JP2009241744A - 自動車荷室のボード昇降装置 - Google Patents

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Tetsuya Kameshima
哲哉 亀島
Shinya Matsumoto
慎弥 松本
Naohiro Imaoka
直浩 今岡
Masami Sakata
正実 坂田
Osamu Kubota
收 窪田
Reiji Kikuchi
礼治 菊池
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Abstract

【課題】本発明は、ボード部材の係合位置を上下方向に変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置において、スライドピンをスライド移動させる際に、できるだけスライド係合溝内で他の部材に当接しないように構成して、ボード部材のスライド移動を円滑に行わせ、スライドピンの耐久性も高めることができる自動車荷室のボード昇降装置を提供することを目的とする。
【解決手段】係合フック機構30は、補助ボード12の後端部12aに設けられており、トランクボード5のボード係合部5aを係止するフック部材31と、フック部材31を上下方向に回動させる回動軸32と、フック部材31の回動方向の動きを所定範囲に付勢するコイルスプリング33と、によって構成している。
【選択図】図5

Description

この発明は、自動車荷室のボード昇降装置に関し、特に、ボード部材の係合位置(支持位置)を上下方向に自由に変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置に関する。
従来より、車両の荷室内の容量の確保しつつ、荷物の出し入れのしやすさを両立するため、荷室フロアの位置を、昇降式のボード部材を用いることで、上下方向に自由に変更できるボード昇降装置が知られている。
例えば、下記特許文献1においては、ボード部材の前端側部に車幅外方側に延びるスライドピン(突出部)を設け、このスライドピンを荷室側面に設けたスライド係合溝に嵌め込んで、前後方向及び上下方向にスライド可能に支持させることで、ボード部材の係合位置(支持位置)を上下方向に変更するボード昇降装置が記載されている。
この特許文献1のボード昇降装置では、スライド係合溝内に開閉自在に回動するガイド部材を設けることで、スライドピンの支持位置を変更できるように構成している。
また、下記特許文献2のボード昇降装置においても、スライド係合溝内に、ばね性薄板製のヒンジ軸案内片を設けることで、スライドピンの支持位置を変更できるように構成している。
特開2005−219702号公報 特開2007−91105号公報
ところで、こうしたボード昇降装置においては、一般に乗員等の作業者が、ボード部材を、車体後部から手作業によって、前後方向及び上下方向にスライド移動させることで係合位置を切換える。このため、ボード部材のスライド移動については、できるだけ円滑に行えるように構成することが求められる。
この点、前述の特許文献1や特許文献2のボード昇降装置においては、スライド係合溝内に、ボード部材の支持位置を変更するために「ガイド部材」や「ヒンジ軸案内片」を設けているため、スライドピンをスライド移動させる際に、どうしても引っ掛かり感が生じ、円滑にスライド移動させることが困難であった。
また、ボード部材をスライド移動させる際には、スライドピンが「ガイド部材」や「ヒンジ軸案内片」を押圧することや、段差を落下させることで位置を変更する必要があるため、スライドピンに負荷が生じて、スライドピンの耐久性を悪化させるおそれがあった。
そこで、本発明は、ボード部材の係合位置を上下方向に変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置において、スライドピンをスライド移動させる際に、できるだけスライド係合溝内で他の部材に当接しないように構成して、ボード部材のスライド移動を円滑に行わせ、スライドピンの耐久性も高めることができる自動車荷室のボード昇降装置を提供することを目的とする。
この発明の自動車荷室のボード昇降装置は、車体後部の荷室内に設置される床面ボード部材と、該床面ボード部材の前部側方に設けたスライドピンと、荷室側面に設けられ該スライドピンがスライド自在に係合するスライド係合溝と、を備えた自動車荷室のボード昇降装置であって、前記床面ボード部材の前部と前記荷室の一部との間には、該床面ボード部材の動きを規制する規制手段を設け、該規制手段は、前記床面ボード部材が所定の上側定位置で該床面ボード部材の後部を上方に開放した際に、床面ボード部材の前部を係止して、前記床面ボード部材が前記上側定位置より後方位置で該床面ボード部材の後部を上方に開放した際に、床面ボード部材の前部を係止しないように構成されたものである。
上記構成によれば、床面ボード部材の前部と荷室の一部との間に、規制手段を設けて、この規制手段が、床面ボード部材の前部を、床面ボード部材が所定の上側定位置で床面ボード部材の後部を上方に開放した際に係止して、床面ボード部材が後方位置で床面ボード部材の後部を上方に開放した際には係止しないように構成されている。
このため、床面ボード部材の動きの規制は、床面ボード部材の前部と荷室の一部との間に設けた規制手段で行なうことになり、スライドピンは、スライド係合溝内では他の部材に当接することなく、スライド移動だけを行なうことになり、円滑にスライド移動することができる。
この発明の一実施態様においては、前記規制手段は、前記床面ボード部材の前部又は前記荷室の一部の一方に設けられ、前記床面ボード部材が前記上側定位置で前記床面ボード部材の後部を上方に開放した際に他方を係合する係合部材と、前記床面ボード部材の前部が所定量下方に変位した際に、前記係合部材の係合位置を下方に変位させる係合位置変位許容手段とを備えたものである。
上記構成によれば、規制手段を、係合部材と係合位置変位許容手段とで構成しているため、床面ボード部材の前部を係合部材で係合しつつも、その係合位置を下方に変位させることができる。このため、床面ボード部材の後部の開放量を増加させることができる。
また、係合位置変位許容手段を設けたことで、床面ボード部材を係合していない状態では、係合部材が下方に位置しないため、床面ボード部材を昇降作業する際に、係合部材が邪魔になることがなく、昇降作業をより円滑に行なうこともできる。
よって、床面ボード部材の後部の開放量を増加させつつも、床面ボード部材の昇降作業を円滑に行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、前記規制手段は、前記床面ボード部材の前部から前方側に延びるボード側係合部と、前記荷室の一部から後方側に延びる荷室側係止部とを備え、該荷室側係止部を、前記ボード側係合部よりも下方位置に位置させる共に、前記床面ボード部材が上側定位置にあるときに該ボード側係合部と平面視で重合するように設定して、前記床面ボード部材の後部を所定量上方に開放した際に、前記ボード側係合部を係止するように設定したものである。
上記構成によれば、規制手段を、ボード側係合部と荷室側係止部とで構成して、この両者を、床面ボード部材が上側定位置にあるときに、重合するように設定して、床面ボード部材の後部を所定量上方に開放した際には、荷室側係止部がボード側係合部を係止することになる。
このため、規制手段を複雑な可動部を有することなく構成することができるため、確実に床面ボード部材を係止することができる。よって、規制手段の信頼性を向上することができる。
また、ボード側係合部と荷室側係止部が平面視で重合するため、両者の隙を減少して、見栄えを向上することができる。また、両者の間からのゴミの落下も防止することができる。
さらに、両者の重合する範囲を広げることもできるため、多少、床面ボード部材が後退しても、床面ボード部材の開放時の下降を防ぐことができる。
この発明の一実施態様においては、前記スライド係合溝を、前記床面ボード部材の回動及びスライド移動を許容するように構成して、該スライド係合溝には、前記スライドピンを上下方向に昇降スライド移動させる傾斜部を備えたものである。
上記構成によれば、スライド係合溝で、床面ボード部材の回動及びスライド移動を許容して、このスライド係合溝には、傾斜部を備えたことで、リンク機構等の可動機構がなくても、床面ボード部材を自由に回動及びスライド移動させることができる。
よって、昇降装置の可動部品を削減して、装置の簡素化やコンパクト化を図ることができ、コスト削減や装置の耐久性向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記スライド係合溝には、前記傾斜部の上端から後方に延びて前記床面ボード部材を後方位置にスライド移動させる後方水平部を備え、前記床面ボード部材が上側定位置の際に、前記スライドピンが該後方水平部の前端に位置するように設定したものである。
上記構成によれば、スライド係合溝が傾斜部と後方水平部とを備えており、床面ボード部材が上側定位置の時には、スライドピンが後方水平部の前端に位置するように設定したことで、スライド係合溝を単純な構造で構成しつつも、床面ボード部材の下降を規制することができる。
よって、スライド係合溝をコンパクトに構成することができる共に、スライド係合溝を単純な構造で構成できるため、スライドピンのスライド移動をより円滑に行なわせることができる。
この発明の一実施態様においては、前記荷室の後部にリヤゲート開口と、該リヤゲート開口を開閉自在に覆うリヤゲートとを設け、前記規制手段の係合範囲の前後方向長さが、前記リヤゲート閉鎖時における前記床面ボード部材後端とリヤゲート間の隙の前後方向長さより長く設定されたものである。
上記構成によれば、規制手段の係合範囲の前後方向長さが、リヤゲートと床面ボード部材後端の間の隙の前後方向長さよりも、長く設定されていることから、リヤゲートを開放しなければ、床面ボード部材の係合状態が外れることがなく、確実に床面ボード部材の降下を防ぐことができる。
よって、多少背の高い荷物を床面ボード部材の下方に格納して床面ボード部材が傾いた場合でも、床面ボード部材が下降するのを防止できる。また、悪路走破時においても、床面ボード部材が後方に移動しないため、床面ボード部材の係合状態を維持することができる。さらに、床面ボード部材の下方を車外から確認することが困難なので、盗難を抑制できる。
この発明の一実施態様においては、前記自動車には、車両への不正侵入を検出する不正侵入検出手段と、前記リヤゲートのロック解除を不正侵入が検出された時に禁止するロック制御手段とを備えたものである。
上記構成によれば、不正侵入を検出した際にはリヤゲートのロック解除が禁止されてリヤゲートの開放が禁止される。このため、床面ボード部材の開放も制限されて、床面ボード部材の下方スペースへのアクセスが困難になる。
よって、リヤゲートのロック解除を禁止するロック制御手段を利用して、床面ボード部材の下方スペースの物品の盗難を防止することができる。
この発明によれば、床面ボード部材の動きの規制は、床面ボード部材の前部と荷室の一部との間に設けた規制手段で行うことになり、スライドピンは、スライド係合溝内では他の部材に当接することなく、スライド移動だけを行なうことになり、円滑にスライド移動することができる。
よって、ボード部材の係合位置を上下方向に変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置において、スライドピンをスライド移動させる際に、スライド係合溝内で他の部材に当接しないため、ボード部材のスライド移動を円滑に行わせ、スライドピンの耐久性も高めることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳述する。
図1は本発明の自動車荷室のボード昇降装置を採用した第一実施形態の荷室の後方斜視図である。図2は図1のA−A線矢視断面図であり、図3は図1のB−B線矢視断面図であり、図4は荷室の平面図である。
自動車Vの後部には、後方にリヤゲート開口部1を備えた荷室Tを設けている。この荷室Tは、前部がリヤシート2のシートバック2aで区画されており、側部がリヤサイドパネル等の側壁3で区画されており、上部がルーフパネル4で区画されており、さらに、下部がトランクボード5で区画されて、これら構成要素によって、略ボックス形状の空間が構成されている。
この荷室Tは、図示しないが、シートバック2aを前方に倒すことにより荷室Tの空間容積を拡大したり、また、後述するように、トランクボード5を昇降移動させることで、荷室Tの床面位置を上下動できるように構成している。このように、荷室Tの容積や床面の高さを変更できるように構成することで、荷室Tを様々な用途に用いることが可能となり、荷室Tの利便性を高めている。
このうち、トランクボード5は、比較的剛性の高い合成樹脂製の略正方形状の平板部材で構成しており、上下方向に昇降可能に構成している。また、前端部を支点として回動可能となるように構成している。さらに、荷室Tから着脱可能に構成しており、荷室T下部に設置されるスペアタイヤS等(図2参照)に容易にアクセスできるように構成している。
図2に示すように、リヤシート2の後方位置では、フロアパネル6が下方に大きく凹設してスペアタイヤパン7を形成している。このスペアタイヤパン7の内部には、スペアタイヤSを収納しており、パンク時等にはこのスペアタイヤパン7から取り出せるように構成している。
スペアタイヤSの上方には、合成樹脂製のトランクトレイ8を設置している。このトランクトレイ8は、所定の深さを有しており、内部(トランクボックス)Uには、工具や清掃道具等の車載道具等(図示せず)を収納できるように構成している。
このトランクトレイ8の前端には、リヤシート2側への車載道具等の飛び出しを防ぐ、前壁部8aを設けている。また、このトランクトレイ8の後端部8bは、リヤゲート開口部1から延びる樹脂製のトランクエンドパネル9に支持されている。
このトランクエンドパネル9は、リヤエンドクロスメンバー10の上方から前方側に設置しており、前方側に徐々に下方に落ち込む段部9A,9B,9Cを形成している。最も上方に最上段部9Aを形成して、中間位置に上段部9Bを形成して、最も下方に下段部9Cを形成している。このうち、下段部9Cで、前述のトランクトレイ8の後端部8bを支持している。
また、この最上段部9Aと下段部9Cとによって、トランクボード5の後端を支持するボート後端支持部11を構成している。実線で示した状態がトランクボード5が上側定位置にある状態であり、一点鎖線で示した状態がトランクボード5が下側定位置にある状態である。
トランクボード5の前方には、リヤシート2との間を塞ぎ、トランクボードの前端と係合する横長の補助ボード12を設けている。この補助ボード12を設けることで、トランクボード5が上側定位置にあるとき(図2の実線で示した位置)に、ほぼ面一の荷室Tのフロア面を構成できる。
また、リヤエンドクロスメンバー10には、上方に延びるゲートストライカ13を設けており、このゲートストライカ13に、リヤゲート14に設けられたゲートラッチRを係合することで、車体後方側で開閉自在に設置されたリヤゲート14を閉鎖固定している。
なお、このゲートラッチRは、ECU(電子制御ユニット)15に電気的に接続されている。そして、このECU15は、イモビライザーユニット等の不正侵入センサ16から車室内への不正侵入信号を取り込むように構成している。
したがって、このリヤゲート14は、不正侵入が検出された際には、開放が制限されるようになっている。
また、図3に示すように、フロアパネル6は、車幅方向側端部で車体前後方向に延びるリヤサイドフレーム17,17と接合しており、車体骨格部材に対して強固に固定している。
そして、このフロアパネル6の中央には、前述したスペアタイヤパン7を凹設している。また、この上方には、前述したこのトランクトレイ8を、車幅方向全幅に亘って設置して、この上方空間を前述したトランクボックスUとして構成している。さらに、その上方にはトランクボード5を設置している。
荷室Tの両側端部には、上下方向に延びる合成樹脂製のリヤサイドトリム18,18を設けている。このリヤサイドトリム18,18の下部には、車幅内方側に突出するボード前側支持部19,19を形成している。
図4に示すように、トランクボート5の前部には、車幅方向に延びる軸部材20を貫通配置しており、その両端を車幅外方側に突出させることで、スライドピン21,21を構成している。
このスライドピン21は、トランクボード5の前部位置を規定するために、前述のボード前側支持部19に係合支持されるように構成している。
また、トランクボード5の前端と補助ボード12の後端との間には、このスライドピン21に隣接して、規制手段たる、係合フック機構30を設けている。この係合フック機構30は、補助ボード12側に設けられ、左右二箇所に設けられている。
次に、この係合フック機構30等の詳細構造について、図5〜図9によって説明する。図5は第一実施形態の係合フック機構を含めて示した全体模式図であり、図6は係合フック機構の詳細斜視図であり、図7は係合フック機構の作動状態を説明する作動模式図であり、図8はトランクボードが係合した状態での開閉作動を説明する作動模式図であり、図9はトランクボードを上側定位置から下側定位置に移動させる際の作動状態を説明する作動模式図である。
まず、ボード前側支持部19には、図5に示すように、スライドピン21がスライド移動するスライド係合溝22を形成している。
このスライド係合溝22は、トランクボード5のスライド経路を規定するため、前後方向で略水平に延びる後方水平溝23と、前方斜め下方に延びる傾斜溝24とによって構成している。これらの溝23,24で単純な「略への字」を構成している。そして、後方水平溝23の前端23aではトランクボード5の上側定位置を規定して、傾斜溝24の下端24aではトランクボード5の下側定位置を規定するように構成している。
また、このスライド係合溝22は、詳細には図示しないが、スライドピン21がスライド移動可能な幅と深さを有しており、スライドピン21が円滑にスライド移動するように構成している。
なお、スライドピン21を、このスライド係合溝22から取り外す場合には、トランクボード5を左右方向に傾けることで、スライドピン21をスライド係合溝22から取り外すようにしている。
係合フック機構30は、補助ボード12の後端部12aに設けられており、トランクボード5のボード係合部5aを係止するフック部材31と、フック部材31を上下方向に回動させる回動軸32と、フック部材31の回動方向の動きを所定範囲に付勢するコイルスプリング33と、によって構成している。
具体的には、図6に示すように、フック部材31は、硬質の合成樹脂で成形された断面略J字状の所定幅(例えば10cm)を有する樹脂部材で構成している。
そして、このフック部材31の先端爪部31aは、トランクボード5前端のボード係合部5aに下方から当接するように設定されている。また、このフック部材31の中央凹部31bは、後述するようにトランクボード5を係止する際に、ボード係合部5aを噛み込む前後幅wと深さhに設定している。さらに、フック部材31の本体部31cは、噛み込んで係止するボード係合部5aを上方から押圧する厚みtと高さiに設定している。
回動軸32は、フック部材31の両側面(図6では一側面のみ図示)に設けられた、車幅外方側に延びる二つの円柱ボス部で構成している。この回動軸32は、トランクボード5のボード係合部5aの位置よりも、下方位置に設定されており、フック部材31が回動した場合には、確実にボード係合部5aを係止するように構成している。
また、この回動軸32は、補助ボード12側に設けられた図示しない嵌合凹部によって回動自在に支持されている。これにより、フック部材31が回動軸32を中心として上下方向に回動自在となるように構成している。
コイルスプリング33は、回動軸32に巻き付けられて設置したつる巻状の金属製のバネ材によって構成しており、各回動軸32に対応して二つ設けている。
また、コイルスプリング33の一端部33aは、フック部材31の前側面に位置させることで、フック部材31に付勢力を付与するように構成して、コイルスプリング33の他端部33bは、補助ボード12側(図示せず)に固定することで、固定端となるように構成している。
このようにコイルスプリング33を構成することで、このコイルスプリング33が、フック部材31の回動位置を一定の位置(図6に示す定常状態)に保持する保持手段として機能するようにしている。
次に、このように構成した係合フック機構30の作動状態について、図7によって説明する。
(a)に示すように、トランクボード5が上側定位置にある場合には、係合フック機構30のフック部材31は、定常状態に位置しており、フック部材31の先端爪部31aがトランクボード5のボード係合部5aに当接する。このため、トランクボード5の前部は、補助ボード12によって、僅かに支持された状態となる。
この状態から(b)に示すように、トランクボード5後部を作業者が上方に開放した場合には、トランクボード5前端のボード係合部5aが下方に回動するため、係合フック機構30のフック部材31も、同様に下方に回動(図7で時計回りに回動)する。これにより、フック部材31が中央凹部31bでボード係合部5aを噛み込むことになる。
すなわち、中央凹部31bの先端爪部31a側面が、ボード係合部5aの下面に当接して、中央凹部31bの本体部31c側面がボード係合部5aの上面に当接することで、ボード係合部5aの回転が規制されるため、フック部材31の中央凹部31bでトランクボード5のボード係合部5aを噛み込むことができるのである。
こうして、フック部材31がトランクボード5の動きを止めることで、トランクボード5の下方への降下を防止できる。
一方、(c)に示すように、トランクボード5を後方水平溝23に沿って後方側にスライド移動させると、ボード係合部5aも後方に移動して、フック部材31の当接状態から解放される。このため、ボード係合部5aを下方に向けて回動させても、フック部材31が係合することなく、下方に自由に回動することになる。
そして、(d)に示すように、スライド係合溝22に沿って、スライドピン21を前側の傾斜溝24に案内して、ボード係合部5aをフック部材31の下方に位置させることができる。こうして、トランクボード5全体を下側定位置に案内することが可能となる。
一方、(e)に示すように、トランクボード5を上方に引き上げる際には、傾斜溝24に沿ってスライドピン21が上方に案内される。この際、フック部材31が、上方に回動(図7で反時計回りに回動)するため、トランクボード5のボード係合部5aがフック部材31に当接したとしても、フック部材31は、上方に回動して、トランクボード5の引き上げ作業の際に邪魔になることがない。
このように、係合フック機構30が作動することで、トランクボード5には、次のような作動が生じる。
トランクボード5の作動状態について、図8、図9によって説明する。
図8(a)に示すように、トランクボード5が上側定位置の場合には、スライドピン21が後方水平溝23の前端23aで支持される。これにより、トランクボード5の前部が上側位置で係合支持される。また、トランクボード5の後部も、後端部5bが最上段部9Aで支持されることで、上側位置で支持される。このため、トランクボード5が上側定位置に係止支持されて、トランクボード5の下方には、トランクボックス空間Uを確保できる。
この状態から、図8(b)に示すように、トランクボード5の後部を上方に開放すると、係合フック機構30の作動によって、トランクボード5が補助ボード12の後端に係止される。このため、トランクボード5の下方への降下を防ぐことができる。
特に、リヤゲート14を閉鎖した状態では、トランクボード5前端と補助ボード12との間の係合範囲の前後方向長さX1が、トランクボード5後端とリヤゲート14と間の隙の前後方向長さX2よりも長い。このため、リヤゲート14を開放しない限り、トランクボード5の降下を防ぐことができる。
また、係合フック機構30のフック部材31は、ボード係合部5aと共に下方に変位するため、トランクボード5後部の開放量を広げることができる。よって、この開放状態で、トランクボックスU内の荷物を取り出すこともできる。
さらに、トランクボード5を傾斜(開放)して係止できることで、やや背の高い荷物も、このトランクボックスU内に収容することができる。
こうした係合状態に対して、トランクボード5を下側定位置に移動する場合には、まず、図9(a)に示すように、トランクボード5を後方側に引く。そうすると、スライドピン21が後方水平溝23に沿って後方に移動するため、トランクボード5のボード係合部5aが係合フック機構30のフック部材31から解放される。
そして、図9(b)に示すように、トランクボード5の後部を持ち上げながら、スライド係合溝22に沿って、スライドピン21を傾斜溝24に案内すると、トランクボード5のボード係合部5aが補助ボード12の下方に潜り込み、トランクボード5が下側位置にスライド移動することになる。
その後、図9(c)に示すように、スライドピン21が傾斜溝24の下端24aに位置するようトランクボード5を押し込むと、トランクボード5の前部が下側位置で係合支持される。そして、トランクボード5の後端部も最下段部9Cで支持される。
こうして、トランクボード5は、下側定位置で支持されることになる。
なお、トランクボード5を下側定位置から上側定位置に移動する場合には、図示しないが、逆の作動手順によってトランクボード5を引き上げることによって行う。
このように、この実施形態のトランクボード5では、スライド係合溝22とスライドピン21を利用して、上側定位置と下側定位置の間を円滑に昇降できるように構成している。そして、上側定位置でトランクボード5の後部を上方に開放した際には、係合フック機構30によってトランクボード5を係止するよう構成して、下方への降下を防ぐようにしている。
次に、このように構成した本実施形態の作用効果について説明する。
この実施形態では、トランクボード5の前部と補助ボード12との間に、トランクボード5の動きを規制する係合フック機構30を設けており、この係合フック機構30が、トランクボード5が上側定位置でトランクボード5の後部を上方に開放した際に、トランクボード5の前部を係止して、トランクボード5の降下を防ぎ、トランクボード5が後方位置でトランクボード5の後部を上方に開放した際に、トランクボード5の前部を係止せず、下方への移動を許容するように設定している。
これにより、トランクボード5の前部と補助ボード12との間に設けた係合フック機構30によって、トランクボード5を係止したり、係止しなかったりして、トランクボード5の動きを規制するようにしている。
このため、トランクボード5の動きの規制は、係合フック機構30で行い、トランクボード5のスライド移動は、スライド係合溝22とそれに係合したスライドピン21によって行なうことになる。
よって、トランクボード5の係合位置を上下方向に変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置において、スライドピン21がスライド移動する際には、スライド係合溝22内で他の部材に当接したり、段差を落下したりすることがないため、トランクボード5のスライド移動を円滑に行わせることができ、スライドピン21の耐久性も高めることができる。
また、この実施形態では、係合フック機構30は、補助ボード12側に設けられたフック部材31と、フック部材31を下方に回動変位させる回動軸32と、を備えている。
これにより、トランクボード5を係止しつつも、その係合位置を下方に変位させることができるため、トランクボード5後部の開放量を増加させることができる。
また、フック部材31がボード係合部5aを係止していない状態では、補助ボード12の下方側にフック部材31が位置しないため、トランクボード5を昇降作業する際に、フック部材31が邪魔になることがなく、昇降作業をより円滑に行なうことができる。
よって、トランクボード5の開放量を増加させつつも、トランクボード5の昇降作業を円滑に行なうことができる。
また、この実施形態では、スライド係合溝22を、トランクボード5の回動及びスライド移動を許容するように構成して、このスライド係合溝22には、スライドピン21を上下方向に昇降スライド移動させる傾斜溝24を備えている。
これにより、リンク機構等の可動機構がなくても、トランクボード5を自由に回動及び上下方向にスライド移動させることができる。
よって、昇降装置の可動部品を削減して、装置の簡素化やコンパクト化を図ることができ、コスト削減や装置の耐久性向上を図ることができる。
また、この実施形態では、スライド係合溝22が、傾斜溝24の上端から後方に延びる後方水平溝23を備え、トランクボード5が上側定位置の際には、スライドピン21が後方水平溝23の前端23aに位置するように設定している。
これにより、スライド係合溝22を単純な構造で構成しつつも、トランクボード5の上側定位置よりも前方側に傾斜溝24が形成されるため、トランクボード5の下降を確実に防ぐことができる。
よって、スライド係合溝22をコンパクトに構成することができる共に、スライド係合溝22を単純な構造で構成できるため、スライドピン21のスライド移動をより円滑に行なうことができる。
また、この実施形態では、荷室Tの後部にリヤゲート14を設けており、係合フック機構30の係合範囲の前後方向長さX1が、リヤゲート14閉鎖時におけるトランクボード5後端とリヤゲート14の隙の前後方向長さX2より長く設定されている。
これにより、リヤゲート14を開放しなければ、トランクボード5の係合状態が外れないため、トランクボード5の降下を確実に防ぐことができる。
よって、多少背の高い荷物をトランクボード5の下方に収納してトランクボード5が傾いたとしても、トランクボード5が下降するのを防止できる。また、悪路走破時においても、トランクボード5が後方に大きく移動しないため、トランクボード5の係合状態を維持することができる。さらに、トランクボード5の下方を車外から確認することが困難なので、盗難も抑制することができる。
また、この実施形態では、車両への不正侵入を検出する不正侵入センサ16と、不正侵入が検出された時にリヤゲート14のロック解除を禁止するECU15とを備えている。
これにより、不正侵入を検出した際にはリヤゲート14のロック解除が禁止されてリヤゲート14の開放が禁止される。このため、トランクボード5の開放も制限されて、トランクボックスUへのアクセスが困難になる。
よって、リヤゲート14のロック解除を禁止するECU15を利用して、トランクボード5の下方の物品の盗難を防止することができる。
次に、第二実施形態について、図10〜図12により説明する。図10は第二実施形態の係合フック機構を含めて示した全体模式図であり、図11は係合フック機構の分解斜視図、図12は係合フック機構の作動状態を説明する作動模式図である。
この実施形態は、前述の第一実施形態と異なり、係合フック機構40がトランクボード5側に設けられており、また、この係合フック機構40のフック部材41の上下動がスライド溝42によるスライド移動でなされるように構成したものである。
図10に示すように、トランクボード5の前端部には、係合フック機構40を設けており、この係合フック機構40によって、トランクボード5後部の開放時における降下を防ぐように構成している。
一方、補助ボード12の後端部には、係合フック機構40が係合する係合凹部43を形成しており、この係合凹部43に係合フック機構40のフック部材41が係合した際に、トランクボード5を係止するように構成している。なお、その他の構成要素については、第一実施形態と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
係合フック機構40は、図11に示すように、硬質の合成樹脂で成形された断面略Γ形状で所定幅を有するフック部材41と、トランクボード5前端にフック部材41を装着するために切欠いた切欠き支持部44とによって構成している。
フック部材41は、鉤状となった先端爪部41aと、上下方向に延びる本体部41cと、この両者の間に形成された凹部41bとで構成している。また、本体部41cの両側面には後述するスライド溝42に係合する二本の係合ピン45,45を突出するように設けている。この係合ピン45,45は、断面略小判状に形成することで、フック部材41の回転方向の位置を規定するように構成している。
そして、本体部41cの側部にはこの係合ピン45,45を後述するスライド溝42に係合させるために二つの切欠部46,46を設けている。
一方、切欠き支持部44は、トランクボード5の前端部で、フック部材41の幅に略一致する幅に切欠いた凹部で形成しており、この内側側面には、フック部材41の係合ピン45,45を係合する上下方向に延びるスライド溝42,42をそれぞれ形成している。
このスライド溝42,42は、略円弧状に上下方向に延びるように形成しており、トランクボード5後部がスライドピン21を中心に上方に回動した際に、フック部材41の係合ピン45,45が相対的に上方側にスライド移動するように構成している。また、スライド溝42,42の上端には、係合ピン45,45の拗れを防ぐ、円形部42a,42aを形成している。
補助ボード12側には、係合フック機構40のフック部材41が係合する係合凹部43を形成している。この係合凹部43は、補助ボード12の上面より低く設定された後縁部43aと、内部に凹設した窪み部43bとを備えている。そして、この後縁部43aと窪み部43bによってフック部材41の先端爪部41aと係合するように構成している。
次に、図12を利用して、この係合フック機構40の作動状態について説明する。
(a)に示すように、トランクボード5が上側定位置にある状態では、係合フック機構40のフック部材41は、切欠き支持部44内に収容されており、係合ピン45も自重によってスライド溝42の下端に位置している。
但し、フック部材41の先端爪部41aは、補助ボード12の係合凹部43の上方に位置しており、即座に係合状態になるような位置関係になっている。
なお、図示はしないが、この状態からトランクボード5を後方側に引いたとしても、フック部材41の先端爪部41aが係合凹部43に係合していないため、トランクボード5を自由に後方側に位置させることができる。
一方、(b)に示すように、トランクボード5の後部を上方に開放した場合には、フック部材41の先端爪部41aが係合凹部43に係合して係合状態となる。これにより、トランクボード5のそれ以上の開放が制限される。また、トランクボード5の下方への降下も防止することができる。
また、係合ピン45がスライド溝42内を相対的に上方側にスライド移動することで、トランクボード5の前部の位置が下方に下がることになる。このため、トランクボード5後部の開放量を大きくすることができ、トランクボックスUからの荷物の取出しが容易になる。
このように、この第二実施形態でも、係合フック機構40によってトランクボード5の前部を係止することができるため、トランクボード5の上側定位置でトランクボード5後部を上方に開放した場合には、トランクボード5の降下を防止することができる。
よって、第一実施形態と同様に、スライドピン21がスライド移動する際に、スライド係合溝22内で他の部材に当接することがないため、トランクボード5のスライド移動を円滑に行わせることができ、スライドピン21の耐久性を高めることができる。
特に、この第二実施形態によると、係合フック機構40がトランクボード5側に設けられていることから、トランクボード5を下側定位置に位置させた状態で荷物を積載した場合には、補助ボード12の後端部に可動部がないため、荷物と可動部(係合フック機構40)が干渉することもない。よって、係合フック機構40の破損も防止することができる。
また、この第二実施形態では、スライド溝42と係合ピン45で、係合位置が下方に変位するように構成しているため、回動軸32で下方に変位させる第一実施形態よりも、移動量を大きくすることができ、よりトランクボード5の開放量を大きくすることができる。
なお、その他の作用効果については、第一実施形態と同様である。
次に、第三実施形態について、図13〜図15により説明する。図13は第三実施形態の係合構造を含めて示した全体模式図であり、図14はトランクボードが係合した状態での開閉作動を説明する作動模式図であり、図15はトランクボードを下側定位置に下げる作動状態を説明する作動模式図である。
この実施形態は、前述の第一実施形態、第二実施形態と異なり、可動部を設けることなく、トランクボード5を係止するものである。
具体的には、トランクボード5の前端に、トランクボード5上部から前方側に延びる薄板状の係合片部51を設け、補助ボード12の後端に、補助ボード12下部から後方側且つ下方側に延びる係止フック部52を設け、さらに、この両者を、トランクボード5が上側定位置状態で、平面視で重合するように設置することで、トランクボード5を可動部なしで、補助ボード12に係合するように構成したものである。
特に、係止フック部52は、下方に大きく突出するように形成することで、トランクボード5前部の回動量を確保するように構成している。こうして、トランクボード5後部の開放量を大きくしている。なお、その他の構成要素については、第一実施形態と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態のトランクボード5の作動状態について、図14、図15で説明する。
まず、図14(a)に示すように、トランクボード5が上側定位置にある場合には、トランクボード5の係合片部51が上方に位置して、補助ボード12の係止フック部52が下方に位置して、この両者が平面視で重合して、隙がほとんどない状態となっている。
この状態から、図14(b)に示すように、トランクボード5後部が上方に開放した場合には、係合片部51が下方に回動して係止フック部52に係止される。このため、これ以上のトランクボード5の回動が規制されて、トランクボード5の降下が防止される。
この実施形態でも、リヤゲート14を閉鎖した状態で、トランクボード5を開放した場合には、トランクボード5後端とリヤゲート14の間の隙の前後方向長さX4よりも、係合片部51と係止フック部52の間の係合範囲の前後方向長さX3の方を長く設定しているため、トランクボード5の係止状態が離脱して、トランクボード5が降下することを防ぐことができる。
特に、この実施形態の場合には、係合片部51と係止フック部52の係合範囲を自由に長くすることも可能であるため、よりトランクボード5の降下を確実に防ぐことができる。
一方、トランクボード5を下側定位置に移動する場合には、図15(a)に示すように、トランクボード5をスライド係合溝22に沿って後方側に引いて、係合片部51が係止フック部52に平面視で重合しない位置まで、トランクボード5を後退させる。そして、トランクボード5後部を上方に開放することで、トランクボード5前部を下方に回動させる。
その後、図15(b)に示すように、トランクボード5の係合片部51を係止フック部52の下方に潜り込むように、トランクボード5前部を下げて、スライドピン21が傾斜溝24に移動するようにトランクボード5を前方に押し込む。
そして、図15(c)に示すように、トランクボード5のスライドピン21が、傾斜溝24の下端部24aに位置するようにトランクボード5を押し込むことで、トランクボード5の前部が下側位置に移動する。
そして、トランクボード5の後端部5bも最下段部9Cに支持されることで、トランクボード5が下側定位置に位置することになる。
このように、この第三実施形態では、トランクボード5の係合片部51と補助ボード12の係止フック部52とが、トランクボード5が上側定位置にあるときには、平面視で重合するように位置して、トランクボード5の後部を所定量上方に開放した際には、係合片部51が係止フック部52に係合するようにしている。
これにより、係合構造の係合片部51と係止フック部52が可動部を有することなく構成されるため、故障等のおそれもなく、確実にトランクボード5を係止することができる。よって、係合構造の信頼性を向上することができる。
また、係合片部51と係止フック部52が平面視で重なり合うため、両者の隙を減少して、見栄えを向上することができ、また、トランクボックスU内へのゴミの落下も防止することができる。
さらに、係合片部51と係止フック部52の重なり合う範囲を広げることもできるため、多少、トランクボード5が後退しても、トランクボード5の開放時の下降を防ぐことができる。
次に、第四実施形態について、図16により説明する。図16は第四実施形態の作動状態を含めて示した全体模式図である。
この実施形態は、図16(a)に示すように、補助ボード12の係止部分を、単に後方側に延びる平板状の係止片部62で構成したものである。その他の構成については、第三実施形態と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態では、補助ボード12後端の下部に後方に延びる平板状の係止片部62を設けており、この係止片部62をトランクボード5の係合片部51の下方に位置するように設置して、トランクボード5が上側定位置にあるときに、係止片部62と係合片部51が平面視で重合するように設定している。
このように、係止片部62と係合片部51を構成していることから、図16(b)に示すように、トランクボード5の後部を上方に開放した場合には、係合片部51が係止片部62に係合するため、トランクボード5後部の大きな開放を制限することができる。また、トランクボード5の下方への降下を防止することができる。
また、トランクボード5を下側定位置に位置させる場合には、図16(c)に示すように、トランクボード5を後方に引き込み、トランクボード5後部を上方に開放させることで、トランクボード5前部の係合片部51を、補助ボード12の係止片部62より下方に位置させる。
そして、図16(d)に示すように、トランクボード5前部をスライド係合溝22に沿って、傾斜溝24の下端24aに押し込むことで、トランクボード5を下側定位置に位置させることができる。
以上のようにして、この実施形態でも、トランクボード5を上側定位置と下側定位置との間でスライド昇降するように構成しつつも、トランクボード5が上側定位置にある場合には、トランクボード5後部を開放した際に、トランクボード5と補助ボード12の間で係合が生じるように構成したことで、トランクボード5の降下を防ぐことができる。
よって、この実施形態でも、他の実施形態と同様に、スライドピン21がスライド係合溝22をスライド移動する際に、他の部材に当接することがないため、スライドピン21を円滑にスライド移動させることができる。また、スライドピン21の耐久性を向上することもできる。
特に、この実施形態では、係合構造が、第三実施形態よりもシンプルであるため、生産コストを低減することができ、また、見栄えの悪化も防ぐことができる。

以上、この発明の構成と前述の実施形態との対応において、
この発明の床面ボード部材は、実施形態のトランクボード5に対応し、
以下、同様に、
規制手段は、係合フック機構30、係合フック機構40、係合片部51、係止フック部52、係止片部62に対応し、
荷室の一部は、補助ボード12に対応し、
係合部材は、フック部材31、フック部材41に対応し、
係合位置変位許容手段は、回動軸32、スライド溝42に対応し、
荷室側係止部は、係止フック部52、係止片部62に対応し、
ボード側係合部は、係合片部51に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる自動車荷室のボード昇降装置に適用する実施形態を含むものである。
自動車荷室のボード昇降装置を採用した第一実施形態の荷室の後方斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 図1のB−B線矢視断面図。 荷室の平面図。 第一実施形態の係合フック機構を含めて示した全体模式図。 係合フック機構の詳細斜視図。 係合フック機構の作動状態を説明する作動模式図。 トランクボードが係合した状態での開閉作動を説明する作動模式図。 トランクボードを上側定位置から下側定位置に移動させる際の作動状態を説明する作動模式図。 第二実施形態の係合フック機構を含めて示した全体模式図。 係合フック機構の分解斜視図。 係合フック機構の作動状態を説明する作動模式図。 第三実施形態の係合構造を含めて示した全体模式図 トランクボードが係合した状態での開閉作動を説明する作動模式図。 トランクボードを下側定位置に下げる作動状態を説明する作動模式図。 第四実施形態の作動状態を含めて示した全体模式図。
符号の説明
5…トランクボード
12…補助ボード
21…スライドピン
22…スライド係合溝
23…後方水平溝
24…傾斜溝
30…係合フック機構
31…フック部材
32…回動軸
40…係合フック機構
41…フック部材
42…スライド溝
51…係合片部
52…係止フック部
62…係止片部

Claims (7)

  1. 車体後部の荷室内に設置される床面ボード部材と、該床面ボード部材の前部側方に設けたスライドピンと、荷室側面に設けられ該スライドピンがスライド自在に係合するスライド係合溝と、を備えた自動車荷室のボード昇降装置であって、
    前記床面ボード部材の前部と前記荷室の一部との間には、該床面ボード部材の動きを規制する規制手段を設け、
    該規制手段は、前記床面ボード部材が所定の上側定位置で該床面ボード部材の後部を上方に開放した際に、床面ボード部材の前部を係止して、
    前記床面ボード部材が前記上側定位置より後方位置で該床面ボード部材の後部を上方に開放した際に、床面ボード部材の前部を係止しないように構成された
    自動車荷室のボード昇降装置。
  2. 前記規制手段は、前記床面ボード部材の前部又は前記荷室の一部の一方に設けられ、前記床面ボード部材が前記上側定位置で前記床面ボード部材の後部を上方に開放した際に他方を係合する係合部材と、
    前記床面ボード部材の前部が所定量下方に変位した際に、前記係合部材の係合位置を下方に変位させる係合位置変位許容手段とを備えた
    請求項1記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  3. 前記規制手段は、前記床面ボード部材の前部から前方側に延びるボード側係合部と、
    前記荷室の一部から後方側に延びる荷室側係止部とを備え、
    該荷室側係止部を、前記ボード側係合部よりも下方位置に位置させる共に、前記床面ボード部材が上側定位置にあるときに該ボード側係合部と平面視で重合するように設定して、前記床面ボード部材の後部を所定量上方に開放した際に、前記ボード側係合部を係止するように設定した
    請求項1記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  4. 前記スライド係合溝を、前記床面ボード部材の回動及びスライド移動を許容するように構成して、
    該スライド係合溝には、前記スライドピンを上下方向に昇降スライド移動させる傾斜部を備えた
    請求項2又は3いずれか記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  5. 前記スライド係合溝には、前記傾斜部の上端から後方に延びて前記床面ボード部材を後方位置にスライド移動させる後方水平部を備え、
    前記床面ボード部材が上側定位置の際に、前記スライドピンが該後方水平部の前端に位置するように設定した
    請求項4記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  6. 前記荷室の後部にリヤゲート開口と、該リヤゲート開口を開閉自在に覆うリヤゲートとを設け、
    前記規制手段の係合範囲の前後方向長さが、前記リヤゲート閉鎖時における前記床面ボード部材後端とリヤゲート間の隙の前後方向長さより長く設定された
    請求項4又は5記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  7. 前記自動車には、車両への不正侵入を検出する不正侵入検出手段と、
    前記リヤゲートのロック解除を不正侵入が検出された時に禁止するロック制御手段とを備えた
    請求項6記載の自動車荷室のボード昇降装置。
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