JP2009233128A - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】各棚の通電率を低減して、装置全体として同時に通電される最大電流値を低減しつつ、適切に加熱領域を加温することができるショーケースを提供する。
【解決手段】本発明は、陳列室11内に棚装置12を複数段架設し、各棚装置12には棚上の商品を加熱する電気ヒータ22を取り付けて成るショーケース1において、各棚の温度を検出する温度センサ45と、該温度センサ45の出力に基づき、所定の上限温度と下限温度の間で各棚の電気ヒータ22の通電を制御する制御装置Cを備え、制御装置Cは、全ての棚の温度が上限温度と下限温度の間の所定の組み合わせ制御開始温度に到達した場合、各棚の電気ヒータ22を交互に通電する組み合わせ制御を実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、陳列室内に商品陳列用の棚を複数段架設すると共に、各棚には当該棚上の商品を加熱するための電気ヒータを取り付けて成るショーケースに関するものである。
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに設置されるオープンタイプのショーケース(オープンショーケース)は、断熱壁の内側に間隔を存して設けた仕切板との間にダクトを構成し、仕切板の内側には前面に開口した陳列室を構成すると共に、ダクトには冷却装置の冷却器と送風機を設置し、この冷却器と熱交換した冷気を送風機により、ダクトから陳列室内に吹き出す構成とされている。
この場合、陳列室の開口上縁には冷気吐出口が形成されると共に、開口下縁には冷気吸込口が形成され、何れもダクトに連通されている。そして、この開口上縁の冷気吐出口から冷気を吹き出し、エアーカーテンを形成しつつ陳列室内を冷却し、吹き出された冷気は開口下縁の冷気吸込口から吸引するものであった。
更に、この陳列室内には、複数段の棚が架設される。棚は、内部に棚ダクト(冷気通路)が構成されており、後端は断熱箱体の背方における背面ダクトと連通している。また、棚の前端には、棚ダクトと連通する冷気吐出口が形成されている。これにより、背面ダクト内を上昇した冷気を、連通部を介して棚ダクト内に引き込み、該棚の前端に形成された冷気吐出口より吐出することにより、該棚下方の陳列室内の商品を冷却する(冷蔵領域)。
そして、当該棚にはコードヒータ(電気ヒータ)が取り付けられている。棚上には缶コーヒー等の商品を載置し、電気ヒータにて加熱する構造とされていた(温蔵領域。例えば、特許文献1参照)。
特開2004−215704号公報
上述した如きショーケースでは、加熱領域の制御は棚内部に取り付けた棚センサが検出する棚温度に基づいて電気ヒータの通電を制御することにより行われていた。そのため、各棚に設けられる電気ヒータへの通電制御は、それぞれ対応する温度センサの検出温度に基づき独立して制御されることとなる。
従って、保温状態であっても、それぞれの温度センサが検出する温度がON点に到達すると同時にそれぞれの電気ヒータに通電が行われることとなり、ショーケース全体として通電時間が長くなり、通電率が高くなる問題があった。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、各棚の通電率を低減して、装置全体として同時に通電される最大電流値を低減しつつ、適切に加熱領域を加温することが可能となるショーケースを提供する。
本発明のショーケースは、陳列室内に商品陳列用の棚を複数段架設すると共に、各棚には当該棚上の商品を加熱するための電気ヒータを取り付けて成るものであって、各棚の温度を検出する温度センサと、該温度センサの出力に基づき、所定の上限温度と下限温度の間で各棚の電気ヒータの通電を制御する制御装置を備え、該制御装置は、全ての棚の温度が上限温度と下限温度の間の所定の組み合わせ制御開始温度に到達した場合、各棚の電気ヒータを交互に通電する組み合わせ制御を実行することを特徴とする。
請求項2の発明のショーケースは、上記発明において、制御装置は、組み合わせ制御を開始する際、複数段の棚のうち、温度の低い方の棚の電気ヒータを先に通電することを特徴とする。
請求項3の発明のショーケースは、上記各発明において、制御装置は、組み合わせ制御を実行しているとき、全ての棚の温度が組み合わせ制御開始温度より低下した場合、当該全ての棚の電気ヒータに通電することを特徴とする。
請求項4の発明のショーケースは、上記各発明において、制御装置は、組み合わせ制御を実行しているとき、何れかの棚の温度が下限温度、又は、当該下限温度より高く組み合わせ制御開始温度より低い所定の組み合わせ制御停止温度まで降下した場合、当該組み合わせ制御を解除することを特徴とする。
本発明によれば、陳列室内に商品陳列用の棚を複数段架設すると共に、各棚には当該棚上の商品を加熱するための電気ヒータを取り付けて成るショーケースにおいて、各棚の温度を検出する温度センサと、該温度センサの出力に基づき、所定の上限温度と下限温度の間で各棚の電気ヒータの通電を制御する制御装置を備え、該制御装置は、全ての棚の温度が上限温度と下限温度の間の所定の組み合わせ制御開始温度に到達した場合、各棚の電気ヒータを交互に通電する組み合わせ制御を実行するので、各棚の温度を所定の下限温度以上を維持しつつ、棚を交互通電することにより、ショーケース全体に同時に通電される電流値を低減しつつ、電気ヒータによる各棚上の商品の加熱制御を実現することが可能となる。
そのため、ショーケース全体の省エネ運転を実現することができ、ショーケース全体の最大電流値の低下を図ることができる。
請求項2の発明によれば、上記発明において、制御装置は、組み合わせ制御を開始する際、複数段の棚のうち、温度の低い方の棚の電気ヒータを先に通電することで、各棚の温度をより高い状態で維持しつつ、ショーケース全体の同時通電電流値を低減した省エネ加熱制御を実現することが可能となる。
請求項3の発明によれば、上記各発明において、制御装置は、組み合わせ制御を実行しているとき、全ての棚の温度が組み合わせ制御開始温度より低下した場合、当該全ての棚の電気ヒータに通電することにより、棚装置の電気ヒータの交互通電により省エネ運転を実行することで、例えば、商品の補充作業などによって、一時的に棚温度が低下してしまう場合であっても、必要に応じて棚の温度が上昇させることができ、棚上の商品の適切な加熱制御を実現することができる。
請求項4の発明によれば、上記各発明において、制御装置は、組み合わせ制御を実行しているとき、何れかの棚の温度が下限温度、又は、当該下限温度より高く組み合わせ制御開始温度より低い所定の組み合わせ制御停止温度まで降下した場合、当該組み合わせ制御を解除することで、必要以上に棚の温度が低下してしまう不都合を回避することができ、各棚上の商品の適切な加熱制御を実現することができる。
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明を適用した実施例のショーケース1の斜視図、図2は図1のショーケース1の縦断側面図を示している。実施例のショーケース1は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗においてレジカウンタなどの台の上に載置された状態で設置される所謂卓上型オープンショーケースである。当該ショーケース1内に形成される商品を陳列する陳列室11内には、冷却領域、又は、加熱領域、若しくは、冷却領域及び加熱領域の双方を構成可能とすることで、冷/温使用が可能なものとされている。
ショーケース1の前面に開口する断面略コ字状の断熱壁3と、その両側に取り付けられる側板4、4によって本体2が構成されている。この断熱壁3の内側には間隔を存して背面及び天面にそれぞれ背面パネル6、天面パネル7が配設され、これら背面パネル6、天面パネル7と断熱壁3間に背方から上方に渡る背面ダクト9が構成されている。
また、背面パネル6の下端には、前方に延在するデッキパン10が設けられており、これら背面パネル6、天面パネル7及びデッキパン10の内側に陳列室11が構成されている。そして、デッキパン10の下方には背面ダクト9に連通してその一部を構成する下部ダクト14が構成されている。
背面ダクト9の上端は陳列室11の前面開口上縁に位置する上部冷気吐出口16に連通し、下部ダクト14の前端は陳列室11の前面開口下縁に位置すると共に、複数のスリットから成る冷気吸込口17に連通している。また、デッキパン10の下方の下部ダクト14内には冷気循環用送風機19が配設され、陳列室11後方の背面ダクト9内には冷却装置Rの冷凍サイクルを構成する冷却器15が縦設されている。
断熱壁3の下側には機械室25が構成されており、この機械室25内には前記冷却器15と共に冷却装置Rの冷媒回路を構成する圧縮機26と、凝縮器27と、凝縮器用送風機28が設置されると共に、電源や制御基板を収納した図示しない電装箱も配設される。そして、断熱壁3の背方には当該断熱壁3の背面と所定の間隔を存して鋼板製の背面板29が取り付けられており、この背面板29と断熱壁3間には排気用ダクト30が構成されている。
この排気用ダクト30の下端は機械室25の後部に開口して連通すると共に、上端はショーケース1上方に開放している。なお、31は機械室25の前面を開閉自在に閉塞するパネルである。32は機械室25内下部に設けられた蒸発皿である。
陳列室11内には棚装置12が複数段、本実施例では上下に4段架設されている。なお、本実施例では最上段の棚装置12を棚装置12A、上から二段目の棚装置12を棚装置12B、上から三段目(下から二段目)の棚装置12を棚装置12C、最下段の棚装置12を棚装置12Dとする。
各棚装置12は後端に後方に突出する鉤状の爪を有した左右一対のブラケット20と、このブラケット20上に差し渡して取り付けられた棚板21と、この棚板21の商品載置面の裏側に取り付けられた加温用の電気ヒータ22(図3に示す)とから構成されている。なお、当該電気ヒータ22は、本実施例では棚装置12Aに設けられるものを電気ヒータ22A、棚装置12Bに設けられるものを電気ヒータ22B、棚装置12Cに設けられるものを電気ヒータ22C、棚装置12Dに設けられるものを電気ヒータ22Dとする。
そして、陳列室11内の背面パネル6の前面両側に取り付けられた図示しない棚支柱の係合孔に前記ブラケット20の爪を係脱自在に係合させることにより、各棚装置12は陳列室11内において上下位置(高さ)を変更可能に架設されている。
また、図2において35は、棚ダクト部材である。この棚ダクト部材35内には、棚ダクト36が構成されており、この棚ダクト36の前端は棚ダクト部材35の前端において斜め前下方に開口する棚下冷気吐出口37に連通され、後端は冷気導入口38にて開口し、背面パネル6に形成される連通部40と重合されて、背面ダクト9と連通される。
また、この棚ダクト部材35には冷気導入口38の上側にて前後方向に移動自在に取り付けられたダンパー部材39が設けられている。このダンパー部材39の後端には、当該ダンパー部材39が背面ダクト9を閉じたことを検出するためのダンパーセンサ(開閉検出手段)39A、39B、39Cが設けられており、制御装置Cに接続されている。
係る構成において、ダンパー部材39を背面ダクト9側に突出させることによって、連通部40の上側において、背面ダクト9を閉塞することができると共に、背面ダクト9内の冷気を冷気導入口38を介して棚ダクト36内に導入させ、陳列室11の前面開口部において下方に開口する棚下冷気吐出口37より吐出することが可能となる。
なお、本実施例のショーケース1は、最上段を構成する棚装置12A、上から二段目を構成する棚装置12B、下から二段目を構成する棚装置12Cは、棚ダクト36を有していると共に、ダンパー部材39を備えていることにより、当該ダンパー部材39を操作し、操作された棚装置12の高さで背面ダクト9を閉鎖することが可能となる。
次に、図3を参照して本実施例における制御装置Cについて説明する。制御装置Cは、汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、内部に時限手段としてのタイマ48を備えている。当該制御装置Cの入力側には、各種設定スイッチや表示部などを備えたコントロールパネル42、ダンパーセンサ39A、39B、39C、庫内温度を検出する庫内温度センサ44、各棚装置12の温度を検出する棚センサ45(棚装置12Aの温度センサ45A、棚装置12Bの温度センサ45B、棚装置12Cの温度センサ45C、棚装置12Dの温度センサ45D)等が接続されている。尚、庫内温度センサ44は、例えば、ショーケース1の陳列室11内天井部に設けられる。
制御装置Cの出力側には、圧縮機26の圧縮機モータ26Mと、各棚装置12に設けられる電気ヒータ22(22A〜22D)、冷気循環用送風機19の送風機モータ19M、凝縮器用送風機28の送風機モータ28M等が接続されている。
以上の構成で、ショーケース1の制御動作を図4及び図5を参照して説明する。図4は陳列室内の使用形態判別フローチャート、図5は各棚装置12の電気ヒータ22のタイミングチャートをそれぞれ示している。
制御装置Cは、図4のステップS1において、コントロールパネル42による入力設定及び、ダンパーセンサ39A、39B、39Cの出力に基づき、陳列室11内全体を冷却領域として冷蔵使用するか否かを判断する。
ここで、陳列室11内全体を冷却領域として冷蔵使用する場合には、各棚装置12A乃至図12Dのそれぞれの電気ヒータ22A乃至22Dの加温制御を停止し、この状態で、冷気循環用送風機19を運転すると、冷却器15と熱交換した冷気は、背面ダクト9内を上昇し、上部冷気吐出口16から吐出される。吐出された冷気は陳列室11の前面開口に冷気エアーカーテンを形成しながら陳列室11内を冷却する。そして、冷気吸込口17から下部ダクト14に吸引され、再び送風機19に吸い込まれる循環を繰り返す。これによって、陳列室11内の全域が冷蔵温度に冷却された冷却領域とされて、全棚装置12上の商品が冷却される。
他方、陳列室11内全体を冷却領域として冷蔵使用しない場合には、制御装置Cは、ステップS2に進み、コントロールパネル42による入力設定及び、ダンパーセンサ39A、39B、39Cの出力に基づき、陳列室11内全体を加熱領域として温蔵使用するか、所定の棚装置12にて冷却領域と加熱領域とを区画した冷/温使用(HC運転)とするのかを判断する。
冷/温使用(HC運転)とする場合には、制御装置Cは、ステップS3に進み、電気ヒータ22による加温棚装置の数を判定する。最上段の棚装置12Aより上の陳列室11内を加熱領域とし、棚装置12Aより下の陳列室11内を冷却領域とした冷/温使用とする場合には、当該加温棚装置の数は一段である。
係る場合には、制御装置Cは、棚装置12Aの温度を検出する温度センサ45Aの検出に基づき、当該棚装置12Aの温度が所定の下限温度に達すると、係る棚装置12Aの電気ヒータ22Aの通電を開始し、所定の上限温度に達すると、当該電気ヒータ22Aの通電を停止する。係る電気ヒータ22Aへの通電制御によって、棚装置12Aの棚上を所定の加温温度に制御する。
そして、背面ダクト9内を上昇する冷気は、背面パネル6に形成された連通部40から棚装置12C及び12B、12Aの棚ダクト36内に進入し、棚下冷気吐出口37から陳列室11内下部に向けて吐出される。これにより、最上段の棚装置12Aより下方の陳列室11内は、冷気供給により冷却領域とされ冷蔵使用とされる。
制御装置Cは、ステップS3において、電気ヒータ22による加温棚装置の数が、2段以上である場合、及びステップS2において、陳列室11内全体を加熱領域として温蔵使用する場合には、ステップS4に進む。
当該ステップS4では、制御装置Cは、加熱領域として使用される棚装置12について、各棚装置12に設けられる温度センサ45A〜45Dの検出温度に基づき、連続通電を行う連続運転とするか後述する組み合わせによる電気ヒータ22の交互通電を行う組み合わせ運転とするかを判断する。
尚、陳列室11内全体を加熱領域として温蔵使用する場合には、全ての棚装置12A〜12Dの電気ヒータ22A〜22Dについてそれぞれに設けられる温度センサ45A〜45Dの検出温度に基づいた加熱制御を実行する。
これに対し、冷/温使用(HC運転)とする場合には、制御装置Cは、加温棚装置の数に応じて通電する電気ヒータを決定すると共に、上記の場合と同様に冷却装置Rを運転する。即ち、上から二段目の棚装置12Bのダンパー部材39が操作されて、ダンパーセンサ39Bの閉鎖が検出され、当該棚装置12Bより上側の領域を温蔵使用し、当該棚装置12Bより下方の陳列室11内を冷蔵使用する場合には、制御装置Cは上から二段目の棚装置12Bより上方の棚装置12A及び12Bの電気ヒータ22A、22Bを連続運転又は組み合わせ運転とする。これにより、上から二段目の棚装置12Bより上方の陳列室11内は、冷気供給の停止及び電気ヒータ22A、22Bの通電により加熱領域とされ、温蔵使用とされる。
そして、背面ダクト9内を上昇する冷気は、背面パネル6に形成された連通部40から棚装置12C及び12Bの棚ダクト36内に進入し、棚下冷気吐出口37から陳列室11内下部に向けて吐出される。これにより、棚装置12Bより下方の陳列室11内は、冷気供給により冷却領域とされ冷蔵使用とされる。
また、下から二段目の棚装置12Cのダンパー部材39が操作されてダンパーセンサ39Cの閉鎖が検出され、当該棚装置12Cより上側の領域を温蔵使用し、当該棚装置12Cより下方の陳列室11内を冷蔵使用する場合には、制御装置Cは下から二段目の棚装置12Cより上方の棚装置12A及び12B、12Cの電気ヒータ22A、22B、22Cを連続運転又は組み合わせ運転とする。これにより、下から二段目の棚装置12Cより上方の陳列室11内は、冷気供給の停止及び電気ヒータ22A、22B、22Cの通電により加熱領域とされ、温蔵使用とされる。
そして、背面ダクト9内を上昇する冷気は、背面パネル6に形成された連通部40から棚装置12Cの棚ダクト36内に進入し、棚下冷気吐出口37から陳列室11内下部に向けて吐出される。これにより、棚装置12Cより下方の陳列室11内は、冷気供給により冷却領域とされ冷蔵使用とされる。
以下、図5のタイミングチャートを参照して、下から二段目の棚装置12Cより上側を加熱領域とし、当該棚装置12Cより下方の陳列室11内を冷却領域として使用する場合の各棚装置12A、12B、12Cの電気ヒータ22A、22B、22Cの通電制御について説明する。
まず、制御装置Cは、ステップS4の温度判定において、全ての棚装置12A、12B、12Cに設けられる温度センサ45A〜45Cが検出する棚温度が所定の組み合わせ運転開始温度より低い場合には、全ての電気ヒータ22A、22B、22Cを連続して通電する連続運転を行う。当該組み合わせ運転開始温度は、上述した如き棚の加熱制御に用いられる設定温度に対する下限温度よりも高く、上限温度よりも低い温度であるものとする。
そして、当該連続運転によって、全ての棚装置12A、12B、12Cの温度センサ45A〜45Cが検出する温度が所定の組み合わせ運転開始温度以上に到達すると、制御装置Cは、ステップS5に進み、組み合わせ運転(組み合わせ制御)を行う棚装置を決定する。
本実施例では、一番上の棚装置12Aと上から二段目の棚装置12Bの電気ヒータ22A、22Bを組み合わせ運転し、残りの単一の棚装置12Cは、原則として、当該棚装置12Cの温度センサ45Cが検出する温度に基づき、当該温度が所定の下限温度に達すると、係る棚装置12Cの電気ヒータ22Cの通電を開始し、所定の上限温度に達すると、当該電気ヒータ22Cの通電を停止する単独のON/OFF制御を実行する。
上記組み合わせ運転(制御)では、制御装置Cは、2つの電気ヒータ(この場合電気ヒータ22A、22B)の交互通電を行う。当該組み合わせ運転を開始する際、制御装置Cは、組み合わせ運転を行っている棚装置12A、12Bの内温度の低い方の棚装置の電気ヒータを先に通電する。
図5では、棚装置12A、12Bの温度が上記組み合わせ運転開始温度に到達した時点で棚装置12Bの温度の方が低い。そのため、棚装置12Bの電気ヒータ22Bに通電し、他方の棚装置12Aの電気ヒータ22Aの通電を停止する。
そのため、温度の低い方の棚装置の電気ヒータを先に通電することで、各棚の温度をより高い状態で維持しつつ、ショーケース全体の同時通電電流値を低減した省エネ加熱制御を実現することが可能となる。
本実施例において、制御装置Cは、内蔵されるタイマ48に基づき、組み合わせ運転を開始してからの時間が所定の単位運転時間Tを経過したか否かを判断する。当該単位運転時間Tが経過する度に、制御装置Cは、原則として、通電されている棚装置が所定の上限温度(OFF点)に到達する以前であっても、組み合わせ運転を行っている一方の棚装置の通電されている電気ヒータを通電停止し、他方の棚装置の電気ヒータの通電を開始する。そして、制御装置Cは、当該通電開始から再び単位運転時間Tを計測し、組み合わせ運転を行っている棚装置を交互に加熱する。
ここで、図5の単位運転時間T1に示すように、徐々に棚装置12Bの棚温度が上昇していき、棚装置12Bの温度センサ45Bが検出する温度が所定の上限温度(OFF点)に到達した場合、制御装置Cは、当該単位運転時間T1が経過する以前であっても、上限温度に到達した棚装置12Bの電気ヒータ22Bの通電を停止して、他方の棚装置12Aの電気ヒータ22Aの通電を開始する。
この状態で、上記単位運転時間T1が経過すると、制御装置Cは、前回の単位運転時間T1にて電気ヒータの通電切替があったか否かを判断し、通電切替があった場合には、現在の通電状態を切り替えずに、係る状態のまま再度単位運転時間T2の計測を開始する。尚、前回の単位運転時間T1にて電気ヒータの通電切替がなかった場合には、当該単位運転時間終了後に、組み合わされた電気ヒータの通電を切り替える。
そして、当該単位運転時間T2において、通電されている電気ヒータ22Aによって加熱された棚装置12Aの温度が所定の上限温度(OFF点)に到達すると、上記と同様に、制御装置Cは、当該単位運転時間T2が経過する以前であっても、上限温度に到達した棚装置12Aの電気ヒータ22Aの通電を停止して、他方の棚装置12Bの電気ヒータ22Bの通電を開始する。
制御装置Cは、単位運転時間T3の運転を開始し、当該単位運転時間T3が経過すると、制御装置Cは、棚装置12Bが所定の上限温度(OFF点)に到達する以前であっても、組み合わせ運転を行っている棚装置12Bの通電されている電気ヒータ22Bを通電停止し、他方の棚装置12Aの電気ヒータ22Aの通電を開始する。
その後も、同様に上述したような単位運転時間のカウントと、棚装置の温度が上限温度に到達したか否かによって、係る組み合わせ運転を実行する。
当該組み合わせ運転を行っている場合に、図5に示すように、単位運転時間(この場合T4)が経過した時点で、何れかの(この場合一方の)棚装置の温度が所定の下限温度(上記ON点)、若しくは当該下限温度よりも高く上記組み合わせ運転開始温度より低い所定の組み合わせ運転停止温度にまで降下した場合には、制御装置Cは、当該組み合わせ運転を解除する。
そして、制御装置Cは、それぞれの棚装置12A、12Bについて、各温度センサ45A、45Bが検出する温度に基づき、上記ON/OFF制御(連続運転)を実行する。
これにより、必要以上に棚の温度が低下してしまう不都合を回避することができ、各棚上の商品の適切な加熱制御を実現することができる。
そして、再度、各温度センサ45A、45Bの各温度センサ45A、45Bが検出する温度が所定の組み合わせ運転開始温度以上に到達すると、制御装置Cは、再び組み合わせ運転を開始する。
また、当該組み合わせ運転時において、図5に示すように、単位運転時間(この場合T5)が経過した時点で、組み合わせ運転を実行している棚装置全て、この場合棚装置12A、12Bの温度が上記組み合わせ運転開始温度よりも低下した場合には、制御装置Cは、当該組み合わせ運転を解除せずに、両棚装置12A、12Bの電気ヒータ22A、22Bへの通電を開始する。この際、本実施例では、これ以外にもう一つの棚装置12Cの電気ヒータ22Cを単独でON/OFF制御しているため、当該電気ヒータ22Cへの通電が行われている場合には、全体の通電量を低減すべく、棚装置12A、12Bの両者が同時に通電されている場合のみ、当該電気ヒータ22Cの通電を停止する。
これにより、棚装置の電気ヒータの交互通電により省エネ運転を実行することで、例えば、商品の補充作業などによって、一時的に棚温度が低下してしまう場合であっても、必要に応じて棚の温度が上昇させることができ、棚上の商品の適切な加熱制御を実現することができる。
この場合、制御装置Cは、組み合わせ運転を実行していた何れか一方の棚装置(図5では、棚装置12B)が上記組み合わせ運転開始温度に到達すると、再度タイマ48により単位運転時間のカウントを開始し、組み合わせ運転を行っている棚装置12A、12Bの内温度の低い方の棚装置の電気ヒータを先に通電する。
このように、本発明によれば、各棚装置の温度を所定の下限温度以上を維持しつつ、棚を交互通電することにより、ショーケース1全体に同時に通電される電流値を低減しつつ、各電気ヒータによる各棚上の商品の加熱制御を実現することが可能となる。
そのため、ショーケース全体の省エネ運転を実現することができ、ショーケース全体の最大電流値の低下を図ることができる。
尚、上記実施例では、一番上の棚装置12Aと上から二段目の棚装置12Bの電気ヒータ22A、22Bを組み合わせ運転し、残りの単一の棚装置12Cの電気ヒータ22Cは、単独のON/OFF制御としているが、これに限定されるものではなく、3段全てを上述したような組み合わせ運転としてもよい。
また、上記実施例では、ショーケース1の棚装置の3段を加熱制御し、一段を冷却制御する場合について説明しているが、例えば、上二段を加熱制御し、下二段を冷却制御する場合には、上二段の棚装置12A、12Bについて、上述した如き組み合わせ運転を実行する。また、四段全てを加熱制御する場合には、例えば上二段の棚装置12A、12Bを組み合わせた組み合わせ運転とし、下二段の棚装置12C、12Dを組み合わせた組み合わせ運転としてもよい。
また、各組み合わせ運転開始温度や組み合わせ運転停止温度などの設定温度は、コントロールパネル42により任意に設定可能であるが、これに限定されるものではなく、各電気ヒータへの通電時間や温度勾配などによって随時変更可能としてもよい。
本発明を適用した実施例のショーケースの斜視図である。 図1のショーケースの縦断側面図である。 制御装置の電気ブロック図である。 陳列室内の使用形態判別フローチャートである。 各棚装置の電気ヒータのタイミングチャートである。
符号の説明
R 冷却装置
C 制御装置
1 ショーケース
2 本体
3 断熱壁
11 陳列室
12、12A、12B、12C、12D 棚装置
15 冷却器
17 冷気吸込口
19 冷気循環用送風機
22、22A、22B、22C、22D 電気ヒータ
25 機械室
39A、39B、39C ダンパーセンサ
42 コントロールパネル
44 庫内温度センサ
45A、45B、45C、45D 温度センサ
48 タイマ

Claims (4)

  1. 陳列室内に商品陳列用の棚を複数段架設すると共に、各棚には当該棚上の商品を加熱するための電気ヒータを取り付けて成るショーケースにおいて、
    前記各棚の温度を検出する温度センサと、該温度センサの出力に基づき、所定の上限温度と下限温度の間で前記各棚の電気ヒータの通電を制御する制御装置を備え、
    該制御装置は、全ての前記棚の温度が前記上限温度と下限温度の間の所定の組み合わせ制御開始温度に到達した場合、各棚の電気ヒータを交互に通電する組み合わせ制御を実行することを特徴とするショーケース。
  2. 前記制御装置は、前記組み合わせ制御を開始する際、前記複数段の棚のうち、温度の低い方の前記棚の電気ヒータを先に通電することを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記制御装置は、前記組み合わせ制御を実行しているとき、全ての前記棚の温度が前記組み合わせ制御開始温度より低下した場合、当該全ての棚の電気ヒータに通電することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記制御装置は、前記組み合わせ制御を実行しているとき、何れかの前記棚の温度が前記下限温度、又は、当該下限温度より高く前記組み合わせ制御開始温度より低い所定の組み合わせ制御停止温度まで降下した場合、当該組み合わせ制御を解除することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のショーケース。
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