JP2009237698A - 入退場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】災害等が発生した場合に、管理対象領域に入場していた者のうち、退場できていない可能性がある者を把握することが可能な入退場管理システムを提供する。
【解決手段】入場者管理装置1200は、センサ端末1100〜1150から受信したICカードのカードIDに基づき、領域A〜Cに入場している者の各入場者情報を管理しており、災害が発生したことを示す災害情報を受信すると、扉1010〜1012を強制的に開錠させ、各入場者情報に基づき避難状況の確認に利用可能な各安否確認情報を生成する。安否確認用端末1300、1310はそれぞれ入場者管理装置1200から各安否確認情報を受信し、避難してきた者のICカードから読み取ったカードIDに対応する安否確認情報を避難できたことを示すように更新し、更新した安否確認情報を入場者管理装置1200に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入退場管理システムに関し、特に入場者についての情報の利用技術に関する。
入退場を行う者の認証を行い、認証結果に応じて管理対象領域の扉を開錠する入退場管理システムには、災害等が発生した際に、管理対象領域の扉を強制的に開錠し、認証なしで扉を通過できるようにするパニックオープンと呼ばれる機能を有するものがある。このパニックオープンがなされると、管理対象領域に入場していた者は認証なしで扉を通過できるためスムーズな避難が可能になる。
ところで、企業等における災害時等の対応責任者(以下、「災害対応責任者」という)は、災害時等に、管理対象領域から退場できていない可能性のある者を把握する必要がある。従来より、この把握に、入退場管理システムが保持する情報を利用したいという要望はあるが、上述のパニックオープンがなされると認証が行われなくなるため、入退場管理システムを用いるのみでは、管理対象領域から退場できていない可能性がある者を把握することはできない。そのため、一般的には、災害対応責任者が、避難場所等において点呼を行うことにより、退場できていない可能性がある者を把握していた。
この問題を解決する技術として、例えば特許文献1がある。特許文献1に係る安否確認システムは、管理対象領域から退場する者を撮影する監視カメラを備え、また、このシステムの各利用者(退場者)の顔を撮影した画像データを記憶しており、災害が発生した際に、入場の記録はあるが退場の記録がない者を抽出して、抽出した者の予め記憶してある顔の画像データと、監視カメラの映像データとを照合して、管理対象領域に入場していた者のうち、退場できていない可能性がある者を抽出する。これにより、災害対応責任者は、退場できていない可能性がある者を把握することができる。
特開2006−323719号公報
しかしながら、災害が発生した際には走って避難する者も少なくなく、必ずしも照合に適した映像データが得られるとは限らない。また、多くの者が一斉に退場するため、他者の影になって顔を撮影できない者も生じ得る。
そこで、本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、災害等が発生した場合に、従来とは異なる方法で、管理対象領域に入場していた者のうち、退場できていない可能性がある者を把握することが可能な入退場管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明にかかる入退場管理システムは、管理対象領域に設けられた扉から入退場する者を識別するための識別情報を読み取り当該扉の施開錠を行うセンサ端末と、当該識別情報に応じて当該扉の開錠を当該センサ端末に行わせる入退場管理装置とから構成される入退場管理システムであって、前記入退場管理装置は、災害が発生したことを示す災害発生情報を受け付けると、前記センサ端末に前記扉を強制的に開錠させる強制開錠制御手段と、前記センサ端末が読み取った各識別情報に基づいて、前記災害発生情報を受け付けた際に前記管理対象領域に入場している者を示す各入場者情報を生成する生成手段とを備え、前記入退場管理システムは、更に、安否確認用端末を備え、前記安否確認用端末は、前記生成手段が生成した各入場者情報を受信する受信手段と、識別情報を読み取る読取手段と、前記受信手段が受信した入場者情報のうち、前記読取手段が読み取ったいずれの識別情報でも特定されない者の入場者情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
ここで、扉とは、予め定められた識別情報により特定される者のみの通行を許可し、それ以外の者の通行を禁止するものをいい、開き戸、引き戸、バー、ゲート等、いずれの形式で実現されたものであってもよい。
また、識別情報とは、個人を特定するための情報をいい、例えば、磁気カードやICカード等の媒体に記録された媒体識別情報や、指紋、声紋、虹彩、静脈等の生体情報をいう。
上述の構成を備える本発明に係る入退場管理システムにおいて、入退場管理装置は、災害発生情報を受け付けた際に、管理対象領域に入場していた者を示す各入場者情報を生成し、安否確認用端末は、入退場管理装置から受信した各入場者情報のうち、自端末が読み取ったいずれの識別情報でも特定されない者の入場者情報を出力するので、災害対応責任者は、管理対象領域に入場していた者のうち、避難できていない可能性がある者を把握することができる。
また、前記識別情報は、媒体に記録されている媒体識別情報であり、前記入退場管理装置は、媒体識別情報毎に、当該媒体識別情報と当該媒体識別情報により特定される媒体所持者の名称とを対応付けた媒体情報を記憶する第1記憶手段と、前記生成手段が生成した各入場者情報を記憶するための第2記憶手段とを含み、前記生成手段は、前記センサ端末が読み取った媒体識別情報、及び当該媒体識別情報と一致する媒体識別情報と前記媒体情報において対応付けられた名称を、含む入場者情報を生成し、前記第2記憶手段に記憶させ、前記安否確認用端末は、更に前記読取手段が読み取った媒体識別情報により特定される者の前記入場者情報に、その者が避難できたことを示す避難完了情報を対応付けて前記第2記憶手段に記憶させる更新手段を備え、前記受信手段は、更に前記第2記憶手段に記憶された各入場者情報と対応付けられた各避難完了情報を受信し、前記出力手段による出力は、前記受信手段が受信した各入場者情報のうち、避難完了情報が対応付けられていない入場者情報の表示であることとしてもよい。
これにより、安否確認用端末は、名称を含む入場者情報を表示させるので、災害対応責任者は、避難できていない可能性がある者を容易に把握することができる。
また、識別情報として、媒体に記録されている媒体識別情報を用いるため、本発明に係る入退場管理システムは、従来のカードリーダ等を用いて比較的容易に実現することができる。
また、安否確認用端末は、自機が読み取った媒体識別情報により特定される者の入場者情報に避難完了情報を対応付けて入退場管理装置に記憶させ、入退場管理装置から各入場者情報とその入場者情報に対応付けられた避難完了情報を受信する。従って、例えば、安否確認用端末が複数ある場合において、1台の安否確認用端末が入場者情報に避難完了情報を対応付けて入退場管理装置に記憶させたときに、他の安否確認用端末は、その入場者情報と避難完了情報を受信できるので、災害対応責任者は、最新の避難状況を把握することができる。
また、前記第1記憶手段は、更に、前記媒体情報に、媒体所持者の電話番号を対応付けて記憶しており、前記生成手段は、前記センサ端末が読み取った媒体識別情報と一致する媒体識別情報を含む前記媒体情報と対応付けられた電話番号を含めて入場者情報を生成することとしてもよい。
これにより、安否確認用端末は、電話番号を含む入場者情報を表示させるので、災害対応責任者は、表示されている入場者情報が示す入場者、つまり避難できていない者の携帯電話等に連絡することによって、その者が本当に避難できていないかどうかの確認に利用できる。
また、前記安否確認用端末は、無線通信を行うための無線通信手段を備え、前記受信手段及び前記更新手段によりそれぞれ行われる処理に必要な前記安否確認用端末と前記入退場管理装置との情報の授受は、前記無線通信手段を用いて行われることとしてもよい。
これにより、安否確認用端末から無線通信により入退場管理装置にアクセスすることができるので、例えば、災害時の避難場所等が屋外であって、有線による通信環境がない場合でも、災害対応責任者は、安否確認用端末を利用して避難状況を把握できる。
また、前記入退場管理システムは、更に、各入場者情報を記憶するための記憶装置を備え、前記入退場管理装置は、更に、前記生成手段により各入場者情報が前記第2記憶手段に記憶されると、当該入場者情報を前記記憶装置に記憶させる記憶制御手段を備え、前記更新手段及び前記出力手段による処理は、前記第2記憶手段に記憶されている各入場者情報に替えて、前記記憶装置に記憶されている各入場者情報に対して行うこととしてもよい。
これにより、災害等によって、最終的に入退場管理装置が動作不能になってしまうような場合においても、動作不能になる前に、各入場者情報を、入退場管理装置とは異なる記憶装置に記憶させておくことにより、本発明に係る入退場管理システムは、各入場者情報を安否確認に利用できる可能性を高めることができる。
また、災害発生情報として、例えば、気象庁が管理する装置から受信した、いわゆる緊急地震速報(地震の初期微動検出後の主揺動が到達するまでの時間を含む情報)を利用した場合には、主揺動が到達するまでの時間を利用して、各入場者情報を、入退場管理装置とは異なる記憶装置に記憶させることができるので、各入場者情報を安否確認に利用できる可能性を更に高めることができる。
また、前記センサ端末は、入場する者の媒体識別情報を読み取る入場用センサ端末と、退場する者の媒体識別情報を読み取る退場用センサ端末とを含み、前記生成手段は、前記入場用センサ端末が媒体識別情報を読み取ると、読み取った際に当該媒体識別情報を含む入場者情報を前記第2記憶手段に記憶し、前記退場用センサ端末が媒体識別情報を読み取ると、読み取った際に当該媒体識別情報を含む入場者情報を前記第2記憶手段から削除することとしてもよい。
これにより、入退場管理装置における生成手段は、各センサ端末が識別情報を読み取った際に、そのセンサ端末が入場用のセンサ端末か退場用のセンサ端末かに応じて、その識別情報を含む入場者情報を第2記憶手段に記憶又は削除するので、災害発生情報を受け付けた際には、各入場者情報が生成されているため、災害発生情報を受け付けてから各入場者情報を生成する場合と比較し、災害対応責任者は、速やかに避難状況の把握を開始できる。
また、前記災害発生情報は、外部の災害検出装置から受信した情報であることとしてもよい。
これにより、外部の災害検出装置から受信した災害発生情報、例えば、火災報知機から受信した火災が発生したことを示す情報や緊急地震情報等に基づいて安否確認を開始できるので、災害対応責任者等が手動で災害発生情報を送信する場合と比較し、災害対応責任者は、より速やかに避難状況の把握を開始できる。
以下、本発明の実施の形態1に係る入退場管理システムについて、入退場に関する認証を行う場合を例に、図面を参照しながら説明する。
≪実施の形態1≫
<概要>
実施の形態1に係る入退場管理システムは、災害等が発生した際に、管理対象領域の扉を強制的に開錠し、認証なしで扉を通過できるようにするパニックオープン機能を有する従来の入退場管理システムを改良したものであり、パニックオープンが行われた際に、管理対象領域に入場していた者の避難状況の把握に利用可能なものである。
この入退場管理システムは、入退場管理装置と複数の安否確認用端末とを含んで構成されている。入退場管理装置は災害等が発生していないとき(以下、「通常時」という)には、管理対象領域における各入場者に関する各情報(以下、「入場者情報」という)を管理しており、災害等が発生してパニックオープンが行われたとき(以下、「緊急時」という)には、その際の各入場者情報が示す各入場者の避難状況を示す各情報(以下、「安否確認情報」という)を管理する。
また、各安否確認用端末は、緊急時に避難場所等から入退場管理装置と無線通信を行うことにより、避難してきた者の安否確認情報を随時更新する。従って、この随時更新される各安否確認情報を安否確認用端末から参照することによって、災害対応責任者は、パニックオープンの際に管理対象領域に入場していた者が全員避難できたか否かを容易に把握できる。
<構成>
まず、本実施の形態に係る入退場管理システム1000の構成について説明する。
<入退場管理システム>
図1は、入退場管理システム1000のシステム構成図である。
同図に示すとおり、入退場管理システム1000は、センサ端末1100〜1150と、入退場管理装置1200と、安否確認用端末1300、1310とから構成され、各センサ端末と入退場管理装置1200とは、LAN(Local Area Network)1001を介して接続され、入退場管理装置1200と各安否確認用端末とは、インターネット1002を介して接続されている。
本実施の形態では、入退場を管理する管理対象領域を領域A〜Cの3つの領域とし、領域B、Cが、領域Aの内部に存在する場合を一例として説明する。従って、例えば領域Bの入場者は、領域Aにも入場していることになる。各領域には、扉1010〜1012が設置されており、各扉から各領域に対し入退場を行う。
ここで、各センサ端末は、各領域に対し入場又は退場する者が所持するICカードに記録されているカードIDを読み出し、入退場管理装置1200に送信し、入退場管理装置1200からの指示に応じて、扉を開錠する機能を有する。
本実施の形態では、領域毎に、入場する者が使用する入場用のセンサ端末と、退場する者が使用する退場用のセンサ端末とが設置された例を示しており、センサ端末1100、1120、1140は、それぞれ入場用のセンサ端末であり、センサ端末1110、1130、1150は、それぞれ退場用のセンサ端末である。
また、入退場管理装置1200は、通常時においては、各センサ端末から受信したカードIDを用いて認証を行い、認証結果に応じてそのカードIDの送信元のセンサ端末に扉の開錠指示を行い、また、各領域における各入場者情報を管理する機能を有する。また、緊急時においては、各扉を強制的に開錠(パニックオープン)するとともに、各安否確認情報を管理する機能を有する。
また、各安否確認用端末は、緊急時に災害対応責任者が、避難場所等に持ち出し可能な携帯通信端末であり、無線通信により、入退場管理装置1200から安否確認情報を受信して表示し、また避難してきた者の安否確認情報を更新し入退場管理装置1200に送信する機能を有する。
<センサ端末>
センサ端末について、より詳しく説明する。各センサ端末は同一の構成を有するため、以下では、センサ端末1100について説明する。
図2は、センサ端末1100の機能ブロック図である。
センサ端末1100は、メモリ及びプロセッサを含み、機能面において、同図に示すとおり、通信部1101、読取部1102、送信処理部1103、扉制御部1104を備える。送信処理部1103及び扉制御部1104の各機能は、メモリに記憶されている制御プログラムをプロセッサが実行することにより、ソフトウェア的に実現される。
ここで、通信部1101は、LAN1001を介して、入退場管理装置1200とデータの送受信を行う回路である。
読取部1102は、カードリーダであり、ICカード所持者がかざしたICカードから、そのICカードに記録されているカードIDを読み取り、送信処理部1103に伝達する機能を有する。
送信処理部1103は、読取部1102から伝達されたカードIDと、自端末内部のメモリ(図示しない)に記憶されている自端末を識別するための端末IDとを通信部1101を介して、入退場管理装置1200に送信する機能を有する。
扉制御部1104は、通信部1101を介して、入退場管理装置1200から受信した指示に応じて、扉の施開錠を行う機能を有する。
<入退場管理装置>
入退場管理装置1200について、より詳しく説明する。
図3は、入退場管理装置1200の機能ブロック図である。
入退場管理装置1200は、メモリ及びプロセッサを含み、機能面において、同図に示すとおり、記憶部1201、第1通信部1206、第2通信部1207、認証処理部1208、災害情報取得部1209、入場者情報生成部1210、施開錠制御部1211、安否確認情報処理部1212を備える。
認証処理部1208、災害情報取得部1209、入場者情報生成部1210、施開錠制御部1211、安否確認情報処理部1212の各機能は、メモリに記憶されている制御プログラムをプロセッサが実行することにより、ソフトウェア的に実現される。また、
本発明に係る生成手段は入場者情報生成部1210に、本発明に係る強制開錠制御手段は、災害情報取得部1209及び施開錠制御部1211に相当する。
ここで、記憶部1201は、センサ情報領域1202、カード情報領域1203、入場者情報領域1204、安否確認情報領域1205を含むメモリ領域である。本発明に係る第1記憶手段はカード情報領域1203に、本発明に係る第2記憶手段は入場者情報領域1204に相当する。
センサ情報領域1202は、図5に示すセンサ情報テーブル100を、カード情報領域1203は、図6に示すカード情報テーブル200を、入場者情報領域1204は、図7に示す入場者情報テーブル300を、安否確認情報領域1205は、図8に示す安否確認情報テーブル400を記憶するためのメモリ領域である。
詳細は後述するが、センサ情報テーブル100は、各センサ端末と設置された領域との対応を示すデータであり、カード情報テーブル200は、入退場に用いられる各ICカードとそのICカードによる入退場が許可された領域との対応を示すデータである。また、入場者情報テーブル300は、入場者と入場している領域との対応を示すデータであり、安否確認情報テーブル400は、パニックオープンが行われた際に各領域に入場していた者の避難状況を示すデータである。
第1通信部1206は、LAN1001を介して、各センサ端末とデータの送受信を行う回路であり、第2通信部1207は、インターネット1002を介して、各安否確認用端末とデータの送受信を行う回路である。
認証処理部1208は、第1通信部1206を介して、各センサ端末から受信したカードID及び端末IDと、センサ情報テーブル100及びカード情報テーブル200とに基づいて、カードID等の送信元であるセンサ端末が設置されている領域の扉を開錠してよいか判定し、判定結果に応じて、そのセンサ端末に扉の開錠指示を行う機能を有する。また、扉を開錠してよい旨の判定を行った場合に、認証処理部1208は、センサ端末から受信したカードIDとそのセンサ端末が設置されている領域を示す情報等を入場者情報生成部1210に伝達する機能を有する。
災害情報取得部1209は、災害情報を取得し、取得した災害情報から、災害が発生したのか、終息したのかを判定する機能を有する。災害情報の例としては、外部の火災報知機から災害発生時に送信される災害が発生した旨の信号や災害終息時に送信される災害が終息した旨の信号、入退場管理装置1200が備える緊急釦(図示せず)をON又はOFFしたことを示す信号等が挙げられる。この緊急釦は、災害対応責任者が災害の発生又は終息に応じて、ON又はOFFするものである。また、気象庁によって発信される緊急地震速報を災害が発生した旨の災害情報として利用しても良い。
判定を行うと、災害情報取得部1209は、判定結果を施開錠制御部1211に伝達すると共に、判定結果に応じて、その判定結果を入場者情報生成部1210と安否確認情報処理部1212とのいずれかに伝達する。
入場者情報生成部1210は、認証処理部1208から伝達されたカードIDと領域を示す情報とを含む情報(入場者情報)が入場者情報領域1204に記憶されているかを判定し、判定結果に応じて、伝達された入場者情報を入場者情報領域1204に記憶させ、又は、記憶されていたその入場者情報を削除する機能を有する。これにより、各領域に入場している者を管理することができる。
また、災害情報取得部1209から災害が終息した旨の判定結果が伝達されると、入場者情報領域1204に記憶されている各入場者情報を削除する機能を有する。パニックオープンが行われたことにより、実際の入場者と記憶されている各入場者情報が示す入場者との間に不整合が生じている場合があるため、入場者情報領域1204に記憶されている各入場者情報をクリアし、新たに入場者情報の管理を開始するためである。
施開錠制御部1211は、災害情報取得部1209により伝達された判定結果に基づいて、扉を開錠させる開錠指示又は施錠させる施錠指示を、第1通信部1206を介して、各センサ端末に送信する機能を有する。
安否確認情報処理部1212は、災害情報取得部1209から災害が発生した旨の判定結果が伝達されると、入場者情報領域1204に記憶されている各入場者情報に基づいて、各安否確認情報を生成し、安否確認情報領域1205に記憶させる機能を有する。
また、安否確認情報処理部1212は、第2通信部1207を介して各安否確認用端末から受信した情報に基づいて、安否確認情報領域1205に記憶されている安否確認情報を更新し、また安否確認情報領域1205に記憶されている各安否確認情報を安否確認用端末に送信する機能を有する。
<安否確認用端末>
安否確認用端末について、より詳しく説明する。各安否確認用端末は同一の構成を有するため、以下では安否確認用端末1300について説明する。
図4は、安否確認用端末1300の機能ブロック図である。
安否確認用端末1300は、メモリ及びプロセッサを含み、機能面において、同図に示すとおり、記憶部1301、無線通信部1304、読取部1305、更新処理部1306、表示制御部1307、表示部1308を備える。更新処理部1306及び表示制御部1307の各機能は、メモリに記憶されている制御プログラムをプロセッサが実行することにより、ソフトウェア的に実現される。
ここで、記憶部1301は、安否確認情報領域1302及び管理装置情報領域1303を含むメモリ領域である。安否確認情報領域1302は、入退場管理装置1200から受信した各安否確認情報を、管理装置情報領域1303は、図9に示す管理装置情報テーブル500を記憶するためのメモリ領域である。詳細は後述するが、管理装置情報テーブル500は、安否確認用端末1300が安否確認情報の送受信を行う入退場管理装置1200を特定するためのデータである。
無線通信部1304は、アンテナを備え、いわゆる無線LANを実現するためのアクセスポイントとの間で電波の送受信を行う回路であり、アクセスポイントを介して、入退場管理装置1200とデータの送受信を行う回路である。
読取部1305は、センサ端末1100の読取部1102と同様のカードリーダであり、避難してきた者がかざしたICカードから読み取ったカードIDを更新処理部1306に伝達する機能を有する。
更新処理部1306は、無線通信部1304を介して入退場管理装置1200から各安否確認情報を受信し、安否確認情報領域1302に記憶させる機能を有する。
また、更新処理部1306は、読取部1305から伝達されたカードIDを含む安否確認情報が安否確認情報領域1302に記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合に、そのカードIDが示す入場者の避難状況を避難したことを示すように更新し、更新した安否確認情報を、無線通信部1304を介して入退場管理装置1200に送信する機能を有する。
表示制御部1307は、更新処理部1306による安否確認情報の更新等が行われた際に、安否確認情報領域1302に記憶されている各安否確認情報を読み出し、表示部1308に表示させる機能を有する。
表示部1308は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)を含み、表示制御部1307の指示に応じて、安否確認情報を表示する機能を有する。
<データ>
次に、入退場管理システム1000において、使用されるデータについて説明する。
<センサ情報テーブル>
入退場管理装置1200の記憶部1201に記憶されているセンサ情報テーブル100について説明する。
センサ情報テーブル100は、各センサ端末と設置された領域との対応を示すデータであり、認証処理部1208が認証処理を行う際に参照される。
図5は、センサ情報テーブル100のデータ構成と内容例を示す図である。
同図に示すように、センサ情報テーブル100は、センサ端末毎に、端末ID101、設置場所102、領域番号103、領域名称104が対応付けて記憶されている。
ここで、端末ID101は、センサ端末を識別するための識別情報であり、設置場所102は、そのセンサ端末が設置されている場所を示す情報であり、領域番号103は、そのセンサ端末が設置されている領域を識別するための識別番号であり、領域名称104は、その領域の名称である。
同図は、例えば、端末IDが「001」であるセンサ端末の設置場所は「領域A入口」であり、設置されている領域の領域番号は「1」であり、領域名称は「領域A」であることを示している。つまり、このセンサ端末は、センサ端末1100である(図1参照)。
なお、センサ情報テーブル100への新たなデータの登録や、更新、登録済みのデータの削除は、入退場管理装置1200の管理者等による図示しないキーボード等から操作に基づいて行われる。
<カード情報テーブル>
入退場管理装置1200の記憶部1201に記憶されているカード情報テーブル200について説明する。
カード情報テーブル200は、各ICカードとそのICカードによる入退場が許可された領域との対応を示すデータであり、認証処理部1208が認証処理を行う際に参照される。
図6は、カード情報テーブル200のデータ構成と内容例を示す図である。
同図に示すように、カード情報テーブル200は、ICカード毎に、カードID201、名称202、許可領域番号203が対応付けて記憶されている。
ここで、カードID201は、ICカードに記録されているそのICカードの識別情報であり、他のカードIDと重複しない文字列データである。また、名称202は、そのICカードの所持者の氏名等の名称であり、許可領域番号203は、そのICカードによる入退場を許可されている領域を示す識別番号であり、センサ情報テーブル100の領域番号103に示されるいずれかの番号である。
同図は、例えば、カードIDが「00000001」であるICカードの所持者の名称は「井上一子」であり、そのICカードによる入退場が許可されている許可領域番号は「1」であり、つまり、このICカードにより「井上一子」は、領域Aに対して入退場できることを意味する。
また、同図は、例えば、カードIDが「00000002」であるICカードの所持者の名称は「斉藤二郎」であり、そのICカードによる入退場が許可されている許可領域番号は「1」及び「2」であることを示しており、つまり、このICカードにより「斉藤二郎」は、領域A及び領域Bに対して入退場できることを意味する。
なお、カード情報テーブル200へ新たなデータの登録や、更新、登録済みのデータの削除は、入退場管理装置1200の管理者等による図示しないキーボード等からの操作に基づいて行われる。
<入場者情報テーブル>
入退場管理装置1200の記憶部1201に記憶されている入場者情報テーブル300について説明する。
入場者情報テーブル300は、入場者と入場している領域との対応を示すデータであり、入場者情報生成部1210が入場者情報を記憶するか削除するかの判定処理を行う際に参照され、その判定結果に従って更新される。
図7は、入場者情報テーブル300のデータ構成と内容例を示す図である。
同図に示すように、入場者情報テーブル300は、入場者毎に、カードID301、名称302、領域番号303、領域名称304が対応付けて記憶されている。
ここで、カードID301は、入場者が入場の際に使用したICカードに記録されていたカードIDであり、カード情報テーブル200のカードID201に示されるいずれかの文字列データである。名称302は、入場者の氏名等の名称であり、対応するカードIDとカード情報テーブル200において対応付けられた名称である。
また、領域番号303は、入場者が入場した領域を示す領域番号であり、入場した領域に設置された入場用のセンサ端末の端末IDとセンサ情報テーブル100において対応付けられた領域番号である。また、領域名称304は、対応する領域番号とセンサ情報テーブル100において対応付けられた領域名称である。
同図は、例えば、入場者が入場の際に使用したICカードに記録されていたカードIDは「00000004」で、入場者の名称は「本田四郎」であり、入場した領域の領域番号は「1」で、領域名称は「領域A」であることを示している。
<安否確認情報テーブル>
入退場管理装置1200の記憶部1201に記憶されている安否確認情報テーブル400について説明する。
安否確認情報テーブル400は、パニックオープンが行われた際に各領域に入場していた者の、ある時点での避難状況を示すデータであり、安否確認情報処理部1212により生成され、更新される。
図8は、安否確認情報テーブル400のデータ構成と内容例を示す図である。
安否確認情報テーブル400は、同図に示すとおり、パニックオープンが行われた際に入場していた入場者毎に、カードID401、名称402、領域名称403、避難情報404が対応付けて記憶されている。
ここで、カードID401、名称402、領域名称403は、それぞれ入場者情報テーブル300におけるカードID301、名称302、領域名称304に対応し、パニックオープンが行われた際のカードID301、名称302、領域名称304の内容と同様である。
また、避難情報404は、対応する入場者が避難できたか否かを示す情報であり、避難の有無を区別可能なデータであればいずれのデータ形式を採用してもよいが、本実施の形態では、避難できた場合を「1」、避難できていない場合を「0」として説明する。災害が発生した際に、安否確認情報処理部1212は、各入場者の避難情報404を「0」として、各安否確認情報を生成する。
同図は、例えば、パニックオープンが行われた際の入場者のICカードに記録されていたカードIDは「00000004」で、入場者の名称は「本田四郎」であり、入場した領域の領域名称は「領域A」であり、避難情報は「0」、つまりこの入場者は、この時点では、避難できていないことを示している。
また、同図は、例えば、パニックオープンが行われた際の入場者のICカードに記録されていたカードIDは「00000001」で、入場者の名称は「井上一子」であり、入場した領域の領域名称は「領域A」であり、避難情報は「1」、つまりこの入場者はこの時点までに避難できたことを示している。
<管理装置情報テーブル>
安否確認用端末1300の記憶部1301に記憶されている管理装置情報テーブル500について説明する。
安否確認用端末1300が安否確認情報の送受信を行う入退場管理装置1200を特定するためのデータであり、更新処理部1306が入退場管理装置1200と安否確認情報を送受信する際に参照される。
図9は、管理装置情報テーブル500のデータ構成と内容例を示す図である。
管理装置情報テーブル500は、同図に示すとおり、名称501、IPアドレス502が対応付けて記憶されている。
ここで、名称501は、入退場管理装置1200のホスト名等の名称であり、IPアドレス502は、入退場管理装置1200のIPアドレスである。
同図は、入退場管理装置1200の名称は「KANRI01@aaa.ne.jp」であり、IPアドレスは「xxx.xxx.xxx.2」であることを示している。
なお、管理装置情報テーブル500に登録されたデータの更新は、安否確認用端末1300の管理者等による図示しないキーボード等からの操作に基づいて行われる。
<動作>
次に、上記構成を備え、上記データを取り扱う入退場管理システム1000の動作を説明する。
<入退場管理装置(通常時処理)>
入退場管理装置1200の通常時の動作について説明する。
図10は、入退場管理装置1200の認証処理及び入場者情報の更新処理を示すフローチャートである。
認証処理部1208は、第1通信部1206を介して、いずれかのセンサ端末からカードIDと端末IDとを受信すると(ステップS1)、そのセンサ端末が設置されている領域の扉の開錠を許可するか否か判定する(ステップS2)。より詳細には、受信したカードIDとカード情報テーブル200において対応付けられた許可領域番号に、受信した端末IDとセンサ情報テーブル100において対応付けられた領域番号が含まれている場合には、扉の開錠を許可すると判定する。
ステップS2において、扉の開錠を許可しないと判定した場合には(ステップS2:N)、認証処理部1208は認証処理を終了し、扉の開錠を許可すると判定した場合には(ステップS2:Y)、認証処理部1208は、第1通信部1206を介して、ステップS1におけるカードID等の送信元であるセンサ端末に扉の開錠指示を送信する(ステップS3)。
また、認証処理部1208は、ステップS1で受信したカードIDと、そのカードIDとカード情報テーブル200において対応付けられた名称と、ステップS1で受信した端末IDとセンサ情報テーブル100において対応付けられた領域番号及び領域名称とを、入場者情報生成部1210に伝達する(ステップS4)。
入場者情報生成部1210は、ステップS4で伝達されたカードID及び領域番号を含む入場者情報が、入場者情報テーブル300に含まれているか否かを判定し(ステップS5)、含まれていないと判定した場合には(ステップS5:N)、入場者情報生成部1210は、ステップS4で伝達された各情報からなる入場者情報を入場者情報テーブル300に追加して(ステップS6)、入場者情報の更新処理を終了する。
また、ステップS5において、含まれていると判定した場合には(ステップS5:Y)、入場者情報生成部1210は、含まれていたその入場者情報を入場者情報テーブル300から削除し(ステップS7)、入場者情報の更新処理を終了する。
<入退場管理装置(緊急時処理)>
入退場管理装置1200の緊急時の動作について説明する。
<パニックオープン処理等>
図11は、入退場管理装置1200のパニックオープン処理及び安否確認情報の生成処理を示すフローチャートである。
災害情報取得部1209は、災害情報を取得すると(ステップS11)、取得した災害情報から、災害が発生したのか、終息したのかを判定する(ステップS12)。
ステップS12において、災害が発生したと判定した場合には(ステップS12:Y)、災害情報取得部1209は、判定結果を施開錠制御部1211及び安否確認情報処理部1212に伝達し、安否確認情報処理部1212は、判定結果が伝達されたことに基づいて、入場者情報領域1204に記憶されている各入場者情報から各安否確認情報を生成し、安否確認情報領域1205に記憶させる(ステップS13)。
また、施開錠制御部1211は、各センサ端末に扉を開錠させる開錠指示を、第1通信部1206を介して送信し(ステップS14)、パニックオープン処理及び安否確認情報の生成処理を終了する。
ステップS12において、災害が終息したと判定した場合には(ステップS12:N)、災害情報取得部1209は、判定結果を入場者情報生成部1210及び施開錠制御部1211に伝達し、入場者情報生成部1210は、入場者情報領域1204に記憶されているデータを削除する(ステップS15)。
また、施開錠制御部1211は、各センサ端末に扉を施錠させる施錠指示を、第1通信部1206を介して送信し(ステップS16)、パニックオープン処理及び安否確認情報の生成処理を終了する。
<安否確認情報の送受信処理等>
図12は、入退場管理装置1200の安否確認情報の送受信処理及び更新処理を示すフローチャートである。
安否確認情報処理部1212は、いずれかの安否確認用端末から安否確認情報の取得要求を受信したか否かを判定し(ステップS21)、受信していない場合には(ステップS21:N)、ステップS23に進み、受信した場合には(ステップS21:Y)、取得要求の送信元である安否確認用端末に安否確認情報領域1205に記憶されている各安否確認情報を、第2通信部1207を介して送信する(ステップS22)。
また、安否確認情報処理部1212は、いずれかの安否確認用端末から安否確認情報を受信したかを判定し(ステップS23)、受信していない場合には(ステップS23:N)、安否確認情報の送受信処理及び更新処理を終了し、受信した場合には(ステップS23:Y)、受信した安否確認情報により、対応する安否確認情報を更新し(ステップS24)、安否確認情報の送受信処理及び更新処理を終了する。この対応する安否確認情報とは、受信した安否確認情報におけるカードID及び領域名称を含む安否確認情報領域1205に記憶されている安否確認情報である。
<安否確認用端末>
安否確認用端末1300の動作について説明する。
図13は、安否確認用端末1300の安否確認情報の送受信処理及び更新処理を示すフローチャートである。
更新処理部1306は、管理装置情報テーブル500が示す入退場管理装置1200に対し、無線通信部1304を介して安否確認情報の取得を要求する(ステップS31)。
無線通信部1304を介して入退場管理装置1200から各安否確認情報を受信すると、更新処理部1306は、安否確認情報領域1302に上書きし(ステップS32)、表示制御部1307は、安否確認情報領域1302に記憶された各安否確認情報を読み出し、表示部1308に表示させる。
読取部1305は、避難者がかざしたICカードからカードIDを読み取ったか否かを判定し(ステップS33)、読み取っていない場合には(ステップS33:N)、再度ステップS33の処理を行い、読み取った場合には(ステップS33:Y)、更新処理部1306は、読み取ったカードIDを含む安否確認情報が、安否確認情報領域1302に記憶されているかを判定する(ステップS34)。
ステップS34において、該当の安否確認情報が記憶されていなかった場合には(ステップS34:N)、更新処理部1306は、安否確認情報の送受信処理及び更新処理を終了する。
また、ステップS34において、該当の安否確認情報が記憶されていた場合には(ステップS34:Y)、更新処理部1306は、該当の安否確認情報の避難情報を避難したことを示すように更新し(ステップS35)、表示制御部1307は、表示部1308に表示を更新させる。なお、該当の安否確認情報を複数ある場合には、各安否確認情報の避難情報を更新する。
また、更新処理部1306は、更新した安否確認情報を、入退場管理装置1200に対し、無線通信部1304を介して送信し(ステップS36)、安否確認情報の送受信処理及び更新処理を終了する。
<具体例>
上述した入退場管理システム1000の動作について、図12及び図13に示すフローチャートに即して具体的に説明する。
以下では、「井上一子」が避難してきた場合を例に説明する。なお、以下の説明を開始する時点では、図8に示す安否確認情報テーブルの避難情報404は、全て「0」となっているものとする。
安否確認用端末1300の更新処理部1306は、管理装置情報テーブル500が示す入退場管理装置1200に対し、無線通信部1304を介して安否確認情報の取得を要求する(図13のステップS31)。
これに対し、入退場管理装置1200の安否確認情報処理部1212は、いずれかの安否確認用端末から安否確認情報の取得要求を受信したか否かを判定し(図12のステップS21)、この例では、安否確認用端末1300から取得要求を受信しているので(ステップS21:Y)、取得要求の送信元である安否確認用端末1300に安否確認情報領域1205に記憶されている各安否確認情報(4件分)を、第2通信部1207を介して送信する(ステップS22)。
安否確認用端末1300の更新処理部1306は、無線通信部1304を介して入退場管理装置1200から各安否確認情報(4件分)を受信すると、安否確認情報領域1302に上書きし(図13のステップS32)、表示制御部1307は、安否確認情報領域1302に記憶された各安否確認情報を読み出し、表示部1308に表示させる。
これにより、災害対応責任者は、この時点では、入場者全員が避難できていないと把握できる。
次に、安否確認用端末1300の読取部1305は、避難者がかざしたICカードからカードIDを読み取ったか否かを判定し(ステップS33)、この例では、読み取ったので(ステップS33:Y)、更新処理部1306は、読み取ったカードID(00000001)を含む安否確認情報が、安否確認情報領域1302に記憶されているかを判定する(ステップS34)。
この例では、該当の安否確認情報が記憶されているので(ステップS34:Y)、更新処理部1306は、該当の安否確認情報の避難情報を「1」に更新し(ステップS35)、表示制御部1307は、表示部1308に表示を更新させる。
これにより、災害対応責任者は、この時点までに、「井上一子」が避難できていると把握できる。
また、更新処理部1306は、更新した安否確認情報を、入退場管理装置1200に対し、無線通信部1304を介して送信し(ステップS36)、安否確認情報の送受信処理及び更新処理を終了する。
これに対し、入退場管理装置1200の安否確認情報処理部1212は、いずれかの安否確認用端末から安否確認情報を受信したかを判定し(図12のステップS23)、この例では、受信しているので(ステップS23:Y)、受信した安否確認情報により、対応する安否確認情報、つまり、受信した安否確認情報におけるカードID(00000001)を含む安否確認情報領域1205に記憶されている安否確認情報を更新し(ステップS24)、安否確認情報の送受信処理及び更新処理を終了する。
これにより、他の安否確認用端末1310において同様の処理を行うことにより、安否確認情報が更新されたとしても、上記処理を繰り返すことにより、災害対応責任者は、最新の避難状況を把握できる。
≪実施の形態2≫
<概要>
実施の形態1に係る入退場管理システム1000は、1台の入退場管理装置からなるものとして説明したが、実施の形態2では、2台の入退場管理装置からなる例を説明する。
本実施の形態に係る入退場管理装置は、実施の形態1に係る入退場管理装置1200の機能に加え、更に他の入退場管理装置との間で各安否確認情報を送受信でき、他の入退場管理装置から受信した各安否確認情報を記憶することができるものである。また、本実施の形態に係る安否確認用端末は、実施の形態1に係る安否確認用端末1300等の機能に加え、更に安否確認情報の送受信を行う相手となる入退場管理装置を選択できるものである。
これにより、災害等によって入退場管理装置が破損等して最終的には動作不能になるような場合でも、動作不能になる前に他の入退場管理装置に各安否確認情報を送信しておけば、この各安否確認情報を他の入退場管理装置から安否確認用端末により受信し、災害対応責任者は、動作不能になった入退場管理装置により管理されていた入場者の避難状況を把握することができる。
<構成>
まず、本実施の形態に係る入退場管理システム2000の構成について説明する。
<入退場管理システム>
図14は、入退場管理システム2000のシステム構成図である。
入退場管理システム2000は、同図に示すとおり、実施の形態1の入退場管理システム1000の構成に加え、更にセンサ端末2100、2110と入退場管理装置2300を備え、また、入退場管理システム1000の入退場管理装置1200に替えて入退場管理装置2200を、安否確認用端末1300、1310それぞれに替えて安否確認用端末2400、2410を備える。
センサ端末2100、2110と入退場管理装置2300とは、LAN2001を介して接続され、各入退場管理装置と各安否確認用端末とは、インターネット1002を介して接続されている。
本実施の形態では、入退場管理システム1000の管理対象領域に更に領域Dを加え、管理対象領域を領域A〜Dとした一例を示している。領域A(領域B、Cを内部に含む)と領域Dとは、異なる建屋など離れた場所である場合を想定している。領域Dには、扉2010が設置されており、この扉2010から領域Dに対し入退場を行う。
また、センサ端末2100は、領域Dへの入場用のセンサ端末であり、センサ端末2110は、領域Dからの退場用のセンサ端末である。センサ端末2100、2110の構成は、実施の形態1に係るセンサ端末1100等と同一であるため、詳細な構成等の説明は省略するが、ICカードから読み出したカードIDを、入退場管理装置2300に送信し、入退場管理装置2300からの指示に応じて、扉2010を開錠するものである。
以下、本実施の形態に係る入退場管理装置と安否確認用端末について説明する。
<入退場管理装置>
入退場管理装置について、より詳しく説明する。各入退場管理装置は同一の構成を有するため、以下では、入退場管理装置2200について説明する。
図15は、入退場管理装置2200の機能ブロック図である。
入退場管理装置2200は、同図に示すとおり、実施の形態1に係る入退場管理装置1200の記憶部1201に替えて記憶部2201を、安否確認情報処理部1212に替えて安否確認情報処理部2204を備える。なお、第2通信部1207は、実施の形態1と同様の回路であるが、インターネット1002を介して、他の入退場管理装置(入退場管理装置2300)ともデータの送受信を行う機能を有する。
以下、これらの入退場管理装置1200と異なる部分を中心に説明する。
ここで、記憶部2201は、実施の形態1に係る記憶部1201に、更に、他装置情報領域2202及び他装置用安否確認情報領域2203を含むメモリ領域である。他装置情報領域2202は、図17に示す他装置情報テーブル600を、他装置用安否確認情報領域2203は、他の入退場管理装置の安否確認情報テーブル400を記憶するためのメモリ領域である。詳細は後述するが、他装置情報テーブル600は、各安否確認情報の送信先となる他の入退場管理装置を特定するためのデータである。
安否確認情報処理部2204は、実施の形態1に係る安否確認情報処理部1212の機能に加え、更に、安否確認情報領域1205に記憶されている各安否確認情報を、第2通信部1207を介して他装置情報テーブル600が示す他の入退場管理装置に送信する機能と、他の入退場管理装置から受信した各安否確認情報を他装置用安否確認情報領域2203に記憶する機能とを有する。
<安否確認用端末>
安否確認用端末について、より詳しく説明する。各安否確認用端末は同一の構成を有するため、以下では、安否確認用端末2400について説明する。
図16は、安否確認用端末2400の機能ブロック図である。
安否確認用端末2400は、同図に示すとおり、実施の形態1に係る安否確認用端末1300等の構成に加え、更に操作部2401とユーザインタフェース部2402を備え、また、更新処理部1306と表示制御部1307とにそれぞれ替えて、更新処理部2403と表示制御部2404とを備える。
以下、これらの安否確認用端末1300等と異なる部分を中心に説明する。
操作部2401は、いわゆるテンキー等のキー群やボタン群を含むものであり、ユーザ操作の内容をユーザインタフェース部2402に伝達する回路であり、安否確認情報の送受信を行う入退場管理装置を選択する際に使用される。
ユーザインタフェース部2402は、操作部2401から伝達されたユーザ操作の内容に応じて、表示制御部2404に、各安否確認情報の送受信先として選択可能な入退場管理装置に関する情報を表示させる指示を伝達し、また、操作部2401を介してユーザに選択された入退場管理装置に関する情報を更新処理部2403に伝達する機能を有する。
更新処理部2403は、実施の形態1に係る更新処理部1306の機能に加え、更に、
ユーザインタフェース部2402から伝達された入退場管理情報に関する情報に基づいて、安否確認情報を送受信する入退場管理装置を決定する機能を有する。
表示制御部2404は、実施の形態1に係る表示制御部1307の機能に加え、更に、ユーザインタフェース部2402から伝達された指示に従い、管理装置情報領域1303に記憶されている管理装置情報テーブル510の内容を表示させる機能を有する。
<データ>
次に、入退場管理システム2000において、使用されるデータについて説明する。
<他装置情報テーブル>
他装置情報テーブル600は、入退場管理装置2200の記憶部2201に記憶されており、安否確認情報処理部2204により参照される。
図17は、他装置情報テーブル600のデータ構成と内容例を示す図である。
他装置情報テーブル600は、入退場管理装置2200が安否確認情報を送信する他の入退場管理装置(入退場管理装置2300)を特定するためのデータであり、同図に示すとおり、名称601、IPアドレス602が対応付けて記憶されている。
名称601、IPアドレス602は、それぞれ他の入退場管理装置(入退場管理装置2300)に関するデータである以外は、実施の形態1に係る安否確認用端末2400等が記憶する管理装置情報テーブル500と同様であるため、詳細な説明は省略する。
<管理装置情報テーブル>
管理装置情報テーブル510は、安否確認用端末2400の記憶部1301に記憶されており、更新処理部2403等により参照される。
図18は、管理装置情報テーブル510のデータ構成と内容例を示す図である。
管理装置情報テーブル510は、安否確認用端末2400が安否確認情報の送受信を行うことが可能な各入退場管理装置を示すデータであり、同図に示すとおり、管理装置情報テーブル500と同一のデータ構成を有し、複数の入退場管理装置に関する情報を含む以外は、管理装置情報テーブル500と同様であるため、詳細な説明は省略する。
<動作>
次に、上記構成を備え、上記データを取り扱う入退場管理システム2000の動作を説明する。
<入退場管理装置(緊急時処理)>
入退場管理装置2200の緊急時の動作について説明する。
<パニックオープン処理等>
図19は、入退場管理装置2200のパニックオープン処理及び他の入退場管理装置への安否確認情報の送信処理を示すフローチャートである。
同図に示すステップS41の処理以外は、実施の形態1に係る入退場管理装置1200と同様であるため、この処理を中心に説明する。
ステップS13で、安否確認情報処理部2204は、各安否確認情報を安否確認情報領域1205に記憶させると、他装置情報テーブル600に基づいて、他の入退場管理装置(入退場管理装置2300)に安否確認情報領域1205に記憶されている各安否確認情報を送信し(ステップS41)、ステップS14へ進む。
<安否確認情報の送受信処理>
図20は、入退場管理装置2200の安否確認情報の送受信処理及び更新処理を示すフローチャートである。
同図に示すステップS51〜S53の処理以外は、実施の形態1に係る入退場管理装置1200と同様であるため、これらの処理を中心に説明する。
ステップS21において、安否確認情報の取得要求を受信した場合に(ステップS21:Y)、安否確認情報処理部2204は、安否確認情報領域1205と他装置用安否確認情報領域2203とに記憶されている各安否確認情報を、取得要求の送信元である安否確認用端末に第2通信部1207を介して送信する(ステップS51)。安否確認情報領域1205と他装置用安否確認情報領域2203とに記憶されている各安否確認情報を送信するのは、後述するステップS53の処理により、他の入退場管理装置(入退場管理装置2300)が管理していた入場者の安否確認情報が他装置用安否確認情報領域2203に記憶されている場合があるためである。
また、ステップS23において、安否確認情報を受信した場合に(ステップS23:Y)、安否確認情報処理部2204は、その送信元が他の入退場管理装置(入退場管理装置2300)であるか否かを他装置情報テーブル600に基づき判定する(ステップS52)。
ステップS52において、他の入退場管理装置である場合には(ステップS52:Y)、安否確認情報処理部2204は、他装置用安否確認情報領域2203に受信した各安否確認情報を記憶させ(ステップS53)、安否確認情報の送受信処理及び更新処理を終了し、他の入退場管理装置でない場合には(ステップS52:N)、ステップS24に進む。この場合、送信元は、いずれかの安否確認用端末ということになるためである。
なお、安否確認用端末2400の動作については、実施の形態1に係る安否確認用端末1300の動作の前に、安否確認情報の送受信を行う入退場管理装置を選択する処理が含まれる以外は同様である。
すなわち、安否確認用端末2400の操作部2401を介して災害対応責任者が入退場管理装置を選択するための操作を行うと、ユーザインタフェース部2402は表示制御部2404に管理装置情報テーブル510の内容を表示させる。災害対応責任者が操作部2401を介して1台の入退場管理装置を選択する操作を行うと、ユーザインタフェース部2402は、選択された入退場管理装置に関する情報を更新処理部2403に伝達し、更新処理部2403は、伝達された情報が示す入退場管理装置を安否確認情報の送受信先として図13に示すフローチャートに沿って処理を行う。
≪実施の形態3≫
<概要>
実施の形態1に係る入退場管理システム1000は、入場用のセンサ端末に対しICカードをかざし、入退場管理装置1200による入場のための認証を受けて正式に入場した入場者のみの避難状況の把握に利用できるものであったが、実際には、いわゆる共連れ等による不正入場が行われる場合もある。
そこで、以下では、この不正入場による入場者の避難状況の把握にも利用可能な入退場管理システムについて説明する。
<構成>
まず、本実施の形態に係る入退場管理システム3000の構成について説明する。
<入退場管理システム>
図21は、入退場管理システム3000のシステム構成図である。
入退場管理システム3000は、同図に示すとおり、実施の形態1の入退場管理システム1000の構成に加え、更に予定情報管理装置3100を備え、また、入退場管理システム1000の入退場管理装置1200に替えて入退場管理装置3200を備える。
予定情報管理装置3100は、入退場管理システム3000の利用者(所持するICカードで各領域に入退場を行う者)の出張や休暇に関する情報を管理する装置であり、入退場管理装置3200とLAN1001を介して接続されている。
<予定情報管理装置>
まず、予定情報管理装置3100についてより詳しく説明する。
図22は、予定情報管理装置3100の機能ブロック図である。
予定情報管理装置3100は、メモリ及びプロセッサを含み、機能面において、同図に示すとおり、通信部3101、計時部3102、記憶部3103、入場予定者情報生成部3106を備える。入場予定者情報生成部3106の機能は、メモリに記憶されている制御プログラムをプロセッサが実行することにより、ソフトウェア的に実現される。
ここで、通信部3101は、LAN1001を介して、入退場管理装置3200とデータの送受信を行う回路であり、計時部3102は、いわゆる時計であり、現在日時を計時する。
また、記憶部3103は、利用者情報領域3104、予定情報領域3105を含むメモリ領域である。利用者情報領域3104は、図24に示す利用者情報テーブル700を、予定情報領域3105は、図25に示す予定情報テーブル800を記憶するためのメモリ領域である。
詳細は後述するが、利用者情報テーブル700は、入退場管理システム3000の利用者を示すデータであり、予定情報テーブル800は、入退場管理システム3000の利用者の出張や休暇に関する予定を示すデータである。
また、入場予定者情報生成部3106は、入退場管理装置3200からの要求に応じて、その要求を受けた際にいずれかの領域に入場している予定の者のカードIDと名称とからなる情報(以下、「入場予定者情報」という)を利用者情報テーブル700及び予定情報テーブル800に基づいて生成し、入退場管理装置3200に通信部3101を介して送信する機能を有する。
<入退場管理装置>
入退場管理装置3200について説明する。
図23は、入退場管理装置3200の機能ブロック図である。
入退場管理装置3200は、同図に示すとおり、実施の形態1に係る入退場管理装置1200の安否確認情報処理部1212に替えて安否確認情報処理部3201を備える。なお、第1通信部1206は、実施の形態1と同様の回路であるが、LAN1001を介して、予定情報管理装置3100ともデータの送受信を行う機能を有する。
以下、入退場管理装置1200と異なる部分を中心に説明する。
安否確認情報処理部3201は、実施の形態1に係る安否確認情報処理部1212の機能に加え、更に、第1通信部1206を介して予定情報管理装置3100から、各入場予定者情報を受信し、受信した各入場予定者情報と入場者情報領域1204に記憶されている各入場者情報とに基づき、不正入場による入場者を抽出する機能を有する。
また、安否確認情報処理部3201は、抽出した不正入場による各入場者についての各安否確認情報も生成し、安否確認情報領域1205に記憶させる機能を有する。
<データ>
次に、入退場管理システム3000において、使用されるデータについて説明する。
利用者情報テーブル700及び予定情報テーブル800は、それぞれ予定情報管理装置3100の記憶部3103に記憶されており、入場予定者情報生成部3106が入場予定者情報を生成する際にそれぞれ参照される。
<利用者情報テーブル>
図24は、利用者情報テーブル700のデータ構成と内容例を示す図である。
利用者情報テーブル700は、入退場管理システム3000の利用者を示すデータであり、同図に示すとおり、利用者毎に、カードID701、名称702が対応付けて記憶されている。
カードID701、名称702は、実施の形態1に係る入退場管理装置1200が記憶するカード情報テーブル200のカードID201、名称202とそれぞれ同様であるため、詳細な説明は省略するが、同図は、例えば、カードIDが「00000001」であり、名称が「井上一子」である者は入退場管理システム3000の利用者であることを示している。
<予定情報テーブル>
図25は、予定情報テーブル800のデータ構成と内容例を示す図である。
予定情報テーブル800は、入退場管理システム3000の利用者の予定を示すデータであり、同図に示すとおり、予定毎にカードID801、日付802、時間帯803、内容804が対応付けて記憶されている。
ここで、カードID801は、その予定を実施する者を特定するための情報であり、その者が所持するICカードに記録されていたカードIDである。このカードID801は、利用者情報テーブル700のカードID701に示されるいずれかの文字列データである。
日付802は、その予定が実施される日にちを示す情報であり、時間帯803は、対応する日付において、その予定が実施される時間帯を示す情報である。本実施の形態では、時間帯803には、午前、午後、終日の3つの種類がある例を示したが、9:00〜12:00といった具体的な時間で指定するものとしてもよく、時間帯を識別できる情報であればいずれのデータ形式を採用してもよい。
また、内容804は、その予定の内容を示す情報であり、本実施の形態では、出張又は休暇を一例として示している。
同図は、例えば、予定を行う者が所持するICカードのカードIDは「00000005」であり、その予定が実施される日付は「2008/3/1」で、時間帯は「午前」であり、予定の内容は「出張」であることを示している。
なお、予定情報テーブル800への新たなデータの登録や、更新、登録済みのデータの削除は、予定情報管理装置3100の管理者等による図示しないキーボード等からの操作に基づいて行われる。
<安否確認情報テーブル>
入退場管理装置2200の記憶部1201に記憶されている安否確認情報テーブル410について説明する。
図26は、安否確認情報テーブル410のデータ構成と内容例を示す図である。
同図に示すように、安否確認情報テーブル410は、実施の形態1に係る入退場管理装置1200が記憶する安否確認情報テーブル400と同一のデータ構成を有するが、正式に入場した入場者だけでなく、不正入場による入場者の安否確認情報を含む点で、安否確認情報テーブル400とは異なる。
例えば、同図において、カードIDが「00000003」であり、名称が「西村三郎」であるデータは、不正入場による入場者の安否確認情報である。なお、不正入場による入場者が入場している領域は不明であるため、同図では、対応する領域名称は空欄で示している。
<動作>
次に、上記構成を備え、上記データを取り扱う入退場管理システム3000の動作を説明する。
<予定情報管理装置>
予定情報管理装置3100の動作について、説明する。
図27は、予定情報管理装置3100の入場予定者情報の生成及び送信処理を示すフローチャートである。
入場予定者情報生成部3106は、通信部3101を介して入退場管理装置3200から入場予定者情報の取得要求を受信したかを判定し(ステップS61)、受信した場合には(ステップS61:Y)、各入場予定者情報を生成する(ステップS62)。各入場予定者情報の生成は、以下のように行う。即ち、入場予定者情報の取得要求を受信した際に計時部3102から取得した現在日時に対応する日付及び時間帯に出張又は休暇の予定がある者以外の入退場管理システム3000の利用者の入場予定者情報(カードID及び名称からなる)を、記憶部3103に記憶されている利用者情報テーブル700及び予定情報テーブル800に基づいて抽出することにより生成する。
各入場予定者情報を生成すると、入場予定者情報生成部3106は、通信部3101を介して入退場管理装置3200に生成した各入場予定者情報を送信し(ステップS63)、入場予定者情報の生成及び送信処理を終了する。
また、ステップS61において、入場予定者情報の取得要求を受信していない場合には(ステップS61:N)、入場予定者情報の生成及び送信処理を終了する。
<入退場管理装置(パニックオープン処理等)>
以下、入退場管理装置3200の動作について、説明する。
図28は、入退場管理装置3200のパニックオープン処理及び安否確認情報の生成処理を示すフローチャートである。
同図に示すステップS71〜S73の処理以外は、実施の形態1に係る入退場管理装置1200と同様であるため、この処理を中心に説明する。
ステップS12において、災害が発生したと判定した場合には(ステップS12:Y)、災害情報取得部1209は、判定結果を施開錠制御部1211及び安否確認情報処理部3201に伝達する。安否確認情報処理部3201は、判定結果が伝達されたことに基づいて、通信部3101を介して予定情報管理装置3100に入場予定者情報の取得要求を送信して、予定情報管理装置3100から各入場予定者情報を取得する(ステップS71)。
安否確認情報処理部3201は、ステップS71で取得した各入場予定者情報と入場者情報領域1204に記憶されている各入場者情報とに基づき、不正入場による入場者を抽出する(ステップS72)。より詳細には、取得した各入場予定者情報に含まれるカードIDのうち、各入場者情報に含まれないカードIDを抽出する。
安否確認情報処理部3201は、入場者情報テーブル300から各安否確認情報を生成し、また、ステップS72で抽出したカードIDを含む各入場予定者情報から各安否確認情報を生成し、生成した各安否確認情報を安否確認情報領域1205に記憶させ(ステップS73)、ステップS14に進む。
<具体例>
上述した入退場管理システム3000の動作について、図27及び図28に示すフローチャートに即して具体的に説明する。
以下では、入退場管理装置3200は、外部から災害が発生した旨の災害情報を取得し、予定情報管理装置3100が、入退場管理装置3200から入場予定情報の取得要求を受領日時は「2008/3/1 10:00」であるとして説明する。
入退場管理装置3200の災害情報取得部1209は、災害情報を取得すると(図28のステップS11)、取得した災害情報から、災害が発生したのか、終息したのかを判定する(ステップS12)。この例では、災害が発生したと判定するため(ステップS12:Y)、災害情報取得部1209は、判定結果を施開錠制御部1211及び安否確認情報処理部3201に伝達し、安否確認情報処理部3201は、判定結果が伝達されたことに基づいて、通信部3101を介して予定情報管理装置3100に入場予定者情報の取得要求を送信する。
これに対して、予定情報管理装置3100の入場予定者情報生成部3106は、通信部3101を介して入退場管理装置3200から入場予定者情報の取得要求を受信したかを判定し(ステップS61)、この例では、受信しているため(図28のステップS61:Y)、各入場予定者情報を生成する(ステップS62)。
より詳細には、入場予定者情報の取得要求を受信した際に計時部3102から取得した現在日時(2008/3/1 10:00)に対応する日付(2008/3/1)及び時間帯(午前)に出張又は休暇の予定がある者(カードIDが00000005と00000006の者、つまり、前田五郎と山本六郎)以外の入退場管理システム3000の利用者の入場予定者情報を記憶部3103に記憶されている利用者情報テーブル700及び予定情報テーブル800に基づいて抽出することにより生成する。
各入場予定者情報を生成すると、入場予定者情報生成部3106は、通信部3101を介して入退場管理装置3200に生成した各入場予定者情報を送信し(ステップS63)、入場予定者情報の生成及び送信処理を終了する。
これに対して、入退場管理装置3200の安否確認情報処理部3201は、予定情報管理装置3100から各入場予定者情報を取得し(図28のステップS71)、取得した各入場予定者情報と入場者情報領域1204に記憶されている各入場者情報(図7参照)とに基づき、不正入場による入場者を抽出する(ステップS72)。より詳細には、取得した各入場予定者情報に含まれるカードID(00000001〜00000004)のうち、各入場者情報に含まれないカードID(00000003)を抽出する。
安否確認情報処理部3201は、入場者情報テーブル300から各安否確認情報を生成し、また、ステップS72で抽出したカードID(00000003)を含む各入場予定者情報から各安否確認情報を生成し、生成した各安否確認情報を安否確認情報領域1205に記憶させる(ステップS73)。
また、入退場管理装置3200の施開錠制御部1211は、全てのセンサ端末に扉を開錠させる開錠指示を、第1通信部1206を介して送信し(ステップS14)、パニックオープン処理及び安否確認情報の生成処理を終了する。
<補足>
以上、本発明に係る入退場管理システムについて各実施の形態に基づいて説明したが、以下のように変形することも可能であり、本発明は上述した実施の形態で示した通りの入退場管理システムに限られないことは勿論である。
(1)各実施の形態に係る入退場管理装置の施開錠制御部1211は、災害情報取得部1209から伝達された判定結果に応じて、開錠指示又は施錠指示を各センサ端末に送信するものとして説明したが、領域毎に、その領域に設置されている入場用のセンサ端末と退場用のセンサ端末とのいずれかに指示を送信することとしてもよい。各扉を施開錠するためには、その扉がある領域に設置されている入場用のセンサ端末と退場用のセンサ端末とのいずれかに対して指示を送信すれば済むためである。
(2)各実施の形態に係る入退場管理装置の施開錠制御部1211は、災害情報取得部1209から伝達された判定結果に応じて、開錠指示又は施錠指示を各センサ端末に送信するものとして説明したが、施開錠を行いたい扉がある領域に設置されているセンサ端末にだけ送信するようにしてもよい。例えば、管理対象領域が複数の建屋にある場合に、災害等の影響のない建屋にある領域の扉は指示の送信先から除外するといったことが可能になる。
(3)各実施の形態に係る入退場管理装置の入場者情報生成部1210は、例えば、領域Aに続き領域Bに入場した者がいた場合に、2つの入場者情報(領域Aの入場者情報と領域Bの入場者情報)を記憶するものとして説明したが、最終的に入場している領域(この例では領域B)の入場者情報を記憶することとしてもよい。
その場合、例えば、センサ情報100の領域番号103と領域名称104とを移動先の領域を示すように変更し(ただし、領域Aの外部の領域、つまり、端末ID「002」に対応する領域番号を「0」、領域名称を「外部」とする)、入場者情報生成部1210は、入場者情報テーブルにセンサ端末から受信したカードIDを含む入場者情報が記憶されていないときは入場者情報を追加し、該当の入場者情報が記憶されているときは、その入場者情報の領域番号、領域名称に更新するようにしても良い。なお、端末IDが「002」のセンサ端末からカードIDを受領した場合には、そのカードIDを含む入場者情報を削除するようにしてもよい。
これにより、入退場管理装置が記憶する各入場者情報及び各安否確認情報のデータ量を抑えることができ、また、安否確認用端末と送受信するデータ量を減らすことができる。
(4)各実施の形態に係る入退場管理装置の安否確認情報処理部は、安否確認情報領域1205に記憶されている各安否確認情報を、安否確認情報の取得要求の送信元である安否確認用端末に送信するものとして説明したが、避難したことを示す避難情報を含まない安否確認情報のみを送信するようにしてもよい。これにより送信する安否確認情報のデータ量を減らすことができる。
また、各実施の形態に係る安否確認用端末は、入退場管理装置から受信した各安否確認情報を表示するものとして説明したが、避難したことを示す避難情報を含まない安否確認情報のみを表示するようにしてもよい。
上記いずれかの変形を行うことにより、パニックオープンを行った際に管理対象領域に入場していた者が非常に多い場合などに、災害対応責任者は、避難できていない者を一見して把握できるようになる。
(5)各実施の形態に係る入退場管理装置の入場者情報生成部1210は、各センサ端末からカードID等を受信すると、入退場があったものとして入場者情報を更新(追加又は削除)するものとして説明したが、各扉に人が通過したことを検出するセンサを設置し、そのセンサから検出信号を受信した場合にのみ入場者情報を更新するようにしてもよい。これにより、例えば、入場しようと思ってセンサ端末にICカードをかざしたものの、気が変わって入場しなかった者についての入場者情報の追加を行わないため、より正確に入場者情報を管理できる。
(6)各実施の形態に係る入退場管理装置と安否確認用端末は、パスワード等による認証を行った上で安否確認情報の送受信を行うようにしてもよい。これにより、本発明に係る入退場管理システムの構成にはない第三者が所有する端末からの不正アクセスを防止し、より正確な避難状況の把握が可能となる。
(7)各実施の形態に係る入退場管理装置が記憶するカード情報テーブル200のデータ構成に、更にICカード所持者の携帯電話等の電話番号を加え、入場者情報生成部1210は、センサ端末から受信したカードIDとカード情報テーブル200において対応付けられた電話番号を入場者情報に含め、各安否確認情報にも、対応する入場者情報に含まれる電話番号を含めるようにしてもよい。これにより、災害対応責任者は、安否確認用端末に表示されている避難ができていない者の安否確認情報に基づいて、携帯電話等に連絡を取ることができるので、その者が本当に避難できてないかの確認に利用できる。
(8)実施の形態2に係る入退場管理装置2200では、他の入退場管理装置が生成した各安否確認情報を記憶するための他装置用安否確認情報領域2203を別個に設けたが、自装置用の各安否確認情報を記憶するため安否確認情報領域1205に統合して記憶するようにしてもよい。
(9)実施の形態2に係る入退場管理システムは、2台の入退場管理装置を含むものとして説明したが、3台以上の入退場管理装置を含むようにしてもよい。その場合に、各安否確認情報の送信元の入退場管理装置と地理的に一番離れた場所に設置された入退場管理装置を送信先に決定することとしてもよい。これにより、災害等の影響がより少ないと考えられる入退場管理装置に各安否確認情報を送信するため、本発明に係る入退場管理システムを利用して、入場者の避難状況を把握できる可能性を高めることができる。
そのために、予め入退場管理装置の管理者が地理的に一番はなれた場所に設置された入退場管理装置についての他装置情報を他装置情報領域2202に記憶させておいてもよい。また、他装置情報領域2202には、複数の他装置情報を記憶させ、各他装置情報には、各入退場管理装置の設置場所を示す経度緯度などの位置情報を含ませ、その位置情報に応じて、地理的に一番離れた場所に設置された入退場管理装置を自動的に選択させるようにしてもよい。
(10)実施の形態2に係る各入退場管理装置は、他の入退場管理装置に各安否確認情報を送信し記憶させるものとして説明したが、記憶先はこれに限らず、例えば、ネットワークに接続可能なNAS(Network Attached Storage)等の記憶装置であってもよい。
(11)実施の形態3に係る予定情報管理装置3100は、入退場管理システムの利用者が社内にいるか否かを示す予定情報を管理する装置であれば、いずれの装置であってもよく、例えば、企業において利用されている、各社員のスケジュールを管理するシステムや有給休暇や出張の申請を受け付けて管理するシステム等を用いてもよい。
(12)実施の形態3に係る入退場管理装置3200の安否確認情報処理部3201は、災害情報取得部1209から災害が発生した旨の判定結果が伝達された場合に、予定情報管理装置3100から入場予定者情報を取得するものとして説明したが、事前に取得するようにしてもよい。例えば、毎日、その日の午前、及び午後の各入場予定者情報を、その日の午前0時に取得するようにしてもよい。これにより、安否確認情報処理部3201は、速やかに不正入場者についての各安否確認情報を生成できるので、災害対応責任者は、より速やかに避難状況の確認を開始できる。
入退場管理システム1000のシステム構成図である。 センサ端末1100の機能ブロック図である。 入退場管理装置1200の機能ブロック図である。 安否確認用端末1300の機能ブロック図である。 センサ情報テーブル100のデータ構成と内容例を示す図である。 カード情報テーブル200のデータ構成と内容例を示す図である。 入場者情報テーブル300のデータ構成と内容例を示す図である。 安否確認情報テーブル400のデータ構成と内容例を示す図である。 管理装置情報テーブル500のデータ構成と内容例を示す図である。 入退場管理装置1200の認証処理及び入場者情報の更新処理を示すフローチャートである。 入退場管理装置1200のパニックオープン処理及び安否確認情報の生成処理を示すフローチャートである。 入退場管理装置1200の安否確認情報の送受信処理及び更新処理を示すフローチャートである。 安否確認用端末1300の安否確認情報の送受信処理及び更新処理を示すフローチャートである。 入退場管理システム2000のシステム構成図である。 入退場管理装置2200の機能ブロック図である。 安否確認用端末2400の機能ブロック図である。 他装置情報テーブル600のデータ構成と内容例を示す図である。 管理装置情報テーブル510のデータ構成と内容例を示す図である。 入退場管理装置2200のパニックオープン処理及び他の入退場管理装置への安否確認情報の送信処理を示すフローチャートである。 入退場管理装置2200の安否確認情報の送受信処理及び更新処理を示すフローチャートである。 入退場管理システム3000のシステム構成図である。 予定情報管理装置3100の機能ブロック図である。 入退場管理装置3200の機能ブロック図である。 利用者情報テーブル700のデータ構成と内容例を示す図である。 予定情報テーブル800のデータ構成と内容例を示す図である。 安否確認情報テーブル410のデータ構成と内容例を示す図である。 予定情報管理装置3100の入場予定者情報の生成及び送信処理を示すフローチャートである。 入退場管理装置3200のパニックオープン処理及び安否確認情報の生成処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1000、2000、3000 入退場管理システム
1100〜1150、2100、2110 センサ端末
1101、3101 通信部
1102、1305 読取部
1103 送信処理部
1104 扉制御部
1200、2200、2300、3200 入退場管理装置
1201、2201、1301、3103 記憶部
1205、3201 安否確認情報領域
1206 第1通信部
1207 第2通信部
1208 認証処理部
1209 災害情報取得部
1210 入場者情報生成部
1211 施開錠制御部
1212 安否確認情報処理部
1300、1310、2400、2410 安否確認用端末
1304 無線通信部
1306、 2403 更新処理部
1307 表示制御部
1308 表示部
2204 安否確認情報処理部
2401 操作部
2402 ユーザインタフェース部
2404 表示制御部
3100 予定情報管理装置
3102 計時部
3106 入場予定者情報生成部

Claims (7)

  1. 管理対象領域に設けられた扉から入退場する者を識別するための識別情報を読み取り当該扉の施開錠を行うセンサ端末と、当該識別情報に応じて当該扉の開錠を当該センサ端末に行わせる入退場管理装置とから構成される入退場管理システムであって、
    前記入退場管理装置は、
    災害が発生したことを示す災害発生情報を受け付けると、前記センサ端末に前記扉を強制的に開錠させる強制開錠制御手段と、
    前記センサ端末が読み取った各識別情報に基づいて、前記災害発生情報を受け付けた際に前記管理対象領域に入場している者を示す各入場者情報を生成する生成手段とを備え、
    前記入退場管理システムは、更に、安否確認用端末を備え、
    前記安否確認用端末は、
    前記生成手段が生成した各入場者情報を受信する受信手段と、
    識別情報を読み取る読取手段と、
    前記受信手段が受信した入場者情報のうち、前記読取手段が読み取ったいずれの識別情報でも特定されない者の入場者情報を出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とする入退場管理システム。
  2. 前記識別情報は、媒体に記録されている媒体識別情報であり、
    前記入退場管理装置は、
    媒体識別情報毎に、当該媒体識別情報と当該媒体識別情報により特定される媒体所持者の名称とを対応付けた媒体情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記生成手段が生成した各入場者情報を記憶するための第2記憶手段とを含み、
    前記生成手段は、
    前記センサ端末が読み取った媒体識別情報、及び当該媒体識別情報と一致する媒体識別情報と前記媒体情報において対応付けられた名称を、含む入場者情報を生成し、前記第2記憶手段に記憶させ、
    前記安否確認用端末は、更に
    前記読取手段が読み取った媒体識別情報により特定される者の前記入場者情報に、その者が避難できたことを示す避難完了情報を対応付けて前記第2記憶手段に記憶させる更新手段を備え、
    前記受信手段は、更に前記第2記憶手段に記憶された各入場者情報と対応付けられた各避難完了情報を受信し、
    前記出力手段による出力は、前記受信手段が受信した各入場者情報のうち、避難完了情報が対応付けられていない入場者情報の表示である
    ことを特徴とする請求項1記載の入退場管理システム。
  3. 前記第1記憶手段は、更に、前記媒体情報に、媒体所持者の電話番号を対応付けて記憶しており、
    前記生成手段は、前記センサ端末が読み取った媒体識別情報と一致する媒体識別情報を含む前記媒体情報と対応付けられた電話番号を含めて入場者情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の入退場管理システム。
  4. 前記安否確認用端末は、無線通信を行うための無線通信手段を備え、
    前記受信手段及び前記更新手段によりそれぞれ行われる処理に必要な前記安否確認用端末と前記入退場管理装置との情報の授受は、前記無線通信手段を用いて行われる
    ことを特徴とする請求項2記載の入退場管理システム。
  5. 前記入退場管理システムは、更に、
    各入場者情報を記憶するための記憶装置を備え、
    前記入退場管理装置は、更に、
    前記生成手段により各入場者情報が前記第2記憶手段に記憶されると、当該入場者情報を前記記憶装置に記憶させる記憶制御手段を備え、
    前記更新手段及び前記出力手段による処理は、前記第2記憶手段に記憶されている各入場者情報に替えて、前記記憶装置に記憶されている各入場者情報に対して行う
    ことを特徴とする請求項2記載の入退場管理システム。
  6. 前記センサ端末は、
    入場する者の媒体識別情報を読み取る入場用センサ端末と、
    退場する者の媒体識別情報を読み取る退場用センサ端末とを含み、
    前記生成手段は、前記入場用センサ端末が媒体識別情報を読み取ると、読み取った際に当該媒体識別情報を含む入場者情報を前記第2記憶手段に記憶し、前記退場用センサ端末が媒体識別情報を読み取ると、読み取った際に当該媒体識別情報を含む入場者情報を前記第2記憶手段から削除する
    ことを特徴とする請求項2記載の入退場管理システム。
  7. 前記災害発生情報は、外部の災害検出装置から受信した情報である
    ことを特徴とする請求項2記載の入退場管理システム。
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