JP2009104316A - 回転構造物の位置制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】精度の高い位置制御を実施することができ、より高精度な加工等の実現に寄与することができる回転構造物の位置制御方法を提供する。
【解決手段】回転構造物の重力に起因する弾性変形量δgを、回転角度θ及びたわみ剛性係数Kgを用いて算出する第1工程と、回転構造物の遠心力に起因する弾性変形量δωを、回転角速度ω、回転軸からの距離R、及びたわみ剛性係数Kωを用いて算出する第2工程と、重力に起因する弾性変形量δgと遠心力に起因する弾性変形量δωとを加算して位置誤差δrを算出する第3工程と、位置誤差δrを補正量δY及びδZとして出力する第4工程とを実行するようにした。
【選択図】図3
【解決手段】回転構造物の重力に起因する弾性変形量δgを、回転角度θ及びたわみ剛性係数Kgを用いて算出する第1工程と、回転構造物の遠心力に起因する弾性変形量δωを、回転角速度ω、回転軸からの距離R、及びたわみ剛性係数Kωを用いて算出する第2工程と、重力に起因する弾性変形量δgと遠心力に起因する弾性変形量δωとを加算して位置誤差δrを算出する第3工程と、位置誤差δrを補正量δY及びδZとして出力する第4工程とを実行するようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は、たとえば多軸工作機械等に備えられる回転構造物の位置を制御するための制御方法に関するものである。
近年、付加価値のより高い製品が要求されることから、多軸工作機械の使用が増加しており、該多軸工作機械における加工精度の向上が望まれている。そこで、高精度な位置制御(回転角度制御)を可能とすべく、たとえば特許文献1に記載されているような制御装置が考案されている。
以下、特許文献1に記載の制御装置及び該制御装置における位置制御方法について説明する。特許文献1に記載の制御装置は、回転軸の近傍に回転速度検出器や回転角度検出器を備えており、回転軸をバネ及び剛体と仮定して、上記回転速度検出器等より得られる制御情報に基づいてねじり変形による回転角度誤差量等を推定し、該推定値に基づいてトルク指令値を補正するようになっている。
以下、特許文献1に記載の制御装置及び該制御装置における位置制御方法について説明する。特許文献1に記載の制御装置は、回転軸の近傍に回転速度検出器や回転角度検出器を備えており、回転軸をバネ及び剛体と仮定して、上記回転速度検出器等より得られる制御情報に基づいてねじり変形による回転角度誤差量等を推定し、該推定値に基づいてトルク指令値を補正するようになっている。
回転構造物を回転させた際、主に重力や遠心力等に起因して、回転構造物に回転軸の半径方向へ変形が生じ、位置誤差が生じる。しかしながら、特許文献1に記載の制御方法では、当該半径方向への回転構造物の弾性変形を考慮していないため、位置制御の精度が劣るという課題を抱えている。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、精度の高い位置制御を実施することができ、より高精度な加工等の実現に寄与することができる回転構造物の位置制御方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、回転構造物を回転動作させるためのNC位置指令から算出される回転角度、回転角速度、及び前記回転構造物の回転軸からの距離をもとに、前記回転構造物に生じる半径方向への弾性変形に伴う位置誤差を補正する位置制御方法であって、前記回転構造物の重力に起因する弾性変形量を、前記回転角度及び重力たわみ剛性係数を用いて算出する第1工程と、前記回転構造物の遠心力に起因する弾性変形量を、前記回転角速度、前記回転軸からの距離及び遠心力たわみ剛性係数を用いて算出する第2工程と、少なくとも前記重力に起因する弾性変形量及び前記遠心力に起因する弾性変形量を含んだ位置誤差を算出する第3工程と、前記位置誤差を補正量として出力する第4工程とを実行することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転構造物の制御対象位置に応じて、重力たわみ剛性係数及び/又は遠心力たわみ剛性係数を、予め設定されたテーブルからの選択又は予め設定されている所定の関数にもとづく算出により決定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項3に記載の発明は、回転構造物に取り付けられた荷重測定器が測定する前記回転構造物の半径方向へかかる荷重をもとに、前記回転構造物に生じる半径方向への弾性変形に伴う位置誤差を補正する位置制御方法であって、前記荷重及び前記回転構造物の半径方向たわみ係数を用いて、前記回転構造物の半径方向への弾性変形量を位置誤差として算出する第1工程と、前記位置誤差を補正量として出力する第2工程とを実行することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、回転構造物の制御対象位置に応じて、半径方向たわみ剛性係数を、予め設定されたテーブルからの選択又は予め設定されている所定の関数にもとづく算出により決定する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転構造物の制御対象位置に応じて、重力たわみ剛性係数及び/又は遠心力たわみ剛性係数を、予め設定されたテーブルからの選択又は予め設定されている所定の関数にもとづく算出により決定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項3に記載の発明は、回転構造物に取り付けられた荷重測定器が測定する前記回転構造物の半径方向へかかる荷重をもとに、前記回転構造物に生じる半径方向への弾性変形に伴う位置誤差を補正する位置制御方法であって、前記荷重及び前記回転構造物の半径方向たわみ係数を用いて、前記回転構造物の半径方向への弾性変形量を位置誤差として算出する第1工程と、前記位置誤差を補正量として出力する第2工程とを実行することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、回転構造物の制御対象位置に応じて、半径方向たわみ剛性係数を、予め設定されたテーブルからの選択又は予め設定されている所定の関数にもとづく算出により決定する。
請求項1に記載の発明によれば、回転動作により回転構造物に生じる回転軸の半径方向への弾性変形量を推定し、位置誤差δrとして補正するため、回転軸の半径方向への弾性変形量を考慮していない従来の位置制御方法と比較して、精度の高い位置制御を実施することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、回転動作により回転構造物に生じる回転軸の半径方向への弾性変形量を算出し、位置誤差δrとして補正するため、回転軸の半径方向への弾性変形量を考慮していない従来の位置制御方法と比較して、精度の高い位置制御を実施することができる。さらに、NC位置指令にもとづいて推定するのではなく、荷重測定器にて測定された実際の荷重Frをもとに位置誤差δrを算出するため、より正確な位置制御を実現することができる。
加えて、請求項2及び4に記載の発明によれば、各たわみ剛性係数を、回転構造物の制御対象位置に応じて、予め設定されたテーブルからの選択又は予め設定されている所定の関数にもとづく算出により決定するようにしている。したがって、更に精度の高い位置制御を実施することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、回転動作により回転構造物に生じる回転軸の半径方向への弾性変形量を算出し、位置誤差δrとして補正するため、回転軸の半径方向への弾性変形量を考慮していない従来の位置制御方法と比較して、精度の高い位置制御を実施することができる。さらに、NC位置指令にもとづいて推定するのではなく、荷重測定器にて測定された実際の荷重Frをもとに位置誤差δrを算出するため、より正確な位置制御を実現することができる。
加えて、請求項2及び4に記載の発明によれば、各たわみ剛性係数を、回転構造物の制御対象位置に応じて、予め設定されたテーブルからの選択又は予め設定されている所定の関数にもとづく算出により決定するようにしている。したがって、更に精度の高い位置制御を実施することができる。
[実施例1]
以下、本発明に係る位置制御方法の第1実施例について説明する。
以下、本発明に係る位置制御方法の第1実施例について説明する。
まず、制御装置による制御対象となる回転構造物1について説明する。図1は、回転構造物1を示した説明図であり、図2は、回転構造物1を模式的に示した説明図である。尚、図2では、図1におけるX軸方向を、紙面の表裏方向として示している。
回転構造物1は、たとえば5軸制御立形マシニングセンタ等の工作機械に設置されるトラニオン構造の二軸ユニットであって、図示しない軸受等に支持された旋回軸部4、4を軸としてX軸と平行なA軸周りで揺動自在(回転動作)なトラニオン2、及びトラニオン2上で回転自在なテーブル3とを備えてなる。
回転構造物1は、たとえば5軸制御立形マシニングセンタ等の工作機械に設置されるトラニオン構造の二軸ユニットであって、図示しない軸受等に支持された旋回軸部4、4を軸としてX軸と平行なA軸周りで揺動自在(回転動作)なトラニオン2、及びトラニオン2上で回転自在なテーブル3とを備えてなる。
一方、上記トラニオン2の動作を制御する制御装置について、図3及び4をもとに説明する。図3は、A軸周りでの回転動作に係る制御機構を示したブロック構成図であり、図4は、回転軸以外の軸方向への動作に係る制御機構を示したブロック構成図である。
図3に示す如く、制御装置では、トラニオン2のA軸周りでの回転動作の制御に係り、NC装置10から入力されるNC位置指令と、トラニオン2を回転させるモータ(駆動部)11に設けられた角度検出器12からの位置フィードバック信号との偏差が0になるような位置制御ループが組まれている。また、微分器13により位置フィードバック信号を微分して得られる速度フィードバック信号と、位置制御部14からの出力信号とを速度制御部15にて比較するとした速度制御ループが、上記位置制御ループの内側に組まれている。尚、速度制御部15から出力されるトルク指令信号は、トルク/電流制御部16を介してモータ11へ伝達される。
図3に示す如く、制御装置では、トラニオン2のA軸周りでの回転動作の制御に係り、NC装置10から入力されるNC位置指令と、トラニオン2を回転させるモータ(駆動部)11に設けられた角度検出器12からの位置フィードバック信号との偏差が0になるような位置制御ループが組まれている。また、微分器13により位置フィードバック信号を微分して得られる速度フィードバック信号と、位置制御部14からの出力信号とを速度制御部15にて比較するとした速度制御ループが、上記位置制御ループの内側に組まれている。尚、速度制御部15から出力されるトルク指令信号は、トルク/電流制御部16を介してモータ11へ伝達される。
一方、制御装置では、回転軸以外の軸方向(たとえば、Y軸やZ軸方向)への動作制御についても、NC装置10から入力されるNC位置指令と、トラニオン2のY軸やZ軸方向での位置を検出するための位置検出器25からの位置フィードバック信号との偏差が0になるような位置制御ループが組まれているとともに、上記同様の速度制御ループが該位置制御ループの内側に組まれている。
上記制御装置による制御のもと、回転構造物1(トラニオン2及びテーブル3)をA軸周りで回転させると、図2に示す如く、重力や遠心力に起因して回転構造物1に弾性変形が生じ、制御対象位置に位置誤差δrが生じる。そこで、制御装置に、当該位置誤差δrを推定するための誤差推定装置20を設け、該誤差推定装置20へ、回転構造物1の回転角度θ、回転構造物1の回転角速度ω、回転構造物1の回転軸からの距離RをNC位置指令にもとづき算出して入力することにより、位置誤差δrを推定し補正するというフィードフォワード補正を行う。
以下、上記フィードフォワード補正制御について詳述する。
誤差推定装置20には、回転構造物1の重力によるたわみ剛性Kg、及び回転構造物1の遠心力によるたわみ剛性Kωが予めテーブル等に設定されている。そして、NC位置指令にもとづき、回転構造物1の回転角速度ω等が入力されると、たわみ剛性Kgを用い、下式(1)にて重力に起因する弾性変形量δgを算出するとともに、たわみ剛性Kωを用い、下式(2)にて遠心力に起因する弾性変形量δωを算出し、両変形量の和をとって(下式(3))位置誤差δrとする。
誤差推定装置20には、回転構造物1の重力によるたわみ剛性Kg、及び回転構造物1の遠心力によるたわみ剛性Kωが予めテーブル等に設定されている。そして、NC位置指令にもとづき、回転構造物1の回転角速度ω等が入力されると、たわみ剛性Kgを用い、下式(1)にて重力に起因する弾性変形量δgを算出するとともに、たわみ剛性Kωを用い、下式(2)にて遠心力に起因する弾性変形量δωを算出し、両変形量の和をとって(下式(3))位置誤差δrとする。
さらに、誤差推定装置20は、上式(1)、(3)により算出される位置誤差δrの各軸方向成分(ここでは、δY及びδZ)を算出し、各軸方向への移動を制御する制御機構へ補正量として出力し、フィードフォワード制御により位置誤差を補正する。
尚、図2に示すタイプのものでは、δY=δr・cosθ、δZ=δr・sinθにて算出することができる。
尚、図2に示すタイプのものでは、δY=δr・cosθ、δZ=δr・sinθにて算出することができる。
以上のような位置制御方法によれば、回転動作により回転構造物に生じる回転軸の半径方向への弾性変形量を推定し、位置誤差δrとして補正するため、回転軸の半径方向への弾性変形量を考慮していない従来の位置制御方法と比較して、精度の高い位置制御を実施することができる。
[実施例2]
以下、本発明に係る位置制御方法の第2実施例について説明する。図5は、第2実施例におけるA軸周りでの回転動作に係る制御機構を示したブロック構成図である。尚、第1実施例と同じ構成要素については同じ符号を付している。
第2実施例に係る位置制御方法では、回転構造物1に半径方向へかかる荷重を測定可能な荷重測定器28を取り付け、誤差測定装置20において荷重測定器28が測定する荷重Frを検出可能としており、誤差推定装置20は、荷重測定器28が測定した荷重Frにもとづいて位置誤差δrを算出する。当該算出にあたっては、誤差推定装置20に予め合成たわみ剛性係数Krを設定しておき、δr=Fr/Krにより算出する。尚、位置誤差δrの各軸方向成分を求めるべく、誤差推定装置20へはNC位置指令にもとづく回転角度θ等が入力されている。
以下、本発明に係る位置制御方法の第2実施例について説明する。図5は、第2実施例におけるA軸周りでの回転動作に係る制御機構を示したブロック構成図である。尚、第1実施例と同じ構成要素については同じ符号を付している。
第2実施例に係る位置制御方法では、回転構造物1に半径方向へかかる荷重を測定可能な荷重測定器28を取り付け、誤差測定装置20において荷重測定器28が測定する荷重Frを検出可能としており、誤差推定装置20は、荷重測定器28が測定した荷重Frにもとづいて位置誤差δrを算出する。当該算出にあたっては、誤差推定装置20に予め合成たわみ剛性係数Krを設定しておき、δr=Fr/Krにより算出する。尚、位置誤差δrの各軸方向成分を求めるべく、誤差推定装置20へはNC位置指令にもとづく回転角度θ等が入力されている。
以上のような位置制御方法によっても、回転動作により回転構造物に生じる回転軸の半径方向への弾性変形量を算出し、位置誤差δrとして補正するため、回転軸の半径方向への弾性変形量を考慮していない従来の位置制御方法と比較して、精度の高い位置制御を実施することができる。また、NC装置1からのNC位置指令にもとづいて推定するのではなく、荷重測定器28にて測定された実際の荷重Frをもとに位置誤差δrを算出するため、より正確な位置制御を実現することができる。
なお、本発明の位置制御方法に係る構成は、上記実施形態に記載の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、誤差推定装置がたわみ剛性係数Kg、Kω、Krを関数により算出するようにしてもよいし、回転構造物を弾性体とみなした場合、回転構造物全体が同様に変形するわけではないことに着目して、誤差推定装置が、たわみ剛性係数Kg、Kω、Krを制御対象位置の回転軸からの距離Rに応じて適宜テーブル等から選択又は予め設定されている所定の関数により算出し決定するようにしてもよい。このように、位置誤差の算出に使用するたわみ剛性係数Kg、Kω、Krを、制御対象位置に応じて選択決定することにより、更に精度の高い位置制御を実施することができる。
また、回転構造物の弾性変形による角度誤差を補正する位置制御と並行に実施することで、より高度で正確な位置制御を実現することも可能である。
さらに、制御対象となる回転構造物の構成も、上述したようなトラニオンに限定されることはなく、テーブルが旋回しないトラニオン等であっても何ら問題はない。
たとえば、誤差推定装置がたわみ剛性係数Kg、Kω、Krを関数により算出するようにしてもよいし、回転構造物を弾性体とみなした場合、回転構造物全体が同様に変形するわけではないことに着目して、誤差推定装置が、たわみ剛性係数Kg、Kω、Krを制御対象位置の回転軸からの距離Rに応じて適宜テーブル等から選択又は予め設定されている所定の関数により算出し決定するようにしてもよい。このように、位置誤差の算出に使用するたわみ剛性係数Kg、Kω、Krを、制御対象位置に応じて選択決定することにより、更に精度の高い位置制御を実施することができる。
また、回転構造物の弾性変形による角度誤差を補正する位置制御と並行に実施することで、より高度で正確な位置制御を実現することも可能である。
さらに、制御対象となる回転構造物の構成も、上述したようなトラニオンに限定されることはなく、テーブルが旋回しないトラニオン等であっても何ら問題はない。
1・・回転構造物、2・・トラニオン、3・・テーブル、4・・旋回軸部、10・・NC装置、11・・モータ、12・・角度検出器、13・・微分器、14・・位置制御部、15・・速度制御部、16・・トルク/電流制御部、20・・誤差推定装置、21・・制御対象位置演算部、25・・位置検出器、28・・荷重測定器。
Claims (4)
- 回転構造物を回転動作させるためのNC位置指令から算出される回転角度、回転角速度、及び前記回転構造物の回転軸からの距離をもとに、前記回転構造物に生じる半径方向への弾性変形に伴う位置誤差を補正する位置制御方法であって、
前記回転構造物の重力に起因する弾性変形量を、前記回転角度及び重力たわみ剛性係数を用いて算出する第1工程と、
前記回転構造物の遠心力に起因する弾性変形量を、前記回転角速度、前記回転軸からの距離及び遠心力たわみ剛性係数を用いて算出する第2工程と、
少なくとも前記重力に起因する弾性変形量及び前記遠心力に起因する弾性変形量を含んだ位置誤差を算出する第3工程と、
前記位置誤差を補正量として出力する第4工程と
を実行する回転構造物の位置制御方法。 - 回転構造物の制御対象位置に応じて、重力たわみ剛性係数及び/又は遠心力たわみ剛性係数を、予め設定されたテーブルからの選択又は予め設定されている所定の関数にもとづく算出により決定する請求項1に記載の回転構造物の位置制御方法。
- 回転構造物に取り付けられた荷重測定器が測定する前記回転構造物の半径方向へかかる荷重をもとに、前記回転構造物に生じる半径方向への弾性変形に伴う位置誤差を補正する位置制御方法であって、
前記荷重及び前記回転構造物の半径方向たわみ係数を用いて、前記回転構造物の半径方向への弾性変形量を位置誤差として算出する第1工程と、
前記位置誤差を補正量として出力する第2工程と
を実行する回転構造物の位置制御方法。 - 回転構造物の制御対象位置に応じて、半径方向たわみ剛性係数を、予め設定されたテーブルからの選択又は予め設定されている所定の関数にもとづく算出により決定する請求項3に記載の回転構造物の位置制御方法。
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JP2007274052A JP2009104316A (ja) | 2007-10-22 | 2007-10-22 | 回転構造物の位置制御方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010123037A1 (ja) | 2009-04-22 | 2010-10-28 | 富士フイルム株式会社 | 腸内細菌叢構成比率調整剤 |
CN103273034A (zh) * | 2013-05-16 | 2013-09-04 | 新兴河北工程技术有限公司 | 球墨铸铁管离心机主机行走速度自动控制装置 |
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2007
- 2007-10-22 JP JP2007274052A patent/JP2009104316A/ja active Pending
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