JP2009236201A - 自動変速機における回転軸の支持構造 - Google Patents
自動変速機における回転軸の支持構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009236201A JP2009236201A JP2008082304A JP2008082304A JP2009236201A JP 2009236201 A JP2009236201 A JP 2009236201A JP 2008082304 A JP2008082304 A JP 2008082304A JP 2008082304 A JP2008082304 A JP 2008082304A JP 2009236201 A JP2009236201 A JP 2009236201A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- shaft
- hole
- rotating shaft
- transmission case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
【解決手段】外周に設けたリング溝15に挿入したロケートピン70により軸方向の移動が規制された状態で自動変速機の変速機ケース100で回動可能に支持されたマニュアルシャフト10の支持構造であって、変速機ケース100の支持部101において、ロケートピン70を挿入するロケートピン穴106を、パーキング機構50のサポートアクチュエータ53を支持部101に固定するボルト55のボルト穴105の延長上においてボルト穴105と連通させて設けて、ロケートピン穴106にロケートピン70を挿入したのち、サポートアクチュエータ53を変速機ケース100の支持部101にボルト55で固定するだけで、マニュアルシャフト10の位置決めが行えるようにした。
【選択図】図2
Description
このマニュアルシャフトを変速機ケースで回動可能に支持する支持構造は、種々提案されており、例えば特許文献1に開示されたものがある。
よって、従来の位置決めボルトを用いる場合のように、変速機ケースに位置決め専用ボルト取り付け穴の加工及び、ボルトが不要となり変速機ケースのレイアウトの自由度が増す。更には、ボルトの締め付け工程を必要しないので、位置決めが簡便に行えるようになる。
図1は、自動変速機の変速機ケースをトルクコンバータ側から見た図である。図2は、図1のX−X線断面図であり、図3は、図1を上方から見た部分切り欠き図である。
図2に示すように、変速機ケース100の上部には、シャフト挿通穴102を有する支持部101が設けられており、変速機ケース100の内部と下部にも、シャフト挿通穴103、104が設けられている。
変速機ケース100内の支持部101よりも下側の位置では、後記するパーキング機構のマニュアルプレート51が固定されている。
また、変速機ケース100の上部には、オイルシール107が設けられている。
レンジセレクトレバー20の基端部21には、マニュアルシャフト10の雄ねじ13を挿通する支持穴21aが設けられており、レンジセレクトレバー20は、支持穴21aを挿通させた雄ねじ13にナット14を締め込むことにより、マニュアルシャフト10に固定されている。
レンジセレクトレバー20の他端部22は、図示しないリンケージを介して、シフトレバーと連結しており、レンジセレクトレバー20は、運転者によるシフトレバーの操作に連動して操作されて、マニュアルシャフト10を回動させる。
図1に示すように、パーキング機構50は、パーキングポール54の係合部54aを、自動変速機の出力軸に設けたパーキングギヤ110に対して係脱させて、出力軸の回転・停止を行うものである。
そして、Pレンジ位置(駐車位置)が選択された場合に、パーキングポール54の作動部54bとサポートアクチュエータ53との間(図1参照)に、パーキングロッド52のカム52aを挿入して、パーキングポール54を、支持軸57周りに、図中矢印Bで示す反時計回り方向に回動させて、係合部54aをパーキングギヤ110に係合させる。
ロケートピン穴106は、ボルト穴105の延長線上において、ボルト穴105に対して同軸に設けられている。これらボルト穴105およびロケートピン穴106は、それぞれマニュアルシャフト10の長手方向に対して直交する方向(図中左右方向)に沿って形成されており、互いに連通している。
ロケートピン70は、略円柱形状を有しており、先端70c側は、ロケートピン穴106への挿入を容易にするために縮径されている。
ボルト55の先端面55bは、平坦面とされており、ロケートピン70がマニュアルシャフト10から離れる方向へ移動した際に、ロケートピン70の後端70aと当設する。
図4の(b)に示すように、ロケートピン穴106の長さL2は、ロケートピン70の長さL1よりも短く設定されており、ロケートピン穴106の奥まで挿入されたロケートピン70の後端70aが、ボルト55の先端面55bから所定距離h離れた位置に配置されるようにされている。
このようにすることで、図4(b)および図5に示すように、ロケートピン穴106に挿入したロケートピン70の周縁70bが、マニュアルシャフト10のリング溝15の底部15a近傍に位置して、ロケートピン70が、リング溝15と確実に係合するようになる。
さらに、ロケートピン70が挿入されるロケートピン穴106は、ボルト穴105の延長線上において、ボルト穴105に連通して同軸に設けられているので、ロケートピン穴106に挿入されたロケートピン70は、マニュアルシャフト10から離れる方向への移動が、ボルト穴105に螺入したボルト55により規制される。
これにより、ロケートピン穴106にロケートピン70を挿入してマニュアルシャフト10の位置決めを行ったのち、サポートアクチュエータ53を変速機ケース100の支持部101にボルト55で固定するだけで、ロケートピン70の取り付けが完了する。
よって、従来の位置決めボルトを用いる場合のようにボルトの締め付け工程を必要しないので、位置決めが簡便に行えるようになる。
さらに、サポートアクチュエータ53の固定に用いられるボルト55が、ロケートピン70の抜け止めとしても機能するので、従来の位置決めボルトを廃止して、従来よりも簡単な構成で位置決めが行える。
したがって、工程の削減と位置決めボルトの廃止が達成されるので、コストダウンに寄与することができる。
さらに、ロケートピン穴106の位置は、従来の位置決めボルトを用いる場合のネジ穴のように変速機ケース内の奥まったところではなく、変速機ケースの上部側であるので、マニュアルシャフト10の位置決めを行う際の操作がより容易に行えるようになる。
図4の(b)を参照して、ロケートピン穴106の中心線Lがマニュアルシャフト10の回転中心Oを通るようにロケートピン穴106を形成すると、ロケートピン70の先端が、リング溝15の底部15aに当接することがある。
かかる場合、マニュアルシャフト10がロケートピン70により押されて、マニュアルシャフト10の回動が阻害されるおそれがある。
上記の実施形態では、ロケートピン穴106をシャフト挿通穴102の略接線方向に延出形成して、ロケートピン70の周縁70bがリング溝15内に位置するようにしており、ロケートピン70の先端がリング溝15の底部15aに当接することがない。よって、ロケートピン70が、マニュアルシャフト10の回動を阻害するフリクション要素となることがない。
かかる場合、部品点数を削減して、コストダウンに寄与することが出来る。
15 リング溝(溝)
20 レンジセレクトレバー
30 インヒビタスイッチ
50 パーキング機構
53 サポートアクチュエータ
55 ボルト
70 ロケートピン(位置決めピン)
100 変速機ケース
101 支持部
102 シャフト挿通穴(挿通穴)
103、104 シャフト挿通穴
105 ボルト穴
106 ロケートピン穴(ピン挿入穴)
Claims (4)
- 自動変速機の変速機ケースで回動可能に支持された回転軸の支持構造であって、
前記回転軸は、外周に設けた溝に挿入した位置決めピンにより、軸方向の移動が規制されており、
前記変速機ケースでは、前記位置決めピンを挿入するピン挿入穴が、前記回転軸の支持構造部品以外の構成部品を固定するボルトのボルト穴の延長上に設けられており、前記ピン挿入穴と前記ボルト穴とは連通していることを特徴とする自動変速機における回転軸の支持構造。 - 前記回転軸は、前記変速機ケースに形成された挿通穴に挿通して設けられており、
前記ピン挿入穴は、前記挿通穴を前記回転軸の軸方向から見て、前記軸挿通穴の周縁の一部と交差して設けられており、
前記位置決めピンは、当該位置決めピンの周縁を前記溝内に位置させて配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機における回転軸の支持構造。 - 前記ボルトと前記位置決めピンとは一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動変速機における回転軸の支持構造。
- 前記回転軸はシフトレバーの操作に連動して回動するマニュアルシャフトであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の自動変速機における回転軸の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008082304A JP4856667B2 (ja) | 2008-03-27 | 2008-03-27 | 自動変速機における回転軸の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008082304A JP4856667B2 (ja) | 2008-03-27 | 2008-03-27 | 自動変速機における回転軸の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009236201A true JP2009236201A (ja) | 2009-10-15 |
JP4856667B2 JP4856667B2 (ja) | 2012-01-18 |
Family
ID=41250400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008082304A Active JP4856667B2 (ja) | 2008-03-27 | 2008-03-27 | 自動変速機における回転軸の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4856667B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011241878A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の操作機構 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5775253A (en) * | 1980-10-29 | 1982-05-11 | Otsuka Chem Co Ltd | Production of amorphous inorganic material and device used for this |
JPS6291014A (ja) * | 1985-10-16 | 1987-04-25 | Fujitsu Ltd | 特性切換形低域フイルタ |
JPH0253564A (ja) * | 1988-08-12 | 1990-02-22 | Jdc Corp | 被切断体のアブレーシブジェット自動切断工法 |
JPH09280368A (ja) * | 1996-04-11 | 1997-10-28 | Fuji Univance:Kk | 変速機のストライキングレバーの組立方法および変速機 |
JP3673064B2 (ja) * | 1997-08-07 | 2005-07-20 | ジヤトコ株式会社 | インヒビタスイッチのシャフト結合構造 |
-
2008
- 2008-03-27 JP JP2008082304A patent/JP4856667B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5775253A (en) * | 1980-10-29 | 1982-05-11 | Otsuka Chem Co Ltd | Production of amorphous inorganic material and device used for this |
JPS6291014A (ja) * | 1985-10-16 | 1987-04-25 | Fujitsu Ltd | 特性切換形低域フイルタ |
JPH0253564A (ja) * | 1988-08-12 | 1990-02-22 | Jdc Corp | 被切断体のアブレーシブジェット自動切断工法 |
JPH09280368A (ja) * | 1996-04-11 | 1997-10-28 | Fuji Univance:Kk | 変速機のストライキングレバーの組立方法および変速機 |
JP3673064B2 (ja) * | 1997-08-07 | 2005-07-20 | ジヤトコ株式会社 | インヒビタスイッチのシャフト結合構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011241878A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の操作機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4856667B2 (ja) | 2012-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5649500B2 (ja) | 電動工具 | |
EP2404706A2 (en) | Impact tool | |
CN104712728B (zh) | 致动器联接机构 | |
JP2010247823A (ja) | 自転車用内装変速ハブアセンブリ | |
US8702107B2 (en) | Tool-holder mandrel for fitting to a rotating machine | |
JP2008032167A (ja) | 車両用手動変速機 | |
US8307730B2 (en) | Transmission device | |
JP4856667B2 (ja) | 自動変速機における回転軸の支持構造 | |
US10458542B2 (en) | Brake transmission shift interface pin assembly | |
JP2007255605A (ja) | 逆入力遮断クラッチの取付構造 | |
JP2008082520A (ja) | ポールラチェット組み付け構造 | |
US8579097B2 (en) | Clutch release mechanism and clutch assembly including same | |
JP2010127838A (ja) | 取付位置調整装置及び方法 | |
JP2005118961A (ja) | ドライバドリル | |
JP2013167289A (ja) | 回転アクチュエータの取付部構造 | |
JP4821806B2 (ja) | 変速機およびその製造方法 | |
JP4898377B2 (ja) | カム装置 | |
JP2009156327A (ja) | 自動車用変速機 | |
JP2008256138A (ja) | 軸受装置 | |
JP4525200B2 (ja) | 手動変速機のシフトゲート機構 | |
JP4480483B2 (ja) | ブレーキアジャスタの調整装置 | |
JP2001341619A (ja) | 変速機のパーキングロック装置 | |
JP5447174B2 (ja) | 自動変速機の操作機構 | |
JP3759690B2 (ja) | 車両ドアロック装置のダブルレバー組付構造 | |
JP3471292B2 (ja) | 自動車のクラッチ板交換用工具及びクラッチ板の交換方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110907 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111025 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111028 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4856667 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |