JP2009233096A - 穿刺支援装置、及び穿刺支援方法 - Google Patents

穿刺支援装置、及び穿刺支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009233096A
JP2009233096A JP2008082752A JP2008082752A JP2009233096A JP 2009233096 A JP2009233096 A JP 2009233096A JP 2008082752 A JP2008082752 A JP 2008082752A JP 2008082752 A JP2008082752 A JP 2008082752A JP 2009233096 A JP2009233096 A JP 2009233096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
puncture
puncture needle
tip
blood vessel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008082752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5215015B2 (ja
Inventor
Masayasu Kumakura
正泰 熊倉
Yoichi Takada
洋一 高田
Shigeharu Oyu
重治 大湯
Yasuo Sakurai
康雄 櫻井
Katsuhiko Fujimoto
克彦 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008082752A priority Critical patent/JP5215015B2/ja
Publication of JP2009233096A publication Critical patent/JP2009233096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5215015B2 publication Critical patent/JP5215015B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】穿刺針の進行方向に存在する血管を表示することで血管を傷つけてしまう危険性を低下させる穿刺支援装置及びその支援方法を提供する。
【解決手段】被検体内をリアルタイムで撮影し、ボリュームデータを取得する。そして、穿刺針の先端の位置及び向き角度を検出し、取得したボリュームデータから、穿刺針の先端の向き角度と直交し且つ穿刺対象の断面像を含む穿刺対象断面画像と、穿刺針の先端の位置から始まる3次元空間を先端の向き角度と直交する面に投影することで血管像を投影した投影画像とを作成し、穿刺針の先端の位置と穿刺対象断面画像と血管像が含まれた投影画像とを座標系を共通にして重畳した重畳画像を作成し、表示手段に、重畳画像を表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検体への穿刺針の挿入の作業と同時に撮影する被検体内のボリュームデータを表示して、穿刺針と穿刺対象との位置関係を視認させることにより、被検体への穿刺針の挿入を支援する穿刺支援装置とその支援方法に関する。
従来より、X線CT装置やMRI装置で被検体内の治療対象をその治療作業と同時に連続的に撮影して画像化する手法が提案されている。具体的には、穿刺針を腫瘍細胞等の穿刺対象に穿刺することで電磁波や赤外線を照射する温熱療法や凍結療法に用いられ、穿刺対象と穿刺針との位置関係のモニタリングにより、この穿刺針による穿刺対象への穿刺を支援する。
穿刺対象と穿刺針との位置関係を表示する手法としては、X線CT装置等により撮影された被検体内の画像から、穿刺対象と穿刺針の先端位置とを含む直交3軸断面画像を作成して表示する手法がある(例えば、「特許文献1」参照。)。術者は、この直交3軸断面画像を参照しながら、穿刺対象と穿刺針の先端の位置合わせを行い、かつこの穿刺対象と穿刺針との間に存在する血管を傷つけないように穿刺針の進行経路を設定する。
特開2007−125240号公報
従来の直交3軸断面画像によるモニタリングによると、穿刺針の進行経路の事前シミュレートに精度が求められる。そして、このシミュレートした経路から穿刺針が外れてしまった場合、穿刺を継続するには再度シミュレートした経路に戻る必要がある。これは、穿刺対象と穿刺針の先端位置とを含む直交3軸断面画像では、この画像上に位置しない穿刺針の進行方向に存在する血管の走行情報は得ることができず、事前にシミュレートした経路以外では、血管の早期発見及び回避が困難であり、血管を傷つけてしまう危険性が高まるからである。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、穿刺針の進行方向に存在する血管を表示することで血管を傷つけてしまう危険性を低下させる穿刺支援装置及びその支援方法を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1記載の発明に係る穿刺支援装置は、被検体に挿入される穿刺針と穿刺対象とを含む3次元空間を連続撮影して該3次元空間のボリュームデータを出力するスキャナを有し、又はこのスキャナと接続される穿刺支援装置であって、前記穿刺針の先端の位置及び向き角度を検出する検出手段と、前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端が向く方向と直交し且つ前記穿刺対象の断面像を含む穿刺対象断面画像を作成する断面画像作成手段と、前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端の位置から始まり且つ前記向き角度の方向に所定の厚みを有する3次元空間を前記向き角度と直交する面に投影することで、この3次元空間に含まれる血管像が投影された投影画像を作成する投影画像作成手段と、前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象断面画像と前記血管像が含まれた前記投影画像とを座標系を共通にして重畳した重畳画像を作成する重畳手段と、前記重畳手段で作成された前記重畳画像を表示する表示手段と、を備えること、を特徴とする。
前記穿刺針の先端から延ばした前記向き角度の方向への延長線と前記血管像との重なりを判断する判断手段と、前記判断手段により前記延長線と前記血管像とが重なると判断されると、警報を発する警報手段と、を更に備えるようにしてもよい(請求項2記載の発明に相当)。
前記判断手段は、前記重畳画像上での前記穿刺針の先端の位置と前記血管像との位置関係に基づき前記重なりを判断するようにしてもよい(請求項3記載の発明に相当)。
前記穿刺針の進行速度を取得する進行速度取得手段を更に備え、前記投影画像作成手段は、前記穿刺針の前記進行速度に比例した前記厚みの前記3次元空間を投影して前記投影画像を作成するようにしてもよい(請求項4記載の発明に相当)。
前記投影画像作成手段は、更に予め定められた範囲の周囲領域に前記投影された血管像を拡張することで、前記投影画像を作成するようにしてもよい(請求項5記載の発明に相当)。
前記警報手段の警報を受けて、前記穿刺針の進行を阻止する制動手段をさらに備えるようにしてもよい(請求項6記載の発明に相当)。
前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象との距離が所定以内に到達すると前記穿刺針の接近を通知する接近通知手段と、をさらに備え、前記断面画像作成手段は、前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象とを含む断面である穿刺針断面画像を作成し、前記接近通知手段は、前記穿刺針断面画像に基づいて、前記先端の像と前記穿刺対象の像とが所定距離以内であると前記接近を通知するようにしてもよい(請求項7記載の発明に相当)。
前記穿刺針を把持すると共に、操作者の操作に応じて前記穿刺針の方向を変更可能な把持手段と、前記穿刺針の方向をロックして進行させる駆動手段と、前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象との距離が所定以内に到達すると、前記穿刺針の進行を阻止する制動手段と、をさらに備えるようにしてもよい(請求項8記載の発明に相当)。
前記断面画像作成手段は、前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の向く方向と直交し且つ前記穿刺針の先端若しくはその近傍を含む針先端断面画像を更に作成し、前記重畳手段は、前記針先端断面画像を更に重畳した前記重畳画像を作成するようにしてもよい(請求項9記載の発明に相当)。
前記投影画像作成手段は、前記ボリュームデータに基づき、前記所定の厚みを有する3次元空間を前記記穿刺針の先端が向く方向に沿い且つ互いに直交する平面に投影することで、この3次元空間に含まれる血管像が投影された2枚の投影画像を更に作成し、前記表示手段は、前記重畳画像と共に前記2枚の投影画像を表示するようにしてもよい(請求項10記載の発明に相当)。
前記検出手段は、前記ボリュームデータから前記穿刺針の像を抽出し、抽出した前記穿刺針の像に基づき、前記穿刺針の先端の位置及び向き角度を検出するようにしてもよい(請求項11記載の発明に相当)。
前記穿刺針が進行する方向と直交するX及びY軸の方向を定義するマーカを更に備え、
スキャナは、前記マーカを更に含む3次元空間を連続撮影し、前記表示手段は、前記ボリュームデータに存在する前記マーカの像で定義されたX及びY軸の座標系に従った向きで前記重畳画像を表示するようにしてもよい(請求項12記載の発明に相当)。
前記進行速度取得手段は、撮影時刻が異なる2つの前記ボリュームデータのそれぞれに基づいて検出された前記穿刺針の先端の各位置、及び前記2つの前記ボリュームデータの撮影時刻の間隔に基づき、前記穿刺針の前記進行速度を算出するようにしてもよい(請求項13記載の発明に相当)。
上記課題を解決する請求項14記載の発明に係る穿刺支援方法は、被検体に挿入される穿刺針と穿刺対象とを含む3次元空間を連続撮影して得られるボリュームデータに基づく穿刺の状態を示す画像を表示手段に表示することで穿刺を支援する穿刺支援方法であって、前記穿刺針の先端の位置及び向き角度を検出し、前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端が向く方向と直交し且つ前記穿刺対象の断面像を含む穿刺対象断面画像を作成し、前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端の位置から始まり且つ前記向き角度の方向に所定の厚みを有する3次元空間を前記向き角度と直交する面に投影することで、この3次元空間に含まれる血管像が投影された投影画像を作成し、前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象断面画像と前記血管像が含まれた前記投影画像とを座標系を共通にして重畳した重畳画像を作成し、前記表示手段に、前記画像処理手段で作成された前記重畳画像を表示させることを特徴とする。
本発明によれば、術者は、穿刺針の先端の位置と穿刺対象とを含む断面画像のみでは知ることが困難であった穿刺針の先端が向く方向に存在する血管の走行情報を取得することが可能となり、血管を傷つけてしまう危険性が低下する。また、この血管の走行情報を取得することで、事前にシミュレートした経路から血管を避けて穿刺針を進行させることが容易となり、再シミュレートする必要もなく、術者の作業効率が向上する。
また、投影画像や穿刺対象断面像等を別々に表示するのではなく、座標系を共通にして重畳して表示するため、術者は頭の中で3次元的な位置関係を構築する作業が必要がなく、作業効率が向上する。
本発明に係る穿刺支援装置1とその支援方法の好適な実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、穿刺支援装置1の構成を示す構成図である。
穿刺支援装置1は、被検体への穿刺針100の挿入を支援する装置である。この穿刺支援装置1は、穿刺針100の挿入方向を固定すると共に、穿刺対象と穿刺針100の先端の位置とその間に存在する血管との位置関係を示す被検体内画像360(図4参照)を表示する。この穿刺支援装置1は、把持装置2と画像処理装置3とモニタ5と警報処理装置4と入力デバイス6から構成される。
把持装置2は、穿刺針100を把持し、挿入方向を固定する。画像処理装置3は、被検体内画像360を作成する。モニタ5は、画像処理装置3で作成された被検体内画像360を表示する。このモニタ5は、穿刺針100の挿入作業と被検体内画像360の観察作業とを並行できるように把持装置2の脇に設置される。警報処理装置4は、穿刺針100の先端が向く方向の延長線上に血管が存在するかの判断、即ち穿刺針100による血管損傷の危険性の判断を行い、血管損傷の危険性が存在する場合には警告を通知する。
画像処理装置3が作成する被検体内画像360は、術者の穿刺作業と並行して撮影される被検体内のボリュームデータ300(図3参照)から作成される。穿刺支援装置1は、被検体を撮影するスキャナ200を有し、または外部機器であるスキャナ200と信号線を介して電気的に接続されている。スキャナ200は、術者による穿刺作業と並行して、被検体内の穿刺対象を含む3次元空間を連続的に撮影する。スキャナ200は、例えば、X線CT装置やMRI装置である。スキャナ200は、術者により入力デバイス6を用いてスキャン領域が入力されることで、このスキャン領域をスキャンし、穿刺対象を含む3次元空間を反映するボリュームデータ300を取得する。画像処理装置3は、このボリュームデータ300に各種のレンダリング処理を施すことで、被検体内画像360を作成する。
以下、この穿刺支援装置1による穿刺針100の把持、被検体内画像360の作成、及び血管損傷の危険性判断について順に説明する。
まず、穿刺針100を把持する構成を詳細に説明する。図2は、把持装置2の構成を示す外観上面図である。
把持装置2は、枠体21内にガイドリング22を配置し、このガイドリング22を枠体21の内壁から延びる4方向のアーム23により支持することで構成されている。
ガイドリング22は、両端が開口した筒形状を有し、筒の内径が穿刺針100の外径と略同一となっている。穿刺針100は、このガイドリング22に挿入されて、筒が向く方向に摺動可能に把持される。
ガイドリング22の周囲には、X軸マーカ25とY軸マーカ24が設けられている。X軸マーカ25とY軸マーカ24は、スキャナ200により撮影される3次元空間内に存在するようにその設置位置が調整されている。X軸マーカ25及びY軸マーカ24は、スキャンにより撮影可能な素材で形成されており、例えば鉛等の金属製である。
このX軸マーカ25とY軸マーカ24は、ボリュームデータ300の座標系のうちのX軸とY軸とを規定する。後述するように、穿刺針100の先端の向き角度323(図3参照)がZ軸として規定される。Y軸マーカ24は、例えば、ガイドリング22を挟んで対向する一対の三角形状体である。一対の三角形状体の頂点を結んだ方向がY軸として規定される。X軸は、Y軸と直交する一つの三角形状体である。Y軸と直交し、且つこの三角系形状体の頂点を通る方向がX軸として規定される。
アーム23は、ガイドリング22の外周囲を先端で支持する。アーム23の後端は、枠体21の内壁に支持されている。アーム23の先端及び後端には、図示しないベアリングが設けられており、それぞれのアーム23が独立して向きを変えることが可能となっている。このアーム23は、2重筒形状を有し、内筒が外筒に対して所定範囲で出没可能となっている。
この把持装置2では、ガイドリング22に穿刺針100を挿入し、各アーム23の長さ及び向きを調整することで、穿刺針100の枠体21平面に対する角度付けが可能となっている。換言すると、穿刺針100の向き角度323の変更が可能となっている。
また、ガイドリング22の側面には、ボルト26aが取り付けられている。このボルト26aは、ガイドリング22の筒内へ出没自在に取り付けられている。ボルト26aは、ネジ溝が刻み込まれ、モータ26bにより回転するナット(図示せず)に嵌め込まれている。ボルト26aとナット及びモータ26bは、穿刺針100の進行を阻止する制動機構26となる。モータ26bを回転させることでボルト26aをガイドリング22の筒内へ突出させると、ボルト26aの先端と穿刺針100の側面とが当接し、穿刺針100の進行が阻止される。
また、アーム23の外筒と内筒との間には、図示しない電磁ロック機構が設けられ、内筒が外筒に固定されることによりアーム23の長さが固定され、伴ってその向きも固定される。これにより穿刺針100の進行方向が固定される。
術者は、ガイドリング22に穿刺針100を挿入して、被検体内画像360を参照しながらアーム23の長さ及び向きを変更し、穿刺針100の向き角度323を決定する。そして、術者は、電磁ロック機構を作動させることで穿刺針100の向き角度323を固定し、穿刺針100を被検体内に挿入する方向に進行させ、又は被検体内から抜き出す方向へ後退させる。また、把持装置2は、警報処理装置4から血管損傷の危険性を示す警報信号を受け取ると、制動機構26を作動させ、穿刺針100の進行を阻止する。
被検体内画像360の作成について詳細に説明する。図3は、画像処理装置3が作成する被検体内画像360の作成概念を説明する図である。図4は、作成された被検体内画像360を示す図である。
スキャナ200が出力したボリュームデータ300には、穿刺対象像310と穿刺針100の像(以下、穿刺針像320)とその間に存在する血管像330を表すボクセルデータが含まれている。画像処理装置3は、このボリュームデータ300から、穿刺対象断面画像311と血管投影画像331と針先端断面画像321とを作成し、これら画像を穿刺針100の先端位置322を画像中心とした共通の座標系で重畳する。重畳された画像は、穿刺針100の先端位置322と穿刺対象像310とその間の経路上空間350(3次元空間)に存在する血管像330との位置関係が表される被検体内画像360となる。
穿刺対象断面画像311は、穿刺対象を含み、且つ穿刺針100の先端の向き角度323と直交する断面の画像である。血管投影画像331は、穿刺針100の先端位置322(近傍を含む)から始まり且つ穿刺針100の向き角度323の方向に所定の厚み351を有する経路上空間350の投影画像である。この投影画像は、穿刺針100の先端の向き角度323と直交する面に投影される。また、この投影画像には、その経路上空間350に存在する血管像330を強調するための血管像330の強調処理と、強調した血管像330を規定の距離まで周囲領域332に拡張する領域拡張処理が施される。針先端断面画像321は、穿刺針100の先端位置322を含み、且つ穿刺針100の先端の向き角度323と直交する断面の画像である。
穿刺対象断面画像311と血管投影画像331と針先端断面画像321は、図4に示すように、被検体内画像360の中心を原点、即ち穿刺針100の先端位置322を中心にして、Y軸マーカ24の像が示す方向をY軸、X軸マーカ25の像が示す方向をX軸とする座標系で位置関係が規定されて重畳される。重畳により作成された被検体内画像360の中心には、円図形で穿刺針の先端の位置を表した穿刺針領域324を書き込む。この被検体内画像360は、穿刺針100の先端の向き角度323と直交する各断面画像及び投影画像を重畳した画像であるから、先端の向き角度323の延長線上に存在する血管の走行情報が画像化されている。
血管投影画像331として投影される経路上空間350の厚み351は、穿刺針100の進行速度に比例する。画像処理装置3は、穿刺針100の進行速度を算出して、その進行速度に比例した厚み351の経路上空間350を投影する。
また、画像処理装置3は、ボリュームデータ300から、穿刺針100の先端の向き角度323の方向を含み、かつ互いに直交する平面に経路上空間350を投影して血管強調処理及び領域拡張処理をしたYZ平面及びXZ平面への血管投影画像341,342を作成する。
画像処理装置3は、作成した被検体内画像360とYZ平面及びXZ平面への血管投影画像341,342をモニタ5に表示させる。
図5は、このような画像処理装置3の詳細構成を示すブロック図である。
画像処理装置3は、位置方向検出部31と断面変換処理部32と進行速度取得部33と最大値投影処理部34と重畳処理部35と表示制御部36とを備える。この各構成は、専用の回路によって実現してもよいし、画像処理装置3を所謂コンピュータで構成して画像処理のプログラムを実行するようにして機能的に実現してもよい。
位置方向検出部31は、穿刺針100の先端位置322及び向き角度323、並びに穿刺対象の位置を検出する。
穿刺針100の先端位置322の検出では、まず、ボリュームデータ300から穿刺針像320を表すボクセルデータを特定する。穿刺針100は金属製であるため、その穿刺針像320はボクセル値が高い。穿刺針像320のボクセルデータが有するボクセル値以上とそれ以外とを分ける閾値を用いてボリュームデータ300を2値化すると、穿刺針像320を表すボクセルデータが強調される。この穿刺針像320を表すボクセルデータの並びを細線化し、細線化したボクセルデータの先端に位置するボクセルデータの座標値を穿刺針100の先端位置322を示す先端位置情報、換言すると原点情報として取得する。
穿刺針100の向きの検出では、まず、細線化したボクセルデータの並びから、先端位置322に位置するボクセルデータの座標値と、この先端位置322に位置するボクセルデータから所定距離離れたボクセルデータの座標値とを取得する。そして、これら座標値を通るベクトルを算出し、このベクトルを穿刺針100の先端の向き角度323を示す先端向き角度情報、換言するとZ軸情報とする。
穿刺対象の位置の検出では、まず、撮影された三次元空間の各断面の画像を後述する表示制御部36を介してモニタ5に表示させる。スキャナ200から出力されるボリュームデータ300は、三次元空間の各断面のデータを再構成処理して得られた各断面の画像の集合である。位置方向検出部31は、ボリュームデータ300からこの各断面の画像をモニタ5に表示させる。そして、位置方向検出部31は、このモニタ5を参照しながら術者により指定された穿刺対象の像の重心位置を穿刺対象位置情報として取得する。
穿刺対象の像の指定では、術者がマウス等のカーソル操作が可能な入力デバイス6を用いて、モニタ5に表示されている何れかの断面の画像上の一点を指定する。一点が指定されると、位置方向検出部31は、その一点を含む像をボリュームデータ300から抽出し、抽出した像の重心を算出する。像の抽出処理では、指定された一点と同一範囲にあるボクセル値を有し、且つ指定された一点と連続する範囲のボクセルデータを抽出する。
また、位置方向検出部31は、Y軸情報及びZ軸情報を取得する。ボリュームデータ300からY軸マーカ24の像とZ軸マーカの像を特定し、Y軸マーカ24の像の頂点同士を結んだ直線のベクトルをY軸情報とする。また、Y軸情報が示すベクトルの方向と直交し、X軸マーカ25の頂点を通る直線のベクトルをX軸情報とする。
断面変換処理部32は、ボリュームデータ300のMPR(multi-planar reconstruction)処理を行うことで、穿刺対象断面画像311と針先端断面画像321とを作成する。
穿刺対象断面画像311の作成では、まず、穿刺対象位置情報が示す位置を含み且つ先端向き角度情報が示す方向と直交する断面の画像を、ボリュームデータ300をMPR処理することで作成し、その画像を穿刺対象断面画像311とする。
針先端断面画像321の作成では、先端位置情報が示す位置を含み且つ先端向き角度情報が示す方向と直交する断面の画像を、ボリュームデータ300をMPR処理することで作成し、針先端断面画像321とする。
進行速度取得部33は、進行速度に比例した厚み351の血管投影画像331を作成する前処理として、穿刺針100の進行速度を取得する。この進行速度取得部33は、最新のボリュームデータ300から取得された先端位置情報が示す先端位置322と、その前の撮影時刻で取得されたボリュームデータ300から取得された先端位置情報が示す先端位置322との距離を算出し、2つのボリュームデータ300の撮影時間の間隔で除することで進行速度情報を取得する。
最大値投影処理部34は、ボリュームデータ300のMIP(maximum intensity projection)処理と血管強調処理と領域拡張処理を行うことで、穿刺針100の進行速度に比例した厚み351の経路上空間350を投影して血管像330を強調した血管投影画像331を作成する。例えば、算出された進行速度で穿刺針100が3秒間等の所定時間内に進む距離を厚み351の値とする。また、例えば、30mm等の最低厚を設けてもよい。
ボリュームデータ300のMIP処理では、最大値投影処理部34は、先端位置情報が示す位置から先端向き角度情報が示す方向に厚み351を有する経路上空間350を、先端向き角度情報が示す方向と直交する平面に投影するMIP処理を行うことで、最大値投影画像を作成する。即ち、MIP処理では、穿刺針100と穿刺対象との間に存在する所定厚の3次元空間を画像化する。MIP処理する厚み351は、進行速度に定数を乗じた値とする。
血管強調処理では、最大値投影画像を2値化して血管像330を強調する。血管像330は、画素値が高いため、この血管像330を表す画素値とそれ以外とを区分けする閾値を用いて最大値投影画像を2値化する。即ち、血管強調処理では、穿刺針100と穿刺対象との間に存在する血管を明瞭化する。
ここで、一般的に、血流の流れがある血管内を表すボクセルデータはボクセル値が高いが、血管の壁部や狭窄部位を表すボクセルデータのボクセル値はそれよりも低い値となる。そのため、最大値投影画像に血管壁部や狭窄部位が写らないおそれや、また血管像330の強調処理によりこの血管壁部や狭窄部位が除去されてしまうおそれがある。そこで、領域拡張処理では、特定された血管像330をその周囲に規定の画素分だけ拡張する。即ち、血管損傷の危険があると予測される予測領域を周囲領域332に拡張する。規定の画素が並ぶ距離は、少なくとも血管壁部の厚み以上とする。特に断らない限り、血管像330とその周囲領域332とを合わせた領域を単に血管像330という。
また、最大値投影処理部34は、経路上空間350をY軸情報と先端向き角度情報とが示すYZ平面に投影するMIP処理を行い、さらに血管強調処理及び領域拡張処理を行うことで、YZ平面への血管投影画像342を作成する。また、経路上空間350をX軸情報と先端向き角度情報とが示すXZ平面に投影するMIP処理を行い、さらに血管強調処理及び領域拡張処理を行うことで、XZ平面への血管投影画像341を作成する。
重畳処理部35は、穿刺針100の先端位置322と穿刺対象断面画像311と針先端断面画像321と血管投影画像331とを座標系を共通にして重畳することで被検体内画像360を作成する。
この重畳処理では、穿刺対象断面画像311と針先端断面画像321と血管投影画像331をそれぞれ、先端位置情報が示す位置を原点とし、Y軸情報が示す方向をY軸、及びX軸情報が示す方向をX軸とした座標系にマッピングする。そして、穿刺対象断面画像311と針先端断面画像321と血管投影画像331とを原点位置を画像の中心にして重畳する。穿刺対象断面画像311と針先端断面画像321と血管投影画像331とを重畳すると、画像の中心に穿刺針領域324を書き込む。穿刺針領域324は、穿刺針100の先端の径を示す円図形である。円図形の径は、予め定められ、この定められた径を有する円図形を被検体内画像360の中心に書き込む。
表示制御部36は、被検体内画像360を含む画面の画像を作成し、モニタ5に表示させる。
図6は、モニタ5に表示される画面を示す模式図である。表示制御部36は、被検体内画像360と、YZ平面への血管投影画像342と、XZ平面への血管投影画像341とを並べた画面の画像を作成し、モニタ5に出力する。
画面の作成では、Y軸方向をモニタ5の上下方向、X軸方向をモニタ5の左右方向に規定して、被検体内画像360を中心に配置し、被検体内画像360の左右何れかにYZ平面への血管投影画像342を配し、被検体内画像360の上下何れかにXZ平面への血管投影画像341を配置する。先端位置情報が示す位置と穿刺対象断面画像311との距離を示す距離情報を算出し、被検体内画像360とYZ平面への血管投影画像342の画面上の離間距離と、被検体内画像360とXZ平面への血管投影画像341の画面上の離間距離とを、距離情報と比例する距離だけ離して配置する。
次に、血管損傷の危険性判断について説明する。図7は、警報処理装置4の詳細な構成を示す構成図である。警報処理装置4は、判断部41と警告通知部42とを有する。
判断部41は、穿刺針100の進行による血管損傷の危険性を判断する。この判断部41は、穿刺針100の先端の向き角度323の延長線と血管との重なりを検知する。警告通知部42は、判断部41により、重なりが検知されると、警報信号を生成し、画像処理装置3の表示制御部36及び把持装置2に出力する。
判断部41は、被検体内画像360を判断材料とする。図8は、被検体内画像360の各種の態様を示す図である。判断部41による判断処理の一例として、判断部41は、被検体内画像360に存在する血管像330と穿刺針100の先端位置322の位置関係を判断する。穿刺針100の先端位置322は、被検体内画像360に書き込まれた原点を中心とする円図形の範囲である。被検体内画像360は、穿刺針100の先端の向き角度323と直交しているため、図8の(a)に示すように血管像330を表す領域と穿刺針領域324が示す円図形の一部とが重複していると、重なりとして検知される。一方、図8の(b)に示すように血管像330を表す領域内に穿刺針領域324が示す円図形がなければ、重なりは検知されない。
判断部41による重なりの検知では、まず、血管像330の領域を示す血管領域情報を取得する。判断部41は、画像処理装置3の最大値投影処理部34で2値化及び拡張処理されることにより作成された血管投影画像331から血管像330を示す画素値を有する画素を画像上の走査により特定する。そして、特定された各画素の座標が原点から所定範囲内の座標であるか判断する。所定範囲内としては、穿刺針領域324である円図形の径の範囲内を構成する画素の座標値である。判断の結果、特定された画素の何れかが原点から所定範囲内にあることを示す場合には、重なりの検知となる。
尚、先端向き角度情報が示す向きを中心軸とした所定径の延長線の式を生成し、この延長線の式に血管像330の領域を構成する各画素の座標値を当てはめた場合に、当該延長線の式が成立するか否かにより重なりを検出してもよい。
警告通知部42は、判断部41により重なりが検出されると、表示制御部36を介してモニタ5に警告メッセージを表示させる。警告メッセージは、血管損傷の危険がある旨を示す文字列である。また、警告通知部42は、判断部41により重なりが検出されると、把持装置2に警報信号を出力する。把持装置2は、この警報信号の入力を契機に制動機構26を作動させて穿刺針100の進行を阻止する。警告メッセージや穿刺針100の制動の他、穿刺支援装置1にスピーカを備え、音により警告を通知するようにしてもよい。
このような穿刺支援装置1の被検体内画像360の生成から警報までの動作を説明する。図9は、被検体内画像360の生成から警報までの動作を示すフローチャートである。
まず、術者は、穿刺対象を含む領域のスキャン開始を要求する信号をスキャナ200に入力する操作を行う(S01)。この操作では、術者は、スキャン領域が穿刺対象を含む範囲になるようにパラメータを入力し、スキャン領域の連続撮影を要求する操作を行った後、開始ボタンの押下等の操作を行う。この一連の操作がなされると、スキャナ200に開始を要求する信号が入力される。
開始を要求する信号が入力されたスキャナ200は、穿刺対象を含む3次元空間を撮影し、この3次元空間を反映したボリュームデータ300を画像処理装置3に出力する(S02)。
画像処理装置3は、最初にボリュームデータ300が入力されると、ボリュームデータ300に含まれる各断面の画像をモニタ5に表示させる(S03)。術者が、モニタ5を参照しながら、入力デバイス6を用いて穿刺対象を指定すると(S04)、位置方向検出部31は、指定された一点を含む穿刺対象の穿刺対象位置情報を取得する(S05)。
術者が穿刺支援の開始を要求する操作を行うと(S06)、穿刺対象を含む3次元空間の連続撮影を開始し、連続的にボリュームデータ300を画像処理装置3に出力する(S07)。
画像処理装置3の位置方向検出部31は、穿刺支援の開始要求後に出力された最新のボリュームデータ300から先端位置情報と先端向き角度情報とX軸情報とY軸情報とを取得する(S08,S09,S10)。
先端位置情報等が取得されると、進行速度取得部33は、最新のボリュームデータ300とその前の撮影時刻のボリュームデータ300とから検出されたそれぞれの先端位置情報、及び2つのボリュームデータ300の撮影時刻の差とを用いて、穿刺針100の進行速度を算出する(S11)。
また、先端位置情報等が取得されると、断面変換処理部32は、最新のボリュームデータ300をMPR処理することで、穿刺対象位置情報が示す位置を含み且つ先端向き角度情報が示す方向と直交する穿刺対象断面画像311を作成する(S12)。さらに、断面変換処理部32は、最新のボリュームデータ300をMPR処理することで、先端位置情報が示す位置を含み且つ先端向き角度情報が示す方向と直交する針先端断面画像321を作成する(S13)。
穿刺針100の進行速度が算出されると、最大値投影処理部34は、先端位置情報が示す位置から始まり且つ先端向き角度情報が示す方向に進行速度に比例した厚み351を有する経路上空間350を、先端向き角度情報が示す方向と直交する面に投影した投影画像の作成を、ボリュームデータ300のMIP処理により行う(S14)。
投影画像を作成すると、最大値投影処理部34は、作成した投影画像に血管強調処理を行い(S15)、更に血管像330の周囲領域332への拡張処理を行う(S16)。
さらに、最大値投影処理部34は、ボリュームデータ300に対するMIP処理と血管強調処理と領域拡張処理をすることにより、経路上空間350のXZ平面及びYZ平面への血管投影画像341,342を作成する(S17)。
穿刺対象断面画像311と針先端断面画像321とXY平面への血管投影画像331とが作成されると、重畳処理部35は、穿刺対象断面画像311と針先端断面画像321とXY平面への血管投影画像331とを重畳して被検体内画像360を作成する(S18)。この重畳処理では、先端位置情報が示す位置を画像の中心とし、X軸情報及びY軸情報とで規定される座標系で重畳することで、被検体内画像360を作成する。また、被検体内画像360の中心には、穿刺針領域324を示す円図形を書き入れる。
被検体内画像360が作成されると、表示制御部36は、被検体内画像360とXZ平面及びYZ平面への血管投影画像341,342とを並べた画面の画像を作成し、モニタ5に表示させる(S19)。
また、被検体内画像360が作成されると、警報処理装置4の判断部41は、穿刺針領域324が示す原点を中心とした円図形の範囲内と、被検体内画像360の存在する血管像330とが一部でも重なるか判断する(S20)。重なることが検知されると、警告通知部42は、モニタ5に警報メッセージを表示させると共に、警報信号を把持装置2に出力する(S21)。
把持装置2は、警報信号が入力されると、制動機構26を作動させることにより、穿刺針100の進行を阻止する(S22)。
一方、重なりが検知されなかったことにより、S21の警報メッセージや穿刺針100の進行阻止といった警告が通知されなければ、術者は、電磁ロックを作動させて穿刺針100の向きを固定し(S23)、穿刺針100に外力を与えて穿刺針100を進行させる(S24)。一方、S21の警告が通知されることにより制動機構26が作動して穿刺針100の進行が阻止されると、術者は、制動機構26による制動動作を手動で解除してから、穿刺針100の経路を変更するために、穿刺針100を一端後退させ、更に把持装置2のアーム23の長さや向きを変更させることで穿刺針100が向く角度を変更する(S25)。
以降、スキャナ200によりスキャンがなされてボリュームデータ300が出力されるたびに(S07)、S08〜S22を繰り返して被検体内画像360の更新及び警告の判断を行い、その度に術者によりS23〜S25の作業がなされる。
以上のように、本実施形態の穿刺支援装置1及び穿刺支援方法では、スキャナ200により出力されたボリュームデータ300から、穿刺針100の先端位置322と、この先端の向き角度323と直交する穿刺対象像310と、穿刺針100の先端の向き角度323の方向に存在する血管像330とを座標系を共通にして重畳した被検体内画像360を作成し、モニタ5に表示させるようにした。
これにより、術者は、穿刺針100の先端位置322と穿刺対象像310とを含む断面画像のみでは知ることが困難であった穿刺針100の先端の向き角度323の方向に存在する血管の走行情報を取得することが可能となり、血管を傷つけてしまう危険性が低下する。また、この血管の走行情報を取得することで、事前にシミュレートした経路から血管を避けて穿刺針100を進行させることが容易となり、再シミュレートの必要がなく、術者の作業効率が向上する。また、血管投影画像331や穿刺対象断面像等を別々に表示するのではなく、座標系を共通にして重畳して表示するため、術者は頭の中で3次元的な位置関係を構築する必要がなく、作業効率が向上する。
被検体内画像360には、穿刺針100の先端から所定の厚み351を有する空間に存在する血管の像が重畳される。従って、血管の像を投影により表現しても血管と穿刺針100の先端との距離感をつかむことができ、穿刺針100をどの程度進行させれば血管を損傷させてしまうのかを術者の判断に委ねることがなく、血管損傷の危険性が低下する。
本実施形態の穿刺支援装置1及び穿刺支援方法では、穿刺針100の先端位置322と向き角度323及び血管の領域を示す情報とから、またはこれら情報が含まれた被検体内画像360から、穿刺針100の先端の向き角度323の方向への延長線と血管像330との重なりを判断し、重なると判断されれば警報を通知する。これにより、血管を損傷させてしまう危険性を回避できる可能性が高まる。
警報の通知方法としては、穿刺針100の被検体への進行を制動機構26により阻止するようにしてもよい。これにより、血管を損傷させてしまう危険性を回避できる可能性が更に高まる。
また、本実施形態の穿刺支援装置1及び穿刺支援方法では、穿刺針100の先端又はその近傍を一面として穿刺針100の進行速度に比例した厚み351を有する3次元空間を投影した血管投影画像331を作成して、被検体内画像360に重畳する。これにより、穿刺針100の進行速度が速くとも、血管を損傷させる危険性を察知してからその危険性を回避する対処の時間を十分にとることができ、血管損傷の可能性の低下と術者の作業速度の向上を両立させることができる。
また、本実施形態の穿刺支援装置1及び穿刺支援方法では、血管像330から規定距離にある周囲領域332に像の領域を拡張して血管投影画像331を作成する。これにより、投影像に血管の壁部や狭窄部位が写らなくとも、この血管の壁部や狭窄部位を傷つける可能性は低下する。
この穿刺支援装置1では、以上のように、術者による穿刺針100の進行方向の決定を支援するべく、被検体内画像360の表示や、それに加えて血管損傷の危険性判断を行うが、その他にも、穿刺針100の挿入を支援する機構を有するようにしてもよい。
図10は、穿刺針100の進行を支援する場合の穿刺支援装置1の構成を示す構成図である。この穿刺支援装置1は、穿刺針100の進行制御装置7を更に備える。
進行制御装置7は、穿刺針100を自動的に進行させ、穿刺針100の先端と穿刺対象とが所定距離内に達すると進行を停止させる。把持装置2には、更に図示しない油圧ピストン等で構成される駆動機構が備えられている。油圧ピストンは、穿刺針100の後端に圧力を与えて穿刺針100を進行させる。進行制御装置7は、この駆動機構と制動機構26の作動を制御して穿刺針100を進行又は停止させる。
この進行制御装置7は、位置方向検出部31が取得した穿刺対象位置情報と先端位置情報とを受信する。そして、穿刺対象位置情報が示す位置と先端位置情報が示す位置との距離を算出し、算出した距離が予め定めた所定距離以内であれば、制動機構26を制御して穿刺針100の進行を停止させる。また、算出した距離が予め定めた所定距離以内でなければ、駆動機構の作動を続行させ、穿刺針100の進行を継続させる。穿刺針100の進行を停止させる際には、表示制御部36を介してモニタ5に接近通知メッセージを表示させたり、スピーカに接近通知音を出力させたりする。
予め定めた所定距離は、支援開始操作がなされたときの穿刺針100の先端と穿刺対象との距離に対する所定の割合から算出される値、又は予め記憶している10mm等の値である。
この穿刺針100の進行の支援を行う場合の穿刺支援装置1の動作を図11に示す。尚、S25までは、図9に示した動作と同一につき詳細な説明を省略し、この実施形態に特有の動作であるS31から説明する。
術者は、被検体内画像360が表示されると(S19)、この被検体内画像360や警報信号の出力(S21)とともに表示された警告メッセージを参照して、アーム23の長さや向きを調整することで、穿刺針100の進行経路を決定し(S31)、入力デバイス6を用いて穿刺針100の進行開始操作を行う(S32)。
進行開始操作が入力されると、進行制御装置7は、穿刺対象位置情報と先端位置情報とで示される穿刺対象と穿刺針100の先端位置322との距離を算出し(S33)、算出した距離が所定距離以内でなければ(S34)、把持装置2の駆動機構を作動させる進行信号を出力して穿刺針100の進行を要求し、把持装置2は、進行信号が入力されると駆動機構を作動させ、穿刺針100を進行させる(S35)。この穿刺支援装置1では、ボリュームデータ300が出力されるたびにS08〜S25とS31〜S35を繰り返す。
一方、算出した距離が所定距離以内に到達すると(S36)、進行制御装置7は、把持装置2の制動機構26を作動させる阻止信号を出力して穿刺針100の進行の停止を要求し、同時にモニタ5に接近通知メッセージを表示させる(S37)、把持装置2は、阻止信号が入力されると制動機構26を作動させ、穿刺針100の進行を停止させる(S22)。
この後、残りの距離は、術者の手動により穿刺針100が穿刺対象に向けて挿入される。この自動進行の間も被検体内画像360が更新される毎に血管損傷の危険性判断を行い、危険性があると穿刺針100の進行を停止させる。そして、術者により進路変更が行われて、進行開始操作が行われると、当初算出した所定距離に接近するまで再び自動進行の制御を行う。このように、穿刺針100の挿入を支援する機構によると、術者による作業効率が更に向上する。
尚、術者による手動で穿刺針100を進行させる場合であっても、穿刺針100の先端と穿刺対象との距離を算出し、所定距離内に到達すれば、接近通知を行い、また制動機構26を制御して穿刺針100の進行を阻止させるようにしてもよい。
また、被検体内画像360の作成では、重畳させたときに表示させる画像に優先順位をつけて血管の走行情報を詳細化し、距離感を向上させるようにしてもよい。例えば、重畳処理部35は、血管投影画像331よりも針先端断面画像321を優先して描画し、且つ血管投影画像331と針先端断面画像321を描画するときの色調を区分けする。
具体的には、血管投影画像331は赤、針先端断面画像321はグレーで表示する。これら画像は全て階調画像とし、各画像の画素値から赤、緑、青の3つのパラメータを持つ色を決定する。被検体内画像360の画素値は、青及び緑成分については、針先端断面画像321の画素値を用いる。赤色成分は、血管投影画像331の画素値と針先端断面画像321の画素値のうち、最大値とする。これにより、針先端断面画像321の画素値が大きければ、その画素は、常に白色に近い色で表示される。
また、穿刺針100の先端位置322又はその近傍を終端とし、且つ先端の向き角度323の方向に厚みを有する穿刺針100の後端側の血管投影画像をボリュームデータ300のMIP処理により作成し、この画像をさらに重畳させるようにしてもよい。この場合、穿刺針100の後端側の血管投影画像と、穿刺針100の先端位置322から始まり、且つ穿刺対象像310側の血管投影画像331の各画素から最大値を求め、最大値を投影画像の青色成分の画素値とする。このような重畳方法を行うことで、前方に存在する血管は赤で、後方に存在する血管は青で表示することができる。
これにより、血管投影画像より針先端断面画像321が優先表示されるので、針先端断面画像321の情報が失われることなく、位置関係の把握の正確性が損なわずに重畳表示できる。
穿刺支援装置の構成を示す構成図である。 把持装置の構成を示す外観図である。 画像処理装置が作成する被検体内画像の概念を説明する図である。 被検体内画像を示す図である。 画像処理装置の詳細構成を示すブロック図である。 モニタに表示される画面を示す模式図である。 警報処理装置の詳細な構成を示す構成図である。 被検体内画像の各種の態様を示す図である。 被検体内画像の生成から警報までの動作を示すフローチャートである。 穿刺針の挿入を支援する場合の穿刺支援装置の構成を示す構成図である。 穿刺針の進行の支援を行う場合の穿刺支援装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 穿刺支援装置
2 把持装置
21 枠体
22 ガイドリング
23 アーム
24 Y軸マーカ
25 X軸マーカ
26 制動機構
26a ボルト
26b モータ
3 画像処理装置
31 位置方向検出部
32 断面変換処理部
33 進行速度取得部
34 最大値投影処理部
35 重畳処理部
36 表示制御部
4 警報処理装置
41 判断部
42 警告通知部
5 モニタ
6 入力デバイス
7 進行制御装置
100 穿刺針
200 スキャナ
300 ボリュームデータ
310 穿刺対象像
311 穿刺対象断面画像
320 穿刺針像
321 針先端断面画像
322 先端位置
323 向き角度
324 穿刺針領域
330 血管像
331 血管投影画像
332 周囲領域
341 XZ平面への血管投影画像
342 YZ平面への血管投影画像
350 経路上空間
351 厚み
360 被検体内画像

Claims (14)

  1. 被検体に挿入される穿刺針と穿刺対象とを含む3次元空間を連続撮影して該3次元空間のボリュームデータを出力するスキャナを有し、又はこのスキャナと接続される穿刺支援装置であって、
    前記穿刺針の先端の位置及び向き角度を検出する検出手段と、
    前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端の向き角度と直交し且つ前記穿刺対象の断面像を含む穿刺対象断面画像を作成する断面画像作成手段と、
    前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端の位置から始まり且つ前記向き角度の方向に所定の厚みを有する3次元空間を前記向き角度と直交する面に投影することで、この3次元空間に含まれる血管像が投影された投影画像を作成する投影画像作成手段と、
    前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象断面画像と前記血管像が含まれた前記投影画像とを座標系を共通にして重畳した重畳画像を作成する重畳手段と、
    前記重畳手段で作成された前記重畳画像を表示する表示手段と、
    を備えること、
    を特徴とする穿刺支援装置。
  2. 前記穿刺針の先端から延ばした前記向き角度の方向への延長線と前記血管像との重なりを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記延長線と前記血管像とが重なると判断されると、警報を発する警報手段と、
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項1記載の穿刺支援装置。
  3. 前記判断手段は、前記重畳画像上での前記穿刺針の先端の位置と前記血管像との位置関係に基づき前記重なりを判断すること、
    を特徴とする請求項2記載の穿刺支援装置。
  4. 前記穿刺針の進行速度を取得する進行速度取得手段を更に備え、
    前記投影画像作成手段は、前記穿刺針の前記進行速度に比例した前記厚みの前記3次元空間を投影して前記投影画像を作成すること、
    を特徴とする請求項1記載の穿刺支援装置。
  5. 前記投影画像作成手段は、更に予め定められた範囲の周囲領域に前記投影された血管像を拡張することで、前記投影画像を作成すること、
    を特徴とする請求項1記載の穿刺支援装置。
  6. 前記警報手段の警報を受けて、前記穿刺針の進行を阻止する制動手段をさらに備えること、
    を特徴とする請求項2記載の穿刺支援装置。
  7. 前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象との距離が所定以内に到達すると前記穿刺針の接近を通知する接近通知手段と、
    をさらに備え、
    前記断面画像作成手段は、前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象とを含む断面である穿刺針断面画像を作成し、
    前記接近通知手段は、前記穿刺針断面画像に基づいて、前記先端の像と前記穿刺対象の像とが所定距離以内であると前記接近を通知すること、
    を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の穿刺支援装置。
  8. 前記穿刺針を把持すると共に、操作者の操作に応じて前記穿刺針の向き角度を変更可能な把持手段と、
    前記穿刺針の向き角度をロックして進行させる駆動手段と、
    前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象との距離が所定以内に到達すると、前記穿刺針の進行を阻止する制動手段と、
    をさらに備えること、
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の穿刺支援装置。
  9. 前記断面画像作成手段は、前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の向き角度と直交し且つ前記穿刺針の先端若しくはその近傍を含む針先端断面画像を更に作成し、
    前記重畳手段は、前記針先端断面画像を更に重畳した前記重畳画像を作成すること、
    を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の穿刺支援装置。
  10. 前記投影画像作成手段は、前記ボリュームデータに基づき、前記所定の厚みを有する3次元空間を前記記穿刺針の先端が向く方向に沿い且つ互いに直交する平面に投影することで、この3次元空間に含まれる血管像が投影された2枚の投影画像を更に作成し、
    前記表示手段は、前記重畳画像と共に前記2枚の投影画像を表示すること、
    を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の穿刺支援装置。
  11. 前記検出手段は、前記ボリュームデータから前記穿刺針の像を抽出し、抽出した前記穿刺針の像に基づき、前記穿刺針の先端の位置及び向き角度を検出すること、
    を特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の穿刺支援装置。
  12. 前記穿刺針が進行する方向と直交するX及びY軸の方向を定義するマーカを更に備え、
    スキャナは、前記マーカを更に含む3次元空間を連続撮影し、
    前記表示手段は、前記ボリュームデータに存在する前記マーカの像で定義されたX及びY軸の座標系に従った向きで前記重畳画像を表示すること、
    を特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の穿刺支援装置。
  13. 前記進行速度取得手段は、撮影時刻が異なる2つの前記ボリュームデータのそれぞれに基づいて検出された前記穿刺針の先端の各位置、及び前記2つの前記ボリュームデータの撮影時刻の間隔に基づき、前記穿刺針の前記進行速度を算出すること、
    を特徴とする請求項3記載の穿刺支援装置。
  14. 被検体に挿入される穿刺針と穿刺対象とを含む3次元空間を連続撮影して得られるボリュームデータに基づく穿刺の状態を示す画像を表示手段に表示することで穿刺を支援する穿刺支援方法であって、
    前記穿刺針の先端の位置及び向き角度を検出し、
    前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端の向き角度と直交し且つ前記穿刺対象の断面像を含む穿刺対象断面画像を作成し、
    前記ボリュームデータに基づき、前記穿刺針の先端の位置から始まり且つ前記向き角度の方向に所定の厚みを有する3次元空間を前記向き角度と直交する面に投影することで、この3次元空間に含まれる血管像が投影された投影画像を作成し、
    前記穿刺針の先端の位置と前記穿刺対象断面画像と前記血管像が含まれた前記投影画像とを座標系を共通にして重畳した重畳画像を作成し、
    前記表示手段に、前記画像処理手段で作成された前記重畳画像を表示させること、
    を特徴とする穿刺支援方法。
JP2008082752A 2008-03-27 2008-03-27 穿刺支援装置 Active JP5215015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082752A JP5215015B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 穿刺支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082752A JP5215015B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 穿刺支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009233096A true JP2009233096A (ja) 2009-10-15
JP5215015B2 JP5215015B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=41247799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008082752A Active JP5215015B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 穿刺支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5215015B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017051649A (ja) * 2016-11-16 2017-03-16 東芝メディカルシステムズ株式会社 X線ct装置、x線ctシステム
JP2017086159A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 東芝メディカルシステムズ株式会社 医用画像処理装置
CN106909770A (zh) * 2015-12-21 2017-06-30 佳能株式会社 医疗图像处理装置、其控制方法和存储介质
CN113825452A (zh) * 2019-05-15 2021-12-21 日本麦可罗尼克斯股份有限公司 血管位置显示装置和血管位置显示方法
US20230049214A1 (en) * 2014-07-02 2023-02-16 Covidien Lp Alignment ct
CN116712173A (zh) * 2023-05-24 2023-09-08 首都医科大学宣武医院 椎弓根穿刺机器人

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000185041A (ja) * 1998-10-14 2000-07-04 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2006087599A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2006149560A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Hitachi Medical Corp 核磁気共鳴撮像装置
JP2007125240A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Hitachi Medical Corp 画像診断装置
JP2007130287A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Hitachi Medical Corp 医用画像表示装置
JP2007190199A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Toshiba Corp X線ct装置
JP2008000214A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波診断装置および超音波診断画像表示方法
JP2008061858A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toshiba Corp 穿刺治療ナビゲーション装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000185041A (ja) * 1998-10-14 2000-07-04 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2006087599A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2006149560A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Hitachi Medical Corp 核磁気共鳴撮像装置
JP2007125240A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Hitachi Medical Corp 画像診断装置
JP2007130287A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Hitachi Medical Corp 医用画像表示装置
JP2007190199A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Toshiba Corp X線ct装置
JP2008000214A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波診断装置および超音波診断画像表示方法
JP2008061858A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toshiba Corp 穿刺治療ナビゲーション装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230049214A1 (en) * 2014-07-02 2023-02-16 Covidien Lp Alignment ct
US11844635B2 (en) * 2014-07-02 2023-12-19 Covidien Lp Alignment CT
JP2017086159A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 東芝メディカルシステムズ株式会社 医用画像処理装置
CN106909770A (zh) * 2015-12-21 2017-06-30 佳能株式会社 医疗图像处理装置、其控制方法和存储介质
CN106909770B (zh) * 2015-12-21 2020-11-03 佳能株式会社 医疗图像处理装置、其控制方法和存储介质
JP2017051649A (ja) * 2016-11-16 2017-03-16 東芝メディカルシステムズ株式会社 X線ct装置、x線ctシステム
CN113825452A (zh) * 2019-05-15 2021-12-21 日本麦可罗尼克斯股份有限公司 血管位置显示装置和血管位置显示方法
CN116712173A (zh) * 2023-05-24 2023-09-08 首都医科大学宣武医院 椎弓根穿刺机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP5215015B2 (ja) 2013-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5215015B2 (ja) 穿刺支援装置
JP4152402B2 (ja) 手術支援装置
JP4674948B2 (ja) 手術ナビゲーション装置および手術ナビゲーション装置の作動方法
JP6083103B2 (ja) 画像内遮蔽領域の画像補完システム、画像処理装置及びそのプログラム
JP5457841B2 (ja) 医用画像処理装置、及び医用画像処理プログラム
JP2009268693A (ja) X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム
JP6254053B2 (ja) 内視鏡画像診断支援装置、システムおよびプログラム、並びに内視鏡画像診断支援装置の作動方法
JP5191989B2 (ja) 医用画像表示装置、医用画像表示方法
JP4786307B2 (ja) 画像処理装置
JP2011036600A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび医用診断システム
JP2009034494A (ja) X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム
JP5785120B2 (ja) 医用画像診断支援装置および方法並びにプログラム
WO2013125276A1 (ja) X線ct装置、画像表示装置、画像表示方法
JP5269543B2 (ja) 医用画像処理装置、超音波診断装置、及び医用画像処理プログラム
JP2008188276A (ja) 画像処理装置および方法
JP5641707B2 (ja) X線診断装置
JP5670145B2 (ja) 医用画像処理装置及び制御プログラム
JP5380231B2 (ja) 医用画像表示装置および方法ならびにプログラム
JP2008054763A (ja) 医療画像診断装置
JP6222364B2 (ja) 放射線撮影装置
WO2013145727A1 (ja) 手術支援装置および手術支援プログラム
JP6333575B2 (ja) 穿刺支援装置
JP4785127B2 (ja) 内視鏡視野拡張システム、内視鏡視野拡張装置及び内視鏡視野拡張用プログラム
JP2008067991A (ja) 画像診断装置、管腔物情報表示装置及び管腔物情報表示方法
JP2017063908A (ja) 画像位置合せ装置、方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5215015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350