JP5369891B2 - 画像計測装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像計測装置及びプログラムに関する。
従来、医療分野の診断において、X線等の放射線により患者を撮影した画像が用いられている。医師は、フィルムに出力した放射線画像を観察読影するとともに、診断に用いる数値や角度を得るために放射線画像上に計測すべき位置をマーキングし、定規や分度器等の計測器具を用いてマーキングされた位置の距離や角度等を計測する。
近年、医療分野においてもデジタル化が進み、病院内で生成される放射線画像は、デジタル画像としてPACS(Picture Archiving and Communication System)に保存されている。モニタ画面上で画像を診断する場合、この画面上で計測に用いる線(以下、計測線という。)の位置を指定し、計測線の位置に基づいて、診断に用いる距離や角度等の計測値を算出することができる。
また、自動的に計測を行う方法として、例えば、胸部画像中の心胸郭の輪郭を検出し、検出された心胸郭の輪郭に基づいて、心臓の幅と胸郭の幅とをそれぞれ求め、心胸比を算出する技術が開示されている(特許文献1参照)。
モニタ画面上で医用画像に対して計測を行う場合、診断に用いる全ての計測値に対する計測手順を予め準備しておくことは困難である。そこで、通常は、予め用意されている基本的な距離計測機能や角度計測機能を医師が組み合わせて利用することにより、計測を行っている。
例えば、人体の下肢部を撮影して得られた下肢部画像(図15参照)からは、大腿脛骨角(FTA:Femoro-Tibial Angle)が計測される。FTAは、大腿骨軸と脛骨軸とのなす角度である。
下肢部画像からFTAの計測を行う際には、図15に示すように、大腿骨頭の位置に円L11を描画し、大腿骨70上に大腿骨軸に垂直で中点が大腿骨軸を通る線分L12を描画し、大腿骨70と脛骨71の間に線分L13を描画し、脛骨71の下端に線分L14を描画する。そして、円L11の中心点と線分L14の中点とを結ぶ線分L15を描画し、線分L12の中点と線分L13の中点とを結ぶ線分L16を描画する。線分L16と線分L15とのなす角度θがFTAである。
図16及び図17を参照して、従来のFTAを計測する際の手順を説明する。図16及び図17は、画像計測装置のモニタ画面に表示される下肢部画像上における操作手順を示すものであるが、簡単のため、下肢部画像については記載を省略する。
まず、ユーザが計測機能のうち「円描画」機能を選択し、図16(a)に示すように、大腿骨頭の位置を特定するために、点Q1,Q2,Q3の3点を指定すると、図16(b)に示すように、指定された3点を通る円L11が描画される。
次に、ユーザが計測機能のうち「線分描画」機能を選択し、図16(b)に示すように、大腿骨軸に垂直で中点が大腿骨軸を通る線分を特定するために、点Q4,Q5の2点を指定すると、図16(c)に示すように、指定された2点を結ぶ線分L12が描画される。
次に、ユーザが計測機能のうち「線分描画」機能を選択し、図16(c)に示すように、大腿骨と脛骨の間の位置を特定するために、点Q6,Q7の2点を指定すると、図16(d)に示すように、指定された2点を結ぶ線分L13が描画される。
次に、ユーザが計測機能のうち「線分描画」機能を選択し、図16(d)に示すように、脛骨下端の位置を特定するために、点Q8,Q9の2点を指定すると、図17(a)に示すように、指定された2点を結ぶ線分L14が描画される。
次に、ユーザが計測機能のうち「コブ角度」機能を選択し、図17(a)に示すように、計測対象角度を特定するために、円L11の中心点である点Q10、線分L14の中点である点Q11を指定すると、図17(b)に示すように、点Q10,Q11を結ぶ線分L15が描画される。そして、図17(b)に示すように、線分L12の中点である点Q12、線分L13の中点である点Q13を指定すると、図17(c)に示すように、点Q12,Q13を結ぶ線分L16が描画されるとともに、線分L16と線分L15のなす角度(FTA)が計測値R11(168.5°)として表示される。
特開2002−109550号公報
しかしながら、計測時に複数の計測機能を使用することにより使い勝手が悪くなったり、診断の精度が低下したりするという問題点があった。例えば、従来は、計測に必要な円や線分の描画、計測対象の角度や距離の指定において、その都度ユーザによる操作が必要であった。また、ユーザが円の中心点や線分の中点を指定する際には、ユーザの目視及び手動による操作に頼らざるを得ず、計測精度が悪くなるという問題があった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、医用画像の計測を行う際の操作性を向上させるとともに、計測の精度を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、表示手段に表示された医用画像上に計測線を描画し、当該描画された計測線に基づいて計測値を算出する画像計測装置であって、予め用意されている複数の基本計測機能の中から任意の複数の基本計測機能を順序付けて選択するための操作手段と、前記選択された複数の基本計測機能の順序に基づいて計測手順情報を生成し、当該生成された計測手順情報に基づいて計測線の描画又は計測値の算出を行う制御手段と、を備え、前記予め用意されている複数の基本計測機能のそれぞれは、計測線に応じた数の基準点に基づいて計測線を描画する計測線の描画機能、又は、計測値に応じた数の基準点に基づいて計測値を算出する計測値の算出機能であり、前記制御手段は、前記選択された複数の基本計測機能のうち少なくとも一つの基本計測機能の実行時に、当該基本計測機能の実行前に描画された計測線により特定される点を当該基本計測機能における計測線の描画又は計測値の算出を行う際の基準点として用い、前記計測線により特定される点は、当該計測線が線分である場合には当該線分の中点であり、当該計測線が円である場合には当該円の中心点である
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像計測装置において、前記選択された複数の基本計測機能には、複数種類の計測線の描画機能が含まれる
請求項3に記載の発明は、表示手段に表示された医用画像上に計測線を描画し、当該描画された計測線に基づいて計測値を算出するコンピュータを、予め用意されている複数の基本計測機能の中から任意の複数の基本計測機能を順序付けて選択するための操作手段、前記選択された複数の基本計測機能の順序に基づいて計測手順情報を生成し、当該生成された計測手順情報に基づいて計測線の描画又は計測値の算出を行う制御手段、として機能させるためのプログラムであって、前記予め用意されている複数の基本計測機能のそれぞれは、計測線に応じた数の基準点に基づいて計測線を描画する計測線の描画機能、又は、計測値に応じた数の基準点に基づいて計測値を算出する計測値の算出機能であり、前記制御手段は、前記選択された複数の基本計測機能のうち少なくとも一つの基本計測機能の実行時に、当該基本計測機能の実行前に描画された計測線により特定される点を当該基本計測機能における計測線の描画又は計測値の算出を行う際の基準点として用い、前記計測線により特定される点は、当該計測線が線分である場合には当該線分の中点であり、当該計測線が円である場合には当該円の中心点である
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプログラムにおいて、前記選択された複数の基本計測機能には、複数種類の計測線の描画機能が含まれる
発明によれば、医用画像の計測を行う際の操作性を向上させるとともに、計測の精度を向上させることができる。
また、計測線の描画機能又は計測値の算出機能を複数組み合わせることができ、医用画像の計測を行う際の操作性を向上させることができる。
医用画像システムのシステム構成図である。 画像サーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 画像計測装置の機能的構成を示すブロック図である。 画像計測装置において実行される計測拡張機能登録処理を示すフローチャートである。 計測線の描画機能を追加する際の計測拡張機能設定画面の例である。 計測値の算出機能を追加する際の計測拡張機能設定画面の例である。 計測線描画における基準点を手動で設定する際の計測拡張機能設定画面の例である。 計測線描画における基準点を自動で設定する際の計測拡張機能設定画面の例である。 計測値算出における基準点を設定する際の計測拡張機能設定画面の例である。 画像計測装置において実行される計測拡張機能実行処理を示すフローチャートである。 基本計測機能A実行処理を示すフローチャートである。 下肢計測機能実行処理を示すフローチャートである。 (a)は、下肢部画像上の大腿骨頭の位置を指定する際の画面例である。(b)は、下肢部画像上の大腿骨軸に垂直で中点が大腿骨軸を通る線分の位置を指定する際の画面例である。(c)は、下肢部画像上の大腿骨と脛骨の間の位置を指定する際の画面例である。(d)は、下肢部画像上の脛骨の下端の位置を指定する際の画面例である。 FTAの計測結果を示す画面例である。 下肢部画像におけるFTAを説明するための図である。 (a)は、下肢部画像上の大腿骨頭の位置を指定する際の従来の画面例である。(b)は、下肢部画像上の大腿骨軸に垂直で中点が大腿骨軸を通る線分の位置を指定する際の従来の画面例である。(c)は、下肢部画像上の大腿骨と脛骨の間の位置を指定する際の従来の画面例である。(d)は、下肢部画像上の脛骨の下端の位置を指定する際の従来の画面例である。 (a)は、FTAの計測に用いる点を指定する際の従来の画面例である。(b)は、FTAの計測に用いる点を指定する際の従来の画面例である。(c)は、FTAの計測結果を示す従来の画面例である。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像計測装置の一実施形態について説明する。
図1に、医用画像システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像システム100では、RIS(Radiological Information System:放射線情報システム)10、モダリティ20、画像サーバ装置30及び画像計測装置40が、ネットワークNTを介してデータ通信可能に接続されている。
RIS10は、放射線科部門内における診療予約、診断結果のレポート、実績管理、材料在庫管理等の情報管理を行う。RIS10は、撮影や診断の内容を示す検査オーダ情報を生成し、モダリティ20に送信する。
モダリティ20は、RIS10から送信された検査オーダ情報に基づいて、患者を撮影し、医用画像の画像データを生成する画像生成装置である。モダリティ20は、画像データを画像サーバ装置30に送信する。モダリティ20としては、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等が用いられる。
画像サーバ装置30は、PACSにより構成され、モダリティ20から受信した医用画像の画像データのファイル(以下、画像ファイルという。)を保存し、画像計測装置40等の外部機器からの要求に応じて画像ファイルを提供する。
図2に、画像サーバ装置30の機能的構成を示す。図2に示すように、画像サーバ装置30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、ROM(Read Only Memory)35、記憶部36を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、画像サーバ装置30の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部32から入力される操作信号又は通信部34により受信される指示信号に応じて、ROM35に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部31に出力する。
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部31から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部34は、RIS10、モダリティ20、画像計測装置40等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
ROM35は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
記憶部36は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。具体的には、記憶部36には、画像ファイル等が記憶されている。
制御部31は、画像計測装置40から画像ファイルの取得要求があった場合に、要求された画像ファイルを記憶部36から読み出し、画像計測装置40に送信する。
画像計測装置40は、画像サーバ装置30から取得した医用画像を表示させ、当該医用画像の診断に用いる数値や角度を計測するための装置であって、PC(Personal Computer)等から構成される。
図3に、画像計測装置40の機能的構成を示す。図3に示すように、画像計測装置40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、ROM45、記憶部46、メモリ47を備え、各部はバス48により接続されている。
制御部41は、CPU、RAM等から構成され、画像計測装置40の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部42から入力される操作信号又は通信部44により受信される指示信号に応じて、ROM45に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部42は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部41に出力する。例えば、操作部42は、予め用意されている複数の基本計測機能の中から任意の複数の基本計測機能を順序付けて選択する際に用いられる。
表示部43は、LCDにより構成され、制御部41から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部44は、画像サーバ装置30等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
ROM45は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。例えば、ROM45には、計測拡張機能登録処理(図4参照)を実行するためのプログラム、計測拡張機能実行処理(図10参照)を実行するためのプログラム、予め用意されている複数の基本計測機能を実行するためのプログラム等が記憶されている。
予め用意されている複数の基本計測機能のそれぞれは、計測線の描画機能又は計測値の算出機能である。計測線の描画機能は、計測線に応じた数の基準点に基づいて、計測線を描画する機能である。計測値の算出機能は、計測値に応じた数の基準点に基づいて、計測値を算出する機能である。基準点は、計測線を描画する際、又は、計測値を算出する際に必要となる一又は複数の点である。
記憶部46は、ハードディスクや半導体メモリ等により構成され、各種データを記憶する。具体的には、記憶部46には、画像サーバ装置30から取得した画像ファイルが記憶される。
メモリ47は、半導体メモリ等により構成され、処理中のデータを一時的に記憶する。
制御部41は、ユーザの操作部42からの操作に従い、選択された複数の基本計測機能の順序に基づいて計測手順情報を生成する。計測手順情報とは、選択された複数の基本計測機能を順に実行させるための情報をいう。
制御部41は、生成された計測手順情報に基づいて、表示部43に表示された医用画像上に計測線を描画し、診断に用いる計測値を算出する。この際、制御部41は、選択された複数の基本計測機能のうち少なくとも一つの基本計測機能の実行時に、当該基本計測機能の実行前に描画された計測線により特定される点を用いて、当該基本計測機能における計測線の描画又は計測値の算出を行う。
次に、動作について説明する。
図4は、画像計測装置40において実行される計測拡張機能登録処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部41のCPUと、ROM45に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部41により、表示部43に計測拡張機能設定画面が表示される(ステップS1)。計測拡張機能設定画面は、ユーザが予め用意されている複数の基本計測機能(計測線の描画機能、計測値の算出機能)の中から任意の複数の基本計測機能を組み合わせて選択するための画面である。
次に、ユーザの操作部42からの操作により、予め用意されている複数の基本計測機能の中から任意の複数の基本計測機能が順序付けられて選択され、制御部41により、ユーザの操作に応じた設定処理が行われる(ステップS2)。
複数の基本計測機能の一つとして計測線の描画機能が選択された場合には、さらに、制御部41により、ユーザの操作部42からの操作に基づいて、この計測線の描画機能について、計測線描画における基準点の指定を手動で行うか、自動で行うかが設定される。計測線描画における基準点の指定を手動で行うよう設定された場合には、この計測線の描画機能を実行する際に、ユーザの操作部42からの操作により、計測線に応じた数の基準点が指定され、制御部41により、指定された基準点の位置が取得されることとなる。計測線描画における基準点の指定を自動で行うよう設定された場合には、さらに、制御部41により、ユーザの操作部42からの操作に基づいて、この計測線の描画機能の実行前に描画される計測線により特定される点が計測線描画における基準点として設定される。
複数の基本計測機能の一つとして計測値の算出機能が選択された場合には、さらに、制御部41により、ユーザの操作部42からの操作に基づいて、この計測値の算出機能の実行前に描画される計測線により特定される点が計測値算出における基準点として設定される。
次に、制御部41により、設定が完了したか否かが判断される(ステップS3)。具体的には、制御部41により、ユーザの操作部42からの操作により、OKボタンが押下されたか否かが判断される。設定が完了していない場合には(ステップS3;NO)、ステップS2に戻り、処理が繰り返される。
ステップS3において設定が完了した場合には(ステップS3;YES)、制御部41により、選択された複数の基本計測機能の順序に基づいて計測手順情報が生成される(ステップS4)。計測手順情報には、計測拡張機能として実行される複数の基本計測機能の順序を示す情報や、各基本計測機能における基準点の取得方法(基準点の設定が手動であるか、又は、自動であるかを示す情報)等が含まれる。また、基準点の設定が自動である基本計測機能については、計測手順情報には、さらに、基準点として用いる、当該基本計測機能の実行前に描画される計測線により特定される点を示す情報が含まれる。
次に、制御部41により、生成された計測手順情報が記憶部46に保存される(ステップS5)。
以上で、計測拡張機能登録処理が終了する。
次に、計測拡張機能登録処理のステップS2の設定処理について、下肢部の計測機能を登録する場合を例にして説明する。
まず、図5に示す計測拡張機能設定画面431を参照して、計測線の描画機能の追加について説明する。計測拡張機能設定画面431には、計測線描画機能選択領域51、追加ボタン52、計測線リスト領域53等が含まれる。
計測線描画機能選択領域51は、「線分描画」、「中心円描画」、「中点描画」の中から、使用する計測線の描画機能を選択するための領域である。「線分描画」は、手動又は自動で指定された2点を結ぶ線分を描画する機能である。「中心円描画」は、手動又は自動で指定された3点を通る円を描画し、かつ、描画された円の中心点を特定する機能である。「中点描画」は、手動又は自動で指定された2点を結ぶ線分を描画し、かつ、描画された線分の中点を特定する機能である。
ユーザが、計測線描画機能選択領域51において「線分描画」、「中心円描画」又は「中点描画」を選択し、追加ボタン52を押下すると、制御部41により、選択された順序に従って、計測線リスト領域53に計測線の描画機能が追加される。図5は、計測線の描画機能として、「中心円描画」、「中点描画」、「中点描画」、「中点描画」、「線分描画」、「線分描画」が順に選択された場合の例である。
なお、本実施の形態では、計測線描画機能選択領域51において選択された順序に従って、複数の計測線の描画機能に対して順序付けを行うこととするが、選択順とは別に、実行順を付与することとしてもよい。
次に、図6に示す計測拡張機能設定画面432を参照して、計測値の算出機能の追加について説明する。計測拡張機能設定画面432には、計測値算出機能選択領域54、追加ボタン55、計測値リスト領域56等が含まれる。
計測値算出機能選択領域54は、「3点角度」、「コブ角度」、「距離計測」の中から、使用する計測値の算出機能を選択するための領域である。「3点角度」は、指定された3点に基づいて、1点目と2点目を結ぶ線分と、2点目と3点目を結ぶ線分とのなす角度のうち小さい方の角度(180°未満の方の角度)を算出する機能である。「コブ角度」は、指定された4点に基づいて、1点目と2点目を結ぶ線分と、3点目と4点目を結ぶ線分とのなす角度を算出する機能である。測定対象となる角度は、例えば、二つの線分を2点目と4点目が一致するように平行移動させた場合に、1点目−2点目(4点目)−3点目により形成される三角形の2点目(4点目)の部分の外角である、と予め定められている。なお、本実施の形態においては、コブ角度とは、脊柱の湾曲を示す角度だけでなく、一般的に指定された4点により特定される角度を含むものとする。「距離計測」は、指定された2点間の距離を算出する機能である。
ユーザが、計測値算出機能選択領域54において「3点角度」、「コブ角度」又は「距離計測」を選択し、追加ボタン55を押下すると、制御部41により、選択された順序に従って、計測値リスト領域56に計測値の算出機能が追加される。図6は、計測値の算出機能として、「コブ角度」が選択された場合の例である。
図5及び図6を参照して説明した一連の基本計測機能(計測線の描画機能、計測値の算出機能)の選択操作に基づいて、制御部41により、実行すべき複数の基本計測機能は、「中心円描画」、「中点描画」、「中点描画」、「中点描画」、「線分描画」、「線分描画」、「コブ角度」の順に順序付けられる。
次に、図7に示す計測拡張機能設定画面433及び図8に示す計測拡張機能設定画面434を参照して、計測線描画における基準点の設定について説明する。「線分描画」の場合の基準点は、描画される線分の始点と終点である。「中心円描画」の場合の基準点は、描画される円上の3点である。「中点描画」の場合の基準点は、描画される線分の始点と終点である。
ユーザが操作部42を操作して、計測線リスト領域53に表示されている複数の計測線描画機能のうち、いずれか一つの計測線描画機能を選択し、手動自動設定領域57において「手動描画」又は「自動描画」を選択すると、制御部41により、当該計測線描画機能について、基準点の取得方法が「手動描画」又は「自動描画」に設定される。そして、計測線リスト領域53に表示されている全ての計測線描画機能について、この処理が繰り返される。
手動自動設定領域57において「手動描画」に設定された場合には、計測線リスト領域53で選択されている計測線描画機能の実行時に、制御部41により、ユーザの操作部42からの操作に基づいて、計測線描画機能における基準点の位置が取得されることとなる。
図7は、計測線リスト領域53の1番目の計測線「中心円描画」について、手動自動設定領域57において「手動描画」に設定された場合の例である。すなわち、この「中心円描画」機能の実行時に、ユーザの操作部42からの操作により、3点が指定されると、制御部41により、3点を通る円が描画されることとなる。
同様に、計測線リスト領域53の2番目の計測線「中点描画」についても、制御部41により、操作部42からの操作に基づいて、「手動描画」に設定される。すなわち、この「中点描画」機能の実行時に、ユーザの操作部42からの操作により、2点が指定されると、制御部41により、2点を結ぶ線分が描画され、線分の中点が特定されることとなる。
同様に、計測線リスト領域53の3番目の計測線「中点描画」についても、制御部41により、操作部42からの操作に基づいて、「手動描画」に設定される。すなわち、この「中点描画」機能の実行時に、ユーザの操作部42からの操作により、2点が指定されると、制御部41により、2点を結ぶ線分が描画され、線分の中点が特定されることとなる。
同様に、計測線リスト領域53の4番目の計測線「中点描画」についても、制御部41により、操作部42からの操作に基づいて、「手動描画」に設定される。すなわち、この「中点描画」機能の実行時に、ユーザの操作部42からの操作により、2点が指定されると、制御部41により、2点を結ぶ線分が描画され、線分の中点が特定されることとなる。
手動自動設定領域57において「自動描画」に設定された場合には、制御部41により、操作部42からの操作に基づいて、計測線リスト領域53で選択されている計測線描画機能における基準点の位置が、当該計測線描画機能の実行前に描画される計測線により特定される点の中から設定される。具体的には、計測線描画機能の実行前に描画される計測線が「線分描画」の線分の場合には、当該線分の始点又は終点が特定される。計測線描画機能の実行前に描画される計測線が「中心円描画」の円の場合には、当該円の中心点が特定される。計測線描画機能の実行前に描画される計測線が「中点描画」の線分の場合には、当該線分の中点、始点又は終点が特定される。
図8は、計測線リスト領域53の5番目の計測線「線分描画」について、手動自動設定領域57において「自動描画」に設定された場合の例である。計測線設定領域58は、「線分描画」における基準点のうち1点目(始点)の特定に用いる計測線を設定するための領域である。基準点設定領域59は、計測線設定領域58で設定された計測線により特定されるいずれの点を基準点として用いるかを設定するための領域である。計測線設定領域60は、「線分描画」における基準点のうち2点目(終点)の特定に用いる計測線を設定するための領域である。基準点設定領域61は、計測線設定領域60で設定された計測線により特定されるいずれの点を基準点として用いるかを設定するための領域である。図8では、線分を描画する際の基準点として、「計測線1:中心円描画」の「中心点」と、「計測線4:中点描画」の「中点」とが設定されている。すなわち、この「線分描画」機能の実行時には、制御部41により、この2点を結ぶ線分が描画されることとなる。
同様に、計測線リスト領域53の6番目の計測線「線分描画」についても、制御部41により、操作部42からの操作に基づいて、「自動描画」に設定され、線分を描画する際の基準点として、「計測線2:中点描画」の「中点」と、「計測線3:中点描画」の「中点」とが設定される。すなわち、この「線分描画」機能の実行時には、制御部41により、この2点を結ぶ線分が描画されることとなる。
次に、図9に示す計測拡張機能設定画面435を参照して、計測値算出における基準点の設定について説明する。「3点角度」の場合には、3点が基準点として設定される。「コブ角度」の場合には、4点が基準点として設定される。「距離計測」の場合には、2点が基準点として設定される。
ユーザは操作部42を操作して、計測値リスト領域56に表示されている計測値算出機能のうち、いずれか一つの計測値算出機能を選択する。そして、制御部41により、操作部42からの操作に基づいて、当該計測値算出機能における基準点の位置が、当該計測値算出機能の実行前に描画される計測線により特定される点の中から設定される。計測値リスト領域56に表示されている全ての計測値算出機能について、この処理が繰り返される。
図9は、計測値リスト領域56の計測値「コブ角度」について、基準点が設定された場合の例である。計測線設定領域62は、「コブ角度」における基準点のうち1点目の特定に用いる計測線を設定するための領域である。基準点設定領域63は、計測線設定領域62で設定された計測線により特定されるいずれの点を基準点として用いるかを設定するための領域である。計測線設定領域64は、「コブ角度」における基準点のうち2点目の特定に用いる計測線を設定するための領域である。基準点設定領域65は、計測線設定領域64で設定された計測線により特定されるいずれの点を基準点として用いるかを設定するための領域である。計測線設定領域66は、「コブ角度」における基準点のうち3点目の特定に用いる計測線を設定するための領域である。基準点設定領域67は、計測線設定領域66で設定された計測線により特定されるいずれの点を基準点として用いるかを設定するための領域である。計測線設定領域68は、「コブ角度」における基準点のうち4点目の特定に用いる計測線を設定するための領域である。基準点設定領域69は、計測線設定領域68で設定された計測線により特定されるいずれの点を基準点として用いるかを設定するための領域である。図9では、コブ角度を算出する際の基準点として、「計測線2:中点描画」の「中点」、「計測線3:中点描画」の「中点」、「計測線1:中心円描画」の「中心点」、「計測線4:中点描画」の「中点」が設定されている。すなわち、この「コブ角度」機能の実行時には、制御部41により、この4点により特定される角度が算出される。
なお、本実施の形態では、計測値リスト領域56において選択されている計測値算出機能について、当該計測値算出機能の実行前に描画される計測線により特定される点を用いて計測値の算出を行うよう設定することとしたが、計測値算出機能の実行時に、ユーザが操作部42から指定した位置を、計測値算出機能における基準点として取得するよう設定してもよい。
図10は、画像計測装置40において実行される計測拡張機能実行処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部41のCPUと、ROM45に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される処理であり、計測拡張機能登録処理において登録された計測拡張機能を実行する処理である。なお、本処理の実行前に、制御部41により、画像サーバ装置30から取得された計測対象の医用画像の画像ファイルに基づいて、表示部43に医用画像が表示されていることとする。また、予め用意されている複数の基本計測機能を相互に区別するために、本処理の説明では、基本計測機能A,基本計測機能B,・・・,基本計測機能Nとする。
まず、ユーザの操作部42からの操作により、操作画面上の計測拡張機能が選択されると、制御部41により、記憶部46からメモリ47へ計測手順情報が読み出され(ステップS11)、計測拡張モードに変更される(ステップS12)。
次に、制御部41により、計測手順情報に基づいて、順序付けられている複数の基本計測機能のうち、実行すべき順序の基本計測機能として、基本計測機能Aが選択されているか否かが判断される(ステップS13)。基本計測機能Aが選択されている場合には(ステップS13;YES)、制御部41により、基本計測機能A実行処理が行われる(ステップS14)。
ここで、図11を参照して、基本計測機能A実行処理について説明する。
制御部41により、計測手順情報に基づいて、基本計測機能Aを実行する際の基準点が「手動」に設定されているか否かが判断される(ステップS21)。基本計測機能Aが計測線の描画機能である場合には、基準点は「手動」又は「自動」に設定されている。基本計測機能Aが計測値の算出機能である場合には、基準点は「自動」に設定されている。
基本計測機能Aを実行する際の基準点が「手動」に設定されている場合には(ステップS21;YES)、制御部41により、操作部42から手動入力された位置のモニタ画面上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、変換後の座標が基準点として取得される(ステップS22)。
一方、基本計測機能Aを実行する際の基準点が「自動」に設定されている場合には(ステップS21;NO)、制御部41により、自動設定されている基準点が取得される(ステップS23)。具体的には、制御部41により、現在処理中の基本計測機能の実行前に描画されている計測線により特定される点の座標がメモリ47から取得される。
ステップS22又はステップS23の後、制御部41により、取得された基準点に基づいて、基本計測機能Aが実行される(ステップS24)。具体的には、制御部41により、基本計測機能Aに対応する計測線の描画機能又は計測値の算出機能が実行される。
図10に戻り、ステップS13において、実行すべき順序の基本計測機能として、基本計測機能Aが選択されていない場合には(ステップS13;NO)、制御部41により、計測手順情報に基づいて、実行すべき順序の基本計測機能として、基本計測機能Bが選択されているか否かが判断される(ステップS15)。基本計測機能Bが選択されている場合には(ステップS15;YES)、制御部41により、基本計測機能B実行処理が行われる(ステップS16)。基本計測機能B実行処理は、実行される基本計測機能が異なるだけで、基本計測機能A実行処理(図11参照)と同様であるため、説明を省略する。
以下、同様に処理が行われ、制御部41により、計測手順情報に基づいて、実行すべき順序の基本計測機能として、基本計測機能Nが選択されているか否かが判断される(ステップS17)。基本計測機能Nが選択されている場合には(ステップS17;YES)、制御部41により、基本計測機能N実行処理が行われる(ステップS18)。基本計測機能N実行処理は、実行される基本計測機能が異なるだけで、基本計測機能A実行処理(図11参照)と同様であるため、説明を省略する。
ステップS14、ステップS16、・・・、ステップS18の後、又は、ステップS17において基本計測機能Nが選択されていない場合には(ステップS17;NO)、制御部41により、計測手順情報に基づいて、実行すべき次の基本計測機能があるか否かが判断される(ステップS19)。実行すべき次の基本計測機能がある場合には(ステップS19;YES)、ステップS13に戻り、次の基本計測機能について処理が繰り返される。
ステップS19において、実行すべき次の基本計測機能がない場合には(ステップS19;NO)、計測拡張機能実行処理が終了する。
次に、図12を参照して、計測拡張機能実行処理の具体例として、下肢計測機能実行処理について説明する。この処理は、図5〜図9を参照して説明した下肢部の計測機能を実行する処理であり、制御部41のCPUと、ROM45に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。なお、本処理の実行前に、制御部41により、画像サーバ装置30から取得された計測対象の下肢部画像の画像ファイルに基づいて、表示部43に下肢部画像(図15参照)が表示されていることとする。また、図13及び図14に、下肢計測機能実行処理において表示部43に表示される画面例を示すが、簡単のため、下肢部画像については記載を省略する。
まず、ユーザの操作部42からの操作により、操作画面上の計測拡張機能が選択されると、制御部41により、記憶部46からメモリ47へ計測手順情報が読み出され(ステップS31)、計測拡張モードに変更される(ステップS32)。
次に、図13(a)に示すように、表示部43に表示されている下肢部画像上の大腿骨頭の位置(点P1)にマウスカーソルが置かれた状態で、ユーザにより操作部42のマウスボタンが押下されると、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のモニタ画面上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、1点目(点P1)の画像上の座標が取得される(ステップS33)。取得された1点目の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(a)に示すように、表示部43に表示されている下肢部画像上の大腿骨頭の位置(点P2)にマウスカーソルが置かれた状態で、ユーザにより操作部42のマウスボタンが押下されると、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のモニタ画面上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、2点目(点P2)の画像上の座標が取得される(ステップS34)。取得された2点目の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(a)に示すように、表示部43に表示されている下肢部画像上の大腿骨頭の位置(点P3)にマウスカーソルが置かれた状態で、ユーザにより操作部42のマウスボタンが押下されると、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のモニタ画面上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、3点目(点P3)の画像上の座標が取得される(ステップS35)。取得された3点目の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(b)に示すように、制御部41により、1点目(点P1)、2点目(点P2)、3点目(点P3)の座標に基づいて、下肢部画像上に3点を通る円L1が描画され、円L1の中心点T1が特定される(ステップS36)。特定された円L1の中心点T1の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(b)に示すように、表示部43に表示されている下肢部画像上の大腿骨軸に垂直で中点が大腿骨軸を通る線分の始点の位置(点P4)にマウスカーソルが置かれた状態で、ユーザにより操作部42のマウスボタンが押下されると、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のモニタ上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、4点目(点P4)の画像上の座標が取得される(ステップS37)。取得された4点目の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(b)に示すように、表示部43に表示されている下肢部画像上の大腿骨軸に垂直で中点が大腿骨軸を通る線分の終点の位置(点P5)にマウスカーソルが置かれた状態で、ユーザにより操作部42のマウスボタンが押下されると、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のモニタ上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、5点目(点P5)の画像上の座標が取得される(ステップS38)。取得された5点目の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(c)に示すように、制御部41により、4点目(点P4)、5点目(点P5)の座標に基づいて、下肢部画像上に4点目と5点目を結ぶ線分L2が描画され、線分L2の中点T2が特定される(ステップS39)。特定された線分L2の中点T2の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(c)に示すように、表示部43に表示されている下肢部画像上の大腿骨と脛骨の間に描画すべき線分の始点の位置(点P6)にマウスカーソルが置かれた状態で、ユーザにより操作部42のマウスボタンが押下されると、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のモニタ上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、6点目(点P6)の画像上の座標が取得される(ステップS40)。取得された6点目の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(c)に示すように、表示部43に表示されている下肢部画像上の大腿骨と脛骨の間に描画すべき線分の終点の位置(点P7)にマウスカーソルが置かれた状態で、ユーザにより操作部42のマウスボタンが押下されると、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のモニタ上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、7点目(点P7)の画像上の座標が取得される(ステップS41)。取得された7点目の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(d)に示すように、制御部41により、6点目(点P6)、7点目(点P7)の座標に基づいて、下肢部画像上に6点目と7点目を結ぶ線分L3が描画され、線分L3の中点T3が特定される(ステップS42)。特定された線分L3の中点T3の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(d)に示すように、表示部43に表示されている下肢部画像上の脛骨の下端に描画すべき線分の始点の位置(点P8)にマウスカーソルが置かれた状態で、ユーザにより操作部42のマウスボタンが押下されると、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のモニタ上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、8点目(点P8)の画像上の座標が取得される(ステップS43)。取得された8点目の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図13(d)に示すように、表示部43に表示されている下肢部画像上の脛骨の下端に描画すべき線分の終点の位置(点P9)にマウスカーソルが置かれた状態で、ユーザにより操作部42のマウスボタンが押下されると、制御部41により、マウスボタンが押下された位置のモニタ上の座標が取得され、画像上の座標に変換されて、9点目(点P9)の画像上の座標が取得される(ステップS44)。取得された9点目の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、図14に示すように、制御部41により、8点目(点P8)、9点目(点P9)の座標に基づいて、下肢部画像上に8点目と9点目を結ぶ線分L4が描画され、線分L4の中点T4が特定される(ステップS45)。特定された線分L4の中点T4の画像上の座標は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、制御部41により、円L1の中心点T1と線分L4の中点T4の座標がメモリ47から読み出され、図14に示すように、円L1の中心点T1と線分L4の中点T4とを結ぶ線分L5、すなわち、脛骨軸を示す線分が描画される(ステップS46)。
次に、制御部41により、線分L2の中点T2と線分L3の中点T3の座標がメモリ47から読み出され、図14に示すように、線分L2の中点T2と線分L3の中点T3とを結ぶ線分L6、すなわち、大腿骨軸を示す線分が描画される(ステップS47)。
次に、制御部41により、線分L2の中点T2、線分L3の中点T3、円L1の中心点T1、線分L4の中点T4の座標がメモリ47から読み出され、読み出された4点の座標に基づいてFTAが算出される。具体的には、制御部41により、線分L2の中点T2と線分L3の中点T3を結ぶ線分L6と、円L1の中心点T1と線分L4の中点T4を結ぶ線分L5とのなす角度が算出される。そして、図14に示すように、制御部41により、算出された計測値(FTA)R1が下肢部画像上の計測対象角度付近の位置に表示される(ステップS48)。
以上で、下肢計測機能実行処理が終了する。
以上説明したように、画像計測装置40によれば、予め用意されている複数の基本計測機能の中から任意の複数の基本計測機能を組み合わせて計測手順情報として保存することができるので、医用画像の計測を行う際の操作性を向上させることができる。これにより、画像計測装置40を使用するユーザ毎に、診断に用いる計測値に応じて、計測拡張機能をカスタマイズすることができる。
また、選択された複数の基本計測機能のうち少なくとも一つの基本計測機能の実行時に、当該基本計測機能の実行前に描画された計測線により特定される点を用いて、当該基本計測機能における計測線の描画又は計測値の算出を行うので、ユーザの手間を軽減させることができる。また、計測線により特定される点については、ユーザの目視及び手動による操作が不要となり、画像計測装置40のメモリ47内に保持されている座標の値を用いて計測線の描画又は計測値の算出を行うことができるので、計測の精度を向上させることができる。
例えば、図12、図13及び図14を参照して説明した下肢計測機能実行処理においては、ユーザが点P1〜点P9の9点の位置を指定するだけで、円L1、線分L2、線分L3、線分L4、線分L5、線分L6が描画され、計測値R1が算出され、表示される。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像計測装置の一例であり、これに限定されるものではない。装置の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 RIS
20 モダリティ
30 画像サーバ装置
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
35 ROM
36 記憶部
37 バス
40 画像計測装置
41 制御部
42 操作部
43 表示部
44 通信部
45 ROM
46 記憶部
47 メモリ
48 バス
51 計測線描画機能選択領域
52 追加ボタン
53 計測線リスト領域
54 計測値算出機能選択領域
55 追加ボタン
56 計測値リスト領域
57 手動自動設定領域
58 計測線設定領域
59 基準点設定領域
60 計測線設定領域
61 基準点設定領域
62 計測線設定領域
63 基準点設定領域
64 計測線設定領域
65 基準点設定領域
66 計測線設定領域
67 基準点設定領域
68 計測線設定領域
69 基準点設定領域
100 医用画像システム
431 計測拡張機能設定画面
432 計測拡張機能設定画面
433 計測拡張機能設定画面
434 計測拡張機能設定画面
435 計測拡張機能設定画面
NT ネットワーク

Claims (4)

  1. 表示手段に表示された医用画像上に計測線を描画し、当該描画された計測線に基づいて計測値を算出する画像計測装置であって、
    予め用意されている複数の基本計測機能の中から任意の複数の基本計測機能を順序付けて選択するための操作手段と、
    前記選択された複数の基本計測機能の順序に基づいて計測手順情報を生成し、当該生成された計測手順情報に基づいて計測線の描画又は計測値の算出を行う制御手段と、
    を備え、
    前記予め用意されている複数の基本計測機能のそれぞれは、計測線に応じた数の基準点に基づいて計測線を描画する計測線の描画機能、又は、計測値に応じた数の基準点に基づいて計測値を算出する計測値の算出機能であり、
    前記制御手段は、前記選択された複数の基本計測機能のうち少なくとも一つの基本計測機能の実行時に、当該基本計測機能の実行前に描画された計測線により特定される点を当該基本計測機能における計測線の描画又は計測値の算出を行う際の基準点として用い、
    前記計測線により特定される点は、当該計測線が線分である場合には当該線分の中点であり、当該計測線が円である場合には当該円の中心点である画像計測装置。
  2. 前記選択された複数の基本計測機能には、複数種類の計測線の描画機能が含まれる、
    請求項1に記載の画像計測装置。
  3. 表示手段に表示された医用画像上に計測線を描画し、当該描画された計測線に基づいて計測値を算出するコンピュータを、
    予め用意されている複数の基本計測機能の中から任意の複数の基本計測機能を順序付けて選択するための操作手段、
    前記選択された複数の基本計測機能の順序に基づいて計測手順情報を生成し、当該生成された計測手順情報に基づいて計測線の描画又は計測値の算出を行う制御手段、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記予め用意されている複数の基本計測機能のそれぞれは、計測線に応じた数の基準点に基づいて計測線を描画する計測線の描画機能、又は、計測値に応じた数の基準点に基づいて計測値を算出する計測値の算出機能であり、
    前記制御手段は、前記選択された複数の基本計測機能のうち少なくとも一つの基本計測機能の実行時に、当該基本計測機能の実行前に描画された計測線により特定される点を当該基本計測機能における計測線の描画又は計測値の算出を行う際の基準点として用い、
    前記計測線により特定される点は、当該計測線が線分である場合には当該線分の中点であり、当該計測線が円である場合には当該円の中心点であるプログラム。
  4. 前記選択された複数の基本計測機能には、複数種類の計測線の描画機能が含まれる、
    請求項3に記載のプログラム。
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