JP2009244187A - バランス修正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転機械の回転軸7と一体的に回転する部分である除去対象部1を少なくとも部分的に除去加工して回転機械の回転バランスを修正するバランス修正装置10であって、除去対象部を除去加工する加工装置13と、除去加工時に、加工装置を所定の待機位置から所定の位置に固定された回転軸7の除去対象部へ送ることで除去加工を行う制御装置16と、除去対象部の位置を検知する位置検知装置14と、を備える。制御装置16は、除去加工時に、位置検知装置14が計測した除去対象部の位置に基づいた送り量だけ、加工装置13を除去対象部へ送る。
【選択図】図1
Description
(加工具の送り量)=(目標除去加工質量)÷(除去対象部の比重)÷(各軸方向位置における加工具による加工面積)
前記除去対象部を除去加工する加工装置と、
前記除去加工時に、前記加工装置を所定の待機位置から所定の位置に固定された前記回転軸の前記除去対象部へ送ることで前記除去加工を行う制御装置と、
前記除去対象部の位置を検知する位置検知装置と、を備え、
前記制御装置は、前記除去加工時に、前記位置検知装置が計測した前記除去対象部の前記位置に基づいた送り量だけ、前記加工装置を前記除去対象部へ送る、ことを特徴とするバランス修正装置が提供される。
これにより、回転機械に対し高精度なバランス修正加工を行える。例えば、1μm単位の除去加工深さ(切削深さ)精度を達成することが可能となり、目標除去加工質量と実除去加工質量との誤差を数mg以下にすることが可能になる。
前記制御装置は、前記駆動装置を制御することで前記可動部を前記送り量だけ前記除去対象部へ送り、
前記位置検知装置は、前記可動部に設置される接触センサ部を有し、
前記制御装置が行う前記可動部の移動制御によって接触センサ部を前記除去対象部に接触させることで、前記位置検知装置は該除去対象部の位置を検知する。
即ち、前記加工装置の前記送り量は、待機位置から前記検知位置までの距離に設定加工距離(設定加工深さ)を合わせた距離であるので、前記設定加工距離(設定加工深さ)は、除去加工前の除去対象部の検知位置と、除去加工後の前記加工面の検知位置との差となる。従って、当該差と前記設定加工距離とが一致しない場合には、誤差が発生しているため、当該差と前記設定加工距離とのずれに基づいて、当該ずれが無くなるように次に除去加工を行う時に使用する前記送り量を補正する。これにより、除去加工量の誤差が一層低減される。
図1に示すように、バランス修正装置10は、回転軸7、タービン翼3、コンプレッサ翼5を一体的に回転可能な状態に組み立てた回転体部分の回転バランスを修正する装置である。この回転バランス修正のために、バランス修正装置10は、過給機の回転軸7と一体的に回転する部分である除去対象部1を少なくとも部分的に除去加工する。図2は、図1のII−II線矢視図である。
制御装置16は、除去加工時に、位置検知装置14が検知した除去対象部1の前記位置に基づいた送り量だけ、加工装置13を除去対象部1へ送る。制御装置16が、加工装置13を待機位置から送る量は、前記待機位置から前記検知位置までの距離に設定加工距離(設定加工深さ)を合わせた距離(例えば前記計測距離)である。当該待機位置は、具体的には、加工装置13が前記待機位置にある状態における予め分かっている加工具13aの先端位置(即ち、設定加工具位置)である。
また、制御装置16は、駆動装置13cを制御することで、加工装置13(図2の例では、可動部13b)を回転軸7の軸方向(図2の左右方向)だけでなく、該軸方向と垂直な水平方向(図2の上下方向)にも移動させることができる。除去対象部1の軸方向位置を検知する場合には、除去対象部1(の設定目標加工位置)と位置検知装置14(図2の例では、接触センサ部14a)とが前記軸方向の同一直線上に位置するように可動部13bを移動させた上で、可動部13bを除去対象部1へ向けて前記軸方向に移動させる。即ち、接触センサ部14aが前記待機位置に位置するように可動部13bを移動させた上で、可動部13bを除去対象部1へ向けて前記軸方向に移動させる。一方、除去対象部1の除去加工を行う場合には、除去対象部1(の設定目標加工位置)と加工装置13(図2の例では、加工具13a)とが軸方向の同一直線上に位置するように可動部13bを移動させた上で、可動部13bを除去対象部1へ向けて軸方向に移動させる。即ち、加工具13aが前記待機位置に位置するように可動部13bを移動させた上で、可動部13bを除去対象部1へ向けて前記軸方向に移動させる。
これにより、回転機械に対し高精度なバランス修正加工を行える。例えば、1μm単位の除去加工深さ(切削深さ)精度を達成することが可能となり、目標除去加工質量と実除去加工質量との誤差を数mg以下にすることが可能になる。
回転軸7の被把持部7bは図1と図4に示される。図4は図1のIV−IV線矢視図である。好ましくは、図4に示すように、回転軸7の被把持部7bには、複数のコレット爪21間の前記各隙間にそれぞれ挿入される突起部23が、周方向に複数形成されている。これにより、回転軸7をその回転方向に一層強固に固定できる。
このようなコレットチャック機構19による回転軸7の固定では、回転軸7とコレットチャック機構19との間に回転軸7の回転方向(周方向)に遊びを生じさせることがないので、後述の除去加工中に回転軸7が回転方向にずれることを確実に防止できる。
Claims (3)
- 回転機械の回転軸と一体的に回転する部分である除去対象部を少なくとも部分的に除去加工して回転機械の回転バランスを修正するバランス修正装置であって、
前記除去対象部を除去加工する加工装置と、
前記除去加工時に、前記加工装置を所定の待機位置から所定の位置に固定された前記回転軸の前記除去対象部へ送ることで前記除去加工を行う制御装置と、
前記除去対象部の位置を検知する位置検知装置と、を備え、
前記制御装置は、前記除去加工時に、前記位置検知装置が計測した前記除去対象部の前記位置に基づいた送り量だけ、前記加工装置を送る、ことを特徴とするバランス修正装置。 - 前記加工装置は、前記除去対象部を除去加工する加工具と、該加工具が設置される可動部と、該可動部を移動させる駆動装置と、を有し、
前記制御装置は、前記駆動装置を制御することで前記可動部を前記送り量だけ前記除去対象部へ送り、
前記位置検知装置は、前記可動部に設置される接触センサ部を有し、
前記位置検知装置は、前記制御装置が行う前記可動部の送り制御によって接触センサ部を前記除去対象部に接触させることで、該除去対象部の位置を検知する、ことを特徴とする請求項1に記載のバランス修正装置。 - 前記制御装置が、前記送り量だけ前記加工装置を送ることで前記除去加工を行った後、前記位置検知装置は、該除去加工された除去対象部の加工面の位置を検知し、前記制御装置は、前記加工面の前記位置に基づいて、次に除去加工を行う時に使用する前記送り量を補正する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のバランス修正装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012002724A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Ihi Corp | バランサー |
JP2019200219A (ja) * | 2019-08-30 | 2019-11-21 | 国際計測器株式会社 | 動釣合い試験機 |
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2008
- 2008-03-31 JP JP2008092966A patent/JP5327696B2/ja active Active
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CN116593070B (zh) * | 2023-07-18 | 2023-09-26 | 山东现大精密机械有限公司 | 一种磨床砂轮检测修复用的动平衡测试装置 |
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