JP7168502B2 - ウッド型ゴルフクラブセット - Google Patents

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本発明は、ウッド型ゴルフクラブセットに関する。
なお、ここでのセットには、ドライバー(1番ウッド)と称されるゴルフクラブは含まれず、一般的に、フェアウェイウッド、ユーティリティと称されるウッド型ゴルフクラブでロフト角が異なる(番手が異なる)ものを2本以上含んでセット組みされるものが該当する。セット内容としては、例えば、同一シリーズや同一の型番として製造、販売されるもの、或いは、予め複数本のゴルフクラブがセット組みされているものが該当する。
従来、ウッド型ゴルフクラブ(以下、ゴルフクラブと称する)は、中空構造のヘッドを備えたものが主流となっており、打球の飛距離が伸びるようにヘッドを重量化したり、打球がぶれないように、ヘッドを大型化してヘッドの慣性モーメントを高くする等、様々な工夫が施されている。通常、プレーヤは、ラウンドするに際して複数本のゴルフクラブ(ウッド型ゴルフクラブセット)を携行しており、それは同一シリーズや同一型番のゴルフクラブで構築されることが多く、プレーヤは、プレー中、狙う距離やボールの状況等に応じて、番手(ロフト角)が異なるゴルフクラブの中から最適なものを選択して打球している。
通常、フェアウェイウッドのセットは、ロフト角の小さい番手から大きい番手に向けてシャフトが短くなるように構成されており、シャフトが短くなることで、アドレスした際に、前屈み傾向になることから、番手が大きくなるにしたがってライ角を大きくしつつヘッド体積を小さくする、という思想でセット組みしている(例えば、スリクソン(登録商標)Z F85フェアウェイウッドシリーズ(非特許文献1参照)、ブリヂストン(登録商標)TOUR B XD-Fフェアウェイウッドシリーズ(非特許文献2参照))。
ところで、近年の製造技術の向上もあり、セット化されるフェアウェイウッド(ユーティリティセット)の番手間に対する役割が異なりつつある。このため、本発明では、番手毎の役割について、ロフト角が小さい番手(例えば、3番ウッド、4番ウッド)のクラブは、地面の状況が良いフェアウェイからできるだけ距離を出したいときに使用し、ロフト角が大きい番手(例えば、5番ウッド以降のウッド)のクラブは、地面の状況が悪い傾斜地、バンカー、ラフ等であっても確実に打球することができると共に、飛距離を出すことができ、場合によっては、球筋をコントロールしたいときに使用させたい、という役割でセット組みを考慮している。
通常、上記のように小さい番手のクラブは、ロフト角が小さく、シャフトが長く、しかもティーアップしていない状況で距離を出そうとするときに使用することから、その難易度は高い。このため、小さい番手のクラブは、ミスショットし難いように、ヘッドの体積を大きくして低重心化を図る、という思想で作成されている。しかしながら、このような小さい番手のクラブでミスショットをし難いように、ヘッド体積を大きくすると、ヘッドの重心距離が長くなってしまい、インパクト時において、ヘッドがトウダウンする傾向が強くなってしまう(特に、シャフトが長いクラブではトウダウンし易い)。
インパクト時にヘッドがトウダウンすると、フェース面にはロフト角があることから、インパクト時のフェース面が開く状態となってしまい、スライス系の打球が生じ易くなってしまう。そこで、そのようなフェース面の開きを考慮して、フックフェースにすることも行われているが、フックフェースにすると、アドレスした際の違和感が大きくなってしまう。
上記のように、小さい番手のクラブに関し、スイング速度が速い状況での打球、及び、その際のヘッドのトウダウンを考慮すると、クラブのライ角については、トウダウンを考慮して大きいことが好ましい。すなわち、セット組みされているウッド型のクラブにおいて、従来のように、番手が大きくなるにしたがってライ角が大きくなるように設定するのではなく、上記のような番手間に対する役割を考慮して、番手間で適正化することが望ましい。
本件特許出願人は、ONOFF(登録商標) FAIRWAY ARMS KURO(非特許文献3参照)において、セット化されているウッドクラブの番手間(3番ウッドと4番ウッド)で、その役割を明確にするように、高番手のライ角を大きくするのではなく、低番手のライ角を大きくした(3番ウッドのライ角を57.5度、4番ウッドのライ角を57度)ゴルフクラブを組み込んでセット化したものを実施している。
このように、番手間において、低番手のライ角を大きく設定したクラブをセット内に組み込むことで、フェアウェイから飛距離を出したい場合に3番ウッドを使用すると、当該番手間(3番と4番)では、低番手側がトウダウンを考慮したライ角に設定されていることから、従来のセット組みされたクラブと比較すると、番手間で低番手のクラブを使用した際のトウダウンの影響がなくなって、低番手クラブでのスライスを抑制することが可能となる。また、インパクト時のソールの接地位置を当該番手間で揃えることができ、好ましいセットが実現されるようになる。
HYPERLINK "https://golf.dunlop.co.jp/products/srixon/club/z85/wood/f85.html" https://golf.dunlop.co.jp/products/srixon/club/z85/wood/f85.html https://www.bs-golf.com/bs-products/club/fairwood/xd-f.html https://onoff.globeride.co.jp/club/kuro/fairway/index.html
上記のように、セット組みされたクラブの番手間において、低番手側のクラブのライ角を高番手側のクラブよりも大きく設定することで、低番手クラブを使用した際に、トウダウンが生じても、適正なフェース面状態で打球させることができ、スライスを抑制する効果が期待できる。
しかし、番手間において、低番手のクラブは、飛距離を出したいという役割があることを考慮すると、番手間で低番手側のクラブのライ角を大きくしてスライスを抑制するだけでは十分とはいえず、振り易さ、スイングスピード等の面から更に改良する余地がある。この場合、従来のセット化されるクラブは、高番手に移行するに従い、ヘッド容積を減らす、ヘッド高さを小さくする等、ヘッドを小型化することが常識化されており、従来のセット化されているクラブ構成を考慮しただけでは、セット化されているクラブの番手間において、低番手側で十分な飛距離向上を達成し、高番手側で状況が悪い状況でも確実に打球することができると共に飛距離を出すことができ、更には、球筋をコントロールしたいという役割を十分に達成することはできない。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、番手間において、低番手側のクラブを使用した際に、ソールの接地位置を当該番手間で揃えてスライスを減少させ、更に、飛距離の向上が図れると共に、高番手側のクラブを使用した際に、状況が悪い状況でも確実に打球して飛距離を出すことができ、更には、球筋をコントロールするような役割を与えるウッド型ゴルフクラブセットを提供することを目的とする。
上記した問題を解決するために、本発明は、番手毎にロフト角が異なる複数本のウッド型のゴルフクラブを備えたウッド型ゴルフクラブセットにおいて、隣接する番手間のゴルフクラブで、前記ロフト角が小さい低番手側のライ角が大きく、かつ、ヘッドの高さが小さい関係となるゴルフクラブを含んでいることを特徴とする。
通常、ロフトが大きい番手になる程、ライ角は大きく設定されるが、上記したように、セット内の番手間で、低番手側のライ角が大きくなっているゴルフクラブが含まれていると、そのゴルフクラブ(シャフトが長いゴルフクラブ)は、飛距離を出そうとしてスイングスピードを速くしても、トウダウンの影響が少なくなり、当該番手間で接地位置を揃えることができ、スライスを効果的に抑制することができる。また、低番手側のヘッドの高さを小さくしたことで、当該番手間では、低番手側のゴルフクラブの低重心を図ることができ、これにより、高弾道で低スピンの打球を行なうことが可能となる。さらに、ヘッドの高さが低くなることで、空気抵抗が減少してヘッドスピードの向上に寄与し、飛距離を向上することが可能となる。
なお、上記したゴルフクラブセットは、フェアウェイウッドやユーティリティと称されるゴルフクラブで構築されるものが該当し、ロフト角が小さいゴルフクラブと、それよりもロフト角が大きい番手間で、上記した関係になっているものが含まれていれば良い。また、そのようなゴルフクラブセットは、3本以上であっても良く、1番ウッドを除いた複数のゴルフクラブの間の全てにおいて上記した関係となっていても良いし、1組以上でそのような関係となっていれば良い。
本発明によれば、番手間において、低番手側のクラブを使用した際に、ソールの接地位置を当該番手間で揃えてスライスを減少させ、更に、飛距離の向上が図れると共に、高番手側のクラブを使用した際に、状況が悪い状況でも確実に打球して飛距離を出すことができ、更には、球筋をコントロールするような役割を与えるウッド型ゴルフクラブセットが得られる。
本発明に係るウッド型ゴルフクラブセットを構成するゴルフクラブ(フェアウェイウッド)の正面図。 図1に示すゴルフクラブのヘッドの正面図。 図1に示すゴルフクラブのヘッドの側面図。 図1に示すゴルフクラブのヘッドの平面図。
以下、本発明に係るウッド型ゴルフクラブセットの実施形態について説明する。
ウッド型ゴルフクラブセットは、中空構造のヘッドを備えており、ロフト角が異なる複数の番手で構成され、プレーヤは、ティーショットを打ち終わった後、その状況に応じて使い分けする。
この場合、セット組みされるゴルフクラブの本数、番手ごとに設定されるロフト角については任意(製造メーカによって適宜設定される)であるが、高番手に移行するに従い、そのロフト角は大きくなるように設定される。また、各番手のゴルフクラブのヘッドの構造、外観形状、構成材料等については限定されることはないが、各ヘッドは統一性を考慮してセット組みされる。
上記したように、本発明は、ゴルフクラブセットを構築するゴルフクラブのヘッドのライ角、ロフト角、ヘッド高さ、重心距離、ヘッドのフェース・バック方向の幅等のパラメータに特徴があることから、最初に、これらのパラメータの特定方法(定義)について、図1から図4を参照して説明する。なお、ここでの各パラメータの定義については、公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会(JGGA)に準拠したものとされる。
図1及び図2に示すように、金属製の中空ヘッド(ヘッドと称する)3に、シャフト50を装着したゴルフクラブ1において、ソール7をグラウンド(測定基準面)Pに安定した状態で設置する。この場合、フェース5のフェース中心C(ゴルフ規則ペンデュラム測定基準で定義されるフェース中心位置)から垂線Vを下ろした際、測定基準面Pとの接点P1に対して、トウ・ヒール方向でソール7との間で生じる隙間が均等となるようにヘッドを保持する。この状態で、シャフト50の軸線Xと測定基準面Pとの成す角がライ角αとされる。
また、上記したライ角測定状態(ヘッドの保持状態)において、測定基準面Pに対する垂直面V´と、フェース中心Cに接触する接線Yとが成す角度がロフト角βとされる(図3参照)。
また、上記したライ角測定状態(ヘッドの保持状態)において、測定基準面Pからクラウン6の高さが最も高くなる部分がヘッド高さHとされる(図2参照)。このヘッド高さHは、ヘッド3を上記したライ角測定状態にセットして、測定基準面Pとクラウン6との間を、公知のハイトゲージを用いることで測定される。
さらに、上記したライ角測定状態(ヘッドの保持状態)で、ヘッド3を正面視した際のフェース部分のトウ・ヒール方向の幅がフェース幅Wとされる。このフェース幅Wは、フェース5に付された色によって、フェース5とサイド8(トウ側サイド8a,ヒール側サイド8b)との境界が明確な場合、その最大幅で特定される。また、フェースの色が、サイド8との境界で明確でない場合は、フェース5からサイド8(トウ側サイド8a,ヒール側サイド8b)へ繋がる稜線の頂点を基準に測定される。
なお、上記したヘッド高さH、及び、フェース幅Wについては、番手毎に測定する際、全ての番手のヘッドについて、同一の基準で測定されていれば良く、その番手間で、高さ及び長さが相対比較される。
また、図2及び図4で示すように、ヘッド3の重心Gと、シャフト50の軸線Xとの間の距離Lが重心距離となる。この重心距離Lについては、公知の重心測定器(例えば、KAMOSHITA製)を用いて測定される。
次に、本発明のゴルフクラブセットの実施例について説明する。
実施例1に係るゴルフクラブセットは、下記の表1で示すような仕様となる中空構造のヘッドのシリーズを備えており、各クラブのヘッドは、3番ウッド(ロフト角を15°に設定)、4番ウッド(ロフト角を16°に設定)、5番ウッド(ロフト角を18°に設定)、7番ウッド(ロフト角が21°に設定)で構築されている。
Figure 0007168502000001

本実例では、4番ウッドと5番ウッドで、上記したような役割を明確にしてセット組みしている。すなわち、3番ウッド、4番ウッドは、安定したライとなるフェアウェイから最大の距離を出したいときに使用し、5番ウッド、7番ウッドは、ライの状況が悪い時に使用することを考慮している。この場合、7番ウッドについては、シャフト長が短いため、ライ角は、5番ウッドよりも大きく設定されている。
3番ウッド及び4番ウッドは、ティーアップしていない状態からの使用となり、難易度が高いことから、ヘッドの体積を大きくし、重心Gを下げる必要がある。この場合、上述したように、シャフトの長さが長く、ヘッドの体積を大きくしたことで重心距離Lが長くなることから、インパクト時のヘッドのトウダウンが大きくなり、インパクト時では、フックフェースになり易い。したがって、3番及び4番ウッドは、フックフェースに設定する必要性が生じるが、5番ウッドとの関係で、トウダウンを考慮したライ角に設定する(5番ウッドのライ角57°に対して、4番ウッドのライ角はそれよりも大きい57.5°に設定される)ことで、必要以上にフックフェースにする必要がなくなり、目標に向けて構え易くなって飛距離と方向性が安定する。
すなわち、ゴルフクラブセット内の特定の番手間において、ヘッドが大きい低番手のライ角を、高番手のライ角よりも大きく設定することで、当該番手間でインパクトライ角を適正化することができると共に、インパクト時のソールの接地位置を当該番手間で揃えてスライスを抑制(方向の安定性)が図れるようになる。
また、前記番手間では、低番手のヘッドの高さHは、同様に測定される高番手のヘッドの高さHよりも低く設定されている(5番ウッドのヘッド高さ39.6mmに対して、4番ウッドのヘッド高さは、それよりも低い38mmに設定されている)。
低番手のヘッドの高さが低いと、低重心化が図れ、高弾道で低スピンの打球を行なうことが可能となり、また、ヘッドの高さが低くなることで、空気抵抗が減少してヘッドスピードの向上に寄与し、飛距離を向上することが可能となる。この場合、ヘッドの高さについては、1mm低くすることで、プレーヤがアドレスして目視すると、感覚的に低いと感じさせることができ、2mm程度低くすると、確実に低いと感じさせることができる。このため、好ましくは、低番手のヘッドの高さを、高番手のヘッドの高さよりも1~2mmで低くすることが好ましく、これにより、プレーヤに低重心化されているという安心感を与えることができる。なお、セット内のヘッド形状の繋がりのバランスを考慮すると、低番手側を、2mmを超えて低くすることは好ましくない。
上記したセットでは、低番手側のゴルフクラブのヘッドの重心距離Lは、前記高番手側のゴルフクラブのヘッドの重心距離Lよりも長く設定することが好ましい(5番ウッドのヘッドの重心距離が34mmに対して、4番ウッドのヘッドの重心距離は、それよりも長い35.5mmに設定される)。
このように設定することで、低番手側のクラブは、ヘッドが回転し難くなり、フェースの向きが安定して、打球の方向性の安定化が図れる。また、重心距離が長くなることで、スイートスポット位置(打点位置)でのヘッドスピードが速くなり、飛距離の向上が図れる。すなわち、低番手側のクラブは、フェアウェイのようなライが良い状態で使用することを考慮しているため、上記した構成にすることで、飛距離が伸び、方向性が安定することが可能となる。
また、上記した構成では、低番手側のゴルフクラブのヘッドのフェースのトウ・ヒール方向の幅Wは、高番手側のゴルフクラブのヘッドのフェースのトウ・ヒール方向の幅よりも3mm以上長くすることが好ましい。本実施形態では、5番ウッドのヘッドの幅が86mmに対して、4番ウッドのヘッドの幅は、それよりも3mm以上長い92.5mmに設定されている。
このように、低番手側のヘッドのフェースのトウ・ヒール方向の幅Wを3mm以上長くすることで、上記した重心距離Lを効果的に長くすることができ、上記した作用効果を達成し易くなる。この場合、あまり長くし過ぎると、ヘッドが扁平形状になり過ぎて、セット内でのヘッド形状の繋がりが低下するため、7mm以下にすることが好ましい。
また、低番手側のゴルフクラブのヘッドの容積は、高番手側のゴルフクラブのヘッドの容積よりも大きくなるように構成されるが、5cc以下で大きくなるように構成することが好ましい。本実施形態では、5番ウッドのヘッドの容積が160ccに対して、4番ウッドのヘッドの容積は163ccに設定されている。
通常、低番手側のヘッドは、容積は大きくなるが(10cc以上の差がある)か、あまり容積差を大きくし過ぎると、上記したように、ヘッド高さHを高番手よりも低くした関係で、ヘッドが扁平状になってしまい、セットとしてのヘッドの形状の繋がりを考慮すると好ましくはないため、5cc以下で大きくすることが好ましい。
高番手側のクラブ(5番ウッド)については、上記したように、ライが悪い状況(ラフ、バンカー、傾斜地など)で使用するようにしており、そのような悪い状況であっても、確実に飛距離を出せるようにしている。すなわち、スイングスピードよりも操作性を重視することから、ライ角αについては、高番手よりも小さく設定しており、これにより、上手くアジャストさせて、スイングテンポがずれるようなところでも、操作性が良く、コントロールし易くすることができる。
また、ヘッド高さHについても、低番手側よりも厚くすることで、フェースの下側で打球するいわゆるトップや、上側で打球するいわゆるテンプラを生じ難くし、安心感を与えることが可能となる。すなわち、高番手のクラブは、あらゆる状況で打球をするため、低番手のクラブよりもフェースの上下の打点のブレが大きくなることから、ヘッドの高さについては、大きく設定した方が好ましくなり、更には、上級者でヘッドスピードが速いプレーヤにとっても、ヘッドの高さがある程度確保されていることで弾道の高低が安定するようになる。
なお、ヘッドの容積については、高番手側は、ヘッド高さが低番手側よりも高く設定したことで大きくなり易いが、セットとしての繋がりを考慮した場合、低番手側と略同等に近い方がセット組みする上で好ましい(上記したように、5番ウッドのヘッドの容積が160ccに対して、4番ウッドのヘッドの容積は163ccに設定されている)。
さらに、高番手側のヘッドの重心距離Lを、低番手側よりも短く設定することにより、操作性が良くなり、あらゆるシチュエーションでの打球に適した構成にすることが可能となる。
次に、本発明のゴルフクラブセットの別の実施例について説明する。
実施例2に係るゴルフクラブセットは、下記の表2で示すような仕様となる中空構造のヘッドのシリーズを備えており、各クラブのヘッドは、2番ウッド(ロフト角を13.5°に設定)、3番ウッド(ロフト角を15°に設定)、4番ウッド(ロフト角を16°に設定)、5番ウッド(ロフト角を18°に設定)、7番ウッド(ロフト角が21°に設定)、9番ウッド(ロフト角を58°に設定)で構築されている。
Figure 0007168502000002

本実施例では、実施例1と対比して、セットとしてのクラブ本数を増やしているが、4番ウッドと5番ウッドで、上記したような役割を明確にしてセット組みしている。すなわち、2番ウッド、3番ウッド、4番ウッドは、安定したライとなるフェアウェイから最大の距離を出したいときに使用し、5番ウッド以降は、ライの状況が悪い時に使用するようにしている。
このように、セット組みされるゴルフクラブの本数が増えても、そのセット内のある番手間で、上記したライ角の関係及びヘッド高さの関係が満たされれば、それ以外の構成については、適宜、変形してセット組みすることが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、セット組みされる各ウッド型ゴルフクラブのヘッドのライ角、及び、ヘッド高さに関し、ある番手間で上記した役割が明確化されるような関係になっていれば良く、それ以外の構成(ヘッド本体の構成、シャフトの構成、クラブの本数、番手毎のロフト角、ライ角、ヘッド高さ、トウ・ヒール方向の幅)については限定されることはない。また、本発明は、ユーティリティクラブをセット化する上でも適用することが可能である。

Claims (3)

  1. 番手毎にロフト角が異なる複数本のウッド型のゴルフクラブを備え、ドライバーを除いたウッド型ゴルフクラブセットにおいて、
    隣接する番手間のゴルフクラブで、前記ロフト角が小さい低番手側のゴルフクラブのライ角が大きく、ヘッドの高さが小さい関係となり、かつ、フェースのトウ・ヒール方向の幅が、前記高番手側のフェースのトウ・ヒール方向の幅よりも3mm以上長い関係となるゴルフクラブを含んでいることを特徴とするウッド型ゴルフクラブセット。
  2. 前記低番手側のゴルフクラブのヘッドの重心距離は、前記高番手側のゴルフクラブのヘッドの重心距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載のウッド型ゴルフクラブセット。
  3. 前記低番手側のゴルフクラブのヘッドの体積は、前記高番手側のゴルフクラブのヘッドの体積よりも5cc以下で大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のウッド型ゴルフクラブセット。
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