JP2009218195A - 携帯型電磁調理器兼回転装置及び携帯型電磁調理器兼攪拌装置 - Google Patents

携帯型電磁調理器兼回転装置及び携帯型電磁調理器兼攪拌装置 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯型電磁調理器兼回転装置及び携帯型電磁調理器兼攪拌装置において、携帯可能で、かつ優れたスペースファクター及び機能性を有するようにする。
【解決手段】携帯型電磁調理器兼回転装置1は、表面に平面を有する略扁平でかつ携帯可能な筐体11と、筐体11に内設され、電源に接続されて前記平面上に交番磁界及び/又は回転磁界を発生する磁気発生機構部と、筐体11の平面上に載置されたときに磁気発生機構部と磁気的空隙を隔てて対向するように構成され、回転磁界により回転駆動される回転機構部30であって、他の回転部材に回転を伝える回転力伝達部を有する回転機構部30とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は誘導加熱を利用した電磁加熱式の調理器に関し、特に回転磁界を利用した非接触の回転機構を備えた携帯型電磁調理器に関するものである。
近年、食物を煮炊きする調理器として、ガス調理器やヒータ式の加熱調理器の他に誘電加熱を利用した電磁加熱式の調理器、いわゆるIH(induction heating)調理器が広く使用されている。このようなIH調理器においては、上記誘導加熱を発生させる他に回転磁界を発生する磁気発生機構部と、この磁気発生機構部から発生する回転磁界により回転駆動する回転翼等の回転体を有する回転駆動機構部とを互いに分離独立した別の器具とし、磁気的空隙を隔てて組み付け可能にした交流エネルギー変換駆動機器を使用することによって、磁気発生機構部をIH調理器として使用する他に、回転駆動機構部を組み付けることによってファン、調理用具等の各種の器具として使用することができるものが提案されている(特許文献1)。
特開平10−108426号公報
一方、従来から、キャンプ場等の野外やキャンピングカーの中等、様々な環境下で料理を行う場面があり、何処でも手軽に使用できる調理器が求められている。またキャンピングカー内や、独身者、単身赴任者等が住む比較的狭い居住空間では、設置空間や使用場所等のスペースファクターが優れた機能性の良い調理器が求められている。
しかしながら上記交流エネルギー変換駆動機器を使用したIH調理器では、磁気発生機構部がキッチンテーブル等の設備内に埋め込み装備されているため、容易に移動することは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、携帯可能で、かつ優れたスペースファクター及び機能性を有する携帯型電磁調理器兼回転装置及び携帯型電磁調理器兼攪拌装置を提供することを目的とするものである。
本発明の携帯型電磁調理器兼回転装置は、表面に平面を有する略扁平でかつ携帯可能な筐体と、
該筐体に内設され、電源に接続されて前記平面上に交番磁界及び/又は回転磁界を発生する磁気発生機構部と、
前記筐体の前記平面上に載置されたときに前記磁気発生機構部と磁気的空隙を隔てて対向するように構成され、前記回転磁界により回転駆動される回転機構部であって、他の回転部材に回転を伝える回転力伝達部を有する回転機構部とを備えてなることを特徴とするものである。
本発明において「磁気発生機構部」は、交番磁界のみを発生してもよいし、回転磁界のみを発生してもよいし、交番磁界と回転磁界の両方を発生してもよい。
なお本発明の携帯型電磁調理器兼回転装置は、前記回転機構部が、前記筐体の前記平面に対向接触する平面を有する第二の筐体に内設されているものであってもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼回転装置は、前記筐体と前記第二の筐体が、互いに連結され前記平面同士を内側にして開閉自在とされていてもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼回転装置は、前記回転機構部が、他の回転部材に減速して回転を伝える減速伝達部をさらに備えていてもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼回転装置は、前記筐体と前記第二の筐体を閉じた位置に保持するロック手段と、閉じた状態で両筐体を携帯するための把持部とをさらに備えていてもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼回転装置は、前記磁気発生機構部が、円周上にそれぞれ配された複数個の、磁性コアの周囲に導線を巻回した駆動用コイルと、該駆動用コイルが配された前記円周の内側及び外側の円周上にそれぞれ各々の円周に沿って導線を巻回した交番用コイルとを備えていてもよい。
また本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置は、表面に平面を有する略扁平でかつ携帯可能な筐体と、
該筐体に内設され、電源に接続されて前記平面上に交番磁界及び/又は回転磁界を発生する磁気発生機構部と、
前記筐体の前記平面上に載置されたときに前記磁気発生機構部と磁気的空隙を隔てて対向するように構成され、前記回転磁界により回転駆動されるものであって、他の回転部材に回転を伝える回転力伝達部を有する回転機構部と、
該回転機構部に装着される容器であって、前記回転力伝達部により回転駆動される攪拌部材を底部に備えてなる容器とを備えてなることを特徴とするものである。
なお本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置は、前記回転機構部が、前記筐体の前記平面に対向接触する平面を有する第二の筐体に内設されているものであってもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置は、前記筐体と前記第二の筐体が、互いに連結され前記平面同士を内側にして開閉自在とされていてもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置は、前記攪拌部材の前記回転駆動に伴う前記容器の揺動を防止するための規制部をさらに備えていてもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置は、前記攪拌部材が切削用の刃を有するものであってもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置は、前記回転機構部が、他の回転部材に減速して回転を伝える減速伝達部をさらに備えていてもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置は、前記筐体と前記第二の筐体を閉じた位置に保持するロック手段と、閉じた状態で両筐体を携帯するための把持部とをさらに備えていてもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置は、前記磁気発生機構部が、円周上にそれぞれ配された複数個の、磁性コアの周囲に導線を巻回した駆動用コイルと、該駆動用コイルが配された前記円周の内側及び外側の円周上にそれぞれ各々の円周に沿って導線を巻回した交番用コイルとを備えていてもよい。
本発明の携帯型電磁調理器兼回転装置は、磁気発生機構部が内設された筐体が携帯可能であるため、磁気発生機構部に電力を供給可能な電源があるところであれば何処でも使用することができ、磁気発生機構部に電源を接続して筐体の平面上に鍋やフライパン等の誘導加熱を受ける調理器具を載置すれば、電磁誘導の原理による誘導加熱を利用して調理器具を加熱できることにより筐体を電磁調理器として使用できると共に、筐体の平面上に回転機構部を載置すれば、載置された回転機構部は磁気発生機構部により発生された回転磁界によって回転駆動するので、他の回転部材に回転を伝える回転力伝達部に、例えばファンや回転制御部を備えた電池内蔵型のCDプレーヤー等の回転軸を接続することによってファンを回したり、音楽を聴いたりすることが可能な回転装置として使用することができる。
そして本発明の携帯型電磁調理器兼回転装置は、携帯可能であることから、例えばキャンピングカーや単身赴任者の住まい等の比較的狭い居住空間おいて、使用しないときには片付けておくことができ、使用するときには任意の場所で使用できると共に電磁調理器として使用せずに回転装置として使用するときには、例えば暑い日等に扇風機として使用したりすることができるので、優れたスペースファクターと機能性を有することできる。なお扇風機として使用するときには、扇風機には羽根が飛んだりしないように、安全カバーを設ける。
また本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置によれば、磁気発生機構部が内設された筐体が携帯可能であるため、磁気発生機構部に電流を供給可能な電源があるところであれば何処でも使用することができ、磁気発生機構部に電源を接続して筐体の平面上に鍋やフライパン等の誘導加熱を受ける調理器具を載置すれば、電磁誘導の原理による誘導加熱を利用して調理器具を加熱できることにより筐体を電磁調理器として使用できると共に、筐体の平面上に、底部に攪拌部材を備えた容器が装着された回転機構部を載置すれば、載置された回転機構部は磁気発生機構部により発生された回転磁界によって回転駆動され、回転力伝達部によって攪拌部材が回転駆動されるので、容器は攪拌部材の回転によって内容物を攪拌する攪拌装置として使用することができる。
そして本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置は、携帯可能であることから、例えばキャンピングカーや単身赴任者の住まい等の比較的狭い居住空間において、使用しないときには片付けておくことができ、使用するときには任意の場所で使用できると共に電磁調理器としても攪拌装置としても使用することができるので、優れたスペースファクターと機能性を有することができる。
以下、本発明にかかる携帯型電磁調理器兼攪拌装置の第一の実施形態としてのIH調理器兼ミルミキサー1について図面を参照して詳細に説明する。ここで図1は、IH調理器兼ミルミキサー1の斜視図、図2(a)は図1の上蓋体12を途中まで開けた状態の斜視図、図2(b)は図1の上蓋体12を完全に開けた状態の斜視図である。なお本実施形態においては、便宜上、IH調理器兼ミルミキサー1の取っ手15が設けられている面を前面として、以下説明する。
本実施形態のIH調理器兼ミルミキサー1は、図1に示す如く、下蓋体(筐体)11と上蓋体(第二の筐体)12とからなる携帯ケース10で概略構成されており、下蓋体11と上蓋体12とは、一端縁がヒンジ13によって互いに開閉自在に連結されている。下蓋体11と上蓋体12は、図2(a)(b)に示す如く、表面に平面11a、12cを有する略扁平でかつ携帯可能な筐体で構成され、平面11a、12c同士を内側にして開閉自在にされており、それぞれの両側面には、互いの側面同士と連結し、下蓋体11と上蓋体12とを図2(b)に示す、開いた状態に保持するためのトグルリンク部17が設けられている。
また下蓋体11と上蓋体12は、図2(a)(b)に示す如く、各々の平面11a、12cに、後述のミルミキサー40を収容するための長方形等の穴18a、18bが設けられている。携帯ケース10の前面には、図1に示す如く、携帯用の取っ手(把持部)15が設けられている。なお取っ手15は、図2(a)(b)に示す如く、下蓋体11に取っ手15a、上蓋体12にとって15bがそれぞれ設けられていてもよい。
また下蓋体11の後面の一端側には、図1に示す如く、開口14が設けられており、図示しない商用電源(単相100V周波数50/60HZ)と接続して後述の磁気発生機構部20のインバータ回路23に電力を供給する電源ケーブル24a及びプラグ24bが、開口14から取り出されたり、下蓋体11内部に収納されたりする。
そして本実施形態のIH調理器兼ミルミキサー1は、下蓋体11に、商用電源に接続されて平面11a上に交番磁界及び/又は回転磁界を発生する磁気発生機構部20が内設され、上蓋体12に、磁気発生機構部20により発生された回転磁界により回転駆動される回転機構部30(図6参照)が内設されて、携帯ケース10を開いたとき、すなわち上蓋体12の平面12cを下蓋体11の平面11から離して、図2(b)に示す如く、上蓋体12を開けた状態ではIH調理器として機能し、図1に示す如く、携帯ケース10を閉じたとき、すなわち下蓋体11の平面11aに上蓋体12の平面12cを接触させた状態ではミルミキサーとして機能するように構成されている(図6参照)。
なお本実施形態のIH調理器兼ミルミキサー1は、本願発明者が先に発明し、特開平10−108426号公報に開示された「交流エネルギー変換駆動機器」の原理に基づくものであり、本実施形態のIH調理器兼ミルミキサー1に使用される磁気発生機構部20と回転機構部30は、上記「交流エネルギー変換駆動機器」の「磁気発生機構部」と「回転駆動機構部」と概略同様の構成を使用することができるため、詳細な説明は省略して以下説明する。なお本実施形態のIH調理器兼ミルミキサー1に使用される磁気発生機構部20と回転機構部30は、本願出願人が先に出願し、特開2001−69734号公報に記載された「磁気発生機構部」と「回転機構部」と概略同様の構成を使用してもよい。
ここでIH調理器兼ミルミキサー1において、先ずIH調理器として機能する場合を説明する。図3は磁気発生機構部20の概略構成図、図4Aは図3のコイルユニット22の正面概念図、図4Bは図4Aの上面図、図5は交番磁界を説明する図である。
磁気発生機構部20は、図3に示す如く、下蓋体11の平面11aを構成し、耐熱性、耐水性、耐衝撃性、及び電磁波透過性を有する、例えばガラス製のトッププレート21と、トッププレート21の下部に位置するコイルユニット22と、電源ケーブル24a及びプラグ24b(図1参照)を介して図示しない商用電源(単相100V周波数50/60HZ)から供給される電流を制御してコイルユニット22に供給するインバータ回路23とを備えてなり、インバータ回路23は、図2(a)(b)に示す如く、下蓋体11の平面11aに設けられた、例えばタッチ操作形式のIH操作ボタン11bによる操作によって電流の位相や周波数等が変更される。なお下蓋体11の底面や側面、トッププレート21には、図示しない放熱用の通気孔が設けられている。
コイルユニット22は、図4Bに示す如く、例えば直径120mmの円周上に複数個(本実施形態では8個)配置された回転駆動用の駆動用コイル22Cと、駆動用コイル22Cの内側及び外側の円周上にそれぞれ各々の円周に沿って導線を巻回した誘導加熱用の内側交番用コイル22A、外側交番用コイル22Bとを備えている。
駆動用コイル22Cは、図4Aに示す如く、ケイ素鋼板の積層体或いは高抵抗のフェライト磁性材で形成された磁気台座22c−1に起立した、フェライト磁性材等の軟磁性材で形成された磁性コア22C−2の周囲に導線を巻回して構成され、本実施形態では1相当たりの1機械角に対する電気角数が2となるように構成されている。
内側交番用コイル22Aは、内径が約40mm、外径が約80mm、外側交番用コイル22Bは、内径が約160mm、外径が約200mmで、それぞれ厚さが10mm程度の空芯のドーナツ形状で構成されている。そして内側交番用コイル22Aと外側交番用コイル22Bは、導線が内側交番用コイル22Aの巻き終わりと外側交番用コイル22Bの巻き始めとが連続するように形成され、例えば左回り等、同一方向に巻回されていて、インバータ回路23の同一の供給端子に接続される。このとき外側交番用コイル22Bには、電流の流れのON/OFFを選択可能なスイッチが設けられている。
インバータ回路23は、Sin/Cosの2相インバータ回路を備え、後述するミルミキサー操作ボタン12b(図1、図6参照)による操作時には、要求された負荷に応じて商用電力を100V以下、数10A程度で、かつ周波数を150〜800Hzに変換して駆動用コイル22Cに電流が流れるように制御する。なおミルミキサーとしての機能については後で詳細に説明する。
またインバータ回路23は、IH操作ボタン11bによる操作時には、要求された負荷に応じて内側交番用コイル22A、外側交番用コイル22B、駆動用コイル22Cのいずれか1つ以上を選択して電流が流れるように制御する。なおこの選択方法については後で詳細に説明する。
なおこのとき回転駆動用の駆動用コイル22Cを誘電加熱用のコイルとして使用するためには、駆動用コイル22Cによって交番磁界を発生させる必要がある。交番磁界を発生する、すなわち回転磁界を発生させず同じ電流をコイル22Cに流して、かつ磁束の向きを一方向にするためには、通常、駆動用コイル22Cの巻き方向を全て一方向に変えて、各駆動用コイル22Cにスイッチ等を設けて各々を制御する必要があり制御が複雑になってしまう。
そこで本実施形態では、巻き方向を変更せずに、インバータ回路23に位相シフト回路を設けることにより、SinとCosの2相を、SinとSinの2相に変更し、全ての駆動用コイル22Cに例えば30kHzの周波数の電流を流すことによって同じ電流で磁束の向きを同一方向にしている。尚、コイル22A、コイル22B及び駆動用コイル22Cは全てリッツ線を用いている。
そして上記のように構成された磁気発生機構部20を内設した下蓋体11は、図2(b)に示す如く、上蓋体12を開けた状態で、トッププレート21の上面すなわち平面11aに、鉄やステンレス等の電磁誘導体で形成された鍋やフライパン等の調理器具5や、底部に金属製のプレートを用いた調理器具5、電磁誘導体が練り込まれている特殊な調理器具5等を載置し、IH操作ボタン11bを操作してインバータ回路23を介してコイルユニット22に電流を流すことによって、調理器具5に渦電流を発生させて加熱する、いわゆる誘導加熱を行うことができるので、IH調理器として使用することができる。
このとき図4A、図4Bに示す如く、調理器具5が大きさの異なる鍋、例えば径が120mmの鍋5−1、径が220mmの鍋5−2、径が280mmの鍋5−3であった場合に、使用する鍋の大きさに応じて使用者により操作されたIH操作ボタン11bからの入力によって、インバータ回路23は、下記表1に示す如く、それぞれのコイル22A、22B、22Cを選択して電流を流すように制御する。
Figure 2009218195
上記表1に示す如く、例えば鍋5−2を使用するときには誘導加熱用の内側交番用コイル22Aの他に、外側交番用コイル22Bを使用することによって、内側交番用コイル22Aのみの場合と比較してより早く鍋5−2を加熱することができる。
また例えば鍋5−3を使用するときには、誘電加熱用の内側交番用コイル22Aと外側交番用コイル22Bの他に、上述のように駆動用コイル22Cを誘電加熱用のコイルとして使用することによってより早く鍋5−3を加熱することができる。
このとき、上述したように内側交番用コイル22Aと外側交番用コイル22Bとは導線の巻き方向が同じであり、電流の流れる方向が同じであるため、両コイル22A、22Bに電流が流れることにより発生する磁束は、図5の左側に示す如く、電流が紙面の奥側から手前側に向かって流れるときには、内側交番用コイル22Aと外側交番用コイル22Bとの回りにそれぞれ反時計回りとなる。
すると駆動用コイル22Cの磁性コア22C−2において、内側交番用コイル22Aによって発生する磁束は、鍋5側からコイルユニット22側に向かって、つまり紙面下向きとなり、外側交番用コイル22Bによって発生する磁束は、コイルユニット22側から鍋5側に向かって、つまり紙面上向きとなり、下向きの磁束と上向きの磁束とが打ち消し合うことによって、磁性コア22C−2での磁束の吸収劣化を防止する。
同様に図5の右側に示す如く、電流が紙面の手前側から奥側に向かって流れるときには、内側交番用コイル22Aと外側交番用コイル22Bとの回りにそれぞれ時計回りとなり、磁性コア22c−2において発生する磁束はそれぞれ反対方向となるので、下向きの磁束と上向きの磁束とが打ち消し合うことによって、磁性コア22C−2での磁束の吸収劣化を防止する。
このように磁束コア22c−2において磁束が打ち消し合うことにより、磁束は内側交番用コイル22Aと外側交番用コイル22Bをと囲む大きな径のものとなるので、大きな径の鍋5−3をより効率よく加熱することができる。
上記のように、調理器具5の大きさに応じて、使用するコイルを選択することができるので、磁気発生機構部20は効率よくIH調理を行うことができる。
なお本実施形態では、誘電加熱に使用するコイルの選択方法を表1のようにしたが本発明はこれに限られるものではなく、例えば外側交番用コイル22Bのみ、内側交番用コイルAと外側交番用コイル22B、外側交番用コイルBと駆動用コイルC及び駆動用コイルCのみのような組合せを選択可能にしてもよいし、適宜変更可能である。
また内側交番用コイル22A又は外側交番用コイル22Bを単独で使用する際の磁性コア22C−2での磁束の吸収劣化を低減するために、コイル22A及び/又はコイル22Bを磁性コア22C−2つまり駆動用コイル22Cから所定距離離して配置してもよい。
次にIH調理器兼ミルミキサー1において、ミルミキサーとして機能する場合を説明する。図6は、IH調理器兼ミルミキサー1の上蓋体12を閉じた状態の斜視図であり、(a)はミルミキサー40が装着されていないときの斜視図、(b)はミルミキサー40が装着されたときの斜視図である。また図7は回転機構部30を含む主要部拡大断面図、図8はミルミキサー40の斜視図である。なお図6、図7では、便宜上、ミルミキサー操作ボタン12bが配置されている面を上面12aとして以下説明する。
回転機構部30は、図6(a)に示す如く、下蓋体11と上蓋体12を閉じた状態で機能するものであり、下蓋体11と上蓋体12を閉じると、図7に示す下蓋体11の平面11aと上蓋体12の平面12cとが接触し、この接触した状態で機能する。なおこのとき、平面11aと平面12cとが接触した状態すなわち下蓋体11と上蓋体12を閉じた位置を保持するためのロック手段として、例えば互いに係合する一対の鍵部材の一方を下蓋体11に、他方を上蓋体12に設けてもよい。
上蓋体12の上面12aには、図6(a)、図7に示す如く、略中央に穴部12eが形成されており、さらに上述のインバータ回路23を介してコイルユニット22に流れる電流の位相や周波数等を変更するための、例えばタッチ操作形式のミルミキサー操作ボタン12bが設けられている。穴部12eには、図6に示す如く、穴部12eを閉塞するための蓋16が、例えば穴部12eに螺合することにより図1に示すように、上面12aと平坦を保持するように開閉可能に固定される。なお蓋16の上面には使用者が開閉し易いようにつまみ16aが形成されている。また穴部12eの上面には後述するミルミキサー40の突出部42aが装着される3つの凹部12dが形成されている。
そして回転機構部30は、図7に示す如く、例えば鉄やアルミニウム等の軟磁性で良導体の金属材料から形成された回転板31と、回転板31の略中央に一体的に装着された支軸32を備え、この支軸32は、上蓋体12の平面12cを構成する下壁の起立部との間にベアリングBが介装されると共に穴部12eの中央孔と支軸32との間にベアリングBが介装され、上端を穴部12eの中央孔から突出させて、回転板31と共に回転するように組み付けられている。また回転機構部30は、支軸32の上端に組み付けられ、上端面に嵌合歯33を円状に4つ備えた回転伝達板(回転力伝達部)34を備えている。
なお回転板31は、鉄とアルミ,鉄と銅,鉄と半硬質アルミコ材,鉄とアルミと半硬質アルミコ材,鉄と銅と半硬質アルミコ材との複合材のいずれかから形成することができる。
このように構成された回転機構部30は、図7に示す下蓋体11の平面11aと上蓋体12の平面12cとが接触した状態で、回転板32がコイルユニット22と5〜10mm程度磁気的空隙Gを隔てるように組み付けられる。
そしてIH調理器兼ミルミキサー1をミルミキサーとして使用するときには、図6(a)(b)に示す如く、回転機構部30にミルミキサー40が装着される。ミルミキサー40は、図7、図8に示す如く、野菜や果物等の食物を入れるガラス製の容器本体41と、ガラス容器本体41の底部に固着される台部42と、台部42を挿通して容器本体41内部に配置されるフィン羽根43を上端部に備えてなるフィン軸44と、フィン軸44の下端に装着され、下端面に上述した回転伝達板34の嵌合歯33と嵌合する嵌合穴45aが形成されてなるフィン回転盤45とを備えている。このフィン羽根43、フィン軸44、フィン回転盤45が回転伝達板34により回転駆動される攪拌部材を構成する。
また台部42の下面には、上蓋体12の上面12aの凹部12dに装着するための突出部42aが3つ形成されており、上記凹部12dは上述した攪拌部材の回転駆動に伴う容器本体41の揺動移動を防止するための規制部として機能する。さらに台部42の下面には、下方に突出されたフィン回転盤45用のガイド筒42bが設けられている。
そして上記のように構成されたミルミキサー40が装着されたIH調理器兼ミルミキサー1は、ミルミキサー操作ボタン12bが操作されると、磁気発生機構部20のコイルユニット22の回転駆動用コイル22Cに電流が流れることにより、回転駆動用コイルから回転磁界が発生し、発生した回転磁界によって回転機構部30の回転板31に電磁誘導による渦電流が誘起されて、この回転板31が誘導等価板磁石等の誘導電磁石となって回転板31が回転する。これにより回転板31は、磁気発生機構部20の磁界と反発又は引き合って、磁気発生機構部20に対して回転するように滑りが生じて円滑に回転運動する。そして回転板31の回転に伴って、支軸32及び回転伝達板34も回転することになる。
そしてこの回転伝達板34に嵌合歯33と嵌合穴45aとを嵌合することにより装着したフィン回転盤45、及びフィン回転盤45と一体的に回転するフィン軸とフィン羽根43は、回転伝達板34から回転が伝達されて回転板31と共に回転する。
これにより容器本体41内部に食物等を入れたときには、容器本体41内部の食物がフィン羽根43のフィン刃43aによって粉砕されて攪拌されることによりジュースを生成することができる。なおこのフィン羽根43を例えばフィン刃43aを有さないものに交換すれば容器本体41の内容物を混ぜる用途、例えばパンこね器等として使用することもできる。このようにしてIH調理器兼ミルミキサー1は粉砕や攪拌等を行う攪拌装置として使用される。
そして攪拌装置として使用しないときにはミルミキサー40を穴18a、18bに収容し、穴部12eを蓋16で閉塞しておくことにより、IH調理器兼ミルミキサー1を容易に携帯することが可能となる。
なお本実施形態のミルミキサー40は食物を入れて使用する調理器具としたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば軽い汚れ物等を入れたときには汚れを落とす簡易洗濯器等として使用することもできる。
以上により本実施形態のIH調理器兼ミルミキサー1は、携帯ケース10が持ち運び可能であるため、携帯可能であることから、例えばキャンピングカーや単身赴任者の住まい等の比較的狭い居住空間おいて、使用しないときには片付けておくことができ、使用するときにはプラグ24bが差し込める、つまり磁気発生機構部20に電流を供給可能な電源があるところであれば何処でも使用できると共に下蓋体11を電磁調理器、上蓋体12をミルミキサーとして使用することができるので、優れたスペースファクターと機能性を有することできる。
なお本実施形態では本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置にかかる一実施形態として回転機構部30にミルミキサー40を装着したIH調理器兼ミルミキサー1を説明したが、回転機構部30にミルミキサー40を装着しない構成とすれば本発明にかかる一実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置として使用することができる。この場合、回転機構部30の回転伝達板34に他の回転部材を接続することにより回転装置として使用することができ、ミルミキサー操作ボタン12bが回転装置操作ボタンとして機能する。
このとき接続する回転部材は交換使用可能に構成することができるので、様々な機能を有する回転部材を接続することができる。回転部材としては、例えば扇風機や回転制御部を備えた電池内蔵型のCDプレーヤー等を使用することができ、扇風機の羽根や前記CDプレーヤー等の回転軸を回転伝達板34に接続することによりファンを回したり、音楽を聴いたりすることができる。また回転部材としては、複数の傾斜した翼を有する攪拌扇を底部に備えたバケツを使用することもでき、攪拌扇の回転軸を回転伝達板34に接続することにより、攪拌扇を回して食器等を洗浄することができる。
また上述した実施形態では下蓋体11は、トッププレート21の上面すなわち平面11aに、調理器具5を載せて加熱調理するIH調理器として使用したが、例えば電磁誘導体で形成された容器と、該容器の内部に配設され、ベアリングBを介して回転可能にされた回転板31及び支軸32、支軸32と連動して回転する網容器とからなり、例えば容器内に水、網容器内に野菜をそれぞれ入れて上記回転機構部30と同様の原理により回転板31を回転させると共に上記磁気発生機構部40の原理により容器内の水を加熱することで、野菜を温水で洗浄する野菜温水洗浄器として使用することもできる。
以上により本実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置は、例えばキャンピングカーや単身赴任者の住まい等の比較的狭い居住空間では、使用しないときには片付けておくことができ、使用するときにはプラグ24bが差し込める、つまり磁気発生機構部20に電流を供給可能な電源があるところであれば何処でも使用できると共に電磁調理器として使用せずに回転装置として使用するときには、例えば暑い日等に扇風機として使用したりすることができるので、優れたスペースファクターと機能性を有することできる。
なお扇風機として使用するときには、扇風機には羽根が飛んだりしないように、安全カバーを設ける。
次に第二の実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−2について説明する。図9は第二の実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−2の斜視図、図10は図9の主要部概略断面図である。なお本実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−2は、便宜上、上述した実施形態のIH調理器兼ミルミキサー1と同様の箇所は同符号で示して説明を省略し、異なる箇所のみを詳細に説明する。
本実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−2は、図9に示す如く、回転速度の異なる2つの回転部A、回転部Bとを備えている。回転部Aの回転機構部30’−1は、上記実施形態の回転機構部30の構成にさらに、磁気発生機構部20の回転磁界による回転駆動を他の回転部材に減速して伝える減速伝達部を備えており、図10に示す如く、上蓋体12の上面12a上に形成された穴部12e−1に形成されている。
また回転部Bの回転機構部30’−2は、穴部12e−1と所定距離離れて設けられた穴部12e−2に形成されている。穴部12e−1及び穴部12e−2は、上記実施形態と同様に蓋16−1、16−2をそれぞれ備えている。
回転機構部30’−1は、図7に示した支軸32が挿通する上下2つのベアリングBの間に配設されており、図10に示す如く、回転板31側から順に、支軸32’に挿通されたベアリングB、第一の歯車35を備えていて、第一の歯車35は外周に歯35aを備え、支軸32’の回転に伴って一体的に回転するように構成されている。そしてこの第一の歯車35には、歯35aと噛み合う歯36aを外周に備えた第二の歯車36が、歯35aと歯36aを噛み合わせて並列するように接続されている。なお第一の歯車35と第二の歯車36は、減速比が10〜100となるように径や歯数等が構成される。
第二の歯車36は、上下にベアリングBが配設され、その中央に支軸32’−2が挿通されていて、軸32’−2は第二の歯車36と一体的に回転するように構成されている。そして支軸32’−2の上端には、回転機構部30’−1と同様に上端面に嵌合歯33を円状に4つ備えた回転伝達板34が組み付けられている。
そして上述したように磁気発生機構部20によって発生した回転磁界により、回転機構部30’−1の回転板31と共に回転機構部30’−1の支軸32’、第一の歯車35及び回転伝達板34が同速度で回転し、同時に第一の歯車35と噛み合っている回転機構部30’−2の第二の歯車36が減速比に応じて減速した回転速度で回転すると共に回転機構部30’−2の支軸32’−25及び回転伝達板34が第二の歯車36と同速度で回転する。
これにより回転機構部30’−2つまり回転部Bの回転伝達板34が、磁気発生機構部20の回転磁界による回転駆動による回転よりも減速して回転するので、回転伝達板34に接続された他の回転部材に、この減速された回転を伝えることができる。このとき、第一の歯車35、第二の歯車36、回転機構部30’−2の支軸32’−2及び回転伝達板34が、減速伝達部として機能することになる。なおこの減速機構に代えて、遊星歯車や歯付きプリー等を使用した減速機構を使用してもよい。
このように回転機構部30’−1が、上記のような減速伝達部を備えていることにより、携帯型電磁調理器兼回転装置1−2に接続して使用する他の回転部材が高トルクを必要とするものであっても、回転部材の種類に応じて駆動力を調整することができる。
なお本実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−2の回転機構部30’−1及び/又は回転機構部30’−2に、上記実施形態のミルミキサー40を装着することにより、本発明の携帯型電磁調理器兼攪拌装置を構成することができる。
次に本発明にかかる第三の実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−3について説明する。図11(A)は第三の実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−3の主要部分解斜視図、図11(B)は第三の実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−3の斜視図である。なお本実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−3は、便宜上、上述した第一の実施形態のIH調理器兼ミルミキサー1と同様の箇所は同符号で示して説明を省略し、異なる箇所のみを詳細に説明する。なお図11において紙面手前側を前方、奥側を後方、上側を上方として以下説明する。
本実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−3は、上述した第一の実施形態のIH調理器兼ミルミキサー1及び第二の実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−2とは開閉自在な携帯ケース10で構成されていない点が異なり、図11(A)に示す如く、上面に平面11’aを有し、略扁平でかつ携帯可能な筐体11’の内部に磁気発生機構部20が設けられており、筐体11’とは別体で構成され、下面に平面12’cを有する第二の筐体12’に回転機構部30が内設されている。
筐体11’は、後面に取っ手15を備え、上面にIH操作ボタン11bが配設されており、側面には開口部11cが形成されていて、携帯型電磁調理器兼回転装置1−3を回転装置として使用しないときはこの開口部11cに、第二の筐体12’を収容可能に構成されている。
第二の筐体12’は、四方の下端面に下方に向かって延びる係止部12fが設けられており、この係止部12fの内側には筐体11’の開口部11cの下方に形成された凹部11dと係合する凸部12gが形成されている。
そして携帯型電磁調理器兼回転装置1−3を回転装置として使用するときは、図11(B)に示す如く、開口部11cから第二の筐体12’を取り出して、第二の筐体12’の平面12’cが筐体11’の平面11’aと接触するように第二の筐体12’を筐体11’上に載置すると共に、凹部11dと凸部12gを係合することによって、回転機構部30の回転時の揺動を防止することができる。
なお係止部12fは、第二の筐体12’を筐体11’に収容する時には、内側に折り曲げ可能に形成されており、例えば第二の筐体12’の平面12’cつまり下面に凹部11dと同じ形状の図示しない第二の凹部を設けておくことにより、容易に開口部11cに挿入することが可能になる。
以上により、上記のように構成された携帯型電磁調理器兼回転装置1−3であっても、上述した実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置と同様の効果を得ることができる。
なお本実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−3は、第二の筐体12’の下面を平面12’cとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、回転板31(図7参照)が磁気発生機構部20と磁気的空隙を隔てて対向可能であれば、すなわち筐体11’の平面11’aに接触しなければ、第二の筐体12’が下面つまり平面12’cを有さないものであってもよい。
また本実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置1−3を、例えば筐体11’に開口部11cを設けずに、上述した筐体12’の回転機構部30が実施形態のミルミキサー40を備えた構成にすることによって、携帯型電磁調理器兼攪拌装置として使用することができる。
なお本実施形態の携帯型電磁調理器兼攪拌装置及び携帯型電磁調理器兼回転装置は、上記のような構成としたが、本発明はこれに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
第一の実施形態のIH調理器兼ミルミキサーの斜視図 (a)図1の上蓋体を途中まで開けた状態の斜視図、(b)は図1の上蓋体を完全に開けた状態の斜視図 磁気発生機構部の概略構成図 図3のコイルユニットの正面概念図 図4Aの上面図 交番磁界を説明する図 図1の上蓋体を閉じた状態の斜視図(a)ミルミキサーの未装着時(b)ミルミキサーの装着時 図6(b)の主要部拡大断面図 ミルミキサーの斜視図 第二の実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置 図9の主要部概略断面図 (A)第三の実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置の主要部分解斜視図、 (B)第三の実施形態の携帯型電磁調理器兼回転装置の斜視図
符号の説明
1 IH調理器兼ミルミキサー(携帯型電磁調理器兼攪拌装置)
1−2、1−3 携帯型電磁調理器兼回転装置
10 携帯ケース
11 下蓋体(筐体)
11’ 筐体
11a、11’a 平面
12 上蓋体(第二の筐体)
12’ 第二の筐体
12c、12’c 平面
15 取っ手(把持部)
20 磁気発生機構部
22 コイルユニット
22A 内側交番用コイル
22B 外側交番用コイル
22C 駆動用コイル
23 インバータ回路
30、30’−1、30’−2 回転機構部
32、32’−1、32’−2 支軸
34 回転伝達板(回転力伝達部)
35 第一の歯車
36 第二の歯車
(35、36、30’−2、32’−2、34)減速伝達部
40 ミルミキサー(容器)
41 容器本体
42 台部
43 フィン羽根(攪拌部材)
43a フィン刃(刃)
G 磁気的空隙

Claims (14)

  1. 表面に平面を有する略扁平でかつ携帯可能な筐体と、
    該筐体に内設され、電源に接続されて前記平面上に交番磁界及び/又は回転磁界を発生する磁気発生機構部と、
    前記筐体の前記平面上に載置されたときに前記磁気発生機構部と磁気的空隙を隔てて対向するように構成され、前記回転磁界により回転駆動される回転機構部であって、他の回転部材に回転を伝える回転力伝達部を有する回転機構部とを備えてなることを特徴とする携帯型電磁調理器兼回転装置。
  2. 前記回転機構部が、前記筐体の前記平面に対向接触する平面を有する第二の筐体に内設されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電磁調理器兼回転装置。
  3. 前記筐体と前記第二の筐体が、互いに連結され前記平面同士を内側にして開閉自在とされていることを特徴とする請求項2に記載の携帯型電磁調理器兼回転装置。
  4. 前記回転機構部が、他の回転部材に減速して回転を伝える減速伝達部をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の携帯型電磁調理器兼回転装置。
  5. 前記筐体と前記第二の筐体を閉じた位置に保持するロック手段と、閉じた状態で両筐体を携帯するための把持部とをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の携帯型電磁調理器兼回転装置。
  6. 前記磁気発生機構部が、円周上にそれぞれ配された複数個の、磁性コアの周囲に導線を巻回した駆動用コイルと、該駆動用コイルが配された前記円周の内側及び外側の円周上にそれぞれ各々の円周に沿って導線を巻回した交番用コイルとを備えていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の携帯型電磁調理器兼回転装置。
  7. 表面に平面を有する略扁平でかつ携帯可能な筐体と、
    該筐体に内設され、電源に接続されて前記平面上に交番磁界及び/又は回転磁界を発生する磁気発生機構部と、
    前記筐体の前記平面上に載置されたときに前記磁気発生機構部と磁気的空隙を隔てて対向するように構成され、前記回転磁界により回転駆動されるものであって、他の回転部材に回転を伝える回転力伝達部を有する回転機構部と、
    該回転機構部に装着される容器であって、前記回転力伝達部により回転駆動される攪拌部材を底部に備えてなる容器とを備えてなることを特徴とする携帯型電磁調理器兼攪拌装置。
  8. 前記回転機構部が、前記筐体の前記平面に対向接触する平面を有する第二の筐体に内設されていることを特徴とする請求項7に記載の携帯型電磁調理器兼攪拌装置。
  9. 前記筐体と前記第二の筐体が、互いに連結され前記平面同士を内側にして開閉自在とされていることを特徴とする請求項8に記載の携帯型電磁調理器兼攪拌装置。
  10. 前記攪拌部材の前記回転駆動に伴う前記容器の揺動を防止するための規制部をさらに備えていることを特徴とする請求項6〜9いずれか1項に記載の携帯型電磁調理器兼攪拌装置。
  11. 前記攪拌部材が切削用の刃を有するものであることを特徴とする請求項6〜10いずれか1項に記載の携帯型電磁調理器兼攪拌装置。
  12. 前記回転機構部が、他の回転部材に減速して回転を伝える減速伝達部をさらに備えていることを特徴とする請求項6〜11いずれか1項に記載の携帯型電磁調理器兼攪拌装置。
  13. 前記筐体と前記第二の筐体を閉じた位置に保持するロック手段と、閉じた状態で両筐体を携帯するための把持部とをさらに備えていることを特徴とする請求項6〜12いずれか1項に記載の携帯型電磁調理器兼攪拌装置。
  14. 前記磁気発生機構部が、円周上にそれぞれ配された複数個の、磁性コアの周囲に導線を巻回した駆動用コイルと、該駆動用コイルが配された前記円周の内側及び外側の円周上にそれぞれ各々の円周に沿って導線を巻回した交番用コイルとを備えていることを特徴とする請求項6〜13のいずれか1項に記載の携帯型電磁調理器兼攪拌装置。
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