JP2009241630A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

サイドエアバッグ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009241630A
JP2009241630A JP2008087369A JP2008087369A JP2009241630A JP 2009241630 A JP2009241630 A JP 2009241630A JP 2008087369 A JP2008087369 A JP 2008087369A JP 2008087369 A JP2008087369 A JP 2008087369A JP 2009241630 A JP2009241630 A JP 2009241630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
case
lid member
seat
seat back
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008087369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5067238B2 (ja
Inventor
Tsutomu Watanabe
努 渡辺
Tae Shibahara
多衛 柴原
Yuichi Sugimura
勇一 椙村
Masanori Motoki
正紀 元木
Seigo Taguchi
征吾 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2008087369A priority Critical patent/JP5067238B2/ja
Publication of JP2009241630A publication Critical patent/JP2009241630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5067238B2 publication Critical patent/JP5067238B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

【課題】この発明は、エアバッグを乗員の腰部へ向けて素早く確実に展開させることができるサイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】エアバッグ151が、エアバッグケース153の上側ケース部分153bから下側ケース部分153cにかけて折り畳まれて収納されるとともに、乗員Xの腰部Xaを保護する腰部保護部151aが下側ケース部分153cに収納され、エアバッグケース153は、インフレータ152を除いた部分において、下側ケース部分153cと蓋部材154とにより形成される閉空間の、ケースの長手方向と直交する方向の断面積が、上側ケース部分153bと蓋部材154とにより形成される閉空間の断面積よりも小さくなるように形成され、エアバッグケース153の下端部周縁には、エアバッグ151展開時の展開圧力によって破断するスリット153fが設けられている。
【選択図】図4

Description

この発明は、車両のシートバックに設置されるサイドエアバッグ装置に関する。
従来より、例えば特許文献1及び2に示されているように、車体側部への衝突時に乗員の側方でバッグ体(エアバッグ)を展開させ、その展開したバッグ体で車両側突のエネルギを吸収して乗員の胸部及び腰部を保護するようにしたサイドエアバッグ装置はよく知られている。
車両側突時には、胸部と腰部との位置関係から、その衝撃が乗員の胸部よりも比較的腰部に早期に及ぶことになる。そこで、上述したようにサイドエアバッグ装置によって乗員の胸部及び腰部を保護しようとするものにおいては、腰部の高さ位置に対応する下側のエアバッグ部分を可及的に素早く展開させることが求められている。
しかしながら、下記特許文献1に記載のサイドエアバッグにおいて、乗員の胸部から腰部まで保護しようとすると、サイドエアバッグが上下方向に長くなってしまい、エアバッグの展開を安定して行えない、という問題があった。
そこで、近年では、乗員の胸部に対応する高さ位置から腰部に対応する高さ位置にかけて上下に延びるケース内にエアバッグ及びインフレータを収納した状態でこれらをシートバック内に配設し、インフレータからガスが供給された時に、ケースの開口部を覆う蓋部材を破断することで瞬時に安定してエアバッグを膨張展開させるようにしたものが提案されている。
この場合、エアバッグをケースと蓋部材とにより形成された閉空間に収納することで、インフレータからガスが供給されてエアバッグの膨張が開始された時、前記閉空間内での拘束によってエアバッグ内のガス圧を急激に上昇させることが可能になり、蓋部材を破断した時には、高いガス圧によってエアバッグを瞬時に広範囲に展開させることができる。
このため、乗員の腰部に対応する高さ位置の下側エアバッグ部分、即ち腰部保護用エアバッグ部分も早期に展開させることができ、乗員の腰部を可及的に素早く保護することができる。
国際公開第2002/100691号パンフレット 特開平5−4553号公報
しかしながら、上述したように上下に延びるケースをシートバック内に配設しようとすると、他のシート用部材のレイアウトとの関係上、インフレータを除いた部分において、下側ケース部分と蓋部材とにより形成される閉空間の、ケースの長手方向と直交する方向の断面積を、上側ケース部分と蓋部材とにより形成される閉空間の断面積よりも小さく形成する必要があった。
この場合、下側ケース部分の幅が絞られることで、インフレータから供給されたガスが腰部保護用エアバッグ部分へ流れ込みにくくなり、エアバッグケースを利用しても、結局は腰部保護用エアバッグ部分の展開が上側のエアバッグ部分よりも遅れる虞があった。
この発明は、エアバッグを乗員の腰部へ向けて素早く確実に展開させることができるサイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
この発明のサイドエアバッグ装置は、車両のシートバックに設置されるサイドエアバッグ装置であって、サイドエアバッグと、車体側面に所定以上の衝撃が加えられた時にガスを供給し、前記サイドエアバッグを膨張展開させるインフレータと、前記エアバッグ及び前記インフレータを収納するエアバッグケースと、該エアバッグケースの開口部を覆う蓋部材とを備え、前記エアバッグケースは、一体に成形された上側ケース部分と下側ケース部分とから構成され、前記エアバッグは、上側ケース部分から下側ケース部分にかけて折り畳まれて収納されるとともに、乗員の腰部を保護する腰部保護用エアバッグ部分が前記下側ケース部分に収納され、前記エアバッグケースは、前記インフレータを除いた部分において、前記下側ケース部分と前記蓋部材とにより形成される閉空間の、ケースの長手方向と直交する方向の断面積が、前記上側ケース部分と前記蓋部材とにより形成される閉空間の断面積よりも小さくなるように形成され、前記エアバッグケースの下端部周縁には、エアバッグ展開時の展開圧力によって破断する破断部が設けられているものである。
この構成によれば、サイドエアバッグの展開時においてエアバッグケースの下端部を破断させることにより、インフレータから供給されるガスの腰部保護用エアバッグ部分側への流れ込みを促進でき、下側ケース部分と蓋部材とにより形成される閉空間の断面積が小さく設定されたとしても、下側の腰部保護用エアバッグ部分を素早く確実に展開させることができる。
そして、下側ケース部分と蓋部材とにより形成される閉空間の前記断面積を小さくすることで、ランバーサポート装置等他のシート用部材をシートに配設することが可能になる。
前記他のシート用部材は、上述したランバーサポート装置の他、リクライニング装置等、操作レバーを備える装置を含む。
また、シート用部材としてのシートバックフレームが車両前後方向に細く設定されるようなレイアウトを採用した場合、下側ケース部分と蓋部材とにより形成される閉空間の前記断面積を小さくすることで、エアバッグケースを上下方向に延びるように配設でき、かつ破断部により腰部保護用エアバッグ部分を素早く確実に展開させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記破断部近傍に、エアバッグ展開時に破断しない非破断部が設けられ、前記エアバッグの展開時、前記非破断部が前記下側ケース部分と連結状態を維持するように形成されるものである。
この構成によれば、破断部の高さ位置でエアバッグケースが破断したとしても、該エアバッグケースの底部が完全に分離して不用意に飛び出すことを防止できる。
この発明の一実施態様においては、側面視で下斜め後方に湾曲するように外形が形成された前記シートバックのクッションパッドの下端部上方に、前記エアバッグケースの下端部が設けられるものである。
この構成によれば、エアバッグケースの下端部前方周辺のクッションパッドを薄肉にすることができ、その分サイドエアバッグの腰部保護用エアバッグ部分を容易に展開させることができる。
さらに、シートバックのクッションパッドを、側面視で下斜めに後方に湾曲するよう形成したため、クッションパッドの湾曲した部位とシートクッションの後部との間に凹所を形成することができる。このため、シートに着座した乗員の臀部が凹所に適切に納まるようにすることで、乗員の着座性を向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記エアバッグケースのシート幅方向外側の縁部周辺の、シート表皮と接触可能な位置にフランジ部が設けられ、該フランジ部の前記シート表皮に対して反対側の面には、前記破断部に沿うようにティアが形成されているものである。
この構成によれば、ティアにより、破断部の高さ位置においてフランジ部を容易に破断させることができるとともに、ティアがシートバックのシート表皮の側の面に形成されていないことで、時間経過に伴ってティアの形状がシート表皮に移り込むことを防止し、結果としてシートの見映えの低下を防止できる。
この発明の一実施態様においては、前記蓋部材が、その外縁に形成された複数の爪が前記エアバッグケースの周縁に形成された複数の嵌合部とそれぞれ嵌合することで前記エアバッグケースと係合状態となるとともに、前記爪は、前記蓋部材の前記エアバッグケース下端部に対応する位置を避けて形成されるものである。
この構成によれば、蓋部材において、エアバッグケースの下端部に対応する位置を避けるように爪を形成することで、エアバッグケースの下端部が破断したとしても、蓋部材の爪がむき出しになることを防止し、エアバッグのクッションパッド等と干渉することを確実に防止できる。
この発明によれば、サイドエアバッグの展開時においてエアバッグケースの下端部を破断させることにより、インフレータから供給されるガスの腰部保護用エアバッグ部分側への流れ込みを促進でき、下側ケース部分と蓋部材とにより形成される閉空間の断面積が小さく設定されたとしても、下側の腰部保護用エアバッグ部分を素早く確実に展開させることができる。
そして、下側ケース部分と蓋部材とにより形成される閉空間の前記断面積を小さくすることで、ランバーサポート装置等他のシート用部材をシートに配設することが可能になる。
また、シート用部材としてのシートバックフレームが車両前後方向に細く設定されるようなレイアウトを採用した場合、下側ケース部分と蓋部材とにより形成される閉空間の前記断面積を小さくすることで、エアバッグケースを上下方向に延びるように配設でき、かつ破断部により腰部保護用エアバッグ部分を素早く確実に展開させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明の実施形態に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートの側面図であり、図2は、シートバック内における各種シート用部材の取付構造を示す斜視図、図3は、図2のA−A線矢視断面図である。なお、図中において矢印(F)は車両前方、矢印(R)は車両後方を示し、矢印(IN)は車両内方、矢印(OUT)は車両外方を示す。
図1、図2に示すように、シート1は、シートバック10とシートクッション20とを備えている。このシートバック10内の左右両側部には、上下方向かつシート前後方向に延びるシートバックフレーム11、11がそれぞれ配設されている。
シートバック10の左右両側部には、シート幅方向中央部の背凭れ面よりもシート前方(車両前方)に突出しかつ上下方向に延びるサイドサポート部10a、10aがそれぞれ設けられている。シート側面視で、各サイドサポート部10aの前端は、上下方向中間部の方が上端部及び下端部よりも上記シートバックフレーム11後端からの距離が大きくなる湾曲状に形成されている。
また、シートバック10の横断面視で(図3参照)、各サイドサポート部10aは、シート幅方向中央側から外側に行くに従って背凭れ面からの突出量が大きくなる曲面状に形成されている。
シートバック10は、図1〜図3に示すように、シートバックフレーム11、11間にランバープレート12aを備えたランバーサポート装置12と、シートバック形状を形成するパッド部材13と、該パッド部材13を覆うシート表皮14と、折り畳まれた状態から展開するエアバッグ151を有し、シートバック10内の車外側(シート1に近いサイドドア側)の側部にてシートバックフレーム11に取付けられるサイドエアバッグユニット15とを備えている。
ランバーサポート装置12は、シートバックフレーム11、11間に配置されたランバープレート12aにより、シート1に着座した乗員Xの腰部Xaをサポートするものであって、トーションバー12bに板状のランバープレート12aを取付けて構成される。
トーションバー12bは、シートバックフレーム11に枢支されており、トーションバー12bが回動することにより、これと一体的にランバープレート12aがシート前後方向へ移動され、乗員Xの腰部Xaに対するサポート特性が変更調整されるようになっている。
そして、ランバーサポート装置12は、このランバープレート12aをシート前後方向へ移動させるために、トーションバー12bを回転操作する操作レバー12cを備えている。
操作レバー12cは、シートバック10の車外側側部に取付けられており、操作レバー12cの中心の回転軸12d、及びシートバック10内にてシートバックフレーム11に設けられた伝達機構12eにより、操作レバー12cにおける回動操作の操作力がトーションバー12bに伝達され、ランバープレート12aを回動させることが可能になっている。なお、伝達機構12eについては、例えば、特開平10−276856号公報や、特開2007−160022号公報等により既に公知であるため、ここでは説明を省略する。
パッド部材13は、硬度が比較的大きいスポンジからなっている。そして、このバッド部材13の下端部は、その外形が側面視で下斜めに後方に湾曲するよう設けられている。
シート表皮14は、複数のパーツで構成されていて、該複数のパーツでパッド部材13の外側面を覆っている。すなわち、このシート表皮14は、図3に示すように、パッド部材13のシート幅方向中央部13aの前面を覆う中央前面部14aと、パッド部材13の右側部13bの前面を覆う外側前面部14bと、前端縁部がその外側前面部14bの右端縁部と連結され、パッド部材13の右側部13bの側面を覆う側面部14cとを有している。
シート表皮14の中央前面部14aと外側前面部14bとの境目部分が、シート後方に凹んだ折り目部14dを構成している。シート表皮14の外側前面部14b及び側面部14cの連結部分におけるサイドエアバッグユニット15に対応する高さ位置には、破断部14eが上下方向に延びるように形成されている。
この破断部14eは、エアバッグ151の展開膨張時に、これがシートバック10外に展開膨張するようにそのエアバッグ151の展開膨張圧によって破断されるようになっている。すなわち、破断部14eにおける外側前面部14bと側面部14cとを連結する縫製糸の強度が他の部分よりも小さくされて、破断部14eが破断し易くなっている。
サイドエアバッグユニット15は、当該車両の側突時に、シート1のシートクッション20に着座した乗員Xを保護するためのものである。このサイドエアバッグユニット15は、パッド部材13の右側部13b内(つまり、シートバック10の右側サイドサポート部10a内)の中央部に配設されていて、サイドエアバッグユニット15のシート前側(エアバッグ151の展開側)、シート後側、シート幅方向外側、上側及び下側がパッド部材13で覆われている。
そして、サイドエアバッグユニット15は、折り畳まれた状態にあるエアバッグ151と、車体側面に所定以上の衝撃が加えられた時にエアバッグ151に展開膨張用のガスを供給し、エアバッグ151を膨張展開させるインフレータ152と、このエアバッグ151及びインフレータ152を収納するエアバッグケース153と、該エアバッグケース153の車外側に形成された開口部153aを覆う蓋部材154とを有している。
なお、サイドエアバッグユニット15は、図1に示すように、インフレータ152の後端部から突出する締結片155がボルト16でシートバックフレーム11に締結されることにより、シートバック10内に固定されている。
図4は、サイドエアバッグユニット15において蓋部材154を外した状態を示す側面図であり、図5は、蓋部材154を示す斜視図、図6は、サイドエアバッグユニット15を示す側面図、図7(a)は、図6のB−B線矢視断面図、図7(b)は、図6のC−C線矢視断面図、図8は、エアバッグケース153の下端部周縁を示す要部拡大斜視図、図9は、エアバッグケース153のシート幅方向外側の縁部周辺を示す要部拡大斜視図である。なお、図中において矢印(UP)は車両上方、矢印(DOWN)は車両下方を示す。
本実施形態に係るサイドエアバッグユニット15では、エアバッグケースケース153が車内側に向かって凹むような形状をなしている。
また、エアバッグケース153は、主に上側ケース部分153bと下側ケース部分153cとが一体的に形成されたものであり、上下方向に延びるように配設されている。インフレータ152は、エアバッグケース153上部の上側ケース部分153aに配設されている。
ここで、折り畳まれた状態にあるエアバッグ151は、通常時(非展開時)は、上側ケース部分153bから下側ケース部分153cにかけて折り畳まれた状態でインフレータ152のシート前方に配設されている。
そして、エアバッグ151は、乗員Xの腰部Xa(図1参照)に対応して該腰部Xaを保護するための腰部保護部151aと、その腰部保護部151aの上側にこれと連通するように乗員Xの胸部Xb(図1参照)に対応して設けられ、乗員Xの胸部Xbを保護するための胸部保護部151bとを有しており、腰部保護部151a、胸部保護部151bは、それぞれ下側ケース部分153c、上側ケース部分153bに収納されている。
また、エアバッグケース153の周縁には、下端部を除く略全周に複数の嵌合孔153dが穿設されており、図5に示すように蓋部材154の外縁部にて一体的に形成された複数の爪部154aを嵌合させることで、図6、図7に示すように、蓋部材154がエアバッグケース153と係合状態となり、開口部153aが蓋部材154によって覆われるようになっている。
蓋部材154は、図5、図6に示すように、エアバッグケース153とともに、ケースの長手方向に直交する方向において、下側部分の前後方向の幅が、上側部分の前後方向の幅よりも小さく設定されており、エアバッグケース153の下端部に対応する位置を避けるようにして爪部154aが形成されている。
また、エアバッグケース153のシート1の幅方向外側の周縁周辺には、シート表皮14(図1参照)と接触可能な位置にフランジ部153eが設けられており、蓋部材154によって開口部153aが覆われた状態では、フランジ部153eが側面視で蓋部材154の外周縁から突出している。
ここで、エアバッグケース153の嵌合孔153dは、図7に示すように、エアバッグケース153の内側がフラットになるように、エアバッグケース153の内面によって覆われている。そして、嵌合孔153dは、エアバッグケース153のより車内側の深い位置に形成されており、何らかの拍子に爪部154aの嵌合が外れることを防止している。
エアバッグ151及びインフレータ152は、エアバッグケース153と蓋部材154との係合により形成された閉空間内に収納されている。そして、蓋部材154の面の周縁には、下端部及びインフレータ152と対応する部位を除き、ティア154bが形成されている。
これにより、エアバッグ151は、車両の側突時に、インフレータ152からの膨張ガスによって折り畳まれた状態から膨張展開が開始されると、エアバッグケース153及び蓋部材154で形成された閉空間内での拘束によってエアバッグ151内のガス圧が急激に上昇し、ガス圧が所定値に達した時、蓋部材154のティア154bを破断させて、外部に早期に展開することができるようになっている。
さらに、エアバッグ151は、パッド部材13の一部を拡開させかつ破断部14eを破断してシートバック10外に膨張展開することで、シートクッション20に着座している乗員Xの腰部Xa及び胸部Xbを保護するようになっている。
すなわち、シートバック10外に展開膨張したエアバッグ151は、車両の側突時、エアバッグ151の腰部保護部151a及び胸部保護部151bが乗員Xの腰部Xa及び胸部Xbと車体側壁(図示せず)との間に膨張展開して、乗員Xの腰部Xa及び胸部Xbを保護する。
ところで、本実施形態では、ケースの長手方向と直交する方向において、下側ケース部分153cの前後方向の幅が、上側ケース部分153bの前後方向の幅よりも小さく設定されており、図7に示すように、インフレータ152を除いた部分において、下側ケース部分153cと蓋部材154とにより形成される閉空間の、ケースの長手方向と直交する方向の断面積が、上側ケース部分153bと蓋部材154とにより形成される閉空間の断面積よりも小さくなるように形成されている。
さらに、下側ケース部分153cは、車幅方向前側に偏って位置しており、これと同じ高さ位置にあるランバーサポート装置12(図1等参照)の回転軸12d等との干渉が回避されている。
ところが、この場合、エアバッグケース153において、下側ケース部分153cの幅が絞られることで、インフレータ152から供給されたガスが腰部保護部151a側へ流れ込みにくくなり、エアバッグケース153を利用しても、結局は腰部保護部151aの展開が胸部保護部151bよりも遅れる虞がある。
そこで、本実施形態では、図4、図6、図8、及び図9に示すように、エアバッグケース153の下端部周縁にスリット153fを設け、エアバッグ151の展開時には、その展開圧力によって、他よりも脆弱とされたスリット153fの高さ位置でエアバッグケース153を破断させるようにしている。
このように、エアバッグ151の展開時においてエアバッグケース153の下端部を破断させることにより、インフレータ152から供給されるガスの腰部保護部151a側への流れ込みを促進でき、下側ケース部分153cと蓋部材154とにより形成される閉空間の前記断面積が小さく設定されたとしても、下側の腰部保護部151aを素早く確実に展開させることができる。
そして、下側ケース部分153cと蓋部材154とにより形成される閉空間の前記断面積を小さくすることで、本実施形態のように、ランバーサポート装置12のような他のシート用部材をシート1に配設することが可能になる。
また、本実施形態では、スリット153fが一部で途切れていることにより、その近傍にヒンジの機能を有する非破断部153gが形成されており、エアバッグ151の膨張展開時には、スリット153fの高さ位置でエアバッグケース153が破断したとしても、非破断部153gは破断しないようになっている。このため、エアバッグケース153の底部は、エアバッグ151の膨張展開時、非破断部153gを中心に下方へ回動するものの、下側ケース部分153cとの連結状態は維持される。この場合、前記底部が完全に分離して不用意に飛び出すことを防止できる。
また、エアバッグケース153の下端部については、これが、側面視で下斜めに後方に湾曲するように外形が形成されたシートバック10のパッド部材13(図1、図2参照)の下端部上方に設けられている。このため、エアバッグケース153の下端部前方周辺のパッド部材13を薄肉にすることができ、その分エアバッグ151の腰部保護部151aを容易に展開させることができる。
さらに、シートバック10のパッド部材13を、上述したように側面視で下斜めに後方に湾曲するよう形成したため、パッド部材13の湾曲した部位とシートクッション20の後部との間に凹所17(図1、図2参照)を形成することができ、シート1に着座した乗員Xの臀部Xcが凹所17内に適切に納まるようにすることで、乗員Xの着座性を向上させることができる。
また、本実施形態では、図4、図6、図8、及び図9に示すように、スリット153fの高さ位置において、フランジ部153eの車内側、即ち、シートバック10のシート表皮14に対して反対側の面に、フランジ部153eに沿うようにティア153hを形成している。
このティア153hにより、スリット153fの高さ位置においてフランジ部153eを容易に破断させることができるとともに、ティア153hがシート表皮14側の面に形成されていないことで、時間経過に伴ってティア153hの形状がシート表皮14に移り込むことを防止し、結果としてシート1の見映えの低下を防止できる。
また、上述したように、蓋部材154において、エアバッグケース153の下端部に対応する位置を避けるように爪部154aを形成することで、エアバッグケース153の下端部が破断したとしても、蓋部材154の爪部154aがむき出しになることを防止し、シートバック10のパッド部材13等と干渉することを確実に防止できる。
ところで、本実施形態では、シートバック10にランバーサポート装置12を配設した場合において、これとサイドエアバッグユニット15との干渉を回避すべく、エアバッグケース153の下側ケース部分153cと蓋部材154とにより形成される閉空間の前記断面積を小さく設定したが、これに限らず、シートクッション20に対してシートバック10の角度調整を行うリクライニング装置を配設したものに本発明を適用してもよい。
リクライニング装置においても、シートの車外側側部には、シートバックの回動角度を調節するための操作レバーが配設され、この操作レバーには、シートバック内に配設された所定のリクライニング機構が接続されている。この場合、上述した実施形態と同様、前記断面積を小さく設定することで、リクライニング装置をサイドエアバッグユニットとともにシートに配設することが可能になり、かつエアバッグケースの下端部周縁にスリットを設けることで、腰部保護部を素早く確実に展開させることができる。
また、本発明は、シート用部材としてのシートバックフレームが車両前後方向に細く設定されるようなレイアウトが採用された場合、好適である。
例えば、上述したように、乗員の胸部のみならず、腰部についてもサイドエアバッグ装置で保護しようとするならば、エアバッグは、下方にも展開できるように上下方向に長いものが用いられる。この場合、エアバッグを折り畳んだ時には、必然的に前後方向で嵩張ってしまうため、シートバックフレームが前後方向に細く設定されたものにおいては、折り畳まれたエアバッグをうまく収納することができないという問題がある。
従って、シートバックフレームが前後方向に細く設定されているものにおいては、折り畳んだエアバッグを前後方向にコンパクトにするために、サイドエアバッグユニットが上下方向に延びるように配設される。しかしながら、この場合、サイドエアバッグユニットを配設するにあたっては、さらに他のシート用部材のレイアウトとの関係を考慮する必要がある。
このような場合であっても、上述したサイドエアバッグ15のように、下側ケース部分と蓋部材とにより形成される閉空間の前記断面積を小さくすることで、他のシート用部材のレイアウトに関わらずエアバッグケースを上下方向に延びるように配設でき、かつエアバッグケースの下端部周縁にスリットを形成することで、腰部保護部を素早く確実に展開させることができる。
また、上述した実施形態では、エアバッグケース153の下端部周縁にスリット153fを形成することとしたが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、エアバッグ151の膨張展開時において予め定められた部位で破断が容易になされるように、下端部が他の高さ位置よりも脆弱となっていればよい。
例えば、図10に示すように、エアバッグケース153の下端部周縁に沿って目打ち状(ミシン目状)に複数の長孔153f′を穿設し、これによって他の高さ位置よりも脆弱とするようにしてもよい。
また、この場合、図示のように、長孔153f′間のピッチを一部他よりも長く設定することで、その部位を最初の実施形態の非破断部153gに相当する非破断部153g′とすることができる。このため、エアバッグケース153が破断したとしても、エアバッグケース153の底部が完全に分離して不用意に飛び出すことを防止できる。
なお、図10に示す他の実施形態において、図1〜図9を参照して説明した最初の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の腰部保護用エアバッグ部分は、腰部保護部151aに対応し、
以下同様に、
破断部は、スリット153f、長孔153f′に対応し、
嵌合部は、嵌合孔153dに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明の実施形態に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートの側面図。 シートバック内における各種シート用部材の取付構造を示す斜視図。 図2のA−A線矢視断面図。 サイドエアバッグユニットにおいて蓋部材を外した状態を示す側面図。 蓋部材を示す斜視図。 サイドエアバッグユニットを示す側面図。 (a)図6のB−B線矢視断面図、(b)図6のC−C線矢視断面図。 エアバッグケースの下端部周縁を示す要部拡大斜視図。 エアバッグケースのシート幅方向外側の縁部周辺を示す要部拡大斜視図。 この発明の他の実施形態に係るサイドエアバッグ装置のエアバッグケースの下端部周縁を示す要部拡大斜視図。
符号の説明
10…シートバック
13…パッド部材
14…シート表皮
15…サイドエアバッグユニット
151…エアバッグ
151a…腰部保護部
152…インフレータ
153…エアバッグケース
153a…開口部
153b…上側ケース部分
153c…下側ケース部分
153d…嵌合孔
153e…フランジ部
153f…スリット
153f′…長孔
153g、153g′…非破断部
153h…ティア
154…蓋部材
154a…爪部

Claims (5)

  1. 車両のシートバックに設置されるサイドエアバッグ装置であって、
    サイドエアバッグと、
    車体側面に所定以上の衝撃が加えられた時にガスを供給し、前記サイドエアバッグを膨張展開させるインフレータと、
    前記エアバッグ及び前記インフレータを収納するエアバッグケースと、
    該エアバッグケースの開口部を覆う蓋部材とを備え、
    前記エアバッグケースは、一体に成形された上側ケース部分と下側ケース部分とから構成され、
    前記エアバッグは、上側ケース部分から下側ケース部分にかけて折り畳まれて収納されるとともに、乗員の腰部を保護する腰部保護用エアバッグ部分が前記下側ケース部分に収納され、
    前記エアバッグケースは、前記インフレータを除いた部分において、前記下側ケース部分と前記蓋部材とにより形成される閉空間の、ケースの長手方向と直交する方向の断面積が、前記上側ケース部分と前記蓋部材とにより形成される閉空間の断面積よりも小さくなるように形成され、
    前記エアバッグケースの下端部周縁には、エアバッグ展開時の展開圧力によって破断する破断部が設けられている
    サイドエアバッグ装置。
  2. 前記破断部近傍には、エアバッグ展開時に破断しない非破断部が設けられ、
    前記エアバッグの展開時、前記非破断部が前記下側ケース部分と連結状態を維持するように形成される
    請求項1記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 側面視で下斜め後方に湾曲するように外形が形成された前記シートバックのクッションパッドの下端部上方に、前記エアバッグケースの下端部が設けられる
    請求項1または2記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記エアバッグケースのシート幅方向外側の縁部周辺の、シート表皮と接触可能な位置にフランジ部が設けられ、
    該フランジ部の前記シート表皮に対して反対側の面には、前記破断部に沿うようにティアが形成されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 前記蓋部材は、その外縁に形成された複数の爪が前記エアバッグケースの周縁に形成された複数の嵌合部とそれぞれ嵌合することで前記エアバッグケースと係合状態となるとともに、
    前記爪は、前記蓋部材の前記エアバッグケース下端部に対応する位置を避けて形成される
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
JP2008087369A 2008-03-28 2008-03-28 サイドエアバッグ装置 Expired - Fee Related JP5067238B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008087369A JP5067238B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 サイドエアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008087369A JP5067238B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 サイドエアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009241630A true JP2009241630A (ja) 2009-10-22
JP5067238B2 JP5067238B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=41304064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008087369A Expired - Fee Related JP5067238B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 サイドエアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5067238B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017052493A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 トヨタ自動車株式会社 後席用サイドエアバッグ装置
KR20200016551A (ko) * 2018-08-07 2020-02-17 현대모비스 주식회사 사이드 에어백용 하드 커버

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1142999A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Nippon Plast Co Ltd エアバッグ装置
JPH11170954A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Kanto Auto Works Ltd エアバッグ装置
JP2000016225A (ja) * 1998-06-29 2000-01-18 Denso Corp エアバッグ装置
JP2000289509A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 T S Tec Kk エアーバッグ装置装備シート
JP2000289511A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 T S Tec Kk エアーバッグ装置装備シート
JP2001180421A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 T S Tec Kk エアーバッグモジュールの取付構造
JP2006176021A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Nippon Plast Co Ltd 乗り物用サイドエアバッグ
JP2007030733A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nippon Plast Co Ltd エアバッグ装置
JP2007331401A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Takata Corp 側突用エアバッグ、側突用エアバッグ装置、車両用シート

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1142999A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Nippon Plast Co Ltd エアバッグ装置
JPH11170954A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Kanto Auto Works Ltd エアバッグ装置
JP2000016225A (ja) * 1998-06-29 2000-01-18 Denso Corp エアバッグ装置
JP2000289509A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 T S Tec Kk エアーバッグ装置装備シート
JP2000289511A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 T S Tec Kk エアーバッグ装置装備シート
JP2001180421A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 T S Tec Kk エアーバッグモジュールの取付構造
JP2006176021A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Nippon Plast Co Ltd 乗り物用サイドエアバッグ
JP2007030733A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nippon Plast Co Ltd エアバッグ装置
JP2007331401A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Takata Corp 側突用エアバッグ、側突用エアバッグ装置、車両用シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017052493A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 トヨタ自動車株式会社 後席用サイドエアバッグ装置
KR20200016551A (ko) * 2018-08-07 2020-02-17 현대모비스 주식회사 사이드 에어백용 하드 커버
KR102571626B1 (ko) * 2018-08-07 2023-08-28 현대모비스 주식회사 사이드 에어백용 하드 커버

Also Published As

Publication number Publication date
JP5067238B2 (ja) 2012-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6183342B2 (ja) 車両用乗員保護装置
JP4760533B2 (ja) エアバッグ装置
JP6263627B2 (ja) エアバッグ装置
JP5914593B2 (ja) 車両用シートエアバッグシステム及び車両用シート
JP5413523B2 (ja) サイドエアバッグ装置を搭載した自動車用シート
JP6079765B2 (ja) サイドエアバッグ装置を備えた車両用シート
JP7449930B2 (ja) サイドエアバッグ装置及び、サイドエアバッグ装置の製造方法
JP6265189B2 (ja) 後席用サイドエアバッグ装置
RU2662884C1 (ru) Сиденье транспортного средства с устройством боковой подушки безопасности
JP5572348B2 (ja) 車両用ルーフエアバッグ装置
WO2007083423A1 (ja) 座席シート装置
JP5907135B2 (ja) 車両用サイドエアバッグ装置
JP7100163B2 (ja) サイドエアバッグ装置
CN111491830B (zh) 侧面安全气囊装置以及具备该侧面安全气囊装置的车辆用座椅
JP4506630B2 (ja) 後席用サイドエアバッグ装置
JP5036519B2 (ja) サイドエアバッグ装置内蔵車両用シート
KR20200003413A (ko) 사이드 에어백 장치
JP2019085047A (ja) 後席サイドエアバッグ装置
JP5330758B2 (ja) シートバック構造
US10053045B2 (en) Vehicle occupant protection device and vehicle seat
JP2007030786A (ja) ロールオーバ保護装置
JP2007261512A (ja) 後突用エアバッグ装置
JP5067238B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP6790024B2 (ja) サイドエアバッグ装置及び、これを備えた車両用シート
JP2007161089A (ja) 車両用乗員保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120730

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5067238

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees