JP2009225461A - 無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2009225461A
JP2009225461A JP2009127336A JP2009127336A JP2009225461A JP 2009225461 A JP2009225461 A JP 2009225461A JP 2009127336 A JP2009127336 A JP 2009127336A JP 2009127336 A JP2009127336 A JP 2009127336A JP 2009225461 A JP2009225461 A JP 2009225461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
case body
circuit board
disposed
flat plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009127336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4712103B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Abe
泰浩 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2009127336A priority Critical patent/JP4712103B2/ja
Publication of JP2009225461A publication Critical patent/JP2009225461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4712103B2 publication Critical patent/JP4712103B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】内蔵型のアンテナの利得の劣化を防止することができる無線通信端末を提供する。
【解決手段】無線通信端末は、アンテナ32および電子部品が配置されると共に、基準電位パターンが形成された第1回路基板22と、アンテナ32に対向するアンテナ対向領域が形成されて第1回路基板22の厚さ方向に重なり合って第1回路基板22に配置されるケース体24と、ケース体24の第1回路基板22側と反対の位置に配置されると共に、キートップ80を有するキーシートと、第1回路基板22、ケース体24及びキーシートを収納する筐体8とを備え、ケース体24は、アンテナ対向領域が非導電性を有すると共に、アンテナ対向領域を除く領域が導電性を有して基準電位パターンに導通されて前記電子部品を覆う。
【選択図】図6

Description

本発明は、筐体の内部にアンテナが設けられている無線通信端末に関するものである。
従来の携帯電話機等の無線通信端末には、ユーザーがこの無線通信端末に搭載されている伸縮式のアンテナをその長さ方向外側に引伸ばしてから、通話等の通信を行なうようになっているものがあった。
しかしながら、このような伸縮式のアンテナは、それを外側に引伸ばした分だけ無線通信端末の長さ寸法が大きくなるため、無線通信端末のコンパクト化の障害となっていた。このため、このような外側に伸びるアンテナの代わりに、筐体の内部に内蔵型のアンテナを設けて、通信時にもコンパクトな状態を維持することができるようにした無線通信端末があった(例えば、特許文献1ないし3参照)。
特開2003−101623号公報 特開平11−312912号公報 特開平10−163748号公報
しかしながら、前記特許文献1ないし3のような内蔵型のアンテナが設けられた無線通信端末は、このアンテナが筐体内の回路基板等におけるグランド(基準電位が導通する金属部分)の近傍に配置されることになるため、前記伸縮式のアンテナが搭載されている無線通信端末と比べ、アンテナの利得が劣化してしまうという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、内蔵型のアンテナの利得の劣化を防止することができる無線通信端末を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の無線通信端末は、アンテナおよび電子部品が配置されると共に、基準電位パターンが形成された第1回路基板と、前記アンテナに対向するアンテナ対向領域が形成されて前記第1回路基板の厚さ方向に重なり合って前記第1回路基板に配置されるケース体と、前記ケース体の前記第1回路基板側と反対の位置に配置されると共に、キートップを有するキーシートと、前記第1回路基板、前記ケース体及び前記キーシートを収納する筐体とを備え、前記ケース体は、前記アンテナ対向領域が非導電性を有すると共に、前記アンテナ対向領域を除く領域が導電性を有して前記基準電位パターンに導通されて前記電子部品を覆う、ことを特徴とするものである。
また、本発明による無線通信端末は、前記ケース体は、前記平板部から第1回路基板側に高さを有するよう形成されるリブを有し、前記リブは、前記アンテナ対向領域の周縁上の少なくとも一部の区間で形成されないか、又は断続的に形成されることを特徴とするものである。
また、本発明による無線通信端末は、前記第1回路基板には、前記基準電位パターンが前記アンテナと前記回路基板の厚さ方向に重なり合わないように形成される、ことを特徴とするものである。
また、本発明による無線通信端末は、前記キートップで押圧されるメタルドームを有する第2回路基板が前記キーシートと前記ケース体との間に配置され、前記メタルドームは、前記アンテナと前記第1回路基板の厚さ方向にて重なり合わないように配置されていることを特徴とするものである。
また、本発明による無線通信端末は、前記アンテナは、前記第1回路基板の端部に配置されていることを特徴とするものである。
このような本発明の無線通信端末によれば、内蔵型のアンテナの利得の劣化を防止することができる。
本発明の第1ないし第3の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2,90,95を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2の図1に示す第2筐体8の上側ケース18及び下側ケース20、並びにこの第2筐体8内に収納されるリジッド基板22、ケース体24、キーFPC28、キーシート30、及びアンテナ32の組立て前の状態を示す分解側面図である。 図2に示すリジッド基板22のA−A線矢視図である。 図3に示すリジッド基板22の背面図である。 第1の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2のケース体24であって、図2中のB−B線矢視図である。 図2に示す第2筐体8の上側ケース18及び下側ケース20、並びにこの第2筐体8内に収納されるリジッド基板22、ケース体24、キーFPC28、キーシート30、及びアンテナ32の組立てた状態を示す第2筐体8のC−C線矢視断面図である。 第2の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機90のケース体92のリジッド基板22側から見た平面図である。 第3の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機95のケース体97のリジッド基板22側から見た平面図である。
以下、本発明に係る無線通信端末の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図6は、本発明の第1の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2(無線通信端末に相当)、ケース体24(シールドケースに相当)、及びケース体24の製造方法について説明するために参照する図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2は、ヒンジ4を介して回動自在に連結される第1筐体6と第2筐体8とを備えている。第1筐体6は、表示部10及びスピーカー12を有しており、スピーカー12は第1筐体6の長さ方向におけるヒンジ4とは反対側の端部寄りの位置に配置されている。また、第2筐体8は操作部14及びマイクロホン16を有しており、マイクロホン16は第2筐体8の長さ方向におけるヒンジ4とは反対側の端部寄りの位置に配置されている。
第2筐体8は、操作部14を有する上側ケース18と、その裏側の下側ケース20を備えて構成されている。図2に示すように、この上側ケース18と下側ケース20の間に形成される内部の空間には、下側ケース20側から順に、リジッド基板22(第1回路基板又は回路基板に相当)、ケース体24、キーFPC(フレキシブル基板)28(第2回路基板に相当)、及びキーシート30が収納されている。
リジッド基板22には、その下側ケース20側の第1面22a、及びこの第1面22aとは反対側の第2面22bに、図示しない各種の電子部品が配置されている。また、リジッド基板22の第1面22a上には、内蔵型のアンテナ32が固定されている。
このアンテナ32は、図3に示すように、リジッド基板22におけるその長さ方向(ヒンジ4側とマイクロホン16側とを結ぶ方向)のヒンジ4側の端部であって、かつ幅方向の一方の端部に配置されている。リジッド基板22は、その基準電位が導通する第1面22a上の基準電位パターン36が、アンテナ32と重なり合わないような位置に形成されている。アンテナ32は、第1面22a上に形成された図示しない配線パターンと回路接続して給電される。
また、リジッド基板22は、図4に示すように、その裏側の第2面22b側においても、基準電位が導通する基準電位パターン38が、このリジッド基板22の厚さ方向においてアンテナ32と重なり合わないような位置に形成されている。
さらに、リジッド基板22が多層基板であるならば、図示しないが、その内部層においても基準電位パターンが、アンテナ32と重なり合わないような位置に形成される。また、基準電位パターンだけでなく配線パターンについても、アンテナ32への給電部分を除いて、リジッド基板22の表面層又は内部層を問わず、極力アンテナ32に重なり合わない位置に形成される。
次に、図5に示すように、ケース体24は、平面形状が略矩形であって、ほぼ平坦な平面を有する平板部25と、この平板部25からリジッド基板22側(図5中、紙面に直角方向の手前側)に高さを有するように形成されたリブ26を有している。リブ26は、平板部25の縁部のほぼ全周、及び平面形状の内側の所定の位置に形成されている。
ケース体24は、図2に示すように、平板部25がリジッド基板22と平行に配置されると共に、リブ26の高さ方向の端面がリジッド基板22の第2面22bに当接するように、このリジッド基板22に取付けられる。ケース体24は、リジッド基板22の第2面22b上の不図示の高周波回路などの電子部品を覆って、この第2面22bとの間に閉空間を形成する。
ケース体24の平板部25は、図5に示すアンテナ対向領域S(図中、四辺形の斜線部)が、リジッド基板22の厚さ方向にてアンテナ32に対向している。つまり、アンテナ対向領域Sは、リジッド基板22の厚さ方向にてアンテナ32と重なり合っている。このアンテナ対向領域Sの周縁には、平板部25の長さ方向と平行に平板部25の縁部に形成されたリブ26aと、平板部25の平面形状の内側において、平板部25の幅方向と平行に形成されたリブ26b、及び平板部25の長さ方向と平行に形成されたリブ26cが配置されている。そして、アンテナ対向領域Sの周縁の四辺のうちリブ26a,26b,26cに対応する三辺以外の辺に対応する平板部25の一定長さの区間には、リブ26は形成されていない。
また、ケース体24には、その芯材として硬質で非導電性の合成樹脂材が用いられており、芯材の表側及び裏側の表面のほぼ全域に蒸着法等による金属質の導電層が形成されている。この表面の導電層は、ケース体24が上ケース18と下ケース20の間に組み込まれた際に、リジッド基板22の第2面22b上の基準電位パターン38(図4参照)に設けた接点と接触して導通し、基準電位パターン38と同じ電位となる。このため、ケース体24は、アンテナ対向領域Sを除き、シールドケースとして機能する。
すなわち、ケース体24はシールドケースとして、外部からのノイズがリジッド基板22の第2面22b上の図示しない複数の電子部品に作用するのを防いでおり、また、この図示しない複数の電子部品のそれぞれから生じるノイズが、互いに作用したりアンテナに回り込んだりするのを防いでいる。
例えば、ケース体24は、図2に示すリジッド基板22の第2面22b上に配置される不図示の、無線周波数を生成するRF(Radio Frequency)モジュールなどの高周波回路から放出されるノイズを吸収して、同じくリジッド基板22の第2面22b上に配置される不図示のベースバンドチップセットなどに作用するのを防ぐようになっている。
また、ケース体24は、平板部25におけるアンテナ対向領域S(図5参照)においては、表側と裏側の各表面上に導電層は形成されていない。このようにアンテナ対向領域Sの表側と裏側の各表面上に導電層が形成されないようにするには、ケース体24の芯材の表面全体に蒸着法等による導電層を形成する際に、アンテナ対向領域Sの表側と裏側の表面上に予めマスキングを施しておき、表面全体の領域に導電層が形成された後に、そのマスキングを導電層と共に取除くようにする。これにより、マスキングした個所以外には導電層を残すことができる。
このようなマスキングは、例えば、一方の面に粘着層を有するテープを貼付けたり、当初は液状であって固化した後に簡単に剥がせるようになる塗料を塗布したりすることにより施すことができる。
また、マスキング用のテープや塗料を用いない、他のマスキング方法としては、図示しないが、平板部25の厚さ寸法とほぼ同じ隙間幅のスリットを有して断面略コ字状に形成されたマスキング部材を用いる方法も考えられる。すなわち、この図示しないマスキング部材を、アンテナ対向領域Sのリブ26が無い辺側から、このアンテナ対向領域Sの表側と裏側の面とをスリット内側に挟み込むように取付け、その上でケース体24の表面全体の領域に導電層を形成する。導電層の形成後にマスキング部材を取外せば、アンテナ対向領域Sは表裏面ともに導電層が形成されないようにすることができ、その他の領域は導電性を持たせてシールドケースとして機能させることができる。
次に、図2に示すように、ケース体24に対してリジッド基板22側と反対側の位置には、後述するキーFPC28を挟んでキーシート30が、ケース体24の平板部25と平行に配置されている。キーシート30は、シリコンゴム製のシート78上に複数のキートップ80が貼付けられて構成されている。
また、図1に示すように、第2筐体8の上側ケース18には、第1筐体6と第2筐体8を互いに折畳んだときに表示部10の表示面と対向する操作面81に、複数のキー孔82が形成されている。各キー孔82からは、キーシート30のキートップ80のそれぞれにおける、手の指等を接触させるための押圧面が外部に露出する。そして、このキートップ80の押圧面が手の指等を接触させて押されると、その裏面が対応する後述のキースイッチ48を押圧するようになっている。
また、図2に示すように、ケース体24の平板部25と、キーシート30の間には、キーFPC28が挟まれて配置される。キーFPC28は、その上側ケース18側の第1面28aに複数のキースイッチ48を有しており、この第1面28aとは反対側の第2面28bが、ケース体24の平板部25の上に載置される。
キーFPC28のキースイッチ48は、立体的に椀状に湾曲して形成された金属板のメタルドーム62を有する構造になっている。メタルドーム62は、その椀状の形状の頂点が押圧されると、キーFPC28上に印刷された図示しない電気回路のスイッチ端子に接触して、電気導通するようになっている。図6に示すように、リジッド基板22の厚さ方向において、メタルドーム62はアンテナ32と重なり合わない位置に設けられている。
このような本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2、ケース体24、及びケース体24の製造方法によれば、ケース体24の平板部25のアンテナ対向領域Sに導電層が形成されないため、アンテナ32の利得の劣化を防止することができる。
さらに、アンテナ32に重なる位置さえ外せば、アンテナ対向領域S上に導電性を有するメタルドーム62を配置しても、アンテナ32の電波放射特性に悪影響を与えにくいため、ケース体24のほぼ全域にわたりキースイッチ48を配置することができるようになり、折畳み型携帯電話機2の操作性を良くすることができる。
また、ケース体24は、アンテナ対向領域Sの周縁の四辺のうちリブ26a,26b,26cに対応する三辺以外の辺に対応する平板部25の一定長さの区間には、リブ26が形成されないようになっているため、アンテナ対向領域Sに導電層を形成しないようにするためのマスキングの作業を容易にすることができる。
すなわち、上記アンテナ対向領域Sの周縁上であってケース体24の幅方向に平行である一定長さの区間において、リブ26が形成されていないため、アンテナ対向領域Sのリジッド基板22側(図5中、紙面に直角方向の手前側)の面に、ケース体24の長さ方向に沿ってマスキング用のテープを貼付けたり、マスキング用の塗料を塗布したりする場合には、テープを貼付けたり塗料を塗布したりする作業の障害が少なくなり、これらの作業を容易に行なうことができるようになっている。
例えば、このようなマスキング用のテープとして、アンテナ対向領域Sの表側及び裏側の各々の面に対応する2つの平面形状に、両者をつなぐ方向に平板部25の厚さ分の長さを足し合わせて一体的に連続するように形成した平面形状のテープを予め用意しておき、このテープをアンテナ対向領域Sのリブの無い辺側を用いて表側の面からケース体24の側面を回り込んで裏側の面に至るように貼り付けることができる。つまり、本実施の形態に係るケース体24によれば、このようなテープ1枚だけで容易にマスキングすることができる。さらに、導電層の形成後にマスキングを取除く時にも、この1枚のテープを剥がすだけで済むため、作業性が良くなる。
また、本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2、ケース体24、及びケース体24の製造方法によれば、アンテナ対向領域Sには、マスキングする際に用いられる周縁部の一辺以外の個所にリブ26a,26b,26cが設けられているので、キーシート30においてアンテナ対向領域S上に配置されるキートップ80が押下されてメタルドーム62が押圧されたとしても、直下のケース体24は、リブ26a,26b,26cがリジッド基板22に対して突っ張り、ケース体24の平板部25とリジッド基板22との間のクリアランスを一定に保ち続けるだけの強度を得ることができる。
また、折畳み型携帯電話機2のケース体24は、その平板部25全面が上側ケース18側(図5中、紙面に直角方向の奥側)において、ほぼ平坦に形成されているので、平板部25上に配置されるキーシート30の平面領域内において、キートップ80をレイアウトする際に、段差等の障害に留意する必要が無くなるため、キートップ80のレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、折畳み型携帯電話機2は、キーFPC28のメタルドーム62が、アンテナ32とリジッド基板22の厚さ方向に重なり合わない位置に設けられているため、アンテナ32の利得の劣化を防止することができる。
次に、図1、図2及び図7に基づいて本発明の第2の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機90(無線通信端末に相当)、ケース体92、及びケース体92の製造方法について説明する。
本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機90は、図1に示すように、前記第1の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2と同様に、第1筐体6と第2筐体8とを備えており、第2筐体8の上側ケース18と下側ケース20の間の空間には、図2に示すように、やはり前記第1の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2と同様のリジッド基板22、キーFPC28、及びキーシート30が収納されている。
そして、本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機90では、前記第1の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2のケース体24の代わりに、図7に示すようなケース体92を備えている。
このケース体92の平板部25におけるアンテナ対向領域Sの周縁には、平板部25の幅方向と平行に平板部25の縁部に形成されたリブ26dと、平板部25の平面形状の内側において、平板部25の幅方向と平行に形成されたリブ26b、及び平板部25の長さ方向と平行に形成されたリブ26cが配置されている。そして、アンテナ対向領域Sの周縁の四辺のうちリブ26b,26c,26dに対応する三辺以外の辺に対応する平板部25の一定長さの区間には、リブ26は形成されていない。
このような本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機90、ケース体92、及びケース体92の製造方法によれば、前記第1の実施の形態と同様に、ケース体92の平板部25のアンテナ対向領域Sに導電層が形成されないため、アンテナ32の利得の劣化を防止することができる。
さらに、アンテナ32に重なる位置さえ外せば、アンテナ対向領域S上に導電性を有するメタルドーム62を配置しても、アンテナ32の電波放射特性に悪影響を与えにくいため、ケース体24のほぼ全域にわたりキースイッチ48を配置することができるようになり、折畳み型携帯電話機90の操作性を良くすることができる。
また、アンテナ対向領域Sの周縁の四辺のうちリブ26b,26c,26dに対応する三辺以外の辺に対応する平板部25の一定長さの区間には、リブ26が形成されないようになっているため、前記第1の実施の形態と同様に、アンテナ対向領域Sに導電層を形成しないようにするためのマスキングの作業を容易にすることができる。
また、本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機90、ケース体92、及びケース体92の製造方法によれば、アンテナ対向領域Sには、マスキングする際に用いられる周縁部の一辺以外の個所にリブ26b,26c,26dが設けられているので、キーシート30においてアンテナ対向領域S上に配置されるキートップ80が押下されてメタルドーム62が押圧されたとしても、直下のケース体92は、リブ26b,26c,26dがリジッド基板22に対して突っ張り、ケース体92の平板部25とリジッド基板22との間のクリアランスを一定に保ち続けるだけの強度を得ることができる。
また、折畳み型携帯電話機90のケース体92は、前記第1の実施の形態と同様に、平板部25全面が上ケース18側(図7中、紙面に直角方向の奥側)において、ほぼ平坦に形成されているので、平板部25上に配置されるキーシート30の平面領域内において、キートップ80をレイアウトする際に、段差等の障害に留意する必要が無くなるため、キートップ80のレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、折畳み型携帯電話機90は、前記第1の実施の形態と同様に、キーFPC28のメタルドーム62が、アンテナ32とリジッド基板22の厚さ方向に重なり合わない位置に設けられているため、アンテナ32の利得の劣化を防止することができる。
次に、図1、図2及び図8に基づいて本発明の第3の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機95(無線通信端末に相当)、ケース体97、及びケース体97の製造方法について説明する。
本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機95は、前記第1の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機2のケース体24の代わりに、図8に示すようなケース体97を備えている。
このケース体97の平板部25におけるアンテナ対向領域Sの周縁には、平板部25の長さ方向と平行に平板部25の縁部に断続的に形成されたリブ26eと、平板部25の平面形状の内側において、平板部25の幅方向と平行に形成されたリブ26b、及び平板部25の長さ方向と平行に形成された26cが配置されている。そして、アンテナ対向領域Sの周縁の四辺のうちリブ26b,26c,26eに対応する三辺以外の辺に対応する平板部25の一定長さの区間には、リブ26は形成されていない。
このような本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機95、ケース体97、及びケース体97の製造方法によれば、前記第1及び第2の実施の形態と同様に、ケース体97の平板部25のアンテナ対向領域Sに導電層が形成されていないため、アンテナ32の利得の劣化を防止することができる。
さらに、アンテナ32に重なる位置さえ外せば、アンテナ対向領域S上に導電性を有するメタルドーム62を配置しても、アンテナ32の電波放射特性に悪影響を与えにくいため、ケース体97のほぼ全域にわたりキースイッチ48を配置することができるようになり、折畳み型携帯電話機95の操作性を良くすることができる。
また、ケース体97は、平板部25の周縁上であると共にアンテナ対向領域Sの周縁上であって、平板部25の長さ方向に平行である一定長さの区間において、断続的なリブ26eが形成されると共に、幅方向に平行である一定長さの区間においてリブ26が形成されないようになっているため、前記第1及び第2の実施の形態と同様に、アンテナ対向領域Sに導電層を形成しないようにするためのマスキングの作業を容易にすることができる。
また、本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機95、ケース体97、及びケース体97の製造方法によれば、アンテナ対向領域Sには、マスキングする際に用いられる周縁部の一辺以外の個所にリブ26b,26c,26eが設けられているので、キーシート30においてアンテナ対向領域S上に配置されるキートップ80が押下されてメタルドーム62が押圧されたとしても、直下のケース体97は、リブ26b,26c,26eがリジッド基板22に対して突っ張り、ケース体97の平板部25とリジッド基板22との間のクリアランスを一定に保ち続けるだけの強度を得ることができる。
また、本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機95、ケース体97、及びケース体97の製造方法によれば、アンテナ対向領域Sの周縁部には、断続的なリブ26eが形成されているため、マスキング用の塗料を用いてアンテナ対向領域Sにマスキングを施す場合には、このマスキング用の塗料を、リブ26eの断続的な間隔部分を通って表裏面に連続的に塗布したり、また、表裏面のマスキングを連続的に剥がしたりすることができ、マスキングの作業性を上げつつも、リジッド基板22に対するリブ26eの突っ張り力を確保できるため、キーシート30においてアンテナ対向領域S上に配置されるキートップ80の押下に対し、強度の低下を防止することができる。
また、折畳み型携帯電話機95のケース体97は、前記第1及び第2の実施の形態と同様に、平板部25全面が上ケース18側(図8中、紙面に直角方向の奥側)において、ほぼ平坦に形成されているので、平板部25上に配置されるキーシート30の平面領域内において、キートップ80をレイアウトする際に、段差等の障害に留意する必要が無くなるため、キートップ80のレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、折畳み型携帯電話機95は、前記第1及び第2の実施の形態と同様に、キーFPC28のメタルドーム62が、アンテナ32とリジッド基板22の厚さ方向に重なり合わない位置に設けられているため、アンテナ32の利得の劣化を防止することができる。
なお、前記第1ないし第3の実施の形態において、アンテナ32は、図3に示すように、リジッド基板22におけるその長さ方向(ヒンジ4側とマイクロホン16側を結ぶ方向)のヒンジ4側の端部であって、リジッド基板22の幅方向の一方の端部に配置されるようになっていたが、アンテナ32は、リジッド基板22におけるその長さ方向のヒンジ4側又はマイクロホン16側の端部であって、幅方向に制限のない位置に配置されるようになっていてもよい。また、リジッド基板22におけるその幅方向のいずれか一方の端部であって、長さ方向に制限のない位置に配置されるようになっていてもよい。
このような場合においても、アンテナ32の位置に対応するケース体24,92,97の平板部25のアンテナ対向領域Sには、前記第1ないし第3の実施の形態と同様に、導電層が形成されないようにし、また、このアンテナ対向領域Sの周縁の一定区間でリブ26が形成されないようにすることはいうまでもない。
また、前記第3の実施の形態では、図8に示すように、アンテナ対向領域Sの周縁の四辺のうちリブ26b,26c,26eに対応する三辺以外の辺に対応する平板部25の一定長さの区間には、リブ26は形成されていなかったが、この区間に、前記第2の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機90のケース体92(図7参照)と同様のリブ26dを設けるようにしてもよい。
また、前記第1ないし第3の実施の形態では、リジッド基板22、ケース体24,92,97は、第2筐体8の内部に収納されるようになっていたが、第1筐体6の内部に収納されるようになっていてもよい。
また、前記第1ないし第3の実施の形態において、ケース体24,92,97は、平板部25及びリブ26を有する構造になっていたが、ケース体24,92,97は、このような構造のものに限定されない。例えば、ケース体24,92,97は、平板部25の代わりに曲率や段差等を有する板部を有していてもよく、また、リブ26の代わりに、このリブ26と同じ高さの支柱を複数有し、この支柱の先端面がリジッド基板22の第2面22bに当接するように、このリジッド基板22に取付けられるようになっていてもよい。
また、本実施の形態では、折畳み型携帯電話機2に対して本発明を適用した場合について説明したが、折畳み型携帯電話機2以外の携帯電話機、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置のような、他の無線通信端末についても本発明を適用することができることはいうまでもない。
2 折畳み型携帯電話機
4 ヒンジ
6 第1筐体
8 第2筐体
10 表示部
12 スピーカー
14 操作部
16 マイクロホン
18 上側ケース
20 下側ケース
22 リジッド基板
22a 第1面
22b 第2面
24 ケース
25 平板部
26,26a,26b,26c,26d,26e リブ
28 キーFPC
28a 第1面
28b 第2面
30 キーシート
32 アンテナ
36,38 基準電位パターン
48 キースイッチ
62 メタルドーム
80 キートップ
81 操作面
82 キー孔
90 折畳み型携帯電話機
92 ケース
95 折畳み型携帯電話機
97 ケース

Claims (5)

  1. アンテナおよび電子部品が配置されると共に、基準電位パターンが形成された第1回路基板と、
    前記アンテナに対向するアンテナ対向領域が形成されて前記第1回路基板の厚さ方向に重なり合って前記第1回路基板に配置されるケース体と、
    前記ケース体の前記第1回路基板側と反対の位置に配置されると共に、キートップを有するキーシートと、
    前記第1回路基板、前記ケース体及び前記キーシートを収納する筐体とを備え、
    前記ケース体は、前記アンテナ対向領域が非導電性を有すると共に、前記アンテナ対向領域を除く領域が導電性を有して前記基準電位パターンに導通されて前記電子部品を覆う、ことを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記ケース体は、前記平板部から第1回路基板側に高さを有するよう形成されるリブを有し、
    前記リブは、前記アンテナ対向領域の周縁上の少なくとも一部の区間で形成されないか、又は断続的に形成されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記第1回路基板には、前記基準電位パターンが前記アンテナと前記回路基板の厚さ方向に重なり合わないように形成される、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信端末。
  4. 前記キートップで押圧されるメタルドームを有する第2回路基板が前記キーシートと前記ケース体との間に配置され、
    前記メタルドームは、前記アンテナと前記第1回路基板の厚さ方向にて重なり合わないように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の無線通信端末。
  5. 前記アンテナは、前記第1回路基板の端部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信端末。
JP2009127336A 2009-05-27 2009-05-27 無線通信端末 Expired - Fee Related JP4712103B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009127336A JP4712103B2 (ja) 2009-05-27 2009-05-27 無線通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009127336A JP4712103B2 (ja) 2009-05-27 2009-05-27 無線通信端末

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005279423A Division JP4368838B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 無線通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009225461A true JP2009225461A (ja) 2009-10-01
JP4712103B2 JP4712103B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=41241674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009127336A Expired - Fee Related JP4712103B2 (ja) 2009-05-27 2009-05-27 無線通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4712103B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01311605A (ja) * 1988-06-08 1989-12-15 Nec Corp マイクロ波集積回路
JPH0231706Y2 (ja) * 1980-02-06 1990-08-28
JPH08223260A (ja) * 1995-02-16 1996-08-30 Fujitsu Ltd 携帯無線端末装置
JPH1079623A (ja) * 1996-09-02 1998-03-24 Olympus Optical Co Ltd アンテナ素子を内蔵する半導体モジュール
JPH114118A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Fujitsu Ltd アンテナ素子を内蔵する半導体モジュール
JPH11275196A (ja) * 1998-03-26 1999-10-08 Toshiba Corp 通信端末装置
JP2003263260A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Sharp Corp 電子機器
US20040108959A1 (en) * 2002-12-06 2004-06-10 Jong-Kui Park Antenna apparatus for mobile communication terminal

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0231706Y2 (ja) * 1980-02-06 1990-08-28
JPH01311605A (ja) * 1988-06-08 1989-12-15 Nec Corp マイクロ波集積回路
JPH08223260A (ja) * 1995-02-16 1996-08-30 Fujitsu Ltd 携帯無線端末装置
JPH1079623A (ja) * 1996-09-02 1998-03-24 Olympus Optical Co Ltd アンテナ素子を内蔵する半導体モジュール
JPH114118A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Fujitsu Ltd アンテナ素子を内蔵する半導体モジュール
JPH11275196A (ja) * 1998-03-26 1999-10-08 Toshiba Corp 通信端末装置
JP2003263260A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Sharp Corp 電子機器
US20040108959A1 (en) * 2002-12-06 2004-06-10 Jong-Kui Park Antenna apparatus for mobile communication terminal

Also Published As

Publication number Publication date
JP4712103B2 (ja) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4896493B2 (ja) 無線通信端末
JP4511387B2 (ja) 無線通信端末
JP4828482B2 (ja) 携帯無線装置
JP4368838B2 (ja) 無線通信端末
US8139374B2 (en) Electronic device having electrically connecting structure
JP5086236B2 (ja) 携帯無線機
JP4712103B2 (ja) 無線通信端末
US8364212B2 (en) Portable wireless device
JP4675775B2 (ja) 携帯無線機
JP2008301125A (ja) 通信機器
JP2009033681A (ja) 携帯無線端末
JP2006121630A (ja) 通信機器
JP4702792B2 (ja) 無線通信端末
JP2008211598A (ja) 通信機器
JP5294921B2 (ja) 電子機器
JP4926921B2 (ja) 携帯無線装置
JP6166133B2 (ja) 携帯端末
JP2008140797A (ja) 携帯無線機
JP4926904B2 (ja) 通信機器
JP5368133B2 (ja) 電子機器
JP2009060293A (ja) 携帯電子機器
JP2008131442A (ja) 携帯無線機及びその製造方法
JP2011135249A (ja) 携帯無線端末装置
JP2011129972A (ja) 携帯電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110322

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees