JP2009226450A - コイルばねの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

コイルばねの製造方法及びその製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】各巻き部間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばねを確実に得る。
【解決手段】直線状コイル20を構成する複数の巻き部21のうち、これから加工すべき先行の巻き部21aに拡開ツール30、30a、30b、30cを押し当ててこの先行の巻き部21aを塑性変形させる一方、この先行の巻き部21aと隣接する後行の巻き部21bに対しては拡開ツール30、30a、30b、30cが非当接であるかあるいは弾性限度内での一時的な変形を許容しつつ当接するようにして、両巻き部21a、21b間のピッチを拡開させる工程と、拡開ツール30、30a、30b、30cの押圧状態を解除する工程とを、各巻き部21毎に順次行うことにより、湾曲状に成形されたコイルばね10を得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、直線状のコイルばねを湾曲状に成形するコイルばねの製造方法及びその製造装置に関する。
直線状のコイルばねを湾曲状に成形する技術として、特許文献1に記載のものが知られている。これは、図13に示すように、直線状のコイルばね2をクランプし、このコイルばね2を構成する巻き部2aの相隣接する巻き部2a間にくさび状の拡開ツール3を挿入して、両巻き部2aをコイルばね2の両端方向へ塑性変形させ、こうして両巻き部2a間のピッチを拡開させた後、拡開ツール3を引き上げて両巻き部2aから解離させ、かかる操作をコイルばね2の全長に亘って連続して行うことにより、コイルばね2を湾曲状に成形するというものである。この場合、コイルばね2は、支持台4に載せられた状態で、両巻き部2a間のピッチずつ順次送られていく。
特開平11−19743号公報
ところで、上記の拡開ツール3は、両巻き部2aに向けて線対称に傾斜する一対の押圧面3aをもって対称V字状に形成されている。これにより、この拡開ツール3の両押圧面3aに両巻き部2aが押圧されて塑性変形され、一方の巻き部2ab(図示左から3番目の巻き部)が隣接する他方の巻き部2ac(図示左から4番目の巻き部)側に押し倒され、他方の巻き部2acとの間に非対称V字状をなす。このため、次にこの一方の巻き部2abと他方の巻き部2acとの間に拡開ツール3が挿入されると、一方及び他方の両巻き部2ab、2acのそれぞれが拡開ツール3に不均等に押圧され、さらにこの両巻き部2ab、2acが非拘束状態であることから、他方の巻き部2acが隣接する別の巻き部2ad(図示左から5番目の巻き部)側に押しやられ、他方の巻き部2acと別の巻き部2adとのピッチ位置がコイルばね2の長さ方向に位置ずれする可能性がある。
そうすると、さらにコイルばね2を移動させて他方の巻き部2acと別の巻き部2adとの間に拡開ツール3を挿入したときに、コイルばね2の移動量にピッチ位置のずれ量が加味されていないため、他方及び別の両巻き部2ac、2adが正規とは異なる位置で拡開ツール3に押圧され、この両巻き部2ac、2ad間の拡開量が変化する可能性がある。とりわけ、拡開ツール3の押圧操作はコイルばね2の全長に亘って連続して行われるため、ピッチ位置のずれが長さ方向の一端側から他端側にかけて累算され、各巻き部2a間の拡開量が許容範囲を超えて変化した湾曲状のコイルばねを得るおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、各巻き部間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばねを確実に得ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数の巻き部からなる直線状のコイルばねを湾曲状に成形する製造方法であって、これから加工すべき先行の巻き部に拡開ツールを押し当ててこの先行の巻き部を塑性変形させる一方、この先行の巻き部と隣接する後行の巻き部に対しては前記拡開ツールが非当接であるかあるいは弾性限度内での一時的な変形を許容しつつ当接するようにして、両巻き部間のピッチを拡開させる工程と、前記拡開ツールの押圧状態を解除する工程とを、各巻き部毎に順次行うところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記拡開ツールは、前記先行の巻き部側のみに向けて傾斜する押圧面をもった片刃状に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、少なくとも前記先行の巻き部に前記拡開ツールを押し当てている間、前記後行の巻き部を保持しておくところに特徴を有する。
請求項4の発明は、複数の巻き部からなる直線状のコイルばねを湾曲状に成形する製造装置であって、これから加工すべき先行の巻き部に当接してこれを塑性変形させる一方、この先行の巻き部と隣接する後行の巻き部に対しては非当接であるかあるいは弾性限度内での一時的な変形を許容しつつ当接するようにして、両巻き部間のピッチを拡開させる拡開ツールと、前記拡開ツールを前記先行の巻き部に押し当てる押圧位置と前記先行の巻き部から解離した解除位置とに移動させる拡開ツール移動ユニットと、前記拡開ツールで前記先行の巻き部を塑性変形させた後、前記拡開ツール移動ユニットで前記拡開ツールを前記解除位置に至らしめた状態で、前記コイルばねと前記拡開ツールのいずれか一方を他方に対して前記両巻き部間のピッチだけ順次相対移動させて、前記後行の巻き部を前記拡開ツールと対応する位置に至らす送りユニットとを備えるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記拡開ツールは、前記先行の巻き部側のみに向けて傾斜する押圧面をもった片刃状に形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載のものにおいて、少なくとも前記拡開ツールが前記押圧位置にあるときに、前記後行の巻き部を保持しておく保持ユニットを備える
請求項7の発明は、請求項6記載のものにおいて、前記保持ユニットには、前記拡開ツールが前記押圧位置にあるときに、前記後行の巻き部とその倒れ方向で当接して、この後行の巻き部が前記拡開ツールによって弾性限度以上に押し倒されるのを規制する変形規制部が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1及び4の発明>
これから加工すべき先行の巻き部に拡開ツールを押し当ててこの先行の巻き部を塑性変形させる一方、この先行の巻き部に隣接する後行の巻き部に対しては拡開ツールが非当接であるかあるいは弾性限度内での一時的な変形を許容しつつ当接するようにしているため、拡開ツールによる押圧状態を解除したときには、後行の巻き部は自然状態に保持・復帰される。これにより、後行の巻き部を一端とする塑性変形前の巻き部間のピッチ位置が位置ずれするのを防止でき、ひいては巻き部間の拡開量が変化するのを防止できる。その結果、各巻き部間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばねを確実に得ることができる。
なお、「巻き部」とは、コイルばねの軸中心回りに1周するひと巻き部分のことを言い、「先行の巻き部」とは、拡開ツールと対応する位置にあって、拡開ツールによって後行の巻き部より先に塑性変形される巻き部のことを言い、「後行の巻き部」とは、先行の巻き部と隣接する位置にあって、拡開ツールによって先行の巻き部の次に塑性変形される巻き部のことを言う。よって、「先行の巻き部」、「後行の巻き部」は、いずれも特定の巻き部を指すのではなく、上記拡開ツールとの関係によって決められる概念である。
<請求項2及び5の発明>
拡開ツールが先行の巻き部側のみに向けて傾斜する押圧面をもった片刃状に形成されているから、拡開ツールと後行の巻き部との干渉を回避し易い。このため、先行の巻き部に拡開ツールを押し当てている間、後行の巻き部が塑性変形されるのを確実に防止でき、各巻き部間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばねを高い精度をもって得ることができる。
<請求項3及び6の発明>
少なくとも先行の巻き部に拡開ツールを押し当てている間(少なくとも拡開ツールが押圧位置にあるときに)、後行の巻き部を保持しておくため、後行の巻き部が塑性変形されるのを確実に防止でき、各巻き部間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばねをいっそう高い精度をもって得ることができる。また、従来技術と違って、各巻き部を最後のひと巻きまで保持することできる。
<請求項7の発明>
拡開ツールが押圧位置にあるときに、後行の巻き部が保持ユニットの変形規制部とその倒れ方向で当接して弾性限度以上に押し倒されるのを規制されるから、後行の巻き部が塑性変形されるのを確実に防止でき、各巻き部間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばねをよりいっそう高い精度をもって得ることができる。
<実施形態1>
以下、実施形態1を図1ないし図4によって説明する。本実施形態によって得られるコイルばね10は、例えば、トルクコンバータのダンパスプリングとして使用されるものであり、図4に示すように、一定の曲率をもって湾曲状に形成されている。なお、以下の説明において、前後方向については各図の左側を前方、右側を後方とし、上下方向については各図を基準とする。
コイルばね10は直線状のコイルばね(以下、単に「直線状コイル20」という)から成形される。直線状コイル20は複数の巻き部21によって構成されている。各巻き部21は、直線状コイル20の軸中心回りに1周するひと巻き部分であり、軸中心に沿って相互に同一ピッチで繰り返し並ぶ形態とされている。
直線状コイル20を湾曲状に成形する製造装置は、直線状コイル20が載せられるワーク支持台40と、これから加工すべき1つの巻き部(以下、「先行の巻き部21a」という)を押圧し、この先行の巻き部21aとこれに隣接して次に加工すべき1つの巻き部(以下、「後行の巻き部21b」という)との間のピッチを広げる拡開ツール30と、直線状コイル20を遊動規制状態に保持する保持ユニット50とを備えている。
拡開ツール30は、直線状コイル20の長さ方向(前後方向)と直交する上下方向に延び、その先端面が斜めに切り落とされた片刃状に形成されている。この拡開ツール30の先端面は、先行の巻き部21aに向けて傾斜する押圧面31とされ、後行の巻き部21bに対しては非対応の位置関係にある。ワーク支持台40は直線状コイル20を下方から支持する支持面41を有し、保持ユニット50は直線状コイル20に上方から当接する保持面51を有している。支持面41及び保持面51はいずれも水平なフラット面とされ、互いに平行に配置されている。ワーク支持台40の一端外方には拡開ツール30によって塑性変形された巻き部21を逃す逃し空間70が確保されている。
また、製造装置は、図示はしないが上記に加えて、直線状コイル20を各巻き部21間のピッチずつ前方へ順次送り出す送りユニットと、拡開ツール30が先行の巻き部21aを押圧する押圧位置と先行の巻き部21aから解離する解除位置とに至るように拡開ツール30を上下方向に往復移動させる拡開ツール移動ユニットと、保持ユニット50が直線状コイル20を保持する保持位置と直線状コイル20から解離する未保持位置とに至るように保持ユニット50を上下方向に往復移動させる保持ユニット移動装置とを備えている。
次に、湾曲状のコイルばね10の製造方法について説明する。
図1に示すように、ワーク支持台40に直線状コイル20を載せ、ワーク支持台40の一端に先行の巻き部21aが位置するように直線状コイル20を位置決めして配置する。そして、保持ユニット移動装置によって保持ユニット50を保持位置に至らしめ、保持ユニット50の保持面51とワーク支持台40の支持面41との間に直線状コイル20を挟み込み、直線状コイル20を保持する。このとき、保持ユニット50の保持面51は、後行の巻き部21bを含めてこれより後方に位置する各巻き部21に当接する一方、先行の巻き部21aには非当接とされる。またこのとき、拡開ツール30は、解除位置に留め置かれ、先行の巻き部21aの上方にその押圧面31を臨ませる。
続いて、図2に示すように、拡開ツール移動ユニットによって拡開ツール30を下降させて押圧位置に至らす。すると、拡開ツール30の先端が先行の巻き部21aと後行の巻き部21bとの間に進入するとともに、拡開ツール30の押圧面31が先行の巻き部21aに当接して先行の巻き部21aを前方へ押し倒す。こうして拡開ツール30が押圧位置に至ることにより、先行の巻き部21aは塑性変形され、後行の巻き部21bとで非対称V字状の拡開される。
ここで、後行の巻き部21bは拡開ツール30の移動経路より外側に位置している。本実施形態においては、拡開ツール30の後端垂直面32は後行の巻き部21bと当接可能とされるが、後行の巻き部21bが保持ユニット50に保持されていることもあって、後行の巻き部21bを変形させるには至らない。この場合、拡開ツール30は、後行の巻き部21bをその弾性限度内で一時的に変形させる程度にこの巻き部21bと当接することが許されている。もっとも、拡開ツール30が後行の巻き部21bと全く当接しない構成であってもよい。
次いで、拡開ツール移動ユニットによって拡開ツール30を解除位置に引き上げるとともに、保持ユニット移動装置によって保持ユニット50を未保持位置に引き上げる。そして、送りユニットによって直線状コイル20を各巻き部21間のピッチ分だけ前方へ移動させ、後行の巻き部21bを拡開ツール30と対応する位置に至らせる。後行の巻き部21bは拡開ツール30と対応する位置に至ることにより、次なる先行の巻き部21aとして機能する。
その後、図3に示すように、保持ユニット50を保持位置に至らし、さらに拡開ツール30を押圧位置に至らしめ、上記の次なる先行の巻き部21aを前方へ押し倒して塑性変形させる。こうして、直線状コイル20の位置決め保持、拡開ツール30の押圧位置への移動、先行の巻き部21aの塑性変形、拡開ツール30の解除位置への移動という一連の工程を、直線状コイル20を1ピッチずつ送りながら、直線状コイル20の一端側から各巻き部21毎に順次行うことにより、図4に示す一定の曲率をもった湾曲状のコイルばね10を得る。
このように本実施形態によれば、先行の巻き部21aに上方から拡開ツール30を押し当ててこの先行の巻き部21aを塑性変形させる間、拡開ツール30は後行の巻き部21bに軽く当接しているに過ぎないため、拡開ツール30を解除位置に引き上げたときに、後行の巻き部21bは自然状態に保たれている。これにより、後行の巻き部21bを一端とする塑性変形前の各巻き部21間のピッチ位置が位置ずれするのを防止でき、ひいては各巻き部21間の拡開量が変化するのを防止できる。その結果、各巻き部21間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばね10を確実に得ることができる。
また、拡開ツール30が先行の巻き部21a側のみに向けて傾斜する押圧面31をもった片刃状に形成されているから、拡開ツール30と後行の巻き部21bとの干渉を回避し易い形状となる。このため、先行の巻き部21aに拡開ツール30を押し当てている間、後行の巻き部21bが塑性変形されるのを確実に防止でき、各巻き部21間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばね10を高い精度をもって得ることができる。
さらに、拡開ツール30が押圧位置にあるときに、後行の巻き部21bが保持ユニット50によって保持されているため、後行の巻き部21bが塑性変形されるのをより確実に防止でき、各巻き部21間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばね10をいっそう高い精度をもって得ることができる。また、従来技術と違って各巻き部21を最後のひと巻きまで保持することができる。
<実施形態2>
図5及び図6は、本発明の実施形態2を示す。実施形態2では、拡開ツール30aの形状及び保持ユニット50の保持位置が実施形態1とは異なる。
拡開ツール30aは、非対称両刃状をなし、先行の巻き部21a側に傾斜する第1の押圧面31aを有するとともに、後行の巻き部21b側に傾斜する第2の押圧面33aを有する。第1の押圧面31aは第2の押圧面33aより大きい面積でかつ長い斜辺をもっている。また、保持ユニット50の保持面51は、保持位置において、後行の巻き部21bと先行の巻き部21aとは反対側で隣接する3番目の巻き部21cを含めてこれより後行に位置する各巻き部21に当接し、先行及び後行の両巻き部21a、21bとは非当接とされる。
実施形態2では、拡開ツール30aが解除位置にあるとき、図5に示すように、第1の押圧面31aが先行の巻き部21aに上方から臨むとともに、第2の押圧面33aが後行の巻き部21bに上方から臨む。拡開ツール30aが押圧位置に至ると、図6の実線で示すように、第1の押圧面31aが先行の巻き部21aに当接してこれを前方へ塑性変形させるとともに、第2の押圧面33aが後行の巻き部21bに当接してこれを後方へ弾性変形させる。次いで、拡開ツール30aが解除位置に至ると、図6の二点鎖線で示すように、先行の巻き部21aが塑性変形された状態を保つ一方、後行の巻き部21bが元の自然状態に復帰する。したがって、後行の巻き部21bの一時的な変形による影響がこれより後方の各巻き部21に及ぶことはなく、各巻き部21間のピッチ位置の位置ずれを防止することができる。その結果、実施形態1と同様、各巻き部21間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばね10を確実に得ることができる。さらに実施形態2によれば、拡開ツール30aが非対称ではあるものの両刃状に形成されているため、拡開ツール30aが押圧位置への移動過程で第1、2の両押圧面31a、33aに案内されつつ先行及び後行の両巻き部21a、21b間に挿入され、拡開動作を円滑に行うことができる。
<実施形態3>
図7は本発明の実施形態3を示す。実施形態3では、保持ユニット50aの形状が実施形態1とは異なる。
保持ユニット50aには、保持位置において、後行の巻き部21bの後端(倒れ方向)に当接可能な変形規制部52が形成されている。この変形規制部52は、保持面51の1箇所から下方に突出して形成されている。変形規制部52の先端角は丸みをもっており、後行の巻き部21bが傷付くのを規制可能となっている。
実施形態3では、拡開ツール30が押圧位置にあるときに、拡開ツール30によって後行の巻き部21bに後方への押圧力が付与されても、変形規制部52によって後行の巻き部21bが押し倒されるのを規制されるから、後行の巻き部21bが弾性限度以上に変形することはない。したがって、実施形態3によれば、後行の巻き部21bが塑性変形されるのをより確実に防止でき、各巻き部21間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばね10をよりいっそう高い精度をもって得ることができる。
<実施形態4>
図8は本発明の実施形態4を示す。実施形態4では、保持ユニット50bの形状が実施形態1とは異なる。
保持ユニット50bには、保持位置において、後行の巻き部21bを含めてこれより後方に位置する各巻き部21の後端(倒れ方向)にそれぞれ当接可能な複数の変形規制部52が形成されている。これら変形規制部52は、各巻き部21間のピッチに対応する一定間隔をあけて、保持面51の複数個所から下方に突出して形成されている。実施形態4によれば、後行の巻き部21bとこれより後方に位置する各巻き部21が塑性変形されるのを確実に防止でき、各巻き部21間が所定の拡開量で湾曲されたコイルばね10をよりいっそう高い精度をもって得ることができる。
<実施形態5>
図9は本発明の実施形態5を示す。実施形態5では、拡開ツール30と直線状コイル20との間に第1及び第2の介在ユニット80,85が設けられている点で実施形態1とは異なる。
第1の介在ユニット80は先行及び後行の両巻き部21a、21b間を境界として前方に位置し、第2の介在ユニット85は後方に位置している。第2の介在ユニット85は保持ユニット50、50a、50bの役割を兼用している。
第1の介在ユニット80の後端には先行の巻き部21aの後端に当接可能な第1の爪部81が下方に突出して形成され、第2の介在ユニット85の前端には後行の巻き部21bの前端に当接可能な第2の爪部86が下方に突出して形成されている。第1及び第2の両爪部81、86の先端角はいずれも丸みをもっており、先行及び後行の両巻き部21a、21bが傷付くのを規制可能となっている。
また、第1の介在ユニット80の後端には、拡開ツール30の押圧面31と同じ傾斜角をもって傾斜する第1の案内斜面82が切り欠いて形成されている。第2の介在ユニット85の前端には、第1の案内斜面82より傾斜角のきつい第2の案内斜面87が切り欠いて形成されている。また、第1及び第2の両介在ユニット80,85は、保持ユニット50、50a、50bと同様、保持位置と未保持位置とに上下方向に移動可能とされ、さらに、前後方向で互いに接近する接近位置と互いに離間する離間位置とに移動可能とされている。
第1及び第2の両介在ユニット80、85を保持位置及び接近位置に留め置くと、第1の爪部81が先行の巻き部21aに当接するとともに、第2の爪部86が後行の巻き部21bに当接する。この状態で、拡開ツール30を解除位置から押圧位置に向けて移動させる。押圧位置への移動過程では、第2の案内斜面87に誘い込まれつつ押圧面31が第1の案内斜面82を摺動し、その押圧作用によって第1の介在ユニット80が前方(離間位置)へ強制的に移動される。この第1の介在ユニット80の移動に伴い、第1の爪部81が先行の巻き部21aを前方へ引き倒す。これにより、先行の巻き部21aのみが塑性変形され、実施形態1と同様の効果を奏することができる。さらに、実施形態5では、拡開ツール30の先端尖鋭部分が先行及び後行の両巻き部21a、21bに直接接触することがないため、両巻き部21a、21bが傷付くのを防止できる。また、第1及び第2の両介在ユニット80、85によって直線状コイル20を強固に保持することができる。
<実施形態6>
図10及び図11は本発明の実施形態6を示す。実施形態6では、拡開ツール30bの形状、拡開ツール30bの移動方向、保持ユニット50cの形状及び位置ずれ規制部90が別途設けられている点で実施形態1とは異なる。
拡開ツール30bの先端面は尖鋭状ではなくフラットな押圧面31bとされている。そして、この拡開ツール30bは、解除位置から押圧位置にかけて斜め下前方へ向けて移動される。先行の巻き部21aは拡開ツール30bの移動方向と対向して配置されている。
保持ユニット50cには、拡開ツール30bがその移動過程で摺動可能な移動案内面55cが切り欠いて形成されている。また、保持ユニット50cは、保持位置において、後行の巻き部21bの前端側に当接可能な爪部53を有している。爪部53の先端角は丸みをもっており、後行の巻き部21bが傷付くのを規制可能となっている。
位置ずれ規制部90は、ワーク支持台40の一端側壁に沿って形成されている。位置ずれ規制部90は、その先端がワーク支持台40の支持面41より上方に突き出て先行の巻き部21aの前端(倒れ方向)に当接可能な規制位置と、その先端がワーク支持台40の支持面41より下方に引っ込んで先行の巻き部21aから離間する規制解除位置とに上下方向に移動可能とされている。
実施形態6では、保持ユニット50cを保持位置に至らすとともに、拡開ツール30bを解除位置に至らしめ、さらに位置ずれ規制部90を規制位置に至らすことにより、ワーク支持台40上に直線状コイル20を保持する。その状態で、図10に示すように、拡開ツール30bを移動案内面55cに沿って押圧位置に至らす。すると、先行の巻き部21aが前方へ押し倒されて塑性変形される一方、後行の巻き部21bは爪部53による保護もあって自然状態に保たれる。その後、図11に示すように、拡開ツール30bを解除位置に引き上げるとともに、保持ユニット50cを未保持位置に引き上げ、さらに位置ずれ規制部90を規制解除位置に至らすことにより、直線状コイル20が送りユニットによって移動可能な状態となす。実施形態6によれば、実施形態1と同様の効果を奏するのに加え、位置ずれ規制部90によって拡開ツール30bの押圧時における先行の巻き部21aの位置ずれを確実に防止することができる。
<実施形態7>
図12は本発明の実施形態7を示す。実施形態7では、拡開ツール30cの形状、拡開ツール30cの移動方向、保持ユニット50dの形状及び位置ずれ規制部90が別途設けられている点で実施形態1とは異なる。
拡開ツール30cは、保持ユニット50dと略対称な形状をなし、その後端に先行の巻き部21aの後端と当接可能な第1の爪部34が下方に突出して形成されている。また、拡開ツール30cは、上下方向に加えて前後方向に移動可能とされ、解除位置では保持ユニット50dに接近する一方、押圧位置では保持ユニット50dから離間する。
保持ユニット50dの前端には後行の巻き部21bの前端と当接可能な第2の爪部59が下方に突出して形成されている。第1及び第2の両爪部34、59の先端角はいずれも丸みをもっており、先行及び後行の両巻き部21a、21bが傷付くのを規制可能となっている。位置ずれ規制部90の形態は、実施形態6と同様である。
実施形態7では、保持ユニット50dを保持位置に至らすとともに、拡開ツール30cを解除位置に至らしめ、さらに位置ずれ規制部90を規制位置に至らすことにより、ワーク支持台40上に直線状コイル20を保持する。その状態で、拡開ツール30cを解除位置から押圧位置へと前方(図示2点鎖線方向)へ移動させる。すると、この拡開ツール30cの移動に伴って第1の爪部34が強制的に先行の巻き部21aを引き倒して塑性変形させる。このとき、後行の巻き部21bは第2の爪部59による保護もあって自然状態に保たれる。したがって、実施形態7によれば、実施形態1と同様の効果を奏するのに加え、拡開ツール30cの上下方向(垂直方向)の大型化を回避することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1〜7では、一定の曲率で湾曲するコイルばねを成形するものであったが、本発明によれば、先行及び後行の両巻き部間に挿入される拡開ツールの挿入深さを途中で変化させることにより、各巻き部間の拡開量が所定の変化率で変化した湾曲状のコイルばねを成形するものであってもよい。
(2)送りユニットは、解除位置における拡開ツールを後方へ移動させることで後行の巻き部を拡開ツールと対応する位置に至らす構成であってもよい。
(3)実施形態3、4では、変形規制部は、保持位置において、後行の巻き部との間に若干の隙間をあけていてもよい。
(4)実施形態1〜5に、実施形態6、7における位置ずれ規制部を設けてもよい。
本発明の実施形態1において、直線状コイルが保持され、拡開ツールが解除位置にある状態を示す模式図である。 拡開ツールが押圧位置に至り、先行の巻き部が塑性変形された状態を示す模式図である。 拡開ツールが押圧位置に至り、次なる先行の巻き部が塑性変形された状態を示す模式図である。 湾曲状のコイルばねの全体図である。 本発明の実施形態2において、直線状コイルが保持され、拡開ツールが解除位置にある状態を示す模式図である。 拡開ツールが押圧位置に至り、先行の巻き部が塑性変形された状態を示す模式図である。 本発明の実施形態3において、拡開ツールが押圧位置に至り、先行の巻き部が塑性変形された状態を示す模式図である。 本発明の実施形態4において、直線状コイルが保持され、拡開ツールが解除位置にある状態を示す模式図である。 本発明の実施形態5において、拡開ツールが押圧位置に至り、先行の巻き部が塑性変形された状態を示す模式図である。 本発明の実施形態6において、拡開ツールが押圧位置に至り、先行の巻き部が塑性変形された状態を示す模式図である。 直線状コイルを移動させ、次なる先行の巻き部を押圧ツールと対応する位置に至らしめた状態を示す模式図である。 本発明の実施形態7において、直線状コイルが保持され、拡開ツールが解除位置にある状態を示す模式図である。 従来例の製造装置の概略模式図である。
符号の説明
10…コイルばね
20…直線状コイル(直線状のコイルばね)
21…巻き部
21a…先行の巻き部
21b…後行の巻き部
30、30a、30b、30c…拡開ツール
40…ワーク支持台
50、50a、50b、50c、50d…保持ユニット

Claims (7)

  1. 複数の巻き部からなる直線状のコイルばねを湾曲状に成形する製造方法であって、
    これから加工すべき先行の巻き部に拡開ツールを押し当ててこの先行の巻き部を塑性変形させる一方、この先行の巻き部と隣接する後行の巻き部に対しては前記拡開ツールが非当接であるかあるいは弾性限度内での一時的な変形を許容しつつ当接するようにして、両巻き部間のピッチを拡開させる工程と、
    前記拡開ツールの押圧状態を解除する工程とを、各巻き部毎に順次行うことを特徴とするコイルばねの製造方法。
  2. 前記拡開ツールは、前記先行の巻き部側のみに向けて傾斜する押圧面をもった片刃状に形成されている請求項1記載のコイルばねの製造方法。
  3. 少なくとも前記先行の巻き部に前記拡開ツールを押し当てている間、前記後行の巻き部を保持しておく請求項1又は2記載のコイルばねの製造方法。
  4. 複数の巻き部からなる直線状のコイルばねを湾曲状に成形する製造装置であって、
    これから加工すべき先行の巻き部に当接してこれを塑性変形させる一方、この先行の巻き部と隣接する後行の巻き部に対しては非当接であるかあるいは弾性限度内での一時的な変形を許容しつつ当接するようにして、両巻き部間のピッチを拡開させる拡開ツールと、
    前記拡開ツールを前記先行の巻き部に押し当てる押圧位置と前記先行の巻き部から解離した解除位置とに移動させる拡開ツール移動ユニットと、
    前記拡開ツールで前記先行の巻き部を塑性変形させた後、前記拡開ツール移動ユニットで前記拡開ツールを前記解除位置に至らしめた状態で、前記コイルばねと前記拡開ツールのいずれか一方を他方に対して前記両巻き部間のピッチだけ順次相対移動させて、前記後行の巻き部を前記拡開ツールと対応する位置に至らす送りユニットとを備えることを特徴とするコイルばねの製造装置。
  5. 前記拡開ツールは、前記先行の巻き部側のみに向けて傾斜する押圧面をもった片刃状に形成されている請求項4記載のコイルばねの製造装置。
  6. 少なくとも前記拡開ツールが前記押圧位置にあるときに、前記後行の巻き部を保持しておく保持ユニットを備える請求項4又は5記載のコイルばねの製造装置。
  7. 前記保持ユニットには、前記拡開ツールが前記押圧位置にあるときに、前記後行の巻き部とその倒れ方向で当接して、この後行の巻き部が前記拡開ツールによって弾性限度以上に押し倒されるのを規制する変形規制部が形成されている請求項6記載のコイルばねの製造装置。
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