JPH10175500A - 側面衝突用のエアバッグモジュール組立体 - Google Patents
側面衝突用のエアバッグモジュール組立体Info
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- JPH10175500A JPH10175500A JP9334610A JP33461097A JPH10175500A JP H10175500 A JPH10175500 A JP H10175500A JP 9334610 A JP9334610 A JP 9334610A JP 33461097 A JP33461097 A JP 33461097A JP H10175500 A JPH10175500 A JP H10175500A
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- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
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- B60R21/2176—Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together the air bag components being completely enclosed in a soft or semi-rigid housing or cover
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両座席の外部に取付ける膨張可能な補助拘
束システムの改良側面衝突用エアバッグモジュール組立
体を得ること。 【解決手段】 空所付き部分２０を有するハウジング１
１と、空所付き部分２０を包囲するハウジングカバー３
０と、ガス発生用の膨張器７０と、前記膨張器７０を受
容する保持具４０と、発生ガスを受容するガスバッグ５
０と、前記背もたれ９０にモジュール組立体１０を、カ
バー３０がよく見える位置に固定する取付け固定部材４
１とが備えられ、該取付け固定部材が、保持具４０の後
面から延び、前記縦穴部材の取付け穴２２を貫通し締結
され、この結果、前記ハウジングと前記エアバッグと
が、保持具４０と背もたれ９０との間に取付けられるよ
うにした。
束システムの改良側面衝突用エアバッグモジュール組立
体を得ること。 【解決手段】 空所付き部分２０を有するハウジング１
１と、空所付き部分２０を包囲するハウジングカバー３
０と、ガス発生用の膨張器７０と、前記膨張器７０を受
容する保持具４０と、発生ガスを受容するガスバッグ５
０と、前記背もたれ９０にモジュール組立体１０を、カ
バー３０がよく見える位置に固定する取付け固定部材４
１とが備えられ、該取付け固定部材が、保持具４０の後
面から延び、前記縦穴部材の取付け穴２２を貫通し締結
され、この結果、前記ハウジングと前記エアバッグと
が、保持具４０と背もたれ９０との間に取付けられるよ
うにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは、自動車乗
員用の膨張可能な拘束システムに関し、より具体的に
は、側面衝突から乗員を保護するための、車両の膨張可
能な補助拘束システム用改良型座席取付け式エアバッグ
モジュール組立体に関するものである。
員用の膨張可能な拘束システムに関し、より具体的に
は、側面衝突から乗員を保護するための、車両の膨張可
能な補助拘束システム用改良型座席取付け式エアバッグ
モジュール組立体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】乗員の傷害の中で、側面衝突によるもの
が、かなりの割合を占めている。従来のエアバッグモジ
ュールは、正面衝突の場合に、乗員の傷害を最小化する
ためのものである。典型的なエアバッグモジュールは、
ハウジングと、該ハウジングに取付けられた膨張器と、
拘束モジュールの一部であるエアクッション又はエアバ
ッグとを有している。車両の衝突を感知するには衝突セ
ンサが用いられる。衝突センサは、膨張器を起動し、膨
張用ガスを発生させ、エアバッグを膨張させる。車両エ
アバッグは、正面衝突時には乗員の傷害を全体としてか
なり低減することが判明している。このことを考え、最
近では、側面衝突用のエアバッグを車両に組付け、それ
によって側面衝突による乗員の傷害を同じように低減す
ることが試みられている。
が、かなりの割合を占めている。従来のエアバッグモジ
ュールは、正面衝突の場合に、乗員の傷害を最小化する
ためのものである。典型的なエアバッグモジュールは、
ハウジングと、該ハウジングに取付けられた膨張器と、
拘束モジュールの一部であるエアクッション又はエアバ
ッグとを有している。車両の衝突を感知するには衝突セ
ンサが用いられる。衝突センサは、膨張器を起動し、膨
張用ガスを発生させ、エアバッグを膨張させる。車両エ
アバッグは、正面衝突時には乗員の傷害を全体としてか
なり低減することが判明している。このことを考え、最
近では、側面衝突用のエアバッグを車両に組付け、それ
によって側面衝突による乗員の傷害を同じように低減す
ることが試みられている。
【０００３】側面衝突用の第１の型式のエアバッグモジ
ュール組立体は、側面衝突センサと組合わせて、車両の
ドア内に組立体を組付けるというものである。このエア
バッグは、拡開パネルの背後に拘束されており、該拡開
パネルは、拡開時にエアバッグを解放する。しかし、こ
の型式の側面衝突用モジュールの１つの問題は、体の大
きさの異なる乗員の場合、座席が車内で種々の位置に調
節されることから生じる。例えば背の高い乗員は、調節
可能の座席トラック上で座席を最後部まで移動させ、他
方、小さな乗員は、座席を最前部へ移動させる。このた
め、車両のドアから、比較的大きなエアバッグを乗員の
座席位置及び乗員の体の寸法の全域にわたって膨張させ
ねばならない。
ュール組立体は、側面衝突センサと組合わせて、車両の
ドア内に組立体を組付けるというものである。このエア
バッグは、拡開パネルの背後に拘束されており、該拡開
パネルは、拡開時にエアバッグを解放する。しかし、こ
の型式の側面衝突用モジュールの１つの問題は、体の大
きさの異なる乗員の場合、座席が車内で種々の位置に調
節されることから生じる。例えば背の高い乗員は、調節
可能の座席トラック上で座席を最後部まで移動させ、他
方、小さな乗員は、座席を最前部へ移動させる。このた
め、車両のドアから、比較的大きなエアバッグを乗員の
座席位置及び乗員の体の寸法の全域にわたって膨張させ
ねばならない。
【０００４】側面衝突用の第２の型式のエアバッグモジ
ュール組立体は、車両のＢピラー又はロックピラーに取
付けられている。しかし、この構成の場合にも、やは
り、ドアに取付けた場合に不可避的に生じる問題と同じ
問題が生じる。つまり、体長の異なる乗員の位置全域に
わたって膨張させるには、かなり大きなエアバッグを使
用せねばならない。
ュール組立体は、車両のＢピラー又はロックピラーに取
付けられている。しかし、この構成の場合にも、やは
り、ドアに取付けた場合に不可避的に生じる問題と同じ
問題が生じる。つまり、体長の異なる乗員の位置全域に
わたって膨張させるには、かなり大きなエアバッグを使
用せねばならない。
【０００５】側面衝突用の第３型式のエアバッグモジュ
ールは、車両の座席に取付けるものである。乗員の体長
に応じて移動する座席に取付けることによって、エアバ
ッグは、乗員の体の大きさや座席位置とは無関係に、乗
員に対し等しい位置で拡開することができる。通常、車
両の座席には、正面衝突用のエアバッグモジュール組立
体に似た側面衝突用のモジュール組立体が組付けられて
いる。エアバッグは、座席の外装を破って、座席から飛
び出さねばならない。座席の外装は、、したがって、損
傷を受け、恐らく修復不能である。
ールは、車両の座席に取付けるものである。乗員の体長
に応じて移動する座席に取付けることによって、エアバ
ッグは、乗員の体の大きさや座席位置とは無関係に、乗
員に対し等しい位置で拡開することができる。通常、車
両の座席には、正面衝突用のエアバッグモジュール組立
体に似た側面衝突用のモジュール組立体が組付けられて
いる。エアバッグは、座席の外装を破って、座席から飛
び出さねばならない。座席の外装は、、したがって、損
傷を受け、恐らく修復不能である。
【０００６】前述のことに加えて、エアバッグモジュー
ル組立体の組立てを簡単にし、かつ車両への組付けを簡
便にする必要は、つねに存在する。既述の各組立体は、
車両の異なる構成部品内に取付けられ、拡開時には、エ
アバッグが、カバーの外装材料やパネルを破って脱出す
る。組立ての容易さを改善するために、本発明の側面衝
突用モジュール組立体は、座席の外表面に外部から取付
けるように構成されている。モジュール組立体が外部に
取付けられているため、よく見える。外部からよく見え
る側面衝突用モジュール組立体が望ましい１つの理由
は、乗員が、その在りかを知り、妨害しないことにあ
る。さらに、外部取付けの場合、内部に埋め込まれない
ため、組立てと交換がより容易である。したがって、座
席を破り開くことなしに、モジュール組立体を整備する
ことができる。外部から見えるモジュール組立体は、ま
た車両メーカーには、よい宣伝材料となる。なぜなら、
自動車がこの特徴的な装備品を備えていることが、使用
者に記憶されるからである。
ル組立体の組立てを簡単にし、かつ車両への組付けを簡
便にする必要は、つねに存在する。既述の各組立体は、
車両の異なる構成部品内に取付けられ、拡開時には、エ
アバッグが、カバーの外装材料やパネルを破って脱出す
る。組立ての容易さを改善するために、本発明の側面衝
突用モジュール組立体は、座席の外表面に外部から取付
けるように構成されている。モジュール組立体が外部に
取付けられているため、よく見える。外部からよく見え
る側面衝突用モジュール組立体が望ましい１つの理由
は、乗員が、その在りかを知り、妨害しないことにあ
る。さらに、外部取付けの場合、内部に埋め込まれない
ため、組立てと交換がより容易である。したがって、座
席を破り開くことなしに、モジュール組立体を整備する
ことができる。外部から見えるモジュール組立体は、ま
た車両メーカーには、よい宣伝材料となる。なぜなら、
自動車がこの特徴的な装備品を備えていることが、使用
者に記憶されるからである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前述の設計上の問題を
解決するため、本発明が目的とするところは、車両座席
の外部に取付けられる膨張可能な補助拘束システムの改
良側面衝突用エアバッグモジュール組立体を得ることで
ある。
解決するため、本発明が目的とするところは、車両座席
の外部に取付けられる膨張可能な補助拘束システムの改
良側面衝突用エアバッグモジュール組立体を得ることで
ある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明による側面衝突用
のエアバッグモジュール組立体の数実施例を以下で説明
する。いずれの場合も、これら組立体は、自動車の背も
たれ側部の凹所内に取付けるようにされている。取付け
後、組立体は、美観を保つ目的で、自動車の座席の外面
に合致するようにされる。２つの実施例の場合、組立体
は、深い空所部分若しくは空所付き部分を有するハウジ
ングと、ハウジングカバーとを有している。第１の実施
例では、ハウジングカバーが、組立体の空所付き部分よ
り長いため、組立体が取付けられる凹所の縁部まで延
び、該縁部を取囲んでいる。第２の実施例では、ハウジ
ングの空所付き部分には、座席の凹所の縁部を覆うフラ
ンジが形成され、ハウジングカバーが、空所付き部分内
に配置され、ハウジング内のエアバッグを覆っている。
のエアバッグモジュール組立体の数実施例を以下で説明
する。いずれの場合も、これら組立体は、自動車の背も
たれ側部の凹所内に取付けるようにされている。取付け
後、組立体は、美観を保つ目的で、自動車の座席の外面
に合致するようにされる。２つの実施例の場合、組立体
は、深い空所部分若しくは空所付き部分を有するハウジ
ングと、ハウジングカバーとを有している。第１の実施
例では、ハウジングカバーが、組立体の空所付き部分よ
り長いため、組立体が取付けられる凹所の縁部まで延
び、該縁部を取囲んでいる。第２の実施例では、ハウジ
ングの空所付き部分には、座席の凹所の縁部を覆うフラ
ンジが形成され、ハウジングカバーが、空所付き部分内
に配置され、ハウジング内のエアバッグを覆っている。
【０００９】これらいずれの実施例の場合も、組立体が
膨張器を有している。該膨張器には、保持具上端の取付
けプレートのスタッド穴を貫通して延び、ねじナットに
より保持具に締結固定されるねじスタッド端が設けられ
ている。保持具は、後面から突出した２個の取付けねじ
スタッドを有している。また、この保持具は、保持具の
取付けねじスタッドが膨張器を取付けられ、ハウジング
後面の取付け穴を貫通して延びることで、ハウジングに
固定される。エアバッグモジュール組立体全体は、保持
具の取付けねじスタッドを介して、車両の座席フレーム
に固定される。エアバッグと、畳まれた状態のエアバッ
グを包み込むエアバッグカバーとは、保持具に固定され
る。エアバッグカバーは、エアバッグの膨張時に破れる
裂開シームを有している。ハウジングカバーは、膨張時
に開き、エアバッグの完全拡開を可能にする。
膨張器を有している。該膨張器には、保持具上端の取付
けプレートのスタッド穴を貫通して延び、ねじナットに
より保持具に締結固定されるねじスタッド端が設けられ
ている。保持具は、後面から突出した２個の取付けねじ
スタッドを有している。また、この保持具は、保持具の
取付けねじスタッドが膨張器を取付けられ、ハウジング
後面の取付け穴を貫通して延びることで、ハウジングに
固定される。エアバッグモジュール組立体全体は、保持
具の取付けねじスタッドを介して、車両の座席フレーム
に固定される。エアバッグと、畳まれた状態のエアバッ
グを包み込むエアバッグカバーとは、保持具に固定され
る。エアバッグカバーは、エアバッグの膨張時に破れる
裂開シームを有している。ハウジングカバーは、膨張時
に開き、エアバッグの完全拡開を可能にする。
【００１０】
【発明の効果】本発明によるモジュール組立体により、
個別部品の数の少ない簡単な組立体が得られる。さら
に、本発明の構成により、エアバッグモジュール組立体
の保守と交換が容易になる。
個別部品の数の少ない簡単な組立体が得られる。さら
に、本発明の構成により、エアバッグモジュール組立体
の保守と交換が容易になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明のこのほかの目的、特徴、
利点は、添付図面についての以下の説明から明らかとな
ろう。
利点は、添付図面についての以下の説明から明らかとな
ろう。
【００１２】本発明の一好適実施例によれば、座席に取
付けられた側面衝突用のエアバッグモジュール組立体１
０は、深い空所（well）を有する空所部分若しくは空所
付き部分２０を有するハウジング１１と、ハウジングカ
バー３０と、膨張器７０と、保持具４０と、エアバッグ
５０と、エアバッグカバー６０とによって形成されてい
る。ハウジングカバー３０は、ハウジング１１の空所付
き部分２０にヒンジ結合され、かつスナップばめされる
ことによって、膨張器７０と、保持具４０と、エアバッ
グ５０と、エアバッグカバー６０とを包み込んでいる。
図５に示したように、完全に組立てられたモジュール組
立体１０は、縦に延在する座席フレーム部材９１に沿っ
て、背もたれ９０に固定されている。
付けられた側面衝突用のエアバッグモジュール組立体１
０は、深い空所（well）を有する空所部分若しくは空所
付き部分２０を有するハウジング１１と、ハウジングカ
バー３０と、膨張器７０と、保持具４０と、エアバッグ
５０と、エアバッグカバー６０とによって形成されてい
る。ハウジングカバー３０は、ハウジング１１の空所付
き部分２０にヒンジ結合され、かつスナップばめされる
ことによって、膨張器７０と、保持具４０と、エアバッ
グ５０と、エアバッグカバー６０とを包み込んでいる。
図５に示したように、完全に組立てられたモジュール組
立体１０は、縦に延在する座席フレーム部材９１に沿っ
て、背もたれ９０に固定されている。
【００１３】ハウジング１１は、好ましくはプラスチッ
ク複合材料製であり、車外へ向いた拡開口を有してい
る。あるいはまた、ハウジング１１は、マグネシウム鋳
造品又は深絞り薄板金打抜き材によって形成することも
できる。ハウジング１１は、また保持具４０、膨張器７
０、エアバッグ５０、エアバッグ副組立体である折り曲
げられた前膨張状態のエアバッグカバー６０とを受容す
るように構成され配置されている。
ク複合材料製であり、車外へ向いた拡開口を有してい
る。あるいはまた、ハウジング１１は、マグネシウム鋳
造品又は深絞り薄板金打抜き材によって形成することも
できる。ハウジング１１は、また保持具４０、膨張器７
０、エアバッグ５０、エアバッグ副組立体である折り曲
げられた前膨張状態のエアバッグカバー６０とを受容す
るように構成され配置されている。
【００１４】図２に示した保持具４０は、好ましくは薄
板金製で、後面から延びている２つの取付けねじスタッ
ド４１と、膨張器のスタッド穴４２を有する頂面上の取
付け板４３と、開放底面４４とを有している。膨張器７
０には、火工式の点火装薬又は圧縮ガス噴射剤が用いら
れるが、好ましいのは、双方を組合わせた“ハイブリッ
ド式”膨張器である。膨張器７０は、保持具の開放底面
４４から、ねじスタッド端７１が取付け板４３の膨張器
スタッド穴４２に受容されるまで、挿入される。次い
で、ナット７２がスタッド端７１に締結され、保持具４
０内に膨張器７０が取付けられる。保持具４０は、膨張
器７０を内部に保持するが、開口４６を介して膨張ガス
を放出できるように構成されている。
板金製で、後面から延びている２つの取付けねじスタッ
ド４１と、膨張器のスタッド穴４２を有する頂面上の取
付け板４３と、開放底面４４とを有している。膨張器７
０には、火工式の点火装薬又は圧縮ガス噴射剤が用いら
れるが、好ましいのは、双方を組合わせた“ハイブリッ
ド式”膨張器である。膨張器７０は、保持具の開放底面
４４から、ねじスタッド端７１が取付け板４３の膨張器
スタッド穴４２に受容されるまで、挿入される。次い
で、ナット７２がスタッド端７１に締結され、保持具４
０内に膨張器７０が取付けられる。保持具４０は、膨張
器７０を内部に保持するが、開口４６を介して膨張ガス
を放出できるように構成されている。
【００１５】エアバッグの設計に関連する共通の問題
は、エアバッグ内へ噴出する高温ガスが、エアバッグを
局所的に加熱する恐れがある点である。局所的な加熱
は、エアバッグを故障させることが往々にしてあるた
め、この問題を回避し得るように、エアバッグモジュー
ルを構成することが望ましい。局所的加熱に対する１つ
の解決策は、膨張器７０とエアバッグ５０との間に遮熱
部材を配置することである。本発明の好適実施例では、
保持具４０も遮熱部材４５を有している。遮熱部材４５
は、保持具４０と一体形成され、膨張器が保持具に取付
けられると、膨張器に隣接するようになっている。遮熱
部材４５は、また発生したガスを目標方向へ向け、エア
バッグ５０の膨張方向の制御を補助する。
は、エアバッグ内へ噴出する高温ガスが、エアバッグを
局所的に加熱する恐れがある点である。局所的な加熱
は、エアバッグを故障させることが往々にしてあるた
め、この問題を回避し得るように、エアバッグモジュー
ルを構成することが望ましい。局所的加熱に対する１つ
の解決策は、膨張器７０とエアバッグ５０との間に遮熱
部材を配置することである。本発明の好適実施例では、
保持具４０も遮熱部材４５を有している。遮熱部材４５
は、保持具４０と一体形成され、膨張器が保持具に取付
けられると、膨張器に隣接するようになっている。遮熱
部材４５は、また発生したガスを目標方向へ向け、エア
バッグ５０の膨張方向の制御を補助する。
【００１６】エアバッグ５０は、保持具４０と膨張器７
０とを包み込むように構成されている。エアバッグ５０
は、好ましくはシリコーン被覆のナイロン製であり、頂
部近くに２つの通気口（図示せず）を有している。エア
バッグカバー６０は、好ましくはタイベック(Tyvek）製
で、折り畳まれたエアバッグ５０を包み込み、膨張前の
エアバッグの汚れを防止し、かつまたエアバッグ膨張時
には裂開して、エアバッグガス飛び出せるように構成さ
れている。エアバッグカバー６０と、エアバッグ５０
と、保持具４０と、膨張器７０とが組立てられて、ハウ
ジング１１に取付けられるエアバッグ副組立体８０を形
成する。しかし、この形式は副組立体８０が取り得る多
くの形式の１つに過ぎない。
０とを包み込むように構成されている。エアバッグ５０
は、好ましくはシリコーン被覆のナイロン製であり、頂
部近くに２つの通気口（図示せず）を有している。エア
バッグカバー６０は、好ましくはタイベック(Tyvek）製
で、折り畳まれたエアバッグ５０を包み込み、膨張前の
エアバッグの汚れを防止し、かつまたエアバッグ膨張時
には裂開して、エアバッグガス飛び出せるように構成さ
れている。エアバッグカバー６０と、エアバッグ５０
と、保持具４０と、膨張器７０とが組立てられて、ハウ
ジング１１に取付けられるエアバッグ副組立体８０を形
成する。しかし、この形式は副組立体８０が取り得る多
くの形式の１つに過ぎない。
【００１７】この副組立体８０は、ハウジング１１内へ
挿入される。電気コード７３と電気接続器７４とが、ハ
ウジング１１の深い縦穴部材２０の底面２５の穴２１を
通されるように構成されている。保持具の取付けねじス
タッド４１は、空所付き部分２０の後面の取付け穴２２
を貫通して延びている。
挿入される。電気コード７３と電気接続器７４とが、ハ
ウジング１１の深い縦穴部材２０の底面２５の穴２１を
通されるように構成されている。保持具の取付けねじス
タッド４１は、空所付き部分２０の後面の取付け穴２２
を貫通して延びている。
【００１８】ハウジングカバー３０は、ヒンジ３５を介
して空所付き部分２０に取付けられ、かつ空所付き部分
２０にスナップばめされ、副組立体８０を空所付き部分
内に保持している。空所付き部分２０は、ハウジングカ
バー３０に等間隔をおいて設けられた３つのクリップ３
１〜３３に対応する３つのタブ２６〜２８を有してい
る。各タブ２６〜２８は、突出したリップを有する斜め
の前面を備えている。クリップ３１〜３３は、それぞれ
各タブ２６〜２８に隣接する保持通路若しくは保持溝
（retaining canals）２９内にかん合する。各クリップ
３１〜３３の穴は、対応する突出リップにスナップばめ
され、それによって、ハウジングカバー３０が空所付き
部分２０に強制係止される。
して空所付き部分２０に取付けられ、かつ空所付き部分
２０にスナップばめされ、副組立体８０を空所付き部分
内に保持している。空所付き部分２０は、ハウジングカ
バー３０に等間隔をおいて設けられた３つのクリップ３
１〜３３に対応する３つのタブ２６〜２８を有してい
る。各タブ２６〜２８は、突出したリップを有する斜め
の前面を備えている。クリップ３１〜３３は、それぞれ
各タブ２６〜２８に隣接する保持通路若しくは保持溝
（retaining canals）２９内にかん合する。各クリップ
３１〜３３の穴は、対応する突出リップにスナップばめ
され、それによって、ハウジングカバー３０が空所付き
部分２０に強制係止される。
【００１９】図３には、組立てられたモジュール組立体
１０が示されている。ハウジングカバー３０は、空所付
き部分２０より大きく構成されているため、ハウジング
カバー３０は、空所付き部分２０の全周縁からリップ３
４を突出させている。このリップ３４は、モジュール組
立体１０が座席の凹所９２内に配置された場合、リップ
３４で、隣接する座席材料の一部を覆うように構成され
ている。こうすることによって、凹所９２の縁部と、座
席フレーム部材９１にモジュール組立体を取付けるのに
用いた取付けボルトとが隠される。
１０が示されている。ハウジングカバー３０は、空所付
き部分２０より大きく構成されているため、ハウジング
カバー３０は、空所付き部分２０の全周縁からリップ３
４を突出させている。このリップ３４は、モジュール組
立体１０が座席の凹所９２内に配置された場合、リップ
３４で、隣接する座席材料の一部を覆うように構成され
ている。こうすることによって、凹所９２の縁部と、座
席フレーム部材９１にモジュール組立体を取付けるのに
用いた取付けボルトとが隠される。
【００２０】運転時、衝突信号を受けると、膨張器７０
はガスを発生させ、発生したガスは、ノズル部分７５に
よりエアバッグ５０内へ向けられ、エアバッグ５０が膨
張する。エアバッグ５０が膨張すると、エアバッグカバ
ー３０の裂開シームが開かれる。ハウジングカバー３０
は、エアバッグをハウジング１１の深い空所付き部分２
０の外側へ膨張させるように構成されている。空所付き
部分２０は、エアバッグ５０の膨張を方向づけるための
反作用面を有している。膨張したエアバッグは、エネル
ギーを吸収し、車両の衝突時に乗員に接触する接触面が
改良されている。
はガスを発生させ、発生したガスは、ノズル部分７５に
よりエアバッグ５０内へ向けられ、エアバッグ５０が膨
張する。エアバッグ５０が膨張すると、エアバッグカバ
ー３０の裂開シームが開かれる。ハウジングカバー３０
は、エアバッグをハウジング１１の深い空所付き部分２
０の外側へ膨張させるように構成されている。空所付き
部分２０は、エアバッグ５０の膨張を方向づけるための
反作用面を有している。膨張したエアバッグは、エネル
ギーを吸収し、車両の衝突時に乗員に接触する接触面が
改良されている。
【００２１】図６は、外部から見える側面衝突用のエア
バッグモジュール組立体１１０の第１変化形の図であ
る。この場合、ハウジング１１の深い空所付き部分１２
０が、座席凹所９２の縁部を外部から見えるように覆う
延長フランジ１３４を有している。延長フランジ１３４
は、凹所９２に隣接する座席材料を覆っている。ハウジ
ングカバー１３０は、空所付き部分１２０の内部に配置
されている。
バッグモジュール組立体１１０の第１変化形の図であ
る。この場合、ハウジング１１の深い空所付き部分１２
０が、座席凹所９２の縁部を外部から見えるように覆う
延長フランジ１３４を有している。延長フランジ１３４
は、凹所９２に隣接する座席材料を覆っている。ハウジ
ングカバー１３０は、空所付き部分１２０の内部に配置
されている。
【００２２】本発明は、以上に説明し、図示した構成と
正確に等しい構成に限定されるものではなく、クレーム
に記載の本発明の思想及び範囲を逸脱することなしに、
種々の改変及び変更態様が可能であると理解せねばなら
ない。
正確に等しい構成に限定されるものではなく、クレーム
に記載の本発明の思想及び範囲を逸脱することなしに、
種々の改変及び変更態様が可能であると理解せねばなら
ない。
【図１】エアバッグモジュール組立体を取付けるように
されたハウジングの第１実施例の斜視図。
されたハウジングの第１実施例の斜視図。
【図２】本発明による座席取付け式側面衝突用エアバッ
グモジュール組立体の第１実施例の分解斜視図。
グモジュール組立体の第１実施例の分解斜視図。
【図３】車両座席へ組付けるるようにされた本発明の側
面衝突用エアバッグモジュール組立体の横断面図。
面衝突用エアバッグモジュール組立体の横断面図。
【図４】座席に組付けた本発明の側面衝突用エアバッグ
モジュール組立体の側面図。
モジュール組立体の側面図。
【図５】座席の凹所及び縦フレーム部材と、本発明の、
外部から見える座席取付け式側面衝突用エアバッグモジ
ュール組立体との横断面図で、組立体を取付け位置で示
した図。
外部から見える座席取付け式側面衝突用エアバッグモジ
ュール組立体との横断面図で、組立体を取付け位置で示
した図。
【図６】座席の凹所及び縦フレーム部材と、本発明の、
外部から見える座席取付け式側面衝突用エアバッグモジ
ュール組立体の別の実施例との横断面図で、組立体を取
付け位置で示した図。
外部から見える座席取付け式側面衝突用エアバッグモジ
ュール組立体の別の実施例との横断面図で、組立体を取
付け位置で示した図。
１０ エアバッグモジュール組立体 １１ ハウジング ２０ 空所付き部分 ３０ ハウジングカバー ４０ 膨張器の保持具 ５０ エアバッグ ６０ エアバッグカバー ７０ 膨張器 ７４ 電気接続器 ７５ ノズル ９０ 座席の背もたれ ９１ 座席の縦フレーム ９２ 凹所 １３４ 空所付き部分の延長フランジ
Claims (6)
- 【請求項１】 車両の座席に取付けるための側面衝突用
のエアバッグモジュール組立体であって、座席が、凹所
を備えたほぼ縦方向に延びる背もたれを有する形式のも
のにおいて、該エアバッグモジュール組立体に、 空所付き部分を有するハウジングと、空所付き部分に支
持されてその空所部分にかぶせられるハウジングカバー
とが備えられ、前記空所付き部分が、取付け穴と、複数
の一体形成されたフランジとを有し、該フランジが、背
もたれに隣接する凹所から延びてその凹所を取囲みかつ
隠蔽するように構成されており、前記ハウジングカバー
が、開位置と閉位置との間を可動であって、前記フラン
ジの１つに沿ってヒンジ結合され、かつ前記フランジの
少なくとも１つに取外し可能に結合され、さらに、 ガス発生用の膨張器と、 前記膨張器を受容するように構成された保持具と、 発生するガスを受容するガスバッグと、 前記エアバッグモジュール組立体を、前記背もたれの、
前記カバーがよく見える位置に固定する取付け固定部材
とが備えられ、該取付け固定部材が、前記保持具の後面
から延びていて、前記空所付き部分の前記取付け穴を貫
通し、それによって、前記ハウジングと前記エアバッグ
とが、前記保持具と前記背もたれとの間に固定されるこ
とを特徴とする、側面衝突用のエアバッグモジュール組
立体。 - 【請求項２】 前記ハウジングカバーを空所付き部分に
結合するヒンジが備えられ、これにより、前記閉位置に
ある場合に、前記カバーが空所付き部分を閉じることが
でき、さらに、前記エアバッグの膨張時には、前記カバ
ーが、前記ヒンジを中心として前記開位置へ旋回し、前
記ガスバッグがエアバッグモジュール組立体外へ膨張す
ることができることを特徴とする請求項１に記載された
エアバッグモジュール組立体。 - 【請求項３】 前記取付け固定部材が取付けねじスタッ
ドを有することを特徴とする請求項１に記載されたエア
バッグモジュール組立体。 - 【請求項４】 前記保持具が、さらに、一体成形された
遮熱部材を備え、該遮熱部材が、前記発生ガスを目標方
向に方向づけてエアバッグ内へ導入し、かつ前記エアバ
ッグを前記発生ガスから遮蔽することを特徴とする請求
項１に記載されたエアバッグモジュール組立体。 - 【請求項５】 前記膨張器が円筒形状をなし、ねじスタ
ッド端とノズル部分とを有しており、さらに、前記保持
具が、前記膨張器スタッド端を受容する膨張器スタッド
穴を備えた取付け板を有しており、それによって、スタ
ッド端がスタッド穴に挿入し、スタッド端にねじナット
を係合させ、保持具上の所定位置に膨張器を固定するこ
とで、膨張器を保持具に取付けることができるようにな
っていることを特徴とする請求項４に記載されたエアバ
ッグモジュール組立体。 - 【請求項６】 さらに、前記ハウジングカバーに少なく
とも１つのクリップが備えられ、該クリップが、前記空
所付き部分に設けられた少なくとも１つのタブに係止さ
れるように構成され、これによって、前記クリップ及び
前記タブが、前記ハウジングカバーを前記空所付き部分
に解放可能に固定するようになっていることを特徴とす
る請求項１に記載されたエアバッグモジュール組立体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US760754 | 1996-12-05 | ||
| US08/760,754 US5876060A (en) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | Seat mounted side impact module |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10175500A true JPH10175500A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=25060084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9334610A Pending JPH10175500A (ja) | 1996-12-05 | 1997-12-04 | 側面衝突用のエアバッグモジュール組立体 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5876060A (ja) |
| JP (1) | JPH10175500A (ja) |
| DE (1) | DE19750945C2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR101282560B1 (ko) * | 2012-04-30 | 2013-07-04 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 사이드 에어백의 설치구조 |
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- 1996-12-05 US US08/760,754 patent/US5876060A/en not_active Expired - Lifetime
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1997
- 1997-11-17 DE DE19750945A patent/DE19750945C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-12-04 JP JP9334610A patent/JPH10175500A/ja active Pending
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Also Published As
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