JP2009234097A - 液滴吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】共通液体流路に流れ込んだ気泡を効率よく排出する。
【解決手段】インクジェットヘッドが、副マニホールド流路105aとこれに連通する複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットを有している。マニホールド流路の側壁を形成する4枚のマニホールドプレートに、副マニホールド流路105aによって囲まれた島状の部分プレートを支持する支持片126b〜129bが形成されている。積層方向から見て、各支持片126b、127b、128b、129bに係る延在方向を向いた両側壁が、幅方向に関する中央部から、副マニホールド105aの各側壁に近づくに伴って各支持片126b〜129bに向かってインクが流れるときの流動方向に関する下流側に向かうように傾斜している。
【選択図】図8

Description

本発明は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドに関する。
インク滴を吐出するインクジェットヘッドとして、複数のマニホールド流路を有する共通インク室と、各マニホールド流路の出口から圧力室を介してノズルに至る複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットを有するものが知られている(特許文献1参照)。この流路ユニットは複数のプレートが積層された積層構造を有している。そして、これら複数のプレートのうち、マニホールド流路の側壁の一部となるマニホールドプレートには、マニホールド流路に包囲された島状の部分プレートが含まれている。部分プレートはマニホールド流路を横切るように配置されていると共に、マニホールド流路の互いに対向する側壁に連結された矩形状の支持片によって支持されている。
特開2004−114520号公報(図7)
特許文献1に記載のインクジェットヘッドにおいては、支持片の側壁が、マニホールド流路における延在方向、すなわち、インクの流動方向に対して直交しているため、マニホールド流路に流れ込んだ気泡が、支持片の側壁に引っかかってマニホールド流路内に滞留し易くなる。マニホールド流路内に気泡が滞留すると、マニホールド流路内におけるインクの流れが阻害されるため、滞留した気泡を外部に排出する必要がある。しかしながら、滞留した気泡を排出するためには、気泡と共に多量のインクを排出する必要があり、インクを無駄に消費してしまう。
そこで、本発明は、共通液体流路に流れ込んだ気泡を効率よく排出することができる液滴吐出ヘッドを提供することを目的とする。
本発明の液滴吐出ヘッドは、複数のプレートが積層されることによって、共通液体流路と、共通液体流路の出口から圧力室を介してノズルに至る複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットを備えている。前記共通液体流路の側壁の少なくとも一部が、前記共通液体流路によって囲まれた島状の部分プレートによって画定されており、前記複数のプレートのうち、前記共通液体流路を形成する1又は複数の前記プレートに、前記共通液体流路を横切るように配置されていると共に前記部分プレートの壁を支持する支持片が形成されており、前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の側壁のうち前記共通液体流路における液体の流動方向に関して上流側に位置する側壁の少なくとも一部が、前記流動方向に対して傾斜している。
本発明によると、支持片の側壁が、液体の流動方向に対して傾斜しているため、共通液体流路に流れ込んだ気泡が、支持片の側壁の傾斜に沿って流動方向に移動しやすくなる。これにより、共通液体流路に流れ込んだ気泡が支持片に引っかかって滞留するのを抑制することができるため、当該気泡を効率よく排出することができる。
本発明においては、複数の前記出口が前記共通液体流路の延在方向に沿って配列されており、前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁が、前記出口が配列された領域と対向する位置に底部が配置された凹形状を有していることが好ましい。これによると、共通液体流路に流れ込んだ気泡が、支持片の側壁の凹形状となっている部分によって出口に案内されるため、共通液体流路に流れ込んだ気泡をさらに効率よく排出することができる。
このとき、複数の前記出口が前記共通液体流路の幅方向に関する中央部において延在方向に沿って配列されており、前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁が、前記共通液体流路の幅方向に関する中央部から、前記共通液体流路の各側壁に近づくに伴って前記流動方向に関する上流側に向かうように傾斜していることがより好ましい。これによると、共通液体流路に流れ込んだ気泡が、支持片の側壁の傾斜している部分によって、凹形状となっている部分の底部に案内されるため、当該気泡がスムーズに出口に案内される。
本発明においては、前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁の少なくとも一部が凸形状を有していることが好ましい。これによると、共通液体流路に流れ込んだ気泡が、支持片の側壁の凸となっている部分に衝突することによって、小さく分断されるため、共通液体流路に流れ込んだ気泡をさらに効率よく排出することができる。
このとき、複数の前記出口が前記共通液体流路の延在方向に沿って配列されており、前記支持片の前記上流側に位置する側壁の前記凸形状の先端部が、前記出口が配列された領域を除く領域と対向する位置に配置されていてもよい。これによると、凸となった部分によって小さく分断された気泡が、出口に案内され易くなるため、共通液体流路に流れ込んだ気泡をより一層効率よく排出することができる。
さらに、このとき、前記共通液体流路の幅方向に関する各端部近傍において、複数の前記出口が前記共通液体流路の延在方向に沿って配列されており、前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁が、前記共通液体流路の幅方向に関する中央部から、前記共通液体流路の各側壁に近づくに伴って前記流動方向に関する下流側に向かうように傾斜していてもよい。
または、前記共通液体流路の幅方向に関する各端部近傍において、複数の前記出口が前記共通液体流路の延在方向に沿って配列されており、前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁が、前記共通液体流路の幅方向に関する中央部から、前記共通液体流路の幅方向に関する中央部と前記共通液体流路の各側壁との中間点に近づくに伴って前記流動方向に関する上流側に向かうように傾斜すると共に、各中間点から前記共通液体流路の各側壁に近づくに伴って前記流動方向に関する下流側に向かうように傾斜していてもよい。
これらによると、凸となった部分によって小さく分断された気泡が、さらに出口に案内されやすくなる。
本発明においては、前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片が、線対称な形状を有していてもよいし、前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片が、点対称な形状を有していてもよい。これらによると、共通液体流路において双方向から流れてきた気泡を効率よく排出することができる。
また、本発明においては、前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片が、平行四辺形形状を有していてもよい。これによると、支持片の形状が簡素化されるため、プレートを容易に形成することができる。
本発明によると、支持片の側壁が、液体の流動方向に対して傾斜しているため、共通液体流路に流れ込んだ気泡が、支持片の側壁の傾斜に沿って流動方向に移動しやすくなる。これにより、共通液体流路に流れ込んだ気泡が支持片に引っかかって滞留するのを抑制することができるため、当該気泡を効率よく排出することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る好適な実施形態のインクジェットヘッドを有するインクジェットプリンタの全体的な構成を示す概略側面図である。図1に示すように、インクジェットプリンタ101は、4つのインクジェットヘッド1を有するカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ101には、図中左方に給紙部11が、図中右方に排紙部12がそれぞれ構成されている。
インクジェットプリンタ101の内部には、給紙部11から排紙部12に向かって用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙部11のすぐ下流側には、用紙を狭持搬送する一対の送りローラ5a、5bが配置されている。一対の送りローラ5a、5bは、用紙Pを給紙部11から図中右方に送り出すためのものである。用紙搬送経路の中間部には、搬送機構13が設けられている。この搬送機構13は、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7の間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8と、搬送ベルト8によって囲まれた領域内に配置されたプラテン15とを含む。プラテン15は、インクジェットヘッド1と対向する位置において搬送ベルト8が下方に撓まないように搬送ベルト8を支持するものである。ベルトローラ7と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙部11から送りローラ5a、5bによって送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付けるものである。
図示しない搬送モータがベルトローラ6を回転させることによって、搬送ベルト8が走行される。これにより、搬送ベルト8が、ニップローラ4によって外周面8aに押さえ付けられた用紙Pを粘着保持しつつ排紙部12に向けて搬送する。なお、搬送ベルト8の表面には、弱粘着性のシリコン樹脂層が形成されている。
搬送ベルト8のすぐ下流側には、剥離プレート14が設けられている。剥離プレート14は、搬送ベルト8の外周面8aに粘着されている用紙Pを外周面8aから剥離して、図中右方の排紙部12に向けて導くように構成されている。
4つのインクジェットヘッド1は、4色(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)のインクに対応して、搬送方向に配列されている。つまり、このインクジェットプリンタ101は、ライン式プリンタである。インクジェットヘッド1は、その下端にヘッド本体2をそれぞれ有している。ヘッド本体2は、搬送方向に直交した方向に長尺な細長い直方体形状となっている。また、ヘッド本体2の底面が搬送ベルト8の外周面8aに対向するインク吐出面2aとなっている。搬送ベルト8によって搬送される用紙Pが4つのヘッド本体2のすぐ下方側を順に通過する際に、この用紙Pの上面すなわち印刷面に向けてインク吐出面2aから各色のインクが吐出されることで、用紙Pの印刷面に所望のカラー画像が印刷される。
次に、図2〜図4を参照しつつ、ヘッド本体2について説明する。図2は、ヘッド本体2の平面図である。図3は、図2の一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。なお、図3では説明の都合上、アクチュエータユニット21の下方にあって破線で描くべき圧力室110、アパーチャ112及びノズル108を実線で描いている。図4は、図3に示すIV−IV線に沿った部分断面図である。
ヘッド本体2は、図示しないインクタンクからのインクを貯溜しつつ流路ユニット9に供給するリザーバユニット(不図示)やアクチュエータユニット21を駆動させる駆動信号を生成するドライバIC(不図示)が組み付けられることによって、インクジェットヘッド1を構成するものである。
図2に示すように、ヘッド本体2は、4つのアクチュエータユニット21が、流路ユニット9の上面9aに固定されている。図3に示すように、流路ユニット9は、マニホールド流路105や圧力室110等を含むインク流路が内部に形成されている。アクチュエータユニット21は、各圧力室110に対応した複数のアクチュエータを含んでおり、このアクチュエータがドライバICに駆動されることによって、圧力室110内のインクに選択的に吐出エネルギーを付与する機能を有する。
流路ユニット9は、直方体形状を有している。流路ユニット9の上面9aには、リザーバユニットのインク流出口(不図示)に対応して、計10個のインク供給口105bが開口している。流路ユニット9の内部には、図2及び図3に示すように、2つのマニホールド流路105が形成されており、それぞれが、流路ユニット9の短手方向(副走査方向)に関する端部近傍において、流路ユニット9の長手方向(主走査方向)に配列された5個のインク供給口105bに連通している。また、各マニホールド流路105は、互いに平行に且つ主走査方向に延在するように分岐している複数の副マニホールド流路105aを有している。副マニホールド105aは、その両端で互いに連通しており、副マニホールド105aの延在方向に関する両端からインクが流れ込む。したがって、各副マニホールド105aにおいては、延在方向の両方にインクが流動し得る。
流路ユニット9の下面には、多数のノズル108がマトリクス状に配置されたインク吐出面2aが形成されている。圧力室110も、流路ユニット9におけるアクチュエータユニット21の固定面において、ノズル108と同様のマトリクス状に多数配列されている。
本実施形態では、等間隔に流路ユニット9の長手方向に並ぶ圧力室110の列が、短手方向に互いに平行に16列配列されている。各圧力室列に含まれる圧力室110の数は、後述のアクチュエータユニット21の外形形状(台形形状)に対応して、その長辺側から短辺側に向かって次第に少なくなるように配置されている。ノズル108も、これと同様の配置がされている。
さらに、図4に示すように、流路ユニット9には、副マニホールド流路105aと対向するようにダンパー室109が形成されている。ダンパー室109は、ダンパープレート130とノズルプレート131とに挟まれた空間で、ここでは、ノズルプレート131の上面に開口する凹部とダンパープレート130の下面とによって画定されている。ノズルプレート131には、インク滴が吐出されるノズル108が形成され、ダンパープレート130は副マニホールド流路105aの底壁を構成している。ダンパー室109において、ダンパープレート130が弾性変形することによって、副マニホールド流路105aにおける圧力変動が抑制される。なお、ノズルプレート131には、インク滴が吐出されるノズル108が形成され、ダンパープレート130は副マニホールド流路105aの底壁を構成している。
流路ユニット9は、ステンレス鋼など金属材料からなる10枚のプレート122〜131から構成されている。これらプレート122〜131(サプライプレート125、マニホールドプレート126〜129、ダンパープレート130及びノズルプレート131を含む)は、主走査方向に長尺な矩形状の平面をそれぞれ有している。
これらプレート122〜131を互いに位置合わせしつつ積層することによって、プレート122〜131に形成された貫通孔が連結され、流路ユニット9内に、2つのマニホールド流路105、各マニホールド流路105に係る副マニホールド流路105aの出口であるサプライ口125aから圧力室110を経てノズル108に至る多数の個別インク流路132、及び、ダンパー室109が形成される。
次に、流路ユニット9におけるインクの流れについて説明する。リザーバユニットからインク供給口105bを介して流路ユニット9内に供給されたインクは、マニホールド流路105において副マニホールド流路105aに分岐される。副マニホールド流路105a内のインクは、各個別インク流路132に流れ込み、絞りとして機能するアパーチャ112及び圧力室110を介してノズル108に至る。
次に、図4〜図7を参照しつつ、マニホールド流路105(副マニホールド流路105a)について詳細に説明する。図5は、マニホールド流路105の側壁を形成する4枚のマニホールドプレート126〜129の平面図である。図6は、マニホールド流路105の平面図である。図7は、図6に示すVII−VII線に係る断面図である。なお、図7においては、図6に描かれていないサプライプレート125、ダンパープレート130及びノズルプレート131が描かれている。図4に示すように、マニホールド流路105は、サプライプレート125、4枚のマニホールドプレート126〜129、及び、ダンパープレート130が順に積層されることによって形成されている。サプライプレート125は、マニホールド流路105の天井壁を構成し、個別インク流路132の一端部であるサプライ口152aが形成されている。各マニホールドプレート126〜129は、マニホールド流路105の側壁を構成している。また、ダンパープレート130は、マニホールド流路105の底壁を構成している。
図5に示すように、各マニホールドプレート126〜129は、マニホールド流路105(副マニホールド流路105a)によって囲まれた一方向(副マニホールド流路105aの延在方向)に延在する複数の島状の部分プレート126a、127a、128a、129aをそれぞれ有している。このように、副マニホールド流路105aの壁の一部が、部分プレート126a、127a、128a、129aの壁によって構成されている。また、各マニホールドプレート126〜129には、副マニホールド流路105aを横切るように配置されていると共に、各部分プレート126a、127a、128a、129aを支持する支持片126b、127b、128b、129bがそれぞれ形成されている。
図6及び図7に示すように、支持片126bの上面(サプライプレート125に近い方の面)、支持片127bの下面(ダンパープレート130に近い方の面)、支持片128bの上面、及び、支持片129bの下面は、それぞれハーフエッチングによって形成されている。これにより、支持片126bの上面が部分プレート126aの上面より下方に位置し、支持片127bの下面が部分プレート127aの下面より上方に位置し、支持片128bの上面が部分プレート128aの上面より下方に位置し、支持片129bの下面が部分プレート129aの下面より上方に位置している。支持片126b、127b、128b、129bの厚みは、部分プレート126a、127a、128a、129aの厚みの略半分となっており、副マニホールド流路105aにおけるインクや気泡の流れがスムーズになる。
また、支持片126bの上面がサプライプレート125の下面から離隔しているため、支持片126bが、副マニホールド流路105aからサプライプレート125に形成されたサプライ口125aを介して個別インク流路132に至るインクの流れを阻害しない。これにより、副マニホールド流路105a内のインクや気泡を個別インク流路132に効率よく流し込むことができる。さらに、支持片129bの下面がダンパープレート130の上面から離隔しているため、支持片129bがダンパープレート130の動きを阻害しない。これにより、ダンパー室109が、副マニホールド流路105aにおける圧力変動を効率よく抑制することができる。
ここで、支持片127b、128bに着目する。各支持片127b、128bは、本実施形態において、副マニホールド流路105aの積層方向に関する一番中央寄りに位置するマニホールドプレート127、128にそれぞれ形成されている。このうち、支持片127bは、そのマニホールド流路105aの中央側の面が、マニホールドプレート127の中央側の面より、この中央から離れている。一方、支持片128bの中央側の面も、マニホールドプレート128の中央側の面より、この中央から離れている。このため、支持片127b、128bに係る積層方向に関する両側のインクの流速差が大きくなる。これにより、支持片127b、128bに引っかかった気泡が高い流速に沿って流れやすくなり、気泡が副マニホールド流路105aに滞留するのをさらに抑制することができる。
また、各副マニホールド流路105aの延在方向に関する各端部近傍において、副マニホールド流路105aの延在方向に、4つの支持片126b、127b、128b、129bが所定の間隔を介して配列されている。このように、隣り合う支持片126b、127b、128b、129b同士が、インクの流れる方向に関して離隔している。これにより、隣り合う支持片126b、127b、128b、129b同士の間に気泡が滞留するのを抑制することができる。
そして、支持片126b、127b、128b、129bが形成されたマニホールドプレート126〜129と、当該支持片126b、127b、128b、129bと副マニホールド流路105aの延在方向に隣り合う支持片126b、127b、128b、129bが形成された別のマニホールドプレート126〜129との間に、1枚又は2枚の他のマニホールドプレート126〜129が配置されている。このように、流路の延在方向に互いに隣り合う2つの支持片を持つマニホールドプレートの間には、別のマニホールドプレートが積層方向に介在している。そのため、延在方向の支持片の間隔にかかわらず、隣接する支持片間に気泡が滞留しにくくなっている。
例えば、図7においては、図7中右方から副マニホールド流路105aの延在方向に、支持片128b、支持片126b、支持片129b、支持片127bの順に支持片が配列されている。支持片128bが形成されているマニホールドプレート128と、支持片126bが形成されているマニホールドプレート126との間には、1枚のマニホールドプレート127が配置されている。また、支持片126bが形成されているマニホールドプレート126と、支持片129bが形成されているマニホールドプレート129との間には、2枚のマニホールドプレート127、128が配置されている。そして、支持片129bが形成されているマニホールドプレート129と、支持片127bが形成されているマニホールドプレート127との間には、1枚のマニホールドプレート128が配置されている。
このように、副マニホールド流路105aの延在方向に隣り合う支持片126b、127b、128b、129b同士の積層方向に関する距離が、マニホールドプレート126〜129のそれぞれの厚み以上となっている。これにより、これら隣り合う支持片126b、127b、128b、129b同士の間に気泡が滞留するのが抑制され、副マニホールド流路105aに流れ込んだ気泡を効率よく排出することができる。
また、4つの支持片126b、127b、128b、129bが、副マニホールド流路105aにおける積層方向に関する中央よりサプライプレート125側とダンパープレート130側とのいずれかの側に、副マニホールド流路105aの延在方向に沿って交互に配置されている。言い換えれば、積層方向に関して、支持片126b、127b、128b、129bの一方の面と当該一方の面に対向する副マニホールド流路105aの壁面との間の距離と、当該支持片126b、127b、128b、129bの他方の面と当該他方の面と対向する副マニホールド流路105aの壁面との間の距離との大小関係が、当該支持片126b、127b、128b、129bと副マニホールド流路105aの延在方向に隣り合う他の支持片126b、127b、128b、129bに関する大小関係と異なっている。
各支持片126b、127b、128b、129bにおいては、副マニホールド流路105aの壁面との間の距離が短くなるに伴って、当該壁面との間におけるインクの流速が速くなる。したがって、各支持片126b、127b、128b、129bにおける積層方向に関する両側に係るインクの流速の大小関係が、延在方向に沿って支持片126b、127b、128b、129b毎に切り替わる。このため、気泡が支持片126b、127b、128b、129bを通過する毎に回転方向を切り変えながら移動する。これにより、隣接する支持片126b、127b、128b、129bの間に気泡が滞留するのをさらに抑制することができる。
次に、図8を参照しつつ、支持片126b、127b、128b、129bについて詳細に説明する。図8は、図7に示す副マニホールド流路105aを下方からみたときの平面図である。図8に示すように、副マニホールド105aの天井壁には、副マニホールド105aの幅方向(以下、単に幅方向と称す)に関する各端部近傍において、複数のサプライ口125aが形成されている。各サプライ口125aは、副マニホールド105aの延在方向(以下、単に延在方向と称す)に沿って2列に配列されている。
そして、積層方向(マニホールドプレート126〜129の面に垂直な方向)から見て、各支持片126b、127b、128b、129bの延在方向を向いた両側壁が、幅方向に関する中央部から副マニホールド105aの各側壁に近づくに伴って、延在方向に関する各支持片126b、127b、128b、129bの内側に向かうように傾斜している。少なくとも一方の側壁は、各支持片126b、127b、128b、129bの並びに沿ってインクが流れるときの流動方向に関する下流側に向かうように傾斜している。これにより、各支持片126b、127b、128b、129bの側壁が、幅方向の中央部において延在方向に向かって凸となるような凸形状を有している。本実施形態では、積層方向から見て、支持片126b、127b、128b、129bが、幅方向に延在する仮想線を基準に線対称な形状を有している。
このように、複数のサプライ口125aが、幅方向に関する両端近傍にそれぞれ配列されており、支持片126b、127b、128b、129bの側壁に係る凸形状の先端部が、幅方向に関する中央部に配列されている。すなわち、支持片126b、127b、128b、129bの側壁に係る凸形状の先端部が、サプライ口125aが配列された領域を除く領域と対向する位置に配置されている。また、積層方向から見て、支持片126b、127b、128b、129bの側壁が、インクの流動方向に対して傾斜している。
例えば、副マニホールド105aにおけるインクの流動方向が、図8中右方から左方に向かう方向であるとき、副マニホールド105aに流れ込んだ気泡が、支持片126b、127b、128b、129bの側壁に係る凸形状の先端部と衝突して小さく分断される(図8においては、支持片126bに衝突している)。小さく分断された気泡は、衝突した支持片126b、127b、128b、129bの側壁に係るインクの流動方向に対して傾斜した部分に沿って、幅方向に関する中央部から副マニホールド流路105aの側壁に向かって移動する(矢印参照)。これにより、小さく分断された気泡が、インクの排出口でもあるサプライ口125aに案内されるように、インクの流動方向に沿って移動する。
以上、説明した本実施形態によると、支持片126b、127b、128b、129bの側壁が、インクの流動方向に対して傾斜しているため、副マニホールド流路105aに流れ込んだ気泡が、支持片126b、127b、128b、129bの側壁の傾斜に沿って流動方向に移動しやすくなる。これにより、副マニホールド流路105aに流れ込んだ気泡が支持片126b、127b、128b、129bに引っかかって滞留するのを抑制することができるため、当該気泡を効率よく排出することができる。
また、各支持片126b、127b、128b、129bの側壁が、幅方向の中央部において延在方向の外側に向かって凸となるような凸形状を有しているため、副マニホールド105aに流れ込んだ気泡が、支持片126b、127b、128b、129bの側壁に係る凸形状の先端部と衝突して、小さく分断される。これにより、副マニホールド105aに流れ込んだ気泡をさらに効率よく排出することができる。
このとき、複数のサプライ口125aが、幅方向に関する両端近傍において配列されており、積層方向から見て、各支持片126b、127b、128b、129bの延在方向を向いた両側壁が、幅方向に関する中央部から、各支持片126b、127b、128b、129bに向かってインクが流れるときの流動方向に関する下流側に向かうように傾斜している。このため、支持片126b、127b、128b、129bの側壁に係る凸形状の先端部によって小さく分断された気泡が、サプライ口125aに案内されるように、インクの流動方向に沿って移動する。これにより、副マニホールド105aに流れ込んだ気泡をさらに効率よく排出することができる。
さらに、積層方向から見て、支持片126b、127b、128b、129bが、幅方向に延在する仮想線を基準に線対称な形状を有しているため、副マニホールド流路105aにおいて双方向から流れてきた気泡を効率よく排出することができる。
<変形例>
図9を参照しつつ、本発明の変形例について説明する。図9は、各変形例における副マニホールド流路105aを下方から見た平面図である。上述したように、本実施形態においては、積層方向から見て、支持片126b、127b、128b、129bの側壁が、幅方向に関する中央部において延在方向の外側に向かって凸となるような凸形状を有する構成であるが、支持片はこのような形状に限定されるものではない。例えば、図9(a)に示す変形例においては、各支持片126b、127b、128b、129bと副マニホールド流路105aの側壁との接続部のうち、一方の接続部が、他方よりも流動方向の上流側に位置している。具体的には、積層方向から見て、各支持片226b、227b、228b、229bの延在方向を向いた両側壁が、インクの流動方向(延在方向)に対して傾斜しつつ互いに平行に延在する平行四辺形となっている。したがって、積層方向から見て、支持片226b、227b、228b、229bが、点対称な形状を有している。このように、支持片226b、227b、228b、229bの形状が簡素化されるため、マニホールドプレートを容易に形成することができる。
副マニホールド105aにおけるインクの流動方向が、図9(a)中右方から左方に向かう方向であるとき、副マニホールド105aに流れ込んだ気泡が、衝突した支持片226b、227b、228b、229bのインクの側壁に沿って、副マニホールド流路105aの図9(a)中下方側の側壁に向かって移動する(矢印参照)。これにより、副マニホールド105aに流れ込んだ気泡が、副マニホールド流路105aの図9(a)中下方側の側壁近傍に配置されたサプライ口(副マニホールド流路105aの出口)125aに案内されるように、インクの流動方向に沿って移動する。
また、図9(b)に示す変形例においては、複数のサプライ口125aが、幅方向に関する中央に配列されている。また、積層方向から見て、各支持片326b、327b、328b、329bに係る延在方向を向いた両側壁が、幅方向に関する中央部から、副マニホールド105aの各側壁に近づくに伴って延在方向に関する各支持片326b、327b、328b、329bの外側に向かうように傾斜しているが少なくとも一方の側壁は、各支持片326b、327b、328b、329bの並びに沿ってインクが流れるときの流動方向に関する上流側に向かうように傾斜している。これにより、各支持片326b、327b、328b、329bの側壁が、幅方向の中央部において延在方向に向かって凹となるような凹形状を有している。本実施形態では、積層方向から見て、支持片326b、327b、328b、329bが、幅方向に延在する仮想線を基準に線対称な形状を有している。そして、支持片326b、327b、328b、329bの側壁に係る凹形状の底部が、サプライ口325aが配列された領域と対向する位置に配置されている。
例えば、副マニホールド105aにおけるインクの流動方向が、図9(b)中右方から左方に向かう方向であるとき、副マニホールド105aに流れ込んだ気泡が支持片326b、327b、328b、329bの側壁と衝突すると、当該気泡が、衝突した支持片126b、127b、128b、129bの側壁の傾斜している部分に沿って、幅方向に関する中央部に向かって移動する(矢印参照)。これにより、副マニホールド105aに流れ込んだ気泡が、副マニホールド流路105aの幅方向に関する中央に配置されたサプライ口325aに案内されるように、インクの流動方向に沿って移動する。
また、図9(c)に示す変形例においては、複数のサプライ口425aが、幅方向に関する両端近傍にそれぞれ配列されている。加えて、幅方向の中央部にも、サプライ口425aが延在方向に沿って2列に配列されている。そして、積層方向から見て、各支持片426b、427b、428b、429bに係る延在方向を向いた両側壁が、幅方向に関する中央部から、幅方向に関する中央部と副マニホールド105aの各側壁との中間点に近づくに伴って、各支持片426b、427b、428b、429bの並びに沿ってインクが流れるときの流動方向に関する上流側に向かうように傾斜している。さらに、両側壁は、各中間点から副マニホールド105aの各側壁に近づくに伴って、当該流動方向に関する下流側に向かうように傾斜している。これにより、各支持片426b、427b、428b、429bの側壁が、幅方向の各中間点において延在方向の外側に向かって凸となるような2つの凸形状を有している。このとき、積層方向から見て、支持片426b、427b、428b、429bが、幅方向に延在する仮想線を基準に線対称な形状を有している。なお、側壁の凹凸形状は、少なくとも流動方向の上流側の側壁が有していればよい。
例えば、副マニホールド105aにおけるインクの流動方向が、図9(c)中右方から左方に向かう方向であるとき、副マニホールド105aに流れ込んだ気泡が、支持片426b、427b、428b、429bの側壁に係る凸形状の先端部と衝突して小さく分断される。小さく分断された気泡は、衝突した支持片426b、427b、428b、429bの傾斜した側壁に沿って、幅方向に関する中間点から中央部及び副マニホールド流路105aの側壁に向かって移動する(矢印参照)。これにより、小さく分断された気泡のうち、副マニホールド流路105aの側壁に向かって移動する気泡が、副マニホールド流路105aの幅方向に関する両端近傍に配置されたサプライ口425aに案内されるように、インクの流動方向に沿って移動する。一方、中間点から幅方向の中央部に向かう気泡は、中央部のサプライ口425aに案内される。これによって、気泡は、排出されるインクと共に短時間でサプライ口425aから排出されることになる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の実施形態においては、支持片126b、127b、128b、129b、226b、227b、228b、229b、326b、327b、328b、329b、426b、427b、428b、429bが、線対称または点対称の形状を有する構成であるが、支持片は線対称または点対称の形状を有していなくてもよい。特に、副マニホールド流路におけるインクの流動方向が副マニホールド流路の延在方向に関する一方向のみである場合には、流動方向に関する上流側に位置する側壁の少なくとも一部が、流動方向に対して傾斜していればよい。
また、上述の実施形態においては、支持片126b、127b、128b、129bが形成されたマニホールドプレート126〜129と、当該支持片126b、127b、128b、129bと副マニホールド流路105aの延在方向に隣り合う支持片126b、127b、128b、129bが形成された別のマニホールドプレート126〜129との間に、1枚又は2枚の他のマニホールドプレート126〜129が配置されているが、マニホールドプレート126〜129の積層順、つまり、支持片126b、127b、128b、129bの積層方向に関する位置関係は任意のものであってよい。また、支持片126b、127b、128b、129bの延在方向に関する位置関係も任意のものであってよい。
以上の実施形態では、ダンパー室109が副マニホールド流路105aの底壁側に形成されていたが、天井壁側に形成されていてもよい。この場合、ダンパー室は、天井壁のサプライ口125aを避けて形成する必要がある。
例えば、図10に示すように、ダンパー室209が、副マニホールド流路105aに対向して形成されている。サプライプレート225は、下側プレート225bと上側プレート225cとからなる2枚構成である。このうち、下側プレート225bは、他のプレートに比べて一番薄く、ダンパープレートとして機能する。ダンパー室229は、下側プレート225bと上側プレート225cとに挟まれた空間であって、上側プレート225cの下面に形成された凹部と下側プレート225bの上面とによって画定されている。サプライプレート225には、下側プレート225bと上側プレート225cとを貫通して形成されたサプライ口225aを有し、上側プレート225cの凹部は、サプライ口225aを避けつつ、副マニホールド流路105aの全幅に亘って形成されている。下側プレート225bは、副マニホールド流路105aの天井壁を構成している。
この場合、気泡の滞留を抑制するという観点から、マニホールドプレート126の支持片126bは、その上面が下側プレート225bの下面から離れているとよい。これによって、支持片126bが、サプライ口225aからのインク供給能力や、下側プレート225bの弾性変形による圧力変動抑制効果を阻害することもなくなる。
以上、流路ユニットがダンパー室を持つ実施例について、支持片の配置形態と外形形状とを工夫した構成を説明したが、ダンパー室が無くてもよい。
本発明の好適な実施形態に係るインクジェットヘッドを有するインクジェットプリンタの外観側面図である。 図2に示すヘッド本体の平面図である。 図2に示す一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図3に示すIV−IV線断面図である。 図2に示すマニホールド流路の側壁を形成する4枚のマニホールドプレートの平面図である。 図2に示すマニホールド流路の平面図である。 図6に示すVII−VII線に係る断面図である。 図7に示す副マニホールド流路を下方からみたときの平面図である。 変形例を示す図である。 変形例を示す図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
9 流路ユニット
101 インクジェットプリンタ
105 マニホールド流路
105a 副マニホールド流路
108 ノズル
109 ダンパー室
112 アパーチャ
125 サプライプレート
125a サプライ口
126〜129 マニホールドプレート
126a、127a、128a、129a 部分プレート
126b、127b、128b、129b 支持片
130 ダンパープレート
131 ノズルプレート
132 個別インク流路
231 ノズルプレート

Claims (10)

  1. 複数のプレートが積層されることによって、共通液体流路と、共通液体流路の出口から圧力室を介してノズルに至る複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットを備えており、
    前記共通液体流路の側壁の少なくとも一部が、前記共通液体流路によって囲まれた島状の部分プレートによって画定されており、
    前記複数のプレートのうち、前記共通液体流路を形成する1又は複数の前記プレートに、前記共通液体流路を横切るように配置されていると共に前記部分プレートの壁を支持する支持片が形成されており、
    前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の側壁のうち前記共通液体流路における液体の流動方向に関して上流側に位置する側壁の少なくとも一部が、前記流動方向に対して傾斜していることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 複数の前記出口が前記共通液体流路の延在方向に沿って配列されており、
    前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁が、前記出口が配列された領域と対向する位置に底部が配置された凹形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 複数の前記出口が前記共通液体流路の幅方向に関する中央部において延在方向に沿って配列されており、
    前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁が、前記共通液体流路の幅方向に関する中央部から、前記共通液体流路の各側壁に近づくに伴って前記流動方向に関する上流側に向かうように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁の少なくとも一部が凸形状を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 複数の前記出口が前記共通液体流路の延在方向に沿って配列されており、
    前記支持片の前記上流側に位置する側壁の前記凸形状の先端部が、前記出口が配列された領域を除く領域と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
  6. 前記共通液体流路の幅方向に関する各端部近傍において、複数の前記出口が前記共通液体流路の延在方向に沿って配列されており、
    前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁が、前記共通液体流路の幅方向に関する中央部から、前記共通液体流路の各側壁に近づくに伴って前記流動方向に関する下流側に向かうように傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の液滴吐出ヘッド。
  7. 前記共通液体流路の幅方向に関する各端部近傍において、複数の前記出口が前記共通液体流路の延在方向に沿って配列されており、
    前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片の前記上流側に位置する側壁が、前記共通液体流路の幅方向に関する中央部から、前記共通液体流路の幅方向に関する中央部と前記共通液体流路の各側壁との中間点に近づくに伴って前記流動方向に関する上流側に向かうように傾斜すると共に、各中間点から前記共通液体流路の各側壁に近づくに伴って前記流動方向に関する下流側に向かうように傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片が、線対称な形状を有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッド。
  9. 前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片が、点対称な形状を有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッド。
  10. 前記プレートの面に垂直な方向から見て、前記支持片が、平行四辺形形状を有していることを特徴とする請求項9に記載の液滴吐出ヘッド。
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