JP2003244440A - 画像処理方法、画像処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム - Google Patents
画像処理方法、画像処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラムInfo
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- JP2003244440A JP2003244440A JP2002042130A JP2002042130A JP2003244440A JP 2003244440 A JP2003244440 A JP 2003244440A JP 2002042130 A JP2002042130 A JP 2002042130A JP 2002042130 A JP2002042130 A JP 2002042130A JP 2003244440 A JP2003244440 A JP 2003244440A
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 欠陥画素を検出して修正して、孤立点ノイズ
の修正エラーを大幅に改善できるようにして、高画質の
画像データの生産性を向上させる。 【解決手段】 任意の注目画素と近傍画素とを比較して
所定の条件を満たす注目画素を含む所定範囲の画素を対
象画素として抽出するとともに、前記抽出した対象画素
に関して背景色範囲を設定し、前記背景色範囲に含まれ
る画素頻度から所与領域の平坦性を確認し、前記確認の
結果、孤立点画素が含まれている場合には背景色範囲外
の画素が孤立点画素として抽出し、前記抽出した孤立点
画素を所与の条件により求めた補正値で置換するように
して、カラー画像でも孤立点を背景色のレベルに従って
除去するようにすることにより、画像劣化を防ぐように
して、飛散トナーなどによる孤立点ノイズのみを欠陥画
素として自動的に検出して修正できるようにする。
の修正エラーを大幅に改善できるようにして、高画質の
画像データの生産性を向上させる。 【解決手段】 任意の注目画素と近傍画素とを比較して
所定の条件を満たす注目画素を含む所定範囲の画素を対
象画素として抽出するとともに、前記抽出した対象画素
に関して背景色範囲を設定し、前記背景色範囲に含まれ
る画素頻度から所与領域の平坦性を確認し、前記確認の
結果、孤立点画素が含まれている場合には背景色範囲外
の画素が孤立点画素として抽出し、前記抽出した孤立点
画素を所与の条件により求めた補正値で置換するように
して、カラー画像でも孤立点を背景色のレベルに従って
除去するようにすることにより、画像劣化を防ぐように
して、飛散トナーなどによる孤立点ノイズのみを欠陥画
素として自動的に検出して修正できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法、画像
処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコ
ンピュータプログラムに関し、特に、所与の画像データ
に含まれる飛散トナー等による孤立点ノイズを修正する
画像処理方法及び画像処理装置に用いて好適なものであ
る。
処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコ
ンピュータプログラムに関し、特に、所与の画像データ
に含まれる飛散トナー等による孤立点ノイズを修正する
画像処理方法及び画像処理装置に用いて好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子画像データを生成する手法
のひとつとして、原稿に描かれた画像をスキャナなどの
画像入力装置を用いて電子データ化するものがある。こ
の手法では簡便に画像データを生成できるものの、コピ
ー機で複写した原稿に付着した飛散トナーなども画像デ
ータとして読み取られてしまい、読み取り画像に本来不
必要なノイズ成分が含まれてしまっていた。
のひとつとして、原稿に描かれた画像をスキャナなどの
画像入力装置を用いて電子データ化するものがある。こ
の手法では簡便に画像データを生成できるものの、コピ
ー機で複写した原稿に付着した飛散トナーなども画像デ
ータとして読み取られてしまい、読み取り画像に本来不
必要なノイズ成分が含まれてしまっていた。
【0003】このような、孤立点ノイズの除去方法とし
て、ノイズと思われる注目画素を白で置き換えるような
手法が取られていた。
て、ノイズと思われる注目画素を白で置き換えるような
手法が取られていた。
【0004】また、処理対象画像に対して孤立点ノイズ
を識別し、その孤立点ノイズに対して除去処理を施すも
のとして特開平6−14189号がある。このノイズ除
去方法では、注目画素を中心とした所定の大きさのウィ
ンドウを形成し、ウィンドウ内の画素データを基に注目
画素が孤立点であるかどうか判定し、孤立点と判定され
た場合には注目画素のデータを地肌検知回路で検出した
データに置き換えるということを行っている。
を識別し、その孤立点ノイズに対して除去処理を施すも
のとして特開平6−14189号がある。このノイズ除
去方法では、注目画素を中心とした所定の大きさのウィ
ンドウを形成し、ウィンドウ内の画素データを基に注目
画素が孤立点であるかどうか判定し、孤立点と判定され
た場合には注目画素のデータを地肌検知回路で検出した
データに置き換えるということを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
はカラーコピー機などの普及によりカラー原稿を利用す
る機会が増えている。このような場合に、前述した注目
画素を白で置き換するような手法では背景が白でない場
合に画像が不自然になってしまう問題があった。また、
特開平6−14189号のような、注目画素のデータを
地肌検知回路で検出したデータに置き換える修正方法で
は、背景色のレベルと孤立点のレベルを切り分けるため
に2値化処理を行ないこれらのレベルによって2値化の
閾値を変える必要があり、演算処理速度に影響があっ
た。
はカラーコピー機などの普及によりカラー原稿を利用す
る機会が増えている。このような場合に、前述した注目
画素を白で置き換するような手法では背景が白でない場
合に画像が不自然になってしまう問題があった。また、
特開平6−14189号のような、注目画素のデータを
地肌検知回路で検出したデータに置き換える修正方法で
は、背景色のレベルと孤立点のレベルを切り分けるため
に2値化処理を行ないこれらのレベルによって2値化の
閾値を変える必要があり、演算処理速度に影響があっ
た。
【0006】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、欠陥画素を検出して修正して、孤立点ノイズの修正
エラーを大幅に改善できるようにして、高画質の画像デ
ータの生産性を向上させることを目的とする。
で、欠陥画素を検出して修正して、孤立点ノイズの修正
エラーを大幅に改善できるようにして、高画質の画像デ
ータの生産性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理方法
は、第1の画像信号とその近傍画像信号とを比較して所
定の条件を満たす画像信号を含む所定範囲の画像信号を
対象画像信号として判断する第1の判断ステップと、前
記判断した対象画像信号に関して背景色範囲を設定し、
前記背景色範囲の平坦性を確認し、前記確認の結果、背
景色範囲外の画像信号を孤立点画像信号として判断する
第2の判断ステップと、前記第2の判断ステップで判断
した孤立点画像信号を補正するようにしたことを特徴と
している。また、本発明の他の特徴とするところは、前
記対象画像信号は、前記第1の画像信号を含む一定範囲
内にある画像信号群であることを特徴としている。ま
た、本発明のその他の特徴とするところは、前記背景色
範囲は、前記対象画像信号において、第2の画像信号を
基準として、階調レベルの低い方向に分布する一定階調
幅であることを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、前記第2の判断ステップにおい
て、前記対象画像信号において、前記背景色範囲内に存
在する画像信号が前記対象画像信号群内に存在する画像
信号に対する割合であることを特徴としている。また、
本発明のその他の特徴とするところは、前記孤立点画像
信号の補正は、前記対象画像信号において、前記背景色
範囲内に存在する画像信号を用いて補正することを特徴
としている。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記孤立点画像信号の補正は、前記対象画像信号に
おいて、前記背景色範囲内に存在する画像信号の平均値
若しくは中間値を用いて補正することを特徴としてい
る。また、本発明のその他の特徴とするところは、前記
背景色範囲内に存在する画像信号の平均値若しくは中間
値を用いて、前記孤立点画像信号を置換することを特徴
としている。
は、第1の画像信号とその近傍画像信号とを比較して所
定の条件を満たす画像信号を含む所定範囲の画像信号を
対象画像信号として判断する第1の判断ステップと、前
記判断した対象画像信号に関して背景色範囲を設定し、
前記背景色範囲の平坦性を確認し、前記確認の結果、背
景色範囲外の画像信号を孤立点画像信号として判断する
第2の判断ステップと、前記第2の判断ステップで判断
した孤立点画像信号を補正するようにしたことを特徴と
している。また、本発明の他の特徴とするところは、前
記対象画像信号は、前記第1の画像信号を含む一定範囲
内にある画像信号群であることを特徴としている。ま
た、本発明のその他の特徴とするところは、前記背景色
範囲は、前記対象画像信号において、第2の画像信号を
基準として、階調レベルの低い方向に分布する一定階調
幅であることを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、前記第2の判断ステップにおい
て、前記対象画像信号において、前記背景色範囲内に存
在する画像信号が前記対象画像信号群内に存在する画像
信号に対する割合であることを特徴としている。また、
本発明のその他の特徴とするところは、前記孤立点画像
信号の補正は、前記対象画像信号において、前記背景色
範囲内に存在する画像信号を用いて補正することを特徴
としている。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記孤立点画像信号の補正は、前記対象画像信号に
おいて、前記背景色範囲内に存在する画像信号の平均値
若しくは中間値を用いて補正することを特徴としてい
る。また、本発明のその他の特徴とするところは、前記
背景色範囲内に存在する画像信号の平均値若しくは中間
値を用いて、前記孤立点画像信号を置換することを特徴
としている。
【0008】本発明の画像処理装置は、第1の画像信号
とその近傍画像信号とを比較して所定の条件を満たす画
像信号を含む所定範囲の画像信号を対象画像信号として
判断する第1の判断手段と、前記判断した対象画像信号
に関して背景色範囲を設定し、前記背景色範囲の平坦性
を確認し、前記確認の結果、背景色範囲外の画像信号を
孤立点画像信号として判断する第2の判断手段と、前記
第2の判断手段で判断した孤立点画像信号を補正するよ
うにしたことを特徴としている。また、本発明の他の特
徴とするところは、前記対象画像信号は、前記第1の画
像信号を含む一定範囲内にある画像信号群であることを
特徴としている。また、本発明のその他の特徴とすると
ころは、前記背景色範囲は、前記対象画像信号におい
て、第2の画像信号を基準として、階調レベルの低い方
向に分布する一定階調幅であることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記第2
の判断手段において、前記対象画像信号において、前記
背景色範囲内に存在する画像信号が前記対象画像信号群
内に存在する画像信号に対する割合であることを特徴と
している。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記孤立点画像信号の補正は、前記対象画像信号に
おいて、前記背景色範囲内に存在する画像信号を用いて
補正することを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、前記孤立点画像信号の補正は、
前記対象画像信号において、前記背景色範囲内に存在す
る画像信号の平均値若しくは中間値を用いて補正するこ
とを特徴としている。また、本発明のその他の特徴とす
るところは、前記背景色範囲内に存在する画像信号の平
均値若しくは中間値を用いて、前記孤立点画像信号を置
換することを特徴としている。
とその近傍画像信号とを比較して所定の条件を満たす画
像信号を含む所定範囲の画像信号を対象画像信号として
判断する第1の判断手段と、前記判断した対象画像信号
に関して背景色範囲を設定し、前記背景色範囲の平坦性
を確認し、前記確認の結果、背景色範囲外の画像信号を
孤立点画像信号として判断する第2の判断手段と、前記
第2の判断手段で判断した孤立点画像信号を補正するよ
うにしたことを特徴としている。また、本発明の他の特
徴とするところは、前記対象画像信号は、前記第1の画
像信号を含む一定範囲内にある画像信号群であることを
特徴としている。また、本発明のその他の特徴とすると
ころは、前記背景色範囲は、前記対象画像信号におい
て、第2の画像信号を基準として、階調レベルの低い方
向に分布する一定階調幅であることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記第2
の判断手段において、前記対象画像信号において、前記
背景色範囲内に存在する画像信号が前記対象画像信号群
内に存在する画像信号に対する割合であることを特徴と
している。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記孤立点画像信号の補正は、前記対象画像信号に
おいて、前記背景色範囲内に存在する画像信号を用いて
補正することを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、前記孤立点画像信号の補正は、
前記対象画像信号において、前記背景色範囲内に存在す
る画像信号の平均値若しくは中間値を用いて補正するこ
とを特徴としている。また、本発明のその他の特徴とす
るところは、前記背景色範囲内に存在する画像信号の平
均値若しくは中間値を用いて、前記孤立点画像信号を置
換することを特徴としている。
【0009】本発明の記憶媒体は、前記の何れかに記載
の各手段の機能をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したことを特徴としている。また、本発明
の他の特徴とするところは、前記の何れか1項に記載の
画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録したことを特徴としている。
の各手段の機能をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したことを特徴としている。また、本発明
の他の特徴とするところは、前記の何れか1項に記載の
画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録したことを特徴としている。
【0010】本発明のコンピュータプログラムは、前記
の何れかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行さ
せることを特徴としている。
の何れかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行さ
せることを特徴としている。
【0011】本発明は上記技術手段よりなるので、任意
の注目画素と近傍画素とが比較されて所定の条件を満た
す注目画素を含む所定範囲の画素が対象画素として抽出
される。そして、前記抽出された対象画素に関して背景
色範囲が設定され、背景色範囲に含まれる画素頻度から
所与領域の平坦性が確認され、前記所与領域内に孤立点
画素が含まれていることが確認される。そして、前記確
認の結果、孤立点画素が含まれている場合には背景色範
囲外の画素が孤立点画素として抽出され、前記孤立点画
素が所与の条件により求めた補正値で置換される。これ
により、カラー画像でも孤立点を背景色のレベルに従っ
て除去することができて、画像劣化を防ぐことが可能と
なる。
の注目画素と近傍画素とが比較されて所定の条件を満た
す注目画素を含む所定範囲の画素が対象画素として抽出
される。そして、前記抽出された対象画素に関して背景
色範囲が設定され、背景色範囲に含まれる画素頻度から
所与領域の平坦性が確認され、前記所与領域内に孤立点
画素が含まれていることが確認される。そして、前記確
認の結果、孤立点画素が含まれている場合には背景色範
囲外の画素が孤立点画素として抽出され、前記孤立点画
素が所与の条件により求めた補正値で置換される。これ
により、カラー画像でも孤立点を背景色のレベルに従っ
て除去することができて、画像劣化を防ぐことが可能と
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら本
発明の画像処理方法、画像処理装置、コンピュータ読み
取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラムの実施
の形態について説明する。図1は、本発明を適用した画
像処理部102を備えた画像処理装置の機能構成を示す
ブロック図である。
発明の画像処理方法、画像処理装置、コンピュータ読み
取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラムの実施
の形態について説明する。図1は、本発明を適用した画
像処理部102を備えた画像処理装置の機能構成を示す
ブロック図である。
【0013】図1において、101は画像データの読み
取りを行う画像読取装置である。画像読取装置として
は、例えばプラテンガラス上に原稿を載置して、前記プ
ラテンガラスを通して光を原稿に照射し、その反射光を
集光して焦点面に配置したCCDなどの光電変換素子に
より画像濃度に応じた画素ごとの電気画像信号を生成
し、その信号をデジタル化した画像データとして出力す
る光学式画像スキャナが用いられる。
取りを行う画像読取装置である。画像読取装置として
は、例えばプラテンガラス上に原稿を載置して、前記プ
ラテンガラスを通して光を原稿に照射し、その反射光を
集光して焦点面に配置したCCDなどの光電変換素子に
より画像濃度に応じた画素ごとの電気画像信号を生成
し、その信号をデジタル化した画像データとして出力す
る光学式画像スキャナが用いられる。
【0014】103は、前記画像読取装置101から画
像データを入力するためのインターフェース(I/
F)、104は入力された画像データを記憶する画像メ
モリ、105は半径設定部、106は画素抽出部、10
7は階調レベル差であるΔL1算出部、108は階調レ
ベル差閾値であるΔL2設定部、109は対象画素抽出
部、110は背景色範囲幅設定部、111は背景色平坦
率F1、孤立点画素修正値R1算出部、112は背景色
平坦率閾値であるF2設定部、113は孤立点画素判定
部、114は孤立点画素修正部である。
像データを入力するためのインターフェース(I/
F)、104は入力された画像データを記憶する画像メ
モリ、105は半径設定部、106は画素抽出部、10
7は階調レベル差であるΔL1算出部、108は階調レ
ベル差閾値であるΔL2設定部、109は対象画素抽出
部、110は背景色範囲幅設定部、111は背景色平坦
率F1、孤立点画素修正値R1算出部、112は背景色
平坦率閾値であるF2設定部、113は孤立点画素判定
部、114は孤立点画素修正部である。
【0015】図1の構成において、図2のフローチャー
ト、及び画像信号としての画素データ配置を示す図3を
参照しながら、第1の実施形態における画像処理方法に
ついて詳細に説明する。なお、図2においては、赤、
緑、青(以下R、G、Bとする)の色成分で構成される
カラー画像データが既に画像読取装置101によって画
像処理部102内に読み込まれ、画像メモリ104に格
納されている状態を初期状態としている。
ト、及び画像信号としての画素データ配置を示す図3を
参照しながら、第1の実施形態における画像処理方法に
ついて詳細に説明する。なお、図2においては、赤、
緑、青(以下R、G、Bとする)の色成分で構成される
カラー画像データが既に画像読取装置101によって画
像処理部102内に読み込まれ、画像メモリ104に格
納されている状態を初期状態としている。
【0016】先ず、ステップS201において、図3に
示すような注目画像信号としての注目画素Aを中心とし
て、半径設定部105に設定された範囲の画素群(A〜
Y)を抽出する。図3は、半径設定部105に半径2を
設定した例である。
示すような注目画像信号としての注目画素Aを中心とし
て、半径設定部105に設定された範囲の画素群(A〜
Y)を抽出する。図3は、半径設定部105に半径2を
設定した例である。
【0017】前記半径は、注目画素が局所的に孤立点と
して検出できることを期待し得る範囲で選択することが
できる。すなわち、半径2以上の画素群を抽出しても構
わないというものの、注目画素の近傍である必要があ
る。また、想定される孤立点ノイズの大きさと画像デー
タを読み込んだ際の解像度によってもこの範囲は変動す
る。
して検出できることを期待し得る範囲で選択することが
できる。すなわち、半径2以上の画素群を抽出しても構
わないというものの、注目画素の近傍である必要があ
る。また、想定される孤立点ノイズの大きさと画像デー
タを読み込んだ際の解像度によってもこの範囲は変動す
る。
【0018】例えば、ある一定半径の画素群を抽出した
場合、孤立点ノイズの物理的大きさは変わらないため高
解像度であればある程度の相関度を有していても、低解
像度ではその相関度は低下する。なお、ここでは、画像
データにおいて注目画素と相関していることを期待し得
る範囲を注目画素の近傍と称するものとする。
場合、孤立点ノイズの物理的大きさは変わらないため高
解像度であればある程度の相関度を有していても、低解
像度ではその相関度は低下する。なお、ここでは、画像
データにおいて注目画素と相関していることを期待し得
る範囲を注目画素の近傍と称するものとする。
【0019】次に、ステップS202にて、ΔL1算出
部107より半径設定部105で設定された半径より半
径1小さい画素群A〜Iの中で最も階調レベルの大きい
画素Maxと注目画素Aの階調レベル差ΔL1を算出す
る。すなわち、 ΔL1(R)=Max(R)― A(R) ΔL1(G)=Max(G)― A(G) ΔL1(B)=Max(B)― A(B) 上式において(R)、(G)、(B)は各色成分を表し
ている。またMaxは画素A〜Iのいずれかに相当す
る。
部107より半径設定部105で設定された半径より半
径1小さい画素群A〜Iの中で最も階調レベルの大きい
画素Maxと注目画素Aの階調レベル差ΔL1を算出す
る。すなわち、 ΔL1(R)=Max(R)― A(R) ΔL1(G)=Max(G)― A(G) ΔL1(B)=Max(B)― A(B) 上式において(R)、(G)、(B)は各色成分を表し
ている。またMaxは画素A〜Iのいずれかに相当す
る。
【0020】次に、ステップS203において、各色成
分R、G、Bのそれぞれに関して第1の閾値であるΔL
2設定部108に設定された第1の閾値ΔL2と階調レ
ベル差であるΔL1とを比較し、いずれかの色成分がΔ
L1≧ΔL2となるかどうかの判定を行う。いずれかの
色成分がΔL1≧ΔL2となった場合には孤立点画像信
号としての孤立点画素を含んでいる可能性があるためス
テップS203に進む。そうでなければ注目画素を次の
未処理の画素に移動する。
分R、G、Bのそれぞれに関して第1の閾値であるΔL
2設定部108に設定された第1の閾値ΔL2と階調レ
ベル差であるΔL1とを比較し、いずれかの色成分がΔ
L1≧ΔL2となるかどうかの判定を行う。いずれかの
色成分がΔL1≧ΔL2となった場合には孤立点画像信
号としての孤立点画素を含んでいる可能性があるためス
テップS203に進む。そうでなければ注目画素を次の
未処理の画素に移動する。
【0021】第1の閾値ΔL2は、注目画素が孤立点ノ
イズである可能性を判定するための閾値であり、この後
引き続いて行われる孤立点ノイズであるか否かの判定対
象となる画素を絞り込むための値である。絞り込むため
の値であるから、第1の閾値ΔL2の値は0より大きけ
れば、例えば1であればその目的を達成できる(階調レ
ベルは0〜255などの整数で表されるものとする)。
イズである可能性を判定するための閾値であり、この後
引き続いて行われる孤立点ノイズであるか否かの判定対
象となる画素を絞り込むための値である。絞り込むため
の値であるから、第1の閾値ΔL2の値は0より大きけ
れば、例えば1であればその目的を達成できる(階調レ
ベルは0〜255などの整数で表されるものとする)。
【0022】その他に、第1の閾値ΔL2の決定方法と
しては、例えば、自然画像などからオブジェクトの境界
を含まない比較的一様な局所画像を実験的に獲得し、そ
こにおける階調レベル差ΔL1Rを算出して、ΔL1R
<ΔL2となる最小の数値をΔL2として決定する方法
などが考えられる。なお、ΔL2設定部108は、あら
かじめ入力された値を記憶するメモリで構成できる。
しては、例えば、自然画像などからオブジェクトの境界
を含まない比較的一様な局所画像を実験的に獲得し、そ
こにおける階調レベル差ΔL1Rを算出して、ΔL1R
<ΔL2となる最小の数値をΔL2として決定する方法
などが考えられる。なお、ΔL2設定部108は、あら
かじめ入力された値を記憶するメモリで構成できる。
【0023】ステップS204においては、対象画素抽
出部109により、注目画素を中心として半径設定部1
05に設定されている半径の範囲の画素を対象画像信号
としての対象画素として抽出する。例えば、図3の場合
注目画素を中心とした半径2の対象画素といえる。
出部109により、注目画素を中心として半径設定部1
05に設定されている半径の範囲の画素を対象画像信号
としての対象画素として抽出する。例えば、図3の場合
注目画素を中心とした半径2の対象画素といえる。
【0024】次に、ステップS205において、背景平
坦率F1、孤立点画素修正値R1算出部111より、背
景色範囲幅設定部110に設定された値を基に、対象画
素抽出部109にて抽出された画素群の各色成分に関し
て背景平坦率F1及び孤立点画素修正値R1を算出す
る。
坦率F1、孤立点画素修正値R1算出部111より、背
景色範囲幅設定部110に設定された値を基に、対象画
素抽出部109にて抽出された画素群の各色成分に関し
て背景平坦率F1及び孤立点画素修正値R1を算出す
る。
【0025】先ず、背景平坦率F1の算出は、ステップ
S202にて抽出した最も階調レベルの大きい画素Ma
xから背景色範囲幅設定部110に設定された背景色範
囲幅内に存在する画素数をA〜Iの全画素数9割った値
で求まる。
S202にて抽出した最も階調レベルの大きい画素Ma
xから背景色範囲幅設定部110に設定された背景色範
囲幅内に存在する画素数をA〜Iの全画素数9割った値
で求まる。
【0026】例えば、R成分に関して、Max(R)が
225、背景色範囲幅が16のとき、階調レベル209
〜225の間に背景色画素B,C,E,F,G,Iの6
画素が存在するとする。この場合の背景平坦率F1はF
1(R)=6/9=0.67となる。
225、背景色範囲幅が16のとき、階調レベル209
〜225の間に背景色画素B,C,E,F,G,Iの6
画素が存在するとする。この場合の背景平坦率F1はF
1(R)=6/9=0.67となる。
【0027】次に、孤立点画素修正値R1は、背景色範
囲幅内に含まれる画素の階調レベル平均値で求まる。例
えば、上記R成分の例では孤立点画像信号を修正するた
めの修正値である孤立点画素修正値は R1(R)=(B(R)+C(R)+E(R)+F(R)+
G(R)+I(R))/6 で与えられる。
囲幅内に含まれる画素の階調レベル平均値で求まる。例
えば、上記R成分の例では孤立点画像信号を修正するた
めの修正値である孤立点画素修正値は R1(R)=(B(R)+C(R)+E(R)+F(R)+
G(R)+I(R))/6 で与えられる。
【0028】次に、ステップS206にて、孤立点画素
判定部113よりステップS205で求めた背景平坦率
F1(R)、F1(G)、F1(B)のいずれかがF2
設定部112に設定された閾値F2以上であるかどうか
の判定を行う。ここで、背景平坦率F1を孤立点判断の
ための篩いとするのは次の理由に基づく。すなわち、補
正したい孤立点はテキスト原稿などの背景などの均一部
に付着して目立つトナーなどである。この孤立点を除去
することで欠陥画素を修正する。
判定部113よりステップS205で求めた背景平坦率
F1(R)、F1(G)、F1(B)のいずれかがF2
設定部112に設定された閾値F2以上であるかどうか
の判定を行う。ここで、背景平坦率F1を孤立点判断の
ための篩いとするのは次の理由に基づく。すなわち、補
正したい孤立点はテキスト原稿などの背景などの均一部
に付着して目立つトナーなどである。この孤立点を除去
することで欠陥画素を修正する。
【0029】一方で、注目画素とその近傍の画素との差
だけでは文字の濁点や句読点を構成している画素なども
処理対象として認識してしまう可能性がある。したがっ
て、平坦性を判断するのは、抽出した対象画素群内にお
いて、注目画素以外の画素が注目画素の濃度レベルとは
異なり、かつほぼ同レベルの濃度で構成されていること
を確認することにより注目画素を孤立点として的確に判
断するためである。
だけでは文字の濁点や句読点を構成している画素なども
処理対象として認識してしまう可能性がある。したがっ
て、平坦性を判断するのは、抽出した対象画素群内にお
いて、注目画素以外の画素が注目画素の濃度レベルとは
異なり、かつほぼ同レベルの濃度で構成されていること
を確認することにより注目画素を孤立点として的確に判
断するためである。
【0030】この判定の結果、F1≧F2でない場合に
は注目画素を次の未処理の画素に移動する。また、F1
≧F2となった場合にはさらに外周画素の階調レベルを
チェックする。なお、ここで外周画素とは、外周画素と
は平坦性を判定するために抽出した対象画素群の周りに
近接している画素を指し、例えば3×3の対象画素があ
るとしたらその周りの5×5内に存在する3×3以外の
16画素をいう。
は注目画素を次の未処理の画素に移動する。また、F1
≧F2となった場合にはさらに外周画素の階調レベルを
チェックする。なお、ここで外周画素とは、外周画素と
は平坦性を判定するために抽出した対象画素群の周りに
近接している画素を指し、例えば3×3の対象画素があ
るとしたらその周りの5×5内に存在する3×3以外の
16画素をいう。
【0031】背景平坦率に続いて外周画素の階調レベル
のチェックを行う理由は、孤立点の判定を段階に分けて
判定していくことにより、全体の処理時間を短くするこ
とにある。
のチェックを行う理由は、孤立点の判定を段階に分けて
判定していくことにより、全体の処理時間を短くするこ
とにある。
【0032】ここで、外周画素が背景色範囲内に存在す
る場合には対象画素内に孤立点画素が含まれていると判
断してステップS207に進む。そうでなければ注目画
素を次の未処理の画素に移動する。これは、前述した
背景の平坦率の判断で、対象画素群が孤立点構成画素以
外においてある程度均一であること(平坦性)を確認す
ることでほぼ孤立点が存在することを判定し、さらに
その対象画素群の外周画素も背景色と同等であることを
確認することで孤立点画素の存在を確実に判定すること
ができる。
る場合には対象画素内に孤立点画素が含まれていると判
断してステップS207に進む。そうでなければ注目画
素を次の未処理の画素に移動する。これは、前述した
背景の平坦率の判断で、対象画素群が孤立点構成画素以
外においてある程度均一であること(平坦性)を確認す
ることでほぼ孤立点が存在することを判定し、さらに
その対象画素群の外周画素も背景色と同等であることを
確認することで孤立点画素の存在を確実に判定すること
ができる。
【0033】なお、外周画素も含めて対象画素群とする
ことで1回で判定した場合、半径が大きくなることで比
較処理する対象画素が2倍近くに増える。これは全体の
処理速度に影響を及ぼすであろう。
ことで1回で判定した場合、半径が大きくなることで比
較処理する対象画素が2倍近くに増える。これは全体の
処理速度に影響を及ぼすであろう。
【0034】第2の閾値F2は、対象画素群の平坦性を
判定するための閾値であり、対象画素群内に孤立点ノイ
ズが存在するか否かの判定するための値である。第2の
閾値F2の決定方法としては、例えば、自然画像などか
らオブジェクトの境界を含まない比較的一様な局所画像
を実験的に獲得し、そこにおける階調レベルF1(F1
R)を上式で算出して、ΔF1R<F2となる最小の数
値をF2として決定する方法などが考えられる。
判定するための閾値であり、対象画素群内に孤立点ノイ
ズが存在するか否かの判定するための値である。第2の
閾値F2の決定方法としては、例えば、自然画像などか
らオブジェクトの境界を含まない比較的一様な局所画像
を実験的に獲得し、そこにおける階調レベルF1(F1
R)を上式で算出して、ΔF1R<F2となる最小の数
値をF2として決定する方法などが考えられる。
【0035】次に、ステップS207において、孤立点
画素修正部114より孤立点画素の修正を行う。まず対
象画像の中から背景色画素以外の画素、上の例で言えば
A、D、Hを抽出し、これらの値をステップS205に
て求めた孤立点画素修正値R1で置換する。なお、孤立
点画素の抽出及び孤立点画素の修正処理は孤立点画素修
正部114にて行われる。
画素修正部114より孤立点画素の修正を行う。まず対
象画像の中から背景色画素以外の画素、上の例で言えば
A、D、Hを抽出し、これらの値をステップS205に
て求めた孤立点画素修正値R1で置換する。なお、孤立
点画素の抽出及び孤立点画素の修正処理は孤立点画素修
正部114にて行われる。
【0036】欠陥画素の修正方法は上記の例に限ったこ
とではなく、判定基準値の算出に用いられた画素群の中
間値で置き換えたり、対象画素群の平均値に最も近い画
素データで置き換えたりする方法でも構わない。ただ
し、前述したように、欠陥画素の補正にもまた局所画像
の相関性を利用しているので、半径は無制限には設定で
きない。設定可能なのは相関性が期待できる範囲、すな
わち欠陥画素の近傍画素である必要がある。
とではなく、判定基準値の算出に用いられた画素群の中
間値で置き換えたり、対象画素群の平均値に最も近い画
素データで置き換えたりする方法でも構わない。ただ
し、前述したように、欠陥画素の補正にもまた局所画像
の相関性を利用しているので、半径は無制限には設定で
きない。設定可能なのは相関性が期待できる範囲、すな
わち欠陥画素の近傍画素である必要がある。
【0037】ステップS208にて、全ての画素に対し
て処理がなされたかどうかの判定を行い、全ての画素に
対して処理がなされていない場合には注目画素を次の未
処理の画素に移動する。また、ステップS208の判定
の結果、全ての画素が処理されたと判定された場合には
処理を終了する。
て処理がなされたかどうかの判定を行い、全ての画素に
対して処理がなされていない場合には注目画素を次の未
処理の画素に移動する。また、ステップS208の判定
の結果、全ての画素が処理されたと判定された場合には
処理を終了する。
【0038】以上のようにして、画像データに存在する
孤立点ノイズを自動的・効率的に検出し、除去すること
ができる。孤立点ノイズの検出は、候補となる画素の数
を段階的に絞りながら行われる。
孤立点ノイズを自動的・効率的に検出し、除去すること
ができる。孤立点ノイズの検出は、候補となる画素の数
を段階的に絞りながら行われる。
【0039】そして、処理に時間を要する判定はある程
度画素数を絞った段階で行われるために、全画素につい
て詳細な判定処理を施す必要がなく、さらにはひとつの
注目画素から複数のノイズ画素を検出することができる
ため、トータルの孤立点ノイズ検出及び修正に要する時
間を短縮できる。
度画素数を絞った段階で行われるために、全画素につい
て詳細な判定処理を施す必要がなく、さらにはひとつの
注目画素から複数のノイズ画素を検出することができる
ため、トータルの孤立点ノイズ検出及び修正に要する時
間を短縮できる。
【0040】すなわち、各段階においては、注目画素と
その近傍画素との階調レベル差に基づいて、注目画素を
ノイズの候補を検出する。そして、その近傍範囲内の画
素の背景均一性を求めて、その均一率に基づいて孤立点
画素を判定する。
その近傍画素との階調レベル差に基づいて、注目画素を
ノイズの候補を検出する。そして、その近傍範囲内の画
素の背景均一性を求めて、その均一率に基づいて孤立点
画素を判定する。
【0041】最終的に孤立点画素が抽出されれば、近傍
範囲の画素の階調レベルにより、その孤立点画素を補正
する。さらに、画素の補正の段階では、欠陥画素を近傍
範囲内の画素の階調レベルを用いて補正することで、隣
接画素との局所的な連続性を欠陥画素に持たせることが
できる。背景色のレベルと孤立点のレベルを切り分ける
ために2値化処理を行なう場合に比べて、背景色のレベ
ルと孤立点のレベルによって2値化の閾値を変える必要
がなく、対象画素群の平坦性を確認することで孤立点画
素の判定を行っているため背景や孤立点の濃度レベルに
依存することなく自動に孤立点を抽出することができ
る。
範囲の画素の階調レベルにより、その孤立点画素を補正
する。さらに、画素の補正の段階では、欠陥画素を近傍
範囲内の画素の階調レベルを用いて補正することで、隣
接画素との局所的な連続性を欠陥画素に持たせることが
できる。背景色のレベルと孤立点のレベルを切り分ける
ために2値化処理を行なう場合に比べて、背景色のレベ
ルと孤立点のレベルによって2値化の閾値を変える必要
がなく、対象画素群の平坦性を確認することで孤立点画
素の判定を行っているため背景や孤立点の濃度レベルに
依存することなく自動に孤立点を抽出することができ
る。
【0042】(本発明の他の実施の形態)本発明は複数
の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器
からなる装置に適用しても良い。
の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器
からなる装置に適用しても良い。
【0043】また、上述した実施の形態の機能を実現す
るように各種のデバイスを動作させるように、上記各種
デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピ
ュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するための
ソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMP
U)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイス
を動作させることによって実施したものも、本発明の範
疇に含まれる。
るように各種のデバイスを動作させるように、上記各種
デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピ
ュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するための
ソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMP
U)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイス
を動作させることによって実施したものも、本発明の範
疇に含まれる。
【0044】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコード自体、およびその
プログラムコードをコンピュータに供給するための手
段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体
は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶す
る記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
グラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコード自体、およびその
プログラムコードをコンピュータに供給するための手
段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体
は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶す
る記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0045】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施の形態で説
明した機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコ
ードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソ
フト等の共同して上述の実施の形態で示した機能が実現
される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施
の形態に含まれることは言うまでもない。
ムコードを実行することにより、上述の実施の形態で説
明した機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコ
ードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソ
フト等の共同して上述の実施の形態で示した機能が実現
される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施
の形態に含まれることは言うまでもない。
【0046】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、任意の注目画素と近傍画素とを比較して所定の条件
を満たす注目画素を含む所定範囲の画素を対象画素とし
て抽出するとともに、前記抽出した対象画素に関して背
景色範囲を設定し、前記背景色範囲に含まれる画素頻度
から所与領域の平坦性を確認し、前記確認の結果、孤立
点画素が含まれている場合には背景色範囲外の画素が孤
立点画素として抽出し、前記抽出した孤立点画素を所与
の条件により求めた補正値で置換するようにしたので、
カラー画像でも孤立点を背景色のレベルに従って除去す
ることができて、画像劣化を防ぐことができる。これに
より、飛散トナーなどによる孤立点ノイズのみを欠陥画
素として自動的に検出して修正することができ、画像の
劣化を招くことなく孤立点ノイズを確実に除去すること
ができる。
ば、任意の注目画素と近傍画素とを比較して所定の条件
を満たす注目画素を含む所定範囲の画素を対象画素とし
て抽出するとともに、前記抽出した対象画素に関して背
景色範囲を設定し、前記背景色範囲に含まれる画素頻度
から所与領域の平坦性を確認し、前記確認の結果、孤立
点画素が含まれている場合には背景色範囲外の画素が孤
立点画素として抽出し、前記抽出した孤立点画素を所与
の条件により求めた補正値で置換するようにしたので、
カラー画像でも孤立点を背景色のレベルに従って除去す
ることができて、画像劣化を防ぐことができる。これに
より、飛散トナーなどによる孤立点ノイズのみを欠陥画
素として自動的に検出して修正することができ、画像の
劣化を招くことなく孤立点ノイズを確実に除去すること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態における画像処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における動作を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態における画素データ配置例
を示す図である。
を示す図である。
101 画像読取装置
102 画像処理部
103 インターフェース(I/F)
104 画像メモリ
105 半径設定部
106 画素抽出部
107 階調レベル差であるΔL1算出部
108 階調レベル差閾値であるΔL2設定部
109 対象画素抽出部
110 背景色範囲幅設定部
111 背景色平坦率F1、孤立点画素修正値R1算出
部 112 背景色平坦率閾値であるF2設定部 113 孤立点画素判定部 114 孤立点画素修正部
部 112 背景色平坦率閾値であるF2設定部 113 孤立点画素判定部 114 孤立点画素修正部
Claims (17)
- 【請求項1】 第1の画像信号とその近傍画像信号とを
比較して所定の条件を満たす画像信号を含む所定範囲の
画像信号を対象画像信号として判断する第1の判断ステ
ップと、 前記判断した対象画像信号に関して背景色範囲を設定
し、前記背景色範囲の平坦性を確認し、前記確認の結
果、背景色範囲外の画像信号を孤立点画像信号として判
断する第2の判断ステップと、 前記第2の判断ステップで判断した孤立点画像信号を補
正するようにしたことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 前記対象画像信号は、前記第1の画像信
号を含む一定範囲内にある画像信号群であることを特徴
とする請求項1に記載の画像処理方法。 - 【請求項3】 前記背景色範囲は、前記対象画像信号に
おいて、第2の画像信号を基準として、階調レベルの低
い方向に分布する一定階調幅であることを特徴とする請
求項1または2に記載の画像処理方法。 - 【請求項4】 前記第2の判断ステップにおいて、前記
対象画像信号において、前記背景色範囲内に存在する画
像信号が前記対象画像信号群内に存在する画像信号に対
する割合であることを特徴とする請求項1〜3の何れか
1項に記載の画像処理方法。 - 【請求項5】 前記孤立点画像信号の補正は、前記対象
画像信号において、前記背景色範囲内に存在する画像信
号を用いて補正することを特徴とする請求項1〜3の何
れか1項に記載の画像処理方法。 - 【請求項6】 前記孤立点画像信号の補正は、前記対象
画像信号において、前記背景色範囲内に存在する画像信
号の平均値若しくは中間値を用いて補正することを特徴
とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理方
法。 - 【請求項7】 前記背景色範囲内に存在する画像信号の
平均値若しくは中間値を用いて、前記孤立点画像信号を
置換することを特徴とする請求項5または6に記載の画
像処理方法。 - 【請求項8】 第1の画像信号とその近傍画像信号とを
比較して所定の条件を満たす画像信号を含む所定範囲の
画像信号を対象画像信号として判断する第1の判断手段
と、 前記判断した対象画像信号に関して背景色範囲を設定
し、前記背景色範囲の平坦性を確認し、前記確認の結
果、背景色範囲外の画像信号を孤立点画像信号として判
断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段で判断し
た孤立点画像信号を補正するようにしたことを特徴する
画像処理装置。 - 【請求項9】 前記対象画像信号は、前記第1の画像信
号を含む一定範囲内にある画像信号群であることを特徴
とする請求項8に記載の画像処理装置。 - 【請求項10】 前記背景色範囲は、前記対象画像信号
において、第2の画像信号を基準として、階調レベルの
低い方向に分布する一定階調幅であることを特徴とする
請求項8または9に記載の画像処理装置。 - 【請求項11】 前記第2の判断手段において、前記対
象画像信号において、前記背景色範囲内に存在する画像
信号が前記対象画像信号群内に存在する画像信号に対す
る割合であることを特徴とする請求項8〜10の何れか
1項に記載の画像処理装置。 - 【請求項12】 前記孤立点画像信号の補正は、前記対
象画像信号において、前記背景色範囲内に存在する画像
信号を用いて補正することを特徴とする請求項8〜10
の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 【請求項13】 前記孤立点画像信号の補正は、前記対
象画像信号において、前記背景色範囲内に存在する画像
信号の平均値若しくは中間値を用いて補正することを特
徴とする請求項8〜10の何れか1項に記載の画像処理
装置。 - 【請求項14】 前記背景色範囲内に存在する画像信号
の平均値若しくは中間値を用いて、前記孤立点画像信号
を置換することを特徴とする請求項12または13に記
載の画像処理装置。 - 【請求項15】 前記請求項1〜7の何れか1項に記載
の各方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
な記憶媒体。 - 【請求項16】 前記請求項8〜14の何れか1項に記
載の各手段の機能をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体。 - 【請求項17】 前記請求項1〜7の何れか1項に記載
の各方法をコンピュータに実行させることを特徴とする
コンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042130A JP2003244440A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 画像処理方法、画像処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042130A JP2003244440A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 画像処理方法、画像処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003244440A true JP2003244440A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27782340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002042130A Pending JP2003244440A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 画像処理方法、画像処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003244440A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100339870C (zh) * | 2003-09-25 | 2007-09-26 | 旭上绘图股份有限公司 | 对一非零厚度的直线片段着色的方法及图形管路 |
US8792140B2 (en) | 2009-12-01 | 2014-07-29 | Ricoh Company, Ltd. | Image information processing method, image information processing apparatus, image processing apparatus, and recording medium |
CN110751653A (zh) * | 2018-07-24 | 2020-02-04 | 珠海金山办公软件有限公司 | 一种幻灯片中的图片处理方法和装置 |
-
2002
- 2002-02-19 JP JP2002042130A patent/JP2003244440A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100339870C (zh) * | 2003-09-25 | 2007-09-26 | 旭上绘图股份有限公司 | 对一非零厚度的直线片段着色的方法及图形管路 |
US8792140B2 (en) | 2009-12-01 | 2014-07-29 | Ricoh Company, Ltd. | Image information processing method, image information processing apparatus, image processing apparatus, and recording medium |
CN110751653A (zh) * | 2018-07-24 | 2020-02-04 | 珠海金山办公软件有限公司 | 一种幻灯片中的图片处理方法和装置 |
CN110751653B (zh) * | 2018-07-24 | 2024-03-12 | 珠海金山办公软件有限公司 | 一种幻灯片中的图片处理方法和装置 |
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