JP2009221767A - キーレスエントリシステム携帯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メカニカルキーのガタツキを防止したキーレスエントリシステム携帯機を提供する。
【解決手段】 本体部(13)と、前記本体部(13)に着脱可能に内蔵されるメカニカルキー(15)とを有するキーレスエントリシステム携帯機(10)において、前記メカニカルキーに凹部(20)を形成し、前記本体部に前記メカニカルキーが内蔵される際、前記凹部に対して、前記メカニカルキーの抜き差し方向と略直交する方向から所定の付勢力を加えるロック用部材(29)を備え、前記ロック用部材は、前記所定の付勢力を前記メカニカルキーの前記凹部に加える際に前記凹部と接する第一の面(32)と、前記メカニカルキーを抜く方向に移動させる際に前記凹部と接して前記メカニカルキーの脱落を防止する第二の面(33)とを少なくとも備えたことを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、キーレスエントリシステム携帯機に係り、特に、緊急用のメカニカルキーを内蔵するキーレスエントリシステム携帯機に関する。
キーレスエントリシステムとは、専用の携帯機を所持するだけで、または、当該携帯機のボタン操作を行うだけで、いちいちメカニカルキーを鍵穴に差し込むことなく、ドアの施解錠やエンジン始動を行うことができる便利なシステムであるが、携帯機のバッテリ切れ等の緊急事態に対処するために、いわゆるエマージェンシーキーとも呼ばれるメカニカルキーが携帯機に着脱可能に内蔵されている。
図8は、従来のキーレスエントリシステム携帯機を示す図である(たとえば、下記の特許文献1を参照)。この図において、携帯機1は、手持ちに適した小さな本体部2と、この本体部2に内蔵されるプレート状のメカニカルキー3とを有する。メカニカルキー3は、本体部2に内蔵された状態において、その頭部3aが、本体部2に形成された開口2aから露出しており、バッテリ切れ等の緊急の際には、メカニカルキー3の頭部3aに指をかけて本体部3から引き出せるようになっている。また、装着の際には、本体部2の開口2aにメカニカルキー3の先端部3bを差し込み、そのまま頭部3aを押し込むことにより、本体部3に装着(内蔵)できるようになっている。
ここで、本体部3に内蔵されたメカニカルキー3は、不意な脱落防止のため、本体部3から簡単に抜け落ちない仕組みになっている必要がある。この仕組みについて、同文献記載の技術では、図示のように、本体部3の内部に配置した板バネ4のほぼ中央付近を折り曲げて三角状突起部(同文献では凸部)4aを形成し、この三角状突起部4aと、メカニカルキー3の、頭部3aの側面3cに形成されたV字溝(同文献では凹部)3dとを係合させている。
このように、従来技術においては、本体部2の開口3aからメカニカルキー3を差し込むと、両端が本体部2に係止された板バネ4の三角状突起部4aがメカニカルキー3の頭部3aの側面3cに押されて弾性変形し、その状態でさらにメカニカルキー3を差し込むことにより、板バネ4の三角状突起部4aとメカニカルキー3のV字溝3dとが係合して、メカニカルキー3の抜け止め対策が講じられるようになっている。
特開2004−68417号公報
しかしながら、前記の従来技術にあっては、単に板バネ4のバネ力を利用してメカニカルキー3の抜け止め対策を講じているに過ぎないため、(1)板バネ4のバネ力を強くすると、メカニカルキー3の抜け止め対策の点で有利であるが、半面、メカニカルキー3を装着する際に大きな差し込み力が必要になって、使い勝手が悪くなる、(2)一方、その逆に板バネ4のバネ力を弱くすると、装着時の差し込み力が小さくて済むが、メカニカルキー3の抜け止め対策の点で不十分となり、加えて、(3)弱すぎるバネ力は、装着されたメカニカルキー3のガタツキを招き、商品品質を低下するという問題点がある。
そこで本発明は、少なくとも、メカニカルキーのガタツキを防止したキーレスエントリシステム携帯機を提供することを目的としている。
本発明に係るキーレスエントリシステム携帯機は、本体部と、前記本体部に着脱可能に内蔵されるメカニカルキーとを有するキーレスエントリシステム携帯機において、前記メカニカルキーに凹部を形成し、前記本体部に前記メカニカルキーが内蔵される際、前記凹部に対して、前記メカニカルキーの抜き差し方向と略直交する方向から所定の付勢力を加えるロック用部材を備え、前記ロック用部材は、前記所定の付勢力を前記メカニカルキーの前記凹部に加える際に前記凹部と接する第一の面と、前記メカニカルキーを抜く方向に移動させる際に前記凹部と接して前記メカニカルキーの脱落を防止する第二の面とを少なくとも備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、本体部に内蔵された前記メカニカルキーに対して、該メカニカルキーの抜き差し方向と略直交する方向に力を加えるので、少なくとも、メカニカルキーのガタツキを防止したキーレスエントリシステム携帯機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施の形態に係るキーレスエントリシステム携帯機の外観図であり、(a)はメカニカルキーを内蔵した状態を示し、(b)はメカニカルキーを抜き出した状態を示している。これらの図において、キーレスエントリシステム携帯機(以下、単に携帯機という。)10は、分離可能な上ケース11と下ケース12(“上下”は図面に正対したときの上下に従う。)とからなる本体部13と、その本体部13に形成された開口14に差し込まれる(装着または内蔵ともいう。)メカニカルキー15とを備える。
上ケース11には、小穴16が形成されており、この小穴16からロック解除ボタン17が露出している。このロック解除ボタン17は、後でも詳しく説明するが、メカニカルキー15のロックを解除するための操作ボタンである。
図2は、メカニカルキー15のロック解除状態図である。この図に示すように、指先で図中の矢印イ方向にロック解除ボタン17をスライドさせることによってメカニカルキー15のロックを解除し、その状態で、本体部13から図中の矢印ロ方向にメカニカルキー15を引き抜くことができるようになっている。
図3は、メカニカルキー15の外観図である。この図において、メカニカルキー15は、指先で持ちやすい形状(たとえば、図示の例ではロの字形状)に成形された頭部18と、この頭部18に連続するプレート状の鍵部19とからなり、この鍵部19の根本部分(頭部18に近い部分)にロック用凹部20が形成されている。
図4は、ロック用凹部20の詳細図である。この図において、ロック用凹部20は、破線で示すメカニカルキー15の抜き差し方向線21と直交する方向に延在する凹部側第一平面22と、この凹部側第一平面22に連続して前記の抜き差し方向線21と並行する凹部側第二平面23と、この凹部側第二平面23に所定の角度α(αは90度を超える角度;つまり鈍角)で交差する凹部側斜面24とを有する。
図5は、携帯機10のロック機構25の外観図である。この図において、ロック機構25は、メカニカルキー15の前記ロック用凹部20を含むと共に、本体部13に内装されるインナーケース26に形成された台座27と、この台座27に一端を圧接したスプリング28と、このスプリング28の付勢力を受けてメカニカルキー15の抜き差し方向(図中の矢印ハ方向;図4の抜き差し方向線21参照)と直交する方向(図中の矢印ニ方向)に弾性的に移動するロックプレート29と、このロックプレート29の移動を案内する、インナーケース26に形成された二つの並行壁部30、31とを含んで構成されている。
ここで、ロックプレート29の上面には、前記のロック解除ボタン17が一体的に形成されており、このロック解除ボタン17を、スプリング28の付勢力に抗して動かすことにより、ロックプレート29とメカニカルキー15のロック用凹部20との係合を解除(つまり、ロックを解除)することができるようになっている。
ロックプレート29の素材には、硬く摩耗しにくいものを使用することが望ましく、たとえば、金属やガラス繊維入りのナイロン系樹脂などを用いることができる。
図6は、ロック機構25の平面図である。この図において、ロックプレート29は、前記のとおり、その上面にロック解除ボタン17を一体形成すると共に、さらに、その先端部の形状を以下のとおり形成している。すなわち、ロックプレート29は、その先端部に、メカニカルキー15のロック用凹部20の凹部側第一平面22に対向して配置されたプレート側斜面32及びそのプレート側斜面32に連続するプレート側第一平面33と、このプレート側第一平面33と略直角に交わるプレート側第二平面34と、このプレート側第二平面34に連続するプレート側曲面35とを形成して構成されている。
ここで、ロックプレート29は、本体部13にメカニカルキー15が内蔵される際、メカニカルキー15のロック用凹部20に対して、メカニカルキー15の抜き差し方向(図4の抜き差し方向線21参照)と略直交する方向から所定の付勢力を加えるための具体的構成要素である。また、このロックプレート29に形成されたプレート側斜面32は、前記所定の付勢力をメカニカルキー15のロック用凹部20に加える際に、ロック用凹部20と接するための具体的構成要素である。さらに、このロックプレート29に形成されたプレート側第一平面33は、メカニカルキー15を抜く方向に移動させる際、ロック用凹部20と接してメカニカルキー15の脱落を防止するための具体的構成要素である。したがって、前記のロックプレート29は発明の要旨に記載の「ロック用部材」に相当し、前記のロック用凹部20は発明の要旨に記載の「凹部」に相当し、プレート側斜面32は発明の要旨に記載の「第一の面」に相当し、プレート側第一平面33は発明の要旨に記載の「第二の面」に相当する。
なお、プレート側曲面35は、平面をごく僅か凸状に湾曲させた所定曲率の曲面であってもよいが、図示のような段階的な疑似曲面、すなわち、角度が若干異なる複数(図では二つ)の平面を連続させて形成した擬似的な曲面であってもよい。
プレート側斜面32とプレート側第一平面33の延長線とのなす角度βは、所定の鋭角、たとえば、35度程度が望ましいが、これに限定されず、その前後、たとえば、30度〜45度の範囲内から適宜に選択してもよい。適正な角度βは、ロックプレート29のストローク量や、メカニカルキー15の引き抜き荷重及びスプリング28のバネ力などを勘案して設定すればよい。たとえば、角度βを大き目に設定した場合、ロックプレート29のストロークを小さくしつつ、後述のガタツキ防止の効果を引き出せるが、半面で、メカニカルキー15の引き抜き荷重が低下するという不都合を招くので、この場合はスプリング28のバネ力を強くするなどの対策を講じればよく、一方、角度βを小さ目に設定した場合、後述のガタツキ防止の効果を引き出すには、ロックプレート29のストロークを大きくする必要があるが、半面、スプリング28のバネ力を弱くしてもメカニカルキー15の引き抜き荷重が低下しづらいというメリットがあるので、これらの条件を子細に検討して、適正な角度βを設定すればよい。
なお、プレート側斜面32は、図示のような“直線形状の面”に限定されない。たとえば、外側に若干膨らんだ凸面鏡のような形状であってもよく、あるいは、内側に若干窪んだ凸面鏡のような形状であってもよい。
ロックプレート29は、インナーケース26に形成された二つの並行壁部30、31に案内されて、且つ、スプリング28の付勢力を受けて図面の右方向に移動(ストローク)することが可能となっており、メカニカルキー15のロック状態においては、そのロックプレート29の先端部が、メカニカルキー15のロック用凹部20に所定の力(スプリング28の付勢力に相当する力)で圧入され、両者が係合することにより、メカニカルキー15をロックできるようになっている。
このロック状態において、メカニカルキー15のロック用凹部20の凹部側第一平面22の角部36は、ロックプレート29のプレート側斜面32に当接しているが、前記のとおり、「ロックプレート29は、インナーケース26に形成された二つの並行壁部30、31に案内されて、且つ、スプリング28の付勢力を受けて図面の右方向に移動(ストローク)することが可能となっている」のであるから、ロック用凹部20の凹部側第一平面22の角部36と、ロックプレート29のプレート側斜面32とは、スプリング28の付勢力に相当する所定の力で圧接しており、これにより、ロック状態にあるメカニカルキー15の「ガタツキ」を防止できるようになっている。
また、このロック状態において、メカニカルキー15に不本意な抜け力が働いたとき、前記のとおり、ロックプレート29には、スプリング28の付勢力が働いているので、当該抜け力がスプリング28の付勢力を上回ったときに、ロックプレート29が図面の左方向に移動し、最終的に、ロック用凹部20の凹部側第一平面22とロックプレート29のプレート側第一平面33とが当接して、それ以上、メカニカルキー15が抜け落ちることがなく、これにより、メカニカルキー15の確実な抜け止め対策が講じられる。
一方、意図的にメカニカルキー15を引き出すには、ロック解除ボタン17を指先等で操作してロックプレート29を強制的に図面左方向に移動させればよい。ロック用凹部20の凹部側第一平面22とロックプレート29のプレート側第一平面33との当接が解除され、ほとんど力をかけることなく、簡単にメカニカルキー15を引き出すことができる。
このように、本実施の形態のキーレスエントリー携帯機10においては、(a)メカニカルキー15に不本意な抜け力が働いたときには、ロック用凹部20の凹部側第一平面22とロックプレート29のプレート側第一平面33とが当接して、メカニカルキー15の抜け止め対策が講じられると共に、(b)意図的にメカニカルキー15を引き出す際には、ロック解除ボタン17を指先等で操作してロックプレート29を強制的に図面左方向に移動させるだけで、簡単にメカニカルキー15を引き出すことができるという効果が得られる。
加えて、(c)ロックプレート29の先端部にプレート側曲面35を形成しているので、メカニカルキー15を本体部13に装着する際には、このプレート側曲面35とメカニカルキー15との当接によってロックプレート29を図面左方向に移動させながら、メカニカルキー15を装着することができ、その際の装着力を、スプリング28の付勢力を若干上回る程度の小さな力とすることができるという効果が得られる。
したがって、本実施の形態によれば、以上の効果(a)〜(c)により、メカニカルキー15装着時の差し込み力を小さくしつつ、メカニカルキー15の確実な抜け止め対策を講じたキーレスエントリシステム携帯機10を提供することができる。
ここで、ロックプレート29のプレート側斜面32は、以上の効果(a)〜(c)に関与しない。つまり、以上の効果(a)〜(c)を得るだけであれば、プレート側斜面32は不要である。このプレート側斜面32の存在理由は、メカニカルキー15の加工誤差や、ロック機構25を含む本体部13の加工誤差に伴うガタツキの防止にある。このことを理解するために、便宜的にプレート側斜面32を有さないロックプレート29を考えてみる。すなわち、その先端部に、プレート側第一平面33、プレート側第二平面34及びプレート側曲面35のみを形成したロックプレート29を想定する。このようなロックプレート29の場合、プレート側第一平面33を有しているのでメカニカルキー15の抜け止め対策には不都合を生じず、また、プレート側曲面35を有しているのでメカニカルキー15の差し込み(本体部13への装着)にも支障を生じない。
しかしながら、たとえば、メカニカルキー15の加工誤差により、メカニカルキー15のロック用凹部20が大きめに形成されていた場合は、ロック用凹部20の凹部側第一平面22とロックプレート29のプレート側第一平面33との間に当該加工誤差に伴う若干の隙間が生じ、この隙間により、装着されたメカニカルキー15にガタツキが発生してしまう。このようなガタツキは、いわば「安っぽい」質感をユーザに与えるので、是非とも解決しなければならない技術課題である。
ロックプレート29のプレート側斜面32は、上記のガタツキを抑えるための要素である。すなわち、メカニカルキー15の加工誤差や、ロック機構25を含む本体部13の加工誤差があったとしても、前記のとおり、「ロックプレート29は、インナーケース26に形成された二つの並行壁部30、31に案内されて、且つ、スプリング28の付勢力を受けて図面の右方向に移動(ストローク)することが可能となっている」のであるから、ロックプレート29のプレート側斜面32とロック用凹部20の凹部側第一平面22の角部36とが所定の力(スプリング28の付勢力に相当する力)で圧接し、これにより、ロック状態にあるメカニカルキー15が本体部13の内壁面に強く押し付けられる結果、ロック状態にあるメカニカルキー15の「ガタツキ」を防止でき、前記の技術課題を解決できるのである。
ここで、メカニカルキー15の加工誤差や、ロック機構を含む本体部13の加工誤差は一定でなく、所定のバラツキがあるが、かかる加工誤差のバラツキは、ロック部材24のプレート側斜面32を“斜面”としたことにより、吸収することができる。たとえば、図6において、メカニカルキー15のロック用凹部20が小さめに形成されていた場合は、ロック用凹部20の凹部側第一平面22の角部36がロックプレート29のプレート側斜面32に沿って図中右側方向(プレート側第一平面33の方向)に移動し、一方、メカニカルキー15のロック用凹部20が大きめに形成されていた場合は、ロック用凹部20の凹部側第一平面22の角部36がロックプレート29のプレート側斜面32に沿って図中左側方向(プレート側第一平面33と反対方向)に移動するが、いずれの場合においても、ロック用凹部20の凹部側第一平面22の角部36がロックプレート29のプレート側斜面32の上に位置している限り、ロックプレート29の先端部で、ロック状態にあるメカニカルキー15を本体部13の内壁面に強く押し付け続けることができ、ロック状態にあるメカニカルキー15の「ガタツキ」を支障なく防止することができる。
図7は、ロックプレート29のストロークを示す図であり、(a)はキーロック状態を、また、(b)はロック解除状態を示している。なお、この図において、本件発明と直接関係しない具体的構成要素の説明は割愛するが、たとえば、インナーケース26の下側には、ボタン電池37や電池収容ケース38、電子基板39及び防水シール40などが実装されている。
(a)において、メカニカルキー15がロック状態にあるときのロック解除ボタン17の位置を便宜的に破線41で示すことにする。このとき、スプリング28は伸張状態にあり、このスプリング28のバネ力によって、ロックプレート29が図面左方向に付勢され、ロックプレート29の先端部がメカニカルキー15のロック用凹部20に係止している結果、メカニカルキー15の抜け止めが図られている。さらに、このロック状態においては、ロックプレート29の図面左方向への付勢によって、メカニカルキー15が同方向に押し付けられているので、メカニカルキー15のガタツキも防止されている。
一方、(b)に示すように、ロック解除ボタン17を図面右方向にスライドさせると、メカニカルキー15のロックが解除され、メカニカルキー15を本体部13から引き抜くことができるようになる。このときのロック解除ボタン17の位置を便宜的に破線42で示すことにする。このとき、スプリング28は圧縮状態とされ、これにより、ロックプレート29が図面右方向に移動する。したがって、ロックプレート29の先端部とメカニカルキー15のロック用凹部20との係合が解除され、メカニカルキー15を本体部13から引き抜くことができるようになる。
ここで、ロック解除ボタン17の移動量、つまり、ロックプレート29のストロークは、破線41と破線42の線間距離になる。このストロークは、メカニカルキー15のロック用凹部20の大きさによって決まり、一概には言えないが、たとえば、2mm程度とすることができる。
なお、本実施の形態においては、メカニカルキー15の「ガタツキ」を防止するために、ロックプレート29により、メカニカルキー15を“横方向”(図5の矢印ニ方向)から所定の力で押し付けているが、これに限定されない。要は、メカニカルキー15の抜き差し方向(図5の矢印ハ方向;図4の抜き差し方向線21参照)と直交する方向に、ロックプレート29の押し付け力を作用させればよく、たとえば、メカニカルキー15の鍵部19の面厚方向に、その押し付け力を作用させる構造にしてもよい。
実施の形態に係るキーレスエントリシステム携帯機の外観図である。 メカニカルキー15のロック解除状態図である。 メカニカルキー15の外観図である。 ロック用凹部20の詳細図である。 携帯機10のロック機構25の外観図である。 ロック機構25の平面図である。 ロックプレート29のストロークを示す図である。 従来のキーレスエントリシステム携帯機を示す図である。
符号の説明
10 携帯機(キーレスエントリシステム携帯機)
13 本体部
15 メカニカルキー
20 ロック用凹部(凹部)
29 ロックプレート(ロック用部材)
32 プレート側斜面(第一の面)
33 プレート側第一平面(第二の面)

Claims (1)

  1. 本体部と、
    前記本体部に着脱可能に内蔵されるメカニカルキーとを有するキーレスエントリシステム携帯機において、
    前記メカニカルキーに凹部を形成し、
    前記本体部に前記メカニカルキーが内蔵される際、前記凹部に対して、前記メカニカルキーの抜き差し方向と略直交する方向から所定の付勢力を加えるロック用部材を備え、
    前記ロック用部材は、前記所定の付勢力を前記メカニカルキーの前記凹部に加える際に前記凹部と接する第一の面と、
    前記メカニカルキーを抜く方向に移動させる際に前記凹部と接して前記メカニカルキーの脱落を防止する第二の面と
    を少なくとも備えたことを特徴とする、キーレスエントリシステム携帯機。
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