JP2009247408A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Norihiko Nakahara
紀彦 中原
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Abstract

【課題】打球の高打角化と低スピン化による飛距離の向上効果を低下させることなく、打球方向の安定化を可能にするゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】ヘッド本体4を正規の接地状態にしてフェース部1側から見た正面視において、ヘッド本体4の重心G1からフェース部1に下ろした垂線Lfがフェース面と交わる点G2に対して、ホーゼル6の先端部6aをヘッド本体4の内壁面に固定した接合部8の中心Scがトウ・ヒール方向に離間する距離Xを±10mm以内にする。
【選択図】図2

Description

本発明はゴルフクラブヘッドに関し、更に詳しくは、打球の高打角化と低スピン化による飛距離の向上効果を低下させることなく、打球方向の安定化を可能にするゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルフクラブにより打撃したゴルフボールの飛距離を向上するためには、打撃時のゴルフボールの初速度を大きくすること(高初速度化)、打ち出し角度を大きくすること(高打角化)、及びゴルフボールの逆回転量(バックスピン)を低く抑えること(低スピン化)の3つの条件を満たす必要があることが知られている。このうち高初速度化については、ゴルフクラブヘッドのフェース部を高反発構造にしたものが多数提案されてきた。しかし、高反発クラブの使用規制が2008年から始まることが予定されているため、高反発化による飛距離の向上化対策には限界が生じることが明らかであった。そのため近年では、高打角化と低スピン化の2つの条件を向上するゴルフクラブの開発が行われてきている。
従来、このようなゴルフクラブとして、特許文献1や特許文献2などは、ゴルフクラブヘッドのクラウン部にゴルフクラブシャフトを固定するためのホーゼルを挿入する貫通孔を設け、この貫通孔にホーゼルを弾性材などを介して非接触状態に挿入すると共に、そのホーゼル先端部をヘッド本体の内壁面に固定する構造にしたものを提案している。これらのゴルフクラブによれば、打撃時にクラウン部の貫通孔とホーゼルとの間の非接触部の隙間を介してヘッド本体を傾動させることにより高打角化と低スピン化を可能にし、飛距離を向上することができる。特に、特許文献2のように、ホーゼル先端部のヘッド本体の内壁面に対する固定位置を、ヘッド本体の重心位置よりも下側で、かつシャフトが挿入されるホーゼル本体の中心軸からフェース・バック方向のバック側に5mm以上離れた位置にすることにより、一層飛距離を延ばすことを可能にしている。
しかし、これらのゴルフクラブでは、飛距離の向上は可能になるものの、ゴルフクラブヘッドのフェース部に対して打点位置がばらついた時の打球方向、特にトウ・ヒール方向にばらつきが大きい時の打球方向がスライスやフックになりやすく、安定しないという問題があった。
特許第3611413号公報 特開2005−192706号公報
本発明の目的は、打球の高打角化と低スピン化による飛距離の向上効果を低下させることなく、打球方向の安定化を可能にするゴルフクラブヘッドを提供することにある。
上記の目的を達成する本発明のゴルフクラブヘッドは、フェース面を有するフェース部にソール面を有するソール部とクラウン部とが連接された中空構造のヘッド本体を有し、前記クラウン部に設けた貫通孔にホーゼルが非接触状態で挿入されて、その先端部が前記ヘッド本体の内壁面に固定されるようにしたゴルフクラブヘッドにおいて、前記ヘッド本体を正規の接地状態にしてフェース部側から見た正面視において、前記ヘッド本体の重心(G1)から前記フェース部に下ろした垂線(Lf)が前記フェース面と交わる点(G2)に対して、前記ホーゼルの先端部を前記ヘッド本体の内壁面に固定した接合位置の中心(Sc)がトウ・ヒール方向に離間する距離(X)を±10mm以内にしたことを特徴とするものである。
更に、ヘッド本体を正規の接地状態にしてトウ側から見た側面視において、ヘッド本体の重心(G1)からソール部へ下ろした垂線(Ls)が前記ソール面と交わる点(G3)に対して、ホーゼルの先端部をヘッド本体の内壁面に固定した接合位置の中心(Sc)がフェース・バック方向に離間する距離(Y)を、バック方向に15mm以内にすると共に、フェース方向には、前記ホーゼル本体におけるシャフトが挿入される部分の中心線の延長線が前記ソール面と交わる点(S1)をバック方向に5mm移動した点(S2)までにすることが望ましい。
ホーゼルの先端部をヘッド本体の内壁面に固定する接合位置はソール部にするのがよい。また、クラウン部に設けた貫通孔とホーゼルとの間には弾性材を介挿するのがよい。
本発明のゴルフクラブヘッドによれば、中空構造のヘッド本体のクラウン部に貫通孔を設け、その貫通孔にホーゼルが非接触状態で挿入して、その先端部をヘッド本体の内壁面に固定するようにしたので、クラウン部の貫通孔とホーゼルとの間の非接触部の隙間を介してヘッド本体を傾動させることにより高打角化と低スピン化による飛距離の向上効果を得ることができる。また、ヘッド本体を正規の接地状態にしてフェース部側から見た正面視において、ヘッド本体の重心G1からフェース部に下ろした垂線Lfがフェース面と交わる点G2に対して、ホーゼルの先端部をヘッド本体の内壁面に固定した接合位置の中心Scがトウ・ヒール方向に離間する距離Xを±10mm以内にしたので、ホーゼルの先端とヘッド本体との接合部を重心G1に接近させることで、ゴルフボールの打点がトウ・ヒール方向にばらついたとしても、ゴルフボールに対して打球の方向を左右に傾かないように集束する向きの回転を与えるため、打球方向を安定化することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜4は、本発明の実施形態からなるゴルフクラブヘッドの例を示す。
このゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)は、所定のロフト角αを有するフェース面を備えたフェース部1と、そのフェース部1に連接するクラウン部2及びソール部3とを外殻とする金属製の中空構造のヘッド本体4から構成されている。ヘッド本体4の材料としては、チタンやチタン合金などの低比重金属が好ましく用いられる。クラウン部2には、フェース部1側でかつヒール12寄りの位置に貫通孔5が形成され、その貫通孔5に金属製の筒状のホーゼル6が所定のライ角βをなすように、貫通孔5と非接触状態で挿入されている。
このようなヘッドにおいて、ヘッド本体4に挿入されたホーゼル6の先端部6aは、屈曲してソール部3の内壁面7に接合している。その接合部8の位置は、ヘッド本体4を正規の接地状態にしてフェース側から見た正面視において、ヘッド本体4の重心G1からフェース部に下ろした垂線Lfがフェース面と交わる点G2(フェース面上の重心位置)に対して、接合部8の中心Scがトウ・ヒール方向に離間する距離Xが±10mm以内となっている。距離Xがこの範囲を超えると、ゴルフホールに対する打点がトウ・ヒール方向にばらついたときの打球方向を左右に外れないように集束させる効果が得られなくなる。
ここで、正規の接地状態とは、ヘッド本体4を、ライ角βを規定する基準平面P上に、フェース面がロフト角αをなすように置いた状態を意味する。なお、特に規定がなければ、ライ角は60°とし、フェース角は±0°の状態にする。
このようなヘッドによりゴルフボール(以下、単に「ボール」という。)を打撃すると、図5に示すように、クラウン部2の貫通孔5とホーゼル6との間の非接触部の隙間を介してヘッド本体4が傾動することにより、打球の高打角化と低スピン化による飛距離の向上を達成することができる。
また、図6に示すように、フェース部1のスイートスポットに対してボール10がトウ・ヒール方向にばらついた場合には場合には、打球がスイートスポットからトウ11側に外したとき(図6(a))とヒール12側に外したとき(図6(b))とで、ヘッド本体4が左右に均等に回転変位するので、ギア効果によりボール10に打球方向がスイートスポット側に集束する向きの回転を等しく与えることができ、打球方向を左右にぶれない中央方向に安定化することができる。特に、図6(a)のように打点位置がトウ側にある場合には、打点位置とホーゼル接合部8との間の距離が短くなり、モーメントが小さくなるため、打球の方向性が安定する。なお、図5及び図6ではヘッド本体4の傾動を誇張しており、実際には微小な変位となる。
このように、ヘッド本体4を正規の接地状態にしてフェース部1側から見た正面視において、ヘッド本体4の重心G1からフェース部1に下ろした垂線Lfがフェース面と交わる点G2(フェース面上の重心位置)に対して、ホーゼル6の先端部6aをヘッド本体4の内壁面に固定した接合部8の位置の中心Scがトウ・ヒール方向に離間する距離Xを±10mm以内にしたことにより、ホーゼル6の先端とヘッド本体4との接合部8が重心G1に接近した状態になるため、ボール10の打点がトウ・ヒール方向にばらついても、ボール10に対して打球方向がスイートスポット側に集束する向きの回転を等しく与えることができる。従って、打球の高打角化と低スピン化による飛距離の向上効果を低下させることなく、打球方向を安定化することができる。
ゴルフクラブヘッドによるボールの打撃時におけるヘッド本体4の左右への回転変位を更に等しくするためには、ヘッド本体4を正規の接地状態にしてトウ側から見た側面視において、ヘッド本体4の重心G1からソール部3へ下ろした垂線Lsがソール面と交わる点G3(ソール面上の重心位置)に対して、ホーゼル6の先端部6aをヘッド本体4の内壁面に固定した接合部8の位置の中心Scがフェース・バック方向に離間する距離Yを、バック方向に15mm以内にすると共に、フェース方向には、ホーゼル6の中心線H(ホーゼル6に嵌合するシャフトの中心線と同一)の延長線がソール面と交わる点S1をバック方向に5mm移動した点S2までの間の距離とすることが望ましい。距離Yがこの範囲を超えると、上述した打球方向の安定化効果が低減する。
本発明のゴルフクラブヘッドにおいては、クラウン部2とホーゼル6との隙間13は、ゴムや樹脂などの弾性材により閉塞することが望ましい。そのようにすることで、クラウン部2とホーゼル6の接触による損傷や、ヘッド本体4の内部への水やゴミなどの侵入を防ぐことができる。
ヘッド本体をチタン合金で構成すると共に、その基本構造を図1とし、距離Xと距離Yとを表1のように異ならせた本発明ヘッド(実施例1〜4)と比較ヘッド(比較例1、2)とを製作し、それぞれのヘッドにシャフトを接続して45インチの長さのゴルフクラブにした。なお、距離Xについてはトウ側を、距離Yについてはフェース側を、それぞれプラス方向としている。
これら6種類のゴルフクラブを用いて、試打ロボットによりヘッドスピード40m/秒のスイングによりフェース面のスイートスポット付近で打撃して、打ち出し直後のボールの初速度、打出角及びスピン量と、打球の飛距離及び方向性を測定した。
評価は、ホーゼルの先端がヘッド本体の内壁面に接合しない従来のヘッドにおける測定値を100とする指数で示した。指数値が大きいほど、各測定項目において優れていることを示す。なお、スピン量については、測定値の逆数で評価している。
Figure 2009247408
表1に示す実験結果から、本発明のヘッドはいずれも比較ヘッドに比べて打球方向が安定化していることが分かる。また、高打角化と低スピン化が向上しており飛距離に優れていることが分かる。
本発明の実施形態からなるゴルフクラブヘッドの断面図である。 図1のゴルフクラブヘッドの正面図である。 図1のゴルフクラブヘッドの底面図である。 図1のゴルフクラブヘッドのトウ側から見た側面図である。 本発明のゴルフクラブヘッドでゴルフボールを打撃したときのヘッド本体の変位を示す説明図である。 本発明のゴルフクラブヘッドでゴルフボールを打撃した時の説明図であって、(a)は打球をスイートスポットからトウ側に外した場合を、(b)はヒール側に外した場合を、それぞれ表す。
符号の説明
1 フェース部
2 クラウン部
3 ソール部
4 ヘッド本体
5 貫通孔
6 ホーゼル
6a ホーゼルの先端部
7 ソール部内壁面
8 接合部
10 ボール
11 トウ
12 ヒール
13 隙間

Claims (4)

  1. フェース面を有するフェース部にソール面を有するソール部とクラウン部とが連接された中空構造のヘッド本体を有し、前記クラウン部に設けた貫通孔にホーゼルが非接触状態で挿入されて、その先端部が前記ヘッド本体の内壁面に固定されるようにしたゴルフクラブヘッドにおいて、
    前記ヘッド本体を正規の接地状態にしてフェース部側から見た正面視において、前記ヘッド本体の重心(G1)から前記フェース部に下ろした垂線(Lf)が前記フェース面と交わる点(G2)に対して、前記ホーゼルの先端部を前記ヘッド本体の内壁面に固定した接合位置の中心(Sc)がトウ・ヒール方向に離間する距離(X)を±10mm以内にしたゴルフクラブヘッド。
  2. 前記ヘッド本体を正規の接地状態にしてトウ側から見た側面視において、前記ヘッド本体の重心(G1)から前記ソール部へ下ろした垂線(Ls)が前記ソール面と交わる点(G3)に対して、前記ホーゼルの先端部を前記ヘッド本体の内壁面に固定した接合位置の中心(Sc)がフェース・バック方向に離間する距離(Y)を、バック方向に15mm以内にすると共に、フェース方向には、前記ホーゼル本体におけるシャフトが挿入される部分の中心線の延長線が前記ソール面と交わる点(S1)をバック方向に5mm移動した点(S2)までにした請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記ホーゼルの先端部を前記ヘッド本体の内壁面に固定する接合位置を前記ソール部にした請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記クラウン部に設けた貫通孔と前記ホーゼルとの間に弾性材を介挿した請求項1〜3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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