JP2009220906A - エレベータシステムの群管理制御装置 - Google Patents

エレベータシステムの群管理制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の利便性に対する影響を最小限に抑制した状態で、真に必要なときのみ省電力運転を実施できる。
【解決手段】新規の乗場呼びが生じる毎に、過去の同一時間帯の次の時間帯の運行データから作成した予測値と、現在時点における運行データの現在値とを作成して、両者が共に規定値を超える場合に、省電力運転20を実行する。
さらに、この省電力運転が実行中において、各エレベータを力行グループ23と回生グループ24とにグループ分けする。そして、各グループにおける乗場呼びに対する応答の各指標E1,E2を求め、両者の差が一定限度以内のとき、回生運転のグループのなかのエレベータに乗場呼びを割付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、一つの建屋に複数台のエレベータが組込まれたエレベータシステムに係わり、特に、各階で生じた乗場呼びを最適のエレベータに割付けるエレベータシステムの群管理制御装置に関する。
大規模ビル等のように、一つの建屋に複数台のエレベータが組込まれたエレベータシステムにおいては、例えば、1日単位で考えると、24時間均等にエレベータが利用されることはなく、朝の出勤時間帯、昼の食事時間帯、夕刻の退勤時間帯は利用率が高いが、その他時間帯は利用率が低い。1週間単位で見ても、月〜金は利用率が高く、週末(土、日)は利用率が低い。
このように時間帯毎(曜日毎)に利用率が大きく変動する複数のエレベータからなるエレベータシステムの電力消費量を抑制する種々の手法が提唱されている。
最初に、各階の乗場(エレベータホール)に設けられた乗場呼び登録装置に対する利用者の押し釦操作で生じる自己階を指定した「乗場呼び(ホール呼び)」に対する多くの実績データを学習して、各乗場呼びに対する平均未応答時間(利用者の待ち時間)を事前に求めておく。そして、新規に同一条件の乗場呼び発生した場合に、平均未応答時間が閾値を下回った場合に省電力運転を行う。
この省電力運転時には、エレベータ起動時の消費電力に着目して「ある乗場呼びに対して走行状態のエレベータと停止状態のエレベータとがある場合、エレベータ間の応答に対する評価(応答時間)が一定値以内であれば走行状態のエレベータに乗場呼びを割付ける。
次の、特許文献1に記載された手法においては、エレベータの利用客が乗車した状態のエレベータの「かご」重量と釣合錘とがバランスした「上昇交通流」、かごが釣合錘を上回っている「下方交通流」、かごが釣合錘を下回っている「平常交通流」を定義して、現在がどの交通流であるかを判定して、待機エレベータの稼働、出発時間間隔の延長等の対策を実行する。
さらに、特許文献2に記載された手法においては、発生した乗場呼びに対してかごを割当てるに際して、乗場呼びの発生階までの移動距離、停止回数、の他にエレベータの駆動用電動機の損失電力を割当評価に組込むことによって、損失電力の大きい駆動用電動機のエレベータの稼働を抑制している。
特開平9−227033号公報 特公平1−14149号公報
しかしながら上述した電力消費を抑制する各手法はまだ改良すべき次のような課題があった。
すなわち、最初に記載した従来の技術では、平均未応答時間だけで省電力運転の実行、不実行を判断しているので、片寄った需要が発生した場合においては、たとえ、利用客が少ない閑散時間帯であるにもかかわらず省電力運転を開始できない場合がある。
また、特許文献1の手法においては、上昇交通流、下方交通流のパターン毎に割付け方法を変化させるので、上昇交通流量と下方交通流量とが均衡している場合には平常交通流と同様の判断となり省電力効果を得ることができない。
さらに、特許文献2においては、通常運転時においても省電力による割当評価を加えることで、常に、ある程度は乗場呼びに応答するまで長い待ち時間となることを利用者に許容してもらう必要があり、利便性が損なわれる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、過去の実績データに基づく予測値と乗場呼び発生時に検出した現在値とに基づいて省電力運転の実行、不実行を判定することによって、真に必要な時のみ省電力運転が実施でき、利用者の利便性を損なうことなく維持管理費を節減できるエレベータシステムの群管理制御装置を提供することを喪鼓笛とする。
上記課題を解消するために、本発明は、複数の階をサービスする複数台のエレベータが組込まれ、各階で生じた乗場呼びを最適のエレベータに割付けるエレベータシステムの群管理制御装置において、一定期間単位内の各時間帯で生じた、各階の乗場呼び、かご呼び、及びかご内荷重を含む過去の運行データを記憶する運行データメモリと、新規の乗場呼びが生じる毎に、運行データメモリから現在時刻以降に対応する時間帯で生じた運行データから予測値を作成する運行予測手段と、新規の乗場呼びが生じる毎に、現在時点における各階の乗場呼び、かご呼び、及びかご内荷重を含む運行データの現在値を検出する現在運行データ検出手段と、運行データの現在値と予測値とに基づいて省電力運転の実行、不実行を判定する判定手段と、この判定手段により省電力運転実行が判断されたとき、乗場呼びを割付けた場合の各エレベータが力行運転するか回生運転するかを判断してグループ分けするグループ分け手段と、各グループにおける乗場呼びに対する応答の各指標を求め、両者の差が一定限度以内のとき、回生運転のグループのなかのエレベータに乗場呼びを割付ける省電力割付け手段とを備えている。
また、別の発明は、複数の階をサービスする複数台のエレベータが組込まれ、各階で生じた乗場呼びを最適のエレベータに割付けるエレベータシステムの群管理制御装置において、一定期間単位内の各時間帯で生じた、全部のエレベータの電動機が消費した過去実績の消費電力データを記憶する消費電力データメモリと、新規の乗場呼びが生じる毎に、消費電力データメモリから現在時刻以降に対応する時間帯で生じた消費電力データから予測値を作成する電力予測手段と、新規の乗場呼びが生じる毎に、現在時点における全部のエレベータの電動機が消費している消費電力データの現在値を検出する現在消費電力データ検出手段と、消費電力データの現在値と予測値とに基づいて省電力運転の実行、不実行を判定する判定手段と、この判定手段により省電力運転実行が判断されたとき、乗場呼びを割付けた場合の各エレベータが力行運転するか回生運転するかを判断してグループ分けするグループ分け手段と、各グループにおける乗場呼びに対する応答の各指標を求め、両者の差が一定限度以内のとき、回生運転のグループのなかのエレベータに乗場呼びを割付ける省電力割付け手段とを備えている。
さらに、別の発明においては、上記発明のエレベータシステムの群管理制御装置に対して、さらに、エレベータを無方向で戸閉待機させる階を、新規に発生するできるだけ多くの乗場呼びに対して、回生運転で応答できる階に設定する待機階設定手段を備えている。
さらに、別の発明においては、上記発明のエレベータシステムの群管理制御装置に対して、省電力割付け手段で乗場呼びが割付けられたエレベータの各階の乗場に、省電力運転中を利用者に報知する運転案内装置を備えている。
本発明においては、過去の実績データに基づく予測値と乗場呼び発生時に検出した現在値とに基づいて省電力運転の実行、不実行を判定することによって、真に必要な時のみ省電力運転が実施でき、利用者の利便性を損なうことなく維持管理費を節減できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態の群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図である。
この第1実施形態のエレベータシステムは、大きく分けて、複数のエレベータ1a、1b。1cと1つの群管理制御装置2とで構成されている。各レベータ1a〜1cにおいては、図示しない建屋の昇降路の上部に設けられた駆動部3内に組込まれた電動機4に懸架された主ロープの一端に利用客が搭乗するかご5が吊り下げられ、他端に釣合錘6が取付けられている。
このかご5内にはこのかご5に乗込んだ利用客が自己の行き先階を指定するためのかご呼び登録装置7が取付けられている。このかご呼び登録装置7にて操作指定された行き先階を指定した「かご呼び」は単体制御部8へ入力される。さらに、この実施形態のかご5にはこのかご5内の荷重を検出するための荷重計9が取付けられている。荷重計9で測定された荷重は単体制御部8へ送出される。
さらに、建屋の各階の乗場(エレベータホール)には、利用客がエレベータのかご5をこの階へ呼ぶための乗場呼び登録装置10が設けられている。この乗場呼び登録装置10には、図2に示すように上下の呼び釦11a、11b、かご5の現在位置表示器12、エレベータが省電力運転中であることをエレベータが到着するのを待っている利用客に知らせるための表示器13が設けられている。この乗場呼び登録装置10にて操作指定された自己階を指定した「乗場呼び」は単体制御部8へ入力される。
単体制御部8は、かご呼び登録装置7から入力されたかご呼びを自己エレベータ(自己のかご5)に割付けると共に、駆動部3を介してかご5を割付られた階へ移動させる。さらに、単体制御部8は乗場呼び登録装置10から入力された乗場呼びを群管理制御装置2へ転送する。また、単体制御部8は群管理制御装置2から自己エレベータ(自己のかご5)に割付られた乗り場呼びが指定する階にかご5を移動させる。さらに、単体制御部8は荷重計9で測定されたかご5の荷重を群管理制御装置2へ転送する。
例えば、コンピュータで構成された群管理制御装置2内には、運行データメモリ14、時計回路15、運行予測部16、現在運行データ検出部17、省電力運転開始判定部18、通常運転部19、省電力運転部20、割付評価値算出部21が設けられている。
運行データメモリ14内には、例えば、1日、24時間等の一定期間単位内の各時間帯で生じた、各階の乗場呼び、かご呼び、及びかご内荷重を含む過去の統計処理された運行データが記憶保持されている。
具体的には、図3(a)に示す、例えば10分等の時間帯毎の各乗場からどの階へ何人移動したを示す利用客移動テーブル14aが形成されている。この利用客移動テーブル14aの乗込み階における各階の降車人数を合計することにより、当該乗込み階から乗り込んだ人数(該当階の乗場呼び発生数)の統計値が特定できる。例えば、1階では、上向きの乗場呼び回数が「15」であり、2階では、上向きの乗場呼び回数が「4」であり、下向きの乗場呼び回数が「2」である。なお、図3(b)に各階の乗場呼びの発生個数の分布を示す。
また、かご呼びについては、同一降車階の各人数を加算することにより、各階を指定したかご呼びの発生数が特定できる。例えば4階を指定したかご呼びの発生回数は「14」である。
さらに、運行データメモリ14には各時間帯におけるエレベータ1a〜1cの平均かご内荷重も記憶されている。
運行予測部16は、各エレベータ1a〜1cの単体制御部8から乗場呼びが入力されると、時計回路15の現在時刻を読取り、運行データメモリ14に記憶された現在時刻に対応する時間帯の次の時間帯の運行データを読取る。具体的には各乗場呼び、各かご呼び、かご内荷重を読取り、これらを予測値として省電力運転開始判定部18へ送出する。
現在運行データ検出部17は、各エレベータ1a〜1cの単体制御部8から乗場呼びが入力されると、各エレベータ1a〜1cの単体制御部8から現在時点で入力されて未応答の各乗場呼び、各かご呼び、各かご内荷重を運行データの現在値として読取り、省電力運転開始判定部18へ送出する。
省電力運転開始判定部18は、入力された運行データの予測値と、運行データの現在値とに基づいて、「省電力運転」を実行するのか、「通常運転」を継続するのかを判断する。そして、「通常運転」を継続する場合は、通常運転部19を起動し、「省電力運転」を実行する場合は、省電力運転部20を起動する。
具体的には、予測値に含まれる各乗場呼び、各かご呼び、かご内荷重を、それぞれ電力消費に関する重付けして加算した需要予測値と、現在値に含まれる各乗り場呼び、各かご呼び、かご内荷重を、それぞれ電力消費に関する重付けして加算した需要現在値とを算出する。
そして、需要予測値と需要現在値とが共に予め設定されている基準値を超えた時で、かつ、今回の乗場呼びに対する待ち時間が予め定められた基準時間より短い場合のみ省電力運転部20を起動し、その他の場合は、通常運転部19を起動する。
また、現在の運行データの各乗場呼び、各かご呼び、かご内荷重の各値が極端に片寄っていた場合(正規分布と大きく離れている)は、省電力運転部20を起動する。
通常運転部19は、割付評価値算出部21において算出した、今回の乗場呼びを割付けたと仮定した場合の各エレベータ1a〜1cにおける乗場呼びの発生階に到達するまでの待ち時間(未応答時間)を取り込んで、この待ち時間(未応答時間)が最短のエレベータ1a〜1cに割付ける。そして、今回の乗場呼びを割付けたエレベータ1a〜1cに今回の乗場呼びを割付けたことを通知する。
乗場呼びが割付けられたエレベータ1a〜1cの単体制御部8は、自己のエレベータに既に割付けられて呼びに今回の呼びを加算して、エレベータのかご5を各呼びの指定階へ順次移動させる。
小電力運転部20においては、グループ分け部22が、今回の乗場呼びを割付けた場合の各エレベータが力行運転するか回生運転するかを判断して、力行グループ23と回生グループ24とにグループ分けする。具体的には、各エレベータのかご5の荷重計9で計測されている乗客数に対応するかご内荷重にかご5自体の重量を加算したかご総重量が、釣合錘6との関係と、かご5の移動方向との関係によって、今回の乗場呼びを割付けた場合の各エレベータが、重力にて移動する場合は、駆動部3の電動機4は発電機として動作する。発電機として動作すれば、消費電力は大幅に低下する。この条件を満たすエレベータを回生グループ36に振り分ける。その他は力行グループ23に振り分ける。
次に、呼び割付部25は、力行グループ23における今回の乗場呼びを割付けたと仮定した場合の各エレベータの待ち時間(応答の指標値)を求め最短の待ち時間E1のエレベータを定める。同様に、回生グループ24における今回の乗場呼びを割り付けたと仮定した場合の各エレベータの待ち時間(応答の指標値)を求め最短の待ち時間E2のエレベータを定める。
そして、再生グループ24の最短の待ち時間E2が力行グループ23の最短の待ち時間E1より短い時、及び力行グループ23の最短の待ち時間と回生グループ24の最短の待ち時間との差が一定基準ES以内のとき(|E1(力行)―E2(再生)|≦ES(基準値))には、回生グループ24の最短の待ち時間のエレベータに乗場呼びを割付ける。その他の場合は、力行グループ23の最短の待ち時間のエレベータに乗場呼びを割付ける。
案内部26は、省電力運転部20が稼働中に、各階の乗場呼び登録装置10の表示器13に、図2に示すように、省電力運転中の案内を表示する。
さらに、エレベータを無方向で戸閉待機させる階を、新規に発生するできるだけ多くの乗場呼びに対して、回生運転で応答できる階に設定している。
図4は、このように構成された群管理制御装置2の全体動作を示す流れ図である。新規の乗場呼びが入力されると(ステップS1)、時計回路15から現在時刻を読取り(S2)、運行データメモリ14に記憶された現在時刻に対応する時間帯の次の時間帯の運行データを読取る(S3)。そして、この読取った運行データから需要予測値を算出する(S4)。また、同時に、各エレベータ1a〜1cの単体制御部8から現在時点で入力されて未応答の運行データの現在値を検出し(S5)、需要現在値を算出する(S6)。
そして、需要予測値と需要現在値とが共に予め設定されている基準値を超えた時で(S7,S8)、かつ、現在の運行データが正規分布していなくて(S9)、さらに、今回の乗場呼びに対する待ち時間が予め定められた基準時間より短い場合(S10、S11),のみ図6に示す省電力運転処理を実行し(S12)、その他の場合は、図5に示す通常運転処理を実行する(S13)。
図5に示す通常運転処理が開始されると、エレベータの各号機(各エレベータ)の単体制御部8から、各エレベータに割付け済みの各呼びを読取る(ステップQ1)。今回の乗場呼びを割付けたと仮定した場合の各エレベータ1a〜1cにおける乗場呼びの発生階に到達するまでの待ち時間(未応答時間)を算出する(Q2)。そして、今回の乗場呼びをこの待ち時間(未応答時間)が最短のエレベータ1a〜1cに割付ける(Q3)。そして、今回の乗場呼びを割付けたエレベータ1a〜1cに今回の乗場呼びを割付けたことを通知する(Q4)。
図6に示す回生運転処理が開始されると、各号機(各エレベータ)のかご5の現在位置(階)を読取り(ステップR1)、今回の乗場呼び発生階へ各かごを移動させる場合の電動機4の運転動作(力行、回生)を判定する(R2)。そして、各エレベータを力行グループ23と回生グループ24とにグループ分けする(R3)。次に、力行グループ23と回生グループ24とにおける最短待ち時間E1(力行)、E2(再生)を算出する(R4)。そして、主に、
1(力行)>E2(再生)、
|E1(力行)―E2(再生)|≦ES(基準値)
の2つの条件を満たしたときに(R5)、回生グループ24の最短の待ち時間E2の号機(エレベータ)に乗場呼びを割付ける(R6)。その他の場合は、力行グループ23の最短の待ち時間E1の号機(エレベータ)に乗場呼びを割付ける(R7)。
このように構成された第1実施形態のエレベータの群管理制御装置においては、過去の運行データから得られる需要予測値と、現在の運行データから得られる需要現在値とが共に予め設定されている基準値を超えた時のみ、省電力運転を実施している。したがって、真に必要な時のみ省電力運転が実施でき、和用者の利便性を損なうことなく維持管理費を節減できる。
さらに、省電力運転部20が稼働中に、各階の乗場呼び登録装置10の表示器13に、図2に示すように、省電力運転中の案内を表示する。したがって、各階の乗場でエレベータの到着待っている利用客に対するサービスをより一層向上できる。例えば、力行グループ23のエレベータが呼び発生階の近傍にいたとしても、回生グループ24の遠くにいるエレベータが応答することがある。
(第2実施形態)
図7は本発明の第2実施形態の群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図である。図1に示す第1実施形態のエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態のエレベータシステムの群管理制御装置2a内には、第1実施形態の運行データメモリ14の代わりに消費電力データメモリ27が設けられ、現在運行データ検出部17の代わりに、現在消費電力検出部28が設けられている。
消費電力データメモリ27内には、図8に示すように、例えば、1日、24時間等の一定期間単位内の各時間帯で生じた、全部のエレベータ1a、1b、1cの電動機4が消費した過去の消費電力データが記憶保持されている。
運行予測部16は、各エレベータ1a〜1cの単体制御部8から乗場呼びが入力されると、時計回路15の現在時刻を読取り、消費電力データメモリ27に記憶された現在時刻に対応する時間帯の次の時間帯の消費電力を読取り、予測値として省電力運転開始判定部18aへ送出する。
また、現在消費電力検出部28は、各エレベータ1a〜1cの単体制御部8から乗場呼びが入力されると、各エレベータ1a〜1cの単体制御部8から現在時点における駆動部3の電動機4の消費電力を検出して、全部のエレベータに亘って加算し、合計の消費電力を消費電力の現在値として、省電力運転開始判定部18aへ送出する。
省電力運転開始判定部18aは、入力された消費電力の予測値と、消費電力の現在値とに基づいて、「省電力運転」を実行するのか、「通常運転」を継続するのかを判断する。そして、「通常運転」を継続する場合は、通常運転部19を起動し、「省電力運転」を実行する場合は、通常運転部19を起動する。
具体的には、消費電力の予測値と、消費電力の現在値とが共に予め設定されている基準値を超えたときのみ省電力運転部20を起動し、その他の場合は、通常運転部19を起動する。
その他の各部の動作は第1実施形態とほぼ同じである。
図9は、このように構成された第2実施形態の群管理制御装置2aの全体動作を示す流れ図である。新規の乗場呼びが入力されると(ステップU1)、時計回路15から現在時刻を読取り(U2)、消費電力データメモリ27に記憶された現在時刻に対応する時間帯の次の時間帯の消費電力を予測値として読取る(U3)。また、同時に、各エレベータ1a〜1cの単体制御部8から現在時点における全部の電動機4の消費電力を現在値として検出する(U4)。
そして、予測値と在値とが共に予め設定されている基準値を超えた時に(U5、U6),図6に示す省電力運転処理を実行し(U7)、その他の場合は、図5に示す通常運転処理を実行する(U8)。
なお、省電力運転処理、及び通常運転処理は図5、図6に示す第1実施形態とほぼ同じであるので説明を省略する。
このように構成された第2実施形態のエレベータの群管理制御装置においても、先に説明した第1実施形態のエレベータの群管理制御装置とほぼ同じ作用効果を奏することができる。さらに、この第2実施形態においては、電動機4の消費電力で直接、省電力運転処理の実行、不実行を制御しているので、消費電力の節減効果をさらに向上できる。
本発明の第1実施形態に係わるエレベータシステムの群管理制御装置の概略構成図 同エレベータシステムの乗場呼び登録装置の外観図 同群管理制御装置内に形成された運行データメモリの記憶内容を示す図 同群管理制御装置の全体動作を示す流れ図 同群管理制御装置の通常運転動作を示す流れ図 同群管理制御装置の省電力運転動作を示す流れ図 本発明の第2実施形態に係わるエレベータシステムの群管理制御装置の概略構成図 同群管理制御装置内に形成された消費電力データメモリの記憶内容を示す図 同群管理制御装置の全体動作を示す流れ図
符号の説明
1a,1b,1c…エレベータ、2,2a…群管理制御装置、3…駆動部、4…電動機、5…かご、6…釣合錘、7…かご呼び登録装置、8…単体制御部、9…荷重計、10…乗場呼び登録装置、13…表示器、14…運行データメモリ、15…時計回路、16…運行予測部、17…現在運行データ検出部、18,18a…省電力運転開始判定部、19…通常運転部、20…省電力運転部、21…割付評価値算出部、22…グループ分け部、23…力行グループ、24…回生グループ、25…呼び割付処理部、26…案内部、27…消費電力メモリ、28…現在消費電力検出部

Claims (4)

  1. 複数の階をサービスする複数台のエレベータが組込まれ、各階で生じた乗場呼びを最適のエレベータに割付けるエレベータシステムの群管理制御装置において、
    一定期間単位内の各時間帯で生じた、各階の乗場呼び、かご呼び、及びかご内荷重を含む過去の運行データを記憶する運行データメモリと、
    新規の乗場呼びが生じる毎に、前記運行データメモリから現在時刻以降に対応する時間帯で生じた運行データから予測値を作成する運行予測手段と、
    前記新規の乗場呼びが生じる毎に、現在時点における各階の乗場呼び、かご呼び、及びかご内荷重を含む運行データの現在値を検出する現在運行データ検出手段と、
    前記運行データの現在値と予測値とに基づいて省電力運転の実行、不実行を判定する判定手段と、
    この判定手段により省電力運転実行が判断されたとき、前記乗場呼びを割付けた場合の各エレベータが力行運転するか回生運転するかを判断してグループ分けするグループ分け手段と、
    各グループにおける前記乗場呼びに対する応答の各指標を求め、両者の差が一定限度以内のとき、前記回生運転のグループのなかのエレベータに前記乗場呼びを割付ける省電力割付け手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータシステムの群管理制御装置。
  2. 複数の階をサービスする複数台のエレベータが組込まれ、各階で生じた乗場呼びを最適のエレベータに割付けるエレベータシステムの群管理制御装置において、
    一定期間単位内の各時間帯で生じた、全部のエレベータの電動機が消費した過去の消費電力データを記憶する消費電力データメモリと、
    新規の乗場呼びが生じる毎に、前記消費電力データメモリから現在時刻以降に対応する時間帯で生じた消費電力データから予測値を作成する電力予測手段と、
    前記新規の乗場呼びが生じる毎に、現在時点における全部のエレベータの電動機が消費している消費電力データの現在値を検出する現在消費電力データ検出手段と、
    前記消費電力データの現在値と予測値とに基づいて省電力運転の実行、不実行を判定する判定手段と、
    この判定手段により省電力運転実行が判断されたとき、前記乗場呼びを割付けた場合の各エレベータが力行運転するか回生運転するかを判断してグループ分けするグループ分け手段と、
    各グループにおける前記乗場呼びに対する応答の各指標を求め、両者の差が一定限度以内のとき、前記回生運転のグループのなかのエレベータに前記乗場呼びを割付ける省電力割付け手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータシステムの群管理制御装置。
  3. エレベータを無方向で戸閉待機させる階を、新規に発生するできるだけ多くの乗場呼びに対して、回生運転で応答できる階に設定する待機階設定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータシステムの群管理制御装置。
  4. 前記省電力割付け手段で乗場呼びが割付けられたエレベータの各階の乗場に、省電力運転中を利用者に報知する運転案内装置を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のエレベータシステムの群管理制御装置。
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