JP2009223893A - 画像認識装置、画像認識方法及び画像認識装置を備える画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】演算が速くしかも判定精度が高い画像認識装置を提供する。
【解決手段】入力画像の解像度を低くする第1の解像度変換部と、第1の解像度変換部の出力から処理領域を読みだす領域切出し部と、領域切出し部が切り出した処理領域を第1の解像度変換部よりも解像度を低くする第2の解像度変換部と、パターン照合判定部と、を備える。1段階目に解像度を低くした後に領域切出しを行う。画像認識装置は2段階目に1段階目よりも解像度を低くした後にパターン照合判定を行う。そして、画像認識装置は1段階目の低解像度化からパターン照合判定までの動作をパターン照合判定において閾値に達するまで繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は、スキャナなどの画像読取装置に用いる画像認識装置、画像認識方法及びこの画像認識装置を備える画像読取装置に関する。
画像読取装置は読み込んだ画像に特定の画像が含まれるかを判定する画像認識装置を有することがある。これらの画像認識装置は演算が速くしかも判定精度が高いことが必要である。
この点に関し、入力画像の解像度を低くした上で平均濃度などの特徴量を算出し、この特徴量によりあらかじめ格納される画像データを検索する画像認識装置がある(例えば、特許文献1)。
しかし、この技術では演算速度を速くしようとすると判定精度が低くなり、逆に判定精度を上げようとすると演算速度が遅くなる。従って、演算速度が速く、しかも判定精度も高い画像認識装置を得ることができないという問題点があった。
例えば、演算速度をある程度速くすると判定精度が低くなり、図14に示すように画像の切り出し位置がずれてしまうことがあった。
また、探索領域を絞り込むために入力画像解像度を減らして、記憶しておいた高解像度の入力画像と照合する画像認識装置がある(例えば、特許文献2)。
しかし、この技術では低解像度の画像と高解像度の画像を記憶しておく必要があるため多くのメモリを要し、また、低解像度画像から絞り込んだ探索領域を高解像度画像の領域を特定して判定する際に論理的な条件分岐処理が必要となるためASICなどのハードウエア回路によって信号処理を行うことが困難であるという問題点があった。
特開平9−293082号公報 特開2005−235089号公報
本発明は、演算が速くしかも判定精度が高い画像認識装置を提供することを目的とする。
本発明は、二値化された画像データの解像度を低くする第1の解像度変換部と、第1の解像度変換部からの出力から処理領域を読みだす領域切出し部と、領域切出し部が読み出した処理領域から第1の解像度変換部より解像度が低い処理パターンを生成する第2の解像度変換部と、判定対象である特定の画像のパターンデータである辞書パターンを格納する辞書ファイルと、辞書パターンを順次読み出し、処理パターンと照合するパターン照合判定部と、を備える画像認識装置を提供する。
本発明の画像認識装置は、演算処理を高速にして、しかも判定精度を高くすることが可能であるという効果がある。
本発明の画像認識装置を含む画像読取装置の構成を表すブロック図である。 画像認識装置の構成を表すブロック図である。 第1の解像度変換部の変換前のデータの例を示す図である。 第1の解像度変換部の出力の例を示す図である。 領域切出し部の領域切出し動作を表す図である。 第2の解像度変換部の入力データを示す図である。 第2の解像度変換部の出力の例を示す図である。 処理パターンの例を示す図である。 辞書パターンの例を示す図である。 パターン照合判定部が算出した差の例を示す図である。 図8Cの各画素を二乗した結果を示す図である。 二乗誤差法を用いる場合のパターン照合判定部の回路構成図である。 辞書パターンメンバ関数の例を示す図である。 ファジイ推論を用いる場合のパターン照合判定部の回路構成図である。 図1に示す画像認識装置の動作を表すフローチャートである。 領域切出し部の切り出しの概念を示すメモリパターン図である。 辞書パターンの一例を示すメモリパターン図である。 従来の技術による領域切出しの概念を示すメモリパターン図である。
以下、本発明による画像認識装置の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像認識装置を含む画像読取装置の構成を表すブロック図である。画像読取装置はスキャナであってもよい。他の装置が画像を読み取って生成した画像データを判定し判定結果を出力する装置であってもよい。
図1に示すように、画像読取装置100は、光学的方法によって取り込んだ画像を電気信号に変換して出力する画像読取部101と、画像読取部101からの信号をアナログ/ディジタル変換して出力するA/D変換部102と、ディジタル変換された画像信号をシェーディング補正するシェーディング補正部103と、画像データを入力し、特定の画像が含まれるかを判定する画像認識装置104と、画像認識装置104からの判定結果によって画像読取部101の動作を制御する制御部105と、を備える。
制御部105は、読み取りを中止させる制御や、正常な読み取りを阻止する制御を行ってもよい。
また、画像読取装置100はシェーディング補正部103からの出力を画像読取装置100の外部の画像処理部110を経由して画像を形成するプリンタ部120に出力するように構成することもできる。
図2は、本実施形態の画像認識装置104の構成を表すブロック図である。図2に示すように、本実施形態の画像認識装置104は、入力した画像信号を二値化する二値化部201と、画像信号の解像度を低くする第1の解像度変換部202と、第1の解像度変換部202が変換した画像信号から処理領域を読みだす領域切出し部203と、領域切出し部203が出力した処理領域の画像データを第1の解像度変換部202の解像度よりも低解像度に変換して処理パターンとして出力する第2の解像度変換部204と、を備える。
画像認識装置104は、特定の画像パターンの低解像度データである辞書パターンを格納する辞書ファイル206を備える。辞書ファイル206が格納する辞書パターンは、特定の画像パターンについて、処理領域と同じ大きさであり、第2の解像度変換部204の出力と同じ解像度であることが望ましい。
画像認識装置104は、判定信号を出力するために、第2の解像度変換部204が出力した処理パターンを辞書ファイル206から読み出した辞書パターンと順次照合するパターン照合判定部205を備える。
図3は、第1の解像度変換部202の変換前のデータの例を示した図である。図3に示すように、二値化部201は入力した画像信号を閾値を用いて“0”と“1”に二値化する。例えば、白は“0”であり、黒は“1”である。二値化部201が二値化した個々の値を画素と呼ぶ。
第1の解像度変換部202は、二値化部201からの出力を横Mx画素、縦My画素ずつ、重複しないように、また漏れのないように加算して総和を算出する。Mx×Myの画素の集合を画素ブロックと呼ぶ。
例えば、Mx=My=4のとき、第1の解像度変換部202は、画素ブロック301内の数値をすべて加算して総和である“2”を算出する。
第1の解像度変換部202は順次横にMxずつ読みだして総和を算出し、右端まで読みだして総和を求めた場合には左端に戻って縦にMyずらして読みだし、総和を求める。第1の解像度変換部202は以上を繰り返して処理領域300の画素ブロックごとの総和を計算する。
図4は、第1の解像度変換部202の出力の例を示す図である。図4に示すように、第1の解像度変換部202は画素ブロック301の総和である“2”を、出力する画素401としてFIFOなどのバッファメモリに格納する。
すなわち、第1の解像度変換部202は、1ビット×16画素=16ビットの画像データを10進数で2桁、すなわち5ビットのデータに置き換えることにより入力した画像データの解像度を低くする。
なお、Nx、Nyは第2の解像度変換部204が解像度を低くする際の総和を求める縦横の画素数である。
図5は、領域切出し部203の領域切出し動作を表した図である。図1に示す画像読取部101は読み取り対象の媒体を1ラインずつスキャンして読み取る。画像読取部101は読み取りにより生成したアナログ信号をA/D変換部102に供給する。A/D変換部102はこのアナログ信号をディジタル信号に変換する。2値化部201がディジタル信号を2値化する。2値化部201が有するメモリは2値化部201からの出力を複数ラインずつ格納する。第1の解像度変換部202は2値化部201が有するメモリから読み出した2値化データの解像度を低くする。
領域切出し部203は第1の解像度変換部202が出力するデータを複数ライン分バッファメモリに格納する。領域切出し部203は図5に示すように、バッファメモリから照合を行う領域として主走査方向にPx×Nx画素、副走査方向にPy×Ny画素の大きさの領域だけ読みだす。領域切出し部203は主走査方向の矢印501の方向に、図4における1画素分ずつずらしながら読み出す。右端まで読み出し終わったら、領域切出し部203は矢印502に示すように図4における1画素分副走査方向の矢印503の方向にずらして読み出す。
領域切出し部203は第1の解像度変換部202の出力の1画素分ずつ右にずらしながらバッファメモリから処理領域504を読みだす。Px、Pyは第2の解像度変換部204が出力する縦横の画素数である。
切出し領域を1画素分ずつずらすことをインクリメントするという。また、インクリメントにおいてずらす幅のことをインクリメントのピッチと呼ぶ。
図6は、図2に示す第2の解像度変換部204の入力データ500を示した図である。図6に示すように、第2の解像度変換部204は、領域切出し部203がバッファメモリから読み出した横Px×Nx、縦Py×Ny分の画素データを入力データ500とする。
第2の解像度変換部204は、入力データ500の左上から重複なく、しかももれなく横Nx画素、縦Ny画素ずつ読みだして加算し、総和を算出する。第2の解像度変換部204は、算出した総和を1画素としてメモリに格納する。
図6に示した例では、各画素がそれぞれ、“2”,“8”,“4”,“16”であるため、総和は“30”である。
図7は、第2の解像度変換部204の出力の例を示した図である。図7に示すように、第2の解像度変換部204は、横Px縦Pyの画素ブロック600を出力する。第2の解像度変換部204が出力する画素ブロック600を処理パターンと呼ぶ。処理パターンの1画素分はインクリメントのピッチより大きくなる。
第2の解像度変換部204は処理パターンを生成する処理を領域切出し部203が処理領域を出力するたびに行う。
図2に示すパターン照合判定部205の動作について説明する。パターン照合判定部205は、辞書ファイル206に格納される辞書パターンに、処理パターンを順次、照合する。
照合の方法は問わない。例えば、パターン照合判定部205は二乗誤差法を用いることができる。
図8A乃至図8Dは、二乗誤差法の原理を説明するための図である。図8Aは処理パターンの例を示す図である。図8Bは辞書パターンの例を示す図である。
パターン照合判定部205は、処理パターンのそれぞれの画素について、対応する位置にある辞書パターンの画素との差を算出する。図8Cは、パターン照合判定部205が算出した差の例を示す図である。例えば、右上の画素について言えば、図8Aの右上は“0”であり、図8Bの右上は“1”であるため、その差は0−1=−1となり、図8Cの右上は“−1”となる。
続いて、パターン照合判定部205は、各画素を二乗する。図8Dは図8Cの各画素を二乗した結果を示す図である。パターン照合判定部205は各画素の総和を算出する。図8Dの例においては、総和は“2”である。
次に、パターン判定照合部205は総和と閾値を比較し、総和が閾値未満の場合“0”、総和が閾値以上である場合に“1”を判定信号として出力する。
図9は、二乗誤差法を用いる場合のパターン照合判定部205の回路構成例である。図9に示すように、パターン照合判定部205は、画素数をnとするとき、処理パターンと辞書パターンとの差を算出する減算器8011から減算器801nまでのn個の減算器と、これらの減算器の出力をそれぞれ二乗する乗算器8021から乗算器802nまでのn個の乗算器と、乗算器8021から乗算器802nまでの出力結果の総和を算出する加算器803と、この総和とメモリが予め格納する閾値とを比較する比較器804と、を有する。
他には例えば、パターン照合判定部205はファジィ推論を用いることができる。ファジィ推論は、各画素の値である画素値と適合度を対応付ける辞書パターンメンバ関数により、画素値から適合度を算出し、この適合度の平均と閾値とを比較して照合判定を行う方法である。この場合、辞書ファイル206は判定すべき画像毎の辞書パターンメンバ関数を格納する。
図10は、辞書パターンメンバ関数の例を示す図である。図10に示すように、辞書ファイル206は、処理パターンの画素が横Px、縦Pyであるとき、一つの辞書パターンにつき、左上の画素である(1,1)から右下の画素である(Px,Py)までPx×Py個の辞書パターンメンバ関数を格納する。
パターン照合判定部205は、辞書パターンメンバ関数を順次読みだし、読み出した辞書パターンメンバ関数を用いて画素値から適合度を算出する。例えば、画素(Px,Py)の画素値が“45”であるとき、適合度は“1”である。
パターン照合判定部205は、辞書パターンごとの適合度の平均値を算出し、平均が閾値未満の場合“0”、平均が閾値以上である場合に“1” を判定信号として出力する。
図11は、ファジイ推論を用いる場合のパターン照合判定部1000の回路構成例である。図11に示すように、パターン照合判定部1000は、画素数をnとするとき、辞書パターンメンバ関数を用いて画素値から適合度を算出するファジィ推論ブロック10011からファジィ推論ブロック1001nまでのn個のファジィ推論ブロックと、適合度の平均である平均適合度を算出する平均適合度算出ブロック1003と、平均適合度と閾値とを比較する比較器804とを備える。なお、画像認識装置104は、CPUなどの演算装置を用いて構成することもできる。
図12は画像認識装置104の動作を表すフローチャートである。図12に示すように、動作1201において、画像認識装置104は複数ライン分の画像信号を入力する。すなわち、画像認識装置104は、メモリが格納するシェーディング補正部103からの出力の中から複数ライン分の信号を読み出す。
動作1202において、画像認識装置104は2値化処理を行う。動作1203において、画像認識装置104は第1の解像度変換を行う。
動作1204において、画像認識装置104は第1の解像度変換後の画像データから処理領域の切り出しを行う。すなわち、画像認識装置104は第1の解像度変換後の画像データから、処理領域のデータを特定して読み出す。
より具体的には、FIFOなどのバッファメモリは動作1204における第1の解像度変換後の画像データを一時的に格納する。画像認識装置104はこの格納されたデータから注目位置について、例えば横(Px×Nx)×縦(Py×Ny)の画素を読みだす。
動作1205において、画像認識装置104は切り出した処理領域に対して、第1の解像度変換よりも低解像度にする第2の解像度変換を行って処理パターンを算出する。
動作1206において、画像認識装置104は第2の解像度変換後の処理パターンに対してパターン照合判定を行う。すなわち、画像認識装置104は辞書ファイル206から順次読み出される特定画像の辞書パターンを、第2の解像度変換後の画像データの処理パターンと照合する。
動作1207において、画像認識装置104は第2の解像度変換後の処理パターンと特定画像の辞書パターンとが一致すると判定した場合、動作1208に進み、一致しないと判定した場合、動作1209に進む。
動作1209において、画像認識装置104は切り出し領域の注目位置をインクリメントする。すなわち、切り出し領域の注目位置を例えば1画素ずらし、動作1204に戻る。
動作1208において、画像認識装置104は判定信号を出力する。
以上述べたように、本実施形態の画像認識装置104は、入力画像の解像度を低くする第1の解像度変換部202と、第1の解像度変換部202の出力から処理領域を読みだす領域切出し部203と、領域切出し部が切り出した処理領域を第1の解像度変換部202よりも解像度を低くする第2の解像度変換部204と、パターン照合判定部205と、を備える。
すなわち、本実施形態の画像認識装置104は1段階目に解像度を低くした後に領域切出しを行う。画像認識装置104は2段階目に1段階目よりも解像度を低くした後にパターン照合判定を行う。そして、画像認識装置104は1段階目の低解像度化からパターン照合判定までの動作をパターン照合判定において閾値に達するまで繰り返す。
このように構成したため、本実施形態の画像認識装置104は、演算処理を高速にして、しかも判定精度を高くすることが可能であるという効果がある。
より具体的には、図13Aに示すように、従来技術では切出し位置が領域911のようにずれてしまうが、本実施形態においては領域901に示すように、図13Bに示す辞書パターンに近い位置において切出すことが可能となる。
これは、インクリメントのピッチが従来技術は図14のLのように大きかったが、本実施形態では図13AのL1のように小さくすることができることによる。
100:画像読取装置、
101:画像読取部、
102:A/D変換部
103:シェーディング補正部
104:画像認識装置
105:制御部。

Claims (12)

  1. 二値化された画像データの解像度を低くする第1の解像度変換部と、
    前記第1の解像度変換部からの出力から処理領域を読みだす領域切出し部と、
    前記領域切出し部が読み出した前記処理領域から前記第1の解像度変換部より解像度が低い処理パターンを生成する第2の解像度変換部と、
    判定対象である特定の画像のパターンデータである辞書パターンを格納する辞書ファイルと、
    前記辞書パターンを順次読み出し、前記処理パターンと照合するパターン照合判定部と、
    を備える画像認識装置。
  2. 前記領域切出し部が1ピッチずつインクリメントして前記第1の解像度変換部からの出力から前記処理領域を読みだす請求項1記載の画像認識装置。
  3. 前記領域切出し部のインクリメントのピッチが前記処理パターンの1画素分より小さい請求項2記載の画像認識装置。
  4. 前記パターン照合判定部が二乗誤差法により前記処理パターンと前記辞書パターンとを照合する請求項1記載の画像認識装置。
  5. 前記領域切出し部が前記第1の解像度変換部からの出力から1ピッチずつインクリメントして処理領域を読みだし、
    前記照合判定部が前記辞書パターンと前記処理パターンとが照合すると判定するまで、領域切出し部のインクリメント及び前記処理領域の読みだしと、前記第2の解像度変換部の処理パターンの生成と、前記パターン照合判定部の照合とを繰り返すことを特徴とする請求項1記載の画像認識装置。
  6. 前記辞書ファイルが判定対象である特定の画像のメンバ関数である辞書パターンメンバ関数を格納し、
    前記パターン照合判定部が前記辞書パターンメンバ関数を順次読み出し、前記処理パターンとファジィ推論により照合する請求項1記載の画像認識装置。
  7. 前記辞書ファイルが、特定画像毎に画素毎のメンバ関数を格納する請求項6記載の画像認識装置。
  8. 光学的方法によって取り込んだ画像を電気信号に変換して出力する画像読取部と、
    画像読取部からの信号をアナログ/ディジタル変換して出力するA/D変換部と、
    二値化された画像データの解像度を低くする第1の解像度変換部と、前記第1の解像度変換部からの出力から処理領域を読みだす領域切出し部と、前記領域切出し部が読み出した前記処理領域から前記第1の解像度変換部より解像度が低い処理パターンを生成する第2の解像度変換部と、判定対象である特定の画像のデータである辞書パターンを格納する辞書ファイルと、前記辞書パターンを順次読み出し、前記処理パターンと照合するパターン照合判定部と、を備え、入力画像に特定の画像が含まれているかを判定する画像認識装置と、
    前記画像認識装置からの判定結果によって前記画像読取部の動作を制御する制御部と、
    を備える画像読取装置。
  9. 前記パターン照合判定部が特定の画像が入力画像に含まれていると判定したとき、前記制御部が前記画像読取部の読み取りを阻止するように制御する請求項8記載の画像読取装置。
  10. 前記辞書ファイルが判定対象である特定の画像のメンバ関数である辞書パターンメンバ関数を格納し、
    前記パターン照合判定部が前記辞書パターンメンバ関数を順次読み出し、前記処理パターンとファジィ推論により照合する請求項8記載の画像読取装置。
  11. 前記辞書ファイルが、特定画像毎に画素毎のメンバ関数を格納する請求項10記載の画像読取装置。
  12. 第1の解像度変換部が二値化された画像データの解像度を低くし、
    領域切出し部がこの二値化された画像データから処理領域を読みだし、
    第2の解像度変換部が、前記領域切出し部が読み出した前記処理領域から前記第1の解像度変換部より解像度が低い処理パターンを生成し、
    パターン照合判定部が、判定対象である特定の画像のパターンデータである辞書パターンを格納する辞書ファイルから、前記辞書パターンを順次読み出し、前記処理パターンと照合する画像認識装置の画像認識方法。
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