JP2009229732A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体の動きに応じた効果的な撮影を行うことができると共に、効果的な流し撮りができるカメラを提供すること。
【解決手段】撮像している画像内に動いている部分があるか否かを判断する動体検出部27と、流し撮り状態であるか否かを判定する流し撮り判定部4と、前記動体検出部27で動いている部分があると判定され、かつ前記流し撮り判定部4で流し撮り状態ではないと判定された場合と、前記流し撮り判定部4で流し撮り状態であると判定された場合とで、シャッタ速度の設定を変える制御部21とを有するカメラである。
【選択図】図1

Description

本発明は、被写体を撮影するカメラに関する。
最近の撮像装置は機能の自動化が進み、撮影画面を解析し被写体の動きに応じてシャッタ速度を設定する技術が提案されている。特許文献1では、単位時間内における被写体の動き量によって静止画撮影時の撮影条件を変更することができる。
また、特許文献2においては、十分な流し撮り効果が得られるシャッタ速度を自動設定し、常に決まった流し撮り効果を得られるようにしている。
しかしながら、特許文献1においては、シャッタ速度を被写体の動き量で決定した場合、流し撮りにおいて、躍動感を得たい場合にもシャッタ速度が速すぎて十分な流し撮り効果が得られないことがあった。また特許文献2においては、実際の流し撮りでは、高輝度時などにシャッタ速度などの露出条件に制約がかかる場合が想定される。たとえば明るすぎる写真が撮影されてしまうおそれがある。
特開平5−030458号公報 特開平5−232562号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、被写体の動きに応じた効果的な撮影を行うことができると共に、効果的な流し撮りができるカメラを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るカメラは、
撮像している画像内に動いている部分があるか否かを判断する動体検出部(27)と、
流し撮り状態であるか否かを判定する流し撮り判定部(4)と、
前記動体検出部(27)で動いている部分があると判定され、かつ前記流し撮り判定部(4)で流し撮り状態ではないと判定された場合と、前記流し撮り判定部(4)で流し撮り状態であると判定された場合とで、シャッタ速度の設定を変える制御部(21)とを有する。
本発明に係るカメラでは、動体判定部(27)と流し撮り判定部(4)とを有するために、カメラが自動的に、流し撮り状態にあるか、あるいは、単に撮像対象物が動いているかを判定することができる。その判定結果に基づき、制御部(21)では、流し撮りではなく撮像対象物が動いていると判定された場合と、流し撮りと判定された場合で、シャッタ速度の設定を変えるので、それぞれに適したシャッタ速度で、撮影が可能である。その結果、被写体の動きに応じた効果的な撮影を行うことができると共に、効果的な流し撮りを行うことができる。
制御部(21)では、流し撮り状態ではないと判定された場合のシャッタ速度よりも、流し撮り滋養対であると判定された場合のシャッタ速度が遅く設定されることが好ましい。撮影対象物が動いている場合においては、撮影対象物を像ブレすることなく撮影できるように、シャッタ速度が決定されることが好ましい。
同一の測光条件である場合に、撮影対象物の動きに合わせて流し撮りを行う場合には、撮影対象物が動いていると判定された場合のシャッタ速度よりも遅いシャッタ速度を選択する。撮影対象物が動いていると判定された場合のシャッタ速度と同じかそれよりも速いシャッタ速度では、効果的な流し撮りの撮影を行うことが困難になる。流し撮りでは、カメラを動かしている間でシャッタが開いていることが好ましいからである。
流し撮り状態であると判定された場合のシャッタ速度が、流し撮りの動作速度を考慮して決定されることが好ましい。流し撮りでは、カメラを動かしている間でシャッタが開いていることが好ましいからである。
流し撮り状態ではないと判定された場合のシャッタ速度が、前記撮像対象物の動作速度を考慮して決定されることが好ましい。撮影対象物が動いている場合でも、撮影対象物を像ブレすることなく撮影できるように、シャッタ速度が決定されることが好ましいからである。
前記制御部(21)は、流し撮りであると判定された場合のシャッタ速度が、流し撮りではないと判定された場合のシャッタ速度よりも遅くなるように、絞りまたは感度を調節してもよい。露光量は、シャッタ速度以外に、絞りまたは感度でも変化することから、適切な露光量を変化させることなく、絞りまたは感度を変化させることで、シャッタ速度を遅くすることもできる。
前記制御部(21)では、流し撮り状態ではないと判定された場合のシャッタ速度が、前記動体判定部(27)にて画像内に動いている部分があると判定されなかった場合のシャッタ速度よりも速く設定されることが好ましい。撮影対象物が動いている場合では、撮影対象物が静止している場合に比較して、撮影時に像ブレが生じやすいため、このような関係にすることが好ましい。
前記制御部(21)では、前記動体判定部(27)にて画像内に動いている部分があると判定されなかった場合のシャッタ速度が、測光センサからの測光データを考慮して決定されることが好ましい。適切な露光量は、測光データを考慮して決定され、その適切な露光量に基づき、シャッタ速度、絞りおよび感度などが決定されることが好ましい。
好ましくは、前記流し撮り判定部での判定は、前記動体検出部で前記画像内に動いている部分があると判定された場合に行う。画像内に動いている部分が無い場合には、流し撮り状態ではないと共に、撮影対象物が動いている状態でもないと考えられるからである。
なお、上述の説明では、本発明をわかりやすく説明するために、実施形態を示す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明は、これに限定されるものでない。後述の実施形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させてもよい。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るカメラの全体概略構成を示すブロック図、
図2は図1に示すカメラの動作を示すフローチャート図、
図3は図2に示す動体・流し撮り判定ステップの詳細を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る一眼レフレックスカメラは、カメラ本体1と、撮影光学系を収容してあるレンズユニット2とを有している。カメラ本体1およびレンズユニット2は、マウント部(不図示)によって、着脱自在に結合される。このマウント部には電気接点10が設けられている。カメラ本体1とレンズユニット2の結合時には、電気接点10間の接触で両者の電気的な接続が確立するようになっている。
まず、レンズユニット2の構成を説明する。レンズユニット2は、撮影レンズ3と、流し撮り判定部4と、レンズ駆動部5と、距離検出部6と、絞り制御部7と、絞り8と、レンズ側マイコン9とを有している。なお、流し撮り判定部4、レンズ駆動部5、距離検出部6、絞り制御部7はそれぞれレンズ側マイコン9に接続されている。
撮影レンズ3は、フォーカスレンズやズームレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。なお、簡単のため、図1では、撮像レンズ3を1枚のレンズとして図示している。
レンズ駆動部5は、レンズ側マイコン9の指示に応じてレンズ駆動信号を発生し、撮像レンズ3を光軸方向に移動させてフォーカス調整やズーム調整を行うと共に、移動させた撮像レンズ3の位置の情報をレンズ側マイコン9及び距離検出部6に出力する。絞り8は、カメラ本体1への入射光量を絞り羽根の開閉で調整する。絞り制御部7は、絞り8の開口度をレンズ側マイコン9の指示に応じて制御する。
レンズ側マイコン9は、マウント(不図示)の電気接点10を介してカメラ本体1のボディ側マイコン21との通信を行うと共に、レンズユニット2での各種制御を実行する。なお、レンズユニット2としては、レンズ側マイコン9を有しないレンズユニットや、短焦点レンズのレンズユニットなどを用いることも可能である。
流し撮り判定部4は角速度センサなどを有し、図1では、レンズユニット2の内部にあるが、カメラ本体1の内部にあっても良い。その場合には、ボディ側マイコン21に接続される。
次に、カメラ本体1の構成を説明する。カメラ本体1は、クイックリターンミラー11と、ファインダ光学系(12〜15)と、測光用再結像レンズ16と、測光用画像取得部17と、撮像部18と、メカニカルシャッタ19とサブミラー20と、カメラ回路(21〜32)とを有している。
クイックリターンミラー11、メカニカルシャッタ19及び撮像部18は、撮影光学系の光軸に沿って配置される。サブミラー20は、クイックリターンミラー11の後方に配置される。また、ファインダ光学系(12〜15)、測光用再結像レンズ16、測光用画像取得部17は、カメラ本体1の上部に配置されている。
クイックリターンミラー11は、不図示の回動軸によって回動可能に軸支されており、観察状態と待避状態とを切り替え可能となっている。観察状態のクイックリターンミラー11は、メカニカルシャッタ19及び撮像部18の前方で傾斜配置される。この観察状態のクイックリターンミラー11は、撮影光学系を通過した光束を上方へ反射してファインダ光学系に導く。また、クイックリターンミラー11の中央部はハーフミラーとなっている。
そして、クイックリターンミラー11を透過した一部の光束は、焦点検出のため、サブミラー20によって下方に屈折されてカメラ本体1の下部に導かれる。
一方、待避状態のクイックリターンミラー11は、サブミラー20と主に上方に跳ね上げられて撮影光路から外れた配置にある。クイックリターンミラー11が待避状態にあるときは、撮影光学系を通過した光束がメカニカルシャッタ19及び撮像部18に導かれる。
ファインダ光学系(12〜15)は、拡散スクリーン(焦点板)12と、コンデンサレンズ(不図示)と、ペンタプリズム13と、接眼レンズ15とを有している。このうち、ペンタプリズム13は、カメラ本体1上部の突状部位置に収納されている。
拡散スクリーン12は、クイックリターンミラー11の上方に位置し、観察状態のクイックリターンミラー11により反射された光束が一旦結像する。拡散スクリーン12上で結像した光束は、不図示のコンデンサレンズを通過し、ペンタプリズム13の内部で反射されて、ペンタプリズム13の入射面に対して90度の角度を有する射出面に導かれる。そして、ペンタプリズム13の射出面からの光束は、接眼レンズ15を介して撮影者の目に到達するようになっている。
測光用再結像レンズ16および測光用画像取得部17はペンタプリズム13の近傍に配置されている。測光用再結像レンズ16は、拡散スクリーン12で結像した光束の一部を再結像し、測光用画像取得部17はその再結像により受光面に形成されたファインダ像を光電変換して測光用画像のアナログ画像信号を生成する。なお、測光用画像取得部17は、CCDエリアセンサやCMOSエリアセンサから成るカラーイメージセンサを有している。
撮像部18は、CCDエリアセンサやCMOSエリアセンサなどの撮像素子であり、記録用の画像である本撮影画像を生成する。この撮像部18は、クイックリターンミラー11が待避状態であるときに撮影面に形成される被写体像を光電変換して本撮影画像のアナログ画像信号を生成する。
メカニカルシャッター19は、その開閉を制御することにより、撮像部18の露光時間を調整する。
カメラ回路(21〜32)は、ボディ側マイコン21と、焦点検出部22と、シャッター制御部23と、ROM24と、RAM25と、外部記録装置26と、動体判定部27と、A/D変換部28と、撮像素子駆動部29と、画像処理部30と、A/D変換部31と、撮像素子駆動部32とから構成される。これらの構成要素は、システムバス33を介して接続されている。また、A/D変換部28及び撮像素子駆動部29は、測光用画像取得部17と接続され、A/D変換部31及び撮像素子駆動部32は、撮像部18とそれぞれ接続されている。
焦点検出部22は、カメラ本体1の下部に配置され、サブミラー20によって導かれた光束からセパレータレンズ(不図示)により2つの被写体像を生成し、その像間隔をラインセンサ(不図示)で計測して、ピントのズレ量を各々のAFエリア毎に検出する(いわゆる位相差検出方式)。そして、焦点検出部22は検出したピントのズレ量(デフォーカス量)の情報をボディ側マイコン21に出力する。
シャッター制御部23は、ボディ側マイコン21の指示に応じて、撮影時のメカニカルシャッタ19の開閉制御を行う。
撮像素子駆動部29は、ボディ側マイコン21の指示に基づき、測光用画像取得部17を駆動させて測光用画像のアナログ画像信号を生成させる。
A/D変換部28は、ボディ側マイコン21の指示に基づき、測光用画像取得部17が生成した測光用画像のアナログ画像信号に対し、CDS(相関二重サンプリング)、ゲイン調整、A/D変換などのアナログ信号処理を施すと共に、その処理後の測光用画像のデータをRAM25に出力する。
撮像素子駆動部32は、ボディ側マイコン21の指示に基づき、撮像部18を駆動させて本撮影画像のアナログ画像信号を生成させる。
A/D変換部31は、ボディ側マイコン21の指示に基づき、撮像部18が生成した本撮影画像のアナログ画像信号に対し、CDS(相関二重サンプリング)、ゲイン調整、A/D変換などのアナログ信号処理を施すと共に、その処理後の本撮影画像のデータをRAM25に出力する。また、A/D変換部31は、ボディ側マイコン21の指示に基づいて、ゲイン調整の調整量を設定し、それによってISO感度に相当する撮影感度の調整を行う。
画像処理部29は、ボディ側マイコン21の指示に応じて、RAM25の本撮影画像に対し、ホワイトバランス調整、色分離(補間)、輪郭強調、ガンマ補正などの画像処理を施す。なお、画像処理部30は、ASICなどで構成される。
RAM25は、A/D変換部28から出力される測光用画像のデータやA/D変換部31から出力される本撮影画像のデータ、また、ボディ側マイコン21が実行する各種の処理によって使用及び生成されるデータなどを一時的に記憶する。
外部記録装置26は、半導体メモリを内蔵したメモリカードや、小型のハードディスクなどで構成され、ボディ側マイコン21または不図示の圧縮/復号部によって画像処理が施された本撮影画像のデータを記憶する。なお、圧縮処理は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式などによって行われる。
ROM24は、ボディ側マイコン21が実行する各種プログラム及びその実行に必要となる各種データ等を格納する。
動体判定部27は、撮影画面が動体か否かを検出するものである。ボディ側マイコン21は、撮影者が不図示の操作部材を操作した内容に応じて電子カメラの各部を統括制御する。たとえば、撮影者がレリーズ釦を半押しにすると、ボディ側マイコン21は、レンズユニット2のレンズ駆動部5、距離検出部6、絞り制御部7を駆動させるように、レンズ側マイコン9との通信を行うと共に、システムバス33を介して焦点検出部22、撮像素子駆動部29、A/D変換部28を駆動させて焦点検出および測光を開始する。
このとき、レンズユニット2を通過した被写体からの光束は、クイックリターンミラー11で上方に反射し、拡散スクリーン12、ペンタプリズム13、測光用再結像レンズ16を介して測光用画像取得部17に入射して、その受光面に被写界の像であるファインダ像を形成する。また、レンズユニット2を通過した被写界からの光束の一部は、ハーフミラーとなっているクイックリターンミラー11の中央部を透過すると、サブミラー20で下方に屈折されてカメラ本体1下部の焦点検出部22に導かれる。
焦点検出部22は、サブミラーにより導かれた被写界からの光束を元にデフォーカス量を各々のAFエリア毎に検出し、その検出した情報をボディ側マイコン21にシステムバス33を介して出力する。ボディ側マイコン21は、そのデフォーカス量の情報を基に、AFエリアの合焦が判定されるまでレンズ駆動部5と協働して撮影レンズ3の焦点調節制御(AF)を行う。
また、撮像素子駆動部29を介して駆動された測光用画像取得部17は、その受光面に形成されたファインダ像を光電変換して測光用画像のアナログ画像信号を生成する。そして、A/D変換部28は、その画像信号にアナログ信号処理を施して、その処理後の測光用画像のデータをRAM25に出力する。ボディ側マイコン21は、そのRAM25の測光用画像のデータを基に被写界画面全体の輝度値を算出し、算出した輝度値に基づき露出量を計算して露出条件を決定する。
撮影者がレリーズ釦を全押しにすると、ボディ側マイコン21は、先に決定した露出条件に基づき、カメラの露出制御を行い本撮影を実行する。ボディ側マイコン21は、レンズ側マイコン9を通じて絞り制御部7を駆動させ、また観察状態のクイックリターンミラー11を跳ね上げる。そしてボディ側マイコン21は、シャッター制御部23、撮像素子駆動部32及び撮像部18、A/D変換部31を駆動させて、本撮影画像を撮影する。
なお、この撮影した本撮影画像は、A/D変換部31によってRAM25に出力される。次にボディ側マイコン21は、画像処理部30を駆動させ、RAM25の本撮影画像に対して画像処理を施す。そして、ボディ側マイコン21は、その画像処理後の本撮影画像に圧縮処理を施すと共に、その圧縮した画像を外部記録装置26へ記録する。
以下、実施形態のカメラの撮影の動作を、図2および図3のフローチャート図を参照して詳しく説明する。図2の動作フローは、撮影者によりレリーズ釦が半押しされた時に実行されるものである。
図2に示すステップS00にて、撮影者によりレリーズ釦が半押しされると、ステップS01では、この操作を検出した図1に示すボディ側マイコン21が、焦点検出の動作を行う。具体的には、焦点検出部22が検出したデフォーカス量の情報をボディ側マイコン21が取得して、その情報から撮影者によって選択されたAFエリア(選択AFエリア)のデフォーカス量の情報を抽出する。
次に、ボディ側マイコン21は、その抽出したデフォーカス量を基に選択AFエリアの合焦を判定する。合焦が判定されない場合、ボディ側マイコン21は、抽出したデフォーカス量の情報をレンズ側マイコン9に送信する。一方、これを受信したレンズ側マイコン9は、そのデフォーカス量に応じて、レンズ駆動部5を駆動させて撮影レンズ3を移動させる。
このレンズ側マイコン9による撮影レンズ3の移動の後、ボディ側マイコン21は、再度、焦点検出部22が検出したデフォーカス量の情報を取得する。そして、ボディ側マイコン21は、取得した情報から選択AFエリアの合焦が判定されるまで上記の焦点検出の動作を繰り返して行う。また、合焦が判定された場合には、ボディ側マイコン21は焦点検出の動作を完了させて、図2に示すステップS02に移行する。
ステップS02では、ボディ側マイコン21は、撮像素子駆動部29を介し測光用画像取得部17を駆動させて測光用画像を取得する。この測光用画像の取得は、測光用画像取得部17が、その受光面に形成されたファインダ像を光電変換して測光用画像のアナログ画像信号を生成し、次にA/D変換部28が、その画像信号にアナログ信号処理を施して、その処理後の測光用画像のデータをRAM25に出力することで行われる。また、ミラーアップ中やライブビュー中などにこの動作を行う場合は、撮像部18からの出力を使用してもよい。
次にステップS03では、ボディ側マイコン21は、上記ステップS02で取得したRAM25の測光用画像の画面を基に、測光値および色情報などを取得する。
次にステップS04では、ボディ側マイコン21は、再び撮像素子駆動部29を介し測光用画像取得部17を駆動させて測光用画像を取得する。
次にステップS05では、ボディ側マイコン21は、上記ステップS04で取得したRAM25の測光用画像の画面を基に、測光値および色情報などを取得する。そして、ボディ側マイコン21は、RAM25から得た画像の情報を基にシャッタ速度を決定する。なお、ステップS02〜S05は、繰り返し行われても良い。
ボディ側マイコン21は、ステップS03とステップS05から得た画像の情報を元に、画面内の被写体の動き量を算出し、被写体の動きによってぶれることのないような動体撮影用のシャッタ速度V1を決定する。具体的には、被写体の動きが速い場合には、動体撮影用のシャッタ速度V1を速くなるように決定し、被写体の動きが遅くなるほど、被写体が動かない場合の通常撮影用のシャッタ速度V0に近づく。
そして、これと同時に、ボディ側マイコン21は、流し撮り判定部4から得た情報を元にカメラの動き量を算出し、これに応じた流し撮り用のシャッタ速度V2を決定する。具体的には、流し撮り判定部4から得た流し撮り動作速度が速い場合には、シャッタ速度V2は速く、流し撮り動作速度が遅い場合には、シャッタ速度V2は遅くなるように設定される。いずれにしても、流し撮り用のシャッタ速度V2はシャッタ速度V1よりも遅くなるように設定される。
次に、ステップS06では、ボディ側マイコン21は、被写体が動体か否か、また流し撮り中か否かを判定するため、図3に示す制御フローを実行する。
まず、図3に示すステップS06−1では、図1に示すボディ側マイコン21は、動体判定部27において、撮影画面内に動体があるか否かを判定する。動体判定部27は、時間差を設けてステップS02とステップS04との双方において取得した情報から撮影画面内に動体があるか否かを判定する。このとき動体と判定された場合、ステップS06−2に移行し、静止体と判定された場合はステップS06−5に移行する。なお、ステップS02とステップS04との間の時間差は、特に限定されないが、たとえば数十ミリ秒から数秒程度の間である。
ステップS06−1にて、撮影画面内に動体があると判定された場合には、ステップS06−2にて、図1に示すボディ側マイコン21は、流し撮り判定部4において、撮影スタイルが流し撮りか否かを判定する。流し撮り判定部4は、角速度センサなどを有し、カメラが流し撮りをするために振られているか否かを判定することができる。この時に流し撮りと判定された場合、ステップS06−3に移行し、否と判定された場合はステップS06−4に移行する。
ステップS06−2で流し撮りと判定された場合、ステップS06−3では、図1に示すボディ側マイコン21は、流し撮り用のシャッタ速度V2を採用する。また、ステップS06−2で流し撮りではないと判定された場合、ステップS06−4では、図1に示すボディ側マイコン21は、被写体が動いているものとみなし、動体撮影用のシャッタ速度V1を採用する。
また、ステップS06−1にて、撮影画面内に動体がないと判定された場合には、ステップS06−5にて、図1に示すボディ側マイコン21は、撮影画面内は静止体であるとして、通常の処理を行う。すなわち、図1に示すボディ側マイコン21は、上記ステップS02〜S05で取得した測光値および色情報などのデータに基づき、通常撮影用のシャッタ速度V0を決定する。
通常撮影用のシャッタ速度V0と、動体撮影用のシャッタ速度V1と、流し撮り用のシャッタ速度V2とは、測光用画像取得部17で取得された測光条件が同じ場合には、次に示す関係にある。すなわち、V2<V1であり、しかもV1>V0である。V2とV0とは、ケースバイケースの関係であり、一律には決まらない。なお、不等号の大きい側のシャッタ速度が速い(露出時間が短い)という意味である。
次にステップS07では、図1に示すボディ側マイコン21は、露出量と、ステップS06で得たシャッタ速度を元に、絞り、ISO感度を決定する。
次にステップS08では、図1に示すボディ側マイコン21は、撮影者によりレリーズ釦が全押しされたか否かを判定する。全押しされた場合は、本撮影を行うためにステップS09に移行する。一方、半押し状態のままであれば、ステップS01に移行して、ステップS01以降の上記の処理を再び実行する。
ステップS09では、図1に示すボディ側マイコン21は、上記ステップS07で決定した撮影条件の下でカメラの露出制御を行い、本撮影を実行する。ボディ側マイコン21は、レンズ側マイコン9を介して絞り制御部7を駆動して絞り8の開口度を制御すると共に、観察状態のクイックリータンミラー11を跳ね上げて、レンズユニット2を通過した被写界からの光束をカメラ本体1に入射させる。
また、これと同時に、ボディ側マイコン21は、シャッター制御部23を駆動させてメカニカルシャッタ19を開閉制御すると共に、撮像素子駆動部32を介し撮像部18を駆動させて本撮影画像を取得する。なお、この本撮影画像の取得は、撮像部18が撮像面上の被写体像を光電変換して本撮影画像のアナログ画像信号を生成し、次に、A/D変換部31が、その画像信号にアナログ信号処理を施して、その処理後の本撮影画像のデータをRAM25に出力することで行われる。
次にステップS10では、図1に示すボディ側マイコン21は、画像処理部30を駆動させ、RAM25の本撮影画像に対してホワイトバランス調整および階調補正などの画像処理を施す。
その後にステップS11では、ボディ側マイコン21は、上記ステップS10での画像処理後の本撮影画像に圧縮効果を施すと共に、その圧縮した画像を外部記録装置26へ記録し、ステップS12にて、通常のカメラ制御に戻る。
本実施形態に係るカメラでは、図1に示す動体判定部27と流し撮り判定部4とを有するために、カメラが自動的に、流し撮り状態にあるか、あるいは、単に撮像対象物が動いているかを判定することができる。その判定結果に基づき、ボディ側マイコン21は、流し撮りではなく撮像対象物が動いていると判定された場合と、流し撮りと判定された場合で、シャッタ速度の設定を変えるので、それぞれに適したシャッタ速度で、撮影が可能である。その結果、被写体の動きに応じた効果的な撮影を行うことができると共に、効果的な流し撮りを行うことができる。
以上、実施形態のカメラでは、流し撮りか被写体が動体かを判定し、適切なシャッタ速度にすることによって、本撮影時の露出は被写体に合わせた適正なものに制御される。
なお、本発明は、上述した一眼レフレックス型のカメラだけではなく、コンパクト型のカメラ、その他のカメラにも適用することができる。コンパクト型のカメラの場合には、図1に示す流し撮り判定部4はカメラ本体1内に具備させることが好ましい。
図1は本発明の一実施形態に係るカメラの全体概略構成を示すブロック図である。 図2は図1に示すカメラの動作を示すフローチャート図である。 図3は図2に示す動体・流し撮り判定ステップの詳細を示すフローチャート図である。
符号の説明
3…撮影レンズ
4…流し撮り判定部
8…絞り
9…レンズマイコン
11… クイックリターンミラー
12…焦点板
13…ペンタプリズム
15…接眼レンズ
17…画像取得部
18…撮像部
19…シャッタ
20…サブミラー
21…ボディ側マイコン
27…動体判定部
33…システムバス

Claims (8)

  1. 撮像している画像内に動いている部分があるか否かを判断する動体検出部と、
    流し撮り状態であるか否かを判定する流し撮り判定部と、
    前記動体検出部で動いている部分があると判定され、かつ前記流し撮り判定部で流し撮り状態ではないと判定された場合と、前記流し撮り判定部で流し撮り状態であると判定された場合とで、シャッタ速度の設定を変える制御部とを有するカメラ。
  2. 前記制御部では、流し撮り状態ではないと判定された場合のシャッタ速度よりも、流し撮り状態であると判定された場合のシャッタ速度の方が遅く設定される請求項1に記載のカメラ。
  3. 流し撮り状態であると判定された場合のシャッタ速度が、流し撮りの動作速度を考慮して決定される請求項1または2に記載のカメラ。
  4. 流し撮り状態ではないと判定された場合のシャッタ速度が、前記撮像対象物の動作速度を考慮して決定される請求項1〜3のいずれかに記載のカメラ。
  5. 前記制御部は、流し撮り状態であると判定された場合のシャッタ速度が、流し撮り状態ではないと判定された場合のシャッタ速度よりも遅くなるように、絞りまたは感度を調節する請求項2に記載のカメラ。
  6. 前記制御部では、流し撮り状態ではないと判定された場合のシャッタ速度が、前記動体判定部にて画像内に動いている部分があると判定されなかった場合のシャッタ速度よりも速く設定される請求項1〜5のいずれかに記載のカメラ。
  7. 前記制御部では、前記動体判定部にて画像内に動いている部分があると判定されなかった場合のシャッタ速度が、測光センサからの測光データを考慮して決定される請求項1〜6のいずれかに記載のカメラ。
  8. 前記流し撮り判定部での判定は、前記動体検出部で前記画像内に動いている部分があると判定された場合に行う請求項1〜8のいずれかに記載のカメラ。
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