JP2003263260A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003263260A
JP2003263260A JP2002065904A JP2002065904A JP2003263260A JP 2003263260 A JP2003263260 A JP 2003263260A JP 2002065904 A JP2002065904 A JP 2002065904A JP 2002065904 A JP2002065904 A JP 2002065904A JP 2003263260 A JP2003263260 A JP 2003263260A
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slider
input unit
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JP2002065904A
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Yoshiaki Hirano
義昭 平野
Takashi Kurohara
隆 黒原
Tatsuya Hirano
達也 平野
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0235Slidable or telescopic telephones, i.e. with a relative translation movement of the body parts; Telephones using a combination of translation and other relative motions of the body parts
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器本体部に対してスライド移動が可能な入
力装置部を別筐体としながら、スライド移動する入力装
置部が任意の位置でもキー入力が可能となるようにす
る。 【解決手段】 第1入力部3を有する機器本体部1と、
第1入力部3を開閉するように機器本体部1にスライド
移動可能に設けられた第2キー入力部4とからなり、第
2キー入力部4は、機器本体部1に配設された回路基板
の回路部分とFPCによって接続されており、第1入力
部3を閉じる第1の位置から第1入力部3を完全に開く
第2の位置までの全ての摺動位置において、第1入力部
3と共にキー入力可能に設けられている。また、第2キ
ー入力部4の外観を構成するキャビネット51の上面部
が傾斜するように設けられているとともに、各キートッ
プ52aの上面部も傾斜するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンや携帯情
報端末、移動体通信機器などの電子機器に係り、より詳
細には、スライド可能なキーボード筐体部を機器本体部
に有する電子機器において、キーボード筐体部をスライ
ドさせた状態でキー入力を可能とした電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器、特に小型の電子機器の
入力装置としては、ペンタッチによる入力方式が主流で
ある。このタイプの電子機器に情報を入力する場合、附
属の入力ペンなどを用いて液晶表示画面などに手書きで
文字入力したり、その画面に表示されるソフトキーボー
ドをペンでタッチして情報を入力するのが一般的であっ
た。
【0003】しかし、最近ではパソコンの普及に伴い、
ハードキータイプのキーボード(以下、ハードキーボー
ドという。)の入力に慣れたユーザから、小型の電子機
器においても、使い慣れたハードキーボードを使用した
い旨の要望があり、入力装置のオプションとしてケーブ
ル接続により電子機器に接続して使用するハードキーボ
ードも用意されている。
【0004】また、気軽にハードキーボード入力を可能
とする目的で、本体部にハードキーボード部を形成する
小型の電子機器も提供されている。
【0005】また、電気機器の大きさに係わらず、電子
機器における入力装置の搭載形態は様々な試みがなされ
ており、例えば実公平7−21016号公報には、リモ
ートコントロール装置におけるモード切替をリモコン装
置本体に対して開閉可能に取り付けられたモード切替板
を有しており、このモード切替板を開閉することで異な
るキー形状のキーボードを使用する技術が開示されてい
る。
【0006】また、実開平5−40926号公報には、
電子機器の筐体にハードキーボード以外にひとつのタブ
レット入力装置を引き出し可能とした入力装置の技術が
開示されており、ペン入力モードと仮想キーボードの入
力モードを可能にしている。
【0007】また、特開平5−313799号公報に
は、ディスクトップコンピュータなどのハードキーボー
ドにおいて、数字キー部をスライド構造とし、筐体内部
にスライド収納可能にしたタブレット一体型パーソナル
コンピュータの技術が開示されている。
【0008】また、スライドキーボードをスライド移動
させることにより、その下に隠れていたハードキーボー
ドが現れて入力が行えるようになっている携帯情報端末
もある。このハードキーボードは、パソコンのキーボー
ドと同様に配列されたキーレイアウトタイプのキーボー
ドとなっている。
【0009】図22ないし図24は、本体側のハードキ
ーボードと可動側のスライドキーボードの構造を示して
おり、図22は外観図、図23は、可動側のスライドキ
ーボード201を開いた状態で、機器本体部210の裏
側から見た図、図24は、スライドキーボード201を
閉じた状態の断面図である。
【0010】図23に示すように、スライドキーボード
201を開いたとき、スライドキーボード201の裏面
201aには、可動側のPWB203に設けられた電気
的な接点部202が露出した状態で配置されており、こ
の接点部202は、スライドキーボード201を閉じた
状態のときに、機器本体部210の表面側に設けられた
本体側接点部211(図24参照)と接触し、この両接
点部202,211を介して電気信号の送受信を行うよ
うになっている。
【0011】なお、スライドキーボード201の裏面側
201aには、スライドキーボード201を開いたと
き、機器本体部210の表面側に設けられた本体側接点
部211と接触する別の接点部(図示省略)も設けられ
ている。
【0012】図24に示すように、機器本体部210の
内部には、キーボードの電気信号を伝達する本体側のP
WB212が設けられており、この本体側のPWB21
2に、本体側接点部211が取り付けられている。この
本体側接点部211は、バネ性を有した接点であり、P
WB212の導電部(図示省略)をバネ性を利用して押
さえることで電気信号を伝えるようになっている。図2
4は、可動側のスライドキーボード201の内部に設け
られている可動側のPWB203の接点部202を、バ
ネ性を有する本体側の接点部211が押している状態を
示している。そして、これら接点部202,211を介
して、本体側のPWB212から可動側のPWB203
に電気信号が伝達されるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、入力の多
様性を拡張するための様々な改良がなされているが、掌
に載るような小型の電子機器に十分な入力機能を備えさ
せるという側面からは、いずれの構造も満足できるとは
言い難い。
【0014】また、パソコンの普及に伴い、携帯情報端
末においても、パソコンと同様の入力キーが要望されて
いるが、多機能キーを具備した携帯情報端末では、パソ
コンと同様のキー数を設けようとすると、当然、キー入
力部分の占める面積は大きくなり、表示部の大きさも必
要なことから、この2つの要求を満たすと、自ずと機器
本体部の大きさも大きくなる。従って、小型の携帯情報
端末に使いやすいハードキーボードを形成するには広い
面積を必要とし、また面積に比例して携帯情報端末自体
が大きくなるといった問題が発生する。
【0015】また、図22ないし図24に示す携帯情報
端末のスライドキーボード201は、小型の電子機器と
しては操作がし易い構造であるといえるが、小型のキー
ボードとはいえキーボードを形成する面積はまだまだ広
い面積となる。スライドキーボード201をスライド移
動させると、機器本体部210にあるフルキーボードが
現れて、キー入力を行う。このフルキーボードでキー入
力をする場合には、スライド移動させる必要がある。従
って、スライド移動する距離も長くなるので、電気的に
接続する構造にどうしても制約が出てくることになる。
【0016】そこで、上記の携帯情報端末では、スライ
ドキーボード201を閉じた状態のときに機器本体部2
10の本体側接点部211と接触する部分と、スライド
キーボード201を開いた状態のときに機器本体部21
0の本体側接点部211と接触する部分との2箇所にそ
れぞれ接点部202を設けて対応している。
【0017】しかしながら、スライド移動が大きくなる
と、別筐体で構成しているスライドキーボード201が
機器本体部210から大きく飛び出すため、スライドキ
ーボード201を閉じた状態のときに機器本体部210
の本体側接点部211と接触する接点部202が、スラ
イドキーボード201を開いたときに機器本体部210
から飛び出して露出してしまい(図23参照)、電気的
な信頼性が劣るといった問題があった。
【0018】本発明は係る問題点を解決するとともに、
機器本体部に対してスライド移動が可能な入力装置部を
別筐体としながら、スライド可動する入力装置部が任意
の位置でもキー入力が可能となるように構成した電子機
器を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器は、第
1入力部を有する機器本体部と、前記第1入力部を開閉
するように前記機器本体部に摺動可能に設けられた第2
入力部とからなり、前記第2入力部が、前記第1入力部
を閉じる第1の位置から前記第1入力部を完全に開く第
2の位置までの全ての摺動位置においてキー入力可能に
設けられていることを特徴とする。
【0020】このような特徴を有する本発明によれば、
摺動する第2入力部がどのような位置にあっても、キー
入力が可能となり、操作性も向上する。また、常時、接
続状態となっているため、故障の発生を防ぐことができ
る。
【0021】この場合、前記第2入力部と前記機器本体
部に配設された回路基板の回路部分とを接続する方法と
しては、FPCによる有線接続の方法と、IR通信によ
る無線接続の方法とが可能である。
【0022】また、本発明の電子機器によれば、前記第
2入力部の外観を構成するキャビネットの上面部が傾斜
するように設けられている。また、前記第2入力部に設
けられた各キートップの上面部も傾斜するように設けら
れていることを特徴とする。
【0023】すなわち、キャビネットの上面部及びキー
トップの上面部を傾斜させることで、電子機器である携
帯情報端末を手に持った状態でキー入力するとき、指の
位置によりキーを押し下げするのに押し下げしやすいよ
うに、キャビネットやキートップを配置することができ
る。
【0024】また、本発明の電子機器によれば、第2入
力部に設けられたキートップを区分けできるようにキー
トップの外観部の形状に変化を持たせている。このよう
に、フルキーボードを入力するとき、キートップの外観
形状を変えることで、一目見ただけで入力キーの判断が
しやすくなる。これにより、操作性が向上するととも
に、誤入力を防止することができる。
【0025】また、本発明の電子機器によれば、第2入
力部に設けられたキートップを区分けするために、同じ
区分に属するキートップを特定する手段が前記キャビネ
ットに設けられていることを特徴とする。具体的には、
第2入力部に設けられたキートップを区分けするため
に、同じ区分に属するキートップ間をつなぐ溝部または
凸部または印刷部がキャビネットに形成されている。
【0026】このように、フルキーボードを入力すると
き、キーを入力する文字を区分けしていることが分かる
ように溝部や凸部や印刷部を設けることで、見ただけで
入力キーの判断がしやすくなる。これにより、操作性が
向上するとともに、誤入力を防止することができる。
【0027】また、本発明の電子機器によれば、機器本
体部の上面部に、前記第2入力部の摺動方向に沿ってガ
イド用の長孔が形成されるとともに、前記第2入力部の
下面部に、前記長孔内を摺動するスライダーが固定され
ており、前記第2入力部は、前記スライダーが前記長孔
内を摺動することで前記第1の位置と前記第2の位置と
の間を摺動可能に設けられていることを特徴とする。
【0028】このような特徴を有する本発明によれば、
機器本体部に形成された閉鎖された複数個の長孔内を、
第2入力部に固定されたスライダーが摺動するように構
成することで、第2入力部への押圧加重耐性が向上す
る。また、安定した摺動動作(スライド移動)が可能と
なる。
【0029】この場合、前記長孔は、前記機器本体部の
後側側面部に達する後端部が開口されており、前記スラ
イダーは、前記第2入力部が前記第2の位置まで摺動さ
れたとき、前記後端部の開口から後方に突出するように
設けられている。このように、第2入力部が第2の位置
まで摺動されるとき、スライダーが後端部の開口から後
方に突出するように設けられているので、その分、第2
入力部の摺動距離を長くすることができる。
【0030】この場合、前記スライダーは、その下面側
の中央部に係止片が形成されており、前記第2入力部が
前記第2の位置まで摺動されたとき、前記スライダーの
係止片が前記後端部の開口縁部に係止するようになって
いる。これにより、第2入力部が機器本体部から抜け落
ちることを確実に防止することができる。
【0031】また、本発明の電子機器によれば、前記機
器本体部の前記摺動方向と直交する左右の外側面部に、
外方に突出した突起部が設けられているとともに、前記
第2入力部の前記摺動方向と直交する左右の内側面部
に、前記摺動方向に沿って所定距離だけ離れた2箇所の
位置に前記突起部が係合する第1及び第2係合凹部が形
成されており、前記第2入力部が前記第1入力部を閉じ
る第1の位置にあるときには、前記突起部が前記第1係
合凹部に係合し、前記第2入力部が前記第1入力部を完
全に開く第2の位置にあるときには、前記突起部が前記
第2係合凹部に係合することを特徴とする。
【0032】摺動可能な第2入力部は、未使用時は閉
じ、使用時は開けて使用するのであるが、上記の構成と
することにより、それぞれの位置において、第2入力部
を一定の荷重を持ってロック(固定)することができ
る。これにより、未使用時、第2入力部が不用意に開い
て、表示部などを傷つけるといったことを防止すること
ができる。また、使用時は開いた状態で固定されるの
で、入力操作が行い易くなる。
【0033】また、本発明の電子機器によれば、前記機
器本体部の前記摺動方向と直交する左右の側面部に開口
部が形成されるとともに、この開口部から外方に突出す
る突起部を有するキーロック本体が前記側面部の内側に
沿って配置されており、前記突起部は、前記第2入力部
の第1及び第2係合凹部以外の内側面に当接していると
きには、その内側面によって前記機器本体部内に押し込
まれるように前記キーロック本体が弾性変形することを
特徴とする。
【0034】キーロック本体は複数個でそれらの距離が
離れているほど、ガタツキの無い確実なキーロックが可
能であるが、本発明によれば、このキーロック本体を2
個用いて、機器本体部の左右の側面部にそれぞれ取り付
けているので、ガタツキの無い確実なキーロックが可能
となる。また、本発明のキーロック本体は、同一形状の
ものを反転させて使用できるように構成しているので、
金型費用や部品点数の削減にも有効である。
【0035】また、本発明の電子機器によれば、前記第
1係合凹部と前記第2係合凹部との間に、前記突起部の
接触を回避するための突起逃げ用凹部が形成されている
ことを特徴とする。このように、第1係合凹部と第2係
合凹部との間に突起逃げ用凹部を形成することにより、
第2入力部が第1の位置(第1係合凹部にキーロック本
体の突起部が係合している位置)から第2の位置(第2
係合凹部にキーロック本体の突起部が係合している位
置)まで摺動するとき、その摺動途中においては、キー
ロック本体の突起部が第2入力部の左右の内側面に当接
しないので、負荷のかからないスムーズな摺動が可能と
なる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0037】図1及び図2は、本実施の形態の電子機器
である携帯情報端末の外観斜視図である。
【0038】本実施の形態の携帯情報端末は、液晶等の
表示部2と第1入力部3とを有する機器本体部1と、こ
の機器本体部1に対して摺動可能に設けられた第2キー
入力部4とからなる。また、第2キー入力部4には、摺
動(以下、スライドという。)させ易いように、左右の
外側面に滑り止め突起5,5(ただし、図1及び図2で
は、手前側のみ図示している。)が設けられている。す
なわち、この滑り止め突起5,5が、使用者が第2キー
入力部4をスライド移動させるときに指で両側から挟む
つまみ部分となっている。
【0039】第2キー入力部4は、機器本体部1に対し
て矢符X(X1,X2)方向にスライド移動可能に設け
られており、第1入力部3を閉じた第1の位置(図1に
示す状態)と、第1入力部3を完全に開く第2の位置
(図2に示す状態)との間をスライド移動するようにな
っている。
【0040】そして、第2キー入力部4を開いて第1入
力部3を露出させることにより、携帯情報端末としての
キー入力箇所を多くして、ユーザの入力支援を行うよう
になっている。なお、第1入力部3の構成としては、第
2キー入力部4と同じキーによる入力でもよいし、ペン
入力等のタブレット入力でもよい。
【0041】図3は、第2キー入力部4のスライド構造
を構成する主な部品の分解図を示しており、機器本体部
1の裏面側から見た図である。
【0042】第2キー入力部4の左右の内側面41,4
1のそれぞれには、機器本体部1に対して第2キー入力
部4がスライド移動するとき、ガタツキの無い最適な動
作が得られるような基本方向を定めるための可動ガイド
突起部42が設けられており、その後端部側に、第2キ
ー入力部4を上記第1の位置と第2の位置とに固定する
ための第1キーロック係合穴43a及び第2キーロック
係合穴43bがスライド方向Xに沿って所定の間隔(具
体的には、第2キー入力部4のスライド可能距離)を存
して設けられている。さらに、第1キーロック係合穴4
3aと第2キーロック係合穴43bとの間には、後述す
るキーロック本体21の突起部215の接触を回避する
ための突起逃げ用凹部44が形成されている。
【0043】また、機器本体部1に隣接する第2キー入
力部4の裏面45には、キー接点ベース基板55が配置
されている。このキー接点ベース基板55には、必要に
応じて絶縁シート(図示省略)を貼り付ける。絶縁シー
トを貼り付けることにより、機器本体部1との間の電気
的な接触を確実に防止できるので、機器本体部1を静電
気による故障等から守ることができる。
【0044】さらに、第2キー入力部4の後端部47の
内面側に位置するキー接点ベース基板55からは、機器
本体部1に配設された回路基板29(図5参照)の回路
部分と電気的に接続するため配線であるFPC48が取
り出されている。
【0045】一方、機器本体部1の左右の側面11,1
1のそれぞれには、第2キー入力部4の可動ガイド突起
部42がスライド可能に係合するガイド溝部12が、ス
ライド方向Xに沿って所定長さ(具体的には、可動ガイ
ド突起部42が第2キー入力部4のスライド可能距離に
相当する長さだけスライド移動できる長さ)に形成され
ている。また、ガイド溝部12の手前側(機器本体部1
の後端部側)には、キーロック本体21の突起部215
を外部に露出(突出)させるための開口部13が形成さ
れている。
【0046】キーロック本体21は、例えばポリアセタ
ール樹脂のようなバネ性のある熱可塑性樹脂で形成さ
れ、図4に示すように、頭部211から3本の脚片21
2,213,214が延設された形状となっている。そ
して、上下2本の脚片212,214は、機器本体部1
の側面11に取り付けるときに、側面11に添設させて
安定的に固定するための支持片となっており、真ん中の
脚片213が、弾性変形可能な作用片となっている。こ
の脚片213の外面側に突起部215が設けられてい
る。この突起部215は、平面視台形状に形成されてい
る(図4(c)参照)。つまり、両側がテーパ面215
a,215aとなっている。また、頭部211は、機器
本体部1の側面11に設けられた頭部受け部14に嵌ま
り合う形状に形成されている。
【0047】また、機器本体部1の側面11の近傍に
は、回路基板29(図5参照)をビス固定するためのボ
ス15が設けられており、このボス15と側面11との
隙間に、キーロック本体21の脚片212〜214を挟
み込むようになっている。つまり、キーロック本体21
は、図5及び図6に示すように、このボス15と頭部受
け部14と側面11とによって位置決めされ、かつ、機
器本体部1に支持固定されるようになっている。そし
て、この支持固定状態において、真ん中の脚片213に
設けられた突起部215が、機器本体部1の側面11に
形成された開口部13から外部に突出するようになって
いる。
【0048】なお、機器本体部1の左右の側面11,1
1にそれぞれ支持固定されるキーロック本体21は、本
実施の形態では、同一形状のものを左右反転させて使用
することができる形状となっている。これにより、部品
点数を削減できるとともに、金型の費用なども削減する
ことが可能となる。
【0049】そして、このようにキーロック本体21が
支持固定された機器本体部1の左右側面11,11の各
ガイド溝部12,12に、第2キー入力部4の左右内側
面41,41の各可動ガイド突起部42,42をそれぞ
れ嵌め合わせることにより、第2キー入力部4が機器本
体部1に対して、スライド方向Xにスライド移動可能に
取り付けられている。
【0050】図11(a)〜(c)は、第2キー入力部
4の可動ガイド突起部42を機器本体部1のガイド溝部
12に嵌め合わせた状態のスライド構造部分を拡大して
示す要部横断面図である。
【0051】第2キー入力部4が第1入力部3を閉じた
第1の位置(図1の状態)にあるときには、図11
(a)に示すように、キーロック本体21の突起部21
5が第2キー入力部4の第1キーロック係合穴43aに
係合し、第2キー入力部4が第1入力部3を完全に開い
た第2の位置(図2の状態)にあるときには、図11
(c)に示すように、キーロック本体21の突起部21
5が第2キー入力部4の第2キーロック係合穴43bに
係合するようになっている。
【0052】また、第2キー入力部4が第1の位置から
第2の位置(または、第2の位置から第1の位置)にス
ライド移動している途中では、図11(b)に示すよう
に、キーロック本体21の突起部215が突起逃げ用凹
部44に嵌まり込むようになっている。これにより、第
2キー入力部4が第1の位置から第2の位置まで(また
は、第2の位置から第1の位置まで)スライド移動する
とき、その移動途中においては、キーロック本体21の
突起部215が第2キー入力部4の内側面41に当接し
ないので、第2キー入力部4に負荷のかからないスムー
ズなスライド移動が可能となる。また、第2キー入力部
4が移動途中で止められても、キーロック本体21の真
ん中の脚片213のバネ性が失われることもない。さら
に、第2キー入力部4と回路基板29との接続にFPC
48を用いているため、第2キー入力部4をスライド移
動の途中で止めた状態であっても、第2キー入力部4か
らのキー入力が可能である。
【0053】なお、キーロック本体21の突起部215
が、第2キー入力部4の第1キーロック係合穴43a、
第2キーロック係合穴43b及び突起逃げ用凹部44以
外の内側面41に当接しているときには、その内側面4
1によって機器本体部1内部に押し込まれるように、脚
片213が弾性変形するようになっている。
【0054】上記のスライド構造からも分かるように、
第2キー入力部4のスライド移動範囲は、ガイド溝12
内をスライド移動する可動ガイド突起部42の移動範囲
と、キーロック本体21の突起部215が係合する第1
キーロック係合穴43a及び第2キーロック係合穴43
bの間隔とによって決定されることになる。
【0055】図3に説明を戻すと、機器本体部1の平面
部17の左右の2箇所には、第2キー入力部4のスライ
ド方向Xに沿って平行に長孔22,22がそれぞれ形成
されており、この長孔22の左右両側にスライダーガイ
ド23,23が形成されている。また、長孔22は、機
器本体部1の後側の側面部24に達する部分が開口(符
号、22aにより示す)されている。この開口部22a
は、スライダー31が機器本体部1から後方に突出する
ための露出孔となっている。
【0056】スライダー31は、長孔22に嵌まり合う
平面視長方形状の板状体であって、その下面(図3では
上面)中央部に、係止片32が形成されている。また、
係止片32を挟んで前後両側に、固定ビス25を挿通す
るためのビス孔33,33が開設されている。
【0057】このスライダー31は、固定ビス25にて
第2キー入力部4の裏面45に固定される。すなわち、
第2キー入力部4を機器本体部1の第1入力部3の上面
を覆うように装着した状態で、機器本体部1の裏面側か
らスライダー31を長孔22内に嵌め合わせ、この状態
で、固定ビス25をビス孔33を挿通させて第2キー入
力部4のネジ孔49にねじ込むことにより、スライダー
31が長孔22に嵌め合わされた状態で第2キー入力部
4に固定される。
【0058】これにより、第2キー入力部4は、スライ
ダー31がスライダーガイド23,23に案内されなが
ら長孔22内をスライド移動することで、第1入力部3
を閉じる第1の位置(図1に示す位置)と第1入力部3
を完全に開いた第2の位置(図2に示す位置)との間を
スライド移動するようになっている。
【0059】図5ないし図8は、第2キー入力部4のス
ライド移動に伴うスライダー31の移動の様子を機器本
体部1の裏面側から示したものである。また、図9及び
図10は、第2キー入力部4のスライド移動に伴うスラ
イダー31の移動の様子を機器本体部1の表面側から示
したものである。ただし、図9及び図10は、スライダ
ー31の移動の様子が理解し易いように、第2キー入力
部4とスライダー31とを分離した状態で図示してい
る。
【0060】スライダー31は、第2キー入力部4が第
1入力部3を閉じる第1の位置にあるときには、図7及
び図9に示すように、その後端部31aが、長孔22の
開口部である露出孔22aに位置し、露出孔22aの周
縁部に後端部31aが接触した状態となっている。すな
わち、スライダー31は、長孔22の左右のスライダー
ガイド23,23によって左右の動きが規制されてお
り、かつ、後端部31aが露出孔22aの周縁部に接触
しているので、このスライダー31が固定された第2キ
ー入力部4の左右のガタツキが防止されている。
【0061】一方、スライダー31は、第2キー入力部
4が第1入力部3を完全に開いた第2の位置にあるとき
には、図6、図8及び図10に示すように、その後端部
31aが、長孔22の開口部である露出孔22aから後
方に突出するようになっている。
【0062】このとき、スライダー31が機器本体部1
から突出するため、第2キー入力部4の機器本体部1と
の接合面積(すなわち、第2キー入力部4の側面11及
び下面側と機器本体部1の内側面41及び表面側との接
合面積)が小さくなるが、上記したように、ガイド溝1
2と可動ガイド突起部42との係合、及びキーロック本
体21の突起部215と第2キーロック係合穴43bと
の係合により、ガタツキが生じることはない。
【0063】また、スライダー31は、第2キー入力部
4が第1入力部3を完全に開いた第2の位置までくる
と、図8に示すように、スライダー31の係止片32
が、機器本体部1の後端部24に形成された露出孔22
a(図7参照)の周縁部に当接する。これにより、スラ
イダー31が、長孔22からこれ以上抜けないようにな
っている。
【0064】また、スライダー31の係止片32が、機
器本体部1の後端部24に形成された露出孔22aの周
縁部に当接して止まることを利用すれば、スライダー3
1を第2キー入力部4の裏面45に固定する際の位置決
めを容易に行うことができる。すなわち、第2キー入力
部4の可動ガイド突起部42を機器本体部1のガイド溝
部12に嵌め合わせた状態で、第2キー入力部4を第2
の位置までスライド移動させ、この状態で長孔22内に
嵌め合わされたスライダー31を、係止片32が機器本
体部1の露出孔22aの周縁部に当接するまでスライド
移動させると、スライダー31に形成されたビス孔33
の位置と、第2キー入力部4の裏面45に形成されたネ
ジ孔49の位置とが一致するので、この状態でビス孔3
3から固定ビス25を挿通してねじ込めば、固定ビス2
5を確実にネジ孔49にねじ込むことができるものであ
る。
【0065】すなわち、本実施の形態の電子機器によれ
ば、機器本体部1のガイド溝12と第2キー入力部4の
可動ガイド突起部42との係合、機器本体部1側のキー
ロック本体21の突起部215と第2キー入力部4の第
1キーロック係合穴43aまたは第2キーロック係合穴
43bとの係合に加え、機器本体部1の長孔22及びス
ライダーガイド23と第2キー入力部4のスライダー3
1との係合によってスライド構造が実現されている。そ
のため、第1の位置から第2の位置まで(または、第2
の位置から第1の位置まで)の全てのスライド移動位置
において、第2キー入力部4をガタツキなく、かつ安定
してスライド移動させることができるものである。
【0066】なお、長孔22は、本実施の形態では、機
器本体部1の平面部17の左右の2箇所に設けられてい
るが、2箇所に限定されるものではなく、例えば平面部
17の中央部の1箇所のみに設けられていてもよい。ま
た、スライド移動の安定性を考慮すれば、3箇所以上設
けられていてもよい。
【0067】また、第2キー入力部4のキー接点ベース
基板55から取り出されたFPC48は、図5に示すよ
うに、機器本体部1に形成されたFPC挿通穴28を通
した後、回路基板29に実装されるFPC接続コネクタ
29aに接続されている。
【0068】図12及び図13は、第2キー入力部4を
機器本体部1に取り付けた状態の断面図を示しており、
図12は、第2キー入力部4を閉じた状態、図13は第
2キー入力部4を開いた状態を示している。
【0069】第2キー入力部4の筐体であるキーキャビ
ネット51内には、上方から、キーゴム52、ドーム状
に形成されたバネ接点53、キー接点基板54、及びキ
ー接点ベース基板55が配設されており、上記したスラ
イダー31と固定ビス25とによって、機器本体部1に
スライド移動可能に取り付けられている。
【0070】キーゴム52には、キートップであるキー
ゴム押圧突起部52aが形成されており、このキートッ
プ(ゴム押圧突起部)52aを押し下げしてバネ接点5
3を押圧することにより、固有の信号が機器本体部1の
回路基板29に実装された回路部分に出力されるように
なっている。
【0071】また、キーゴム52には、その下面側に、
キー接点基板54との隙間を均一に保つためのキーゴム
位置決めリブ56が複数個設けられている。キーゴム5
2とキー接点基板54とは、このキーゴム位置決めリブ
56によってその隙間が均一に保たれている。
【0072】上記構成の携帯情報端末は、一般の携帯電
話機に比べて製品の幅が広くなっている。これは、第2
キー入力部4には、パソコンのアルファベットキーと同
じフルキーボードが配置されているので、省スペースの
中にフルキーボードを入れようとすると、どうしても幅
が広くならざるを得ないからである。
【0073】そのため、携帯情報端末を手に持って操作
を行う場合には、片手での操作ではなく両手での操作が
やり易くなっている。従って、携帯情報端末では、キー
入力を行う場合、第2キー入力部4の両側を両手で抱え
るように持った状態で、フルキーボードのキートップを
押さえることになる。
【0074】図14は、このときのキー入力状態を示し
ている。このキー入力状態は、第2キー入力部4が閉じ
ている状態(第1の位置)である。また、この状態か
ら、第2キー入力部4を完全に開いた状態(第2の位
置)にして、キー入力を行おうとしている状態が図15
である。
【0075】このように両手でキー入力する場合、第2
キー入力部4のキートップを押すのは親指側で押すこと
になる。このとき、第2キー入力部4が第1入力部3を
閉じている状態(図14に示す状態)と、第1入力部3
を完全に開いている状態(図15に示す状態)とでは、
第2キー入力部4のスライド移動分だけ、キートップの
位置も下方に移動することになる。そのため、両手で第
2キー入力部4を持って親指でキー入力するときの親指
の位置も、下部に移動させる必要がある。
【0076】このような第2キー入力部4のスライド移
動に伴う親指の移動の詳細を、図16及び図17を参照
して説明する。
【0077】図16は、第2キー入力部4の上面(すな
わち、キーキャビネット51の上面)が水平になってい
る場合の例であり、(a)は第2キー入力部4が閉じて
いる状態、(b)は第2キー入力部4がスライド移動し
た状態を示している。
【0078】同図(a)では、第2キー入力部4が第1
入力部3の上部に位置しているため、親指の第一関節部
の角度が普通の状態となることが多く、角度aとなって
いる。これに対して、第2キー入力部4が矢符X1方向
にスライド移動した同図(b)では、スライド移動した
分だけ親指の先を起こす必要があるため、第一関節部の
角度は角度b(∠a>∠b)となることが多い。
【0079】一方、図17は、第2キー入力部4のキャ
ビネット51の上面を、わずかながらなだらかに傾斜さ
せた形状に形成(すなわち、ゆるやかな湾曲面に形成)
した例であり、(a)は第2キー入力部4が閉じている
状態、(b)は第2キー入力部4がスライド移動した状
態を示している。
【0080】同図(a)では、図16(a)の状態と比
べて、親指の動作にほとんど差はなく、第一関節部の角
度は角度c(∠c≒∠a)となって、キートップ52a
の押し下げがされる。これに対し、同図(b)の場合、
第2キー入力部4がX1方向にスライド移動した状態で
キートップ52aを押し下げするとき、第2キー入力部
4のキャビネット51が傾斜していれば、親指の第一関
節部もいくらか曲げなくてすむようになるので、このと
きの親指の第一関節部の角度dは、図16(b)のとき
の角度bより広くなり(∠d>∠b)、親指での押し下
げ動作がし易くなっている。
【0081】また、親指の第一関節部の中心点を表して
いるのが各図中の黒丸の点Pである。そして、図16
(a)の状態と、同図(b)の状態での親指の第一関節
部の中心点Pの位置の差を表しているのが、同図(b)
中の符号Aである。同様に、図17(a)の状態と、同
図(b)の状態での親指の第一関節部の中心点Pの位置
の差を表しているのが、同図(b)中の符号Bである。
【0082】このAとBを比較すると、Bの方がAより
短い。すなわち、キャビネット51の上面を傾斜させて
いる方が、第一関節部の上下の移動量が少なく、その
分、親指の移動量も少なくなって、キートップ52aの
押し下げ動作が速くなる。
【0083】図18は、図17に示す第2キー入力部4
の概略断面図を示している。この第2キー入力部4をス
ライド移動させるときの方向は、図中X1の方向であ
る。この第2キー入力部4では、キャビネット51が傾
斜しているが、同様に、キートップ52aの上面もキャ
ビネット51の形状に合わせて傾斜させている。この場
合、キー接点部を構成する部分は水平状態である。
【0084】このように、第2キー入力部4を構成する
キャビネット51を傾斜させるだけでなく、キートップ
52aの形状も傾斜させることで、キーの入力操作がよ
り行い易くなるものである。
【0085】なお、図17及び図18では、キャビネッ
ト51の上面全体を湾曲させるように傾斜させている
が、第2キー入力部4の前端部側(すなわち、表示部2
に近い側であって、図18では左側)のみを盛り上げる
ように膨らませて湾曲させ、後端部側(図18では右
側)にかけてはほぼ平坦な傾斜面となるように形成して
もよい。
【0086】キー接点部の構造は、FPC48であるフ
ィルム57の上に導電部である導電パターン58(図1
2のキー接点基板54)を設けている。一方、キーのク
リック感や復帰力はバネ性を持ったバネ接点53で実現
している。このバネ接点53は、金属製で導電性がある
ものを使用している。また、このバネ接点53は、導電
パターン58とは接続された状態となっている。さら
に、バネ接点53の内部には、導電パターン58とは電
気的に絶縁された状態の接点部となる導電部59が設け
られている。
【0087】そして、キートップ52aを押し下げする
と、バネ接点53が押し下げされて、バネ接点53と導
電部59とが接触し、導電パターン58と導電部59と
がバネ接点53を介して接続されることにより、キーが
オン状態となる。オンされた電気信号は、フィルム57
上の導電パターン信号線(図示省略)を通じて回路基板
29の回路部分に伝達される。
【0088】なお、第2キー入力部4の入力は、図18
に示す左端側の位置のキートップ52aだけを押し下げ
するわけではなく、右端側(すなわち、第2キー入力部
4の後端部側)のキートップ52aを押し下げする場合
もある。この場合には、携帯情報端末を両手で持つ位置
を変えてから、右端側(後端部側)のキートップ52a
を押し下げすることになる。
【0089】図19は、第2キー入力部4の平面図であ
る。
【0090】この第2キー入力部4は、その中央部に、
パソコンのアルファベットキーと同じフルキーボードが
配置されており、その上段側と下段側とに、各種の機能
キーが配置されている。
【0091】本実施の形態では、この第2キー入力部4
の各キートップ52aは、その種類や機能を区分けでき
るように外観部の形状に変化を設けている。例えば、こ
の例で言えば、アルファベットキーを丸型とし、カーソ
ルキーを三角形状としている。
【0092】また、本実施の形態では、キートップ52
aの種類や機能を区分けするために、同じ区分に属する
キートップ52a間をつなぐ溝部60(60a,60
b)がキャビネット51に形成されている。
【0093】図19に示す例では、アルファベットキー
「A」〜「Z」と、矢印キーと、エンターキーとを1つ
のグループG1として区分けしている。ただし、この場
合、キートップ52aを横につなぐ3例の溝部60a,
60a,60aを設け、この溝部60a,60a,60
aが連なっているように見せて区分けしている。
【0094】また、カーソルキーの4個を1つのグルー
プG2として区分けしている。これは、この4個のカー
ソルキーの部分に溝部60bを設けることによって、4
個のカーソルキーのキートップ52aが連なっているよ
うに見せている。
【0095】このように、溝部60(60a,60b)
を設けてグループ分けすることで、各キートップ52a
の関連性がキーボードの外観を見ることで分かるように
なり、操作性が向上するものである。
【0096】図20は、図19のI−II線に沿う断面図
であり、この溝部60(60a,60b)の形状を示し
ている。図中、上2つのキートップ52a,52aが上
下方向のカーソルキーであり、その下のキートップ52
aがアルファベット(T)キーである。この溝部60
(60a,60b)は、キャビネット51の厚み部分を
削る形で形成されている。
【0097】なお、上記実施の形態では、区分けを特定
する手段として溝部60を設けているが、溝部とは逆の
凸部をキャビネット51の上面に設けてもよい。また、
溝部や凸部ではなく、単なる色分けされたラインをキャ
ビネット51の上面に印刷してもよい。
【0098】また、上記実施の形態では、第2キー入力
部4と回路基板29の回路部分とを電気的に接続する方
法として、FPC48を使用しているが、接続方法はこ
れに限定されるものではない。例えば、図21に示すよ
うに、第2キー入力部4の開放側端面4aにIR通信用
の例えば発光素子65aを配置し、これに対向する機器
本体部1の端面1aにIR通信用の受光素子65bを配
置することによって、第2キー入力部4と回路基板29
の回路部分とを電気的に接続してもよい。さらには、第
2キー入力部4側に無線送信部を設けるとともに、機器
本体部1側に無線受信部を設け、これらの無線通信によ
って第2キー入力部4と回路基板29の回路部分とを電
気的に接続してもよい。
【0099】
【発明の効果】本発明の電子機器は、第1入力部を有す
る機器本体部と、第1入力部を開閉するように機器本体
部に摺動可能に設けられた第2入力部とからなり、第2
入力部が、第1入力部を閉じる第1の位置から第1入力
部を完全に開く第2の位置までの全ての摺動位置におい
てキー入力可能に設けられた構成としている。この場
合、第2入力部と機器本体部に配設された回路基板の回
路部分とを接続する方法としては、FPCによる有線接
続の方法と、IR通信による無線接続の方法とがある。
これにより、摺動する第2入力部がどのような位置にあ
っても、キー入力が可能となり、操作性も向上する。ま
た、常時、接続状態となっているため、故障の発生を防
ぐことができる。
【0100】また、本発明の電子機器によれば、第2入
力部の外観を構成するキャビネットの上面部が傾斜する
ように設けられているとともに、第2入力部に設けられ
た各キートップの上面部も傾斜するように設けられてい
る。すなわち、キャビネットの上面部及びキートップの
上面部を傾斜させることで、電子機器である携帯情報端
末を手に持った状態でキー入力するとき、指の位置によ
りキーを押し下げするのに押し下げしやすいように、キ
ャビネットやキートップを配置することができる。
【0101】また、本発明の電子機器によれば、第2入
力部に設けられたアルファベットを含むフルキーボード
の各キートップを区分けできるように、キートップの外
観部の形状に変化を持たせている。このように、フルキ
ーボードを入力するとき、キートップの外観形状を変え
ることで、一目見ただけで入力キーの判断がしやすくな
る。これにより、操作性が向上するとともに、誤入力を
防止することができる。
【0102】また、本発明の電子機器によれば、第2入
力部に設けられたキートップを区分けするために、同じ
区分に属するキートップを特定する手段が前記キャビネ
ットに設けられていることを特徴とする。具体的には、
第2入力部に設けられたキートップを区分けするため
に、同じ区分に属するキートップ間をつなぐ溝部または
凸部または印刷部がキャビネットに形成されている。
【0103】このように、フルキーボードを入力すると
き、キーを入力する文字を区分けしていることが分かる
ように溝部や凸部や印刷部を設けることで、見ただけで
入力キーの判断がしやすくなる。これにより、操作性が
向上するとともに、誤入力を防止することができる。
【0104】また、本発明の電子機器によれば、機器本
体部の上面部に、第2入力部の摺動方向に沿って複数個
のガイド用の長孔が形成されるとともに、第2入力部の
下面部に、長孔内を摺動するスライダーが固定されてお
り、第2入力部は、スライダーが長孔内を摺動すること
で第1の位置と第2の位置との間を摺動可能に設けられ
ている。このように、機器本体部に形成された閉鎖され
た複数個の長孔内を、第2入力部に固定されたスライダ
ーが摺動するように構成することで、第2入力部への押
圧加重耐性が向上する。また、安定した摺動動作(スラ
イド移動)が可能となる。
【0105】この場合、長孔は、機器本体部の後側側面
部に達する後端部が開口されており、スライダーは、第
2入力部が第2の位置まで摺動されたとき、後端部の開
口から後方に突出するように設けられている。このよう
に、第2入力部が第2の位置まで摺動されるとき、スラ
イダーが後端部の開口から後方に突出するように設けら
れているので、その分、第2入力部の摺動距離を長くす
ることができる。
【0106】この場合、スライダーは、その下面側の中
央部に係止片が形成されており、第2入力部が第2の位
置まで摺動されたとき、スライダーの係止片が後端部の
開口縁部に係止するようになっている。これにより、第
2入力部が機器本体部から抜け落ちることを確実に防止
することができる。
【0107】また、本発明の電子機器によれば、機器本
体部の摺動方向と直交する左右の外側面部に、外方に突
出した突起部が設けられているとともに、第2入力部の
摺動方向と直交する左右の内側面部に、摺動方向に沿っ
て所定距離だけ離れた2箇所の位置に突起部が係合する
第1及び第2係合凹部が形成されており、第2入力部が
第1入力部を閉じる第1の位置にあるときには、突起部
が第1係合凹部に係合し、第2入力部が第1入力部を完
全に開く第2の位置にあるときには、突起部が第2係合
凹部に係合する構成としている。このような構成とする
ことにより、それぞれの位置において、第2入力部を一
定の荷重を持ってロック(固定)することができる。こ
れにより、未使用時、第2入力部が不用意に開いて、表
示部などを傷つけるといったことを防止することができ
る。また、使用時は開いた状態で固定されるので、入力
操作が行い易くなる。
【0108】また、本発明の電子機器によれば、機器本
体部の摺動方向と直交する左右の側面部に開口部が形成
されるとともに、この開口部から外方に突出する突起部
を有するキーロック本体が側面部の内側に沿って配置さ
れており、突起部は、第2入力部の第1及び第2係合凹
部以外の内側面に当接しているときには、その内側面に
よって機器本体部内に押し込まれるようにキーロック本
体が弾性変形する構成としている。キーロック本体は複
数個でそれらの距離が離れているほど、ガタツキの無い
確実なキーロックが可能であるが、本発明によれば、こ
のキーロック本体を2個用いて、機器本体部の左右の側
面部にそれぞれ取り付けているので、ガタツキの無い確
実なキーロックが可能となる。
【0109】また、本発明の電子機器によれば、第1係
合凹部と第2係合凹部との間に、突起部の接触を回避す
るための突起逃げ用凹部が形成された構成としている。
このように、第1係合凹部と第2係合凹部との間に突起
逃げ用凹部を形成することにより、第2入力部が第1の
位置(第1係合凹部にキーロック本体の突起部が係合し
ている位置)から第2の位置(第2係合凹部にキーロッ
ク本体の突起部が係合している位置)まで摺動すると
き、その摺動途中においては、キーロック本体の突起部
が第2入力部の左右の内側面に当接しないので、負荷の
かからないスムーズな摺動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の電子機器である携帯情報端末の
外観斜視図である。
【図2】本実施の形態の電子機器である携帯情報端末の
外観斜視図である。
【図3】第2キー入力部のスライド構造を構成する主な
部品の分解斜視図である。
【図4】(a),(b)はキーロック本体の斜視図、
(c)同平面図である。
【図5】第2キー入力部のスライド移動に伴うスライダ
ーの移動の様子を機器本体部の裏面側から見た要部の斜
視図である。
【図6】第2キー入力部のスライド移動に伴うスライダ
ーの移動の様子を機器本体部の裏面側から見た要部の斜
視図である。
【図7】第2キー入力部のスライド移動に伴うスライダ
ーの移動の様子を機器本体部の裏面側から見た要部の斜
視図である。
【図8】第2キー入力部のスライド移動に伴うスライダ
ーの移動の様子を機器本体部の裏面側から見た要部の斜
視図である。
【図9】第2キー入力部のスライド移動に伴うスライダ
ーの移動の様子を機器本体部の表面側から示したもの
で、第2キー入力部とスライダーとを分離した状態で示
した斜視図である。
【図10】第2キー入力部のスライド移動に伴うスライ
ダーの移動の様子を機器本体部の表面側から示したもの
で、第2キー入力部とスライダーとを分離した状態で示
した斜視図である。
【図11】(a)〜(c)は、第2キー入力部の可動ガ
イド突起部を機器本体部のガイド溝部に嵌め合わせた状
態のスライド構造部分を拡大して示す要部横断面図であ
る。
【図12】第2キー入力部を機器本体部に取り付けた状
態の要部縦断面図である。
【図13】第2キー入力部を機器本体部に取り付けた状
態の要部縦断面図である。
【図14】携帯情報端末のキー入力状態を示す平面図で
ある。
【図15】携帯情報端末のキー入力状態を示す平面図で
ある。
【図16】従来の第2キー入力部のスライド移動に伴う
親指の移動の詳細を示す説明図である。
【図17】本発明に係わる第2キー入力部のスライド移
動に伴う親指の移動の詳細を示す説明図である。
【図18】図17に示す第2キー入力部の概略断面図で
ある。
【図19】第2キー入力部の平面図である。
【図20】図19のI−II線に沿う断面図である。
【図21】第2キー入力部と回路基板の回路部分とを電
気的に接続する他の例を示す部分拡大斜視図である。
【図22】従来の携帯情報端末における本体側のハード
キーボードと可動側のスライドキーボードの構造を示す
外観図である。
【図23】従来の携帯情報端末において、可動側のスラ
イドキーボードを開いた状態で、機器本体部の裏側から
見た要部斜視図である。
【図24】従来の携帯情報端末において、スライドキー
ボードを閉じた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 機器本体部 2 表示部 3 第1入力部 4 第2キー入力部(第1入力部) 5 滑り止め突起 11 側面 12 ガイド溝部 13 開口部 15 ボス 21 キーロック本体 213 脚片 215 突起部 22 長孔 22a 開口部(露出孔) 23 スライダーガイド 24 側面部 29 回路基板 31 スライダー 32 係止片 41 内側面 42 可動ガイド突起部 43a 第1キーロック係止穴 43b 第2キーロック係止穴 44 突起逃げ用凹部 47 後端部 48 FPC 49 ネジ孔 51 キャビネット 52 キーゴム 52a キートップ 53 バネ接点 54 キー接点基板 55 キー接点ベース基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 13/04 H01H 13/70 F 13/70 H04M 1/02 C H04M 1/02 1/23 1/23 G06F 1/00 312U 312G (72)発明者 平野 達也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B019 BA03 DA10 HC01 5B020 AA02 AA03 DD53 DD58 KK14 5G006 AA01 AB25 AC07 BA01 BA02 BB03 BC01 BC04 CB05 CD05 DB03 FB04 FB08 JA01 JF01 LB01 5K023 AA07 BB03 BB11 GG04 GG15 PP01 PP14

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1入力部を有する機器本体部と、前記
    第1入力部を開閉するように前記機器本体部に摺動可能
    に設けられた第2入力部とからなり、 前記第2入力部が、前記第1入力部を閉じる第1の位置
    から前記第1入力部を完全に開く第2の位置までの全て
    の摺動位置においてキー入力可能に設けられていること
    を特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記第2入力部が、前記機器本体部に配
    設された回路基板の回路部分と有線によって接続されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記第2入力部が、前記機器本体部に配
    設された回路基板の回路部分と無線によって接続されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記第2入力部の外観を構成するキャビ
    ネットの上面部が傾斜するように設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    電子機器。
  5. 【請求項5】 前記第2入力部がアルファベットを含む
    フルキーボードである請求項1ないし請求項4のいずれ
    かに記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記第2入力部に設けられたキートップ
    の上面部が傾斜するように設けられていることを特徴と
    する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電子機
    器。
  7. 【請求項7】 前記第2入力部に設けられたキートップ
    を区分けできるようにキートップの外観部の形状に変化
    を持たせたことを特徴とする請求項1ないし請求項6の
    いずれかに記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 前記第2入力部に設けられたキートップ
    を区分けするために、同じ区分に属するキートップを特
    定する手段が前記キャビネットに設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の
    電子機器。
  9. 【請求項9】 前記特定する手段が、同じ区分に属する
    キートップ間をつなぐ溝部または凸部または印刷部のい
    ずれかであることを特徴とする請求項8に記載の電子機
    器。
  10. 【請求項10】 前記機器本体部の上面部に、前記第2
    入力部の摺動方向に沿ってガイド用の長孔が形成される
    とともに、前記第2入力部の下面部に、前記長孔内を摺
    動するスライダーが固定されており、前記第2入力部
    は、前記スライダーが前記長孔内を摺動することで前記
    第1の位置と前記第2の位置との間を摺動可能に設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 前記長孔は、前記機器本体部の後側側
    面部に達する後端部が開口されており、前記スライダー
    は、前記第2入力部が前記第2の位置まで摺動されると
    き、前記後端部の開口から後方に突出するように設けら
    れていることを特徴とする請求項10に記載の電子機
    器。
  12. 【請求項12】 前記スライダーは、その下面側の中央
    部に係止片が形成されており、前記第2入力部が前記第
    2の位置まで摺動されたとき、前記スライダーの係止片
    が前記後端部の開口縁部に係止することを特徴とする請
    求項11に記載の電子機器。
  13. 【請求項13】 前記機器本体部の前記摺動方向と直交
    する左右の外側面部に、外方に突出した突起部が設けら
    れているとともに、前記第2入力部の前記摺動方向と直
    交する左右の内側面部に、前記摺動方向に沿って所定距
    離だけ離れた2箇所の位置に前記突起部が係合する第1
    及び第2係合凹部が形成されており、前記第2入力部が
    前記第1入力部を閉じる第1の位置にあるときには、前
    記突起部が前記第1係合凹部に係合し、前記第2入力部
    が前記第1入力部を完全に開く第2の位置にあるときに
    は、前記突起部が前記第2係合凹部に係合することを特
    徴とする請求項1または請求項10ないし請求項12の
    いずれかに記載の電子機器。
  14. 【請求項14】 前記機器本体部の前記摺動方向と直交
    する左右の側面部に開口部が形成されるとともに、この
    開口部から外方に突出する突起部を有するキーロック本
    体が前記側面部の内側に沿って配置されており、前記突
    起部は、前記第2入力部の第1及び第2係合凹部以外の
    内側面に当接しているときには、その内側面によって前
    記機器本体部内に押し込まれるように前記キーロック本
    体が弾性変形することを特徴とする請求項13に記載の
    電子機器。
  15. 【請求項15】 前記第1係合凹部と前記第2係合凹部
    との間に、前記突起部の接触を回避するための突起逃げ
    用凹部が形成されていることを特徴とする請求項13ま
    たは請求項14に記載の電子機器。
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