JP2009237090A - トナー用外添剤、その製造方法及び電子写真用トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トナー用外添剤としての少なくとも一つの偏平面を有する偏平状樹脂粒子であり、前記偏平面が0.2〜5μmの直径を有し、前記偏平状樹脂粒子が1.0重量%以下の20℃かつ相対湿度80%雰囲気下における水分吸着量を有することを特徴とするトナー用外添剤により上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
このような外添剤の離脱や埋没を防止するための対策として、特開平8−220791号公報(特許文献3)では、平板状粒子を外添したトナーが提案されている。この特許文献3に記載のトナーによれば、コピー数が増加しても外添剤の埋没や離脱が発生せず、高画質な画像が得られるとされている。
また、特開平8−202074号公報(特許文献4)では、偏平状樹脂粒子を外添したトナーが提案されている。
また、特許文献4の偏平状樹脂粒子は、乳化重合時に界面活性剤を必要としているため、親水性であり、高湿下での運転時には水分により帯電量が不安定なるため耐久性の面で満足いくものではない。
離脱や埋没が抑制され、温度あるいは環境の変化に影響されにくく、常に安定した帯電性、現像性等の特性を有するトナー用外添剤の提供が望まれていた。
更に、本発明によれば、上記トナー用外添剤の製造方法であって、前記偏平状樹脂粒子が、その原料である単量体又は単量体混合物を、種粒子の存在下、水溶性重合開始剤を用いて、水性媒体中、非水溶性有機溶剤及び界面活性剤の非存在下で重合させることにより得られることを特徴とするトナー用外添剤の製造方法が提供される。
本発明における「偏平状樹脂粒子」とは、少なくとも一つの偏平面を有し、偏平面が0.2〜5μmの直径を有する粒子である。この特異な形状により、偏平状樹脂粒子は、トナー粒子への付着性、分散性が従来の粒子と比較して極めて良好で、トナー粒子から非常に離脱しにくく、トナー粒子に非常に埋没しにくい。そのためキャリアのスペント(消耗)が防止され、安定した帯電と、耐久性能が向上したトナーが得られる。
一般に、外添剤は、トナー粒子との間に働く静電気力等の付着力によりトナー粒子に付着している。一方で外添剤には現像器内における攪拌による遠心力や現像器の構成部材等との衝突による力等も作用している。このような力の作用が外添剤をトナー粒子表面から離脱、又はトナー粒子中に埋没させる方向に働く。しかし、本発明における偏平状樹脂粒子は、従来の球状の無機粒子あるいは有機粒子と比較して、粒子一個の重さに対して、トナー粒子との接触面積が大きいため、付着力が強く作用し、離脱が少ない。
具体的には、重量平均分子量5,000〜15,000のビニル系単量体を種粒子とし、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を主成分とし、かつ架橋性ビニル系単量体を含む単量体混合物を種粒子に吸収させ、水溶性重合開始剤を用いて、非水溶性有機溶剤及び界面活性剤の非存在化で重合することにより得ることができる。
なお、種粒子の大きさは特に限定されないが、通常0.1〜2μmの平均粒子径の球状粒子が使用される。種粒子の形状は特に限定されない。
(メタ)アクリル酸エステル系単量体としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ターシャリーブチル等が挙げられる。
単量体又は単量体混合物の使用量が3重量部未満であると、得られる偏平状樹脂粒子の偏平化の度合いが小さくなりやすい。逆に、この使用量が30重量部を越えると、種粒子の単量体吸収能力が不充分となって、種粒子に吸収されない単量体が増え、そのため目的とする形状以外の微小な粒子が生成しやすい。
なお、単量体又は単量体混合物の種粒子への添加方法は特に限定されず、一度に、又は分割して、あるいは連続的に添加して、単量体又は単量体混合物を種粒子に吸収させることができる。
なお、この発明の方法でベンゾイルパーオキシド,アゾイソビスブチロニトリル等の油溶性重合開始剤を用いると、目的とする偏平状樹脂粒子が得られ難いので好ましくない。
重合温度は、65℃〜90℃であることが好ましく、更に好ましくは70℃〜80℃である。重合温度が65℃未満では偏平化の度合いが小さくなりやすく、逆に90℃を越えると重合開始剤が分解しやすく、重合開始剤の失活により重合が完結し難くなる。
また、偏平状樹脂粒子の製造には、分散安定剤を用いてもよい。好ましい分散安定剤としては、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子が挙げられる。
トナーは、外添剤とトナー粒子とを含む。
トナー粒子は、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含み、任意に電荷制御剤、ワックス等の他の成分を含む。
トナー粒子を構成する結着樹脂としては、特に限定されないが、例えばスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン-アクリル系共重合体、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、N−ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂等の熱可塑性樹脂を使用するのが好ましい。
ポリエステル系樹脂の軟化点は、80〜150℃であることが好ましく、より好ましくは90〜140℃である。
一成分現像方式としては、磁力を利用してトナーを搬送する磁性一成分現像方式と、静電力を利用してトナーを搬送する非磁性一成分現像方式とが挙げられる。磁性一成分現像方式に使用する場合には、トナー粒子中に上記した成分に加えて磁性粉を配合すればよい。
種粒子及びトナー粒子の平均粒子径は、ベックマンコールター社製のLS230型で測定する。具体的には、粒子0.1gと0.1%ノニオン性界面活性剤溶液10mlを投入し、ヤマト科学社製タッチミキサーTOUCHMIXER MT−31で2秒間混合する。この後、試験管を市販の超音波洗浄器であるヴェルボクリーア社製ULTRASONIC CLEANER VS−150を用いて10分間分散させる。分散させたものをベックマンコールター社製のLS230型にて超音波を照射しながら測定する。そのときの光学モデルは作製した粒子の屈折率にあわせる。
種粒子の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて測定される。なお、重量平均分子量(Mw)はポリスチレン(PS)換算重量平均分子量を意味する。
試料50mgをテトラヒドロフラン(THF)10ミリリットルに溶解させ、非水系0.45μmのクロマトディスクで濾過した上でクロマトグラフを用いて測定する。クロマトグラフの条件は下記の通りとする。
カラム:東ソー社製、商品名「TSKgel GMH−XL−L」φ7.8mm×30cm×2本
カラム温度:40℃
キャリアーガス:テトラヒドロフラン(THF)
キャリアーガス流量:1ミリリットル/分
注入・ポンプ温度:35℃
検出:RI
注入量:100マイクロリットル
検量線用標準ポリスチレン:昭和電工社製、商品名「shodex」重量平均分子量:1030000と東ソー社製、重量平均分子量:5480000、3840000、355000、102000、37900、9100、2630、870
偏平状樹脂粒子の底部の直径D、底部から凸状表面の先端までの厚みH、凸状表面に対応した内径dは以下のようにして測定する(図1参照)。
走査型電子顕微鏡JSM−6360LV(日本電子社製)を用い5,000〜10,000倍で任意の30個の偏平状樹脂粒子を観察し、各部位を測定してその平均値を直径D、厚みH、内径dとする。
1)粒子平面形状の径を測定し、その最長径を底部の直径Dとする。
2)直径Dを中心にもつ面を底部としその面からの法線の最長径を厚みHとする。
3)直径D上の2つの頂点間距離を内径dとする。
偏平樹脂粒子を55℃で24時間乾燥させて、偏平樹脂粒子の乾燥重量(W1)を求める。次に乾燥させた偏平状樹脂粒子を25℃、80%RHの環境下に5時間保持して、偏平樹脂粒子の水分吸着後重量(W2)を求める。次式により水分吸着量を算出する。
水分吸着量(重量%)=100×(W2−W1)/W1
偏平状樹脂粒子の流出開始温度はフローテスターCFT−500D(島津製作所社製)を用いて測定する。温度上昇に伴い試料が荷重により圧縮されて内部空隙が消失する。さらなる温度上昇に伴い試料がダイ出口から流出しはじめる時の温度を流出開始温度とする。フローテスター測定の条件は下記のとおりである。
〔フローテスター測定条件〕
荷重:2.0MPa
昇温速度:6.0℃/分、
ダイ口径:1.0mm
ダイ長さ:1.0mm
以下に示す合成例A〜Fにより種粒子を作製した。
(種粒子の合成例A)
攪拌機、温度計及び還流コンデンサーを備えたセパラブルフラスコに、水600g、メタクリル酸メチル100g及び分子量調整剤としてn−オクチルメルカプタン(n−OM)0.5gを仕込み、攪拌下に窒素置換しながら70℃まで昇温した。内温を70℃に保ち、重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.5gを添加した後、8時間重合反応させた。得られたエマルジョンは、固形分14%を含有し、その固形成分は粒子径0.4μm、重量平均分子量45,000の真球状粒子であった。
n−OMの添加量を表1に示すように変えたこと以外は合成例Aと同様の方法で種粒子を得た。
(種粒子の合成例E)
重合温度を80℃としたこと以外は合成例Aと同様の方法で種粒子を得た。
(種粒子の合成例F)
n−OMの添加量を7gとし、重合温度を80℃としたこと以外は合成例Aと同様の方法で種粒子を得た。
以下に示す合成例1〜10により樹脂粒子を作製した。
(樹脂粒子の合成例1)
種粒子の合成例Aで製造したエマルジョン71.5g(種粒子としての固形分換算10g)、イオン交換水500g、メタクリル酸メチル47.5g及びエチレングリコールジメタクリレート2.5gを混合し、30℃で2時間攪拌して、種粒子に単量体を吸収させた。次に、この混合物を窒素気流下で70℃に昇温し、重合開始剤として過硫酸カリウム0.5gを溶解したイオン交換水50gを添加し、5時間重合させた。その後、室温まで冷却し、孔径0.8μmの濾紙を用いて吸引濾過洗浄を行った後、60℃にて真空乾燥を行った。得られた樹脂粒子は、走査型電子顕微鏡により観察したところ、底部の直径(D)が1.1μm、底部から凸状表面の先端までの厚み(H)が0.6μmで、粒子の底部中央に凸状表面に対応した内径(直径:d)0.5μmの凹部を持つ偏平状樹脂粒子であった。この実施例で得られた粒子の走査型電子顕微鏡写真を図2に示す。
種粒子の合成例Bで製造したエマルジョンを用い、メタクリル酸メチルに変えメタクリル酸n−ブチルを用いたこと以外は合成例1と同様の方法で樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子を、走査型電子顕微鏡により観察したところ、表2に示すように、偏平状樹脂粒子であった。
(樹脂粒子の合成例3)
種粒子の合成例Dで製造したエマルジョンを用い、メタクリル酸メチル97g及びエチレングリコール3gとしたこと以外は合成例1と同様の方法で樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子を、走査型電子顕微鏡により観察したところ、表2に示すように、偏平状樹脂粒子であった。
種粒子の合成例Eで製造したエマルジョンを用い、メタクリル酸ブチル40g及びエチレングリコールジメタクリレート10gを用いたこと以外は合成例1と同様の方法で樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子を、走査型電子顕微鏡により観察したところ、表2に示すように、偏平状樹脂粒子であった。
(樹脂粒子の合成例5)
種粒子の合成例Dで製造したエマルジョンを用い、メタクリル酸メチル99g及びエチレングリコールジメタクリレート1gを用いたこと以外は合成例1と同様の方法で樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子を、走査型電子顕微鏡により観察したところ、表2に示すように、真球状樹脂粒子であった。
種粒子の合成例Bで製造したエマルジョンを用い、メタクリル酸メチル25g及びエチレングリコールジメタクリレート25gを用いたこと以外は合成例1と同様の方法で樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子を、走査型電子顕微鏡により観察したところ、表2に示すように、真球状樹脂粒子であった。
(樹脂粒子の合成例7)
種粒子の合成例Cで製造したエマルジョンを用いたこと以外は合成例1と同様の方法で樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子を、走査型電子顕微鏡により観察したところ、表2に示すように、真球状樹脂粒子であった。
種粒子の合成例Fで製造したエマルジョンを用いたこと以外は合成例1と同様の方法で樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子を、走査型電子顕微鏡により観察したところ、表2に示すように、真球状樹脂粒子であった。
(樹脂粒子の合成例9)
種粒子の合成例Aで製造したエマルジョン71.5g(種粒子としての固形分換算10g)、イオン交換水500g、界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム0.5g、メタクリル酸メチル47.5g及びエチレングリコールジメタクリレート2.5gを混合し、30℃で2時間攪拌して、種粒子に単量体を吸収させた。次に、この混合物を窒素気流下で70℃に昇温し、重合開始剤として過硫酸カリウム0.5gを溶解したイオン交換水50gを添加し、5時間重合を行った。その後、室温まで冷却し、孔径0.8μmの濾紙を用いて吸引濾過洗浄を行った後、60℃にて真空乾燥を行った。得られた樹脂粒子を、走査型電子顕微鏡により観察したところ、表2に示すように、偏平状樹脂粒子であった。
実施例1
・スチレン−アクリル系樹脂:100部
(酸価:25、ガラス転移点(Tg):60℃、軟化点(Tm):120℃)
・帯電制御剤(スピロンブラックTRH;保土谷化学工業社製):3部
・カーボンブラック(モーガルL;キャボット社製):6部
・ワックス(ビスコール605P;三洋化成社製):5部
上記原料をヘンシェルミキサーにより十分混合し、得られた混合物を2軸押出機を用いて溶融混練した。混練物を冷却後、粗粉砕した。粗粉砕物をエアージェット方式による粉砕機で微粉砕した。更に得られた微粉砕物を気流式粉砕機により分級して、体積平均粒子径(D50)10.2μmのトナー粒子を得た。
次に、シリコーン樹脂で表面をコーティングした平均粒子径80μmのフェライトキャリア(パウダーテック社「EF−60B」)に、上記で得られた電子写真用トナーをトナー濃度が5重量%になるように、均一に混合攪拌することで二成分現像剤を得た。
合成例2で製造した偏平状粒子を3g用いたこと以外は実施例1と同様にして、二成分現像剤を得、耐久試験を実施した。結果を表3に示す。
実施例3
合成例3で製造した偏平状粒子を5g用いたこと以外は実施例1と同様にして、二成分現像剤を得、耐久試験を実施した。結果を表3に示す。
実施例4
合成例4で製造した偏平状粒子を5g用いたこと以外は実施例1と同様にして、現像剤を得、耐久試験を実施した。結果を表3に示す。
合成例5で製造した真球状粒子を3g用いたこと以外は実施例1と同様にして、現像剤を得、耐久試験を実施した。結果を表3に示す。
比較例2
合成例6で製造した真球状粒子を3g用いたこと以外は実施例1と同様にして、現像剤を得、耐久試験を実施した。結果を表3に示す。
比較例3
合成例7で製造した真球状粒子を3g用いたこと以外は実施例1と同様にして、現像剤を得、耐久試験を実施した。結果を表3に示す。
合成例8で製造した真球状粒子を3g用いたこと以外は実施例1と同様にして、現像剤を得、耐久試験を実施した。結果を表3に示す。
比較例5
合成例9で製造した偏平状粒子を3g用いたこと以外は実施例1と同様にして、現像剤を得、耐久試験を実施した。結果を表3に示す。
表3中の各評価は以下のようにして行った。
耐久試験前後の電子写真トナーの帯電量をブローオフ粉体帯電量測定装置(商品名:TB−203型、京セラケミカル社製)で測定した。
(画質)
複写した30000枚目以降の紙面における非画像部を目視で観察して以下のようにランクした
○:汚れ全くなし
×:汚れが多く、実用上問題あり
比較例1〜4の真球状樹脂粒子を使用したトナーは、帯電量の変化が大きく、安定した画質の画像が得られないことが分かる。
比較例5の吸湿性に劣る(水分吸着量が多い)偏平状樹脂粒子を使用したトナーは、帯電量の変化が大きく、安定した画質の画像が得られないことが分かる。
H 底部から凸状表面の先端までの厚み
d 凸状表面に対応した内径
Claims (6)
- トナー用外添剤としての少なくとも一つの偏平面を有する偏平状樹脂粒子であり、前記偏平面が0.2〜5μmの直径を有し、前記偏平状樹脂粒子が1.0重量%以下の20℃かつ相対湿度80%雰囲気下における水分吸着量を有することを特徴とするトナー用外添剤。
- 前記偏平状樹脂粒子が、その原料である単量体又は単量体混合物を、水溶性重合開始剤を用いて、種粒子の存在下、水性媒体中、非水溶性有機溶剤及び界面活性剤の非存在下で重合させることにより得られる請求項1に記載のトナー用外添剤。
- 前記偏平状樹脂粒子が、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とする単量体混合物に由来する請求項1又は2に記載のトナー用外添剤。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載のトナー用外添剤の製造方法であって、前記偏平状樹脂粒子が、その原料である単量体又は混合物を、種粒子の存在下、水溶性重合開始剤を用いて、水性媒体中、非水溶性有機溶剤及び界面活性剤の非存在下で重合させることにより得られることを特徴とするトナー用外添剤の製造方法。
- 前記偏平状樹脂粒子が、重量平均分子量5,000〜150,000のビニル系重合体粒子からなる種粒子の存在下、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし、かつ架橋性ビニル系単量体3〜15重量%を含む単量体混合物を、水溶性重合開始剤を用いて、水性媒体中、非水溶性有機溶剤及び界面活性剤の非存在下で重合させることにより得られる請求項4に記載のトナー用外添剤の製造方法。
- 少なくとも着色剤と結着樹脂で構成されるトナー粒子と、外添剤としての偏平状樹脂粒子とを含む電子写真用トナーであって、前記偏平状樹脂粒子が、少なくとも一つの偏平面を有し、かつ1.0重量%以下の20℃かつ相対湿度80%雰囲気下における水分吸着量を有し、前記偏平面が0.2〜5μmの直径を有することを特徴とする電子写真用トナー。
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