JP4446793B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、再配線構造を有する半導体装置およびその製造方法に関するものである。
近年、情報通信機器や事務用電子機器の小型化及び高機能化が進むことに伴って、これらの電子機器に搭載される半導体集積回路装置等の半導体装置に対して、半導体装置の小型化と共に、入出力のための外部端子の数を増加することが要求されている。
このような要求を実現する技術として、半導体装置を半導体チップと同等の大きさに形成できるように外部端子を配置するCSP(Chip Scale Package)技術やTABテープと呼ばれる薄膜状の配線基板を用いるT−BGA(Tape-Ball Grid Array)技術の開発が進んでいる。
以下に、従来例として、半導体チップの電極を外部と接続するための配線及び外部端子を、半導体ウェハの状態で形成するウェハレベルCSP技術について、図面を参照しながら説明する。
図10及び図11は従来例にかかる半導体装置を示し、図10は表面の部材を部分的にはがした状態を示す平面図であり、図11は図10におけるB−B’線部の断面構成を示している。
図10及び図11に示すように、半導体チップ100には半導体素子形成領域101に半導体素子を含めた回路が形成されており、半導体チップ100の上には、半導体チップ100の電極である素子電極103と、この素子電極103の上側を開口する保護膜(パッシベーション膜)104とが形成されている。保護膜104の上には、素子電極103の上側に開口部を有する第1の絶縁膜105を介して、一方の端部が素子電極103と接続され、他方の端部がランド108と接続された金属配線層107が形成されている。前記金属配線層107は、例えばスパッタ法によって形成されたTi等のバリアメタルおよびCu等の下部金属膜106aと、その上方に電気めっき法によって形成されたCuなどの上部金属膜106bとによって構成されている。また、金属配線層107の上を含む第1の絶縁膜105の上にはランド108の上に開口部を有する第2の絶縁膜109が形成されており、第2の絶縁膜109の開口部には、ランド108と接続される金属バンプ200が形成されている。なお、図10及び図11における102は半導体素子の配置が禁止されている素子配置禁止領域である。
従来例の半導体装置では、半導体チップ100の素子電極103を金属配線層107及びランド108を介して金属バンプ200と接続することにより、金属バンプ200を外部端子として利用できるよう構成されている。そして、金属バンプ200を半導体チップ100の主面上に配置することにより半導体チップ100と同等の大きさの半導体装置を実現できるようになっている。
上記半導体装置においては、通常、半導体ウェハの加工工程終了後で、外部接続端子の形成工程の前に、半導体チップ100の性能試験が行われる。前記性能試験においては、素子電極103上に電気検査用のプローブ針を接触させて試験を行うことから、前記素子電極103は、半導体チップ100の性能試験を行うための電極としての役割と、前記金属バンプ200と前記素子電極103を電気的に接続するための前記金属配線層107との接点としての役割とを担っている。
一方、半導体チップ100の性能試験を行う際に使用される電気検査用のプローブ針は、タングステンカーバイド等の硬度の高い物質からなり、しかも素子電極103上の自然酸化膜等を破らなければ良好な接続が得られないため、素子電極103に対して点接触状態で接触させ、素子電極103の大きさや酸化膜の状態によって定められた力で押し当てることによって測定が行われる。この際に素子電極103の金属表面は下方向への力と横方向の力が加わることになり、変形したり削られたりすることになるので、図12に示すように性能試験終了後の素子電極103にはプローブ痕201が残ることになる。したがって、半導体チップ100の性能試験が行われる素子電極103の下に配線や素子等を配置した場合には前記性能試験時の機械的衝撃によって配線や素子が損傷を受ける可能性が高いため、前記素子電極103の下には配線および素子等が配置できない。
しかしながら、前記素子電極103は、上述したように前記金属バンプ200と前記素子電極103とを電気的に接続するための前記金属配線層107との接点としての役割も持っているため、素子電極103上には上述のように種々の工程を経て前記金属配線層107が形成される(図13参照)。この金属配線形成工程において、上述したプローブ痕201に起因して前記素子電極103と前記金属配線層107との安定した接続が得られない場合や、信頼性が劣化する場合があった。
具体的には、素子電極103の上側に開口部を有する第1の絶縁膜105を介して、金属配線層107を形成する際には、開口部を有する第1の絶縁膜105上にスパッタ法等によりバリアメタルおよび下部金属膜106aを形成し、めっきレジストの塗布、露光、現像を行った後に、めっき法により上部金属膜106bを形成するが、前記スパッタ法によるバリアメタルおよび下部金属膜106aが上述のプローブ痕201の存在によってカバレッジが悪くなり、その後のめっきレジスト形成工程や金属配線形成工程で使用される薬剤によって腐食される場合や、めっき法による上部金属膜106bの形成が不完全になる場合があり、これが安定した接続や信頼性を阻害する要因となっていた。
このような問題点に対処するものとして、例えば、特許文献1には、素子電極の面積を大きくして、電気特性検査用パッドとボンディングパッドとを別に形成する半導体装置の製造方法が開示されている。また、特許文献2にかかる半導体装置では、回路形成領域の上方箇所に設けたボンディングパッドにおいて、実際にボンディングされる領域とは別に、プローブを当てるための領域を隣接させて配設した構成が提案されている。
これらの方法によれば、ボンディングパッドとは別に電気特性検査用パッドを形成したり、実際にボンディングパッドとして用いられる領域以外にプローブを当てるための領域を設けたりしているので、実際にボンディングパッドを行う箇所がプローブによって損傷することがなくなり、接続に関する信頼性が低下することを防止できる。
特開平1−295444号公報 特開平11−307601号公報
しかしながら、上記した特許文献1のように、素子電極の面積を大きくして、電気特性検査用パッドとボンディングパッドとを別に形成する半導体装置の製造方法では、回路形成領域上には前記電気特性検査用パッドは配置できず、回路形成領域以外の箇所に電気特性検査用パッドを設けなければならず、この結果、パッド面積が大きくなってしまい、チップサイズを大きくせざるを得ないという問題があった。
また、特許文献2にかかる半導体装置のように、実質的に電気特性検査用パッドやボンディングパッドとなる領域を回路形成領域に配置する構成を採用しようとすると、プローブ針による衝撃や、ワイヤーボンディングあるいはバンプ形成後の実装時における衝撃を吸収できるよう、パッド金属を厚くする等の特別な構成で半導体ウェハを形成する必要があり、プロセス改善など、コストが高くなるという問題があった。
また、半導体ウェハプロセス終了後に半導体チップの電気特性検査を行わず、半導体装置が完成した後に外部接続端子である金属バンプを使用して電気特性検査を行う場合が考えられるが、この方法では金属バンプとプローブ針を接触させる必要があり、金属バンプ表面に傷がつくという問題がある。また、電気特性検査を行った結果、不良が検出された場合には、ウェハプロセスによる不良であるのか外部接続端子形成工程での不良であるのかが判別できず、不良原因の追求が困難になるという問題がある。さらに、ウェハプロセスの工程トラブルが発生した場合においても、外部接続端子形成工程が完了するまで工程トラブルの発生が確認できず、その間不良品の生産を続けることになり、ロスが非常に大きくなってしまう可能性がある。
さらに、近年の半導体装置に対する小型化及び高機能化の要求はますます強くなってきているが、半導体素子と素子電極とを接続する配線(例えばAl配線)の抵抗に加えて、素子電極と外部接続端子である金属バンプとを接続するための金属配線(例えばCu配線)の抵抗が存在するため、信号遅延が発生し、図10に示すように、素子電極103が半導体チップ100の外周寄り位置に配置されている従来の半導体装置においては、半導体素子と素子電極とを接続する金属配線(図示せず)の距離、および素子電極と金属バンプとを接続する金属配線層107による接続距離が比較的長いので、外部機器との間で信号の高速伝送が困難になるという問題が生じるようになってきた。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであり、再配線構造を有する半導体装置において、素子電極と金属配線との電気的接続が良好に行われ、かつ良好な信頼性が確保できるとともに、半導体チップの小型化を阻害することなく、半導体装置と外部機器との間で信号の高速伝送が行うことができる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
前記問題点を解決するために本発明に係る半導体装置は、半導体チップを有する半導体装置であって、前記半導体チップは、少なくとも1つの半導体素子と、主面上に形成され且つ前記半導体素子と電気的に接続された素子電極とを備え、前記半導体チップの主面上には、半導体素子を含む半導体素子形成領域と、前記半導体素子形成領域に点在するように間隔をあけて2次元的に配置された複数の素子配置禁止領域とが形成され、前記素子電極は外部接続用端子に接続するための金属配線と接続される接続用領域と、前記半導体チップの電気特性検査のための検査用領域とで構成され、前記素子電極の接続用領域が前記半導体素子形成領域内に配置され、且つ前記素子電極の検査用領域が前記素子配置禁止領域に形成されていることを特徴とするものである。
このようにすると、外部接続用端子である金属バンプに接続するための金属配線と接続される接続用領域内には、電気特性検査の際に素子電極上に形成されるプローブ痕は存在しないため、前記素子電極と前記金属配線とは安定した接続が得られ、半導体装置の信頼性が確保できる。また、前記半導体素子形成領域内に前記金属バンプに接続するための金属配線と接続する接続用領域が配置されているため、従来の電気特性検査と金属配線への接続を素子電極の同一領域内で行う半導体装置と比較して、素子電極自体の面積は増大するが、半導体チップの面積を増大させなくても済み、小型化を阻害することがない。また、素子電極の検査用領域は素子配置禁止領域に形成されているので、プローブ針で検査用領域を押圧した場合でも、半導体素子が損傷することがない。
また、本発明にかかる半導体装置において、素子電極の接続用領域を、この半導体素子および外部接続用端子の配設位置近傍に配置させるとよく、この構成によると、前記半導体素子と素子電極とを接続する金属配線の配線長ならびに前記外部接続用端子に接続するための金属配線の配線長を短くすることができ、半導体装置と外部機器との間で信号の高速伝送が可能となる。
さらに、前記素子電極における接続用領域と検査用領域との境界上の少なくとも一部分に保護膜(パッシベーション膜)が形成されていることが好ましい。
このようにすると、前記素子電極が外部接続用端子に接続するための金属配線と接続される接続用領域と、半導体チップの電気特性検査のための検査用領域との境界認識精度が向上するため、半導体チップの特性検査の際にプローブ針を素子電極のプローブ針接続用の領域に容易に接続させることが可能となるので、プローブ針の針痕が外部接続用端子に接続するための金属配線と接続される領域に入り込む可能性が低くなり、素子電極と金属配線との電気的接続がより確実なものとなる。
また、本発明にかかる半導体装置は、素子電極が外部接続用端子に接続するための金属配線と接続される接続用領域と、半導体チップの電気特性検査のための検査用領域とで構成されているが、これらの接続用領域と検査用領域とは、前記素子電極を構成する金属と同一の材料の金属からなる接続配線で電気的に接続され、且つ前記接続配線上には保護膜(パッシベーション膜)が形成されていることが好ましい。
このようにすると、半導体チップの特性検査の際には、外部接続用端子に接続するための金属配線と接続される接続用領域と、半導体チップの電気特性検査のための検査用領域とが離れている場合でも、これらの領域同士が接続配線で電気的に接続されているため、電気特性検査に何ら問題はない。また、前記半導体素子の近傍に素子配置禁止領域を配置する必要がなくなるため、半導体素子の配置自由度が高まり、回路設計が容易に行える。さらに、電気特性検査のためのプローブ針と接続される領域は、プローブ針の接続容易性を考慮した配置が可能となるため、より安定した電気特性検査が可能となる。
本発明にかかる半導体装置の製造方法は、半導体チップの主面上に、外部接続用端子に接続するための金属配線に接続される接続用領域と、前記半導体チップの電気特性検査のための検査用領域とを有する複数の素子電極を、前記接続用領域が半導体素子を含む素子形成領域内に配置され、且つ前記検査用領域が前記半導体素子形成領域に点在するように間隔をあけて2次元的に配置された複数の素子配置禁止領域に配置されるように形成する第1の工程と、保護膜を前記素子電極上で部分的に開口させて形成する第2の工程と、前記素子電極の検査用領域にプローブ針を接続して前記半導体チップの電気特性検査を行う第3の工程と、第1の絶縁膜を前記素子電極の接続用領域内に開口させて形成する第4の工程と、前記第1の絶縁膜上に前記素子電極から外部接続用端子に接続するための金属配線層およびランドを形成する第5の工程と、前記金属配線層を覆い、外部接続子に接続するランド部分を開口して第2の絶縁膜を形成する第6の工程と、外部接続子を形成する第7の工程と、を含む。
本発明の半導体装置の製造方法によると、外部接続用端子に接続するための金属配線に接続される接続用領域と、半導体チップの電気特性検査のための検査用領域とを従来の製造方法に工程を追加することなく形成でき、外部接続用端子に接続するための金属配線と接続される接続用領域内には電気特性検査の際に素子電極上に形成されるプローブ痕は存在しないため、前記素子電極と前記金属配線とは安定した接続が得られ、半導体装置の信頼性が確保できる。また、素子電極に検査用領域を設けたことにより、ウェハ加工工程終了後に半導体チップの電気特性検査を行うことが可能となり、工程トラブルを迅速に把握することができて、早急な対応が可能となり、工程トラブルによる歩留まりロスを最小限に抑えることができる。
本発明にかかる半導体装置の製造方法において、第2の工程では、保護膜(パッシベーション膜)を素子電極上で部分的に開口させて形成する際に、外部接続用端子に接続するための金属配線に接続される接続用領域と、半導体チップの電気特性検査のための検査用領域との境界の少なくとも一部分に保護膜(パッシベーション膜)が形成されていることが好ましい。
このようにすると、保護膜の存在により境界が明確になり、半導体チップの特性検査の際にプローブ針を素子電極の検査用領域に容易に接続させることが可能となるので、プローブ針の針痕が外部接続用端子に接続するための金属配線と接続される領域に入り込む可能性が低くなり、素子電極と金属配線との電気的接続がより確実なものとなる。
本発明にかかる半導体装置の製造方法において、第1の工程では、半導体チップの主面上に、接続用領域と検査用領域とを有する複数の素子電極を形成すると同時に、これらの接続用領域と検査用領域とを電気的に接続する所定の幅および長さの接続配線を形成することが好ましい。さらに、この後の工程において、接続配線上に保護膜を形成することが好ましい。
このようにすると、接続用領域と検査用領域とが離れている場合でも、これらの領域同士が幅および長さが既知の接続配線で電気的に接続されているため、電気特性検査に何ら問題はない。また、前記半導体素子形成領域の近傍に素子配置禁止領域を配置する必要がなくなるため、半導体素子の配置自由度が高まり、回路設計が容易に行える。さらに、電気特性検査のためのプローブ針と接続される領域は、プローブ針の接続容易性を考慮した配置が可能となるため、より安定した電気特性検査が可能となる。
本発明の半導体装置によると、半導体チップ上の複数の素子電極において、外部接続用端子に接続するための金属配線と接続される接続用領域内には、電気特性検査の際に素子電極上に形成されるプローブ痕は存在しないため、前記素子電極と前記金属配線とは安定した接続が得られ、半導体装置の信頼性が確保できる。また、前記半導体素子形成領域内に前記外部接続用端子に接続するための金属配線と接続する接続用領域が配置されているため、従来の電気特性検査と金属配線への接続を素子電極の同一領域内で行う半導体装置と比較して、素子電極自体の面積は増大するが、半導体チップの面積を増大させなくても済み、小型化を阻害することがない。また、素子電極の検査用領域は素子配置禁止領域に形成されているので、プローブ針で検査用領域を押圧した場合でも、半導体素子が損傷することがない。
また、本発明にかかる半導体装置において、素子電極の接続用領域をこの半導体素子および外部接続用端子の配設位置近傍に配置させることにより、前記半導体素子と素子電極とを接続する金属配線の配線長ならびに外部接続用端子に接続するための金属配線の配線長を短くすることができ、半導体装置と外部機器との間で信号の高速伝送が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示し、図1は表面の部材を部分的にはがした状態を示す平面図であり、図2は図1におけるA−A’線部の断面構成を示している。また、図3は、同半導体装置において、半導体ウェハプロセス終了後、半導体チップの電気特性検査を行った段階での素子電極の周辺部分を拡大して示した平面図である。図4は、同半導体装置の断面構成を示した図2のうち、素子電極の周囲の部分を拡大して表示したものである。
図1及び図2に示すように、半導体チップ10には半導体素子形成領域11に少なくとも1つの半導体素子が形成されており、半導体チップ10の上には、この半導体素子を含んだ半導体素子形成領域11とこの半導体素子の近傍に配置された素子配置禁止領域12とに跨って半導体チップ10の電極である素子電極13と、この素子電極13の上側を開口するチッ化シリコンからなる保護膜(パッシベーション膜)14とが形成されている。前記素子電極13は、前記半導体素子形成領域上に形成されている領域(接続用領域)13aと、前記素子配置禁止領域上に形成されている領域(検査用領域)13bとで構成されている。
保護膜14の上には、素子電極13の上側に開口部を有する感光性絶縁材料からなる第1の絶縁膜15を介して、一方の端部が素子電極13と接続され、他方の端部がCuからなるランド18と接続された金属配線層17が形成されている。前記金属配線層17は、例えばスパッタ法によって形成されたTiからなるバリアメタルとCuからなる下部金属膜とからなる下部金属層16aと、その上方に電気めっき法によって形成されたCuからなる上部金属膜16bとによって構成されている。また、金属配線層17の上を含む第1の絶縁膜15の上にはランド18の上に開口部を有する熱硬化性のエポキシ樹脂からなる第2の絶縁膜19が形成されており、第2の絶縁膜19の開口部には、ランド18と接続される半田の金属バンプ20が形成されている。
なお、第1の絶縁膜15を構成する材料は感光性絶縁材料に限られず、絶縁性を有する材料であればよい。また、下部金属層16aのバリアメタルを構成する材料はTiに限られず、保護膜14との強い密着性を有し、下部金属層16aの下部金属膜のエッチング液に対するバリア性を有する材料であれば良く、例えばTiWやCr等を用いても良い。また、下部金属層16aの下部金属膜および上部金属膜16bおよびランド18を構成する材料はCuに限られず、導電性を有する材料であれば良く、それぞれが異なる導電性材料により構成されていても良い。また、上部金属膜16bおよびランド18は、一工程で形成しても良いし、別々の工程で形成しても良い。また、第2の絶縁膜19についても熱硬化性エポキシ樹脂に限られず、絶縁性を有する材料であれば良く、例えば第1の絶縁膜15と同一の感光性絶縁材料でも良い。
以上のように構成された本実施の形態の半導体装置において、図3、図4においても拡大して示すように、素子電極13は半導体チップ10の半導体素子形成領域11と素子配置禁止領域12に跨って形成されている。そして特に、半導体素子形成領域11上に形成された領域(接続用領域)13aは、外部接続用端子である金属バンプ20に接続するための金属配線層17との接続のための電極として用いられ、素子配置禁止領域12上に形成された領域(検査用領域)13bは半導体チップ10の電気特性検査のためのプローブ針接続用電極として使用される。また、保護膜14は素子電極13の上部に開口部を有している。
また、半導体チップ10の主面において、複数の素子配置禁止領域12同士が半導体素子形成領域11において点在するように適宜間隔をあけて2次元的に配置されており、各素子電極18の接続用領域13aが半導体素子の近傍でかつ金属バンプ20の配設位置近傍に配置されている。
ここで、本発明にかかる半導体装置は、半導体ウェハプロセス終了後、半導体チップの電気特性検査工程、外部接続端子形成工程を経て製造される。この場合に、電気特性検査工程においては、特性検査を素子配置禁止領域12上に形成された、素子電極13の検査用領域13bにプローブ針を接触させて行う。したがって、この素子電極13の検査用領域13bにはプローブ針が押し付けられるため、図3に示すように、プローブ痕21が残る。しかし、このようにプローブ痕21がついた場合でも、この検査用領域13bは素子配置禁止領域12上に形成されており、このプローブ痕21上には第1の絶縁膜15が形成されるのみであるので、プローブ針の機械的衝撃によって半導体素子や配線が損傷を受けることはなく、外部接続端子との接続に関与することもない。
一方、外部接続端子と接続するための金属配線層17は素子電極13上の半導体素子形成領域11上に形成された、素子電極13の接続用領域13aに形成されるが、この部分にはプローブ痕21が存在しないので、素子電極13の接続用領域13aと金属配線層17は安定した接続状態を確保できる。
また、金属配線層17はスパッタ法やめっき法を用いて形成されるが、これらの方法によれば、素子電極13の接続用領域13aとの接続部分に機械的衝撃はほとんど加わらないので、接続用領域13aの下部に配設された回路や配線に影響を与えることもない。
また、素子電極13の大きさは従来に比較して大きくなるが、素子電極13のうち、金属配線層17と接続される接続用領域13aは、半導体素子形成領域11上にあるので、半導体チップ10の小型化を阻害することもない。
また、外部接続端子としての金属バンプ20の直下には第1の絶縁膜15が存在するので、実装時の機械的衝撃や応力に対して応力緩和作用を有しており、金属バンプ20の配置は下部回路に何ら制約を受けない。
さらに、素子電極13のうち、金属配線層17と接続される素子電極18の接続用領域13aは、金属バンプ20の配設位置近傍に配置されているため、金属バンプ20に接続するための金属配線層17の配線長を短くすることができ、半導体装置と外部機器との間で信号の高速伝送が可能となる。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を示し、この半導体装置のウェハプロセス終了後、半導体チップの電気特性検査を行った段階での素子電極の周辺部分を拡大して示した平面図である。
この半導体装置においても、半導体チップ10には、半導体素子形成領域11と素子配置禁止領域12があり、素子電極13は、外部接続用端子である金属バンプ20に接続するための金属配線17と接続される接続用領域13aと、半導体チップ10の電気特性検査のためのプローブ針と接続される検査用領域13bとで構成されている。そして、素子電極13の接続用領域13aが半導体素子形成領域11内に配置され、且つ素子電極13の検査用領域13bが素子配置禁止領域12に形成されている。
また、保護膜14は素子電極13の上部に開口部を有しているが、特にこの半導体装置においては、素子電極13における接続用領域13aと検査用領域13bとの境界部分において、保護膜14が部分的に突出した状態に形成されている。
ここで、本発明にかかる半導体装置においては、半導体ウェハプロセス終了後、半導体チップ10の電気特性検査を行う際に、素子電極13上で、素子配置禁止領域12に形成された検査用領域13bにプローブ針を接触させて特性検査を行うが、本実施の形態のごとく、接続用領域13aと検査用領域13bとの境界部分に保護膜14が突出した状態に形成されていれば、従来の素子電極の場合と同様に画像認識等で確実に場所の特定が可能となり、素子電極13の半導体素子形成領域11上の接続用領域13aにプローブ針が接触したり、プローブ痕が残ったりすることを防止できるので、下部回路の損傷や、金属配線層17の接続不良を確実に防ぐことが可能となる。
なお、図5においては、前記半導体素子形成領域11と素子配置禁止領域12との境界部における保護膜14の突出状態は、部分的なものとなっているが、一部分に限らず、素子配置禁止領域12上に形成された検査用領域13bの開口領域の判別が容易となるような形状であれば良く、例えば半導体素子形成領域11内外の境界にそって全域に保護膜14を設け、素子電極13上の保護膜14の開口部を、電気特性検査用の開口部と、金属配線接続用の開口部とに分離しても良い。
図6は本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置を示し、この半導体装置のウェハプロセス終了後、半導体チップの電気特性検査を行った段階での素子電極の周辺部分を拡大して示した平面図である。
この半導体装置においても、半導体チップ10には、半導体素子形成領域11と素子配置禁止領域12があり、素子電極13は、外部接続用端子である金属バンプ20に接続するための金属配線17と接続される接続用領域13aと、半導体チップ10の電気特性検査のためのプローブ針と接続される検査用領域13bとで構成されている。そして、素子電極13の接続用領域13aが半導体素子形成領域11内に配置され、且つ素子電極13の検査用領域13bが素子配置禁止領域12に形成されている。
しかしながら、この半導体装置においては、接続用領域13aと検査用領域13bとが距離をおいて形成されており、接続用領域13aと検査用領域13bとの間は素子電極13を構成する金属と同一の金属からなる幅および長さが既知(所定)の接続配線13cで電気的に接続されている。また、保護膜14は接続用領域13aおよび検査用領域13bには開口部を有しているが、前記接続配線13c上には開口部は形成されておらず、保護膜14で覆われている。
ここで、本発明にかかる半導体装置においては、半導体ウェハプロセス終了後、半導体チップ10の電気特性検査を行う際に、素子配置禁止領域12に形成された検査用領域13bにプローブ針を接触させて特性検査を行うが、本実施の形態においては、この半導体素子と素子電極13上でプローブ針の接触する検査用領域13bは離れているが、この半導体素子と検査用領域13bとを電気的に接続している接続配線13cの幅および長さが既知であるので、この半導体素子からプローブ針までに発生する電気抵抗等の数値も既知となり、電気特性検査に何ら支障はない。
一方、素子電極13のうち、金属配線層17と接続される接続用領域13aは、前記半導体素子および金属バンプ20の配設位置近傍に配置されているため、前記半導体素子と前記素子電極13を接続するための金属配線長、および前記素子電極13と前記金属バンプ20とを接続するための金属配線層17の配線長を短くすることができ、半導体装置と外部機器との間で信号の高速伝送が可能となる。
また、前記半導体素子形成領域11の近傍に素子配置禁止領域12を配置する必要がなくなるため、半導体素子の配置自由度が高まり、回路設計が容易に行える。
さらに、電気特性検査のためのプローブ針と接続される検査用領域13bは、プローブ針の接続容易性を考慮した配置が可能となるため、より安定した電気特性検査が可能となる。
なお、本発明にかかる半導体装置における実施の形態としては、前記のように素子電極13のうち、金属配線層17と接続される接続用領域13aは、全て前記半導体素子近傍に配置したが、全ての素子電極が半導体素子近傍に配置される必要はなく、外部接続機器との信号の高速伝送が必要でない素子電極13については、金属配線層17と接続される接続用領域13aが半導体素子形成領域11上に形成され、且つ電気特性検査のためのプローブ針と接続される検査用領域13bが素子配置禁止領域12上に形成されていればよく、従来の半導体装置のように半導体チップの外周部に接続用領域13aおよび検査用領域13bが形成されていてもよい。
次に、前記のように構成された半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図7(a)〜図7(e)および図8(a)〜図8(e)および図9(a)〜図9(d)は、本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法を示しており、図1のA−A’線における工程順の断面構成を示している。
まず、図7(a)に示すように、半導体集積回路が半導体素子形成領域11に形成された半導体ウェハ30の主面上に、素子電極13として、半導体素子形成領域11と素子配置禁止領域12とに跨るように接続用領域13aおよび検査用領域13bを形成する。
次に、図7(b)に示すように、半導体ウェハ30の主面上に、素子電極13上に開口部を有するように保護膜(パッシベーション膜)14を形成する。
次に、図7(c)に示すように、素子電極13上の素子配置禁止領域12上に形成された検査用領域13bにプローブ針22を接触させ、半導体チップの電気特性検査を行う。
次に、図7(d)に示すように、半導体ウェハ30の主面上に、素子電極13上の半導体素子形成領域11上に形成された接続用領域13aに開口部を有するように、第1の絶縁膜15を形成する。
次に、図7(e)に示すように、前記開口部の内部を含む、第1の絶縁膜15上に、スパッタリング法によりチタンからなるバリアメタルおよびCuからなる下部金属膜とから構成される下部金属層16aを形成する。なお、バリアメタル及び下部金属膜からなる下部金属層16aの形成は、スパッタリング法に限らず、真空蒸着法、CVD法または無電解めっき法等を用いても良い。また、下部金属層16aのバリアメタルに用いる材料はチタンに限られず、TiWまたはCrを用いても良い。
次に、図8(a)に示すように、バリアメタルと下部金属膜で構成される下部金属層16a上の全面にポジ型またはネガ型の感光性レジスト材料を塗布し、所定の形状を有するマスクを用いて露光、現像することにより配線の形状を開口するめっきレジスト膜23を形成する。
次に、図8(b)に示すように、めっきレジスト膜23をマスクとして用いた電解めっき法により、下部金属層16aをシードとしてCuからなる上部金属膜16bを形成する。
次に、図8(c)に示すように、めっきレジスト膜23を分解して除去する。
次に、図8(d)に示すように、下部金属層16aおよび上部金属膜16b上にドライフィルムレジスト24を形成し、ランド18に対応する部分に開口部を設ける。
次に、図8(e)に示すように、ドライフィルムレジスト膜24をマスクとして用いた電気めっき法により、下部金属層16aおよび上部金属膜16bをシードとしてCuからなるランド18を形成する。
次に、図9(a)に示すように、ドライフィルムレジスト膜24を分解して除去する。
次に、図9(b)に示すように、まず、塩化第二鉄溶液を用いてウエットエッチングを行う。これにより、上部金属膜16b及びこの上部金属層16bの間に露出する下部金属層16aが溶解されるが、下部金属層16aと比べて上部金属膜16bは十分な厚さを有しており、下部金属層16aが上部金属膜16bよりも先に除去される。なお、ウエットエッチングに用いるエッチング液は塩化第二鉄溶液に限られず、硫酸と過酸化水素との混合液等からなり銅を溶解できるエッチング液であればよい。
その後、チタンを溶解するエッチング液としてEDTA(エチレンジアミン四酢酸塩)溶液を用いてバリアメタルを除去して第1の絶縁膜15を露出する。これにより、バリアメタルおよび下部金属膜からなる下部金属層16a及び上部金属膜16bが積層された金属配線層17およびランド18が形成される。
次に、図9(c)に示すように、半導体ウェハ10の主面上に、ランド18の上部に金属面が露出するように、熱硬化性のエポキシ樹脂を用いて第2の絶縁膜19を形成する。
次に、図9(d)に示すように、ランド18の上部に半田ボールを載置して溶融することにより外部接続端子である金属バンプ20を形成する。
その後、半導体ウェハ10をチップ状態にダイシングすることにより本実施形態の半導体装置を得ることができる。
また、本発明の前記第2の実施の形態にかかる半導体装置を製造するためには、前記図7から図9に示した工程において、図7(b)に示す、半導体ウェハ10の主面上に、素子電極13上に開口部を有するように保護膜(パッシベーション膜)14を形成する際に、接続用領域13aと検査用領域13bとの境界部分において、保護膜14が部分的に突出した状態に形成することによって可能となる。
また、本発明の前記第3の実施の形態にかかる半導体装置を製造するためには、前記図7から図9に示した工程において、図7(a)に示す、半導体集積回路が半導体素子形成領域11に形成された半導体ウェハ10の主面上に、素子電極13として、半導体素子形成領域11と素子配置禁止領域12とに接続用領域13aおよび検査用領域13bを形成することと同時に、接続用領域13aと検査用領域13bとの間を前記素子電極13を構成する金属と同一の金属からなる幅および長さが既知の接続配線13c形成し、その後、図7(b)に示すように、半導体ウェハ10の主面上に、接続用領域13aと検査用領域13bとの上部に開口部を有するように保護膜(パッシベーション膜)14を形成することにより可能となる。
本発明の半導体装置は、半導体チップの小型化を阻害することなく、安定した接続信頼性を有し、外部機器との信号の高速伝送を達成するための手法として有用である。
本発明の第1の実施の形態にかかる半導体装置を示し、表面の部材を部分的にはがした状態を示す平面図である。 同実施の形態にかかる半導体装置の断面図を示し、図1におけるA−A’線部の断面構成を示している。 同実施の形態にかかる半導体装置において、半導体ウェハプロセス終了後、半導体チップの電気特性検査を行った段階での素子電極の周辺部分を拡大して示した平面図である。 同実施の形態にかかる半導体装置の断面構成を示した図2のうち、素子電極の周囲の部分を拡大して表示した断面図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる半導体装置における、半導体ウェハプロセス終了後、半導体チップの電気特性検査を行った段階での素子電極の周辺部分を拡大して示した平面図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる半導体装置における、半導体ウェハプロセス終了後、半導体チップの電気特性検査を行った段階での素子電極の周辺部分を拡大して示した平面図である。 (a)〜(e)はそれぞれ、本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法の断面図を示し、図1におけるA−A’線部における工程順の構成断面図である。 (a)〜(e)はそれぞれ、本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法の断面図を示し、図1におけるA−A’線部における工程順の構成断面図である。 (a)〜(d)はそれぞれ、本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法の断面図を示し、図1におけるA−A’線部における工程順の構成断面図である。 従来例にかかる半導体装置を示し、表面の部材を部分的にはがした状態を示す平面図である。 同従来例にかかる半導体装置を示し、図10におけるB−B’線部の断面構成を示している。 同従来例にかかる半導体装置において、半導体ウェハプロセス終了後、半導体チップの電気特性検査を行った段階での素子電極の周辺部分を拡大して示した平面図である。 同従来例にかかる半導体装置の断面構成を示した図11のうち、素子電極の周囲の部分を拡大して表示した断面図である。
符号の説明
10 半導体チップ
11 半導体素子形成領域
12 素子配置禁止領域
13 素子電極
13a 接続用領域
13b 検査用領域
13c 接続配線
14 保護膜(パッシベーション膜)
15 第1の絶縁膜
16a 下部金属層
16b 上部金属膜
17 金属配線層
18 ランド
19 第2の絶縁膜
20 金属バンプ
21 プローブ痕
22 プローブ針
23 めっきレジスト膜
24 ドライフィルムレジスト膜
30 半導体ウェハ

Claims (7)

  1. 半導体チップを有する半導体装置であって、
    前記半導体チップは、少なくとも1つの半導体素子と、
    主面上に形成され且つ前記半導体素子と電気的に接続された素子電極とを備え、
    前記半導体チップの主面上には、半導体素子を含む半導体素子形成領域と、
    前記半導体素子形成領域に点在するように間隔をあけて2次元的に配置された複数の素子配置禁止領域とが形成され、
    前記素子電極は外部接続用端子に接続するための金属配線と接続される接続用領域と、
    前記半導体チップの電気特性検査のための検査用領域とで構成され、
    前記素子電極の接続用領域が前記半導体素子形成領域内に配置され、
    且つ前記素子電極の検査用領域が前記素子配置禁止領域に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記素子電極の接続用領域が、前記素子電極に接続された半導体素子の配設位置近傍に配置され、
    且つ前記素子電極に接続される外部接続用端子の配設位置近傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記素子電極において、前記接続用領域と前記検査用領域との境界上の少なくとも一部分に保護膜が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記素子電極において、前記接続用領域と前記検査用領域とが、前記素子電極を構成する金属と同一の材料の金属からなる接続配線で電気的に接続され、且つ前記接続配線上には保護膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体装置。
  5. 半導体チップの主面上に、外部接続用端子に接続するための金属配線に接続される接続用領域と、前記半導体チップの電気特性検査のための検査用領域とを有する複数の素子電極を、前記接続用領域が半導体素子を含む素子形成領域内に配置され、且つ前記検査用領域が前記半導体素子形成領域に点在するように間隔をあけて2次元的に配置された複数の素子配置禁止領域に配置されるように形成する第1の工程と、
    保護膜を前記素子電極上で部分的に開口させて形成する第2の工程と、
    前記素子電極の検査用領域にプローブ針を接続して前記半導体チップの電気特性検査を行う第3の工程と、
    第1の絶縁膜を前記素子電極の接続用領域内に開口させて形成する第4の工程と、
    前記第1の絶縁膜上に前記素子電極から外部接続用端子に接続するための金属配線層およびランドを形成する第5の工程と、
    前記金属配線層を覆い、外部接続子に接続するランド部分を開口して第2の絶縁膜を形成する第6の工程と、
    外部接続子を形成する第7の工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2の工程において、前記保護膜を前記素子電極上で部分的に開口させて形成する際に、前記接続用領域と前記検査用領域との境界の少なくとも一部分に前記保護膜を形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1の工程において、前記半導体チップの主面上に、前記接続用領域と前記検査用領域とを有する前記複数の素子電極を形成すると同時に、前記接続用領域と前記検査用領域とを接続する接続配線を形成し、この後の工程において、前記接続配線上に保護膜を形成することを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法。
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