JP2009241749A - 撮像手段の収納部材、および除去装置 - Google Patents

撮像手段の収納部材、および除去装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像画像を不鮮明する原因となる汚染物質が、特に車両の後方を撮像する撮像手段に対して付着し難くし、撮像手段からの鮮明な撮像画像を提供することができるようにする。
【解決手段】除去装置1において収納部材30は、車両の後方を撮像する後方カメラ11を内部に収納するものであって、後方カメラ11の後方側端部よりも車両の後方に延び、少なくとも後方カメラ11の後方側端部よりも後方側の部位が、車両の後方に向かうにつれて連続的に細くなる先細り形状とされている。つまり、収納部材30は、車両の前後方向と直行する平面で収納部材30を切断したときに、車両の後方に向かうにつれて連続的に断面積が小さくなるよう設定されている。このように、収納部材30の形状が車両の後方に向けて先細り形状にされていれば、車両の走行時において収納部材30後端部近傍の空気の流れを安定させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像手段を内部に収納する収納部材、および撮像手段に付着した雨滴や埃等の汚染物質を除去する除去装置に関する。
従来、上記除去装置として、カメラ(撮像手段)の表面に付着した雨滴を圧電素子の振動によって霧化する手法を用いて雨滴を除去するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−082062号公報
しかしながら、特許文献1には、カメラに雨滴が付着し難くする工夫がなされていないので、カメラに付着する雨滴の量によっては除去装置による雨滴の除去が間に合わず、撮像手段による撮像画像が雨滴によって不鮮明になるという問題点があった。
そこで、このような問題点を鑑み、撮像画像を不鮮明する原因となる汚染物質が、特に車両の後方を撮像する撮像手段に対して付着し難くし、撮像手段からの鮮明な撮像画像を提供することができるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の収納部材は、車両の後方を撮像する撮像手段を内部に収納するものであって、撮像手段の後方側端部よりも車両の後方に延び、車両の後方に向かうにつれて連続的に細くなる先細り形状とされている。
このように、収納部材の形状が車両の後方に向けて先細り形状にされていれば、車両の走行時において収納部材後端部近傍の空気の流れを安定させることができる。このため、撮像手段による撮像画像を不鮮明にする汚染物質(雨滴、砂、泥、埃等)が走行時における空気の流れとともに飛来してきたとしても、この汚染物質が撮像手段による撮像範囲内の部位に付着し難くすることができる。
なお、本発明における「撮像範囲内の部位」とは、収納部材や撮像手段の一部であって、汚染物質が付着するとこの汚染物質が撮像手段による撮像画像内に移り込む部位を示す。具体的には、収納部材の後端部が開口している場合(請求項2の構成)において、撮像手段による撮像範囲内の部位とは、撮像手段における撮像方向側の面(つまり、撮像手段における車両後方側の面であって、具体的には撮像手段のレンズ等)を示す。
また、収納部材の後端部(撮像手段の撮像範囲)が、光を透過するカバー部材(カバー部材は請求項1の文言上は収納部材の一部分として記載している。)で覆われている場合において、撮像手段による撮像範囲内の部位とは、このカバー部材を示す。
さらに、本発明でいう「先細り形状」とは、車両の前後方向と直行する平面で収納部材を切断したときに、車両の後方に向かうにつれて連続的に断面積が小さくなることを示す。
ところで、請求項1に記載の収納部材においては、請求項2に記載のように、撮像手段
における撮像範囲内の少なくとも一部を含む領域に開口部を備えており、開口部から収納部材の内側に向かうにつれて開口部の大きさが小さくなるよう構成されていてもよい。
このような収納部材によれば、収納部材が後方に開口部を有する構成であったとしても、奥に向かうにつれて開口部が小さくなっているので、汚染物質が開口部の内部に侵入し難くすることができる。よって、汚染物質が撮像手段による撮像範囲内の部位に付着し難くすることができる。
なお、本発明において、「開口部が小さくなる」とは、車両の前後方向と直行する平面で収納部材を切断したときに、車両の前方に向かうにつれて連続的に断面積が小さくなることを示す。
次に、上記目的を達成するためには、請求項3に記載のように、請求項1に記載の収納部材と、撮像手段による撮像範囲側の部位において付着した汚染物質または雨滴を除去する除去手段と、を備えた構成にしてもよい。
このような除去装置によれば、仮に汚染物質が撮像手段による撮像範囲に付着したとしても、除去手段によって汚染物質を除去することができる。このとき、特に車両の走行中に撮像手段による撮像範囲側の部位に付着する汚染物質を少なくすることができるので、除去手段の作動負荷を小さくすることができる。
なお、除去手段は、収納部材の内部に配置されていてもよいし、外部に配置されていてもよい。
また、請求項3に記載の除去装置においては、請求項4に記載のように、車両の走行速度を検出する速度検出手段による検出結果を取得する速度検出結果取得手段と、取得された速度が、予め設定された速度閾値未満であるか否かを判定し、この速度が速度閾値未満である場合のみに除去手段を作動させる第1作動制御手段と、を備えていてもよいし、請求項5に記載のように、車両の乗員が降車しようとする兆候を検出する兆候検出手段による検出結果を取得する兆候取得手段と、乗員が降車する兆候が検出された場合のみに除去手段を作動させる第2作動制御手段と、を備えていてもよい。
このような除去装置によれば、除去手段を作動させない時間帯を設けているので、常に除去手段を作動させる構成と比較して、省エネに貢献することができる。特に、請求項4に記載の除去装置によれば、車速が遅くなったときに除去手段を作動させるので、低速時における安全確認を鮮明な画像で実施することができる。
また、請求項5に記載の除去装置によれば、乗員が降車しようとする際に除去手段を作動させるので、乗員の降車時(つまりドアの開閉前)における安全確認を鮮明な画像で実施することができる。
さらに、これらの除去装置によれば、車速が遅くなれば水滴が付着し易くなる形状を有する収納部材を採用する場合(例えば、収納部材の周囲の空気の流れが層流となるように、収納部材の後方に流線型かつ透明のカバー部材を設けた場合等)であっても、低速時(乗員の降車時)における安全確認を鮮明な画像で実施することができる。
また、請求項3に記載の除去装置においては、請求項6に記載のように、外部から作動指令を受けると、前記除去手段を予め設定された一定時間だけ作動させる第3作動制御手段と、除去手段の作動中において、撮像手段による撮像画像が表示装置に表示されることを禁止する表示禁止手段と、を備えていてもよい。
このような除去装置によれば、除去手段の作動中(ワイパや超音波によって汚染物質を除去しているとき等)には、撮像画像が不鮮明になる虞があるため、撮像画像を表示装置に表示させないようにすることができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
図1(a)は、本発明が適用された除去装置1の概略構成を示すブロック図である。また、図1(b)は、除去装置1の構成要素の1つである後方カメラ11を収納する収納部材30の設置態様を示す説明図である。
除去装置1は、収納部材30(図1(b)参照)に収納された後方カメラ11(撮像手段)に付着する埃や雨滴等の汚染物質(カメラによる視界の妨げとなる汚れ)を除去する装置である。具体的には、図1(a)に示すように、除去装置1は、制御部10と、後方カメラ11と、温度センサ12と、車速センサ13(速度検出手段)と、乗降検出部14(兆候検出手段)と、表示スイッチ(SW)15と、表示部21(表示装置)と、汚れ除去部22(除去手段)と、汚れ防止部23とを備えている。
後方カメラ11は、車両の左右の側面から各側方に突出して配置された収納部材30(図1(b)参照)の内部においてそれぞれ配置されている。また、この後方カメラ11は、車両の後側方に向けて配置されている。
つまり、後方カメラ11は、車両の後側方が撮像領域となるように配置されている。そして、後方カメラ11は、撮像画像を制御部10に対して送信する。
温度センサ12および車速センサ13は、周知のセンサである。温度センサ12は外気温を検出し、この検出結果を制御部10に対して送信する。また、車速センサ13は、自車両の車速を検出し、この検出結果を制御部10に対して送信する。
乗降検出部14は、自車両の乗員が乗降(特に降車)する兆候を検出する。具体的には例えば、乗降検出部14は、乗員が車両のドアを開閉するためのレバーやスイッチに触れたことを検出するセンサ等として構成されていればよい。
表示スイッチ15は、表示部21に対して後方カメラ11による撮像画像を強制的に表示させるためのスイッチである。なお、この表示スイッチ15は、乗員が直接操作することによってON・OFFするよう構成されていてもよいし、ワイパ(図示省略)やパーキングスイッチ(図示省略)と連動してON・OFFするよう構成されていてもよい。また、表示部21は、周知のディスプレイとして構成されていればよい。
汚れ除去部22は、後方カメラ11の撮像範囲内において車両の外部にさらされている部位(以下、「被除去部」という。)に対して洗浄液を吹き付ける洗浄部22a(図2(a)参照)と、被除去部に対して空気を噴射することによって、被除去部に付着した埃等の汚染物質や洗浄液を吹き飛ばす空気噴射部22b(図2(a)参照)とを備えた構成にされている。
汚れ防止部23は、被除去部に汚れが付着し難くするための構成である。具体的に汚れ防止部23は、例えば、被除去部に結露が発生しないように被除去部を暖めるヒータとして構成されている。
制御部10は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイコンとして構成されており、後方カメラ11による撮像画像を表示部21に表示させる処理や、車速センサ13や乗降検出部14等による検出結果に基づいて、汚れ除去部22や汚れ防止部23を作動させる処理を実施する。なお、本実施形態において制御部10は、一旦、汚れ除去部22を作動させると、汚れ除去部22が汚染物質を除去し、撮像画像が鮮明になる程度の一定時間だけ、汚れ除去部22を作動させるものとする。
次に、後方カメラ11を収納する収納部材30について図2を用いて説明する。図2(a)は収納部材30の正面図、図2(b)は収納部材30の下面図、図2(c)は収納部材30の右側面図である。
なお、図2(a)および図2(b)においては、左側が車両の前方であり、右側が車両の後方である。また、図2各図においては、内部に配置された構成要素を明確に説明するために、収納部材30(本体部31における紙面手前側の壁面)を透視した状態で記載している。
図2(a)に示すように、収納部材30は、車両の側面から見たときに、略楕円形状に形成された本体部31と、車両の後方端部に形成された開口部33と、を備えている。本体部31は、開口部33の内側に空間が形成されており、この空間に、前述の後方カメラ11、汚れ除去部22、汚れ防止部23等を収納している。
また、本体部31において開口部33から内部の空間に至るまでの経路は、開口部33付近の径(開口部の断面積)が、奥側(車両の前方側)に向かうにつれて徐々に狭くなり、その後拡大する構成となっている。また、本体部31の外周面は、開口部33の近傍の領域を含む全領域で滑らかな曲面で構成されている。
上記のような本体部31の形状によって、車両の走行時において開口部33近傍で走行風の乱れが発生し難くし、走行風および走行風に伴う雨滴や埃等の汚染物質が本体部31の内部の空間に侵入しにくいようにしている。
なお、本体部31において、後方カメラ11や汚れ除去部22等は車両の後方側の領域に配置されており、車両の前方側の領域には、車両の乗員によるウインカ作動操作によって点滅するウインカ発光部32が配置されている。
このように構成された除去装置1においては、後方カメラ11による撮像画像を良好に表示部21に表示することができるようにする処理が実施される。この処理について、図3を用いて説明する。図3は、制御部10が実行する除去処理を示すフローチャートである。
この除去処理は、例えば、イグニッション(図示省略)がON状態にされると開始され、その後予め設定された周期毎に繰り返し実施される処理であって、まず、各種信号(車速センサ13、乗降検出部14、表示スイッチ15等からの信号)を取得する(S110:速度検出結果取得手段、兆候取得手段)。そして、汚れ防止部23の作動条件に合致しているか否かを判定する(S120)。
ここで、汚れ防止部23の作動条件としては、本実施形態のように汚れ防止部23が結露を防止するヒータとして構成されている場合には、温度センサ12による検出結果が、結露の発生しやすい温度であるか否か(所定の温度未満であるか否か)といった条件が該当する。
汚れ防止部23の作動条件に合致していれば(S120:YES)、汚れ防止部23を作動させ(S130)、S140の処理に移行する。また、汚れ防止部23の作動条件に合致していなければ(S120:NO)、直ちにS140の処理に移行する。
続いてS140では、汚れ除去部22の作動条件に合致しているか否かを判定する(S140:第1〜第3作動制御手段)。ここで、汚れ除去部22の作動条件としては、任意の条件を設定することができるが、例えば、乗員が乗降する際において後方を確認するために後方カメラ11による撮像画像を表示部21に表示させたい場合には、汚れ除去部22の作動条件を、車速センサ13による検出結果が所定の速度よりも遅くなったとき、或いは、乗降検出部14によって乗員が乗降する兆候が検出されたとき、等にすればよい。また、汚れ除去部22の作動条件としては、後方カメラ11による撮像画像を表示部21に表示させる表示指令が入力されたときとしてもよい。
また、車両が車線変更する際に後方カメラ11による撮像画像を表示部21に表示させたい場合には、汚れ除去部22の作動条件を、方向指示器(図示省略)が作動しているとき等にすればよい。
さらに、一旦、汚れ除去部22を作動させると、しばらくの間は汚れ除去部22が作動しないように設定してもよい。即ち、汚れ除去部22は間欠的に作動するようにすればよい。また、汚染物質を検出する汚れ検出手段(雨滴を検出するレインセンサ等)を備えている場合には、汚染物質を検出したときを汚れ除去部22の作動条件としてもよい。
汚れ除去部22の作動条件に合致していれば(S140:YES)、汚れ除去部22を作動させ(S150:第1〜第3作動制御手段)、S160の処理に移行する。また、汚れ除去部22の作動条件に合致していなければ(S140:NO)、直ちにS160の処理に移行する。
S160の処理では、後方カメラ11による撮像画像を表示部21に表示させる旨の表示指令があるか否かを判定する(S160)。表示指令がなければ(S160:NO)、撮像画像を表示部21に表示させることなく直ちに除去処理を終了する。
表示指令があれば(S160:YES)、汚れ除去部22が作動中であるか否かを判定する(S170:表示禁止手段)。汚れ除去部22が作動中であれば(S170:YES)、撮像画像を表示部21に表示させることなく直ちに除去処理を終了する。
また、汚れ除去部22が作動中でなければ(S170:NO)、後方カメラ11による撮像画像を表示部21に表示させる(S180)。ここで、この処理において、表示部21が複数設けられている場合には、左右にある各後方カメラ11からの撮像画像を別々の表示部21に表示させるようにしてもよいし、各後方カメラ11からの撮像画像を1つの表示部21において表示領域を分けて表示するようにしてもよい。また、乗降検出部14や方向指示器からの信号によって、乗員が注意すべき方向(右側または左側)が明らかである場合には、この信号に応じた方向の後方カメラ11による撮像画像のみを表示部21に表示させるようにすればよい。
このような処理を実施すると、除去処理を終了する。
ここで、汚れ除去部22の作動条件が、表示指令の入力されたときである場合には、図4(a)に示すタイミングで除去装置1における各構成要素が作動する。なお、図4(a)は除去装置1の作動例を示すタイミングチャートである。
汚れ防止部23については、温度によって作動タイミングが決定されるので、汚れ除去部22や表示部21の作動とは無関係に作動する。図4(a)の例においては、汚れ防止部23は概ねON状態にされている。
また、表示スイッチ15を介して表示指令が入力されると、汚れ除去部22の作動条件と合致するので(S140:YES)、直ちに汚れ除去部22が作動する(S150)。このとき、表示指令が入力されているので(S160:YES)、表示部21にカメラによる撮像画像が表示されるはずであるが、汚れ除去部22の作動中は撮像画像を表示させない(S170:YES)。
そして、汚れ除去部22の作動が終了すると(S170:NO)、表示部21にカメラによる撮像画像を表示させる(S180)。
以上のように詳述した除去装置1において収納部材30は、車両の後方を撮像する後方カメラ11を内部に収納するものであって、後方カメラ11の後方側端部よりも車両の後方に延び、少なくとも後方カメラ11の後方側端部よりも後方側の部位が、車両の後方に向かうにつれて連続的に細くなる先細り形状とされている。つまり、収納部材30は、車両の前後方向と直行する平面で収納部材30を切断したときに、車両の後方に向かうにつれて連続的に断面積が小さくなるよう設定されている。
このように、収納部材30の形状が車両の後方に向けて先細り形状にされていれば、車両の走行時において収納部材30後端部近傍(開口部33近傍)の空気の流れを安定させることができる。このため、後方カメラ11による撮像画像を不鮮明にする汚染物質(雨滴、砂、泥、埃等)が走行時における空気の流れとともに飛来してきたとしても、この汚染物質が後方カメラ11による撮像範囲内の部位に付着し難くすることができる。
また、収納部材30においては、後方カメラ11における撮像範囲内の少なくとも一部を含む領域に開口部33を備えており、開口部33から収納部材30の内側に向かうにつれて開口部33の大きさが小さくなるよう構成されている。つまり、開口部33は、車両の前後方向と直行する平面で収納部材30を切断したときに、車両の前方に向かうにつれて連続的に断面積が小さくなるよう設定されている。
このような収納部材30によれば、収納部材30が後方に開口部33を有する構成であったとしても、奥に向かうにつれて開口部33が小さくなっているので、汚染物質が開口部33の内部に侵入し難くすることができる。よって、汚染物質が後方カメラ11による撮像範囲内の部位に付着し難くすることができる。
また、除去装置1においては、後方カメラ11による撮像範囲側の部位において付着した汚染物質を除去する汚れ除去部22を備えている。
従って、このような除去装置1によれば、仮に汚染物質が後方カメラ11による撮像範囲に付着したとしても、汚れ除去部22によって汚染物質を除去することができる。このとき、収納部材30が上記のように構成されているので、特に車両の走行中に後方カメラ11による撮像範囲側の部位に付着する汚染物質を少なくすることができる。よって、汚れ除去部22の作動負荷を小さくすることができる。
なお、汚れ除去部22は、本実施形態のように、収納部材30の内部に配置されていてもよいし、後述する収納部材(図4(c)参照)のように外部に配置されていてもよい。
また、除去装置1における制御部10は、除去処理にて、車両の走行速度を検出する車
速センサ13による検出結果を取得し、取得した速度が予め設定された速度閾値未満であるか否かを判定し、この速度が速度閾値未満である場合のみに汚れ除去部22を作動させる。
従って、このような除去装置1によれば、汚れ除去部22を作動させない時間帯を設けているので、常に汚れ除去部22を作動させる構成と比較して、省エネに貢献することができる。また、車速が遅くなったときに汚れ除去部22を作動させるので、低速時における安全確認を鮮明な画像で実施することができる。
なお、制御部10が、除去処理にて、車両の乗員が降車しようとする兆候を検出する乗降検出部14による検出結果を取得し、乗員が降車する兆候が検出された場合のみに汚れ除去部22を作動させる構成であれば、乗員の降車時(つまりドアの開閉前)における安全確認を鮮明な画像で実施することができる。
また、制御部10は、外部から作動指令を受けると、汚れ除去部22を予め設定された一定時間だけ作動させるよう設定されており、汚れ除去部22の作動中には、後方カメラ11による撮像画像が表示部21に表示されることを禁止する。
このような除去装置1によれば、汚れ除去部22の作動中(ワイパや超音波によって水滴を除去しているとき等)には、撮像画像が不鮮明になる虞があるため、撮像画像を表示部21に表示させないようにすることができる。よって、表示部21には、鮮明な画像のみを表示させることができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、上記実施形態において、表示部21に撮像画像を表示させ、この表示を終了した後で、さらに汚れ除去部22を作動させるようにしてもよい。この場合には、図4(b)に示すように、表示スイッチ15は、画像を表示させる間はON状態が維持され、画像の表示を終了する際にOFF状態に切り替わるよう設定しておき、表示スイッチ15がOFF状態になると、画像の表示を終了するとともに、汚れ除去部22を作動させるようにすればよい。
このとき、表示部21に撮像画像を表示させる前後で汚れ除去部22による作動工程を変更することも考えられる。例えば、表示部21に撮像画像を表示させる前においては、空気噴射部22bのみを作動させ、表示部21に撮像画像を表示させた後においては、洗浄部22aおよび空気噴射部22bを順に作動させることもできる。
特に、上記のように、表示部21に撮像画像を表示させる前における汚れ除去部22の作動時間を、撮像画像を表示させる後における汚れ除去部22の作動時間よりも短く(作動工程の数を少なく)することによって、早期に撮像画像を表示部21に表示させることができるようになる。
また、上記実施形態における収納部材30においては、車両後方側に開口部33を備えた構成としたが、図4(c)に示すように、収納部材30の周囲を流れる走行風が層流となるような形状を有する透明のカバー部材35が開口部33を覆うように構成してもよい。
なお、図4(c)は、変形例の収納部材30の構成を示す正面図である。このような構成であれば、走行時においてカバー部材35に付着しようとする汚染物質は、走行風によ
って吹き飛ばされるので、走行時において後方カメラ11による撮像画像を鮮明な状態で維持することができる。
また、この構成において、より確実に後方カメラ11による撮像画像を鮮明な状態にするためには、汚れ除去部22および汚れ防止部23がカバー部材35の表面に作用するよう配置しておけばよい。
加えて、後方カメラ11のレンズやカバー部材35の表面(撮像範囲内の部位)に撥水加工や親水加工をしておいてもよい。
さらに、本実施形態においては、後方カメラ11を車両側方の収納部材30内に収納したが、図1(b)に示すように、後方カメラ11は車両の後方における天井部分から上側に向けて突出する収納部材50に収納するようにしてもよい。この場合の収納部材50について図5を用いて説明する。
図5(a)は収納部材50の平面図、図5(b)は収納部材50の正面図、図5(c)は収納部材50の右側面図である。なお、図5(a)および図5(b)においては、左側が車両の前方であり、右側が車両の後方である。
収納部材50は、車両の上面から見たときに、略楕円形状に形成された本体部51と、車両の後方端部に形成された開口部53と、を備えている。本体部51は、開口部53の内側に空間が形成されており、この空間に、前述の後方カメラ11、汚れ除去部22、汚れ防止部23等を収納している(汚れ除去部22、汚れ防止部23の図示は省略)。
また、本体部51の外周面は、開口部53の近傍の領域を含む全領域で滑らかな曲面で構成されている。
そして、前述の収納部材30においては、後方カメラ11の車両前方側にウインカ発光部32が配置されていたのに対して、図5に示す収納部材50においては、後方カメラ11の車両前方側に、路車間通信や車車間通信等で利用されるアンテナおよびその周辺装置を収納している。
このような構成の収納部材50および除去装置においても、上記実施形態の収納部材30および除去装置1と同様の効果が得られる。
本発明が適用された除去装置1の概略構成を示すブロック図(a)、および除去装置1の構成要素の1つである後方カメラ11を収納する収納部材30の設置態様を示す説明図(b)である。 収納部材30の正面図(a)、収納部材30の下面図(b)、および収納部材30の右側面図(c)である。 除去処理を示すフローチャートである。 実施形態における除去装置1の作動例を示すタイミングチャート(a)、変形例における除去装置1の作動例を示すタイミングチャート(b)、および変形例の収納部材30の構成を示す正面図(c)である。 収納部材50の平面図(a)、収納部材50の正面図(b)、および収納部材50の右側面図(c)である。
符号の説明
1…除去装置、10…制御部、11…後方カメラ、12…温度センサ、13…車速セン
サ、14…乗降検出部、15…表示スイッチ、21…表示部、22…汚れ除去部、22a…洗浄部、22b…空気噴射部、23…汚れ防止部、30…収納部材、31…本体部、32…ウインカ発光部、33…開口部、35…カバー部材、50…収納部材、51…本体部、53…開口部。

Claims (6)

  1. 車両の側面または上面において車両本体部分から突出して配置され、車両の後方を撮像する撮像手段を内部に収納する収納部材であって、
    当該収納部材は、前記撮像手段の後方側端部よりも車両の後方に延び、車両の後方に向かうにつれて連続的に細くなる先細り形状とされていること、
    を特徴とする撮像手段の収納部材。
  2. 当該収納部材は、
    前記撮像手段における撮像範囲内の少なくとも一部を含む領域に開口部を備えており、
    該開口部から当該収納部材の内側に向かうにつれて該開口部の大きさが小さくなること
    を特徴とする請求項1に記載の撮像手段の収納部材。
  3. 車両の側面または上面において車両本体部分から突出して配置され、車両の後方を撮像する撮像手段を内部に収納し、前記撮像手段の後方側端部よりも車両の後方に延び、車両の後方に向かうにつれて連続的に細くなる先細り形状とされた撮像手段の収納部材と、
    前記撮像手段による撮像範囲側の部位において付着した汚染物質を除去する除去手段と、
    を備えたこと特徴とする除去装置。
  4. 当該車両の走行速度を検出する速度検出手段による検出結果を取得する速度検出結果取得手段と、
    前記速度検出結果取得手段によって取得された速度が、予め設定された速度閾値未満であるか否かを判定し、前記速度が前記速度閾値未満である場合のみに前記除去手段を作動させる第1作動制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の除去装置。
  5. 当該車両の乗員が降車しようとする兆候を検出する兆候検出手段による検出結果を取得する兆候取得手段と、
    前記兆候取得手段による取得結果に基づいて前記兆候が検出された場合のみに前記除去手段を作動させる第2作動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の除去装置
  6. 外部から作動指令を受けると、前記除去手段を予め設定された一定時間だけ作動させる第3作動制御手段と、
    前記除去手段の作動中において、前記撮像手段による撮像画像が表示装置に表示されることを禁止する表示禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の除去装置。
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