JP2017123084A - 入退出管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】被災により入退出管理システムが電源ダウン等で機能を停止しても、入退出管理システムで管理している入退出情報を利用した迅速且つ確実な安否確認作業を可能とする。【解決手段】入退出管理システムは、入退出用カードリーダ18等で読み取られたICカードの利用者識別情報に基づいてセンター装置10で入退出情報を生成管理する。センター装置10に複数の安否確認端末24が接続され、センター装置10の入退出情報が随時遅延なくまたは所定周期毎に更新記録される。安否確認端末24は、センター装置10との接続を外して持ち出された被災時に、そのとき記録されている入退出情報に在館者の避難状況を示す情報を付加した入退出情報を生成する。また、安否確認端末24は、他の1又は複数の安否確認端末から入退出情報を収集して自己の入退出情報とマージし、在館者の避難状況を示す情報を含む入退出情報を生成表示させる。【選択図】図2
Description
本発明は、利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報をカードリーダで読み取り、センター装置で入退出情報を生成して管理する入退出管理システムに関する。
従来、オフィスビルや工場等の施設にあっては、入退出管理システムが設置されている。入退出管理システムは、例えば建物の階毎に設置したローカル制御盤からの信号線に部屋の入り口扉の外側に設置されたカードリーダを接続すると共に扉に設けた電気錠を接続している。
ローカル制御盤は、ローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という)を介して警備室などに設置されたセンター装置や総務部等の管理部門に設置されたクライアント装置に接続されている。センター装置は、入退出管理システムを設置している建物の地図等の管理情報を表示する。クライアント装置は、入退出管理制御盤に対する利用者識別情報の登録、削除、履歴検索、在室状況等の各種の設定や処理を行う。
施設や部屋等に出入りする社員等の在籍者は利用者識別情報を登録した例えばICカードを携帯しており、カードリーダにICカードをかざすことで利用者識別情報を読み取ってローカル制御盤に送り、ローカル制御盤で事前登録している利用者識別情報との照合一致が得られた場合に電気錠を解錠し、ドアを開いて出入できるようにしている。
またローカル制御盤で照合一致が得られた利用者識別情報は時刻情報と共にセンター装置に送られ、センター装置で管理している入退出情報に入館時刻を記録して在館者として管理している。
ところで、オフィスビルや工場等で火災や地震等の被災により避難が行われた場合、安全管理者により安否確認のために避難者の点呼確認を行っているが、正確な安否確認が難しく、また、点呼確認に時間がかかることから、入退出管理システムを利用した災害時安否確認システムが提案されている。
この災害時安否確認システムは、入退出管理システム(アクセスコントロールシステム)により、平常時は、入退館および入退室を管理して在館している常勤者の施設内居場所データを作成して管理し、一方、災害時には、施設内居場所データから安否確認の対象者の氏名の一覧を作成して安否確認サーバに伝送し、安否確認端末に安否確認サーバから読み出された安否確認対象者の氏名一覧を表示し、この状態で点呼を行って点呼結果を安否確認端末から安否確認サーバに伝送するようにしている。
これにより災害避難を開始するとき在館している人の情報が安全管理者に提供されるので、その情報に基づいて安全管理者は配下の人の安否確認することができる。
しかしながら、このような従来の入退出管理システムを利用した災害時安否確認システムにあっては、火災や地震等による被災で入退出監視システムやサーバの電源がダウンしたり、通信系統が停止することが想定され、災害時に、施設内居場所データから安否確認の対象者の氏名の一覧を作成して安否確認サーバに伝送できない恐れがあり、その結果、安否確認端末でサーバから安否確認の対象者の氏名の一覧を読出して点呼することができなくなる可能性が残る。
本発明は、被災により入退出管理システムが電源ダウン等で機能を停止しても、入退出管理システムで管理している入退出情報を利用した迅速且つ確実な安否確認作業を可能とする入退出管理システムを提供することを目的とする。
(入退出管理システム)
本発明は、
利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取るカードリーダと、
カードリーダで読み取った利用者識別情報に基づいて入退出情報を生成して管理するセンター装置と、
を備えた入退出管理システムに於いて、
センター装置に接続され、被災時にセンター装置との接続を外して持ち出し可能な複数の安否確認端末と、
複数の安否確認端末に設けられ、随時遅延なくまたは所定周期毎に前記センター装置から送信された入退出情報を受信して更新記憶する入退出情報取得部と、
複数の安否確認端末に設けられ、被災時にセンター装置との接続を外して持ち出された状態で、そのとき記録されている入退出情報に在館者の避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成する点呼確認部と、
複数の安否確認端末に設けられ、他の1又は複数の安否確認端末から安否確認情報を収集して自己の安否確認情報とマージした安否確認情報を生成して表示させるマージ処理部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、
利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取るカードリーダと、
カードリーダで読み取った利用者識別情報に基づいて入退出情報を生成して管理するセンター装置と、
を備えた入退出管理システムに於いて、
センター装置に接続され、被災時にセンター装置との接続を外して持ち出し可能な複数の安否確認端末と、
複数の安否確認端末に設けられ、随時遅延なくまたは所定周期毎に前記センター装置から送信された入退出情報を受信して更新記憶する入退出情報取得部と、
複数の安否確認端末に設けられ、被災時にセンター装置との接続を外して持ち出された状態で、そのとき記録されている入退出情報に在館者の避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成する点呼確認部と、
複数の安否確認端末に設けられ、他の1又は複数の安否確認端末から安否確認情報を収集して自己の安否確認情報とマージした安否確認情報を生成して表示させるマージ処理部と、
を設けたことを特徴とする。
(随時遅延のない入退室情報の更新)
センター装置は、入退出情報に変化がある毎に、当該入退出情報を安否確認端末に送信して随時遅延なく更新させる。
センター装置は、入退出情報に変化がある毎に、当該入退出情報を安否確認端末に送信して随時遅延なく更新させる。
(安否確認端末の無線通信機能)
複数の安否確認端末は、他の安否確認端末と無線回線により通信接続して情報を送受信する無線通信部を備える。
複数の安否確認端末は、他の安否確認端末と無線回線により通信接続して情報を送受信する無線通信部を備える。
(バッチ処理によるマージ)
安否確認端末のマージ処理部は、所定のマージ操作を検出した場合に他の端末から安否確認情報を取得して自己の安否確認情報とマージする。
安否確認端末のマージ処理部は、所定のマージ操作を検出した場合に他の端末から安否確認情報を取得して自己の安否確認情報とマージする。
(リアルタイム処理によるマージ)
安否確認端末のマージ処理部は、自己の安否確認情報に確認済情報を付加する所定の入力操作を検出した場合に、確認済情報を他の安否確認端末に送信してその安否確認情報に付加させる。
安否確認端末のマージ処理部は、自己の安否確認情報に確認済情報を付加する所定の入力操作を検出した場合に、確認済情報を他の安否確認端末に送信してその安否確認情報に付加させる。
(避難状況を含む入退出情報の生成と表示)
センター装置は、入退出情報として、在籍者毎に所定の利用者識別情報及び入館時刻を記録しており、
安否確認端末の点呼確認部は、センター装置との接続を外した際に記録されている入退出情報の利用者識別情報に対応して、少なくとも確認、未確認、又は非出勤を含む避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成し、安否確認情報を一覧形式で表示させる。
センター装置は、入退出情報として、在籍者毎に所定の利用者識別情報及び入館時刻を記録しており、
安否確認端末の点呼確認部は、センター装置との接続を外した際に記録されている入退出情報の利用者識別情報に対応して、少なくとも確認、未確認、又は非出勤を含む避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成し、安否確認情報を一覧形式で表示させる。
(避難状況を含む入退出情報の分類分け表示)
安否確認端末の点呼確認部は、安否確認情報を、少なくとも在籍者、未確認者、確認済者、非出勤者又は在館者に分けた一覧形式で表示させる。
安否確認端末の点呼確認部は、安否確認情報を、少なくとも在籍者、未確認者、確認済者、非出勤者又は在館者に分けた一覧形式で表示させる。
(読取部による避難状況の確認)
安否確認端末は、利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取る読取部を備え、
安否確認端末の点呼確認部は、読取部で利用者識別情報を読み取った場合に、読み取った利用者識別情報に一致する安否確認情報の利用者識別情報に確認済を示す情報を付加する。
安否確認端末は、利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取る読取部を備え、
安否確認端末の点呼確認部は、読取部で利用者識別情報を読み取った場合に、読み取った利用者識別情報に一致する安否確認情報の利用者識別情報に確認済を示す情報を付加する。
(基本的な効果)
本発明は、利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取るカードリーダと、カードリーダで読み取った利用者識別情報に基づいて入退出情報を生成して管理するセンター装置とを備えた入退出管理システムに於いて、センター装置に接続され、被災時にセンター装置との接続を外して持ち出し可能な複数の安否確認端末と、複数の安否確認端末に設けられ、随時遅延なくまたは所定周期毎にセンター装置から送信された入退出情報を受信して更新記憶する入退出情報取得部と、複数の安否確認端末に設けられ、被災時にセンター装置との接続を外して持ち出された状態で、そのとき記録されている入退出情報に在館者の避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成する点呼確認部と、複数の安否確認端末に設けられ、他の1又は複数の安否確認端末から安否確認情報を収集して自己の安否確認情報とマージした安否確認情報を生成して表示させるマージ処理部とを設けるようにしたため、被災時に入退出管理システムの電源や通信系統がダウンして機能が失われても、安全管理者等が被災時にセンター装置との接続を外して避難場所に持ち出した場合、安否確認端末には最新の入退出情報が記録されており、この入退出情報に基づき在籍者の氏名を一覧表示した状態で点呼をとり、点呼の結果を入力することで、安否を迅速且つ確実に確認することができる。
本発明は、利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取るカードリーダと、カードリーダで読み取った利用者識別情報に基づいて入退出情報を生成して管理するセンター装置とを備えた入退出管理システムに於いて、センター装置に接続され、被災時にセンター装置との接続を外して持ち出し可能な複数の安否確認端末と、複数の安否確認端末に設けられ、随時遅延なくまたは所定周期毎にセンター装置から送信された入退出情報を受信して更新記憶する入退出情報取得部と、複数の安否確認端末に設けられ、被災時にセンター装置との接続を外して持ち出された状態で、そのとき記録されている入退出情報に在館者の避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成する点呼確認部と、複数の安否確認端末に設けられ、他の1又は複数の安否確認端末から安否確認情報を収集して自己の安否確認情報とマージした安否確認情報を生成して表示させるマージ処理部とを設けるようにしたため、被災時に入退出管理システムの電源や通信系統がダウンして機能が失われても、安全管理者等が被災時にセンター装置との接続を外して避難場所に持ち出した場合、安否確認端末には最新の入退出情報が記録されており、この入退出情報に基づき在籍者の氏名を一覧表示した状態で点呼をとり、点呼の結果を入力することで、安否を迅速且つ確実に確認することができる。
また、複数の安否確認端末を担当者が持ち出して点呼を行うことが可能であり、例えば点呼が済んだ段階で複数の安否確認端末が他の端末で生成した入退出情報を取得してマージするマージ処理を行うことで、複数の安否確認端末で別々に行った点呼結果を一つにまとめて表示することで安否が確認でき、安否確認のために点呼に要する時間を大幅に短縮可能とする。
(随時遅延のない入退室情報の更新による効果)
また、センター装置は、入退出情報に変化がある毎に、当該入退出情報を安否確認端末に送信して随時遅延なく更新させるようにしたため、安否確認端末には持ち出し時点において最新の入退室情報が格納されており、効率の良い安否確認作業を進めることを可能とする。また、各安否確認端末における入退室情報の更新の時間差が無くなるため、持ち出し前の各安否確認端末における入退室情報の違いを防止することができ、効率の良い安否確認作業を進めることを可能とする。
また、センター装置は、入退出情報に変化がある毎に、当該入退出情報を安否確認端末に送信して随時遅延なく更新させるようにしたため、安否確認端末には持ち出し時点において最新の入退室情報が格納されており、効率の良い安否確認作業を進めることを可能とする。また、各安否確認端末における入退室情報の更新の時間差が無くなるため、持ち出し前の各安否確認端末における入退室情報の違いを防止することができ、効率の良い安否確認作業を進めることを可能とする。
(安否確認端末の無線通信機能による効果)
また、複数の安否確認端末は、他の安否確認端末と無線回線により通信接続して情報を送受信する無線通信部を備えるようにしたため、複数の安否確認端末を使用して個別に安否確認の点呼を行った後に、複数の安否確認端末の相互間で無線通信により入退出情報を交換して1つの安否確認情報に簡単にまとめることが可能となる。
また、複数の安否確認端末は、他の安否確認端末と無線回線により通信接続して情報を送受信する無線通信部を備えるようにしたため、複数の安否確認端末を使用して個別に安否確認の点呼を行った後に、複数の安否確認端末の相互間で無線通信により入退出情報を交換して1つの安否確認情報に簡単にまとめることが可能となる。
(バッチ処理によるマージの効果)
また、安否確認端末のマージ処理部は、所定のマージ操作を検出した場合に他の端末から安否確認情報を取得して自己の安否確認情報とマージするようにしたため、複数の安否確認端末のそれぞれで進めていた安否確認作業がある程度進んだ段階で、他の安否確認端末の入退出情報を取得してマージすることにより、他の安否確認端末による確認結果を反映させ、これにより他の安否作業端末の確認の結果を含めて未確認となっている残数が正確に把握でき、残された安否確認作業を効率よく進めることを可能とする。
また、安否確認端末のマージ処理部は、所定のマージ操作を検出した場合に他の端末から安否確認情報を取得して自己の安否確認情報とマージするようにしたため、複数の安否確認端末のそれぞれで進めていた安否確認作業がある程度進んだ段階で、他の安否確認端末の入退出情報を取得してマージすることにより、他の安否確認端末による確認結果を反映させ、これにより他の安否作業端末の確認の結果を含めて未確認となっている残数が正確に把握でき、残された安否確認作業を効率よく進めることを可能とする。
(リアルタイム処理によるマージの効果)
また、安否確認端末のマージ処理部は、自己の安否確認情報に確認済情報を付加する所定の入力操作を検出した場合に、確認済情報を他の安否確認端末に送信してその安否確認情報に付加させるようにしたため、ある安否確認端末で確認済を示す情報を入力する操作が行われると、この情報が他の全ての安否確認端末に送信されて各々の安否確認情報に反映され、全ての安否確認端末で同じ安否確認情報をリアルタイムで共有しながら、効率良く安否確認作業を進めることを可能とする。
また、安否確認端末のマージ処理部は、自己の安否確認情報に確認済情報を付加する所定の入力操作を検出した場合に、確認済情報を他の安否確認端末に送信してその安否確認情報に付加させるようにしたため、ある安否確認端末で確認済を示す情報を入力する操作が行われると、この情報が他の全ての安否確認端末に送信されて各々の安否確認情報に反映され、全ての安否確認端末で同じ安否確認情報をリアルタイムで共有しながら、効率良く安否確認作業を進めることを可能とする。
(避難状況を含む入退出情報の生成と表示による効果)
また、センター装置は、入退出情報として、在籍者毎に所定の利用者識別情報及び入館時刻を記録しており、安否確認端末の点呼確認部は、センター装置との接続を外した際に記録されている入退出情報の利用者識別情報に対応して、少なくとも確認、未確認、又は非出勤を含む避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成し、安否確認情報を一覧形式で表示させるようにしたため、安否確認端末で避難状況を含む入退出情報を一覧形式で表示させた状態で、未確認を表示している在館者の安否確認の作業を効率良く進めることが可能となる。
また、センター装置は、入退出情報として、在籍者毎に所定の利用者識別情報及び入館時刻を記録しており、安否確認端末の点呼確認部は、センター装置との接続を外した際に記録されている入退出情報の利用者識別情報に対応して、少なくとも確認、未確認、又は非出勤を含む避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成し、安否確認情報を一覧形式で表示させるようにしたため、安否確認端末で避難状況を含む入退出情報を一覧形式で表示させた状態で、未確認を表示している在館者の安否確認の作業を効率良く進めることが可能となる。
(避難状況を含む入退出情報の分類分け表示による効果)
また、安否確認端末の点呼確認部は、入退出情報を、少なくとも在籍者、未確認者、確認済者、非出勤者又は在館者に分けた一覧形式で表示させるようにしたため、避難場所における安否確認端末を利用した安否確認の状況を在籍者、未確認者、確認済者、非出勤者又は在館者に分けた一覧形式を選択的に表示して見ながら、点呼による確認作業を効率良く進めることかできる。
(読取部による避難状況確認の効果)
また、安否確認端末は、利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取る読取部を備え、読取部で利用者識別情報を読み取った場合に、読み取った利用者識別情報に一致する安否確認情報の利用者識別情報に確認済を示す情報に付加するようにしたため、避難場所で安否確認は、利用者が携帯している安否確認端末のICカードをリーダライタ等の読取部にかざすだけで、安否確認情報に確認済を示す情報を簡単且つ容易に付加することを可能とする。
また、安否確認端末の点呼確認部は、入退出情報を、少なくとも在籍者、未確認者、確認済者、非出勤者又は在館者に分けた一覧形式で表示させるようにしたため、避難場所における安否確認端末を利用した安否確認の状況を在籍者、未確認者、確認済者、非出勤者又は在館者に分けた一覧形式を選択的に表示して見ながら、点呼による確認作業を効率良く進めることかできる。
(読取部による避難状況確認の効果)
また、安否確認端末は、利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取る読取部を備え、読取部で利用者識別情報を読み取った場合に、読み取った利用者識別情報に一致する安否確認情報の利用者識別情報に確認済を示す情報に付加するようにしたため、避難場所で安否確認は、利用者が携帯している安否確認端末のICカードをリーダライタ等の読取部にかざすだけで、安否確認情報に確認済を示す情報を簡単且つ容易に付加することを可能とする。
[入退出管理システム]
(システム構成の概要)
図1は安否確認端末を備えた入退出管理システムの概略を示した説明図である。図1に示すように、オフィスビルや工場等の施設に設置された入退出管理システムは、センター装置10、クライアント12、ローカル制御盤16、入退室用カードリーダ18、出勤用カードリーダ20、退勤用カードリーダ21及び電気錠22で構成される。
(システム構成の概要)
図1は安否確認端末を備えた入退出管理システムの概略を示した説明図である。図1に示すように、オフィスビルや工場等の施設に設置された入退出管理システムは、センター装置10、クライアント12、ローカル制御盤16、入退室用カードリーダ18、出勤用カードリーダ20、退勤用カードリーダ21及び電気錠22で構成される。
センター装置10は警備室等に設置され、またクライアント12は入退出管理業務を行う総務部門等に設置される。ローカル制御盤16は例えば施設の階毎に分けて設置している。ローカル制御盤16はセンター装置10及びクライアント12とLAN14により接続されている。
入退室用カードリーダ18は各部屋の出入口となる扉の外側に配置されており、また、扉には電気錠22が設けられている。入退室用カードリーダ18及び電気錠22は同じ階に設置しているローカル制御盤16からの信号線に接続されている。
出勤用カードリーダ20と退勤用カードリーダ21は施設の出入口等に設置され、出入口に対応したローカル制御盤16からの信号線に接続されている。
入退室用カードリーダ18、出勤用カードリーダ20及び退勤用カードリーダ21は、利用者の携帯する磁気カード又は非接触ICカード等に記録された所定の利用者識別情報を読取って事前登録した利用者識別情報と照合し、照合一致により認証成功を判別した場合に認証信号をローカル制御盤16へ送信する。
ローカル制御盤16は出勤用カードリーダ20及び退勤用カードリーダ21から認証信号を受信した場合は、LAN14を介してセンター装置10に認証信号を送信し、センター装置10で管理している入退出情報に出勤時刻又は退勤時刻を記録させる。また、ローカル制御盤16は入退室用カードリーダ18から認証信号を受信した場合は、対応する出入口に設けた電気錠22へ制御信号を出力して解錠制御し、入退室を可能とする。
センター装置10は、入退出管理システムを設置した施設の地図などの管理情報を表示する機能に加え、在籍者の状況を示す入退出情報を保存して管理するデータベースとしての機能を備えており、随時遅延なく入退出情報を読み出して安否確認端末24−1〜24−3に転送して書込み記憶させる。
本実施形態においてはセンター装置10から安否確認端末24−1〜24−3に対しての入退室情報の送信はUDP(User Datagram Protocol)を用いて通信を行い、安否確認端末の数に関わらず随時遅延なく行われる。
即ち、センター装置10は、管理している入退出情報に変化があった場合、変化のあった入退出情報をUDPにより安否確認端末24−1〜24−3に送信して記憶させることにより、入退出情報をリアルタイムで更新させる。
クライアント12は、LAN14を介してセンター装置10及びローカル制御盤16と接続され、ローカル制御盤16を経由して入退室用カードリーダ18、出勤用カードリーダ20及び退勤用カードリーダ21との間で磁気カードや非接触ICカードに対応した利用者識別情報の登録、削除、履歴検索などの各種設定や処理を行う。
これに加え本実施形態にあっては、センター装置10を接続したLAN14に複数の安否確認端末24−1〜24−3を接続している。安否確認端末24−1〜24−3は携帯可能で且つ二次電池を備えたパーソナルコンピュータやタブレット装置であり、火災や地震等の被災時に、LAN14との接続を外して持ち出すことが可能であり、避難場所での安否確認作業に使用する。
安否確認端末24−1〜24−3はLAN14に接続された状態で、随時遅延なくセンター装置10から送信されてくる入退出情報を受信して更新記憶する制御を行っており、これにより常に最新の入退出情報を保存している。なお、以下の説明では、安否確認端末24−1〜24−3を区別する必要がない場合は、安否確認端末24という場合がある。
[入退出管理システムの機能構成概略]
図2は入退出管理システムの機能構成の概略を示したブロック図であり、安否確認端末24はその1台を代表して示し、クライアント12及び電気錠22は省略している。
図2は入退出管理システムの機能構成の概略を示したブロック図であり、安否確認端末24はその1台を代表して示し、クライアント12及び電気錠22は省略している。
(センター装置の機能構成)
図2に示すように、センター装置10はパーソナルコンピュータを使用しており、制御部26、LAN通信部28、操作部30、表示部32、入退出情報記憶部34で構成される。制御部26はCPU、メモリ、各種の入出力ポートを備えたコンピュータ回路で構成しており、プログラムの実行により所定の入退出管理制御を行う。LAN通信部28は所定のLAN通信プロトコルに従って信号の送受信を行う。操作部30はキーボートやマウスを含む。表示部32は液晶ディスプレイを備える。
図2に示すように、センター装置10はパーソナルコンピュータを使用しており、制御部26、LAN通信部28、操作部30、表示部32、入退出情報記憶部34で構成される。制御部26はCPU、メモリ、各種の入出力ポートを備えたコンピュータ回路で構成しており、プログラムの実行により所定の入退出管理制御を行う。LAN通信部28は所定のLAN通信プロトコルに従って信号の送受信を行う。操作部30はキーボートやマウスを含む。表示部32は液晶ディスプレイを備える。
入退出情報記憶部34には入退出情報が記憶されている。制御部26は、ローカル制御盤16を経由して入退室用カードリーダ18、出勤用カードリーダ20及び退勤用カードリーダ21で読み取った磁気カードや非接触ICカードの利用者識別情報から、在籍者の出勤時刻、退勤時刻、出勤者の在室情報等を含む入退出情報を生成し、入退出情報記憶部34に保存している。
また、また制御部26は、クライアント12から入退出情報の書込要求を受けた場合に入退出情報記憶部34の入退出情報を書き替える制御を行う。更に、制御部26は、例えばリアルタイムで、入退出情報記憶部34から入退出情報を読出して転送する制御を行う。
(安否確認端末の機能構成)
安否確認端末24は、二次電池を備えた携帯型のパーソナルコンピュータ又はタブレット装置を使用しており、制御部36、LAN通信部38、アンテナ42を接続した無線通信部40、操作部44、表示部46、入退出情報記憶部48で構成される。
安否確認端末24は、二次電池を備えた携帯型のパーソナルコンピュータ又はタブレット装置を使用しており、制御部36、LAN通信部38、アンテナ42を接続した無線通信部40、操作部44、表示部46、入退出情報記憶部48で構成される。
制御部36はCPU、メモリ、各種の入出力ポートを備えたコンピュータ回路で構成しており、プログラムの実行により所定の安否確認制御を行う。LAN通信部38は所定のLAN通信プロトコルに従って信号の送受信を行う。
無線通信部40は所定の近距離無線通信プロトコルに従って他の安否確認端末との間で信号の送受信を行う。無線通信部40の近距離無線通信プロトコルとしては、例えばRFID(Radio Frequency IDentification「電波による個体識別」の略)に割当てられた例えば900MHzの周波数、例えば950〜957MHzを使用したZigBee(登録商標)として知られたセンサネットワーク用の近距離無線通信プロトコルを使用する。
ZigBee(登録商標)による900MHz帯の近距離無線通信は、送信電力を特定小電力無線局に相当する1mW以下としており、1mWとした場合の見通し通信距離は数十メートル程度であり、避難場所で使用する複数の安否確認端末24の相互通信に好適である。
また、無線通信部40の通信プロトコルとしては、Bluetooth(登録商標)としても良い。Bluetooth(登録商標)は、2.4GHz帯を79の周波数チャネルに分け、利用する周波数をランダムに変える周波数ホッピングを行いながら、半径10 〜100m程度の範囲でBluetooth(登録商標)を搭載した他の安否確認端末24との間で無線通信を行う。
また、無線通信部40は、アクセスポイントを経由することなく、安否確認端末24の相互間で通信接続するアドホック通信機能を持たせている。また、無線通信部40がアドホック通信機能を持つことで、複数の安否確認端末24の間でバケツリレー式に通信をつないでいくことで、通信可能距離を越えて離れた位置にある安否確認端末24の間でのマージ制御を可能とする。
操作部44はタッチパネルであり、表示部46に設けた液晶ディスプレイの画面に設けられ、表示画面のタッチ操作を可能とする。
制御部36には、入退出情報取得部50、点呼確認部52、及びマージ処理部54の機能が設けられる。入退出情報取得部50は、例えば1分乃至10分の範囲内で予め定められた時間毎に、あるいは、随時遅延なくセンター装置10から転送されてくる入退出情報のライトコマンドを受信した場合、受信した入退出情報を入退出情報記憶部48に書き込んで最新の入退出情報を更新する制御を行う。
点呼確認部52は、被災時にセンター装置10に対するLAN14との接続を外して持ち出された状態で、そのとき入退出情報記憶部48に記憶されている入退出情報に在館者の避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成する制御を行う。
マージ処理部54は、無線通信部40に指示して他の1又は複数の安否確認端末24に安否確認情報の読出コマンドを送信させることにより安否確認情報を収集し、自己の安否確認情報とマージした安否確認情報を生成して表示させる制御を行う。
マージ処理部54によるマージ制御には、利用者のマージ操作による指示を受けて実行するバッチ処理と、利用者が確認済情報の入力操作を行う毎に実行するリアルタイム処理がある。
マージ処理部54のバッチ処理によるマージ制御は、利用者による所定のマージ操作を検出した場合に、安否確認情報の要求信号、即ち安否確認情報のリードコマンドを他の安否確認端末24に送信し、他の安否確認端末から転送された安否確認情報を受信して自己の安否確認情報とマージする制御を行う。
また、マージ処理部54のリアルタイム処理によるマージ制御は、所定の入力操作により自己の安否確認情報に確認済情報を付加した場合、確認済情報の書込要求信号、即ち、確認済情報をコマンドデータとして含むライトコマンドを他の安否確認端末24に送信してその安否確認情報に付加させる制御を行う。
[安否確認情報]
図3は複数の安否端末装置の通信接続を示した説明図、図4は安否確認端末に表示される安否確認情報の表示画面を示した説明図、図5は避難状況を設定する安否確認情報の表示画面を示した説明図である。
図3は複数の安否端末装置の通信接続を示した説明図、図4は安否確認端末に表示される安否確認情報の表示画面を示した説明図、図5は避難状況を設定する安否確認情報の表示画面を示した説明図である。
(安否確認作業)
図1に示した入退出管理システムを設けた施設が火災や地震で被災した場合、予め設定された避難計画に従って在館者は所定の避難場所に避難する。また、安全管理者は、避難に先立ち、安否確認端末24−1〜24−3をLAN14から外して持ち出すことにより避難場所に向かう。
図1に示した入退出管理システムを設けた施設が火災や地震で被災した場合、予め設定された避難計画に従って在館者は所定の避難場所に避難する。また、安全管理者は、避難に先立ち、安否確認端末24−1〜24−3をLAN14から外して持ち出すことにより避難場所に向かう。
このため避難場所においては、図3に示すように、3台の安否確認端末24−1〜24−3が別々の担当者により携帯されており、各担当者が安否確認端末24−1〜24−3に安否確認情報を画面表示して点呼をとり、確認の取れた在館者に確認済を示す情報の入力操作を行うことで、安否確認情報に確認済の情報を追加する作業を行うことになる。
このような安否確認端末24−1〜24−3を用いた安否確認作業中に、必要に応じて安否確認端末24−1〜24−3の間の無線回線による通信接続の確立で、それぞれ安否確認を相互にやり取りして自己の安否確認情報とマージするマージ制御が行われ、全ての安否確認端末24−1〜24−3で同じ安否確認情報を共有することができる。
(安否確認情報の表示と入力)
図4に示すように、避難場所で安否確認作業を行う場合には、安否確認端末24の画面に、そのとき記憶している入退出情報に基づいて生成した安否確認情報60を表示させる。安否確認情報60は、上段左側に、センター装置10から最後に入退出情報を読出して更新記憶した年月日、時間が表示され、その右側の枠62の中に、避難未確認、避難確認済、非出勤者、在監者、在籍者に分けて人数を表示している。ここで、安否確認情報60とは、入退出情報に避難状況の項目を付加した情報ということができる。
図4に示すように、避難場所で安否確認作業を行う場合には、安否確認端末24の画面に、そのとき記憶している入退出情報に基づいて生成した安否確認情報60を表示させる。安否確認情報60は、上段左側に、センター装置10から最後に入退出情報を読出して更新記憶した年月日、時間が表示され、その右側の枠62の中に、避難未確認、避難確認済、非出勤者、在監者、在籍者に分けて人数を表示している。ここで、安否確認情報60とは、入退出情報に避難状況の項目を付加した情報ということができる。
続いて、在籍者、未確認者、確認済者、非出勤者、在館者に分けたタグ64a〜64eが設けられ、図示の状態は在籍者のタグ64aを開いた場合であり、在籍者の部署、氏名、利用者番号、入館時刻及び避難状況が一覧形式で表示されている。
ここで、在籍者A〜Fの内、Dは非出勤であり、それ以外は入館時刻の表示から出勤しており、この時点でA,B,Fの三人は確認済となっており、C,Eの二人が未確認となっている。
点呼により避難した在籍者が確認できた場合には、図5に示す画面操作により確認ができた在籍者に対し確認済を示す情報の入力を行う。図5は在籍者Bの確認がとれた場合であり、在籍者Bの欄をクリック操作することで、その表示を反転させ、この状態で避難状況の入力に使用するダイヤログ66を開き、その中の「確認」をレ点で示すようにクリック操作することで、在籍者Bの避難状況の欄に「確認済」を設定することができる。ダイヤログ66には、確認以外に、未確認と不在の項目がある。
また、未確認者のタグ64bを開くと、未確認となっているC,Eの二人の一覧表示に切り替わり、未確認者のみを表示することで、点呼作業が効率良くできる。
更に、安否確認端末24−1で未確認となっている在籍者C,Eについて、他の安否確認端末24−2又は24−3で確認済となっていた場合には、他の安否確認端末24−2又は24−3から取得した安否確認情報を自己の安否確認情報にマージすることで、在籍者C,Eの避難状況が「未確認」から「確認済」に切り替わり、在籍者C,Eが別の担当者により確認済となっているにもかかわらず、それを知らずに重複して確認作業を続けてしまうという不具合を解消でき、複数の安否確認端末24−1〜24−3を利用した効率的な安否確認作業が可能となる。
[安否確認端末の制御動作]
(バッチ処理による安否確認制御)
図6は安否確認情報のマージをバッチ処理で行う安否確認端末の制御動作を示したフローチャートであり、図2に示した安否確認端末24の制御部36による制御動作となる。
(バッチ処理による安否確認制御)
図6は安否確認情報のマージをバッチ処理で行う安否確認端末の制御動作を示したフローチャートであり、図2に示した安否確認端末24の制御部36による制御動作となる。
図6に示すように、安否確認端末24を起動すると、ステップS1でセンター装置10からの入退出情報の転送を判別するとステップS2に進み、転送された入退出情報を更新記憶する。
続いてステップS3で被災時の端末持ち出し検知を判定しており、端末持ち出しを検知するとステップS4に進み、ステップS4で安否確認処理の起動操作を判別するとステップS5に進み、そのとき記憶している入退出情報に基づき安否確認情報を生成して図4に示したように一覧形式で画面表示する。
続いてステップS6で確認済の入力操作を判別すると、ステップS7で入力対象となった在籍者の避難状況の欄に確認済を示す情報を付加する制御を行う。
次にステップS8で所定のマージ操作を判別すると、ステップS9に進んで他の安否確認端末にマージ要求信号として安否確認情報のリードコマンドを送信し、ステップS10で安否確認情報の受信を判別すると、ステップS11で自己の安否確認情報とマージする制御を行い、ステップS12に進む。
ステップS8でマージ操作が判別されない場合はステップS12に進み、終了操作が判別されるまでステップS5からの処理を繰り返す。
(リアルタイム処理による安否確認制御)
図7は安否確認情報のマージをリアルタイム処理で行う安否確認端末の制御動作を示したフローチャートであり、図2に示した安否確認端末24の制御部36による制御動作となる。
図7は安否確認情報のマージをリアルタイム処理で行う安否確認端末の制御動作を示したフローチャートであり、図2に示した安否確認端末24の制御部36による制御動作となる。
図7に示すステップS21〜S22の処理は、図6のステップS1〜S2の処理を同じになることから説明を省略する。
続いてステップS23で被災時の端末持ち出しを検知するとステップS24に進み、ステップS24で安否確認処理の起動操作を判別するとステップS25に進み、そのとき記憶している入退出情報に基づき安否確認情報を生成し、図4に示したように一覧形式で画面表示する。
続いてステップS26で確認済の入力操作を判別するとステップS27で入力対象となった在籍者の避難状況の欄に確認済を示す情報を付加する制御を行い、更に、ステップS28で確認済を示す情報のマージ要求信号、即ち、入力対象となった未確認者と確認済情報のコマンドデータを含むライトコマンドを他の安否確認端末に送信し、これにより他の安否管理端末で同じ未確認者の避難状況の欄に確認済を追加する制御が行われる。
またステップS29で他の安否確認端末からのマージ要求信号(未確認者と確認済情報のコマンドデータを含むライトコマンド)の受信を判別すると、ステップS30で自己の安否確認情報とマージする制御を行い、ステップS31に進み、終了操作が判別されるまでステップS25からの処理を繰り返す。
[本発明の変形例]
(入退出管理システム)
入退出管理システムは、入退室用カードリーダと電気錠を備える点では共通するが、その制御形態は様々であり、カードリーダの読取り認証で得られた入退出情報を保存管理していれば良く、上記の実施形態には限定されない。
(入退出管理システム)
入退出管理システムは、入退室用カードリーダと電気錠を備える点では共通するが、その制御形態は様々であり、カードリーダの読取り認証で得られた入退出情報を保存管理していれば良く、上記の実施形態には限定されない。
(センター装置と安否確認端末の通信)
上記の実施形態ではセンター装置と安否確認端末との通信はUDPで行ったが、1回の通信パケットを小さくし通信頻度を上げたTCP(Transmission Control Protocol)により随時遅延のない通信を行っても良い。
上記の実施形態ではセンター装置と安否確認端末との通信はUDPで行ったが、1回の通信パケットを小さくし通信頻度を上げたTCP(Transmission Control Protocol)により随時遅延のない通信を行っても良い。
また、マージ機能を達成するうえでは、所定周期ごとの通信を行っても良い。
また、センター装置から安否確認端末への通信は被災時の信号を取得または検出して停止しても良いし、安否確認端末のいずれかの持ち出しによって停止しても良いし、通信を停止しなくても良い。
また、安否確認端末とセンター装置間のLAN接続は有線LANを用いても良いし、無線LANを用いても良い。また、安否確認端末と無線通信を行うクレイドル等の機器を用いて、センター装置とクレイドル等の機器間の通信に有線LANを用い、クレイドル等の機器と安否確認端末間の通信に無線LANを用いるようにし、安否確認端末の被災時の持ち出しを容易にしても良い。なお、クレイドル(cradle)とは、主に携帯電話を始めとする携帯情報機器を直接USB等の 規格コネクター類に接続することなく充電やデータ転送、あるいは拡張を行う拡張機器の ことである。
また、安否確認端末における持ち出しの検出は、通信の途絶により検出しても良く、物理的な嵌合スイッチ等の状態変化によって検出しても良く、LANの構成に無線LANを一部または全部に用いる場合は信号の受信レベルを検出しても良く、安全管理者等が安否確認端末の操作により持ち出しを検出させても良い。
(センター装置の遠隔地構成)
また、入退室管理システムのセンター装置は遠隔地にバックアップサーバを設け、センター装置の異常時にセンター装置が切り替わるようにしても良い。バックアップサーバは専用のコンピュータを用いても良いしクラウド技術を用いて各地に分散するようにしても良い。
(センター装置の遠隔地構成)
また、入退室管理システムのセンター装置は遠隔地にバックアップサーバを設け、センター装置の異常時にセンター装置が切り替わるようにしても良い。バックアップサーバは専用のコンピュータを用いても良いしクラウド技術を用いて各地に分散するようにしても良い。
(その他)
また,本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
また,本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:センター装置
12:クライアント
14:LAN
16:ローカル制御盤
18:入退室用カードリーダ
20:出勤用カードリーダ
21:退勤用カードリーダ
22:電気錠
24,24−1〜24−3:安否確認端末
26,36:制御部
28,38:LAN通信部
30,44:操作部
32,46:表示部
34,48:入退出情報記憶部
40:無線通信部
50:入退出情報取得部
52:点呼確認部
54:マージ処理部
12:クライアント
14:LAN
16:ローカル制御盤
18:入退室用カードリーダ
20:出勤用カードリーダ
21:退勤用カードリーダ
22:電気錠
24,24−1〜24−3:安否確認端末
26,36:制御部
28,38:LAN通信部
30,44:操作部
32,46:表示部
34,48:入退出情報記憶部
40:無線通信部
50:入退出情報取得部
52:点呼確認部
54:マージ処理部
Claims (8)
- 利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取るカードリーダと、
前記カードリーダで読み取った利用者識別情報に基づいて入退出情報を生成して管理するセンター装置と、
を備えた入退出管理システムに於いて、
前記センター装置に接続され、被災時に前記センター装置との接続を外して持ち出し可能な複数の安否確認端末と、
前記複数の安否確認端末に設けられ、随時遅延なくまたは所定周期毎に前記センター装置から送信された入退出情報を受信して更新記憶する入退出情報取得部と、
前記複数の安否確認端末に設けられ、被災時に前記センター装置との接続を外して持ち出された状態で、そのとき記録されている入退出情報に在館者の避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成する点呼確認部と、
前記複数の安否確認端末に設けられ、他の1又は複数の安否確認端末から安否確認情報を収集して自己の安否確認情報とマージした安否確認情報を生成して表示させるマージ処理部と、
を設けたことを特徴とする入退出管理システム。
- 請求項1記載の入退出管理システムに於いて、前記センター装置は、入退出情報に変化がある毎に、当該入退出情報を前記安否確認端末に送信して随時遅延なく更新させることを特徴とする入退出管理システム。
- 請求項1記載の入退出管理システムに於いて、前記複数の安否確認端末は、他の安否確認端末と無線回線により通信接続して情報を送受信する無線通信部を備えたことを特徴とする入退出管理システム。
- 請求項1記載の入退出管理システムに於いて、
前記安否確認端末のマージ処理部は、所定のマージ操作を検出した場合に、前記他の端末から安否確認情報を取得して自己の安否確認情報とマージすることを特徴とする入退出管理システム。
- 請求項1記載の入退出管理システムに於いて、
前記安否確認端末のマージ処理部は、自己の安否確認情報に確認済情報を付加する所定の入力操作を検出した場合に、前記確認済情報を他の安否確認端末に送信してその安否確認情報に付加させることを特徴とする入退出管理システム。
- 請求項1記載の入退出管理システムに於いて、
前記センター装置は、前記入退出情報として、在籍者毎に所定の利用者識別情報及び入館時刻を記録しており、
前記安否確認端末の点呼確認部は、前記センター装置との接続を外した際に記録されている入退出情報の利用者識別情報に対応して、少なくとも確認、未確認又は非出勤を含む避難状況を示す情報を付加した安否確認情報を生成し、前記安否確認情報を一覧形式で表示させることを特徴とする入退出管理システム。
- 請求項1記載の入退出管理システムに於いて、前記安否確認端末の点呼確認部は、前記安否確認情報を、少なくとも在籍者、未確認者、確認済者、非出勤者又は在館者に分けた一覧形式で表示させることを特徴とする入退出管理システム。
- 請求項1記載の入退出管理システムに於いて、
前記安否確認端末は、利用者が携帯する記録媒体に記録した利用者識別情報を読み取る読取部を備え、
前記読取部で利用者識別情報を読み取った場合に、前記読み取った利用者識別情報に一致する前記安否確認情報の利用者識別情報に確認済を示す情報を付加することを特徴とする入退出管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 2016-01-08 JP JP2016002266A patent/JP2017123084A/ja not_active Ceased
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