JP2009231402A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】半導体素子11は、半導体素子11の主面に形成された電極パッド10と、半導体素子11の主面及び電極パッド10の周辺部を被覆することにより、電極パッド10表面に露出領域を画定するカバー層12と、カバー層12及び電極パッド10の露出領域を被覆するとともに、電極パッド10の中心を基準として点対称となる部位に、露出領域に到達し且つカバー層12を露出させる貫通孔13hを有する絶縁層13と、を備える。このような構成の半導体装置1によれば、半導体装置の信頼性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置及び半導体装置の製造方法に関し、特に電極パッド上に再配線層を備えた半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
半導体ウエハプロセスで形成されたIC(Integrated Circuit)チップの電気的特性検査をウエハ状態のまま行う場合、被測定用の半導体装置に検査用の電極パッドを形成させておき、この電極パッドに探針用のプローブピンを接触させ、検査を行うのが一般的である。
特に、最近では、このような電極パッドをプローブピン用の電極パッドと、外部接続用端子に導通させる再配線用の電極パッドとに分割させた構成の半導体装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−243012号公報
しかしながら、ICチップサイズの縮小の要求から、外部接続用端子の端子ピッチはますます狭くなる傾向にある。従って、プローブピン用の電極パッドと配線用の電極パッドとを分割せずに、それらを同じ電極パッド上で共用する小型形状の半導体装置が要求されている。
然るに、このような半導体装置では、プローブピンの電極パッドへの接触によって電極パッド表面から剥ぎ取られた突起物、或いは削り痕が電極パッド上に形成させた再配線層に悪影響を及ぼす場合がある。この現象を、模式図を用いて説明する。
図10は再配線層に悪影響を及ぼす例を説明するための要部図である。ここで、図10(A)は、プローブピンを電極パッド100に接触させた後の半導体装置の要部上面図を示し、図10(B)は、図10(A)の破線X−Yに沿った位置での要部断面図を示している。
図示する半導体装置は、半導体装置に配設された電極パッド100の近傍が表示されている。
図示するように、半導体素子101の主面に配設された上記電極パッド100の一部がカバー層102により被覆されている。また、電極パッド100の一部、並びにカバー層102は、絶縁層103により被覆されている。更に、カバー層102が電極パッド100を開口する領域102eの内域には、絶縁層103が電極パッド100を開口する領域103eが設けられ、当該領域103eから、電極パッド100が露出している。また、露出した電極パッド100と導通する再配線層104が絶縁層103上に形成されている。
そして、この図では、電極パッド100の一部がテスト用のプローブピンの接触によって削られ、電極パッド100の表面に削り痕100a、或いは糸くず状の突起物100bが形成した状態が示されている。ここで、電極パッド100は、例えば、アルミニウム(Al)のような柔らかい金属が適用される。
このような削り痕100a、或いは突起物100bが電極パッド100上に形成されると、当該半導体装置においては、例えば、フォトリソグラフィ工程において、突起物100bにより乱反射が生じ、図示する如く、突起物100b付近の絶縁層103に凹部103aが形成する場合がある。
そして、電極パッド100上に、再配線層104を配置しても、当該凹部103aに浸入した薬液が充分に除去されなかった結果、当該薬液により電極パッド100が腐食してしまうという現象が起きている。これにより、電極パッド100と再配線層104との接触不良が発生するという問題があった。
また、このような腐食が発生する箇所は、上記凹部103a付近に限らず、別の場所に発生する場合がある。図11は再配線層に悪影響を及ぼす別の例を説明するための要部図である。
例えば、削り痕100a内にも、同様に上記薬液が浸入し、削り痕100a付近の電極パッド100が腐食し、電極パッド100と再配線層104との間に、広い剥離105が発生する場合がある(図11(A)参照)。
また、突起物100b下にも、同様に上記薬液が浸入し、製造工程中に突起物100b下で水蒸気爆発等が生じると、突起物100b下にボイド106が発生する場合がある(図11(B)参照)。
このように、上記半導体装置では、電極パッド100と再配線層104との接触不良が生じるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、配線用とプローブピン用の両方に使用する電極パッドを有し、プローブピンによる電気的特性検査を実施しても、高い信頼性を有する半導体装置、並びに高い製造歩留りをもって形成することができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、半導体素子と、前記半導体素子の主面に形成された電極パッドと、前記半導体素子の主面及び前記電極パッドの周辺部を被覆することにより、前記電極パッド表面に露出領域を画定する第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層及び前記電極パッドの露出領域を被覆するとともに、前記電極パッドの中心を基準として点対称となる部位に、前記露出領域に到達し且つ前記第1の絶縁層を露出させる第1の貫通孔及び第2の貫通孔を有する第2の絶縁層と、を備えることを特徴とする半導体装置が提供される。
また、半導体素子の主面を被覆する第1の絶縁層から露出した電極パッドの露出領域にプローブピンを接触させる工程と、前記第1の絶縁層及び前記電極パッドの露出領域に第2の絶縁層を被覆する工程と、前記電極パッドの中心を基準として点対称となる部位に、前記第2の絶縁層表面から前記電極パッド表面まで到達し且つ前記第1の絶縁層を露出させる第1の貫通孔及び第2の貫通孔を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
上記手段によれば、高い信頼性を有する半導体装置、並びに高い製造歩留りをもって形成することができる半導体装置の製造方法が実現する。
以下、本実施の形態に係る半導体装置を、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態である、半導体素子の電極パッド上に再配線層が形成されてなる、半導体装置1の要部図を、図1に示す。ここで、図1(a)には、半導体装置1の上記電極パッド付近の平面形状が表示され、図1(b)には、図1(a)における、線X−Yに沿った断面が示され、図1(c)には、図1(a)における、線X’−Y’に沿った断面が示されている。
当該半導体装置1にあっては、例えば、WLP(Wafer Level Package)等の半導体素子11の主面に電極パッド10が配設されている。また、半導体装置1にあっては、当該電極パッド10の周辺部、並びに当該電極パッド10が配置された、半導体素子11の領域以外の半導体素子11の主面がカバー層12(第1の絶縁層)により被覆されている。
ここで、電極パッド10の材質は、例えば、アルミニウム(Al)からなる柔らかい金属が適用される。また、半導体素子11は、Si(シリコン)或いはガリウム砒素(GaAs)等の半導体基材の一方の主面に、所謂ウエハプロセスが適用されて、トランジスタ等の能動素子、容量素子等の受動素子、並びにこれらの機能素子を接続する配線層を含んで活性領域(電子回路領域)が形成されている。そして、当該電極パッド10は、半導体素子11の活性領域(不図示)に導通している。また、カバー層12の材質は、例えば、酸化シリコン(SiO2)、窒化シリコン(Si34)等の絶縁材が適用される。
また、半導体装置1にあっては、カバー層12から開口された電極パッド10の表面、並びにカバー層12が絶縁層13(第2の絶縁層)により被覆されている。
ここで、当該絶縁層13の材質は、例えば、ポリイミド(PI)、ベンゾシクロブタン(BCB)、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール(PBO)の何れかが適用される。
特に、第1の実施の形態に係る半導体装置1にあっては、その特徴的な形態として、カバー層12が電極パッド10の表面を開口する領域12eの端に、絶縁層13の表面から電極パッド10の表面にまで貫通する、矩形状の貫通孔13hが複数個、選択的に設けられている。このような貫通孔13hは、電極パッド10の中心に対し、点対称に配置されている。例えば、2個の貫通孔13hが領域12eの端に、対角状に形成されている。また、このような貫通孔13hは、後述するプローブ接触領域10arを避けて形成される(図1(a)参照)。
また、半導体装置1にあっては、複数の貫通孔13h内に、再配線層14の一部を埋設した構成をなし、再配線層14と電極パッド10との電気的接続が確保されている。また、当該再配線層14は、貫通孔13h内に限らず、絶縁層13上にも選択的に形成され、半導体素子11の主面上に、当該再配線層14が選択的に引き回された構成をなしている。
また、後述するように、再配線層14には、ポスト電極、並びに外部接続端子である半田ボール等が形成されている(図1では、不図示)。
尚、当該再配線層14の材質は、例えば、銅(Cu)を主たる成分とする金属が適用される。そして、再配線層14は、上記電極パッド10と導通し、電極パッド10を通じて、半導体素子11の活性領域に電気的に接続されている。
また、当該図1においては、電極パッド10の表面に、テスト用のプローブピン(不図示)を接触させた後の状態が示されている。
即ち、半導体装置1にあっては、上記プローブピンの接触によって、電極パッド10の表面の一部が剥ぎ取られ、当該電極パッド10の表面に削り痕10a等が形成されている。尚、このような削り痕10a等は、プローブ試験において、図中の破線で囲むプローブ接触領域10ar内に必ず形成される。
また、電極パッド10の表面が上記プローブピンの接触によって剥ぎ取られ、当該電極パッド10の表面に削り痕10a、並びに突起物10bが形成されている(図1(c)参照)。
そして、半導体装置1にあっては、当該削り痕10a、並びに突起物10bが完全に絶縁層13により被覆されている。
尚、絶縁層13から露出された再配線層14の表面には、その下層から、チタン(Ti)層/銅(Cu)層の順に構成されたシード層が形成されているが、図1では、当該シード層は表示されていない。
次に、上記再配線層14上に、ポスト電極、或いは外部接続端子である半田ボール等が形成される工程を含む半導体装置1の製造方法を、図2〜図6を用いて説明する。
尚、図2〜図6においては、図1において説明した部材と同一の部材には同一の符号を付している。
先ず、半導体素子11の電極パッド10の表面に、プローブ試験用のプローブピンを接触させた後の状態を、図2に示す。ここで、図2(a)には、半導体素子11の電極パッド10付近の平面形状が表示され、図2(b)には、図2(a)における、線X−Yに沿った断面が示され、図2(c)には、図2(a)における、線X’−Y’に沿った断面が示されている。
図示する如く、電極パッド10の表面がテスト用のプローブピンの接触によって剥ぎ取られ、当該電極パッド10の表面に削り痕10a、突起物10bが形成される。
ここで、カバー層12により、電極パッド10が開口された部分は、上述した領域12eである。
尚、このような削り痕10a等は、プローブ試験において、電極パッド10の中心部に位置するプローブ接触領域10ar内に形成されるように、プローブ試験器、並びに半導体素子11を保持する支持台等の条件が設定されている。
次に、露出した半導体素子11の電極パッド10の表面、並びにカバー層12上に、絶縁層13を形成させた後の状態を、図3に示す。ここで、図3(a)には、半導体素子11の電極パッド10付近の平面形状が表示され、図3(b)には、図3(a)における、線X−Yに沿った断面が示され、図3(c)には、図3(a)における、線X’−Y’に沿った断面が示されている。
図示する如く、半導体素子11においては、カバー層12から開口された電極パッド10の表面、並びにカバー層12が絶縁層13により被覆される。
これにより、削り痕10a、並びに突起物10bが完全に絶縁層13により被覆される。
次に、絶縁層13の表面から、半導体素子11の電極パッド10の表面にまで貫通する貫通孔13hを形成させた後の状態を、図4に示す。ここで、図4(a)には、半導体素子11の電極パッド10付近の平面形状が表示され、図4(b)には、図4(a)における、線X−Yに沿った断面が示されている。
図示する如く、半導体素子11においては、カバー層12が電極パッド10の表面を開口する領域12eの端に、絶縁層13の表面から電極パッド10の表面にまで貫通する、貫通孔13hを複数個、形成する。
例えば、絶縁層13の材料を構成する、液体状の絶縁材を、カバー層12上、並びに電極パッド10上に塗布する。このような液体状の絶縁材の材質は、例えば、ポリイミド(PI)、ベンゾシクロブタン(BCB)、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール(PBO)の何れかが適用される。
そして、露光、現像等によって絶縁材を処理し、領域12eの端に、角状の貫通孔13hを電極パッド10の中心に対し、点対称に形成する。例えば、上記貫通孔13hを領域12eの端に、対角状に2個形成する。また、このような貫通孔13hは、削り痕10aまたは突起物10bが形成された領域外に形成され、より具体的には、プローブ接触領域10arを避けて形成する。
尚、上記貫通孔13hは、ドライプロセスによるRIE(Reactive Ion Etching)法にて形成してもよい。
そして、この後においては、絶縁層13から露出された電極パッド10の表面、並びに絶縁層13上に、後述する鍍金層のシード層(図示しない)を、例えば、スパッタ法で形成する。当該シード層の材質は、例えば、その下層から、チタン(Ti)/銅(Cu)が適用される。
続いて、レジストを絶縁層13上に選択的に配置した後、鍍金法により再配線層14を絶縁層13から露出された電極パッド10の表面、並びに絶縁層13の一部に選択的に形成する。そして、上記レジストを除去する。
このような工程により、図1に示す半導体装置1が形成される。
即ち、本実施の形態においては、半導体素子11の主面を被覆する第1の絶縁層(カバー層12)から露出した電極パッド10の露出領域(領域12e)にプローブピンを接触させ、前記第1の絶縁層及び電極パッド10の露出領域に第2の絶縁層(絶縁層13)を被覆し、電極パッド10の中心を基準として点対称となる部位に、前記第2の絶縁層表面から電極パッド10表面まで到達し且つ前記第1の絶縁層を露出させる、複数の貫通孔13hを形成している。更に、電極パッド10に導通する再配線層14を配設している。
次に、再配線層14上に、ポスト電極及び半田ボールを形成させた後の状態を、図5に示す。ここで、図5(a)には、上記半導体素子11の電極パッド10付近の平面形状が表示され、図5(b)には、図5(a)における、線X−Yに沿った断面が示されている。
上述した、再配線層14上、並びに絶縁層13上に、レジストを塗布し(図示しない)、露光、現像等によって当該レジストのパターン形成を行った後、再配線層14に導通するポスト電極20を鍍金法にて形成する。ここで、ポスト電極20の材質は、例えば、銅(Cu)を主たる成分とする金属が適用される。そして、パターン形成した、レジストを除去する(図示しない)。尚、必要に応じて、絶縁層13上に配置させた、上記シード層を、エッチングにより除去してもよい。
続いて、印刷法、或いはモールド成形を用いて、封止用樹脂21により、絶縁層13、再配線層14、並びにポスト電極20の側面を封止する。封止用樹脂21の材質は、例えば、エポキシ樹脂が適用される。
そして、ポスト電極20上に、外部接続端子を構成する半田ボール22を、印刷法、或いはリフロー法により形成する。ここで、半田ボール22の材質は、例えば、スズ(Sn)、銀(Ag)で構成されるSn−Ag半田、または、スズ(Sn)、銀(Ag)、銅(Cu)で構成されるSn3−Ag0.5−Cu半田、或いは、ニッケル(Ni)を含有させたSn1.2−Ag0.5−Cu0.05−Ni等が適用される。
次に、複数の貫通孔13hを配設して、当該貫通孔13hから露出された電極パッド10表面に再配線層14を導通させた、上記半導体装置1にもたらされる有利な効果について具体的に説明する。
図6は第1の実施の形態に係る半導体装置の効果を説明するための要部図である。ここで、図6(a)及び図6(b)には、絶縁層13の表面から、半導体素子11の電極パッド10の表面にまで貫通する、複数の矩形状の貫通孔13hを形成させた後の状態の電極パッド10付近の平面形状が表示されている。
図6に例示する状態は、既に、図4において示されているが、図6では、図4に示す貫通孔13hに比べ、若干、貫通孔13hの配置位置がずれた構成をなしている。但し、2個の貫通孔13hの中心間の距離、並びに2個の貫通孔13hの面積は、図4、図6(a)、並びに図6(b)において、同一のマスクを使用して露光を行っている都合上、全て同じである。
そして、このような2個の貫通孔13hは、電極パッド10の中心に対し、点対称に配置されていることから、例えば、露光、現像において、2個の貫通孔13hの位置が絶縁層13の平面内において、毎回ずれた配置をしても、貫通孔13hから露出する電極パッド10表面の全面積は、常に同じ面積になる。
従って、露光、現像において、2個の貫通孔13hの相対位置が絶縁層13の平面内においてずれたとしても、各ロットにおいて、電極パッド10と再配線層14との接触抵抗が常に同じになる半導体装置が実現する。
また、電極パッド10と再配線層14との接触抵抗が常に同じになることから、電極パッド10表面に再配線層14を電気的に接続させるプロセスマージンが大きく向上する。
更に、このような貫通孔13hは、上述した如く、プローブ接触領域10arを避けて形成されることから、再配線層14においては、削り痕10a、並びに突起物10bによる悪影響が及ぶことがない。即ち、再配線層14と電極パッド10との界面に、上述した剥離が生じたり、再配線層14中にボイドが発生することがない。
また、半導体装置1にあっては、プローブピンを接触させるための電極パッドと再配線層を形成する電極パッドとを分割せずに、それらを同じ電極パッド10上で共用するので、半導体装置の小型化が実現する。
更に、半導体装置1は、絶縁層13により、削り痕10a、並びに突起物10bを完全に被覆させた構成をなしているので、上述した薬液をブラシ洗浄したり、高圧水洗したりする無駄な手間を省くことができる。また、プローブピンと電極パッド10との接触回数に制限を設ける必要がなくなり、必要に応じて、プローブ試験を再試することができる。
このように、半導体装置1にあっては、高い信頼性を有し、高い製造歩留りをもって形成される。
次に、第1の実施の形態である半導体装置1の形態を変形させた例について説明する。尚、以下に例示する図面においては、図1において説明した部材と同一の部材には同一の符号を付している。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態である、半導体素子の電極パッド上に再配線層が形成されてなる、半導体装置2の平面要部図を、図7に示す。この実施の形態では、再配線層14の平面形態を変形させた例が示されている。尚、この図では、ポスト電極20、半田ボール22等は、表示されていない。
半導体装置2にあっては、上記領域12eより、広い面積を有する形態の再配線層14が絶縁層13上に、選択的に形成されている。そして、当該再配線層14は、上記電極パッド10を通じて、上記半導体素子11の活性領域に電気的に接続されている。
このような再配線層14を備えた半導体装置2であっても、上記半導体装置1と同様の効果を得る。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態である半導体装置3の要部図を、図8に示す。ここで、図8(a)には、半導体装置3の平面形状が表示され、図8(b)には、図8(a)における、線X−Yに沿った断面が示されている。尚、この図では、再配線層14、ポスト電極20、半田ボール22等は、表示されていない。
半導体装置3にあっては、カバー層12が電極パッド10の表面を開口する領域12eの端に、絶縁層13の表面から電極パッド10の表面にまで貫通する、長方形状の貫通孔13hが複数個、選択的に設けられている。このような貫通孔13hは、電極パッド10の中心に対し、点対称に配置されている。例えば、図8では、2個の貫通孔13hが領域12eの端の互いに対向する位置に、対称となって形成されている。また、このような貫通孔13hは、プローブ接触領域10arを避けて形成される。
このような半導体装置3の形態であっても、2個の貫通孔13hが電極パッド10の中心に対し、点対称に配置されていることから、例えば、露光、現像において、2個の貫通孔13hの相対位置が絶縁層13の平面内において、毎回ずれた配置をしても、貫通孔13hから露出する電極パッド10表面の全面積は、常に同じ面積になる。
従って、露光、現像において、2個の貫通孔13hの位置が絶縁層13の平面内においてずれたとしても、各ロットにおいて、電極パッド10と上記再配線層14との接触抵抗が常に同じになる半導体装置が実現する。
更に、このような貫通孔13hは、上述した如く、プローブ接触領域10arを避けて形成されることから、上記再配線層14においては、削り痕10a、並びに突起物10bによる悪影響が及ぶことがない。即ち、上記再配線層14と電極パッド10との界面に、上述した剥離が生じたり、上記再配線層14中にボイドが発生することがない。
また、半導体装置3にあっては、プローブピンを接触させるための電極パッドと再配線層を形成する電極パッドとを分割せずに、それらを同じ電極パッド10上で共用するので、半導体装置の小型化が実現する。
更に、半導体装置3は、絶縁層13により、削り痕10a、並びに突起物10bを完全に被覆させた構成をなしているので、上述した薬液をブラシ洗浄したり、高圧水洗したりする無駄な手間を省くことができる。また、プローブピンと電極パッド10との接触回数に制限を設ける必要がなくなり、必要に応じて、プローブ試験を再試することができる。
このように、半導体装置3にあっては、高い信頼性を有し、高い製造歩留りをもって形成される。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態である半導体装置4の要部図を、図9に示す。ここで、図9(a)には、半導体装置4の平面形状が表示され、図9(b)には、図9(a)における、線X−Yに沿った断面が示され、図9(c)には、図9(a)における、線X’−Y’に沿った断面が示されている。尚、この図では、再配線層14、ポスト電極20、半田ボール22等は、表示されていない。
半導体装置4にあっては、カバー層12が電極パッド10の表面を開口する領域12eの端に、絶縁層13の表面から電極パッド10の表面にまで貫通する、矩形状の貫通孔13hが複数個、選択的に設けられている。このような貫通孔13hは、電極パッド10の中心に対し、点対称に配置されている。例えば、図9では、4個の貫通孔13hが領域12eの各端に、点対称となって形成されている。また、このような貫通孔13hは、プローブ接触領域10arを避けて形成される。
このような半導体装置4の形態であっても、4個の貫通孔13hが電極パッド10の中心に対し、点対称に配置されていることから、例えば、露光、現像において、4個の貫通孔13hの相対位置が絶縁層13の平面内において、毎回ずれた配置をしても、貫通孔13hから露出する電極パッド10表面の全面積は、常に同じ面積になる。
従って、露光、現像において、4個の貫通孔13hの位置が絶縁層13の平面内においてずれたとしても、各ロットにおいて、電極パッド10と上記再配線層14との接触抵抗が常に同じになる半導体装置が実現する。
更に、このような貫通孔13hは、上述した如く、プローブ接触領域10arを避けて形成されることから、上記再配線層14においては、削り痕10a、並びに突起物10bによる悪影響が及ぶことがない。即ち、上記再配線層14と電極パッド10との界面に、上述した剥離が生じたり、上記再配線層14中にボイドが発生することがない。
また、半導体装置4にあっては、プローブピンを接触させるための電極パッドと再配線層を形成する電極パッドとを分割せずに、それらを同じ電極パッド10上で共用するので、半導体装置の小型化が実現する。
更に、半導体装置4は、絶縁層13により、削り痕10a、並びに突起物10bを完全に被覆させた構成をなしているので、上述した薬液をブラシ洗浄したり、高圧水洗したりする無駄な手間を省くことができる。また、プローブピンと電極パッド10との接触回数に制限を設ける必要がなくなり、必要に応じて、プローブ試験を再試することができる。
このように、半導体装置4にあっては、高い信頼性を有し、高い製造歩留りをもって形成される。
以上説明したように、半導体装置1,2,3,4にあっては、半導体素子11と、半導体素子11の主面に形成された電極パッド10と、半導体素子11の主面及び電極パッド10の周辺部を被覆することにより、電極パッド10表面に露出領域(領域12e)を画定する第1の絶縁層(カバー層12)と、前記第1の絶縁層及び電極パッド10の露出領域を被覆するとともに、電極パッド10の中心を基準として点対称となる部位に、前記露出領域に到達し且つ前記第1の絶縁層を露出させる複数の貫通孔13hを有する第2の絶縁層(絶縁層13)と、が備えられている。このような半導体装置1,2,3,4は、上述した如く、高い信頼性を有し、高い製造歩留りをもって形成される。
第1の実施の形態に係る半導体装置の要部図である。 第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する要部図である(その1)。 第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する要部図である(その2)。 第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する要部図である(その3)。 第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する要部図である(その4)。 第1の実施の形態に係る半導体装置の効果を説明するための要部図である。 第2の実施の形態に係る半導体装置の要部図である。 第3の実施の形態に係る半導体装置の要部図である。 第4の実施の形態に係る半導体装置の要部図である。 再配線層に悪影響を及ぼす例を説明するための要部図である。 再配線層に悪影響を及ぼす別の例を説明するための要部図である。
符号の説明
1,2,3,4 半導体装置
10 電極パッド
10a 削り痕
10ar プローブ接触領域
10b 突起物
11 半導体素子
12 カバー層
12e 領域
13 絶縁層
13h 貫通孔
14 再配線層
20 ポスト電極
21 封止用樹脂
22 半田ボール

Claims (5)

  1. 半導体素子と、
    前記半導体素子の主面に形成された電極パッドと、
    前記半導体素子の主面及び前記電極パッドの周辺部を被覆することにより、前記電極パッド表面に露出領域を画定する第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層及び前記電極パッドの露出領域を被覆するとともに、前記電極パッドの中心を基準として点対称となる部位に、前記露出領域に到達し且つ前記第1の絶縁層を露出させる第1の貫通孔及び第2の貫通孔を有する第2の絶縁層と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2の絶縁層上に設けられ、前記第1、第2の貫通孔を通じて前記電極パッドに導通する再配線層をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記電極パッドの前記露出領域には、削り痕または突起物が形成され、
    前記第1、第2の貫通孔は、前記削り痕または前記突起物が形成された領域外に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 前記削り痕または前記突起物は、前記第2の絶縁層により被覆されていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 半導体素子の主面を被覆する第1の絶縁層から露出した電極パッドの露出領域にプローブピンを接触させる工程と、
    前記第1の絶縁層及び前記電極パッドの露出領域に第2の絶縁層を被覆する工程と、
    前記電極パッドの中心を基準として点対称となる部位に、前記第2の絶縁層表面から前記電極パッド表面まで到達し且つ前記第1の絶縁層を露出させる第1の貫通孔及び第2の貫通孔を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP2012238627A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2014197711A (ja) * 2014-07-15 2014-10-16 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置
JP2016066820A (ja) * 2016-01-14 2016-04-28 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置

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