JP2009219768A - 画像計測装置、医用画像システム及びプログラム - Google Patents

画像計測装置、医用画像システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】脊椎画像のコブ角の計測における操作性を向上させるとともに、誤診を防止する。
【解決手段】複数の湾曲部が存在する脊椎を示す脊椎画像を表示部のモニタ画面に表示させ、操作部からの操作に基づいて、モニタ画面に表示された脊椎画像の複数の湾曲部のそれぞれの上位終椎の軸方向上端及び下位終椎の軸方向下端に沿って補助線を描画する。その際、モニタ画面に表示された脊椎画像の脊椎の延在方向のうち、頭尾方向に沿う順序でのみ各補助線の描画を許可する。そして、描画された各補助線の描画順(頭尾方向)において相隣る二つの補助線同士が互いになす角度をコブ角として計測する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像計測装置、医用画像システム及びプログラムに関する。
従来、整形外科等の医療分野の診断において、X線等の放射線により患者を撮影した画像が用いられている。医師は、フィルムに出力した放射線画像を観察読影するとともに、診断に用いる数値や角度を得るために放射線画像上に計測すべき位置を赤鉛筆等でマーキングし、定規や分度器等の計測器具を用いてマーキングされた位置の距離や角度等を計測する。
近年、医療分野においてもデジタル化が進み、病院内で生成される放射線画像は、ほとんどがデジタル画像としてワークステーション又はPACS(Picture Archiving and Communication System)で保存されている。デジタル画像の場合、画像をモニタ画面上に表示させ、この画面上で計測に用いる線(以下、補助線という。)を手動又は自動で指定することによって、距離や角度等の計測を自動化したり、一度引いた補助線を移動したりすることができるため、医師や放射線技師等の計測に要する負担を大幅に軽減させることが可能となった。
例えば、側弯症の診断には、コブ角が用いられる。側弯症とは、脊柱が側方へ曲がる病気である。高度の側弯では、胸郭が著しく変形し、そのため肺の機能が低下する。コブ角が25度未満の場合は3か月毎の経過観察、25〜40度の場合は装具療法が必要で季節休暇毎の観察、50〜60度以上の場合は手術療法等、コブ角が治療の目安となる。
コブ角とは、脊椎において側弯を示している部分(湾曲部)の上下端にある終椎(傾斜角の最も大きな椎体)の上位終椎の上面と下位終椎の下面のなす角をいう。具体的には、脊椎を撮影した画像をモニタ画面に表示させ、モニタ画面上で湾曲部の上位終椎の軸方向上端及び下位終椎の軸方向下端に沿って補助線を引き、二つの補助線のなす角度を計測する。
図11に示すように、脊椎において湾曲部が二つある場合には、各湾曲部を人体の頭から足に向かう方向(以下、頭尾方向という。)に順に第一カーブ、第二カーブという。第一カーブのコブ角aは、第一カーブの上位終椎の軸方向上端に沿って引かれた補助線L1と第一カーブの下位終椎の軸方向下端に沿って引かれた補助線L2とのなす角度である。第二カーブのコブ角bは、第二カーブの上位終椎の軸方向上端に沿って引かれた補助線L2(第一カーブの下位終椎の軸方向下端に沿って引かれた線と一致)と第二カーブの下位終椎の軸方向下端に沿って引かれた補助線L3とのなす角度である。
図12に示すように、脊椎において湾曲部が三つある場合には、各湾曲部を頭尾方向に順に第一カーブ、第二カーブ、第三カーブという。第一カーブのコブ角cは、第一カーブの上位終椎の軸方向上端に沿って引かれた補助線L4と第一カーブの下位終椎の軸方向下端に沿って引かれた補助線L5とのなす角度である。第二カーブのコブ角dは、第二カーブの上位終椎の軸方向上端に沿って引かれた補助線L5(第一カーブの下位終椎の軸方向下端に沿って引かれた線と一致)と第二カーブの下位終椎の軸方向下端に沿って引かれた補助線L6とのなす角度である。第三カーブのコブ角eは、第三カーブの上位終椎の軸方向上端に沿って引かれた補助線L6(第二カーブの下位終椎の軸方向下端に沿って引かれた線と一致)と第三カーブの下位終椎の軸方向下端に沿って引かれた補助線L7とのなす角度である。
コブ角等の角度を計測する場合には、角度を形成する2直線の位置を指定する必要がある。描画した2直線の位置を後から調整する際に、一対(ペア)でのみ調整を許可することとすると、一方の直線だけを引き直したり、移動させたりすることができない。そこで、表示部に表示された医用画像上に複数の直線を描画し、描画した2本の直線間の角度を計測する画像計測装置において、描画された各直線を独立して変更・編集・削除することができる技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−192104号公報
しかし、現在使用されている計測機能のほとんどは、補助線を描画する順序によって角度の計測に用いるべき二つの補助線を決定している。例えば、脊椎画像において湾曲部が二つある場合、1番目に描画した補助線と2番目に描画した補助線とのなす角度を第一カーブのコブ角として計測し、2番目に描画した補助線と3番目に描画した補助線とのなす角度を第二カーブのコブ角として計測している。
例えば、図13に示すように、ユーザが第一カーブの上位終椎の軸方向上端に沿って1番目に補助線L8を引き、第二カーブの下位終椎の軸方向下端に沿って2番目に補助線L9を引き、第一カーブの下位終椎の軸方向下端(第二カーブの上位終椎の軸方向上端)に沿って3番目に補助線L10を引いた場合であっても、補助線L8と補助線L9とのなす角度を第一カーブのコブ角として計測し、補助線L9と補助線L10とのなす角度を第二カーブのコブ角として計測してしまうという問題があった。ユーザは、第一カーブのコブ角として計測された値が補助線L8と補助線L10とのなす角度を示していると認識しているため、診断を誤るおそれがあった。また、通常のPACSでは前回の画像処理条件を記憶しているため、補助線L8,L9,L10を引く一連の操作が行われ、画像処理条件が保存された後、別の者が画像を閲覧した際には、更に誤診を招くおそれがあった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、脊椎画像のコブ角の計測における操作性を向上させるとともに、誤診を防止することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の湾曲部が存在する脊椎を示す脊椎画像を表示手段のモニタ画面に表示させ、当該表示された脊椎画像から各湾曲部のコブ角を計測する画像計測装置であって、前記モニタ画面に表示された脊椎画像において前記脊椎の延在方向に交差する方向のコブ角計測用の補助線を描画する位置を指定するための操作手段と、前記操作手段からの操作に基づいて、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記複数の湾曲部のそれぞれの上位終椎の軸方向上端及び下位終椎の軸方向下端に沿って前記補助線を描画する描画制御手段と、前記描画された各補助線の描画順において相隣る二つの補助線同士が互いになす角度をコブ角として計測する計測手段と、を備え、前記描画制御手段は、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記脊椎の延在方向のうちいずれか一方向に沿う順序でのみ前記各補助線の描画を許可する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像計測装置において、前記描画制御手段は、更に、前記モニタ画面の前記各補助線の描画を禁止する領域では、前記操作手段による描画位置を示す図形を前記各補助線の描画を許可する領域における表示とは変更する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像計測装置において、前記描画制御手段は、更に、前記モニタ画面の前記各補助線の描画を禁止する領域を、前記各補助線の描画を許可する領域とは異なる色で表示させる。
請求項4に記載の発明は、複数の湾曲部が存在する脊椎を示す脊椎画像を保存する画像サーバ装置と、当該画像サーバ装置から取得した脊椎画像を表示手段のモニタ画面に表示させ、当該表示された脊椎画像から各湾曲部のコブ角を計測する画像計測装置とが通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された医用画像システムであって、前記画像計測装置は、前記モニタ画面に表示された脊椎画像において前記脊椎の延在方向に交差する方向のコブ角計測用の補助線を描画する位置を指定するための操作手段と、前記操作手段からの操作に基づいて、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記複数の湾曲部のそれぞれの上位終椎の軸方向上端及び下位終椎の軸方向下端に沿って前記補助線を描画する描画制御手段と、前記描画された各補助線の描画順において相隣る二つの補助線同士が互いになす角度をコブ角として計測する計測手段と、を備え、前記描画制御手段は、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記脊椎の延在方向のうちいずれか一方向に沿う順序でのみ前記各補助線の描画を許可する。
請求項5に記載の発明は、複数の湾曲部が存在する脊椎を示す脊椎画像を表示手段のモニタ画面に表示させ、当該表示された脊椎画像から各湾曲部のコブ角を計測するコンピュータを、前記モニタ画面に表示された脊椎画像において前記脊椎の延在方向に交差する方向のコブ角計測用の補助線を描画する位置を指定するための操作手段、前記操作手段からの操作に基づいて、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記複数の湾曲部のそれぞれの上位終椎の軸方向上端及び下位終椎の軸方向下端に沿って前記補助線を描画する描画制御手段、前記描画された各補助線の描画順において相隣る二つの補助線同士が互いになす角度をコブ角として計測する計測手段、として機能させるためのプログラムであって、前記描画制御手段は、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記脊椎の延在方向のうちいずれか一方向に沿う順序でのみ前記各補助線の描画を許可するプログラムである。
請求項1、4、5に記載の発明によれば、各補助線の脊椎の延在方向のうちいずれか一方向に沿う順序と描画順とを一致させることにより、脊椎画像のコブ角の計測における操作性を向上させるとともに、誤診を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、描画位置を示す図形が各補助線の描画を禁止する領域にあることを認識しやすくなる。
請求項3に記載の発明によれば、各補助線の描画を許可する領域と禁止する領域とを識別可能に表示することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る医用画像システムの一実施形態について説明する。
図1に、医用画像システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像システム100では、RIS(Radiological Information System:放射線情報システム)10、モダリティ20、画像サーバ装置30及び画像計測装置40が、ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
RIS10は、放射線科部門内における診療予約、診断結果のレポート、実績管理、材料在庫管理等の情報管理を行う。RIS10は、撮影や診断の内容を示す検査オーダ情報を生成し、モダリティ20に送信する。
モダリティ20は、RIS10から送信された検査オーダ情報に基づいて、患者を撮影し、医用画像の画像データを生成する画像生成装置である。モダリティ20は、画像データを画像サーバ装置30に送信する。モダリティ20としては、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等が用いられる。
画像サーバ装置30は、PACSにより構成され、モダリティ20から受信した医用画像の画像データのファイルを保存し、画像計測装置40等の外部機器からの要求に応じて画像ファイルを提供する。
図2に、画像サーバ装置30の機能的構成を示す。図2に示すように、画像サーバ装置30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、ROM(Read Only Memory)35、記憶部36を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、画像サーバ装置30の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部32から入力される操作信号又は通信部34により受信される指示信号に応じて、ROM35に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部31に出力する。
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部31から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部34は、RIS10、モダリティ20、画像計測装置40等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
ROM35は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
記憶部36は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。具体的には、記憶部36には、画像ファイル、関連情報等が記憶される。画像ファイルは、モダリティ20から受信した医用画像の画像データのファイルである。記憶部36には、例えば、複数の湾曲部が存在する脊椎を示す脊椎画像の画像ファイルが保存されている。関連情報は、画像ファイルの画像に関連する情報をいい、各画像ファイルに対応付けられている。関連情報には、患者情報、検査情報等が含まれ、脊椎画像の場合には、コブ角の計測結果も含まれる。
コブ角は、脊椎において側弯を示している部分(湾曲部)の上下端にある終椎の上位終椎の上面と下位終椎の下面のなす角である。脊椎において湾曲部が複数存在する場合には、各湾曲部に対応するコブ角を、頭尾方向に順に第一カーブのコブ角、第二カーブのコブ角、・・・、という(図11及び図12参照)。
制御部31は、画像計測装置40から画像ファイルの取得要求があった場合に、要求された画像ファイルを記憶部36から読み出し、画像計測装置40に送信する。また、制御部31は、画像計測装置40から計測結果を受信した場合に、受信した計測結果を、計測対象の画像ファイルと対応付けて記憶部36に保存する。
画像計測装置40は、画像サーバ装置30から取得した医用画像を表示させ、当該医用画像の診断に用いる数値や角度を計測するための装置であって、PC(Personal Computer)等から構成される。例えば、画像計測装置40は、脊椎画像においては、側弯症の診断に用いるコブ角の計測を行う。
図3に、画像計測装置40の機能的構成を示す。図3に示すように、画像計測装置40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、ROM45、記憶部46を備え、各部はバス47により接続されている。
制御部41は、CPU、RAM等から構成され、画像計測装置40の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部42から入力される操作信号又は通信部44により受信される指示信号に応じて、ROM45に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部42は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部41に出力する。操作部42は、表示部43のモニタ画面に表示された脊椎画像において脊椎の延在方向に交差する方向のコブ角計測用の補助線を描画する位置を指定する際に用いられる。「脊椎の延在方向」とは、脊椎の連続方向(湾曲を伴う方向)に沿った厳密な意味での延在方向ではなく、側弯がなかった場合に脊椎が本来並んでいるべき方向、すなわち、頭尾方向又は尾頭方向(人体の足から頭に向かう方向)の意味で用いる。
表示部43は、LCDにより構成され、制御部41から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。具体的には、表示部43は、脊椎画像等の医用画像を表示する。
通信部44は、画像サーバ装置30等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
ROM45は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
記憶部46は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。
制御部41は、通信部44を介して、画像サーバ装置30に対して、記憶部36に記憶されている医用画像の画像ファイルの取得要求を送信し、画像サーバ装置30から医用画像の画像ファイルを取得する。制御部41は、取得した医用画像の画像ファイルに基づいて、表示部43のモニタ画面に医用画像を表示させる。本実施の形態では、脊椎画像の画像ファイルを取得し、表示部43のモニタ画面に脊椎画像を表示させる場合について説明する。
制御部41は、操作部42のマウスからの操作に基づいて、表示部43のモニタ画面に表示された脊椎画像の複数の湾曲部のそれぞれの上位終椎の軸方向上端及び下位終椎の軸方向下端に沿って補助線を描画する。その際、制御部41は、表示部43のモニタ画面に表示された脊椎画像の脊椎の延在方向のうち、頭尾方向に沿う順序でのみ各補助線の描画を許可する。図4に、表示部43のモニタ画面における座標の取り方(モニタ座標系)を示す。図4に示すように、モニタ座標系では、モニタ画面の右方向をX軸の正方向とし、モニタ画面の下方向をY軸の正方向とする。
制御部41は、表示部43のモニタ画面の各補助線の描画を禁止する領域では、操作部42のマウスによる描画位置を示す図形(マウスカーソル)を各補助線の描画を許可する領域における表示とは変更する。具体的には、制御部41は、各補助線の描画を許可する領域では、マウスカーソルとして通常の矢印マークを表示させ、各補助線の描画を禁止する領域では、マウスカーソルとして禁止マーク(例えば、×マーク等)を表示させる。
制御部41は、表示部43のモニタ画面の各補助線の描画を禁止する領域を、各補助線の描画を許可する領域とは異なる色で表示させる。
制御部41は、描画された各補助線の描画順(すなわち、頭尾方向順)において相隣る二つの補助線同士が互いになす角度をコブ角として計測する。具体的には、制御部41は、脊椎画像に湾曲部が二つ存在する場合には、描画順が1番目の補助線(以下、第一補助線という。)と描画順が2番目の補助線(以下、第二補助線という。)とのなす角度を第一カーブのコブ角として計測し、第二補助線と描画順が3番目の補助線(以下、第三補助線という。)とのなす角度を第二カーブのコブ角として計測する。また、制御部41は、脊椎画像に湾曲部が三つ存在する場合には、第一補助線と第二補助線とのなす角度を第一カーブのコブ角として計測し、第二補助線と第三補助線とのなす角度を第二カーブのコブ角として計測し、第三補助線と描画順が4番目の補助線(以下、第四補助線という。)とのなす角度を第三カーブのコブ角として計測する。
次に、動作を説明する。
図5は、画像サーバ装置30において実行される処理を示すフローチャートである。この処理は、画像計測装置40に対して計測対象となる医用画像を提供する処理であって、制御部31のCPUと、ROM35に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、通信部34により、画像計測装置40から画像ファイルの取得要求が受信された場合には(ステップS1;YES)、制御部31により、要求された画像ファイルが記憶部36から読み出され、通信部34を介して画像計測装置40に送信される(ステップS2)。
次に、通信部34により、画像計測装置40から計測結果が受信された場合には(ステップS3;YES)、制御部31により、受信した計測結果が、計測対象の画像ファイルと対応付けられて記憶部36に保存される(ステップS4)。
以上で、画像サーバ装置30における処理が終了する。
図6は、画像計測装置40において実行される処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部41のCPUと、ROM45に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。図6では、二つの湾曲部が存在する脊椎を示す脊椎画像を計測対象とし、各湾曲部のコブ角を計測する場合について説明する。
まず、操作部42からの操作により、計測対象となる脊椎画像の画像ファイルが選択され、制御部41の制御に従って、通信部44により、画像サーバ装置30に対して、選択された脊椎画像の画像ファイルの取得要求が送信される。そして、制御部41により、通信部44を介して、画像サーバ装置30から脊椎画像の画像ファイルが取得される(ステップS11)。そして、制御部41により、取得された脊椎画像の画像ファイルに基づいて、表示部43のモニタ画面に脊椎画像が表示される(ステップS12)。
次に、制御部41により、操作部42のマウスの位置に対応する表示部43のモニタ画面上の座標を(Xm,Ym)とする割り当て処理が行われる(ステップS13)。
次に、制御部41により、第一補助線描画処理が行われる(ステップS14)。第一補助線描画処理は、脊椎の延在方向に交差する方向の補助線のうち、第一カーブの上位終椎の軸方向上端に沿った補助線を描画する処理である。
ここで、図7を参照して、第一補助線描画処理を説明する。
図8(a)に示すように、マウスカーソルMCが第一補助線の始点となる位置に置かれた状態でユーザにより操作部42のマウスボタンが押下され、第一補助線の始点位置が指定されると(ステップS21;YES)、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のマウス座標(Xm,Ym)が取得され、1点目の座標(X1,Y1)がX1=Xm、Y1=Ymと決定される(ステップS22)。
次に、図8(b)に示すように、マウスカーソルMCが第一補助線の終点となる位置に置かれた状態でユーザにより操作部42のマウスボタンが押下され、第一補助線の終点位置が指定されると(ステップS23;YES)、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のマウス座標(Xm,Ym)が取得され、2点目の座標(X2,Y2)がX2=Xm、Y2=Ymと決定される(ステップS24)。
次に、制御部41により、表示部43のモニタ画面に表示されている脊椎画像上に、1点目の座標(X1,Y1)を画像座標系に変換した座標と、2点目の座標(X2,Y2)を画像座標系に変換した座標とを結ぶ第一補助線が描画される(ステップS25)。画像座標系とは、画像ファイルに固有の画像上における座標系をいう。
次に、制御部41により、1点目のY座標Y1が2点目のY座標Y2より大きいか否かが判断される(ステップS26)。1点目のY座標Y1が2点目のY座標Y2より大きい場合には(ステップS26;YES)、制御部41により、制御点YαがY1に決定される(ステップS27)。制御点Yαとは、第二補助線を描画する際に、Y座標がその値より大きい領域でのみ描画を許可する基準となる点である。一方、1点目のY座標Y1が2点目のY座標Y2以下の場合には(ステップS26;NO)、制御部41により、制御点YαがY2に決定される(ステップS28)。
次に、図6に戻り、制御部41により、第二補助線描画処理が行われる(ステップS15)。第二補助線描画処理は、脊椎の延在方向に交差する方向の補助線のうち、第一カーブの下位終椎の軸方向下端(第二カーブの上位終椎の軸方向上端)に沿った補助線を描画する処理である。
ここで、図9を参照して、第二補助線描画処理を説明する。
まず、制御部41により、操作部42のマウスの位置に対応する表示部43のモニタ画面上の位置のY座標Ymが、図7のステップS27又はステップS28で決定された制御点Yαより大きいか否かが判断される(ステップS31)。マウス位置のY座標Ymが制御点Yα以下の場合(ステップS31;NO)、すなわち、図8(c)に示す領域A1にマウスカーソルMCがある場合には、制御部41により、表示部43のモニタ画面に表示されているマウスカーソルMCが禁止マーク(例えば、×マーク等)に変更され(ステップS32)、補助線の描画が禁止される。また、制御部41により、領域A1はモニタ画面の他の領域(補助線の描画を許可する領域)と異なる色で表示される。この場合、脊椎画像や描画した補助線は見えるように、領域A1に彩色する際には半透明表示を用いる。
一方、マウス位置のY座標Ymが制御点Yαより大きい場合には(ステップS31;YES)、マウスカーソルMCは通常どおり矢印マークで表示され、補助線の描画が許可される。図8(c)に示すように、マウスカーソルMCが第二補助線の始点となる位置に置かれた状態でユーザにより操作部42のマウスボタンが押下され、第二補助線の始点位置が指定されると(ステップS33;YES)、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のマウス座標(Xm,Ym)が取得され、3点目の座標(X3,Y3)がX3=Xm、Y3=Ymと決定される(ステップS34)。
次に、制御部41により、操作部42のマウスの位置に対応する表示部43のモニタ画面上の位置のY座標Ymが、制御点Yαより大きいか否かが判断される(ステップS35)。マウス位置のY座標Ymが制御点Yα以下の場合(ステップS35;NO)、すなわち、図8(d)に示す領域A1にマウスカーソルMCがある場合には、制御部41により、表示部43のモニタ画面に表示されているマウスカーソルMCが禁止マークに変更され(ステップS36)、補助線の描画が禁止される。
一方、マウス位置のY座標Ymが制御点Yαより大きい場合には(ステップS35;YES)、マウスカーソルMCは通常どおり矢印マークで表示され、補助線の描画が許可される。図8(d)に示すように、マウスカーソルMCが第二補助線の終点となる位置に置かれた状態でユーザにより操作部42のマウスボタンが押下され、第二補助線の終点位置が指定されると(ステップS37;YES)、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のマウス座標(Xm,Ym)が取得され、4点目の座標(X4,Y4)がX4=Xm、Y4=Ymと決定される(ステップS38)。
次に、制御部41により、表示部43のモニタ画面に表示されている脊椎画像上に、3点目の座標(X3,Y3)を画像座標系に変換した座標と、4点目の座標(X4,Y4)を画像座標系に変換した座標とを結ぶ第二補助線が描画される(ステップS39)。
次に、制御部41により、3点目のY座標Y3が4点目のY座標Y4より大きいか否かが判断される(ステップS40)。3点目のY座標Y3が4点目のY座標Y4より大きい場合には(ステップS40;YES)、制御部41により、制御点YβがY3に決定される(ステップS41)。制御点Yβとは、第三補助線を描画する際に、Y座標がその値より大きい領域でのみ描画を許可する基準となる点である。一方、3点目のY座標Y3が4点目のY座標Y4以下の場合には(ステップS40;NO)、制御部41により、制御点YβがY4に決定される(ステップS42)。
次に、図6に戻り、制御部41により、第三補助線描画処理が行われる(ステップS16)。第三補助線描画処理は、脊椎の延在方向に交差する方向の補助線のうち、第二カーブの下位終椎の軸方向下端に沿った補助線を描画する処理である。
ここで、図10を参照して、第三補助線描画処理を説明する。
まず、制御部41により、操作部42のマウスの位置に対応する表示部43のモニタ画面上の位置のY座標Ymが、図9のステップS41又はステップS42で決定された制御点Yβより大きいか否かが判断される(ステップS51)。マウス位置のY座標Ymが制御点Yβ以下の場合(ステップS51;NO)、すなわち、図8(e)に示す領域A2にマウスカーソルMCがある場合には、制御部41により、表示部43のモニタ画面に表示されているマウスカーソルMCが禁止マークに変更され(ステップS52)、補助線の描画が禁止される。また、制御部41により、領域A2はモニタ画面の他の領域(補助線の描画を許可する領域)と異なる色で表示される。
一方、マウス位置のY座標Ymが制御点Yβより大きい場合には(ステップS51;YES)、マウスカーソルMCは通常どおり矢印マークで表示され、補助線の描画が許可される。図8(e)に示すように、マウスカーソルMCが第三補助線の始点となる位置に置かれた状態でユーザにより操作部42のマウスボタンが押下され、第三補助線の始点位置が指定されると(ステップS53;YES)、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のマウス座標(Xm,Ym)が取得され、5点目の座標(X5,Y5)がX5=Xm、Y5=Ymと決定される(ステップS54)。
次に、制御部41により、操作部42のマウスの位置に対応する表示部43のモニタ画面上の位置のY座標Ymが、制御点Yβより大きいか否かが判断される(ステップS55)。マウス位置のY座標Ymが制御点Yβ以下の場合(ステップS55;NO)、すなわち、図8(f)に示す領域A2にマウスカーソルMCがある場合には、制御部41により、表示部43のモニタ画面に表示されているマウスカーソルMCが禁止マークに変更され(ステップS56)、補助線の描画が禁止される。
一方、マウス位置のY座標Ymが制御点Yβより大きい場合には(ステップS55;YES)、マウスカーソルMCは通常どおり矢印マークで表示され、補助線の描画が許可される。図8(f)に示すように、マウスカーソルMCが第三補助線の終点となる位置に置かれた状態でユーザにより操作部42のマウスボタンが押下され、第三補助線の終点位置が指定されると(ステップS57;YES)、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のマウス座標(Xm,Ym)が取得され、6点目の座標(X6,Y6)がX6=Xm、Y6=Ymと決定される(ステップS58)。
次に、制御部41により、表示部43のモニタ画面に表示されている脊椎画像上に、5点目の座標(X5,Y5)を画像座標系に変換した座標と、6点目の座標(X6,Y6)を画像座標系に変換した座標とを結ぶ第三補助線が描画される(ステップS59)。
次に、図6に戻り、制御部41により、描画された各補助線の描画順(すなわち、頭尾方向順)において相隣る二つの補助線同士が互いになす角度がコブ角として計測される(ステップS17)。具体的には、制御部41により、第一補助線と第二補助線とのなす角度が第一カーブのコブ角として計測され、第二補助線と第三補助線とのなす角度が第二カーブのコブ角として計測される。
次に、制御部41により、表示部43のモニタ画面に計測結果が表示される(ステップS18)。図8(f)の例では、コブ角の計測に用いる各補助線とともに、第一カーブのコブ角及び第二カーブのコブ角の値が「第一カーブ17.9° 第二カーブ21.2°」と表示されている。
次に、計測結果を保存する場合には(ステップS19;YES)、制御部41により、描画された各補助線の始点及び終点を示す座標の値がモニタ画面上の座標(モニタ座標)から画像に対応する座標(画像座標)へと変換され、当該変換後の座標の値とともに、計測結果(第一カーブのコブ角及び第二カーブのコブ角の値)が画像サーバ装置30に送信される(ステップS20)。計測結果を保存しない場合には(ステップS19;NO)、そのまま処理が終了する。
以上で、画像計測装置40における処理が終了する。本処理では、脊椎画像に二つの湾曲部が存在する場合を例にして説明したが、湾曲部が三つ以上存在する場合も同様に処理を行うことができる。
以上説明したように、画像計測装置40によれば、各補助線の頭尾方向に沿う順序と描画順とを一致させることにより、頭尾方向に沿う順序と反する順序での補助線の描画を防ぐので、脊椎画像のコブ角の計測における操作性を向上させることができる。また、各補助線とコブ角との対応関係がわかりやすいため、誤診を防止することができる。
また、表示部43のモニタ画面の各補助線の描画を禁止する領域では、マウスカーソルを各補助線の描画を許可する領域における表示とは変更するので、マウスカーソルが各補助線の描画を禁止する領域にあることを認識しやすくなる。
また、表示部43のモニタ画面の各補助線の描画を禁止する領域を、各補助線の描画を許可する領域とは異なる色で表示させるので、各補助線の描画を許可する領域と禁止する領域とを識別可能に表示することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る医用画像システムの一例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、脊椎画像上にコブ角の計測に用いる複数の補助線を描画する際に、表示部43のモニタ画面に表示された脊椎画像の脊椎の延在方向のうち、頭尾方向に沿う順序でのみ各補助線の描画を許可する場合について説明したが、逆方向(尾頭方向)に沿う順序でのみ各補助線の描画を許可することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、表示部43のモニタ画面の各補助線の描画を禁止する領域では、操作部42のマウスによる描画位置を示す図形(マウスカーソル)を各補助線の描画を許可する領域における表示とは変更し、かつ、モニタ画面の各補助線の描画を禁止する領域を各補助線の描画を許可する領域とは異なる色で表示させることとしたが、描画を許可するか否かに応じた色分け表示は行わずに、マウスカーソルの変更のみでもよい。また、マウスカーソルの変更は行わずに、色分け表示のみでもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
本発明の実施の形態における医用画像システムのシステム構成図である。 画像サーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 画像計測装置の機能的構成を示すブロック図である。 モニタ画面における座標の取り方を示す図である。 画像サーバ装置において実行される処理を示すフローチャートである。 画像計測装置において実行される処理を示すフローチャートである。 第一補助線描画処理を示すフローチャートである。 (a)は、第一補助線の始点を指定する際の画面例である。(b)は、第一補助線の終点を指定する際の画面例である。(c)は、第二補助線の始点を指定する際の画面例である。(d)は、第二補助線の終点を指定する際の画面例である。(e)は、第三補助線の始点を指定する際の画面例である。(f)は、第三補助線の終点を指定する際の画面例である。 第二補助線描画処理を示すフローチャートである。 第三補助線描画処理を示すフローチャートである。 脊椎において湾曲部が二つある場合のコブ角を説明するための図である。 脊椎において湾曲部が三つある場合のコブ角を説明するための図である。 従来における問題点を説明するための図である。
符号の説明
10 RIS
20 モダリティ
30 画像サーバ装置
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
35 ROM
36 記憶部
37 バス
40 画像計測装置
41 制御部
42 操作部
43 表示部
44 通信部
45 ROM
46 記憶部
47 バス
100 医用画像システム
N ネットワーク
MC マウスカーソル

Claims (5)

  1. 複数の湾曲部が存在する脊椎を示す脊椎画像を表示手段のモニタ画面に表示させ、当該表示された脊椎画像から各湾曲部のコブ角を計測する画像計測装置であって、
    前記モニタ画面に表示された脊椎画像において前記脊椎の延在方向に交差する方向のコブ角計測用の補助線を描画する位置を指定するための操作手段と、
    前記操作手段からの操作に基づいて、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記複数の湾曲部のそれぞれの上位終椎の軸方向上端及び下位終椎の軸方向下端に沿って前記補助線を描画する描画制御手段と、
    前記描画された各補助線の描画順において相隣る二つの補助線同士が互いになす角度をコブ角として計測する計測手段と、
    を備え、
    前記描画制御手段は、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記脊椎の延在方向のうちいずれか一方向に沿う順序でのみ前記各補助線の描画を許可する画像計測装置。
  2. 前記描画制御手段は、更に、前記モニタ画面の前記各補助線の描画を禁止する領域では、前記操作手段による描画位置を示す図形を前記各補助線の描画を許可する領域における表示とは変更する、
    請求項1に記載の画像計測装置。
  3. 前記描画制御手段は、更に、前記モニタ画面の前記各補助線の描画を禁止する領域を、前記各補助線の描画を許可する領域とは異なる色で表示させる、
    請求項1又は2に記載の画像計測装置。
  4. 複数の湾曲部が存在する脊椎を示す脊椎画像を保存する画像サーバ装置と、当該画像サーバ装置から取得した脊椎画像を表示手段のモニタ画面に表示させ、当該表示された脊椎画像から各湾曲部のコブ角を計測する画像計測装置とが通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された医用画像システムであって、
    前記画像計測装置は、
    前記モニタ画面に表示された脊椎画像において前記脊椎の延在方向に交差する方向のコブ角計測用の補助線を描画する位置を指定するための操作手段と、
    前記操作手段からの操作に基づいて、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記複数の湾曲部のそれぞれの上位終椎の軸方向上端及び下位終椎の軸方向下端に沿って前記補助線を描画する描画制御手段と、
    前記描画された各補助線の描画順において相隣る二つの補助線同士が互いになす角度をコブ角として計測する計測手段と、
    を備え、
    前記描画制御手段は、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記脊椎の延在方向のうちいずれか一方向に沿う順序でのみ前記各補助線の描画を許可する医用画像システム。
  5. 複数の湾曲部が存在する脊椎を示す脊椎画像を表示手段のモニタ画面に表示させ、当該表示された脊椎画像から各湾曲部のコブ角を計測するコンピュータを、
    前記モニタ画面に表示された脊椎画像において前記脊椎の延在方向に交差する方向のコブ角計測用の補助線を描画する位置を指定するための操作手段、
    前記操作手段からの操作に基づいて、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記複数の湾曲部のそれぞれの上位終椎の軸方向上端及び下位終椎の軸方向下端に沿って前記補助線を描画する描画制御手段、
    前記描画された各補助線の描画順において相隣る二つの補助線同士が互いになす角度をコブ角として計測する計測手段、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記描画制御手段は、前記モニタ画面に表示された脊椎画像の前記脊椎の延在方向のうちいずれか一方向に沿う順序でのみ前記各補助線の描画を許可するプログラム。
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