JP2009234201A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】何度も印字を行なうことなく、メニュー設定を可能にする画像形成装置を提供する。
【解決手段】メニュー項目および設定値入力用のスイッチA〜Dと決定・印字用のスイッチFを具備し、スイッチA〜Dでメニュー項目および設定値が入力され、スイッチFで入力された項目および設定値が決定されると、決定された項目および設定値を印字する。これにより、印字回数が減り、用紙やインクの消費量を大幅に削減することが可能になる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、メニュー設定を行なう画像形成装置に関し、とくに設定用の表示部を持たないでメニュー設定を行なう画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置であるプリンタにおいては、各種設定用に複数のスイッチを具備しているが、LCD(表示部)を持たない装置では、メニュー設定を行なう際、メニュー項目および設定値を変更するのに例えば4個のスイッチを使用し、決定された項目および設定値を保存するとともにメニュー設定を終了させるために1個のスイッチを使用している。そしてメニューの変更過程、終了時の設定情報を用紙に印字し、メニュー変更の確認を行っている。
従来のメニュー設定の仕方について具体例を挙げて以下に説明する。一例として、プリンタの全メニュー項目および設定値が表1の通りであり、メニューモードの最初の項目が“Margin”で、この項目のデフォルト設定値が“0mm”であるとする。また項目“Auto Load”のデフォルト設定値は“Valid”である。また設定のためのスイッチは6個(スイッチA〜スイッチF)使用し、各スイッチの機能は表2に示す通りである。
Figure 2009234201
Figure 2009234201

このとき、メニューモードに移行すると、まず最初の項目とその項目のデフォルト設定値が用紙に印字される。この印字結果を図12(1)に示す。なお図12は従来のメニュー設定方法を示す説明図である。用紙には項目“Margin”とデフォルト設定値“0mm”が印字されている。ここで項目選択のスイッチAが押下されると、項目が“Auto Load”に切り替わり、用紙には図12(2)に示すように“Auto Load”の項目とそのデフォルト設定値“Valid”が印字される。ここで項目選択を戻すスイッチBが押下されると、項目が前の“Margin”に戻り、用紙には図12(3)に示すように、項目“Margin”とそのデフォルト設定値“0mm”が印字される。
次に設定値を選択するために、設定値選択のスイッチCが押下されると、設定値が“2mm”に切り替わり、用紙には図12(4)に示すように、項目“Margin”とその設定値“2mm”が印字される。ここで設定値を元の値(0mm)に戻すために、設定値選択のスイッチDを押下すると、設定値が“0mm”に切り替わり、用紙には図12(5)に示すように、項目“Margin”とその設定値“0mm”が印字される。ここでメニュー設定を終了させるためにスイッチEを押下すると、メニュー設定値を保持しているテーブルに新たにデータを上書きし、メニューモードを終了する。用紙には、図12(6)に示すように、“メニューエンド“が印字される。
このようにLCDを持たない画像形成装置では、メニュー項目を切替える都度、および設定値を切替える都度に印字を行なっている。このようにLCDを持たない画像形成装置においてメニュー項目の切替および設定値の切替ごとに印字を行なう装置として、例えば特開平8−331303号公報に開示されるものがある。
特開平8−331303号公報
しかしながら、上記従来の画像形成装置および上記特許文献1に開示される画像通信装置においては、メニューの項目および設定値を1つずつ切替えているので、メニューの項目数または設定値の数が増加すると、それに伴って切替える回数が多くなるので、切替のたびに印字を行なうと、所望の項目または設定値を選択するまでに印字の回数が増加し、用紙やインクの消費量が増加してコストアップを招くという問題があった。
上記課題を解決するために本発明は、設定項目を入力する項目入力手段と、前記項目入力手段により入力された設定項目を決定させる第1の決定入力手段と、前記第1の決定入力手段により設定項目が決定されると、該設定項目の設定値を入力する設定値入力手段と、前記設定値入力手段により入力された設定値を決定させる第2の決定入力手段と、前記第1の決定入力手段により決定された設定項目及び前記第2の決定入力手段により決定された設定値が、それぞれ決定される度に印字する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
上記構成の本発明によれば、項目入力手段により入力され、第1の決定入力手段により決定された設定項目及び、設定値入力手段により入力され、第2の決定入力手段により決定された設定値を、それぞれ決定された後に印字するようにしたので、設定項目および設定値が決定された時点で印字を行い、印字回数が減り、用紙やインクの消費量を大幅に削減することが可能になる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に従って説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の第1の実施の形態のプリンタを示すブロック図である。なお以下に説明する実施の形態では、画像形成装置としてプリンタを例にして説明する。
図1において、制御部1はプリンタの各部の動作を制御するもので、制御部1には電源オン/オフスイッチ2、スイッチA〜スイッチF、印字ヘッド3、ラインモータ4およびフィードモータ5が接続されている。電源オン/オフスイッチ2は、操作されることでプリンタの電源のオン/オフを行なう。スイッチA〜スイッチFは、メニュー設定を行なうためのスイッチで、これらの機能は表3に示す通りである。即ち、スイッチA〜スイッチDは、項目選択および設定値選択に使用されるスイッチで、スイッチEは選択中の項目および設定値をクリアするとともに、メニューモードを終了するスイッチで、スイッチFは選択中の項目および設定値を決定するとともに、印字を行なうためのスイッチである。
Figure 2009234201

印字ヘッド3は用紙に印字を行なうもので、制御部1の制御により動作する。ラインモータ4は、印字ヘッド3が搭載されるキャリッジをライン方向に往復移動させるためのモータである。またフィードモータ5は、印字が行なわれる用紙を搬送するためのモータである。
図2は第1の実施の形態の制御部の構成を示す制御ブロック図である。図2において、第1の実施の形態のプリンタの制御部には以下に説明する各要素が具備されている。パワーオン制御部10は、電源オン/オフスイッチ2によりプリンタに電源が投入されると、メニュー起動スイッチが押下されているか確認を行なう。確認を行なった後、操作パネルスイッチ処理部11、データ処理部12およびメカ動作制御部13がサイクリックに動作する構成となっている。
操作パネルスイッチ処理部11は、図1に示した各スイッチA〜スイッチFの押下にしたがってそれぞれ異なる処理を行い、項目・設定値ビットオン/オフ選択スイッチ処理部14、キャンセル・メニュー終了スイッチ処理部15、メニュー決定・印字スイッチ処理部16および全項目・設定値印字スイッチ処理部17を制御する。項目・設定値ビットオン/オフ選択スイッチ処理部14は、スイッチA〜スイッチDの4つのスイッチの押下によるメニュー選択情報を処理し、選択される項目の情報を項目選択情報部14aで設定し、選択される設定値の情報を設定値選択情報部14bで設定する。
キャンセル・メニュー終了スイッチ処理部15は、スイッチEが押下された場合に処理を行うもので、項目・設定値ビットオン/オフ選択スイッチ処理部14で処理が行われている場合に、項目・設定値情報初期化部15aにより、その選択中の情報を初期化する処理を行い、項目・設定値ビットオン/オフ選択スイッチ処理部14で処理が行われていない場合、メニューエンド印字起動情報を設定して印字データ展開部18へ送った後、メニュー情報保存部15bで、不揮発性メモリへの上書き保存、およびメニューモード終了の処理を行う。
メニュー決定・印字スイッチ処理部16は、スイッチFが押下された場合に処理を行うもので、決定されたメニュー項目の設定値を更新する処理をメニュー設定更新部16aで行い、項目または設定値の印字起動情報を印字起動情報設定部16bで設定し、設定した印字起動情報をメニューデータ展開部19へ送る。全項目・設定値印字スイッチ処理部17は、スイッチFの押下後に、項目・設定値ビットオン/オフ選択スイッチ処理部14で処理が行われている場合に、全項目・設定値印字起動情報をメニューデータ展開部19へ送る。
データ処理部12は、送られてくるデータを解析する。即ち、送られくるデータが印字データかメニューデータかを判定する。印字データ展開部18は、送られてきたデータが印字データである場合に、その印字データの展開処理を行う。メニューデータ展開部19は、転送されてくる各印字起動情報を元にメニューデータの展開処理を行う。印字データ展開部18およびメニューデータ展開部19は、展開処理を完了すると、印字要求をメカ動作制御部13へ転送する。メカ動作制御部13の印字制御部20では、印字要求を元に印字制御を行なう。
次に第1の実施の形態におけるメニュー設定動作を図3に示すフローチャートにしたがって説明する。図3は第1の実施の形態におけるメニュー設定動作を示すフローチャートである。第1の実施の形態におけるメニュー設定は、スイッチA〜スイッチDの押下情報を4桁の2進数で表現することとし、メニュー項目(設定項目)および設定値は、それぞれ最大15個(0001〜1111)まで設けることが可能である。また本実施の形態では、全メニュー項目および設定値が表1の通りであり、メニューモードの最初の項目が“Margin”で、この項目のデフォルト設定値が“0mm”であるとする。また項目“Auto Load”のデフォルト設定値は“Valid”であるとする。
図示しないメニュー起動スイッチによりメニューモードが設定されると、図4(1)に示すように、最初の項目“Margin”とその項目のデフォルト設定値“0mm”が用紙に印字される。なお図4は第1の実施の形態の動作を示す動作説明図であり、図中左側に印字結果を示し、右側にスイッチ状態を示す。スイッチ状態は項目選択の場合と設定値選択の場合を別けて示してある。項目選択及び設定値選択においては、スイッチA〜スイッチDの各スイッチに対応してそれぞれの値(“0”か“1”)を記載している。
このときスイッチA〜スイッチDは項目選択モードになっており、スイッチA〜スイッチDの値は全て“0”となっている。なおスイッチA〜スイッチDのいずれかが押下されると、押下されたスイッチに対応するビットが“1”に変化する。この状態でスイッチA〜スイッチFのうちのいずれかのスイッチの押下を待つ。
いずれかのスイッチの押下があると(ステップ1)、操作パネルスイッチ処理部11は、押下されたスイッチがスイッチA〜スイッチDのいずれかであるかどうかを判断する(ステップ2)。押下されたスイッチがスイッチA〜スイッチDのいずれかであれば、ステップ3へ進み、そうでなければ、ステップ4へ進む。
ステップ3において、スイッチA〜スイッチDの押下が、例えば、メニュー設定項目“Auto Load”を選択するために、スイッチCおよびスイッチDだけ押下されている(スイッチA:0 B:0 C:1 D:1)場合には、項目選択情報部14aは、図5に示すように、項目選択情報を“0011”と設定し、ステップ1へ戻る。なお図5はメニュー項目および設定値の設定動作を示す動作説明図である。
ステップ4において、操作パネルスイッチ処理部11は、スイッチEが押下されたのかどうか判断する。スイッチEが押下されたと判断した場合、ステップ5へ進み、そうでない場合、ステップ8へ進む。ステップ5において、項目選択情報が設定されているかどうかを、項目選択情報部14aで判断し、設定されていると判断した場合、ステップ6へ進み、設定されていないと判断した場合、ステップ7へ進む。
ステップ6において、項目・設定値情報初期化部15aは、設定されている項目選択情報(例えば“0011”)をクリアし((スイッチA:0 B:0 C:0 D:0)とする)、ステップ1へ戻る。またステップ7において、メニュー情報保存部15bは、図5に示すように、現在設定されているメニュー項目の設定値を不揮発性メモリ21に保存し、また図6に示すように、キャンセル・メニュー終了スイッチ処理部15で、メニューエンド印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定し、処理を終了する。なお図6はメニューデータ展開部19への情報転送を示す説明図である。
ステップ8はスイッチFが押下された場合であるが、ステップ8において、項目選択情報が設定されているかどうかを、項目選択情報部14aで判断し、設定されていると判断した場合、ステップ9へ進み、設定されていないと判断した場合、ステップ10へ進む。ステップ9において、メニュー決定・印字スイッチ処理部16は、項目選択情報(例えば“0011”)を決定し、印字起動情報設定部16bで、図6に示すように、項目印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定する。
これにより、データ処理部12およびメカ動作制御部13で、メニュー印字データの作成と印字制御が行なわれ、図4(2)に示すように、決定された項目(“Auto Load”)だけを印字する。そしてステップ11へ進む。この後、スイッチA〜スイッチDは、項目選択用から設定値選択用のスイッチとなる。設定値選択用に切替えられると、項目・設定値情報初期化部15aにより、図4(2)の右側に示すように、ビットフラグはクリアされる。
ステップ10において、メニュー全項目および現在の設定値を全て印字するために、全項目・設定値印字スイッチ処理部17は、図6に示すように、全項目・設定値の印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定し、ステップ1へ戻る。
ステップ11において、スイッチA〜スイッチFのうちのいずれかのスイッチの押下を待つ。いずれかのスイッチの押下があると、操作パネルスイッチ処理部11は、押下されたスイッチが設定値を入力するためのスイッチA〜スイッチDのいずれかであるかどうかを判断する(ステップ12)。押下されたスイッチがスイッチA〜スイッチDのいずれかであれば、ステップ13へ進み、そうでなければ、ステップ14へ進む。
ステップ13において、スイッチA〜スイッチDの押下が、例えば、メニュー項目“Auto Load”の設定値“Invalid”を選択するために、スイッチCだけ押下されている(スイッチA:0 B:0 C:1 D:0)場合には、設定値選択情報部14bが、図5に示すように、設定値選択情報を“0010”と設定し、ステップ11へ戻る。
ステップ14において、操作パネルスイッチ処理部11は、スイッチEが押下されたのかどうか判断する。スイッチEが押下されたと判断した場合、ステップ15へ進み、そうでない場合、即ち、スイッチFが押下されたと判断した場合は、ステップ17へ進む。ステップ15において、設定値選択情報が設定されているかどうかを、設定値選択情報部14bで判断し、設定されていると判断した場合、ステップ16へ進み、設定されていないと判断した場合、ステップ1へ戻る。
ステップ16において、項目・設定値情報初期化部15aは、設定されている設定値選択情報(例えば“0010”)をクリアし((スイッチA:0 B:0 C:0 D:0)とする)、ステップ11へ戻る。
ステップ17において、設定値選択情報(例えば“0010”)が設定されているかどうかを、設定値選択情報部14bで判断し、設定されていると判断した場合、ステップ18へ進み、設定されていないと判断した場合、ステップ11へ戻る。
ステップ18において、メニュー決定・印字スイッチ処理部16は、設定値選択情報(例えば“0010”)を決定し、印字起動情報設定部16bで、図6に示すように、設定値印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定する。これにより、データ処理部12およびメカ動作制御部13で、メニュー印字データの作成と印字制御が行なわれ、図4(3)に示すように、決定された設定値(“Invalid”)だけを印字する。そしてステップ19へ進む。
ステップ19において、メニュー設定値更新部16aは、図5に示すように、決定された項目の設定値(“Invalid”)を更新情報として保持する。その後ステップ1に戻る。その後、ステップ4でスイッチEの押下が検出されることにより、ステップ7で、設定されたメニュー項目の設定値を不揮発性メモリ21に保存し(矢印a)、またキャンセル・メニュー終了スイッチ処理部15で、メニューエンド印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定する際に、不揮発性メモリ21から設定値を読出し(矢印b)、図4(4)に示すようにメニューエンドの印字を行い、処理を終了する。
以上のように第1の実施の形態では、メニュー項目または設定値が決定した場合にのみ印字するようにしているので、余分なメニュー項目または設定値の印字を省くことができ、用紙やインクの使用量を削減することが可能になる。また、メニュー項目または設定値の設定に当たって、オペレータがスイッチを押下する回数を減らすことができる。さらに選択クリアのスイッチ(スイッチE)も具備しているので、操作ミスによる印字の無駄を減らすことも可能である。
次に第2の実施の形態を説明する。図7は第2の実施の形態のプリンタの制御部を示す制御ブロック図である。第2の実施の形態では、第1の実施の形態の制御部に対して、項目・設定値ビットオン/オフスイッチ処理部14の代わりに、項目・設定値ビットオンスイッチ処理部23および項目・設定値ビットオフスイッチ処理部24を設け、さらにスイッチ押下回数管理部25を設けている点が異なる。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
第2の実施の形態では、メニュー設定を行なうためにスイッチA〜スイッチDの4個のスイッチを使用する。これらのスイッチの機能は表4に示す通りである。即ち、スイッチA、スイッチBは、項目選択および設定値選択に使用されるスイッチで、スイッチCは選択中の項目および設定値をクリアするとともに、メニューモードを終了するスイッチで、スイッチDは選択中の項目および設定値を決定するとともに、印字を行なうためのスイッチである。
Figure 2009234201
図7において、項目・設定値ビットオンスイッチ処理部23は、スイッチBの押下情報を検出すると、メニュー設定のためのビットフラグに“1”を設定し、項目・設定値ビットオフスイッチ処理部24は、スイッチAの押下情報を検出すると、メニュー設定のためのビットフラグに“0”を設定する。またスイッチ押下回数管理部25は、スイッチA、スイッチBの押下情報を管理することにより、適切にメニューの設定が行なわれるように制御する。本実施の形態においては、メニュー設定のためのビットフラグに4桁までの情報を保持するようにしており、それ以上の入力があった場合は、上位ビットから情報を破棄する。最後に入力された4桁の情報が有効となる。
次に第2の実施の形態におけるメニュー設定動作を図8に示すフローチャートにしたがって説明する。図8は第2の実施の形態におけるメニュー設定動作を示すフローチャートである。上述したように、第2の実施の形態は、メニュー項目および設定値を入力するスイッチ(スイッチA、スイッチB)を含めて都合4個のスイッチでメニュー設定を行なうものである。
即ち、スイッチA、スイッチBの押下情報を4桁の2進数で表現することとし、メニュー項目および設定値は、それぞれ最大15個(0001〜1111)まで設けることが可能である。また本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、全メニュー項目および設定値が表1の通りであり、メニューモードの最初の項目が“Margin”で、この項目のデフォルト設定値が“0mm”であるとする。また項目“Auto Load”のデフォルト設定値は“Valid”であるとする。
図示しないメニュー起動スイッチによりメニューモードが設定されると、図9(1)に示すように、最初の項目“Margin”とその項目のデフォルト設定値“0mm”が用紙に印字される。なお図9は第2の実施の形態の動作を示す動作説明図であり、図中左側に印字結果を示し、右側にスイッチ状態を示す。スイッチ状態は項目選択の場合と設定値選択の場合を別けて示し、項目選択及び設定値選択においては、スイッチA、Bの各スイッチに対応してそれぞれの値(“0”か“1”)を記載している。図9(1)に示すように、項目選択初期値は全て“0”となっている。なおスイッチAが押下されるとビットフラグのビットが“0”に変化し、スイッチBが押下されるとビットフラグのビットが“1”になる。
いずれかのスイッチの押下があると(ステップ21)、操作パネルスイッチ処理部11は、押下されたスイッチがスイッチA、スイッチBのいずれかであるかどうかを判断する(ステップ22)。押下されたスイッチがスイッチA、スイッチBのいずれかであれば、ステップ23へ進み、そうでなければ、ステップ24へ進む。
ステップ23において、スイッチAが押下された場合には、項目・設定値ビットオフスイッチ処理部24がビットフラグの下位ビットに“0”を挿入してシフトし、上位1ビットを破棄する。またスイッチBが押下された場合には、項目・設定値ビットオンスイッチ処理部23がビットフラグの下位ビットに“1”を挿入してシフトし、上位1ビットを破棄する。
図10はビット入力動作を示す説明図で、スイッチA、Bの押下によるビットフラグへのビット挿入及びビットフラグからのビット破棄を示す。なお図10において、左側が上位ビットで、右側が下位ビットとなっている。例えば、スイッチBの押下後、オペレータが入力間違いに気付き、AABBの順に押下し直した場合、図10に示すように、最後の4回の押下が有効とされる。したがって、押下間違いが発生しても、容易に正しい押下をし直すことができる。
ステップ25において、スイッチA、Bの押下が、例えば、メニュー設定項目“Auto Load”を選択するために、ビットフラグ情報が“0011”となっている場合には、項目選択情報部14aは、項目選択情報を“0011”と設定し、ステップ21へ戻る。
ステップ24において、操作パネルスイッチ処理部11は、スイッチCが押下されたのかどうか判断する。スイッチCが押下されたと判断した場合、ステップ26へ進み、そうでない場合、ステップ29へ進む。ステップ26において、項目選択情報が設定されているかどうかを、項目選択情報部14aで判断し、設定されていると判断した場合、ステップ27へ進み、設定されていないと判断した場合、ステップ28へ進む。
ステップ27において、項目・設定値情報初期化部15aは、設定されている項目選択情報(例えば“0011”)をクリアし((スイッチA:0 B:0 C:0 D:0)とする)、ステップ21へ戻る。またステップ28において、メニュー情報保存部15bは、現在設定されているメニュー項目の設定値を不揮発性メモリ21に保存し、また図6で示したように、キャンセル・メニュー終了スイッチ処理部15で、メニューエンド印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定し、処理を終了する。
ステップ29はスイッチDが押下された場合であるが、ここでは、項目選択情報が設定されているかどうかを、項目選択情報部14aで判断し、設定されていると判断した場合、ステップ30へ進み、設定されていないと判断した場合、ステップ31へ進む。ステップ30において、メニュー決定・印字スイッチ処理部16は、項目選択情報(例えば“0011”)を決定し、図6で示したように、印字起動情報設定部16bで、項目印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定する。
これにより、データ処理部12およびメカ動作制御部13で、メニュー印字データの作成と印字制御が行なわれ、図9(2)に示すように、その項目(“Auto Load”)だけを印字する。そしてステップ32へ進む。この後、スイッチA、Bは、項目選択用から設定値選択用のスイッチとなる。設定値選択用に切替えられると、項目・設定値情報初期化部15aにより、図9(2)の右側に示すように、ビットフラグはクリアされる。
ステップ31において、メニュー全項目および現在の設定値を全て印字するために、全項目・設定値印字スイッチ処理部17は、図6で示したように、全項目・設定値の印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定し、ステップ21へ戻る。
ステップ32において、スイッチA〜Dのうちのいずれかのスイッチの押下を待つ。いずれかのスイッチの押下があると、操作パネルスイッチ処理部11は、押下されたスイッチがスイッチA、Bのいずれかであるかどうかを判断する(ステップ33)。押下されたスイッチがスイッチA、Bのいずれかであれば、ステップ34へ進み、そうでなければ、ステップ35へ進む。
ステップ34において、スイッチAが押下された場合には、項目・設定値ビットオフスイッチ処理部24がビットフラグの下位ビットに“0”を挿入してシフトし、上位1ビットを破棄する。またスイッチBが押下された場合には、項目・設定値ビットオンスイッチ処理部23がビットフラグの下位ビットに“1”を挿入してシフトし、上位1ビットを破棄する。
図9(3)の最右側には、スイッチAが最初に連続して2回押下され、次にスイッチBが1回押下され、続いてスイッチAが1回押下された場合のビットフラグが示されている。また例えば、スイッチBの押下後、オペレータが入力間違いに気付き、AABAの順に押下し直した場合、図11に示すように、最後の4回の押下が有効とされる。したがって、押下間違いが発生しても、容易に正しい押下をし直すことができる。
ステップ36において、スイッチA、Bの押下が、例えば、メニュー設定項目“Auto Load”を選択するために、ビットフラグ情報が“0010”となっている場合には、設定値選択情報部14bは、設定値選択情報を“0010”と設定し、ステップ32へ戻る。
ステップ35において、操作パネルスイッチ処理部11は、スイッチCが押下されたのかどうか判断する。スイッチCが押下されたと判断した場合、ステップ37へ進み、そうでない場合、ステップ39へ進む。ステップ37において、設定値選択情報が設定されているかどうかを、設定値選択情報部14bで判断し、設定されていると判断した場合、ステップ38へ進み、設定されていないと判断した場合、ステップ21へ戻る。
ステップ38において、項目・設定値情報初期化部15aは、設定されている設定値選択情報(例えば“0010”)をクリアし((スイッチA:0 B:0 C:0 D:0)とする)、ステップ32へ戻る。
ステップ39において、設定値選択情報(例えば“0010”)が設定されているかどうかを、設定値選択情報部14bで判断し、設定されていると判断した場合、ステップ40へ進み、設定されていないと判断した場合、ステップ32へ戻る。
ステップ40において、メニュー決定・印字スイッチ処理部16は、設定値選択情報(例えば“0010”)を決定し、印字起動情報設定部16bで、図6で示したように、設定値印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定する。これにより、データ処理部12およびメカ動作制御部13で、メニュー印字データの作成と印字制御が行なわれ、図9(3)に示すように、その設定値(“Invalid”)だけを印字する。そしてステップ41へ進む。
ステップ41において、メニュー設定値更新部16aは、図5で示したように、決定された項目の設定値(“Invalid”)を更新情報として保持する。その後ステップ21に戻る。その後、ステップ24でスイッチCの押下が検出されることにより、ステップ28で、設定されたメニュー項目の設定値を不揮発性メモリ21に保存し、またキャンセル・メニュー終了スイッチ処理部15で、メニューエンド印字起動情報をメニューデータ展開部19に設定し、図9(4)に示すようにメニューエンドの印字を行い、処理を終了する。
以上のように第2の実施の形態においては、上記第1の実施の形態と同様の効果を有することに加えて、メニュー項目および設定値を入力するためのスイッチを4個に減らしても第1の実施の形態と同様にメニュー設定が可能であり、例えば、プリンタの機種が異なり、スイッチの数が少ない場合でもメニュー設定が可能となる。
上記各実施の形態では、画像形成装置としてプリンタを例にして説明したが、これに限らず、例えばファクシミリ装置や多機能複合機などにも本発明は適用可能である。
第1の実施の形態のプリンタを示すブロック図である。 第1の実施の形態の制御部を示す制御ブロック図である。 第1の実施の形態におけるメニュー設定動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の動作を示す動作説明図である。 設定値の更新動作を示す動作説明図である。 メニューデータ展開部19への情報転送を示す説明図である。 第2の実施の形態のプリンタの制御部を示す制御ブロック図である。 第2の実施の形態におけるメニュー設定動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の動作を示す動作説明図である。 ビット入力動作を示す説明図である。 ビット入力動作を示す説明図である。 従来のメニュー設定方法を示す説明図である。
符号の説明
1 制御部
11 操作パネルスイッチ処理部
12 データ処理部
14 項目・設定値ビットオン/オフ選択スイッチ処理部
14a 項目選択情報部
14b 設定値選択情報部
16 メニュー決定・印字スイッチ処理部
18 メニューデータ展開部
20 印字制御部
23 項目・設定値ビットオン選択スイッチ処理部
24 項目・設定値ビットオフ選択スイッチ処理部
25 スイッチ押下回数管理部
A、B、C、D、E、F スイッチ

Claims (4)

  1. 設定項目を入力する項目入力手段と、
    前記項目入力手段により入力された設定項目を決定させる第1の決定入力手段と、
    前記第1の決定入力手段により設定項目が決定されると、該設定項目の設定値を入力する設定値入力手段と、
    前記設定値入力手段により入力された設定値を決定させる第2の決定入力手段と、
    前記第1の決定入力手段により決定された設定項目及び前記第2の決定入力手段により決定された設定値が、それぞれ決定される度に印字する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記項目入力手段と前記設定値入力手段は同一である請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記項目入力手段は複数のスイッチで構成され、該複数のスイッチのビットの組合せで設定項目及び設定値を入力する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記複数のスイッチは異なるビットを入力し、最後に入力した所定数のビットを入力ビットとする制御手段を有する請求項3記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011090540A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Seiko Epson Corp 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム

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