JP2010011911A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿などの排泄液を良好に拡散させることができ、排泄液の吸収速度が速い吸収性物品を提供する。
【解決手段】吸収体22と、この吸収体22の一方の面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシート18と、吸収体22及びトップシート18の間に配置された液透過性材料からなるセカンドシート50と、を備え、トップシート18及びセカンドシート50の少なくとも一方には、吸収体22に対応する位置に溝部52が形成されており、溝部52は、吸収体22の長手方向軸に対して斜めに形成された斜め方向溝52aと、斜め方向溝52aと交差する交差溝52bと、を有するパンツ型おむつ1。
【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性物品に関し、更に詳しくは、尿などの排泄液を良好に拡散させることができ、排泄液の吸収速度が速い吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ(例えば、テープ型おむつ、パンツ型おむつ、尿パッド等)や、経血を吸収する生理用ナプキン、おりものを吸収するおりものシートなどの吸収性物品は、例えば、トップシートと、バックシートと、両シートの間の一部に配置された吸収体と、を備えているものが一般的である。
この吸収性物品、例えば、使い捨ておむつは、トップシートの表面を着用者の肌に接するように宛がって使用するものであり、着用者が尿などの排泄液を排泄したとき、この排泄液を吸収体が吸収、保持するものである。ここで、バックシートは、防漏性に優れており、排泄液が外部に漏洩することを防止するものである。
このように吸収性物品は、吸収体によって尿などの排泄液を吸収、保持するものであるが、例えば、一度に大量の排泄液が排泄された場合、排泄液の排泄速度が吸収体の吸収速度を超えてしまうため、排泄液が吸収体に十分に吸収されず、トップシート上を流れてしまうということがあった。このような場合、排泄液によって着用者の肌が汚れるとともに、着用者が不快に感じる場合があった。また、かぶれの原因にもなっていた。更に、排泄液が、吸収性物品から漏れてしまうこともあった。
そのため、トップシートと吸収体の間に拡散層(以下、「セカンドシート」と記す場合がある)を配置した吸収性物品が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このセカンドシートは、排泄液を拡散させた状態で一時的に保持することができるため、吸収体を有効に活用することができ、排泄液がトップシート上を流れてしまうこと防止することができるものである。
特開平8−308873号公報
しかしながら、特許文献1に記載の吸収性物品は、排泄液の吸収速度が改善され、拡散層から吸収体への排泄液の放出性も優れ、ドライタッチ性が優れているという利点があるが、排泄液の吸収速度が未だ十分ではなく、排泄液の吸収速度が速い吸収性物品の開発が切望されていた。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、尿などの排泄液を良好に拡散させることができ、排泄液の吸収速度が速い吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明によれば、以下に示す吸収性物品が提供される。
[1] 吸収体と、前記吸収体の一方の面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体及び前記トップシートの間に配置された液透過性材料からなるセカンドシートと、を備え、前記トップシート及び前記セカンドシートの少なくとも一方には、前記吸収体に対応する位置に溝部が形成されており、前記溝部は、前記吸収体の長手方向軸に対して斜めに形成された斜め方向溝と、前記斜め方向溝と交差する交差溝と、を有する吸収性物品。
[2] 前記交差溝は、前記吸収体の長手方向の一方の端部から他方の端部まで連なる、前記吸収体の長手方向軸に平行な直線状の溝であり、前記斜め方向溝は、前記交差溝から分岐した複数の直線状の溝である前記[1]に記載の吸収性物品。
[3] 前記溝部の形成パターンが、ハニカム状である前記[1]に記載の吸収性物品。
[4] 前記溝部は、前記吸収体の外周縁に対応する部分の直前まで形成されている前記[1]〜[3]のいずれかに記載の吸収性物品。
[5] 前記溝部は、圧縮加工によって形成されている前記[1]〜[4]のいずれかに記載の吸収性物品。
本発明の吸収性物品は、尿などの排泄液を良好に拡散させることができ、排泄液の吸収速度が速いという効果を奏するものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。即ち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に属することが理解されるべきである。
本発明の吸収性物品は、吸収体、トップシート、及びセカンドシートを備えるものであれば、使い捨ておむつ(例えば、テープ型おむつ、パンツ型おむつ、尿パッド等)や、経血を吸収する生理用ナプキン、おりものを吸収するおりものシートなどとして使用することができる。以下、パンツ型おむつの場合について説明する。
[1]吸収性物品(パンツ型おむつ):
図1は、本発明の吸収性物品(パンツ型おむつ)の一実施形態を示す斜視図である。図1に示すように、パンツ型おむつ(吸収性物品)1は、前身頃2、股下部4及び後身頃6の各部から構成され、前身頃2と後身頃6の対応する側縁部同士が接合されて、前身頃2と後身頃6との接合部8、一つのウエスト周り開口部10及び一対の脚周り開口部12(12a,12b)が形成されている。また、それぞれの脚周り開口部12a,12bに沿って配置された脚周り伸縮材40、及びウエスト周り開口部10に沿って配置されたウエスト周り伸縮材42を更に備えている。また、おむつの腹周りには、腹周り伸縮材44を備えている。
ここで、「前身頃」は、着用者におむつを装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分を意味し、「股下部」は、着用者におむつを装着した際に、着用者の股下を覆う部分を意味し、「後身頃」は、着用者におむつを装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分を意味するものである。
図2は、図1に示す吸収性物品を展開した状態を示す平面図である。即ち、前身頃2と後身頃4の対応する側縁部同士を接合する前のシート状のパンツ型おむつ1を、トップシート側から見た平面図である。図2に示すように、前身頃2、股下部4及び後身頃6に亘って、吸収体、トップシート、セカンドシート、及びバックシートからなる吸収性本体14が配設されている。なお、図2は、トップシートを透明に示し、セカンドシートに形成された溝部52が見えるように作図している。
図3は、図2に示す吸収性物品(パンツ型おむつ1)のX−X’断面を示す模式図である。図3に示すように、パンツ型おむつ1は、吸収体22と、この吸収体22の一方の面を被覆するように配置され、一部が液透過性材料からなるトップシート18と、吸収体22及びトップシート18の間に配置された液透過性材料からなるセカンドシート50と、を備えている。セカンドシート50には、吸収体22に対応する位置に溝部52が形成されている。この溝部52は、吸収体22の長手方向軸に対して斜めに形成された斜め方向溝52aと、斜め方向溝52aと交差する交差溝52bと、を有している。このような構成を有する吸収性物品(パンツ型おむつ1)は、トップシートから浸透した尿などの排泄液を良好に拡散させることができ、排泄液の吸収速度が速いという利点がある。
図3に示すように、パンツ型おむつ1は、吸収体22の他方の面(セカンドシート50が配設された面とは反対の面)側には、吸収体22の他方の面を被覆するようにバックシート20が配置され、このバックシート20の外表面側(即ち、吸収体22とは反対側)には、外装部材16が配置されている。そして、バックシート20と外装部材16によって挟持された一対の立体ギャザー26が、吸収性本体14を挟むようにして吸収体22の長手方向軸に沿って配置されている。吸収性本体14は、ホットメルト接着剤などによって外装部材16に固定されている。なお、図3は、作図の都合上、図面から脚周り伸縮材を捨象して作図している。
[1−1]吸収体:
吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要があるため、吸収性材料によって構成される。
吸収体を構成する吸収性材料としては、通常の使い捨ておむつのような吸収性物品に使用されるものを好適に使用することができる。具体的には、フラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す)、親水性シート等を挙げることができる。フラッフパルプとしては、例えば、木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを用いることが好ましい。また、SAPとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウムを用いることが好ましい。親水性シートとしては、例えば、ティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層または複層のマット状として用いられる。この際、上述した吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
吸収体の形状は、特に制限はなく、通常の使い捨ておむつのような吸収性物品において使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
[1−2]トップシート:
トップシートは、吸収体の一方の面、即ち、おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるものである。トップシートは、その少なくとも一部(全部ないし一部)が液透過性材料から構成されることによって、尿などの排泄液を透過させることができ、透過させた排泄液を吸収体に吸収させることができる。トップシートは吸収体の一方の面の全面を被覆していることが好ましい。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。これらの中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を行ったものを用いることが好ましい。
トップシートは単一のシート材によって構成されていてもよいが、複数のシート材によって構成されていてもよい。複数のシート材によって構成する場合、例えば、おむつの中央部には液透過性材料からなるシート(センターシート)を配置し、おむつのサイドフラップ部分には撥水性材料からなるシート(サイドシート)を配置する形態を挙げることができる。
トップシートの厚さは、特に制限はないが、例えば、100〜5000μmであることが好ましく、300〜3000μmであることが更に好ましく、500〜3000μmであることが特に好ましい。上記厚さが100μm未満であると、溝部を形成する際に十分な深さの溝部を形成することが困難になるため、排泄液の良好な拡散効果が得られなくなるおそれがある。一方、5000μm超であると、排泄液を透過させるのに時間がかかるおそれがある。
[1−3]セカンドシート:
セカンドシートは、吸収体及びトップシートの間に配置された液透過性材料からなるものである。セカンドシートを備えることによって、排泄液を拡散させた状態で一時的に保持することができるため、吸収体の吸収面を有効に使用することができる。そのため、排泄液の吸収速度が速いおむつを得ることができる。
セカンドシートを構成する液透過性材料としては、親水性で液透過性の材料、例えば、織布、不織布、多孔性プラスチック、フラッフパルプ等を挙げることができる。これらの構成素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、レーヨン、パルプ、或いは、これらの複合繊維等を挙げることができる。パルプとしては、カーリーセルロースファイバー等のけん縮繊維を好適に用いることができる。
セカンドシートの厚さは、特に制限はないが、例えば、100〜10000μmであることが好ましく、300〜5000μmであることが更に好ましく、500〜3000μmであることが特に好ましい。上記厚さが100μm未満であると、溝部を形成した際に十分な深さの溝部を形成することが困難になるため、排泄液の良好な拡散効果が得られなくなるおそれがある。一方、10000μm超であると、排泄液を透過させるのに時間がかかるおそれがある。
[1−4]溝部:
溝部は、上述したトップシート及びセカンドシートの少なくとも一方の、吸収体に対応する位置に形成されるものである。この溝部を形成することによって、尿などの排泄液が溝部に従って拡散しつつ、吸収体に到達するため、吸収体の吸収面を有効に使用することができる。そのため、排泄液の吸収速度が速くなるという利点がある。即ち、排泄液を吸収速度が十分でないことに起因する漏れなどの不具合を防止することができる。ここで、「吸収体に対応する位置」とは、トップシートまたはセカンドシートが吸収体の一方の面を被覆した際に、吸収体と重なり合う部分を意味する。
パンツ型おむつは、トップシート及びセカンドシートの少なくとも一方に溝部が形成されていれば良いが、セカンドシートに溝部が形成されていることが好ましい。即ち、トップシートでは速やかに排泄液を透過させ、その後、セカンドシートによって排泄液を拡散させれば、着用者が、拡散する排泄液に触れることがなく、不快に感じることが少ないという利点がある。また、トップシートとセカンドシートの溝部により形成される空間を排泄液が流れるため、着用者の姿勢によらず、溝部を有効に利用できるという利点がある。即ち、セカンドシートに溝部を形成すれば、この溝部によってトップシートとセカンドシートとの間に空間が形成され、この空間は、着用者の姿勢に関わらず保持されることになる。そのため、溝部の機能が十分に発揮され、排泄液を良好に拡散させることができる。例えば、図2及び図3に示すパンツ型おむつ1は、セカンドシート50に溝部52を形成している例である。
上記溝部は、吸収体の長手方向軸に対して斜めに形成された斜め方向溝と、この斜め方向溝と交差する交差溝と、を有するものである。このように斜め方向溝と交差溝を有することによって、例えば、吸収体の長手方向軸に平行な直線状の溝だけを形成した場合に比べて、排泄液を良好に拡散させることができる。即ち、吸収体の吸収面を更に有効に使用することができるという利点がある。
また、排泄された排泄液は、様々な方向に流れるが、主に、吸収体の長手方向軸に対して平行に流れる。そこで、吸収体の長手方向軸に対して斜めに溝(斜め方向溝)を形成すると、排泄液の上記流れに逆らうことなく(流れを利用して)、吸収体の短手方向の端面側にも排泄液を流すこと、即ち、排泄液を拡散させることができる。更に、斜め方向溝を有することによって、排泄量が多量であっても、排泄液の上記流れを利用して排泄液を拡散させることができるため、排泄液の吸収速度が向上するものである。
斜め方向溝は、吸収体の長手方向軸に対して、15〜175°傾けて形成されることが好ましく、30〜150°傾けて形成されることが更に好ましく、45〜135°傾けて形成されることが特に好ましい。15°未満であると、排泄液を良好に拡散させるためには、多数の斜め方向溝を形成することが必要になるおそれがある。一方、175°超であると、拡散の低下を招く場合がある。
斜め方向溝の幅は、1〜15mmであることが好ましく、1〜10mmであることが更に好ましく、1〜5mmであることが特に好ましい。上記斜め方向溝の幅が1mm未満であると、排泄液が十分に斜め方向溝に流れ込まなくなるため、拡散効果が十分に得られないおそれがある。一方、15mm超であると、排泄液が十分に斜め方向溝を流れずに滞留してしまうため、拡散効果が十分に得られないおそれがある。
斜め方向溝の深さは、溝部を形成するトップシートまたはセカンドシートの厚さに対して、5〜90%であることが好ましく、5〜70%であることが更に好ましく、5〜50%であることが特に好ましい。上記斜め方向溝の深さが5%未満であると、排泄液が短手方向へ拡散がなされないまま、溝部表面を流れてしまうおそれがある。一方、90%超であると、排泄液が十分に斜め方向溝を流れる前に透過してしまうため、拡散効果が十分に得られないおそれがある。
交差溝は、斜め方向溝と交差するように形成されている溝である。ここで、本明細書において「交差する」とは、2つ以上の溝が、ある一点で交わっていることを意味し、例えば、図4に示す溝部52は、斜め方向溝52aと、この斜め方向溝52aに交差する交差溝52bとを有している例である。このように、本明細書において、「交差する」とは、一の溝から他の溝が分岐している場合も含む概念である。
交差溝の幅は、1〜15mmであることが好ましく、1〜10mmであることが更に好ましく、1〜5mmであることが特に好ましい。上記交差溝の幅が1mm未満であると、排泄液が十分に斜め方向溝に流れ込まなくなるため、拡散効果が十分に得られないおそれがある。一方、15mm超であると、排泄液が十分に斜め方向溝を流れなくなるため、拡散効果が十分に得られないおそれがある。
交差溝の深さは、溝部を形成するトップシートまたはセカンドシートの厚さに対して、5〜90%であることが好ましく、5〜70%であることが更に好ましく、5〜50%であることが特に好ましい。上記交差溝の深さが5%未満であると、排泄液が十分に溝を流れなくなるため、拡散効果が十分に得られないおそれがある。一方、90%超であると、排泄液が十分に斜め方向溝を流れる前に透過してしまうため、拡散効果が十分に得られないおそれがある。
溝部の開口部分の総面積は、吸収体の表面積に対して、5〜50%であることが好ましく、10〜40%であることが更に好ましく、15〜30%であることが特に好ましい。上記溝部の開口部分の総面積が5%未満であると、排泄液が十分に溝を流れなくなるため、拡散効果が十分に得られないおそれがある。一方、50%超であると、排泄液が十分に斜め方向溝を流れる前に透過してしまうため、拡散効果が十分に得られないおそれがある。
上記溝部は、上述した斜め方向溝と交差溝を有する限り、その形成パターンについて特に制限はないが、以下に示す3つの態様が好ましい。
まず、第一の態様としては、交差溝が、吸収体の長手方向の一方の端部から他方の端部まで連なる、吸収体の長手方向軸に平行な直線状の溝であり、斜め方向溝が、交差溝から分岐した複数の直線状の溝であるものを挙げることができる。このような態様の溝部は、複数の方向に排泄液を誘導させることができ、拡散させ易いという利点がある。なお、斜め方向溝の数や形成方向などは、特に制限はなく、適宜設定することができる。
本態様の溝部としては、具体的には、図4、図5、図8、及び図9に示す溝部を例示することができる。なお、図4、図5、図8、及び図9に示す溝部は、セカンドシートに形成されているが、同様のものをトップシートのみ、または、トップシート及びセカンドシートの両方に形成してもよい。また、トップシート及びセカンドシートの両方に溝部を形成する場合、その形成パターンは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図4は、3つの溝部52が形成されたセカンドシート50を示しており、溝部52は、セカンドシート50の長手方向の一方の端部から他方の端部まで連なる、セカンドシート50の長手方向軸に平行な直線状の1本の交差溝52bと、この交差溝52bから分岐した14本の斜め方向溝52aを有している。そして、交差溝52bには、7箇所の分岐点があり、各分岐点から2本ずつ、交差溝52bを対称軸として斜め方向溝52aが形成されている。そして、斜め方向溝52aは、その全てが、吸収体の長手方向の一方の端部側に向かうように形成されている。
図5は、5つの溝部152が形成されたセカンドシート150を示しており、溝部152は、セカンドシート150の長手方向の一方の端部から他方の端部まで連なる、セカンドシート150の長手方向軸に平行な直線状の1本の交差溝152bと、この交差溝152bから分岐した14本の斜め方向溝152aを有している。そして、交差溝152bには、14箇所の分岐点があり、各分岐点から1本ずつ、千鳥状に斜め方向溝152aが分岐している。そして、斜め方向溝152aは、その全てが、セカンドシート150の長手方向の一方の端部側に向かうように形成されている。
図8は、9つの溝部452が形成されたセカンドシート450を示しており、溝部452は、セカンドシート450の短手方向の一方の端部から他方の端部まで連なる、セカンドシート450の短手方向軸に平行な直線状の1本の交差溝452bと、この交差溝452bから分岐した6本の斜め方向溝452aを有している。そして、交差溝452bには、6箇所の分岐点があり、各分岐点から1本ずつ、千鳥状に斜め方向溝452aが分岐している。そして、9つの溝部452は、長手方向の一方の端部から順に、吸収体の短手方向の一方の端部側に向かうように形成された斜め方向溝452a1を有する溝部、及び、吸収体の短手方向の他方の端部側に向かうように形成された斜め方向溝452a2を有する溝部が、交互に配置されている。
図9は、5つの溝部552が形成されたセカンドシート550を示しており、溝部552は、セカンドシート550の長手方向の一方の端部から他方の端部まで連なる、セカンドシート550の長手方向軸に平行な直線状の1本の交差溝552bと、この交差溝552bから分岐した14本の斜め方向溝552aを有している。そして、交差溝552bには、14箇所の分岐点があり、各分岐点から1本ずつ斜め方向溝552aが分岐している。そして、14本の斜め方向溝552aは、長手方向の一方の端部に近い7本が、吸収体の長手方向の一方の端部側に向かい、長手方向の他方の端部に近い残りの7本が、他方の端部側に向かうように形成されている。
複数の斜め方向溝は、その全てが、交差溝との交差点を起点にして、吸収体の長手方向の一方の端部側に向かうように形成してもよいし、一部が吸収体の長手方向の一方の端部側に向かい、残部が他方の端部側に向かうように形成してもよいが、一部が吸収体の長手方向の一方の端部側に向かい、残部が他方の端部側に向かうように形成することが好ましい。
例えば、図4に示す溝部50は、複数の斜め方向溝52aの全てが、吸収体の長手方向の一方の端部側に向かうように形成されている例である。また、図8に示す溝部452は、複数の斜め方向溝452aの一部が吸収体の長手方向の一方の端部側に向かい、残部が他方の端部側に向かうように形成されている例である。
ここで、「長手方向の一方(他方)の端部側に向かうように」とは、交差溝との交差点を起点にして斜め方向溝を、長手方向軸に平行な長手方向成分と、短手方向軸に平行な短手方向成分と、に分解したときに、上記長手方向成分が、上記起点から長手方向の一方(他方)の端部に向かって伸びていることを意味する。
次に、第二の態様の溝部としては、溝部の形成パターンが、ハニカム状であるものを挙げることができる。このようにハニカム状であると、例えば、吸収体の長手方向軸に平行な直線状の溝だけを形成した場合に比べて、排泄液が拡散し易くなるという利点がある。例えば、図6は、ハニカム状の形成パターンの溝部252が形成されたセカンドシート250を示している。なお、ハニカム構造を形成する6角形の数や大きさなどは適宜選択することができる。
次に、第三の態様の溝部としては、全体として網目状であり、この網目を構成する、互いに平行な複数の直線状の斜め方向溝と、この斜め方向溝と交差し、互いに平行な複数の直線状の交差溝と、を有するものを挙げることができる。例えば、図7は、全体として網目状であり、この網目を構成する、互いに平行な複数の直線状の斜め方向溝352aと、この斜め方向溝352aと交差し、互いに平行な複数の直線状の交差溝352bと、を有する溝部352が形成されたセカンドシート350を示している。
溝部は、吸収体の外周縁に対応する部分の直前まで形成されていることが好ましい。このような構成であると、大量の排泄液が排泄されたときに、この排泄液が溝部を伝って吸収体に対応する部分の外(即ち、吸収体の吸収面以外の部分)に漏れ出てしまうことを防止することができる。ここで、本明細書において「直前」とは、長手方向の端部に対しては、長手方向の全長に対して、長手方向の端部から2〜20%の位置を意味し、また、短手方向の端部に対しては、短手方向の全長に対して、短手方向の端部から2〜20%の位置を意味する。
溝部を形成する方法は、特に制限はないが、圧縮加工、積層加工などを挙げることができる。これらの中でも、製造が容易であるため、圧縮加工によって形成されていることが好ましい。圧縮加工としては、具体的には、熱エンボス処理、超音波処理などを挙げることができる。
熱エンボス処理によって溝部を形成した場合、溝部が形成されたシートは、溝が形成されて凹凸を有するエンボス面と、平面状のプレーン面と、を有するものになる。
[1−5]バックシート:
バックシートは、吸収体の下面(即ち、おむつの装着時において着用者の着衣側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止するために、液不透過性材料によって構成されるものである。
バックシートを構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができる。これらの中でも、ムレが改善されるため快適な着用感が得られるため、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。微多孔性ポリエチレンフィルムには微細な孔が多数形成され、この微細な孔の直径は0.1〜数μmであることが好ましい。
[1−6]外装部材:
外装部材は、着用者の身体を被包するための装着機能を担う部材であり、具体的には、前身頃、股下部及び後身頃の各部を形成するシート状の部材である。
外装部材を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂からなる合成繊維によって構成された不織布等を挙げることができる。不織布としては、具体的には、スパンボンド不織布、カードエンボス不織布、SMS不織布、SMMS不織布などを挙げることができる。
外装部材は、脚周り伸縮材等を挟み込んだ状態で固定するために、2枚以上の不織布を貼り合わせて構成されることが多い。例えば、図3に示すパンツ型おむつ1は、外装部材16を2枚の不織布から構成し、その2枚の不織布の間に脚周り伸縮材40、ウエスト周り伸縮材42及び腹周り伸縮材44を挟み込み、固定した例である。
[1−7]立体ギャザー:
立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。この立体ギャザーを配置することによって、尿などの排泄液がおむつ外部への漏洩すること、特に、股下部から漏れることを効果的に防止することができる。
立体ギャザーは、従来の使い捨ておむつのような吸収性物品に使用されている構成を採用することができる。具体的には、シート材の一部に立体ギャザー伸縮材を配置し、この立体ギャザー伸縮材によってシート材にギャザー(襞)を形成したもの等を挙げることができる。
立体ギャザーを構成するシート材としては、例えば、液透過性材料や撥水性材料などを用いることができる。これらの中でも、立体ギャザーの防漏性を向上させるという観点から、撥水性材料を用いることが好ましい。撥水性材料としては、スパンボンドやカードエンボス等の不織布を用いてもよいが、耐水圧が高いという理由から、SMS(スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド)、SMMS(スパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド)等の不織布を用いることが好ましい。
立体ギャザーの高さは、5〜100mmであることが好ましく、20〜65mmであることが更に好ましい。5mm以上とすることにより、十分な防漏効果を確保することができる。また、100mm以下とすることによって、立体ギャザーが吸収体の表面を覆ってしまうことに起因して吸収効果を阻害したり、立体ギャザーが外側にはみ出すことによって、尿などの排泄液がおむつ外部に漏れてしまう流路になったりすることを防止することができる。
立体ギャザーの高さが5mm未満であると、十分な防漏効果を確保することが困難になるおそれがある。一方、100mm超であると、立体ギャザーが、トップシートを覆ってしまうことに起因して漏れの原因となるおそれがある。また、立体ギャザーが外側にはみ出すことによって、尿などの排泄液がおむつ外部に漏れてしまう流路になったりするおそれがある。
立体ギャザーは、トップシートやバックシートを折り返すことにより形成することができる。また、トップシート、バックシート等とは全く別個のシート材を貼り合わせて形成することができる。図3に示すパンツ型おむつ1は、トップシート18、バックシート20とは別個のシート材を貼り合わせて形成した立体ギャザー26を、吸収性本体14の両側縁に沿って配置した例である。なお、図3に示すパンツ型おむつ1は、立体ギャザー26を吸収性本体14の両側縁の全域に亘って配置した例であるが、排泄液の漏れを防止するという観点からは、少なくともおむつの股下部4に相当する部分に立体ギャザー26を配置すればよい。なお、一対の立体ギャザーは、二対以上配置されてもよい。
[1−8]各種伸縮材:
脚周り伸縮材は、脚周り開口部に沿って配置される伸縮材である。この脚周り伸縮材を配置することによって、脚周り開口部に伸縮性に富むギャザー(レグギャザー)を形成することができる。従って、脚周りに隙間が形成され難くなり、脚周り開口部からの尿漏れを効果的に防止することができる。
ウエスト周り伸縮材は、ウエスト周り開口部に沿って配置される伸縮材である。ウエスト周り伸縮材を配置することによって、ウエスト開口部に伸縮性に富むギャザー(ウエストギャザー)を形成することができる。このウエストギャザーにより、ウエスト周りに隙間が形成され難くなり、ウエスト周りからの尿漏れを防止することができる他、着用者へのおむつのフィット性が良好となり、おむつのずり下がりを防止することができる。
腹周り伸縮材は、ウエスト周り開口部と脚周り開口部との間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)に配置される伸縮材である。腹周り伸縮材を配置することによって、着用者の腹周りに伸縮性に富むギャザー(タミーギャザー)を形成することができる。このタミーギャザーは、ウエストギャザーと相俟って、おむつのフィット性やずり下がり防止効果を一層優れたものとすることができる。
これらの伸縮材は、ギャザーの収縮の程度等を勘案した上で、構成材料、その材料の伸長率、固定時の伸長状態等を決定すればよく、例えば、伸縮材の構成材料としては、例えば、天然、合成ゴム、ウレタンなどの糸状、ひも状、ネット状、平型形状のものを用いることができる。そして、上記伸縮材は、トップシート及び/またはバックシートに、接着剤等により固定することにより配設される。接着方法としては、ホットメルト、澱粉系またはCMC(カルボキシメチルセルロース)などの水溶性の糊、流動性の高い接着剤を用いてもよいし、熱や超音波等によって溶着しても良い。
[1−9]スキンコンタクトシート:
パンツ型おむつ1には、トップシートの上方(セカンドシートが配置される側とは反対側)に、着用者の肌とトップシートとを離隔するための部材であるスキンコンタクトシートを更に配置することができる。このスキンコンタクトシートを配置することよって、着用者の肌とトップシートとを離隔することができる。そのため、トップシート上に便が残存していたとしても、その便と着用者の肌とが直接接触する機会を大幅に減少させることができる。
スキンコンタクトシートを構成する材料としては、例えば、不織布、メッシュシート、フィルム等を挙げることができる。これらの中でも、肌触りが良好な不織布を好適に用いることができる。なお、これらの材料は、液透過性であっても、液不透過性であっても、撥水性であってもよい。撥水性の材料(撥水性の不織布等)であると、長時間着用してもさらっとした触感(ドライ性)を維持することができるという利点がある。
[2]パンツ型おむつの製造方法:
パンツ型おむつは、例えば、以下にように製造することができる。まず、トップシート、セカンドシート、バックシート及び吸収体からなる吸収性本体を製造し、次に、立体ギャザー及び外装部材を製造する。その後、これらを組み立てることによってパンツ型おむつを製造することができる。以下、具体的に説明する。
まず、親水性シートに包まれた矩形状の吸収体と、セカンドシートと、一部が液透過性材料からなるトップシートと、液不透過性材料からなるバックシートとを用意する。その後、このセカンドシートに、例えば、図4に示すような形成パターンの溝部を圧縮加工によって形成する。
次に、バックシートの上面に上記吸収体を配置し、更にその上面に、溝部がトップシート側に位置するようにセカンドシートを配置し、このセカンドシートの上面にトップシートを配置する。次いで、吸収体の周縁部をトップシートとバックシートとで挟み込むように封着して吸収性本体を製造する。
次に、立体ギャザーを形成するためのシート材を用意し、このシート材の短手方向の一方の端部を折り返し、その折り返し部分に、2本の立体ギャザー伸縮材を挟み込んだ状態にした後、折り返し部分を貼り合わせることによって、立体ギャザーを製造し、この立体ギャザーを吸収性本体の側縁(長手方向の両端部)に配置し、固定する。このように、吸収性本体を、一対の立体ギャザーの間に位置するように配置する。
次に、外装部材となる不織布を2枚用意し、このうちの1枚の不織布の上面の所定の位置に、ウエスト周り伸縮材、腹周り伸縮材及び脚周り伸縮材を配置し、接着固定する。その後、この不織布の上面に、もう1枚の不織布を積層させて2枚の不織布を貼り合わせる。このようにして2枚の不織布の間に、ウエスト周り伸縮材、腹周り伸縮材及び脚周り伸縮材が配置された外装部材を製造する。
その後、立体ギャザーを固定した吸収性本体を、バックシートと外装部材とが接するように外装部材の股下部近傍に配置して固定する。次いで、吸収性本体が内側に位置するように二つ折りにした後、前身頃と後身頃とをヒートシール等によって接合する。このようにしてパンツ型おむつを製造することができる。
この一連の工程は、機械的な手段によって連続的に行うことが可能である。例えば、長尺のシート材や伸縮材をローラーから連続的に送出する等の方法・装置を採用することにより、使い捨ておむつの連続製造が可能となる。このように機械的な手段によって連続的に行うと、生産性を向上させることができる。
[3]その他の吸収性物品:
本発明の吸収性物品は、上述したパンツ型おむつに限られるものではなく、例えば、テープ型おむつにも適用することができる。ここで、「テープ型おむつ」とは、トップシートと、バックシートと、両シートの間の少なくとも一部に配置された吸収体と、装着用のテープファスナーとを備え、テープファスナーによっておむつの前身頃と後身頃とを相互に固定し得る使い捨ておむつを意味するものである。
また、本発明の吸収性物品は、使い捨ておむつ以外に、生理用ナプキンや、おりものシートなどとして用いることもできる。なお、上述したトップシート、バックシート、セカンドシート及び吸収体からなる吸収性本体を得、得られた吸収性本体を、そのまま生理用ナプキンや、おりものシートなどとして使用することができる。
本発明の吸収性物品は、使い捨ておむつ(例えば、テープ型おむつ、パンツ型おむつ、尿パッド等)や、経血を吸収する生理用ナプキン、おりものを吸収するおりものシートなどとして好適に用いることができる。
本発明の吸収性物品の一の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す吸収性物品を展開した状態を示す平面図である。 図2に示す吸収性物品のX−X’断面を示す模式図である。 セカンドシートの一例を模式的に示す平面図である。 セカンドシートの別の例を模式的に示す平面図である。 セカンドシートの別の例を模式的に示す平面図である。 セカンドシートの別の例を模式的に示す平面図である。 セカンドシートの別の例を模式的に示す平面図である。 セカンドシートの別の例を模式的に示す平面図である。
符号の説明
1:パンツ型おむつ、2:前身頃、4:股下部、6:後身頃、8:接合部、10:ウエスト周り開口部、12,12a,12b:脚周り開口部、14:吸収性本体、16:外装部材、18:トップシート、20:バックシート、22:吸収体、26:立体ギャザー、36:立体ギャザー伸縮材、40:脚周り伸縮材、42:ウエスト周り伸縮材、44:腹周り伸縮材、50,150,250,350,450,550:セカンドシート、52,152,252,352,452,552:溝部、52a,152a,252a,352a,452a1,452a2,552a:斜め方向溝、52b,152b,252b,352b,452b,552b:交差溝。

Claims (5)

  1. 吸収体と、前記吸収体の一方の面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体及び前記トップシートの間に配置された液透過性材料からなるセカンドシートと、を備え、
    前記トップシート及び前記セカンドシートの少なくとも一方には、前記吸収体に対応する位置に溝部が形成されており、
    前記溝部は、前記吸収体の長手方向軸に対して斜めに形成された斜め方向溝と、前記斜め方向溝と交差する交差溝と、を有する吸収性物品。
  2. 前記交差溝は、前記吸収体の長手方向の一方の端部から他方の端部まで連なる、前記吸収体の長手方向軸に平行な直線状の溝であり、
    前記斜め方向溝は、前記交差溝から分岐した複数の直線状の溝である請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記溝部の形成パターンが、ハニカム状である請求項1に記載の吸収性物品。
  4. 前記溝部は、前記吸収体の外周縁に対応する部分の直前まで形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記溝部は、圧縮加工によって形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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