JP2009230859A - 端子台 - Google Patents

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Abstract

【課題】リード線挿入確認片を備えた端子台にあって、圧着端子の長さの違いに対応し得る構成を提供する。
【解決手段】
リード線挿入確認片40を、外方から視認困難な非指標位置Xから視認容易な指標位置Yまで移動する昇降杆部41と、屈曲可能な可撓節43を介して昇降杆部41の側方に延成され、延成端である受圧端部48をリード線挿入路18に位置させる傾動杆部42と、傾動杆部42に連成されて絶縁性基板2に軸支される軸支部45とで構成し、リード線80の挿入端を接続位置Cまで挿入すると、挿入端に受圧端部48が押圧されて昇降杆部41が指標位置Yまで移動し、挿入端を接続位置Cからさらに挿入方向に押圧すると、可撓節43よりも撓み難い傾動杆部42の可撓部46が撓むことにより、昇降杆部41を指標位置Yに保持したまま挿入端をリード線挿入路18の奥へ挿入可能となるようにした。
【選択図】図11

Description

本発明は、複数のリード線を、杆状導通片を介して電気的に接続するための端子台に関する。
絶縁性基板に横断状に装着された杆状導通片を備え、該絶縁性基板に形成された複数のリード線挿入孔に夫々リード線を挿入して杆状導通片に電気的に接続することにより、各リード線相互を結線する端子台は種々提案されている。これらの端子台は、通常、前後に重ね合わせられて、据付レール上に保持されることにより、集合端子台を構成する(特許文献1参照)。
かかる端子台に接続するリード線の端部は、一般的に、圧着端子が固着されたり、金属線が露出されたりしており、リード線挿入孔から内部のリード線挿入路に進入したリード線の端部は、該リード線挿入路においてバネやネジ等によって杆状導通片に圧接されることにより電気的に接続される。
ところで、こうした端子台では、リード線を杆状導通片に接続する際に、リード線の挿入端をリード線挿入路の所定の接続位置まで挿入しないと、リード線と杆状導通片とが適切に接続されず、結線不良となることがある。しかし、端子台の内部は、電気的絶縁のため外部から遮蔽されているためリード線の挿入端を目視することはできない。また、リード線の挿入端が、リード線挿入路の途中で引っ掛かることもあるため、挿入時の手応えによって挿入端の位置を判断するのも不確実である。
この問題を解決するために、リード線が奥まで挿入されたことを視認可能とするリード線挿入確認片を備えた端子台が提案されている(特許文献2参照)。このリード線挿入確認片は、絶縁性基板内に移動可能に保持されており、リード線挿入路に挿入されたリード線の挿入端にその一端の受圧端部を押圧されることによって従動し、該挿入端が接続位置まで達した時に、その他端の表示端部を外方から視認可能となる指標位置に変位させるものである。すなわち、かかる構成によれば、作業者は、リード線の挿入端を視認できないものの、表示端部が視認可能となったことによって、該挿入端がリード線挿入路の接続位置まで挿入されたことを視覚的に把握できる。
特開平10−224459号公報 登録実用新案3098937号公報
ところで、上記特許文献2記載の端子台にあっては、接続するリード線の端部の圧着端子の長さや金属線の露出長さが規定されている。これは、リード線の挿入端に押圧される受圧端部と外方から視認可能となる表示端部とが常に連動しているため、リード線挿入路に挿入される圧着端子等の長さが異なると、圧着端子等をリード線挿入孔に根元まで挿入した時に、圧着端子等の長さに応じて表示端部の位置が変化することとなり、外方からの視認され具合が不均一となるためである。
本発明はかかる問題の解決を試みたものであり、圧着端子等の長さの異なるリード線を適切に接続し得る端子台の提供を目的とする。
第一の発明は、絶縁性基板に横断状に装着された杆状導通片を備え、該絶縁性基板に形成された複数のリード線挿入孔から内部のリード線挿入路に挿入されたリード線を杆状導通片に電気的に接続することにより、各リード線相互を結線する端子台において、絶縁性基板には、昇降杆部、傾動杆部及び軸支部を一体形成してなる樹脂製のリード線挿入確認片が装着されており、昇降杆部は、リード線挿入路と略平行な内外方向へ移動可能となるように絶縁性基板に保持されて、その外端に有する表示端部を、絶縁性基板の内方に退避させる非指標位置から、絶縁性基板に形成された挿通孔から外方に突出させて外方から視認可能とする指標位置まで移動するものであり、傾動杆部は、昇降杆部から屈曲可能な可撓節を介して昇降杆部の側方に延成され、延成端である受圧端部をリード線挿入路に位置させるものであり、軸支部は、傾動杆部に連成されて、絶縁性基板に回動可能に軸支されるものであり、さらに、傾動杆部には、軸支部と連係する部位よりも受圧端部寄りに、前記可撓節よりも撓み難い可撓部が形成されており、リード線挿入確認片は、定常状態で昇降杆部を非指標位置に位置させており、リード線挿入路に挿入されたリード線の挿入端によって受圧端部が押圧されると、軸支部が傾動杆部とともに軸支された部分を中心に回動することにより昇降杆部が外方に移動し、リード線の挿入端が絶縁性基板に正常接続される接続位置まで挿入されると昇降杆部が指標位置に達することとなり、リード線の挿入端により受圧端部がさらに押圧されると、傾動杆部が可撓部を撓ませることにより、昇降杆部を指標位置に保持したまま、リード線の挿入端をリード線挿入路の奥へ挿入可能とすることを特徴とする端子台である。
かかる構成にあっては、受圧端部を備える傾動杆部と、表示端部を備える昇降杆部とが可撓節を介して連結されるため、リード線挿入確認片は、一体の樹脂材で構成されるものであっても、可撓節の撓む範囲で、傾動杆部と昇降杆部とが異なる方向に移動することができ、これにより可撓節を中心として、傾動杆部と昇降杆部とが相対傾動可能となる。このため、かかる構成によれば、リード線挿入路に挿入されたリード線の挿入端によって受圧端部が押圧されて、支軸を中心に軸支部と傾動杆部が回動すると、該回動が可撓節を介して昇降杆部の指標位置への直線移動に変換されることとなる。
リード線の挿入端が接続位置に達して昇降杆部が指標位置に達すると、昇降杆部が指標位置より外方に移動不能となるため、昇降杆部と連係する傾動杆部もそれ以上は回動不能となる。そして、接続位置から挿入端をさらに挿入方向に押圧した場合には、傾動杆部の可撓部が撓んで受圧端部を挿入方向に従動させることにより、昇降杆部を指標位置に保持したまま、リード線の挿入端が接続位置のさらに奥へと挿入されることとなる。
すなわち、かかる構成にあっては、受圧端部が押圧されると、まず、傾動杆部と軸支部の回動に伴って昇降杆部が指標位置まで移動する。かかる段階では、可撓節の撓みによって傾動杆部の回動が昇降杆部に伝達され、傾動杆部の可撓部は殆ど撓むことはない。そして、昇降杆部が指標位置に達してそれ以上、外方移動しなくなると、傾動杆部の可撓部が撓むことによりリード線の挿入端を接続位置の奥に挿入可能となるのである。
このように、本発明にあっては、リード線の挿入端が接続位置に達するまでは、受圧端部の動きに合わせて表示端部(昇降杆部)が移動して、該挿入端が接続位置に達した時に表示端部が外方から視認可能となることにより、リード線が杆状導通片に電気的に接続されたことを確実に示すことができる。そして、リード線の挿入端が接続位置に達した後は、傾動杆部の可撓部が撓むことにより、表示端部(昇降杆部)の位置を維持したまま、リード線の挿入端を接続位置の奥に挿入できる。すなわち、本発明の端子台にあっては、リード線の挿入端を接続位置の奥に挿入できるから、長さの異なる圧着端子等を接続することができる。また、リード線の挿入端が接続位置に達した時点で昇降杆部は指標位置となり、挿入端がさらに奥に挿入されても昇降杆部は指標位置に保持されるため、圧着端子の長さに応じて表示端部の視認され具合が変わることがない。したがって、本発明の端子台によれば、リード線挿入確認片の機能を損なうことなく、圧着端子の長さや金属線の露出長さの異なるリード線を適切に接続することが可能となる。
また、第二の発明は、絶縁性基板に横断状に装着された杆状導通片を備え、該絶縁性基板に形成された複数のリード線挿入孔から内部のリード線挿入路に挿入されたリード線を杆状導通片に電気的に接続することにより、各リード線相互を結線する端子台において、絶縁性基板には、昇降杆部、傾動杆部及び軸支部を一体形成してなる樹脂製のリード線挿入確認片が装着されており、昇降杆部は、リード線挿入路と略平行な内外方向へ移動可能となるように絶縁性基板に保持されて、その外端に有する表示端部を、絶縁性基板の内方に退避させる非指標位置から、絶縁性基板に形成された挿通孔から外方に突出させて外方から視認可能とする指標位置まで移動するものであり、傾動杆部は、昇降杆部から屈曲可能な可撓節を介して昇降杆部の側方に延成され、延成端である受圧端部をリード線挿入路に位置させるものであり、軸支部は、傾動杆部と屈曲可能な可撓節を介して連成されるとともに、絶縁性基板に回動可能に軸支されて、弾性材によって傾動杆部の受圧端部をリード線の挿入方向と逆方向に回動するよう付勢されたものであり、リード線挿入確認片は、定常状態で昇降杆部を非指標位置に位置させており、リード線がリード線挿入路に挿入されてリード線の挿入端によって受圧端部が押圧されると、傾動杆部が軸支部との間の可撓節を中心に傾動することにより昇降杆部が外方に移動し、リード線の挿入端が絶縁性基板に正常接続される接続位置まで挿入されると昇降杆部が指標位置に達することとなり、リード線の挿入端により受圧端部がさらに押圧されると、軸支部が傾動杆部とともに軸支された部分を中心に回動することにより、昇降杆部を指標位置に保持したまま、リード線の挿入端をリード線挿入路の奥へ挿入可能とすることを特徴とする端子台である。
かかる構成にあっても、第一の発明同様に、傾動杆部と昇降杆部とが可撓節を介して連係されるため、リード線挿入確認片は可撓節を中心として傾動杆部と昇降杆部とを相対傾動させることができる。また、かかる構成にあっては、可撓節を介して連係されることにより、傾動杆部は軸支部とは独立して傾動可能となっている。
かかる構成にあっては、軸支部が弾性材によって付勢されているため、リード線挿入路に挿入されたリード線の挿入端によって受圧端部が押圧されると、まず、傾動杆部が軸支部とは独立して傾動し、かかる傾動が可撓節を介して昇降杆部の指標位置への直線移動に変換されることとなる。
そして、リード線の挿入端が接続位置に達して昇降杆部が指標位置に達すると、昇降杆部が指標位置より外方に移動不能となるため、昇降杆部と連係する傾動杆部もそれ以上は傾動不能となる。そして、かかる状態から、挿入端をさらに挿入方向にさらに押圧すると、傾動杆部と軸支部とが弾性材の付勢力に抗して回動し、昇降杆部を指標位置に保持したまま受圧端部を挿入方向に従動させることにより、リード線の挿入端が接続位置の奥へと挿入されることとなる。
すなわち、かかる構成にあっては、受圧端部が押圧されると、まず、傾動杆部が軸支部と独立して傾動し、これに伴って昇降杆部が指標位置まで移動する。そして、昇降杆部が指標位置に達してそれ以上、外方移動できなくなると、付勢力に抗して傾動杆部と軸支部を一体回動させることにより、リード線の挿入端を接続位置の奥に挿入可能となるのである。
このように、第二の発明にあっても、リード線の挿入端が接続位置に達するまでは、受圧端部の動きに合わせて表示端部(昇降杆部)が移動して、該挿入端が接続位置に達した時に表示端部が外方から視認可能となることにより、リード線が杆状導通片に電気的に接続されたことを確実に示すことができる。そして、リード線の挿入端が接続位置に達した後は、弾性材の付勢力に抗して傾動杆部と軸支部とともに回動させることにより、表示端部(昇降杆部)の位置を維持したまま、リード線の挿入端を接続位置の奥に挿入できる。すなわち、本発明の端子台にあっては、リード線の挿入端を接続位置の奥に挿入できるから、長さの異なる圧着端子等を接続することができる。また、リード線の挿入端が接続位置に達した時点で昇降杆部は指標位置となり、挿入端がさらに奥に挿入されても昇降杆部は指標位置に保持されるため、圧着端子の長さに応じて表示端部の視認され具合が変わることがない。したがって、本発明の端子台にあっても、リード線挿入確認片の機能を損なうことなく、圧着端子の長さや金属線の露出長さの異なるリード線を適切に接続することが可能となる。
以上に述べたように、本発明によれば、昇降杆部を指標位置に保持したままリード線の挿入端を接続位置の奥へと挿入できるから、リード線挿入確認片の機能を損なうことなく、圧着端子の長さや金属線の露出長さの異なるリード線を適切に接続できる。また、本発明に係るリード線挿入確認片は、一体の樹脂材によって構成されるものであり、簡易な構成で実現できるという利点がある。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
図1は、第一実施例の端子台1を示す。端子台1は、ポリカーボネイト等の絶縁性樹脂材料によって板状に形成された左右対称の絶縁性基板2(図6,7参照)を主体部とする。この絶縁性基板2には、杆状導通片20が横断状に装着される。また、端子台1の両側には杆状導通片20にリード線80を接続するための接続部3,3が配設される。絶縁性基板2の上縁には、リード線挿入孔11が形成されており、リード線80に取り付けた圧着端子81をリード線挿入孔11から接続部3に挿入することによって、リード線80が杆状導通片20と電気的に接続されることとなり、各接続部3に接続したリード線80相互が杆状導通片20を介して結線される。なお、本実施例の説明では、図1に示される側を端子台1の正面側、図1中の上方を端子台1の上方として説明する。
端子台1は、図2,3に示すように、前後方向に重ねられて集合端子台72を構成し、据付レール70に連結される。さらに、この集合端子台72を据付レール70上で固定するために、該据付レール70に固定金具76,76が螺子77によって固定される。
端子台1は、図4,5に示すように、上記絶縁性基板2と、杆状導通片20と、圧着端子(リード線の挿入端)81を杆状導通片20に圧接させる板バネ30,30と、本発明に係るリード線挿入確認片40,40とで構成される。
絶縁性基板2は、図6,7に示すように、背板10から所定肉厚の画成壁4を突出させることにより、杆状導通片20や板バネ30等を装着する座定溝面5などを正面側で開放状に形成してなるものである。絶縁性基板2の上面は略水平になっており、その中央には、結線内容を記す記名板74(図1参照)を取り付ける記名板装着部7が設けられる。記名板装着部7の両側には、ショートバー73を挿入するためのショートバー挿入孔12,12が下方に向けて形成される。さらに、絶縁性基板2の上面両側部では、画成壁4によって接続部3の上面側が区画されており、該画成壁4には、挿通孔16と、ドライバー挿入孔17と、リード線挿入孔11とが下方の接続部3に向けて開口している。
挿通孔16は、後述するリード線挿入確認片40の表示端部47を挿通させて、絶縁性基板2の外方へ突出可能とするものであり、表示端部47の横断面形状と同じT字状をなす。ドライバー挿入孔17は、後述する板バネ30の押圧端部33を上方から臨む位置に形成されており(図4参照)、ドライバー挿入孔17にドライバー等の器具を挿入して押圧端部33を押し下げることによって、押圧端部33によって係止された圧着端子81を引き抜き可能とする。
リード線挿入孔11は、絶縁性基板2の上部の画成壁4を上下方向に貫通する略円筒形の開口である。リード線挿入孔11の下方の座定溝面5は、リード線挿入孔11から挿入される圧着端子81が通過することとなるリード線挿入路18を形成する。このリード線挿入路18は、その内側が開放して、座定溝面5の他の領域と一体となっており、後述するように、座定溝面5に組み付けられた板バネ30の押圧端部33やリード線挿入確認片40の受圧端部48などが、リード線挿入路18内に突出する。
また、絶縁性基板2の座定溝面5内には、リード線挿入確認片40を軸支するための支軸13,13や、リード線挿入確認片40を下方から支持する支持部14などが背板10から突出状に形成される。また、画成壁4の正面および背板10の背面の適宜位置には連結突起19aと連結孔19bが形成され、この連結突起19aと連結孔19bとを嵌合させることにより、端子台1相互を前後に重ね合わせ状に連結できる。なお、上記集合端子台72にあっては、最端部の端子台1の画成壁4に、端子台1とほぼ同一外形の端板75が被着されて、該端子台1正面の開放部が閉塞される(図2,3参照)。また、絶縁性基板2の底部には、据付レール70の連結突部71(図1参照)と係合するための連結片15,15が形成される。
杆状導通片20は、横長杆状の銅製板片をプレス加工してなるものであり、図1に示すように、座定溝面5に差し渡し状に装着される。この杆状導通片20は、図5,8に示すように、絶縁性基板2の背板10と平行となり、各接続部3を覆うように設けられる主板部21,21と、各主板部21を連係する連係板部25とを主体とするものであり、該主板部21からは、圧着端子81と接続するリード線接続部22,22と、板バネ30を保持する板バネ保持部23,23とが背板10に向けて突成される。
板バネ30は、図5に示すように、細長金属薄片をU字状に屈曲させてなるものであり、端子台1に組み付けられた状態では、図11に示すように、杆状導通片20によって支持されて、一側の押圧端部33を、リード線挿入路18に突出させる。この押圧端部33は、リード線挿入孔11を横断し、その先端を杆状導通片20のリード線接続部22に圧接させており、押圧端部33を押し下げるようにしてリード線80の挿入端(圧着端子81の先端)をリード線挿入路18の接続位置Cまで挿入すると、圧着端子81が、押圧端部33によってリード線接続部22に押し付けられて、杆状導通片20と電気的に接続するとともに、引抜き困難に保持される(図12参照)。
以下に本発明の要部であるリード線挿入確認片40について説明する。
リード線挿入確認片40は、ナイロン等の樹脂材によって構成されるものであって、図9,10に示すように、上下に長尺な昇降杆部41と左右に長尺な傾動杆部42とが、屈曲可能な薄肉の可撓節43を介して略L字状に一体形成され、さらに、軸孔44を有する軸支部45が傾動杆部42の上面に連成されてなるものである。
昇降杆部41は、その上端を絶縁性基板2の外方に突出させる表示端部47とし、その下端を可撓節43と連接している。表示端部47は、その横断面がT字状をなすものであり、絶縁性基板2の挿通孔16に挿通される。そして、昇降杆部41の外方(上方)移動に伴い絶縁性基板2の外方に突出して、外方から視認可能となる。また、表示端部47の直下には、挿通孔16の入口部分と当接して表示端部47の突出量を制限する係止部49が設けられる。
傾動杆部42は、その一端を可撓節43介して昇降杆部41の下端部と連係し、そこから昇降杆部41の側方に延出して延出端を圧着端子81に押圧される受圧端部48とする。
軸支部45は、傾動杆部42の、可撓節43寄り位置の上面から受圧端部48側に屈曲状に延出する杆状部であり、その先端には絶縁性基板2の支軸13に外嵌する軸孔44が形成される。
可撓節43は、0.2mm程度の厚みをなすものであり、昇降杆部41や傾動杆部42に比べて薄く、撓み易いものである。このため、昇降杆部41と傾動杆部42とは、可撓節43を介して連動するとともに、可撓節43の撓む範囲内で相対傾動することができ、夫々が異なる方向に移動可能となっている。
傾動杆部42には、0.4mm程度の厚みをなす薄肉で撓み易い可撓部46が形成されている。この可撓部46は、軸支部45が連係する部位よりも受圧端部48寄りに設けられており、該可撓部46を撓ませることにより、昇降杆部41及び軸支部45を移動させることなく受圧端部48を傾動可能となっている。なお、この可撓部46は上記可撓節43に比べて肉厚で撓み難く、可撓節43と可撓部46に同様の負荷がかかった場合には可撓節43が優先して撓むようになっている。
図11に示すように、絶縁性基板2に装着されたリード線挿入確認片40は、軸支部45の軸孔44を絶縁性基板2の支軸13に外嵌するとともに、昇降杆部41の表示端部47を絶縁性基板2の挿通孔16に内嵌している。
かかる装着状態で、昇降杆部41は、画成壁4に保持されて、リード線挿入孔11と略平行な上下方向(内外方向)へ移動可能となっており、表示端部47を挿通孔16内に退避させて外方から視認困難とする下方(内方)の非指標位置Xから、表示端部47を挿通孔16から外方に突出させて外方から視認可能とする上方(外方)の指標位置Yまで移動する。なお、昇降杆部41は、その係止部49が挿通孔16の周囲に当接することによって指標位置Yより上方への移動を規制されている。
一方、傾動杆部42と軸支部45は、図11に示すように、支軸13を中心に回動可能となっている。傾動杆部42の受圧端部48は、リード線挿入路18内に位置しており、傾動杆部42の回動によって接続位置C上方の定常位置Pから接続位置C直下の表示位置Qまで傾動するようになっている。
可撓節43は、図9に示すように、絶縁性基板2に装着された状態で、昇降杆部41と傾動杆部42とを連係し、連動させるとともに、自らが撓むことによって、傾動杆部42の傾動を、昇降杆部41の直線的な上下移動に変換する働きをする。リード線挿入確認片40は、定常状態では、可撓節43の弾性力によって昇降杆部41を非指標位置Xに、傾動杆部42を定常位置Pに位置させた状態で保持されている。そして、可撓節43の弾性力に抗して受圧端部48を表示位置Qまで押し下げると、可撓節43を介して連係する昇降杆部41が指標位置Yに達するようになっている。
次に、図12,13を参照して、圧着端子の長さの異なるリード線を上記端子台1に接続する態様について説明する。
図12は、短い圧着端子81aを接続する際の、リード線挿入確認片40の移動態様を示したものである。この圧着端子81aは、端子台1に接続し得る圧着端子のうち最も短いものであり、リード線挿入孔11に完全に挿入すると、その先端がリード線挿入路18の接続位置Cに到達する長さのものである。
リード線80の非接続時には、図12(a)に示すように、傾動杆部42は、接続位置C上方の定常位置Pに保持され、昇降杆部41は非指標位置Xに保持されて、表示端部47は外方から視認困難となっている。また、板バネ30は、その押圧端部33をリード線挿入路18に突出させて、リード線接続部22に当接させている。
かかる状態で、圧着端子81aをリード線挿入孔11に挿入し、リード線挿入路18に押し入れていくと、板バネ30の押圧端部33が圧着端子81の先端に押下げられることとなる。
そして、圧着端子81aをリード線挿入孔11に完全に挿入し、その先端を接続位置Cにまで押し入れると、図12(b)に示すように、押圧端部33が圧着端子81aを側方から押圧してリード線接続部22に圧接させることにより、リード線80が杆状導通片20と電気的に接続される。また、リード線挿入確認片40は、圧着端子81の先端によって表示位置Qまで受圧端部48を押し下げられることとなり、これにより、傾動杆部42と軸支部45が支軸13を中心に回動する。そして、この傾動杆部42の回動に伴って、昇降杆部41は非指標位置Xから指標位置Yに押し上げられることとなり、表示端部47が挿通孔16から絶縁性基板2の外方に突出して、外方から容易に視認可能となる。このため、リード線80を挿入した作業者は、挿通孔16から突出した表示端部47を視認することで、圧着端子81aが接続位置Cまで挿入されて、リード線80を杆状導通片20に適切に接続できたことを理解できる。
図13は、図12の圧着端子81aよりも長い圧着端子81bを接続する際の、リード線挿入確認片40の移動態様を示したものである。
圧着端子81bをリード線挿入孔11に挿入し、その先端を接続位置Cにまで押し入れると、図13(a)に示すように、押圧端部33が圧着端子81bを側方から押圧してリード線接続部22に圧接させることにより、リード線80が杆状導通片20と電気的に接続される。また、リード線挿入確認片40は、圧着端子81bの先端によって表示位置Qまで受圧端部48を押し下げられることにより、表示端部47が挿通孔16から絶縁性基板2の外方に突出して、外方から容易に視認可能となる。かかる状態では、圧着端子81bは、図12(b)の圧着端子81aよりも長いため、圧着端子81bの根元部分はリード線挿入孔11に完全に挿入されてはいない。
図13(a)に示す状態から、圧着端子81bの先端で受圧端部48をさらに押し下げると、図13(b)に示すように、傾動杆部42の可撓部46が撓むことによって受圧端部48が表示位置Qの下方に押し下げられることにより、昇降杆部41を指標位置Yに保持したまま、圧着端子81bをリード線挿入孔11に完全に挿入することが可能となる。
このように、本実施例に係るリード線挿入確認片40は、一体の樹脂材によって構成されるものであるが、可撓節43を撓ませることによって、圧着端子81の挿入に伴う傾動杆部42の傾動を、昇降杆部41の直線的な上方移動に変換することができる。そして、リード線80の挿入端が接続位置Cに達するのに伴って、表示端部47を絶縁性基板2の外方から視認容易とすることにより、リード線80が杆状導通片20に電気的に接続されたことを、作業者に視覚的に把握させることができる。
ここで、本実施例の端子台1にあっては、昇降杆部41を指標位置Yに保持したまま、リード線80の挿入端を接続位置Cより奥に挿入することができるから、図12,13に示すように、圧着端子の長さが異なるリード線80を適切に接続することができる。また、リード線80の挿入端を接続位置Cより奥に挿入する際に、昇降杆部41が指標位置Yに保持されるため、圧着端子の長さに応じて表示端部47の視認され具合が変わることがない。したがって、本実施例の端子台1にあっては、圧着端子の長さの異なるリード線80を、リード線挿入確認片の機能を損なうことなく適切に接続することができる。
次に、上記第一実施例からリード線挿入確認片の構成を変更した第二実施例の端子台について図14〜19を参照して説明する。なお、本実施例の端子台の多くの構成は第一実施例と同じであるため、構成の共通する部分は符号を共通させて説明を省略する。
本実施例の端子台1aは、図14に示すように、第一実施例と類似構成の絶縁性基板2aに対して、杆状導通片20と、板バネ30,30と、リード線挿入確認片40a,40aと、各リード線挿入確認片40aを回動付勢するバネ(弾性材)60,60とを組み付けてなるものである。杆状導通片20および板バネ30は、第一実施例と同じものである。
本実施例のリード線挿入確認片40aは、ナイロン等の樹脂材によって構成されるものであって、図15,16に示すように、上下に長尺な昇降杆部41と左右に長尺な傾動杆部42aとが、厚さ2mm程度の可撓節43aを介して略L字状に一体形成されてなり、さらに、軸孔44aを有する軸支部45aが、屈曲可能な薄肉の可撓節43bを介して傾動杆部42aの下面に連成されてなるものである。なお、昇降杆部41の構成は第一実施例と同じであるため、符号を共通させて説明を省略する。
傾動杆部42aは正面略ヘ字状をなしており、その一端を、可撓節43aを介して昇降杆部41の下端部と連係し、そこから昇降杆部41の側方に延出して延出端を圧着端子81に押圧される受圧端部48aとする。
軸支部45aは、傾動杆部42aの下面の、受圧端部48a寄り位置から昇降杆部41側に延出する板状部であり、その先端には絶縁性基板2の支軸13aが挿通する軸孔44aが形成される。軸支部45aは、厚さ2mm程度の可撓節43bを介して傾動杆部42aに連成されており、該可撓節43bを撓ませることにより、軸支部45aと傾動杆部42aとが相対傾動可能となっている。また、軸支部45aの軸孔44a周りには上記バネ60を保持するバネ装着部50が設けられる。
図14に示すように、絶縁性基板2aの座定溝面5内には、リード線挿入確認片40aを軸支するための支軸13a,13aや、リード線挿入確認片40aを支持して、その回動範囲を規制する支持部14a,14bなどが背板10から突出状に形成されており、当該座定溝面5に対してリード線挿入確認片40aが装着される。
バネ60は、ヘ字状に屈曲したバネ鋼線であり、図17に示すように、リード線挿入確認片40aのバネ装着部50に取り付けられてその一端を絶縁性基板2aに当接することによって受圧端部48aが上方回動する方向にリード線挿入確認片40aを付勢する。
図17に示すように、絶縁性基板2aに装着されたリード線挿入確認片40aは、軸支部45aの軸孔44aを絶縁性基板2aの支軸13に外嵌するとともに、昇降杆部41の表示端部47を絶縁性基板2の挿通孔16に内嵌している。
かかる装着状態で、昇降杆部41は、第一実施例と同様に、表示端部47を挿通孔16内に退避させて外方から視認困難とする下方の非指標位置Xから、表示端部47を挿通孔16から外方に突出させて外方から視認可能とする上方の指標位置Yまで移動可能に保持されており、指標位置Yまで移動すると、その係止部49が挿通孔16の周囲に当接することによって上方への移動を規制される。
一方、傾動杆部42aは、図17に示すように、その受圧端部48aをリード線挿入路18に位置させている。傾動杆部42aは、可撓節43bを撓ませることにより軸支部45aとは独立して傾動可能となっており、該傾動によって接続位置C上方の定常位置Pから接続位置C直下の表示位置Qまで受圧端部48を移動させることができる。また、傾動杆部42aと軸支部45aは、図17に示すように、支軸13aを中心に回動可能となっており、かかる回動によっても受圧端部48を移動させることができる。
可撓節43aは、図17に示すように、絶縁性基板2aに装着された状態で、昇降杆部41と傾動杆部42aとを連係し、連動させるとともに、自らが撓むことによって、傾動杆部42aの傾動を、昇降杆部41の直線的な上下移動に変換する働きをする。絶縁性基板2aに装着されたリード線挿入確認片40aは、図17に示すように、定常状態では、バネ60の付勢力と各可撓節43a,43bの弾性力によって、昇降杆部41を非指標位置Xに、傾動杆部42aを定常位置Pに位置させた状態で保持される。そして、可撓節43a,43bの弾性力に抗して受圧端部48を表示位置Qまで押し下げると、傾動杆部42aが可撓節43bを中心に傾動し、可撓節43aを介して連係する昇降杆部41が指標位置Yに達するようになっている。
次に、図18,19を参照して、圧着端子の長さの異なるリード線を上記端子台1に接続する態様について説明する。
図18は、図12に示した短い圧着端子81aを接続する際の、リード線挿入確認片40aの移動態様を示したものである。リード線80の非接続時には、図18(a)に示すように、傾動杆部42aは、接続位置C上方の定常位置Pに保持され、昇降杆部41は非指標位置Xに保持されて、表示端部47は外方から視認困難となっている。また、板バネ30は、その押圧端部33をリード線挿入路18に突出させて、リード線接続部22に当接させている。かかる状態で、圧着端子81aをリード線挿入孔11に挿入し、リード線挿入路18に押し入れていくと、板バネ30の押圧端部33が圧着端子81aの先端(リード線80の挿入端)に押下げられることとなる。
そして、圧着端子81aをリード線挿入孔11に完全に挿入し、その先端を接続位置Cにまで押し入れると、図18(b)に示すように、押圧端部33が圧着端子81aを側方から押圧してリード線接続部22に圧接させることにより、リード線80が杆状導通片20と電気的に接続される。また、リード線挿入確認片40aは、圧着端子81の先端によって表示位置Qまで受圧端部48aを押し下げられることとなり、これにより、傾動杆部42aが可撓節43bを撓ませることによって、可撓節43bを中心に傾動する。そして、この傾動杆部42aの傾動に伴って、昇降杆部41は非指標位置Xから指標位置Yに押し上げられることとなり、表示端部47が挿通孔16から絶縁性基板2の外方に突出して、外方から容易に視認可能となる。このため、リード線80を挿入した作業者は、挿通孔16から突出した表示端部47を視認することで、圧着端子81aが接続位置Cまで挿入されて、リード線80を杆状導通片20に適切に接続できたことを理解できる。
図19は、図13に示した長い圧着端子81bを接続する際の、リード線挿入確認片40aの移動態様を示したものである。
圧着端子81bをリード線挿入孔11に挿入し、その先端を接続位置Cにまで押し入れると、図19(a)に示すように、押圧端部33が圧着端子81bを側方から押圧してリード線接続部22に圧接させることにより、リード線80が杆状導通片20と電気的に接続される。また、リード線挿入確認片40aは、圧着端子81bの先端によって表示位置Qまで受圧端部48aを押し下げられることにより、表示端部47が挿通孔16から絶縁性基板2の外方に突出して、外方から容易に視認可能となる。
図19(a)に示す状態では、圧着端子81bの根元部分はリード線挿入孔11に完全に挿入されていない。かかる状態から、圧着端子81bの先端で受圧端部48をさらに押し下げると、バネ60の付勢力に抗して傾動杆部42aが軸支部45aとともに回動することによって受圧端部82が表示位置Qの下方に押し下げられることとなり、これにより、昇降杆部41を指標位置Yに保持したまま、圧着端子81bをリード線挿入孔11に完全に挿入することが可能となる。
このように、本実施例の端子台1aにあっても、昇降杆部41を指標位置Yに保持したまま、リード線80の挿入端を接続位置Cより奥に挿入することができるから、圧着端子の長さの異なるリード線80を適切に接続できる。また、リード線80の挿入端を接続位置Cより奥に挿入する際に、昇降杆部41が指標位置Yに保持されるため、圧着端子の長さに応じて表示端部47の視認され具合が変わることもない。したがって、本実施例の端子台1aにあっても、圧着端子の長さの異なるリード線80を、リード線挿入確認片の機能を損なうことなく適切に接続することができる。
尚、本発明の端子台は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、実施例の端子台に接続するリード線は、その端部に圧着端子が固定されたものであるが、金属線部分を露出させたリード線を接続する端子台にも適用可能である。
また、実施例の端子台は、板バネの弾性によって、リード線の挿入端(圧着端子)を杆状導通片に圧接しているが、ネジや、その他のバネ作用によってリード線を接続・保持する端子台にも本発明を適用可能である。要は、リード線の挿入端を接続位置まで挿入して、杆状導通片と接続・保持する端子台であれば、リード線と杆状導通片の接続態様は、本発明では特に限定されない。
また、上記実施例の端子台1は、左右に接続部3を一つずつ備えたものであるが、本発明は、一側あるいは両側に複数の接続部3を具備するものにも適用できる。
第一実施例の端子台1を示す正面図である。 端子台1を重ね合わせた集合端子台72を示す平面図である。 端子台1を重ね合わせた集合端子台72を示す側面図である。 絶縁性基板2や杆状導通片20を切欠して示す端子台1の正面図である。 端子台1の分解斜視図である。 絶縁性基板2の正面図である。 絶縁性基板2の斜視図である。 杆状導通片20の斜視図である。 リード線挿入確認片40の正面図である。 リード線挿入確認片40の斜視図である。 絶縁性基板2や杆状導通片20を切欠して示す接続部3の拡大図である。 短い圧着端子81aを介した結線態様を示す説明図(a),(b)である。 長い圧着端子81bを介した結線態様を示す説明図(a),(b)である。 第二実施例の端子台1aの分解斜視図である。 リード線挿入確認片40aの正面図である。 リード線挿入確認片40aの斜視図である。 絶縁性基板2aや杆状導通片20を切欠して示す接続部3aの拡大図である。 短い圧着端子81aを介した結線態様を示す説明図(a),(b)である。 長い圧着端子81bを介した結線態様を示す説明図(a),(b)である。
符号の説明
1,1a 端子台
2,2a 絶縁性基板
11 リード線挿入孔
13,13a 支軸
16 挿通孔
18 リード線挿入路
20 杆状導通片
40,40a リード線挿入確認片
41 昇降杆部
42,42a 傾動杆部
43,43a,43b 可撓節
44,44a 軸孔
45,45a 軸支部
46 可撓部
47 表示端部
48,48a 受圧端部
60 バネ
80 リード線
81,81a,81b 圧着端子
C 接続位置
P 定常位置
Q 表示位置
X 非指標位置
Y 指標位置

Claims (2)

  1. 絶縁性基板に横断状に装着された杆状導通片を備え、該絶縁性基板に形成された複数のリード線挿入孔から内部のリード線挿入路に挿入されたリード線を杆状導通片に電気的に接続することにより、各リード線相互を結線する端子台において、
    絶縁性基板には、昇降杆部、傾動杆部及び軸支部を一体形成してなる樹脂製のリード線挿入確認片が装着されており、
    昇降杆部は、リード線挿入路と略平行な内外方向へ移動可能となるように絶縁性基板に保持されて、その外端に有する表示端部を、絶縁性基板の内方に退避させる非指標位置から、絶縁性基板に形成された挿通孔から外方に突出させて外方から視認可能とする指標位置まで移動するものであり、
    傾動杆部は、昇降杆部から屈曲可能な可撓節を介して昇降杆部の側方に延成され、延成端である受圧端部をリード線挿入路に位置させるものであり、
    軸支部は、傾動杆部に連成されて、絶縁性基板に回動可能に軸支されるものであり、
    さらに、傾動杆部には、軸支部と連係する部位よりも受圧端部寄りに、前記可撓節よりも撓み難い可撓部が形成されており、
    リード線挿入確認片は、定常状態で昇降杆部を非指標位置に位置させており、
    リード線挿入路に挿入されたリード線の挿入端によって受圧端部が押圧されると、軸支部が傾動杆部とともに軸支された部分を中心に回動することにより昇降杆部が外方に移動し、リード線の挿入端が絶縁性基板に正常接続される接続位置まで挿入されると昇降杆部が指標位置に達することとなり、リード線の挿入端により受圧端部がさらに押圧されると、傾動杆部が可撓部を撓ませることにより、昇降杆部を指標位置に保持したまま、リード線の挿入端をリード線挿入路の奥へ挿入可能とすることを特徴とする端子台。
  2. 絶縁性基板に横断状に装着された杆状導通片を備え、該絶縁性基板に形成された複数のリード線挿入孔から内部のリード線挿入路に挿入されたリード線を杆状導通片に電気的に接続することにより、各リード線相互を結線する端子台において、
    絶縁性基板には、昇降杆部、傾動杆部及び軸支部を一体形成してなる樹脂製のリード線挿入確認片が装着されており、
    昇降杆部は、リード線挿入路と略平行な内外方向へ移動可能となるように絶縁性基板に保持されて、その外端に有する表示端部を、絶縁性基板の内方に退避させる非指標位置から、絶縁性基板に形成された挿通孔から外方に突出させて外方から視認可能とする指標位置まで移動するものであり、
    傾動杆部は、昇降杆部から屈曲可能な可撓節を介して昇降杆部の側方に延成され、延成端である受圧端部をリード線挿入路に位置させるものであり、
    軸支部は、傾動杆部と屈曲可能な可撓節を介して連成されるとともに、絶縁性基板に回動可能に軸支されて、弾性材によって傾動杆部の受圧端部をリード線の挿入方向と逆方向に回動するよう付勢されたものであり、
    リード線挿入確認片は、定常状態で昇降杆部を非指標位置に位置させており、
    リード線がリード線挿入路に挿入されてリード線の挿入端によって受圧端部が押圧されると、傾動杆部が軸支部との間の可撓節を中心に傾動することにより昇降杆部が外方に移動し、リード線の挿入端が絶縁性基板に正常接続される接続位置まで挿入されると昇降杆部が指標位置に達することとなり、リード線の挿入端により受圧端部がさらに押圧されると、軸支部が傾動杆部とともに軸支された部分を中心に回動することにより、昇降杆部を指標位置に保持したまま、リード線の挿入端をリード線挿入路の奥へ挿入可能とすることを特徴とする端子台。
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