JP2009245892A - 水素流路及び水素流路を備える燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料電池100のアノードセパレータ120に設けられる水素流路121をセパレータ120の対向する辺に沿って設けられる導入部123及び排出部25と、該導入部123と排出部25との間に設けられる分散部128とし、かつ分散部128に平行な流路126、127を形成して、隣あうその平行流路126、127において水素ガスを逆方向に流す。平行流路は導入部123及び排出部25に開口した第1の流路126と排出部25のみに開口した第2の流路127とが交互に配置されている。
【選択図】 図2
Description
そこで、空気と水素ガスを反対方向に流通させることが提案されている。
図1(A)にかかる従来例の燃料電池1の構成を示す。この燃料電池1は燃料電池本体2をアノードセパレータ20とカソードセパレータ30とで挟持した構成である。
燃料電池本体2は固体高分子電解質膜3をアノード側電極4とカソード側電極5とで挟持した構成である。各電極4、5は触媒層6,7及び拡散層8,9を備える。
このように構成された燃料電池本体2はアノードセパレータ20及びカソードセパレータ30で挟持される。図中の符号10はシール材である。
導入部23と排出部25との間には複数の流路が平行に形成されている(平行流路26)。各平行流路26には、図中矢印で示すとおり、導入部23から排出部25方向へ水素ガスが流される。この平行流路26により水素流路の分散部27が形成される。
導入部33と排出部35との間には複数の流路が平行に形成されている(平行流36)。各平行流路36には、図中矢印で示すとおり、導入部33から排出部35方向へ空気が流される。この空気の流れ方向は、アノードセパレータ23の平行流路26における水素流れ方向と逆方向である。
なお、本件に関連する文献として特許文献1を参照されたい。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものである。即ち、この発明の第1の局面は次のように規定される。即ち。
燃料電池のアノードセパレータに設けられる水素流路であって、前記セパレータの対向する辺に沿って設けられる導入部及び排出部と、該導入部と排出部との間に設けられる分散部とを備える水素流路において、
前記分散部は平行な流路を備え、隣あう前記平行流路において水素ガスが逆方向に流れる、ことを特徴とする水素流路。
第1の局面に規定の水素流路において、前記平行流路は前記導入部及び前記排出部に開口した第1の流路と前記排出部のみに開口した第2の流路とが交互に配置されている。
このように規定される第2の局面の水素流路は、水素加圧デッドエンド型の燃料電池に好適に用いられる。当該水素加圧デッドエンド型では、水素排出口を閉塞状態としてかつ水素流路を加圧状態とし、水素が消費されるに応じて水素流路内を水素ガスが流れる。
第2の局面で規定するように、隣あう一方の平行流路(第1の流路)を導入部と排出部に開口し、他方の平行流路(第2の流路)は排出部のみに開口して導入部には開口させない。従って、第1の流路では導入部側から排出部側へと向かう水素ガス流れが生じ、他方第2の流路においては排出部側から導入部側へと向かう水素ガス流れが生じる。即ち、隣り合う平行流路において逆方向の水素ガス流れが生じ、その結果、一対の平行流路をみれば水分状態が平均化される。よって、電解質膜においてもその湿潤状態がより均一化され、燃料電池の出力が安定する。
第1又は第2の局面で規定の水素流路において、前記導入部は前記アノードセパレータの一辺に沿ってU字形に形成されており、
前記燃料電池のカソード側では、前記導入部に対向する部分が空気流れの最下流である。
このように規定される水素流路によれば、水素導入部の流路が長くなるので、乾燥状態の水素ガスがより長く燃料電池本体等に触れて加湿される。ここに、水素導入部に対向するカソード側の部分は空気流れの最下流とされているため、その部分の燃料電池本体は高い湿潤状態となる。従って、長い導入部を流通する際に水素ガスが燃料電池本体の水分で加湿される。
ここに、水素ガスをより効率よく加湿するためには、この発明の第4の局面で規定するように、導入部に直接燃料電池の電解質膜を表出させ、該導入部に対向するカソード側においても空気流路に電解質膜を表出させることが好ましい。即ち、導入部に対向する部分において、燃料電池本体は電極構造を備えず、電解質膜を直接カソードセパレータ及びアノードセパレータに表出させることが好ましい。カソード側からアノード側への水分移動の抵抗が減少し、水素ガスをより効率よく加湿できるとともに、乾燥部位に電極構造を備えないことで発電効率を高めることができる。
アノードセパレータ120において、その水素流路121は導入部123、排出部25及び両者の間に形成される分散部128(平行流路126、127)を備えてなる。
導入部123はアノードセパレータの一辺に沿ってU字形に形成される。即ち、水素ガス導入口22に連通した上側流路124とこの上側流路124から折り返されてかつ上側流路124と平行な下側流路125とを備えている。
図2(A)から明らかなとおり、燃料電池本体2においてこの導入部123に対向する部分には反応層及び拡散層はない。従って、導入部123とカソードセパレータ30の空気排出部35及びその他の空気流路下流部分との間には電解質膜2のみ介在している。これにより、空気流路下流部分の水分がより効率よくアノード側へ浸透し、導入部123を流れる水素ガスを加湿する。
導入部123における流路の折り返しを3段以上とすることができる。この場合においても、U字状部分が含まれている。
第1の流路126と第2の流路127とは同じ径に形成され、導入部123及び排出部25に対して垂直である。
水素ガス排出口24を閉じた状態で、即ちデッドエンド状態で加圧した水素ガスをこの水素流路へ供給すると、図2(B)に矢印で示した水素ガス流が生じる。矢印の長さは水素ガス流の流速を示している。第1の流路126と第2の流路127とは同じ径で形成されているため、水素ガス流の速さは逓減している。
これにより、第1の流路126と第2の流路127で構成される水素流路の分散部128では、当該流路に対向する燃料電池本体において水分の分布がより均一化される。
図6は燃料電池(単セル)100の分解図であり、図7は当該単セル100のスタック状態を示す。図8は燃料電池装置200の斜視図である。図8に示すように、単セル100のスタックの両端には集電板130が取り付けられる。集電板130の側面から集電端子131が立設されている。集電板130には絶縁板133及び終端板135が順次積層されている。
この燃料電池システム300は、水素ガス供給系310、空気供給系330及び冷却系350を備えてなる。
水素ガス供給系310では、水素タンク311の水素ガス圧がレギュレータ313で調圧され、水素導入弁315を介して燃料電池装置200の水素供給口140へ供給される。水素供給口140へ供給された水素ガスは単セル100の水素流路121へ供給される。パージ弁319を所定のタイミングで開閉することにより、燃料電池装置200から水素ガスが排出される。この水素排出ガスを排気空気へ混合させて強制的に水素濃度の低下を図ることが好ましい。
冷却系350は冷却水ポンプ351とラジエータ353を備え、カソードセパレータ30に形成されている冷却水路38へ冷却水を循環させている。
これにより、第1の流路126と第2の流路127で構成される水素流路の分散部128では、当該流路に対向する燃料電池本体2において水分の分布がより均一化される。
Claims (4)
- 燃料電池のアノードセパレータに設けられる水素流路であって、前記セパレータの対向する辺に沿って設けられる導入部及び排出部と、該導入部と排出部との間に設けられる分散部とを備える水素流路において、
前記分散部は平行な流路を備え、隣あう前記平行流路において水素ガスが逆方向に流れる、ことを特徴とする水素流路。 - 前記平行流路は前記導入部及び前記排出部に開口した第1の流路と前記排出部のみに開口した第2の流路とが交互に配置されている、ことを特徴とする水素流路。
- 請求項1又は請求項2に記載の水素流路の導入部は、前記アノードセパレータの一辺に沿ってU字形に形成されており、かつ膜電極接合体を挟んで積層されたカソードセパレータに設けられる酸素流路は、前記U字形の導入部と対向する部分に、空気流れの最下流が配置されている、ことを特徴とする燃料電池。
- 前記導入部に電解質膜が表出しており、該導入部に対向するカソード側においては空気流路に前記電解質膜が表出している、ことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池。
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