JP2009232987A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿と接触する前にインジケーターが意図せず呈色してしまう不具合を有効に防止することができる吸収性物品を提供する。
【解決手段】吸収体22と、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシート18と、液不透過性材料からなるバックシート20とを備え、バックシート20の裏面等に、尿との接触により呈色するインジケーターが塗工されたインジケーター塗工部28Aが形成されるとともに、インジケーター塗工部28Aの形成面等に、吸収性物品の構成部材同士を接合する接着剤が塗工された接着剤塗工部30Aが形成されており、インジケーター塗工部28Aと接着剤塗工部30Aとが非重畳的に配置されている吸収性物品1A。
【選択図】図1C

Description

本発明は、吸収体、トップシート及びバックシートを有し、これらの部材の一部に、尿と接触して呈色するインジケーターが塗工された吸収性物品に関するものである。
例えば、使い捨ておむつ、尿パッドのような吸収性物品は、吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートと、を備えている。
このような吸収性物品は、トップシートが着用者の肌と接するように使用され、排泄物はトップシートの液透過性部分を透過して吸収体に吸収・保持される。そして、吸収体の裏面側に配置された液不透過性のバックシートによって、排泄物が外部に漏洩することが防止される。
ところで、吸収性物品においては、着用者の排尿を外部から視認可能とするために、吸収性物品の構成部材の一部に、尿と接触すると呈色するインジケーターを塗工することが行われている(特許文献1〜3参照)。
しかし、このようなインジケーターは、尿と接触する前に意図せず呈色してしまう場合があるという課題があった。
前記課題を解決するために、酸性から中性域(pH3〜7等)で変色するインジケーターを酸性化合物と混合した親水性組成物としておき、バックシートには水溶性のアルカリ化合物を含有せしめた吸収性物品が提案されている(特許文献4参照)。
前記吸収性物品では、着用者が排尿し、尿で溶け出した前記親水性化合物が前記アルカリ化合物と接触した際に初めてpHが4を超え、インジケーターが呈色する。従って、インジケーターが尿と接触する前に意図せず呈色しないというものである。
実公平1−11682号公報 特開2001−11425号公報 特開2005−27884号公報 特開平11−4852号公報
しかしながら、特許文献4に記載の吸収性物品は、前記親水性組成物と前記アルカリ化合物の反応によってインジケーターを呈色させるため、排尿から呈色までのタイムラグがあるという面で未だ十分なものではなく解決すべき課題が残されていた。従って、本発明は、特許文献4に記載の吸収性物品とは異なる構成によって、尿と接触する前にインジケーターが意図せず呈色してしまう不具合を有効に防止することができる吸収性物品を提供するものである。
本発明者は、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、インジケーターと吸収性物品の構成部材同士を接合する接合用接着剤との反応が、前記不具合の一因であるという知見を得た。そして、インジケーターの塗工部と接合用接着剤の塗工部とが重畳しないように、両塗工部をずらして形成することによって、上記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の吸収性物品が提供される。
[1] 吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、前記吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートとを備え、前記バックシートの裏面、前記バックシートよりも前記トップシート側に配置される構成部材の表面及び前記構成部材の裏面のうち、少なくとも一つの面に、尿との接触により呈色するインジケーターが塗工されたインジケーター塗工部が形成されるとともに、前記インジケーター塗工部の形成面、前記形成面との対向面及び前記形成面との背向面のうち、少なくとも一つの面に、吸収性物品の構成部材同士を接合する接着剤が塗工された接着剤塗工部が形成されており、前記インジケーター塗工部と前記接着剤塗工部とが非重畳的に配置されている吸収性物品。
[2] 前記接着剤塗工部が複数の帯状に形成され、前記接着剤塗工部の間隙に、前記インジケーター塗工部が形成されている前記[1]に記載の吸収性物品。
[3] 前記接着剤塗工部が枠状に形成されており、前記接着剤塗工部の枠内に、前記インジケーター塗工部が形成されている前記[1]に記載の吸収性物品。
[4] 前記吸収体を被包する親水性シートを更に備え、前記吸収体の裏面、及び前記裏面と対向する前記親水性シートの裏面のうち、少なくとも一つの面に、前記インジケーター塗工部及び前記接着剤塗工部が形成されている前記[1]〜[3]のいずれかに記載の吸収性物品。
[5] 前記吸収体を被包する親水性シートを更に備え、前記バックシートの裏面、及び前記裏面と対向する前記親水性シートの表面のうち、少なくとも一つの面に、前記インジケーター塗工部及び前記接着剤塗工部が形成されている前記[1]〜[3]のいずれかに記載の吸収性物品。
本発明の吸収性物品は、尿と接触する前にインジケーターが意図せず呈色してしまうという不具合を有効に防止することができる。
以下、本発明の吸収性物品を実施するための最良の形態について、パンツ型使い捨ておむつ、テープ型使い捨ておむつの例により具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える吸収性物品(例えば、尿パッド等)を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
なお、図1C及び図2Aは、説明の都合上、吸収性本体14を構成するトップシート18、親水性シート34、吸収体22の一部を切り欠いた形で図面を作成した。また、図3Bも同様に、トップシート18、親水性シート34、吸収体22の一部を切り欠いた形で図面を作成した。
[1]定義等:
「パンツ型使い捨ておむつ」とは、例えば、図1A〜図1Dに示す吸収性物品1A、図2A〜図2Bに示す吸収性物品1Bのように、前身頃2と後身頃6の対応する側縁部2a,6a(2b,6b)同士を接合することによって、一つのウエスト周り開口部10及び一対の脚周り開口部12(12a,12b)が形成され、予めパンツ型に構成された使い捨ておむつを意味するものとする。
また、「2ピースタイプ」とは、図1Bに示す吸収性物品1A、図2Bに示す吸収性物品1Bのように、吸収体22、トップシート18及びバックシート20がパッド状に一体化された吸収性本体14と、着用者の身体を被包する外装部材16とを備え、外装部材16の内側に吸収性本体14が配置・固定された形態を意味するものとする。
「テープ型使い捨ておむつ」とは、図3A〜図3Cに示す吸収性物品1Cのように、吸収体22と、トップシート18と、バックシート20とを備え、後身頃6の左右の各側縁6a,6bから延出するように配置された、前身頃2と後身頃6とを固定するための止着テープ11を更に備えた使い捨ておむつを意味するものとする。
「前身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分、「股下部」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の股下を覆う部分、「後身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分を意味するものとする。
[2]本発明の吸収性物品の特徴部分の構成:
本発明の吸収性物品は、図1A〜図1Dに示す吸収性物品1Aのように、(a)バックシート20の裏面、(b)バックシート20よりもトップシート18側に配置される構成部材の表面、及び(c)前記構成部材の裏面、のうちの少なくとも一つの面に、尿との接触により呈色するインジケーターが塗工されたインジケーター塗工部28Aが形成されるとともに、(x)インジケーター塗工部28Aの形成面、(y)前記形成面との対向面、及び(z)前記形成面との背向面のうち、少なくとも一つの面に、吸収性物品の構成部材同士を接合する接着剤が塗工された接着剤塗工部30Aが形成されており、インジケーター塗工部28Aと接着剤塗工部30Aとが非重畳的に配置されているものである。
本発明の吸収性物品は、インジケーター塗工部と接着剤塗工部とが重ならないようにずらして形成してあるので、尿と接触する前にインジケーターが意図せず呈色してしまう不具合を有効に防止することができる。
また、従前は、構成部材同士を接着する接着剤として、インジケーターを呈色させ難い接着剤を用いる等、使用可能な接着剤の種類が限定されるケースもあった。しかし、本発明の吸収性物品は、構成部材同士の接着という、本来の目的に応じて適切な接着剤を選択して使用することが可能となる。換言すれば、使用可能な接着剤の種類が増え、接着剤選択の自由度、ひいては吸収性物品を設計する際の自由度が向上する。
[2−1]インジケーター:
「インジケーター」は、尿との接触により呈色する薬剤である。呈色の機構は、特に制限されるものではなく、水分に反応するものであってもよいし、pHの変化に反応するものであってもよい。なお、「呈色」には、「発色」(無色から有色に変わる)は勿論のこと、「変色」(色が変わる)、「消色」(有色から無色に変わる)も含むものとする。
インジケーターは、前記のような機構により呈色する呈色指示薬(例えば、ブロモフェノールブルー等のpH感応成分)を含む組成物を用いることができる。本発明においては、そのような組成物を自ら調製してインジケーターとして用いてもよいし、市販の組成物を用いてもよい。
市販の組成物としては、水分や尿と接触して呈色する油溶性インキ、水溶性インキ、ホットメルト接着剤等を挙げることができる。例えば、ホットメルト接着剤としては、商品名「ホットメルトウエットネスインジケーター」(ニッタフィンドレイ社製)がよく知られている。このホットメルト接着剤は、pH感応成分、粘着付与樹脂、可塑剤、ポリエチレングリコール等の水溶性ポリマー等の組成物であり、尿と接触してpHが上昇すると、黄色から青色に変色する。本発明においても、このホットメルト接着剤を好適に用いることができる。
[2−2]接着剤:
本発明の吸収性物品は、吸収体、トップシート、バックシート、その他の部材が積層された状態で接合一体化されている。従って、これらの部材同士を接合する接着剤が用いられている。
接着剤の種類について特に制限はない。吸収性物品の分野では、ホットメルト接着剤が用いられることが多いため、本発明においてもホットメルト接着剤を好適に用いることができる。ホットメルト接着剤としては、ゴム系、オレフィン系、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)系、アクリル系等を挙げることができる。本発明においては、これらのホットメルト接着剤のいずれを用いることもできる。従って、これらの接着剤の中から所望の特性に適合したホットメルト接着剤を適宜選択して用いればよい。
[2−3]インジケーター塗工部、接着剤塗工部:
本発明の吸収性物品には、インジケーターが塗工されたインジケーター塗工部と、接着剤が塗工された接着剤が塗工された接着剤塗工部が形成されている。
インジケーターを尿と接触させる必要から、インジケーター塗工部は、バックシートの裏面、バックシートよりもトップシート側(着用者の肌に近い側)に配置される構成部材の表面及び前記構成部材の裏面のうち、少なくとも一つの面に形成される。「バックシートよりもトップシート側に配置される構成部材」としては、例えば、吸収体、トップシートの他、吸収体を被包する親水性シート等を挙げることができる。
従って、インジケーター塗工部を形成する面としては、バックシートの裏面(着用者の肌に近い側の面)、吸収体を被包する親水性シートの表面(吸収体と背向する面)、吸収体を被包する親水性シートの裏面(吸収体と対向する面)、吸収体の裏面(着用者の肌から遠い側の面)等を挙げることができる。特に、インジケーターの呈色を視認し易くするため、バックシートの裏面にインジケーター塗工部を形成することが好ましい。
なお、吸収体を被包する親水性シートや吸収体にインジケーター塗工部を形成する場合には、外部からインジケーターの呈色を視認し易くするため、前記面のうち、バックシートの裏面又はバックシートに対向する部位に形成することが好ましい。
接着剤は、吸収性物品の構成部材を接合するために様々な部位に塗工される。但し、本発明に言う「接着剤塗工部」とは、インジケーター塗工部の形成面、その形成面との対向面及びその形成面との背向面のうち、少なくとも一つの面に形成された接着剤塗工部である。
即ち、インジケーター塗工部がバックシートの裏面に形成されている場合は、バックシートの裏面か吸収体を被包する親水性シートの表面に形成された接着剤塗工部を指し、インジケーター塗工部が吸収体を被包する親水性シートの表面に形成されている場合には、当該親水性シートの表面又は裏面、或いはバックシートの裏面に形成された接着剤塗工部を指し、インジケーター塗工部が吸収体を被包する親水性シートの裏面に形成されている場合には、当該親水性シートの裏面又は表面、或いは吸収体の裏面に形成された接着剤塗工部を指し、インジケーター塗工部が吸収体の裏面に形成されている場合には、当該吸収体の裏面か吸収体を被包する親水性シートの裏面に形成された接着剤塗工部を指す。
例えば、図1Dに示す吸収性物品1A及び図2Bに示す吸収性物品1Bは、インジケーター塗工部28A,28B、接着剤塗工部30A,30Bともバックシート20の裏面に形成されている例である。一方、図3Cに示す吸収性物品1Cは、インジケーター塗工部28C、接着剤塗工部30Cとも吸収体22を被包する親水性シート34(具体的にはティシュペーパー34c)の裏面に形成されている例である。
本発明の吸収性物品は、インジケーター塗工部と接着剤塗工部とが非重畳的に配置されている。「非重畳的に」とは、両塗工部が重ならないように形成されていることを意味し、同一部材に形成されている場合の他、異なる部材に形成されている場合も含まれる。即ち、インジケーター塗工部と接着剤塗工部とが、同一部材に形成されていると、異なる部材に形成されているとを問わず、両塗工部が非接触の状態となっていることを意味するものとする。
本発明の効果を確実に発揮させる観点から、両塗工部は、その縁部同士が1mm以上離隔されていることが好ましく、5mm以上離隔されていることがより好ましい。両塗工部を1mm以上離隔して形成することにより、両塗工部を非重畳的に形成した効果を確実に得ることできる。
インジケーター塗工部と接着剤塗工部とが非重畳的に配置されている限り、具体的な配置の形態は特に限定されないが、例えば、接着剤塗工部が複数の帯状に形成され、接着剤塗工部の間隙に、前記インジケーター塗工部が形成されている形態を挙げることができる。このような形態は、ビード塗工等の間欠塗工が困難な塗工方法でも実施することができるという利点(効果)があるため好ましい。
例えば、図1Cに示す吸収性物品1Aは、接着剤塗工部30Aが6本の帯状に形成され、その6本の接着剤塗工部30Aの間隙に、同じく帯状に形成された3本のインジケーター塗工部28Aが形成されている例である。また、図3Bに示す吸収性物品1Cは、接着剤塗工部30Cが4本の帯状に形成され、その4本の接着剤塗工部30Cの間隙に、同じく帯状に形成された3本のインジケーター塗工部28Cが形成されている例である。
また、接着剤塗工部が枠状に形成されており、前記接着剤塗工部の枠内に、前記インジケーター塗工部が形成されている形態を挙げることもできる。
例えば、図2Aに示す吸収性物品1Bは、接着剤塗工部30Bが矩形枠状に形成され、その矩形枠の枠内に、帯状に形成された3本のインジケーター塗工部28Bが形成されている例である。
[3]本発明の吸収性物品の他の部分の構成:
本発明の吸収性物品は、図1A〜図1Dに示す吸収性物品1Aのように、吸収体22と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、吸収体22の表面を被覆するように配置されたトップシート18と、液不透過性材料からなり、吸収体22の裏面を被覆するように配置されたバックシート20とを備えている。
[3−1]吸収体:
吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性材料によって構成される。
吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、フラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す)、親水性シート等を挙げることができる。フラッフパルプとしては木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを、SAPとしてはポリアクリル酸ナトリウムを、親水性シートとしてはティシュペーパー、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状として用いられる。この際、前記の吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
なお、吸収体には、その表面側に(例えば、吸収体とトップシートとの間に)、尿や体液等の液体を拡散させるためのシート(セカンドシート)を付帯的に配置してもよい。このセカンドシートを付設すると、着用者の姿勢等に起因して、トップシート裏面側の空間が十分に形成されないような場合でも、尿や体液等の吸収速度が低下し難く、吸収速度の低下による尿や体液等の漏れを防止することが可能となる。
セカンドシートを構成する材料としては、親水性で液透過性の材料、例えば、織布、不織布、多孔性プラスチック、フラッフパルプ等を挙げることができる。これらの構成素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、レーヨン、パルプ、或いはこれらの複合繊維等を挙げることができる。パルプとしては、カーリーセルロースファイバー等のけん縮繊維を好適に用いることができる。
吸収体の形状については特に制限はないが、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品において使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
吸収体は、その全体が親水性シートによって被包されていることが好ましい。このような構成は、吸収体からSAPが漏洩することを防止し、吸収体に形状安定性を付与することができるという利点がある。親水性シートとしては、ティシュペーパー、不織布シート等を用いることができる。
例えば、図1Dに示す吸収性物品1Aは、吸収体22が2枚の親水性シート34(上ティシュペーパー34a、下ティシュペーパー34b)によって被包されている例である。一方、図3Cに示す吸収性物品1Cは、吸収体22が1枚の親水性シート34(ティシュペーパー34c)によって被包されている例である。
通常、吸収体は、トップシートとバックシートの間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、トップシートとバックシートとの間に介装される。従って、吸収体の周縁部にはトップシートとバックシートの間に吸収体が介装されていないフラップ部が形成されることになる。吸収体は少なくとも股下部に介装され、この吸収体が前身頃や後身頃にまで及んでいてもよい。
[3−2]トップシート:
トップシートは、吸収体の表面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、その裏面側に配置された吸収体に、着用者の尿を吸収させる必要から、その少なくとも一部(全部ないし一部)が液透過性材料により構成される。通常、少なくとも吸収体の表面近傍については、着用者の尿や体液を透過させ得る液透過性の材料によって構成される。少なくとも一部が液透過性材料により構成されている限り、必ずしもトップシート全体が液透過性材料で構成されている必要はない。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、脂肪族ポリアミド(商品名:ナイロン)等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。不織布の種類についても特に制限はなく、エアースルー(カード熱風)、カードエンボス、スパンボンド等の各種製法によって製造された従来公知の不織布を好適に用いることができる。
トップシートは単一のシート材によって構成されていてもよいが、複数のシート材によって構成されていてもよい。例えば、吸収体の表面部に配置されるトップシートと、サイドフラップの部分に配置されるトップシートとを異なるシートによって構成する形態もよく利用される。
例えば、図3Aに示す吸収性物品1Cは、テープ型使い捨ておむつであり、おむつの幅方向中央部には液透過性材料からなるトップシート18(センターシート18a)を配置し、おむつのサイドフラップ9部分には液の透過に対して抵抗性を示す通気撥水性材料からなるトップシート18(サイドシート18b)を配置した例である。通気撥水性シートとしては、カードエンボス、スパンボンド等の製法により製造された不織布であってもよいが、防水性の高いSMS、SMMS等の不織布シートが更に好ましい。
[3−3]バックシート:
バックシートは、吸収体の裏面(おむつの装着時において着用者の肌から遠い側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成される。
バックシートの配置位置については特に制限はない。吸収体で吸収された尿の漏れを防止するという観点から、少なくとも吸収体の存在する部分にバックシートが配置されていることが好ましい。
バックシートを構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができ、中でも、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するため、おむつ内部の蒸れを防止することができるという利点がある。
また、バックシートとしては、インジケーターの呈色を視認し易くするため、透明度の高いものを用いることが好ましい。例えば、JIS K7361−1に準拠して測定される全光線透過率が40%以上のものを用いることが好ましい。
なお、バックシートには、図3B及び図3Cに示すように、その外表面側にカバーシート24を貼り合わせてもよい。このカバーシートは、バックシートを補強し、バックシートの手触り(触感)を良好なものとするために用いられる。
カバーシートを構成する材料としては、例えば、織布、不織布等を挙げることができる。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる乾式不織布、湿式不織布を用いることが好ましい。
[3−4]立体ギャザー:
本発明の吸収性物品は、撥水性シートからなり、吸収体の両側に配置された少なくとも一対の立体ギャザーを備えていることが好ましい。
立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。このような立体ギャザーを形成することにより、立体ギャザーが防波堤となり、吸収性物品の脚周り開口部、側縁部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)を有効に防止することができる。
立体ギャザーの構成は、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に使用される構成を採用することができる。例えば、図1Dに示す吸収性物品1A、図2Bに示す吸収性物品1Bのように、撥水性シート32の層間に伸縮材(立体ギャザー伸縮材36)を挟み込んで固定し、その立体ギャザー伸縮材36の収縮力によってギャザー(襞)を形成したもの等を好適に用いることができる。この例では、撥水性シートの折り返し部分に立体ギャザー伸縮材36を挟み込んで固定した例である。
なお、立体ギャザーは、前記のように立体ギャザー用の撥水性シートを別途付設してもよいし、おむつを構成するシート材の一部によって形成してもよい。例えば、図3Cに示す吸収性物品1Cは、撥水性シートからなるサイドシート18bの一部によって立体ギャザー26a,26bを形成した例である。撥水性シートは、カードエンボス、スパンボンド等の製法により製造された不織布であってもよいが、防水性の高いSMS、SMMS等の不織布シートが更に好ましい。
[3−5]止着テープ:
本発明の吸収性物品は、後身頃の左右の各側縁から延出するように配置された、前身頃と後身頃とを固定するための止着テープを備えていてもよい。即ち、本発明の吸収性物品には、いわゆるテープ型使い捨ておむつも含まれる。
止着テープのファスニング部材としては、粘着剤により固定を行う粘着ファスナーであってもよいが、機械的な結合により固定を行うメカニカルファスナー(面状ファスナー)を用いることが好ましい。メカニカルファスナーは、止着力が高いことに加え、複数回の脱着を行っても止着力が低下することがないという利点がある。
例えば、図3Aに示す吸収性物品1Cは、ファスニング部材として、メカニカルファスナー44を用いた例である。止着テープ11の先端近傍には、フック材44aが付設される一方、前身頃2には、ループ材44bからなるフロントパッチ13が付設されており、フロントパッチ13に対して、止着テープ11を止め付けることが可能なように構成されている。
止着テープの数は特に限定されないが、後身頃の左右の各側縁に、止着テープが2個ずつ配置されていることが好ましい。例えば、図3Aに示す吸収性物品1Cは、後身頃6の左右の各側縁6a,6bに、止着テープ11が2個ずつ配置されたものである。このように、止着テープが2個ずつ配置された使い捨ておむつは、1個ずつ配置されたものと比較して、着用者の体型、具体的には、ウエスト周り、脚周りの寸法に合わせてテープ位置、締め付け具合を調節できるという点で優れている。
[3−6]各種伸縮材:
本発明の吸収性物品が使い捨ておむつである場合は、脚周り伸縮材を配置し、ウエスト周り伸縮材を配置することが好ましい。
脚周り伸縮材は、脚周り開口部に沿って配置される伸縮材である。この脚周り伸縮材を配置することによって、脚周り開口部に伸縮性に富むギャザー(レグギャザー)を形成することができる。従って、脚周りに隙間が形成され難くなり、脚周り開口部からの尿漏れを効果的に防止することができる。また、脚周り伸縮材を配置すると、おむつを交換する際に吸収体の両側で脚周り伸縮材が収縮するため、股下部近傍が椀状に変形し、凹部が形成される。このため、尿や体液がその凹部に溜まり、尿や体液をこぼすことなく、容易におむつの交換を行うことができる。
例えば、図1Bに示す吸収性物品1A及び図2Aに示す吸収性物品1Bは、パンツ型使い捨ておむつであり、おむつの脚周り開口部のカーブに沿って曲線的に脚周り伸縮材40を配置してレグギャザーを形成した例である。一方、図3Cに示す吸収性物品1Cは、テープ型使い捨ておむつであり、おむつの長手方向に沿って、直線的に二本の脚周り伸縮材40を配置してレグギャザーを形成した例である。この脚周り伸縮材40は、糸ゴムや平ゴムによって構成される。
脚周り伸縮材は、例えば、図3A及び図3Cに示す吸収性物品1Cのように、立体ギャザー26の起立線より外側の部分に、脚周り伸縮材40が形成されていることが好ましい。このような構成とすると、立体ギャザーの十分な防漏効果を確保しつつ、股下部の装用感・装着感を向上させることができる。
ウエスト周り伸縮材は、ウエスト周り開口部に沿って配置される伸縮材である。ウエスト周り伸縮材を配置することによって、ウエスト開口部に伸縮性に富むギャザー(ウエストギャザー)を形成することができる。このウエストギャザーにより、ウエスト周りに隙間が形成され難くなり、ウエスト周りからの尿漏れを防止することができる他、着用者へのおむつのフィット性が良好となり、おむつのずり下がりが防止される。
例えば、図1A及び図1Bに示す吸収性物品1A及び図2Aに示す吸収性物品1Bは、おむつのウエスト周り開口部の開口端に沿って複数本のウエスト周り伸縮材42を配置した例である。
一方、図3Aに示す吸収性物品1Cは、おむつの後身頃6の端縁に沿って帯状のウエスト周り伸縮材42を配置した例である。この帯状のウエスト周り伸縮材42は、ウレタンフォーム等の伸縮性フォームによって構成されている。図示の例では、後身頃(背側)のみにウエスト周り伸縮材42を配置しているが、前身頃(腹側)にウエスト周り伸縮材を配置してもよい。
腹周り伸縮材は、ウエスト周り開口部と脚周り開口部との間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)に配置される伸縮材である。腹周り伸縮材を配置することによって、着用者の腹周りに伸縮性に富むタミーギャザーを形成することができる。このタミーギャザーは、ウエストギャザーと相俟って、おむつのフィット性やずり下がり防止効果を一層優れたものとすることができる。
図1Bに示す吸収性物品1A及び図2Aに示す吸収性物品1Bは、ウエスト周り開口部と脚周り開口部との間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)に、着用者の腹周りを取り囲むように複数本の腹周り伸縮材44を配置した例である。
これらの伸縮材については、ギャザーの収縮の程度等を勘案した上で、構成材料、その材料の伸長率、固定時の伸長状態等を決定すればよい。
伸縮材としては、従来の使い捨ておむつで使用されてきた伸縮材を好適に用いることができる。具体的には、天然ゴムや合成ゴム(ウレタンゴム等)の弾性材からなる糸ゴム、平ゴムの他、伸縮性ネット、伸縮性フィルム、伸縮性フォーム(ウレタンフォーム等)等を挙げることができる。
伸縮材は、十分な伸縮力を作用させるため、伸長状態で固定することが好ましい。例えば、伸縮材が天然ゴムや合成ゴムである場合には、120〜400%の伸長状態で固定することが好ましく、200〜300%の伸長状態で固定することがより好ましい。このような範囲の伸長状態で固定することにより、着用者に対して過度の締め付け力を作用させることなく、十分な伸縮力を作用させることが可能となる。
前記のような伸縮材は、おむつの他の構成部材に対して、接着剤その他の手段により固定される。固定方法としては、例えば、ホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いた接着であってもよいし、ヒートシールをはじめとする熱や超音波等による溶着であってもよい。
[3−7]適用対象:
なお、本発明の吸収性物品は、パンツ型使い捨ておむつ、テープ型使い捨ておむつ等の使い捨ておむつの他、尿パッドにも適用することができる。
「尿パッド」とは、インナーパッド、補助パッドとも称され、専ら尿吸収を目的とする吸収パッドである。この尿パッドは、下着の内面や使い捨ておむつのトップシートの表面に載置した状態で用いられる。尿パッドは、使い捨ておむつと同様に、吸収体と、吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートとを備えるが、着用者の腰周りを被包する部分を持たない小型のパッド状に構成されることが一般的である。
このような尿パッドにおいても、インジケーターや構成部材接合用の接着剤を利用する場合があり、このインジケーターや接着剤の塗工部の形態について、本発明の構成を採用することによって、本発明の効果を享受することができる。
[4]製造方法:
本発明の吸収性物品は、例えば、以下のような方法により製造することができる。
[4−1]パンツ型使い捨ておむつの製造:
以下の説明では、図1A〜図1Dに示す吸収性物品1A(パンツ型使い捨ておむつ)を製造する場合の例により説明する。説明の便宜のため、図1A〜図1Dの符号を適宜引用しながら説明する。
[4−1A]吸収性本体の作製:
まず、バックシート20の表面に、図1Cに示すパターンで、インジケーター塗工部28A及び接着剤塗工部30Aを形成し、その上面の幅方向中央部に、親水性シート34に包まれた吸収体22を載置する。
そして、吸収体22を被包する親水性シート34とバックシート20、トップシート18とバックシート20とを接合し、吸収体22の周縁部をトップシート18とバックシート20とで挟み込むように封着することによって吸収性本体14を得る。
[4−1B]立体ギャザーの作製:
次いで、撥水性シート32(32a,32b)の一方の端部を折り返し、その折り返し部分に、各々2本の立体ギャザー伸縮材36a(36b)を挟み込んだ状態で貼り合わせることによって、立体ギャザー26a(26b)を得る。立体ギャザー26a,26bは、吸収性本体14の側縁を挟み込むように、吸収性本体14に貼り合わせる。
[4−1C]外装部材の作製:
外装部材16となる2枚の不織布シート(アッパーシート16a,ライナーシート16b)を用意し、ライナーシート16bの上面に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40を配置し、接着固定する。そして、この上面に、アッパーシート16aを積層し固定することにより、2枚の不織布シートの間に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40が介装された外装部材16を得る。
[4−1D]おむつの製造:
外装部材16の股下部近傍に、吸収性本体14を配置し固定する。次いで、吸収性本体14を内側にして、前身頃2と後身頃6とを合わせるように二つ折りにし、前身頃2と後身頃6とをヒートシール等の手段により接合し、接合部8を形成する。こうすることによって、図1A〜図1Dに示す吸収性物品1A(パンツ型使い捨ておむつ)を製造することができる。
前記のような一連の工程は、機械的な手段によって連続的に行うことが可能である。例えば、長尺のシート材や伸縮材をローラーから連続的に送出する等の方法・装置を採用することにより、おむつの連続製造が可能となり、生産性の向上に資する。
[4−2]テープ型使い捨ておむつの製造:
以下の説明では、図3A〜図3Cに示す吸収性物品1C(テープ型使い捨ておむつ)を製造する場合の例により説明する。説明の便宜のため、図3A〜図3Cの符号を適宜引用しながら説明する。
[4−2A]吸収体マットの作製:
まず、吸収体22を親水性シート34で被包する。この際、親水性シート34の表面に図3Bに示すパターンでインジケーター塗工部28C及び接着剤塗工部30Cを形成し、その上面の幅方向中央部に吸収体22を載置して、親水性シート34と吸収体22を接合し、吸収体22を両側から親水性シート34で包み込むようにして、吸収体22の上面で貼り合わせ、吸収体マットとする。
[4−2B]おむつ連続体の作製:
次いで、バックシート20の材料となる長尺のシート材(バックシート材)の表面に、親水性シートに包まれた吸収体22及び脚周り伸縮材40を載置し、更にその表面にトップシート18の材料となる長尺のシート材(トップシート材)を載置することにより、おむつの中間体となる積層体(おむつ連続体)を得る。
この際、トップシート材は、センターシート18aに相当するトップシート材と、サイドシート18bに相当するトップシート材の2種類が使用される。サイドシート18bに相当するシート材には折り返し部分を設けておき、立体ギャザー26を形成し得るようにしておく。
立体ギャザー26の形成は、サイドシート18bに相当するシート材、即ち、撥水性シートの一部を貼り合わせることにより行う。即ち、撥水性シート32をセンターシート18aに相当するトップシート材の表面に対して固定することにより、立体ギャザー26a,26bを形成する。
前記のようにして得られたおむつ連続体は、おむつの脚周り開口部に相当する部分を円弧状に切り抜いて切除し(Rカット)、脚周り開口部を形成する。最後に、おむつの後身頃6の側縁6a,6bに、止着テープ11を付設し、おむつ連続体を個々のおむつに切断する。これにより、吸収性物品1C(テープ型使い捨ておむつ)を製造することができる。
なお、上記のような方法の他、予めトップシート材に止着テープを付設しておき、バックシート材の表面に、親水性シートに包まれた吸収体及び脚周り伸縮材を載置し、更にその表面に伸縮性止着テープが付設されたトップシート材を載置することにより、おむつ連続体を得てもよい。
本発明の吸収性物品について、図面を参照しながら更に具体的に説明する。但し、本発明の吸収性物品は、その発明特定事項を備えた吸収性物品を全て包含するものであり、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1A〜図1Dに示す実施例1の吸収性物品1Aは、バックシート20の裏面に、尿との接触により呈色するインジケーターを塗工してインジケーター塗工部28Aを形成するとともに、インジケーター塗工部28Aの形成面(即ち、バックシート20の裏面)に、接着剤を塗工して接着剤塗工部30Aを形成したものである。
この接着剤塗工部30Aによって、バックシート20と、吸収体22を被包する親水性シート34(下ティシュペーパー34b)及びトップシート18とが接合されている。
インジケーターとしては、水分や尿との接触により呈色するホットメルト接着剤(商品名:ホットメルトウエットネスインジケーター、ニッタフィンドレイ社製)を用いた。一方、接着剤としては、ゴム系のホットメルト接着剤を用いた。
そして、図1Cに示すように、接着剤塗工部30Aを6本の帯状(幅1mm×長さ420mm)に形成し、その6本の接着剤塗工部30Aの間隙に、同じく帯状(幅3mm×長さ150mm)の3本のインジケーター塗工部28Aを形成することにより、インジケーター塗工部28Aと接着剤塗工部30Aとを、非重畳的に配置した。
インジケーター塗工部28Aと直近の接着剤塗工部30Aとの間隔は6mmとした。接着剤塗工部30Aを2本並列して形成した部分については、接着剤塗工部30A同士の間隔を8mmとした。
(実施例2)
図2A及び図2Bに示す実施例2の吸収性物品1Bは、図1A〜図1Dに示す吸収性物品1Aと同様の構成において、インジケーター塗工部と接着剤塗工部の形成方法のみを変更したものである。
吸収性物品1Bは、バックシート20の裏面に、尿との接触により呈色するインジケーターを塗工してインジケーター塗工部28Bを形成するとともに、インジケーター塗工部28Bの形成面(即ち、バックシート20の裏面)に、接着剤を塗工して接着剤塗工部30Bを形成したものである。
この接着剤塗工部30Bによって、バックシート20と、吸収体22を被包する親水性シート34(下ティシュペーパー34b)及びトップシート18とが接合されている。
そして、図2Aに示すように、接着剤塗工部30Bを矩形の枠状(外縁:140mm×420mm、内縁:100mm×350mm)に形成し、その矩形枠の枠内に、帯状(幅3mm×長さ120mm)に形成された3本のインジケーター塗工部28Bを形成することにより、インジケーター塗工部28Aと接着剤塗工部30Aとを、非重畳的に配置した。インジケーター塗工部28Bと直近の接着剤塗工部30Bとの間隔は10mmとした。
(実施例3)
図3A〜図3Cに示す実施例3の吸収性物品1Cは、本発明をテープ型使い捨ておむつに適用した例である。インジケーター、接着剤については、実施例1と同様のものを用いた。
図3A〜図3Cに示す実施例3の吸収性物品1Cは、吸収体22を被包する親水性シート34の裏面に、尿との接触により呈色するインジケーターを塗工してインジケーター塗工部28Cを形成するとともに、インジケーター塗工部28Cの形成面(即ち、親水性シート34の裏面)に、接着剤を塗工して接着剤塗工部30Cを形成したものである。
この接着剤塗工部30Cによって、吸収体22と、吸収体22を被包する親水性シート34(ティシュペーパー34c)とが接合されている。
そして、図3B及び図3Cに示すように、接着剤塗工部30Cを4本の帯状(幅20mm×長さ400mm)に形成し、その4本の接着剤塗工部30Cの間隙に、同じく帯状(幅2mm×長さ200mm)の3本のインジケーター塗工部28Cを形成することにより、インジケーター塗工部28Cと接着剤塗工部30Cとを、非重畳的に配置した。インジケーター塗工部28Cと直近の接着剤塗工部30Cとの間隔は10mmとした。
本発明の吸収性物品は、乳幼児用又は介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の使い捨ておむつ、尿パッド等の吸収性物品に利用することができる。特に、インジケーターを使用することが多い乳幼児用のおむつとして好適に用いることができる。
本発明の吸収性物品の一の実施形態を示す概略斜視図であり、吸収性物品を正面から見た状態を示す図である。 図1Aに示す吸収性物品を展開し、トップシート側から見た状態を示す概略平面図である。 図1Aに示す吸収性物品の一部切り欠き平面図であり、インジケーター塗工部と接着剤塗工部の形態を示す図である。 図1Aに示す吸収性物品のA−A’断面を示す概略断面図である。 本発明の吸収性物品の別の実施形態を示す一部切り欠き平面図であり、吸収性物品を展開し、トップシート側から見た状態のインジケーター塗工部と接着剤塗工部の形態を示す図である。 図2Aに示す吸収性物品のA−A’断面を示す概略断面図である。 本発明の吸収性物品の一の実施形態を示す一部切り欠き平面図であり、吸収性物品を展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。 図3Aに示す吸収性物品の別の一部切り欠き平面図であり、インジケーター塗工部と接着剤塗工部の形態を示す図である。 図3Aに示す吸収性物品のA−A’断面を示す概略断面図である。
符号の説明
1A,1B,1C:吸収性物品、2:前身頃、2a,2b:側縁、4:股下部、6:後身頃、6a,6b:側縁、8:接合部、9:サイドフラップ、10:ウエスト周り開口部、11:止着テープ、12,12a,12b:脚周り開口部、13:フロントパッチ、14:吸収性本体、16:外装部材、16a:アッパーシート、16b:ライナーシート、18:トップシート、18a:センターシート、18b:サイドシート、20:バックシート、22:吸収体、24:カバーシート、26,26a,26b:立体ギャザー、28A,28B,28C:インジケーター塗工部、30A,30B,30C:接着剤塗工部、32,32a,32b:撥水性シート、34:親水性シート、34a:上ティシュペーパー、34b:下ティシュペーパー、34c:ティシュペーパー、36,36a,36b:立体ギャザー伸縮材、40:脚周り伸縮材、42:ウエスト周り伸縮材、44:メカニカルファスナー、44a:フック材、44b:ループ材。

Claims (5)

  1. 吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、前記吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートとを備え、
    前記バックシートの裏面、前記バックシートよりも前記トップシート側に配置される構成部材の表面及び前記構成部材の裏面のうち、少なくとも一つの面に、尿との接触により呈色するインジケーターが塗工されたインジケーター塗工部が形成されるとともに、
    前記インジケーター塗工部の形成面、前記形成面との対向面及び前記形成面との背向面のうち、少なくとも一つの面に、吸収性物品の構成部材同士を接合する接着剤が塗工された接着剤塗工部が形成されており、
    前記インジケーター塗工部と前記接着剤塗工部とが非重畳的に配置されている吸収性物品。
  2. 前記接着剤塗工部が複数の帯状に形成され、
    前記接着剤塗工部の間隙に、前記インジケーター塗工部が形成されている請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記接着剤塗工部が枠状に形成されており、
    前記接着剤塗工部の枠内に、前記インジケーター塗工部が形成されている請求項1に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体を被包する親水性シートを更に備え、
    前記吸収体の裏面、及び前記裏面と対向する前記親水性シートの裏面のうち、少なくとも一つの面に、前記インジケーター塗工部及び前記接着剤塗工部が形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体を被包する親水性シートを更に備え、
    前記バックシートの裏面、及び前記裏面と対向する前記親水性シートの表面のうち、少なくとも一つの面に、前記インジケーター塗工部及び前記接着剤塗工部が形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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