JP2009218307A - Mos型半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】デバイスサイズを小型化し、通電能力を大きくしたゲート保護用のツェナーダイオードを有するMOS半導体装置を提供する。
【解決手段】ゲート電極5をツェナーダイオードとなるn+ポリシリコン7とp+ポリシリコン8で形成し、厚い絶縁膜6上にp+ポリシリコン8を形成し、このp+ポリシリコン8をソース電極13と接続することで、ツェナーダイオードをゲート端子Gとソース端子Sの間に挿入することができる。このツェナーダイオードは活性領域に形成されるため、ちチップサイズを小型化しつつ、通電能力を大きくできる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ゲート絶縁膜の絶縁破壊を防止するためのツェナーダイオードを備えたMOS型半導体装置に関する。
MOSFETやIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などのMOS型半導体装置は、ゲート絶縁膜によってゲート電極が絶縁されており、ゲート電極に電圧を印加することよって駆動される。そのため、外部から静電気などによって過大な電圧が印加されるとゲート絶縁膜が破壊してしまう。
特に、大電力を制御するパワーMOSFETやIGBTにおいてはこれを防止するため、ゲート端子Gとソース端子S(またはエミッタ端子)の間にツェナーダイオード80(図3(b)参照)を挿入するように設計されている。
図3は、縦型パワーMOSFETの断面構造とその等価回路を示したものであり、同図(a)はパワーMOSFETの要部断面図、同図(b)はその等価回路図である。
図3(a)において、n半導体基板200の端部の表面層にpウエル領域51と活性領域内に形成されるpウエル領域52が配置される。pウエル領域52の表面層にnソース領域53が配置され、nソース領域53とn半導体基板200に挟まれたpウエル領域52上にゲート絶縁膜54を介してn+ポリシリコン57からなるゲート電極55が配置される。ゲート電極55上に層間絶縁膜60が配置され、nソース領域53上およびpウエル領域52上の層間絶縁膜60にコンタコトホール62を形成して、その上にソース電極63が配置される。ソース電極63とソース端子Sが接続する。
pウエル領域51上に絶縁膜56を配置し、絶縁膜56上にn+ポリシリコン57とこれと接続するp+ポリシリコン58を配置し、その上に層間絶縁膜60を配置する。層間絶縁膜60にコンタクトホール61、64、71を形成し、このコンタクトホール61を介してp+ポリシリコン58とソース電極13を接続し、n+ポリシリコン57の左側とゲートパッド65を接続し、n+ポリシリコン57の右側と金属電極72を接続する。ゲートパッド65はゲート端子Gと接続する。n+ポリシリコン57とp+ポリシリコン58はツェナーダイオード80を形成し、またn+ポリシリコン57は抵抗69の働きをする。
一方、n半導体基板200の裏面にnドレイン領域66が配置され、nドレイン領域66上にドレイン電極67が配置される。このドレイン電極67とドレイン端子Dが接続する。
通常、パワーMOSFETやIGBTのゲート電極55のポリシリコンは、抵抗を小さくするため、n型の高濃度不純物を導入してn+ポリシリコン57とする。
前記の構成とすることで、n+ポリシリコン57とp+ポリシリコン58で構成されるツェナーダイオード80がゲート電極55(ゲート端子G)とソース電極63(ソース端子S)間に挿入された構造となる。このツェナーダイオード80は、通常は専用の領域を確保して形成される。
図4は、上面から見たツェナーダイオード80が接続されたMOS型半導体装置の要部平面図である。この図はゲートパッド65、ソース電極63およびn+ポリシリコン57に接続する金属電極72を示す平面図である。くしの歯状になっている箇所が、ツェナダイオード80を構成するn+ポリシリコン57とp+ポリシリコン58にそれぞれ接続する金属電極72およびソース電極63を延在した金属電極63aである。ツェナーダイオード80は想定される外部からの最大電流を破壊なく吸収するように、所定の面積を確保するように形成されている。尚、図3(a)は図4のA−B線で切断した要部断面図である。
図3(b)の等価回路において、ゲート端子G(MOSFETのゲート電極55に接続する)とソース端子S(MOSFETのソース電極63に接続する)の間にツェナーダイオード80が挿入されている。ゲート端子Gに過大な電圧が印加されると、ツェナーダイオード80が所定の電圧でブレークダウンして、それ以上の電圧がゲート端子Gに印加されないようになっている。
また、ツェナーダイオード80とゲート端子Gの間には所定の抵抗69を入れておけば、過大な電圧がゲート端子Gに印加されたとしても、ゲート端子Gと接続するゲート電極55には、ツェナーダイオード80と抵抗69とで分圧された電圧しか印加されないため、さらに安全である。
このようなツェナーダイオード80や抵抗69は、ゲート電極材料であるポリシリコンを利用して形成されることが、これまで多く提案されている(特許文献1〜4)。
また、特許文献5には、ゲート電極となるポリシリコンにpn接合を形成して、層間絶縁膜が破壊した場合でも、このpn接合で印加される電圧を保持して、ソース電極とゲート電極間での短絡を防止できることが記載されている。また、ゲート電極とソース電極を層間絶縁膜に形成したコンタクトホールを介して接続することによりゲート保護ダイオードとすることができて、ゲート絶縁膜の破壊を防ぐことができることが記載されている。
特開平1−152670号公報 特開平2−102578号公報 特開平1−185971号公報 公開実用新案 平1−12365号公報 特開平11−220127号公報
最近、自動車のエンジンのイグニッション用途などで、電磁的環境の厳しいところでMOS型半導体装置が使用される場合には、ゲートのサージ吸収能力を高める要求が大きく、そのためにツェナーダイオード80の占める面積が過大になりつつある。
たとえば、ゲートパッドの面積は400μm×1000μm程度であるが、十分な電流吸収能力を持たせるために、ツェナーダイオード80形成領域だけでその2倍以上の面積を必要とする場合もある。
しかしながら、この所定の領域は主電流を流す領域ではないため、その直下の基板領域は電流を流すために使用されていない無効領域となる。
このため、デバイスサイズが大きいわりに、電流能力が大きくなく、この無効領域の削減が強く求められている。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、デバイスサイズを小型化し、通電能力を大きくしたゲート保護用のツェナーダイオードを有するMOS半導体装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、第1導電型の半導体基板の表面層に選択的に形成された複数の第2導電型の第1半導体領域(ウエル領域)と、該第1半導体領域の表面層に選択的に形成された第1導電型の第2半導体領域(ソース領域)と、該第2半導体領域と前記半導体基板に挟まれた前記第1半導体領域上に形成されたゲート絶縁膜と、隣接する前記第1半導体領域に挟まれた前記半導体基板上に前記ゲート絶縁膜と接して形成された前記ゲート絶縁膜の膜厚より厚い絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上と前記厚い絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極上と前記第2半導体領域上と前記第1半導体領域上に形成された層間絶縁膜と、該層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第2半導体領域および前記第1半導体領域に接続された主電極(ソース電極)とを有するMOS型半導体装置において、前記ゲート絶縁膜上の前記ゲート電極が第1導電型のポリシリコンで形成され、前記厚い絶縁膜上の前記ゲート電極の少なくとも一部が第2導電型のポリシリコンで形成され、該第2導電型のポリシリコン上の前記層間絶縁膜にコンタクトホールが形成され、前記第2導電型のポリシリコンが前記コンタクトホールを介して前記主電極と接続する構成とする。
また、前記第1導電型のポリシリコンと前記第2導電型のポリシリコンとでツェナーダイオードを構成するとよい。
また、前記第2導電型のポリシリコンの底部が前記第1導電型のポリシリコンで形成されるとよい。
この発明によれば、ゲート保護用ダイオードであるツェナーダイオードを主電流を流す活性領域に形成することで、デバイスサイズを大きくすることなく、ゲート保護が可能となる。
一方、ツェナーダイオードの面積は従来よりも大幅に大きくできるので、その通電能力(サージ電圧印加時の電流吸収能力)を大幅に高めることができる。その結果、破壊しにくいMOS型半導体装置を提供することができる。
また、ツェナーダイオードのアノード領域となるp+ポリシリコンをn+ポリシリコンの表面層に形成することで、ツェナーダイオードのpn接合の面積を増加させることができて、さらに通電能力を高めることができる。
また、p+ポリシリコンへのコンタクトホールが開口されている部分の直下に厚い絶縁膜を配置し、この箇所でソース電極へのワイヤボンデイングすることで、ボンディング時のソース領域への衝撃を緩和できる。
また、厚い絶縁膜上にゲート電極の一部を形成することで、ゲート容量を減少させることができて、スイッチング速度を上げることができる。
実施の形態を以下の実施例で説明する。ここでは第1導電型をn型、第2導電型をp型として説明したが、逆にしても構わない。また、説明ではn型、p型を単にn、pで表示した。また、以下の実施例ではMOSFETについて述べているが、本発明は、MOSゲート構造に特徴を有するものであるため、MOSゲート構造を有する他のデバイス(例えば、IGBT)に適用できる。
図1は、この発明の第1実施例のMOS型半導体装置の構成図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のA−C−B線で切断した要部断面図である。このMOS型半導体装置は、ゲート保護用のツェナーダイオードを内蔵したプレーナゲート構造のパワーMOSFETである。同図(a)は主にpウェル領域1、2、nソース領域3およびゲートポリシリコン9のパターンを示した。ゲートポリシリコン9はn+ポリシリコン7とp+ポリシリコン8で構成される。
同図(a)において、n半導体基板100(nドリフト層18)の端部周辺にpウエル領域1が配置され、それと隣接して活性領域となるpウエル領域2が多数形成配置される。pウエル領域2上に図示しない厚い絶縁膜6を介してn+ポリシリコン7が配置され、その上にゲートバッド15が配置される。このn+ポリシリコン7は抵抗19の役目もする。活性領域のpウエル2領域内にnソース領域3を形成し、nソース領域3の一部とpウエル領域2上の図示しない層間絶縁膜10上にコンタクトホール12を介して図示しないソース電極13が配置される。
また、前記のn+ポリシリコン7は活性領域内まで延在させて図示しないゲート絶縁膜4上に配置される図示しないゲート電極5となる。活性領域内に延在されたn+ポリシリコン7に接続してp+ポリシリコン8がゲート絶縁膜4と接続する厚い絶縁膜6上に配置される。ここではn+ポリシリコン7とp+ポリシリコン8を合わせてゲート電極5と称す。このn+ポリシリコン7とp+ポリシリコン8はツェナーダイオードを構成し、n+ポリシリコン7がカソード領域と抵抗となり、p+ポリシリコン8がアノード領域となる。このp+ポリシリコン8は図示しない層間絶縁膜10に形成したコンタクトホール11を介して図示しないソース電極13と接続する。こうすることで、ツェナーダイオードが図示しないゲート端子Gとソース端子Sの間に挿入される。
同図(b)において、n半導体基板100の端部の表面層にpウエル領域1と活性領域内に形成されるpウエル領域2が配置される。pウエル領域2の表面層にnソース領域3が配置され、nソース領域3とn半導体基板100に挟まれたpウエル領域2上にゲート絶縁膜4を介してゲート電極5が配置される。隣接するpウエル領域2の間に挟まれたn半導体基板100上に前記ゲート絶縁膜4と繋がる厚い絶縁膜6が配置され、この厚い絶縁膜6上に前記のゲート電極5を延在させる。厚い絶縁膜6上のゲート電極5をp+ポリシリコン7で形成しゲート絶縁膜4上のゲート電極5をn+ポリシリコン7で形成して、ツェナーダイオードとする。ゲート電極5上に層間絶縁膜10が配置され、p+ポリシリコン8上、nソース領域3上およびpウエル領域2上の層間絶縁膜10にコンタコトホール11、12を形成して、その上にソース電極13が配置される。ゲートパッド15とゲート端子Gが接続し、ソース電極13とソース端子Sが接続する。尚、前記のソース電極13とpウエル領域2とのコンタクトを良好にするために、pウエル領域2を貫通する図示しない高濃度のpコンタクト領域を形成する場合もある。
nウエル領域2上に厚い絶縁膜6が配置され、その上にn+ポリシリコン7が配置され、さらにその上に層間絶縁膜10に形成したコンタクトホール14を介してゲートパッド15が配置される。このゲート絶縁膜4上のn+ポリシリコン7はゲート電極5となり、pウエル領域1上および図1(b)では示されていないnウエル領域2上の厚い絶縁膜6上を被覆しているn+ポリシリコン7はツェナーダイオードに接続する抵抗19の働きをする。この厚い絶縁膜6上のn+ポリシリコンのn型不純物(リンなど)の濃度を変えることで抵抗値を変えるかとができる。
一方、n半導体基板100の裏面にnドレイン領域16が配置され、nドレイン領域16上にドレイン電極17が配置される。このドレイン電極17とドレイン端子Dが接続する。前記のツェナーダイオードのアノード(p+ポリシリコン8)はソース電極13に接続されるので、このツェナーダイオードはゲート端子Gとソース端子Sの間に挿入されたゲート保護用のツェナーダイオードとなる。なお、前記のゲート電極5を形成するn+ポリシリコン7とp+ポリシリコン8はゲートポリシリコン9と呼ばれる。また、n半導体基板100で拡散領域が形成されない箇所はnドリフト層18と呼ばれている。
プレーナゲート構造のパワーMOSFETやIGBTは、ゲートポリシリコン9の幅が8〜20μm程度の値に設定されている。このため、ツェナーダイオードの形成やコンタクトホール11の形成は加工上も特に問題がなく、従来の製造工程をそのまま使用することが可能となる。
+ポリシリコン8を形成するには、通常不純物としてボロンが導入される。また、このようにして形成したツェナーダイオードは、最大でパワーMOSFETのチャネル幅とほぼ同じだけの距離に設定できる。従来の方法で形成するツェナーダイオードの面積は、前記したようにゲートパッド15の2,3倍程度であることから、ほぼ活性領域全域が使用できる本発明では、より大きな電流容量(通電能力)を確保することができるようになる。
また、ツェナーダイオード形成のための専用の場所を必要としないことでデバイスサイズを従来構造より大幅に縮小できる。
また、ツェナーダイオードのアノード領域(p+ポリシリコン8)とソース電極13の接触する開口部直下は、ゲート絶縁膜4よりも厚い絶縁膜6が形成されているので、この厚い絶縁膜6が形成されている領域上にワイヤボンディングすることにより、ワイヤボンディング時の応力によるゲート絶縁膜4の機械的な破壊(クラックやワレなど)を防止することができる。
さらに、この構造はテラスゲート構造と呼ばれており、ゲート容量を減少させる効果があるためスイッチング特性の向上を図ることができる。
図2は、この発明の第2実施例のMOS型半導体装置の要部断面図である。図2は図1(b)に相当する断面図である。図1の構造のパワーMOSFETの電流容量をさらに上げるため、ツェナーダイオードの接合面積を増加させる方法を提供するものである。
ツェナーダイオードを構成しているp+ポリシリコンは、ゲートポリシリコンをn+ポリシリコンにして、それにボロンを高濃度にイオン注入・拡散して形成される。図1ではこのボロン層をn+ポリシリコン7の底面まで達するようにしてp+ポリシリコン8を形成している。それに対して図2ではn+ポリシリコン7のボロン層を底面に達しないように形成し、n+ポリシリコン7の表面層にp+ポリシリコン8a形成している。図1の場合のツェナーダイオードのpn接合面はゲートポリシリコン9に対して垂直面(断面)のみとなるが、図2では水平面(p+ポリシリコン8aの底面)も利用できるので、pn接合面の面積が大幅に増大する。そのため、ツェナーダイオードの電流吸収能力を図1より向上させることができる。
以上の実施の形態での厚い絶縁膜6は、酸化膜により形成することが望ましい。酸化膜としては、例えば熱酸化膜、CVDで形成した酸化膜、またLTO,PSGなどでもよい。
また、上記のように、厚い絶縁膜6を形成しこの厚い絶縁膜6が形成される領域上にワイヤボンディングすることにより、ワイヤボンディング時の圧力によりゲート絶縁膜がダメージを受けることを防止できる。
この発明の第1実施例のMOS型半導体装置の構成図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のA−C−B線で切断した要部断面図 この発明の第2実施例のMOS型半導体装置の要部断面図 縦型パワーMOSFETの断面構造とその等価回路を示したものであり、(a)はパワーMOSFETの要部断面図、(b)はその等価回路図 上面から見たツェナーダイオード80が接続されたMOS型半導体装置の要部平面図
符号の説明
1、2 pウエル領域
3 nソース領域
4 ゲート絶縁膜
5 ゲート電極
6 厚い絶縁膜
7 n+ポリシリコン
8、8a p+ポリシリコン
9 ゲートポリシリコン
10 層間絶縁膜
11、12、14 コンタクトホール
13 ソース電極
15 ゲートパッド
16 nドレイン領域
17 ドレイン電極
18 nドリフト層
19 抵抗
100 n半導体基板

Claims (3)

  1. 第1導電型の半導体基板の表面層に選択的に形成された複数の第2導電型の第1半導体領域と、該第1半導体領域の表面層に選択的に形成された第1導電型の第2半導体領域と、該第2半導体領域と前記半導体基板に挟まれた前記第1半導体領域上に形成されたゲート絶縁膜と、隣接する前記第1半導体領域に挟まれた前記半導体基板上に前記ゲート絶縁膜と接して形成された前記ゲート絶縁膜の膜厚より厚い絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上と前記厚い絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極上と前記第2半導体領域上と前記第1半導体領域上に形成された層間絶縁膜と、該層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第2半導体領域および前記第1半導体領域に接続された主電極とを有するMOS型半導体装置において、
    前記ゲート絶縁膜上の前記ゲート電極が第1導電型のポリシリコンで形成され、前記厚い絶縁膜上の前記ゲート電極の少なくとも一部が第2導電型のポリシリコンで形成され、該第2導電型のポリシリコン上の前記層間絶縁膜にコンタクトホールが形成され、前記第2導電型のポリシリコンが前記コンタクトホールを介して前記主電極と接続されることを特徴とするMOS型半導体装置。
  2. 前記第1導電型のポリシリコンと前記第2導電型のポリシリコンとでツェナーダイオードを構成することを特徴とする請求項1に記載のMOS型半導体装置。
  3. 前記第2導電型のポリシリコンの底部が前記第1導電型のポリシリコンで形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のMOS型半導体装置。
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