚数カウンタにセットする。図９〜図１
２に示すように、制御装置は、洗浄装置１６および洗浄
パイプ２０を初期位置へ移動させ、洗浄パイプ２０が下
端位置にあり、洗浄装置１６が後端位置にあることを確
認して後に、油圧シリンダー装置６を前進させてろ板の
全数を閉板し、油圧シリンダー装置６を後退させて後端
位置にて停止させる。この状態で、締込板５が最初のろ
板４から離間し、各ろ板４の離間による開板を可能す
る。
る。洗浄時には、洗浄を開始するろ板４までの枚数を制
御装置の洗浄開始ろ板枚数カウンタにセットし、洗浄を
開始したろ板４から洗浄を終了するまでのろ板４の枚数
を洗浄終了ろ板枚数カウンタにセットする。図９〜図１
２に示すように、制御装置は、洗浄装置１６および洗浄
パイプ２０を初期位置へ移動させ、洗浄パイプ２０が下
端位置にあり、洗浄装置１６が後端位置にあることを確
認して後に、油圧シリンダー装置６を前進させてろ板の
全数を閉板し、油圧シリンダー装置６を後退させて後端
位置にて停止させる。この状態で、締込板５が最初のろ
板４から離間し、各ろ板４の離間による開板を可能す
る。
【００１５】ろ板移動装置１２を運転し、ろ板４を順送
りするとともに、洗浄装置１６の走行駆動装置１８ａを
運転して走行台車装置１８を往行させながら、センサー
装置２１によってろ板４を検出し、通過するろ板４の枚
数を洗浄開始ろ板枚数カウンタでカウントする。洗浄開
始ろ板枚数カウンタがカウントアップした時点で、洗浄
装置１６の往行およびろ板移動装置１２を停止し、洗浄
を開始するろ板４を隣接するろ板４との間が開板する状
態に保持する。洗浄パイプ２０から高圧洗浄水をろ布７
に向けて噴射しながら、洗浄パイプ２０をろ板４に沿っ
て所定区間である上端から下端までの間で所定回数で昇
降し、高圧洗浄水によってろ布７を洗浄する。
りするとともに、洗浄装置１６の走行駆動装置１８ａを
運転して走行台車装置１８を往行させながら、センサー
装置２１によってろ板４を検出し、通過するろ板４の枚
数を洗浄開始ろ板枚数カウンタでカウントする。洗浄開
始ろ板枚数カウンタがカウントアップした時点で、洗浄
装置１６の往行およびろ板移動装置１２を停止し、洗浄
を開始するろ板４を隣接するろ板４との間が開板する状
態に保持する。洗浄パイプ２０から高圧洗浄水をろ布７
に向けて噴射しながら、洗浄パイプ２０をろ板４に沿っ
て所定区間である上端から下端までの間で所定回数で昇
降し、高圧洗浄水によってろ布７を洗浄する。
【００１６】このろ板４に対する洗浄が終了した時点
で、センサー装置２１の出力を受けて洗浄終了ろ板枚数
カウンタで洗浄を終えたろ板４の枚数をカウントし、ろ
板移動装置１２によって１枚のろ板４を順送りするとと
もに、１枚のろ板分４だけ洗浄装置１６を往行させ、次
のろ板４の洗浄を行なう。上述の操作を繰り返して洗浄
終了ろ板枚数カウンタがカウントアップした時点で、全
洗浄操作を終了する。
で、センサー装置２１の出力を受けて洗浄終了ろ板枚数
カウンタで洗浄を終えたろ板４の枚数をカウントし、ろ
板移動装置１２によって１枚のろ板４を順送りするとと
もに、１枚のろ板分４だけ洗浄装置１６を往行させ、次
のろ板４の洗浄を行なう。上述の操作を繰り返して洗浄
終了ろ板枚数カウンタがカウントアップした時点で、全
洗浄操作を終了する。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、制御装置
に、洗浄装置のセンサー手段の出力を受けて、最初のろ
板から洗浄を開始するろ板までの枚数をカウントする洗
浄開始ろ板枚数カウンタと、洗浄を開始したろ板から洗
浄を終了するまでの枚数をカウントする洗浄終了ろ板枚
数カウンタとを設けることにより、洗浄時には、洗浄を
開始するろ板までの枚数を洗浄開始ろ板枚数カウンタに
セットし、洗浄を開始したろ板から洗浄を終了するまで
のろ板の枚数を洗浄終了ろ板枚数カウンタにセットする
ことで、全数のろ板を複数のブロックに区分して各ブロ
ック毎に洗浄を行なうことができ、運転スケジュールに
合わせて任意の時間内において任意の範囲の任意の数量
のろ板を洗浄することができる。
に、洗浄装置のセンサー手段の出力を受けて、最初のろ
板から洗浄を開始するろ板までの枚数をカウントする洗
浄開始ろ板枚数カウンタと、洗浄を開始したろ板から洗
浄を終了するまでの枚数をカウントする洗浄終了ろ板枚
数カウンタとを設けることにより、洗浄時には、洗浄を
開始するろ板までの枚数を洗浄開始ろ板枚数カウンタに
セットし、洗浄を開始したろ板から洗浄を終了するまで
のろ板の枚数を洗浄終了ろ板枚数カウンタにセットする
ことで、全数のろ板を複数のブロックに区分して各ブロ
ック毎に洗浄を行なうことができ、運転スケジュールに
合わせて任意の時間内において任意の範囲の任意の数量
のろ板を洗浄することができる。
【図１】本発明の実施の形態におけるろ布固定型フィル
タープレスの基本構造を示す正面図である。
タープレスの基本構造を示す正面図である。
【図２】同ろ布固定型フィルタープレスの平面図であ
る。
る。
【図３】同ろ布固定型フィルタープレスにおけるろ板の
正面図である。
正面図である。
【図４】同ろ布固定型フィルタープレスにおけるろ板移
動装置の要部拡大図である。
動装置の要部拡大図である。
【図５】同ろ布固定型フィルタープレスにおけるろ板移
動装置の要部拡大図である。
動装置の要部拡大図である。
【図６】同ろ布固定型フィルタープレスにおける洗浄装
置の正面図である。
置の正面図である。
【図７】同ろ布固定型フィルタープレスにおける洗浄装
置の平面図である。
置の平面図である。
【図８】同ろ布固定型フィルタープレスにおける洗浄装
置の側面図である。
置の側面図である。
【図９】同ろ布固定型フィルタープレスにおける洗浄装
置の操作手順を示すフローチャートである。
置の操作手順を示すフローチャートである。
【図１０】同ろ布固定型フィルタープレスにおける洗浄
装置の操作手順を示すフローチャートである。
装置の操作手順を示すフローチャートである。
【図１１】同ろ布固定型フィルタープレスにおける洗浄
装置の操作手順を示すフローチャートである。
装置の操作手順を示すフローチャートである。
【図１２】同ろ布固定型フィルタープレスにおける洗浄
装置の操作手順を示すフローチャートである。
装置の操作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】 １ 本体フレーム ２ 上部フレーム ３ スタンドフレーム ４ ろ板 ５ 締込板 ６ 油圧シリンダ装置 ７ ろ布 ８ ろ布吊バネ ９ ろ板支持ローラ １０ レール １１ ロック金具 １２ ろ板移動装置 １３ チェーン １４ 開板用金具 １５ 閉板用金具 １５ａ 係合爪 １５ｂ バネ １５ｃ ガイド １６ 洗浄装置 １７ 走行レール １８ 走行台車装置 １８ａ 走行駆動装置 １８ｂ 洗浄パイプ昇降駆動装置 １９ 昇降用フレーム ２０ 洗浄パイプ ２１ センサー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B201 AA04 AB15 AB42 BB22 BB46 CD41 4D018 AA03 AA14 AA23 BB27 BB31 BB36 CC02 CC04 CC06 DD01 DD05
Claims (1)
- 【請求項１】 表裏にろ布を固定した複数のろ板と、各
ろ板を平行にかつ水平方向に沿って移動自在に懸下する
フレームと、各ろ板を表裏方向に押圧する油圧シリンダ
ー装置と、各ろ板を水平方向に一枚ずつ順送りするろ板
移動装置と、フレーム上をろ板の配列方向に沿って往復
移動する洗浄装置と、油圧シリンダー装置とろ板移動装
置と洗浄装置とを制御する制御装置とを備え、 洗浄装置は、各ろ板を検出するセンサー手段と、ろ板に
沿って所定区間を昇降し、高圧洗浄水をろ布に向けて噴
射する洗浄パイプとを有し、 制御装置は、センサー手段の出力を受けて、最初のろ板
から洗浄を開始するろ板までの枚数をカウントする洗浄
開始ろ板枚数カウンタと、洗浄を開始したろ板から洗浄
を終了するまでの枚数をカウントする洗浄終了ろ板枚数
カウンタとを有し、予め設定する洗浄開始ろ板枚数に相
当するろ板から洗浄終了ろ板枚数に相当するろ板までを
洗浄することを特徴とするろ布固定型フィルタープレス
のろ布洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33885199A JP2001149704A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | ろ布固定型フィルタープレスのろ布洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33885199A JP2001149704A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | ろ布固定型フィルタープレスのろ布洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001149704A true JP2001149704A (ja) | 2001-06-05 |
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