JP2007030733A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エアバッグモジュールの厚さを薄型化して、乗員用シートの造形や形状に影響を及ぼさないようにした。
【解決手段】 ガスを噴出するインフレータ8と、当該ガスにより膨張展開して乗員を保護するエアバッグ4とを有してエアバッグモジュールを構成し、エアバッグモジュール5を乗員用シート1のシートフレーム13に装着して構成する場合、エアバッグ4のガス導入口4aにインフレータ8のガス吐出口部位8−1を装着すると共に、ガス吐出口部位8−1以外のインフレータ8の構成部位8−2をエアバッグ4の外部に突出させた状態でエアバッグモジュール5を乗員用シート1に装着した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガスを噴出するインフレータと、折畳まれ当該ガスにより膨張展開するエアバッグとを有して構成したエアバッグモジュールを乗員用シート等の車室内設置部品内に収容されて構成したエアバッグ装置に関する。
従来のエアバッグ装置、例えばサイドエアバッグ装置は、シートバッグのパッド本体の一側にエアバッグモジュールが配され、エアバッグモジュールのエアバッグ飛び出し口がパッド本体と共にシート表皮でカバーされて構成しており、エアバッグモジュール内において折畳まれたエアバッグと共にガスを噴出するインフレータを内蔵する構成となっていた(特許文献1参照)。
特開平9−295549号公報
しかしながら、上記従来のエアバッグ装置においては、エアバッグモジュール内にインフレータを内蔵したために、インフレータの占有容積が大きく、エアバッグの折畳み形状を薄くしたとしても、エアバッグモジュール自体の厚さが分厚なってしまいがちであった。
この結果、エアバッグモジュールをシートバッグのパッド本体に装着したとき、パッド本体の形状に大きく影響を及ぼしてしまい、シート自体の造形や形状に対して制約となっていた。
本発明は、かかる従来の課題を解決するためになされたもので、エアバッグモジュールの厚さを薄型化して、乗員用シートの造形や形状に影響を及ぼさないようにしたエアバッグ装置を提供することを目的とするものである。
本発明にかかる請求項1に記載のエアバッグ装置は、ガスを噴出するインフレータと、折畳まれ当該ガスにより膨張展開するエアバッグとを有して構成されるエアバッグモジュールであって、該エアバッグモジュールを、前記エアバッグのガス導入口に前記インフレータのガス吐出口部位を装着すると共に、前記インフレータの当該ガス出口部位以外の構成部位が前記エアバッグの外部に突出されてなり、前記吐出口部位以外の構成部位が車両の側部に位置する車室設置部品内に収容されたことを特徴とする。
前記構成により、インフレータのガス吐出口以外の構成部位が折畳まれたエアバッグの外部に突出形成されるので、エアバッグの折畳み形状はインフレータの形状に従って折畳まれる必要がなくなり、ほとんどインフレータの形状的影響なしにエアバッグの折畳みが可能となる。
従って、展開に好適な折仕様が選択でき、そのような折部分とインフレータとの間によく生じていたデッドスペースがなくなり、エアバッグ部分の薄型化、小型化を図ることができる。
インフレータは燃焼用薬剤や圧縮ガスを保持する為に金属製のハウジングなどからなっており、そのような剛直な部材をわざわざソフトでフレキシブルなエアバッグ内に収容することによるモジュールパッケージ部材の大型化と、モジュール外部の剛性ある部材と前記の剛直なインフレータとの間にエアバッグが位置する状態がなくなり、外部からエアバッグを必要かつ最小限の保持手段を適用するだけでよくなり、全体として軽量でコンパクトになり、コスト低減効果がある。
また、モジュールの設置スペースの確保の問題、設置スペースにおけるバッグの保護特性の問題も解決が容易となる。インフレータ自体は通常非常に強度を有する部材であるから、車両用内装部材にガス吐出出口部位以外の構成部位を露出させた状態や直付けするなどすることができる。
従って、エアバッグモジュールの搭載位置の自由度が増し、乗員保護のために好ましい位置にエアバッグモジュールを設置できるようになり、或いは、従来の保護特性を得るために車室設置部品の形状を合せるなどの必要がなくなり、車室設置部品例えばシートクッションやドアトリムパネルなどを所望の造形としつつ、居住性と乗員保護の高度の両立が可能になる。
また、本発明に係る請求項2に記載のエアバッグ装置は、請求項1に記載のエアバッグ装置において、折畳んだ状態のエアバッグを収納するシェルケースを有し、前記ガス吐出口部位以外の構成部位を前記シェルケースの前記エアバッグのガス導入口に対向する通孔から外部に突出されるものである。
前記構成により、インフレータにおけるガス吐出口部位を除く構成部位が、エアバッグの外部に突出配設されることによりエアバッグモジュールを構成することから、エアバッグの折畳み形状は、インフレータのガス吐出口部位を除く構成部位を除いた形状となって、薄型化、小型化を図ることができ、しかも、このように構成するエアバッグモジュールを車室内設置部品例えば乗員用シート内に収容した場合、エアバッグの外部に配されたインフレータは乗員用シートの造形的に影響を及ぼさない設置場所を選択して装着することができ、乗員用シートの造形や形状の選択自由度を増すことができることになり、エアバッグモジュールの存在により乗員用シートが大型化することがない。さらに、エアバッグがシェルケースにより保護され、組立てラインへの供給および組立作業におけるハンドリングや車両に搭載された状態で車両のライフに亘って長時間安定した保持が容易にできるようになる。
また、本発明に係る請求項3に記載のエアバッグ装置は、請求項1または請求項2に記載のエアバッグ装置において、折畳まれた状態の前記エアバッグの内部に配置されたリテーナと前記インフレータの吐出口部位側に位置する保持部とで前記エアバッグのガス導入口を前記インフレータのガス吐出口部位に気密的に結合したことを特徴とする。
かかる構成により、たとえインフレータをエアバッグモジュールの外方に突出配置したとしても、インフレータが吐出するガスがエアバッグ外に漏れることが容易に防止され、エアバッグを効率的に膨張展開させることができる。
本発明に係る請求項4に記載のエアバッグ装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載のエアバッグ装置において、乗員用シートに装着され、前記ガス吐出口部位以外のインフレータ構成部位を前記エアバッグの設置位置よりシートクッションの内方に延出したものである。
かかる構成により、インフレータにおけるガス吐出口部位以外の構成部位を乗員用シート内方側に延出させたことにより、インフレータにより乗員用シートの外観形状が外方に膨出することがなく、乗員用シートの小型化を実現すると共に、乗員用シートの造形の自由度を確保することができる。また、シートクッションの内部スペースを利用した合理的なレイアウトを可能とする。
本発明によれば、インフレータのガス吐出口以外の構成部位が折畳まれたエアバッグの外部に突出形成されるので、エアバッグの折畳み形状はインフレータの形状に従って折畳まれる必要がなくなり、ほとんどインフレータの形状的影響なしにエアバッグの折畳みが可能となる。
従って、展開に好適な折仕様が選択でき、そのような折部分とインフレータとの間によく生じていたデッドスペースがなくなり、エアバッグ部分の薄型化、小型化を図ることができる。インフレータは燃焼用薬剤や圧縮ガスを保持する為に金属製のハウジングなどからなっており、そのような剛直な部材をわざわざソフトでフレキシブルなエアバッグ内に収容することによるモジュールパッケージ部材の大型化と、モジュール外部の剛性ある部材と前記の剛直なインフレータとの間にエアバッグが位置する状態がなくなり、外部からエアバッグを必要かつ最小限の程手段を適用するだけでよくなり、全体として軽量でコンパクトになり、コスト低減効果がある。
また、モジュールの設置スペースの確保の問題、設置スペースにおけるバッグの保護特性の問題も解決が容易となる。インフレータ自体は通常非常に強度を有する部材であるから、車室設置部品内にガス吐出出口部位以外の構成部位を露出させた状態や直付けするなどすることができる。
従って、エアバッグモジュールの搭載位置の自由度が増し、乗員保護のために好ましい位置にエアバッグモジュールを設置できるようになり、或いは、従来の保護特性を得るために車室設置部品の形状を合せるなどの必要がなくなり、車室設置部品例えばシートクッションやドアトリムパネルなどを所望の造形としつつ、居住性と乗員保護の高度の両立が可能になる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は本発明の実施の形態によるエアバッグ装置を装着した自動車の乗員用シートの概略図、図2は図1におけるエアバッグ装置周辺を拡大して描画した縦断面図、図3は図1におけるエアバッグを構成するエアバッグモジュールの単体斜視図、図4はエアバッグモジュールの構成部品の一部を描画した分解斜視図である。
先ず、図1において、車室設置部品である乗員用シート1は、シートバック部1aとシートクッション部1bとで構成されていて、シートバッグ1aの一側部側に偏在するように、エアバッグ装置2が設置されている。
エアバッグ装置2は、図2乃至図4に示すように、縦長で例えばエラストマを含むフレキシブルなポリプロピレンなどからなる合成樹脂成形品のシェルケース3に折畳まれた状態でエアバッグ4が収容されて構成している。
エアバッグ4には、所定の部位にガス導入口4aが開口していると共に、ガス導入口4aを間にして離間した位置に、一対のスタッドボルト挿入孔4bが穿設されている。
ガス導入口4aの互いに対向する位置に、半径方向外側に延在する一対の切欠き部4a−1が連続形成されていて、リテーナ6をエアバッグ4の内部に挿入可能に構成している。
リテーナ6はシェルケース3の形状と同様に縦長に形成されており、長手方向における互いに対向する位置に、スタッドボルト7が植設されている。
スタッドボルト7のねじ部側は、シェルケース3の一方の側壁部3aに設けたスタッドボルト挿入孔3cから突出している。
シェルケース3の一方の側壁部3aにおける両スタッドボルト7を挟んだ略中央部には、インフレータ挿通孔3bが穿設されている。
インフレータ挿通孔3bには、シェルケース3の外方より内方に向かって、インフレータ8のガス吐出口部位8−1が挿通しており、ガス吐出口部位8−1の先端には、複数のガス吐出口8aが穿設されると共に、ガス吐出口部位8−1におけるガス吐出口8aより中央側に、インフレータ取付けナット9が螺合する雄ねじ部8bが形成され、更に、雄ねじ部8bの周端側には、取付け鍔部8cが突出形成されている。
そして、リテーナ6の内側に、エアバッグ4のガス導入口周縁部4dを添設した状態で、インフレータ8のガス吐出口部位8−1を、ガス吐出口8b側から、シェルケース3のインフレータ挿通孔3bおよびリテーナ6に設けたインフレータ貫通孔6aを挿通させることによって、エアバッグ4のガス導入口4aよりエアバッグ4内に挿入し、雄ねじ部8cにインフレータ取付けナット9を螺合することにより,取付け鍔部8cにリテーナ6が気密性を持って密着し、結果的に、リテーナ6にインフレータ8が装着され、最終的に、エアバッグモジュール5を構成している。
この結果、インフレータ8は、ガス吐出口部位8−1がシェルケース3a及びエアバッグ4内に内蔵され、ガス吐出口部位以外の構成部位8−2はエアバッグ4延いてはシェルケース3aから外部に突出していることになる。
リテーナ6は、一方の側壁部2aに植設したスタッドボルト7をエアバッグ4のスタッドボルト挿通孔4b及びシェルケース3のスタッドボルト挿通孔3cを挿通するとともに、断面略コ字状のブラケット11に形成したスタッドボルト取付け孔11aを貫通させた後、スタッドボルト7の突出側にナット12を螺合することによって、ブラケット11との間にエアバッグ4を挟着した状態で、装着されている。
ブラケット11は、その折曲端部11bを乗員用シート1の骨組みであるシートフレーム13に溶接等で固着することによって、エアバッグモジュール5を乗員用シート1の内部に装着している。
この時、インフレータ8は、リテーナ6のインフレータ設置部位6bの面角度を付けることによって、乗員用シート1の上下方向において左右どちらか一方側に若干傾斜した状態で、乗員用シート1に装着されて、インフレータ8のガス吐出口部位以外の構成部位8−2は乗員用シートの内方に延在することになる。
このように、シェルケース3aから突出したインフレータ8のガス吐出口部位以外の構成部位8−2について、リテーナ6に対して角度を有して構成したのは、乗員用シート1内部のデッドスペースを利用してインフレータ8を延出設置しようとしたものである。
以上のように構成する本発明の実施の形態においては、インフレータ8のガス吐出口8a以外の構成部位8−2が折畳まれたエアバッグ4の外部に突出形成されるので、エアバッグ4の折畳み形状はインフレータ8の形状に従って折畳まれる必要がなくなり、ほとんどインフレータ8の形状的影響なしにエアバッグ4の折畳みが可能となる。
従って、展開に好適な折仕様が選択でき、そのような折部分とインフレータ8との間によく生じていたデッドスペースがなくなり、エアバッグ部分の薄型化、小型化を図ることができる。インフレータ8は燃焼用薬剤や圧縮ガスを保持する為に金属製のハウジングなどからなっており、そのような剛直な部材をわざわざソフトでフレキシブルなエアバッグ内に収容することによるモジュールパッケージ部材の大型化と、エアバッグモジュール5の外部の剛性ある部材と剛直なインフレータ8との間にエアバッグ4が位置する状態がなくなり、外部からエアバッグ4を必要かつ最小限の程手段を適用するだけでよくなり、全体として軽量でコンパクトになり、コスト低減効果がある。また、エアバッグモジュール5の設置スペースの確保の問題、設置スペースにおけるエアバッグバッグ4の保護特性の問題も解決が容易となる。
インフレータ8自体は通常非常に強度を有する部材であるから、車両用内装部材である乗員用シート1のシートバッグ1aにガス吐出出口部位以外の構成部位を露出させた状態や直付けするなどすることができる。
従って、エアバッグモジュール5の搭載位置の自由度が増し、乗員保護のために好ましい位置にエアバッグモジュール5を設置できるようになり、或いは、従来の保護特性を得るために乗員用シート1の形状を合せるなどの必要がなくなり、シートクッション1bを所望の造形としつつ、居住性と乗員保護の高度の両立が可能になる。
また、たとえシェルケース3を使用してエアバッグモジュール5を構成したとしても、インフレータ8におけるガス吐出口部位8−1以外の構成部位8−2はシェルケース3の外部に突出していることから、シェルケース3自体を薄型化、小型化でき、乗員用シート1の造形や形状に影響を及ぼさないことができる。
また、インフレータ8の雄ねじ部8cにインフレータ取付けナット9を螺合することにより,取付け鍔部8cにリテーナ6が気密性を持って密着していることから、たとえインフレータ8をエアバッグモジュール5から外部に突出配置したとしても、インフレータ8が吐出するガスがエアバッグ外の漏れることなく、エアバッグを効率的に膨張展開させることができる。
また、リテーナ6に植設したスタッドボルト7をシェルケース3より外方に突出させてシートフレーム13に固着したブラケット11に取付けて、エアバッグモジュール5をシートフレーム13に装着したことにより、エアバッグモジュール5を容易にシートフレーム13側に取付けることができ、この時、インフレータ8はエアバッグ4から突出して、エアバッグ4が配置された部位以外の乗員用シート1の内部に延在配置されることになって、乗員用シート1の造形的に影響を及ぼさない設置場所を選択して装着することができ、乗員用シート1の造形や形状の選択自由度を増すことができことになり、エアバッグモジュールの存在により乗員用シートを大型化することがない。
次に、図5乃至図11を用いて、本発明に係る他の実施の形態について説明する。
図5に示す実施の形態は、リテーナ6のインフレータ設置部位6bの面角度を、上記実施の形態より、さらに、下向きに傾斜して形成しており、また、図6に示す実施の形態は、リテーナ6のインフレータ設置部位6bの面角度を、略水平に形成したものである。
このように、インフレータ設置部位6bの面角度を選択することによって、インフレータ8を適宜の角度に位置させて、乗員用シート1の内部構造に適合しようと意図したものである。
したがって、インフレータ8の設置方向は、図1に示すように、乗員用シート1の左右方向に若干傾斜させて設置したり、図5に示すように更に左右方向且つ上下方向に傾斜させて設置したり、図6に示すように、乗員用シート1の正面側から見て略垂直方向に延在するように設置することができ、更には、図示しないが、乗員用シートの前後方向や上下方向に延在するように設置することができる。これは、インフレータ8をシェルケース3に対して、ガス吐出口部位以外の構成部位8−2を外部に突出させて構成したことによる結果であるといえる。
また、図7及び図8に示す他の実施の形態においては、シェルケース3に設けた長孔状のスタッドボルト挿入孔4bの長手方向に互いに対向する部位にそれぞれ、係合突起3dを突設して、スタッドボルト7の仮止め機構を施したものである。
図9乃至図11に示す他の実施の形態においては、折畳んだ状態におけるエアバッグ4を、シェルケース3に代えて、ラッピングクロス20で包み込んで構成したものであり、ラッピングクロス20は、図11に示すように、エアバッグ4の折りたたみ形状に適合するように略矩形状の基体部20aと、基体部20aの両短辺側に連接延在させた略三角形状のスタッドボルト引っ掛け耳部20bと、基体部20aの両長辺側に連設延在させたインフレータ挿入耳部20cとを有して構成している。
両スタッド引っ掛け耳部20bは、略三角長孔状のスタッドボルト挿入孔20dが穿設されている。
一対のインフレータ挿入耳部20cのうち、一方は中央端部側にインフレータ挿通孔20eが穿設されているとともに、インフレータ挿通孔20eを挟んで一対のスタッドボルト用孔20fが形成されている。
他方のインフレータ挿入耳部20cは略中央部が切欠かれていると共に、インフレータ挿通切欠き部20gが形成され、インフレータ挿入切欠き部20gを挟んで、スタッドボルト挿通長孔20hが形成されている。
このように構成する場合、先ず、図11に示すラッピングクロス20の展開状態で、基体部20aに折畳んだエアバッグ4を載せて、次に、インフレー挿入耳部20cの一方におけるインフレータ挿通孔20e及びスタッドボルト用孔20fに、それぞれ、エアバッグ4から突出しているインフレータ8のガス吐出口部位以外の構成部位8−2及びスタッドボルト7を挿通させ、次に、他方のインフレータ挿入耳部20cのインフレータ挿通切欠き部20gをインフレータ8に通すとともに、スタッドボルト挿通長孔20hをスタッドボルト7に相通させ、さらに、両スタッドボルト引っ掛け耳部20cのスタッドボルト挿通孔20dをスタッドボルト7に挿通させて、図9及び図10に示すようなエアバッグモジュール5を形成している。
なお、上記の実施の形態では、エアバッグモジュール5は、乗員用シート1のシートバック部1aに設置したが、これに限定されるものではなく、クッション部1b側内部に収容装着してもよい。
また、上記シェルケース3或いはラッピングクロス20に代えて、折畳んだエアバッグ4を紐条体を用いて括ることによって、エアバッグモジュール5を構成することもある。
上記実施の形態においては、車室設置部品として、乗員用シートを挙げ、当該シートに適用されるエアバッグ装置について説明したが、これに限定されるものではなく、ドアパネルとドアトリムとの空間に設置されるエアバッグ装置やルーフトリムとヘッドライニング等のトリムの間に設置される頭部保護バッグなどに本発明は適用できるものである。
本発明によれば、インフレータのガス吐出口以外の構成部位が折畳まれたエアバッグの外部に突出形成されるので、エアバッグの折畳み形状はインフレータの形状に従って折畳まれる必要がなくなり、ほとんどインフレータの形状的影響なしにエアバッグの折畳みが可能となる。
従って、展開に好適な折仕様が選択でき、そのような折部分とインフレータとの間によく生じていたデッドスペースがなくなり、エアバッグ部分の薄型化、小型化を図ることができる。インフレータは燃焼用薬剤や圧縮ガスを保持する為に金属製のハウジングなどからなっており、そのような剛直な部材をわざわざソフトでフレキシブルなエアバッグ内に収容することによるモジュールパッケージ部材の大型化と、モジュール外部の剛性ある部材と前記の剛直なインフレータとの間にエアバッグが位置する状態がなくなり、外部からエアバッグを必要かつ最小限の程手段を適用するだけでよくなり、全体として軽量でコンパクトになり、コスト低減効果がある。
また、モジュールの設置スペースの確保の問題、設置スペースにおけるバッグの保護特性の問題も解決が容易となる。インフレータ自体は通常非常に強度を有する部材であるから、車両用内装部材にガス吐出出口部位以外の構成部位を露出させた状態や直付けするなどすることができる。
従って、エアバッグモジュールの搭載位置の自由度が増し、乗員保護のために好ましい位置にエアバッグモジュールを設置できるようになり、或いは、従来の保護特性を得るために車室設置部品の形状を合せるなどの必要がなくなり、車室設置部品例えばシートクッションやドアトリムパネルなどを所望の造形としつつ、居住性と乗員保護の高度の両立が可能になる。
以上説明したところから、本発明は、ガスを噴出するインフレータと、折畳まれ当該ガスにより膨張展開するエアバッグとを有して構成したエアバッグモジュールを乗員用シート等の車室内設置部品内に収容されて構成したエアバッグ装置等に好適である。
本発明の実施の形態によるエアバッグ装置を装着した自動車の乗員用シートの概略図である。 図1におけるエアバッグ装置周辺を拡大して描画した縦断面図である。 図1におけるエアバッグを構成するエアバッグモジュールの単体斜視図である。 図1におけるエアバッグモジュールの構成部品の一部を描画した分解斜視図である。 インフレータの取付け角度における他の実施の形態を示す要部断面図である。 同じく、インフレータの取付け角度における更に他の実施の形態を示す要部断面図である。 シェルケースにおける他の実施の形態を示す一部側面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 エアバッグモジュールの他の実施の形態をインフレータの突出面側から描画した斜視図である。 同じく、インフレータの突出面とは反対側の面から描画した斜視図である。 同じく、ラッピングクロスの展開図である。
符号の説明
1 座席用シート
2 エアバッグ装置
3 シェルケース
3b インフレータ挿通孔
4 エアバッグ
4a ガス導入口
4b ガス導入口周縁部
5 エアバッグモジュール
6 リテーナ
8 スタッドボルト
8 インフレータ
8−1 ガス吐出口部位
8−2 ガス吐出口部位以外の構成部位
13 シートフレーム

Claims (4)

  1. ガスを噴出するインフレータと、折畳まれ当該ガスにより膨張展開するエアバッグとを有して構成されるエアバッグモジュールであって、
    該エアバッグモジュールを、前記エアバッグのガス導入口に前記インフレータのガス吐出口部位を装着すると共に、前記インフレータの当該ガス出口部位以外の構成部位が前記エアバッグの外部に突出されてなり、
    前記吐出口部位以外の構成部位が車両の側部に位置する車両内装部材内に収容されたことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 折畳んだ状態のエアバッグを収納するシェルケースを有し、前記ガス吐出口部位以外の構成部位を前記シェルケースの前記エアバッグのガス導入口に対向する通孔から外部に突出される、請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 折畳まれた状態の前記エアバッグの内部に配置されたリテーナと前記インフレータの吐出口部位側に位置する保持部とで前記エアバッグのガス導入口を前記インフレータのガス吐出口部位に気密的に結合したことを特徴とする請求項1また2に記載のエアバッグ装置。
  4. 乗員用シートに装着され、前記ガス吐出口部位以外のインフレータ構成部位を前記エアバッグの設置位置よりシートクッションの内方に延出した、請求項1乃至3のいずれかに記載のエアバッグ装置。
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