JP2009006049A - システムキッチン - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導加熱すべき調理用容器をユーザの要望に応じた天板上の任意の箇所に配置する。
【解決手段】調理用容器を誘導加熱可能なコイルユニット31を天板13の下部において少なくとも1箇所に亘り固定配置させた固定誘導加熱領域33と、固定誘導加熱領域33とシンク14との間に形成される調理用領域34とを有し、さらに固定誘導加熱領域33近傍からシンク14脇までの間について調理用領域34中を曲線軌道を描くように移動自在なコイルユニット32からなる可動誘導加熱手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、システムキッチンに関し、特に天板上において調理用容器を載置してコイルユニットを介して誘導加熱調理する際に好適なシステムキッチンに関する。
台所に設置されるシステムキッチン50は、図12に示すように、流し台キャビネット51と、これに互いに隣接して設置されるコンロ用キャビネット52と、それらを被覆する1枚の天板53とを備えている。このシステムキッチン50においては、天板53のうち流し台キャビネット51を被覆する流し台領域Aにはシンク54が形成されており、このシンク54に対して水栓61から湯水が供給されることになる。コンロ用キャビネット52を被覆するコンロ領域Bの前面部寄りには長方形の開口部56が切り抜かれて、その開口部56から1台のコンロ55がコンロ用キャビネット52上に落とし込まれている。また、この流し台領域Aと、コンロ領域Bの中間には、調理台ユニット領域Cが形成され、ユーザは、かかる調理台ユニット領域Cの上面に貼り渡されている天板53上において食物を調理し、或いは調理に必要な器具や食器等を載置する。
ここで一般的にシステムキッチンとは、収納用の各種フロアキャビネットを併設し、該フロアキャビネット上にはワークトップを有し、必要によってシンクあるいは加熱調理機器を配した、モジュール化されコーディネートされた組み合わせ型キッチンであり、広義には、間仕切り収納キャビネットやダイニングカウンターを含む。これらワークトップ又はカウンターを総称して、以下天板という。
図13は、かかるコンロ領域B並びに調理台ユニット領域Cにおける使用例を示している。
この図13に示す例において、先ずコンロ領域Bでは、コンロ55本体を構成する本体ケース81が天板上から落とし込み状態に固定装着されている。このコンロ55本体には、複数のガスバーナ84が配設されており、上面に設けられたカバー83には、該各ガスバーナ84が臨むバーナ用開口部85が開設されている。さらに、前記バーナ用開口部85上方には五徳86が配設され、バーナの炎や、炎により生じた熱気が五徳86の爪部に載置された調理鍋74等の底面に沿って五徳86の外側に放出されるようになっている。即ち、ガスバーナ84を燃焼させることにより、前記五徳86に載置した調理鍋74内の食材等を加熱調理することが可能となる。
また、調理台ユニット領域Cでは、実際に食物を切り刻み、加工するためのまな板91や、洗浄した食器類を乾燥させるためのステンレス製の食器篭92等が載置される。さらには、トースター65,ジューサー69,炊飯器71等のような実際の調理に必要な調理用機器等が所狭しと配置されることになる。これら各調理用機器は、コンセント61やプラグ67を介して電源が供給される。
これらトースター65やジューサー69、炊飯器71等の各種調理用機器の代替として、例えば泡立て器や食器洗い機等の各種調理用機器をこの調理台ユニット領域Cに配置する場合もあり、同じくコンセント61からの電源を供給することになる。
ところで、数多くのレシピが研究されつつある中、和洋東西多彩を極めた多岐にわたる調理が家庭においても実現可能となった昨今において、多くの調理用機器を同時に動作させる必要性も高まっている。
しかしながら、上述の如き従来のシステムキッチンにおいて多くの調理用機器を同時に動作させるためには、面積が限定された調理台ユニット領域Cにおいて、多くの調理用機器を配置しなければならない。このため、食器籠92を含め他の食器を置くスペースや、まな板91を使用して食物を加工するためのスペースが必然的に小さくなる。また、調理台ユニット領域Cに隣接するコンロ領域Bにおいてもガスコンロを利用して調理鍋に入れた食物等を同時に煮たりする場合もあるが、かかるガスコンロからの熱が調理台ユニット領域C上に置いてある調理用機器に伝熱することもあるため、かかる調理用機器の配置箇所において更なる制約がかかる。
一方、多くのガスコンロを用いて一度に多くの食物等を同時に煮炊きする場合には、ガスコンロを増設する必要があるところ、上述のガスコンロ領域Bにおける天板上の占有率を高く設定するとともに調理台ユニット領域Cの占有率を低く設定したい場合もある。また、図13に示す既存のシステムキッチンにおいては、本体ケースが天板上から落とし込み状態に固定装着されるものであり、ガスコンロを増設し、ガスコンロ領域を大幅に移動させることはできなかった。
従って、調理台ユニット領域Cやコンロ領域Bの天板上における占有比率をユーザの意思に応じて可変とすることにより、かかる調理をより効率的に実現ことが望まれている。
特にこのような要請に応えるためには、ガスコンロの配置の自由度をいかにして向上させるかが最重要課題となる。かかる課題を解決すべく、電磁誘導を利用して加熱調理する誘導加熱機器を上記ガスコンロの代替として用いる手法が従来において提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に示される誘導加熱機器100は、例えば図14に示すように、調理鍋等に代表される負荷部98とこの負荷部98を誘導加熱する磁気発生部99とを備え、この磁気発生部99は、上記負荷部98を載置するためのトッププレート103と、トッププレート103の下部に設けられ、上記誘導加熱を実行するための高周波磁界を発生する一次コイル104とこの一次コイル104を駆動するインバータ107とを備え、このインバータ107には電源コード109を介して電源が供給されることになる。
ユーザは、この磁気発生部99を天板上の任意の位置に配置することができるため、調理台ユニット領域Cとコンロ領域Bとを区別することなく、誘導加熱機器100と調理用機器との間で自由な配置のバリエーションを楽しむことが可能となる。
特開平5−184471号公報
しかしながら、この従来の誘導加熱機器100を上述したガスコンロの代替として用いる場合には、負荷部98のみならず、磁気発生部99本体をも天板上に載置しなければならない。磁気発生部99は、一次コイル104やインバータ107を始めとした各種デバイスを実装する関係上、幅や奥行きが広くなり、しかも厚みが増してしまう。このため、天板上に載置された磁気発生部99自体が広大なスペースを占有してしまうことにもなり、他の調理用機器における配置の自由度が確保できなくなり、ひいては天板上のスペースを有効に活用することができなくなるという問題点が生じる。
また、この誘導加熱機器100では、インバータ107に接続された電源コード109が天板上に置かれることになるため、その煩わしさを解消することができない。特に多くの調理用機器を同時に使用する場合には、コンセント61に加えプラグ67を用いていわゆるタコ足配線により電源コード109を接続しなければならず、流せる電流自体に制限がかかるとともに、制限を越えた電流を流してしまうと電源コード自体が加熱し火災の原因ともなり得る。また、誘導加熱機器100の天板上における配置位置は、あくまで電源コード109の長さやシステムキッチンに配設されているコンセントの位置等により支配されるところ、かかる配置の自由度につき一定の制約もかかることになる。
また、従来より流し台領域Aに対して調理台ユニット領域Cを近接させることにより、調理と洗浄を交互に行うことができることとすることで、作業効率を改善できるというメリットもあり、さらに調理台ユニット領域Cにおいて調理した食材を、コンロ領域Bにおいて加熱中の調理鍋74を始めとする調理用容器に入れるケースも多いことから、特にI型のシステムキッチンにおいては、あくまで調理台ユニット領域Cを中心としながら、その両脇に流し台領域Aとコンロ領域Bを配設するのが一般的であった。
しかしながら、調理用容器に対して流し台領域Aにおいて水を満たし、その結果重くなった調理用容器を調理台ユニットCを介してこれをコンロ領域Bへ運ぶ際のユーザの労力の負担が大きくなるという問題点があった。このため、上記従来のようなシステムキッチン上の利点を維持しつつも、流し台領域Aに対してコンロ領域Bを一時的に近接させる必要もあった。
ユーザが実際に立って調理を行う側における天板の端部を、以下前端と定義するとき、当該前端に調理用容器を置いて誘導加熱をすることができれば、ユーザの手元で至近距離において加熱しつつ調理を行うことができ、調理の楽しみ方に更なるバリエーションを与えることができるとともに、加熱調理自体を効率的に行うことも可能となる。但し、実際には、この前端において常時加熱調理を行う必要性があるわけではなく、時には前端においてまな板を置いて他の調理を行いながら、調理用容器を天板中央付近に設置して加熱調理を行いたい場合もある。即ち、この前端において調理用容器の加熱調理と、この前端以外の箇所における調理用容器の加熱調理の双方を実現することができるシステムキッチンを提供する必要があった。またこれら双方の加熱調理を行う上でいずれもユーザの手の届く範囲に調理用容器を載置できる構成とする必要があった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、誘導加熱すべき調理用容器をユーザの要望に応じた天板上の任意の箇所に配置することができるシステムキッチンを提供することにある。
本発明に係るシステムキッチンは、上述した課題を解決するために、少なくとも調理用容器が載置される天板と、シンクとを備えるシステムキッチンにおいて、上記天板は、高周波磁界を発生するための誘導加熱コイルと上記誘導加熱コイルを駆動するインバータ回路とを有するとともに上記誘導加熱コイルからの磁界により上記天板を介して上記調理用容器を誘導加熱可能なコイルユニットを上記天板の下部において少なくとも1箇所に亘り固定配置させた固定誘導加熱領域と、上記固定誘導加熱領域と上記シンクとの間に形成される調理用領域とを有し、さらに上記固定誘導加熱領域近傍から上記シンク脇までの間について上記調理用領域中を曲線軌道を描くように移動自在な上記コイルユニットからなる可動誘導加熱手段とを備えることを特徴とする。
上述した構成からなる本発明では、IHヒータを適用したコイルユニットを天板上において少なくとも1箇所に亘り固定配置させた固定誘導加熱領域と、固定誘導加熱領域とシンクとの間に形成される調理用領域とを有し、固定誘導加熱領域から調理用領域を介してシンクに至るまで移動自在な可動コイルユニットを実装している。
これにより、本発明では、固定誘導加熱領域において調理用容器を加熱することに加え、可動コイルユニットを介して調理用容器を加熱することができる。この可動コイルユニットは、固定誘導加熱領域から調理用領域を介してシンクに至るまで、曲線軌道を描くように移動自在に配設されているため、可動コイルユニットを好みの場所へ移動させて、調理用容器を加熱することが可能となる。
このため、通常は、固定誘導加熱領域近傍に可動コイルユニットを近接させておくことも可能となるし、またシンクに近傍にこの可動コイルユニットを近接させて調理と洗浄を至近距離で交互に行うことができることとすることで、作業効率を改善することも可能となる。これにより、流し台領域において水を満たしその結果重くなった調理用容器につき、調理用領域を介してこれを固定誘導加熱領域に運ぶことなく、シンク近傍に近接させた可動コイルユニットへ搬送すれば足りることから、ユーザの労力の負担を軽減させることが可能となる。
更に可動コイルユニットをあえて1/4円周軌道、半円周軌道を含む円周軌道上を移動自在とすることにより、可動コイルユニットがこの軌道上のいかなる場所に位置していてもユーザにとって手の届きやすい位置で調理用容器を加熱することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、飲食店や家庭等において食物を調理する際に適用されるシステムキッチンについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用したシステムキッチン1は、少なくともワークトップ又はカウンター(以下、これらを天板という)を有するシステムキッチンであって、図1に示すように、キャビネット11と、このキャビネット11における上面を被覆する天板13と、この天板13に隣接する流し台領域Aにおいて形成されたシンク14と、シンク14に対して湯水を供給するための水栓15とを備えている。以下では、システムキッチン1を、キッチンの作業台を壁面から分離し、島(Island)型に設けたいわゆるアイランドキッチンとして適用する場合について説明をするが、かかる場合に限定されるものではなく、シンク、コンロのある作業台を1列に並べたいわゆる1列型キッチン、或いはシンク、コンロをL字型に並べたいわゆるL型キッチンとして適用するようにしてもよい。
キャビネット11は、例えば前面側に片開き可能に軸着されている図示しない扉や収納用引出を設けてもよく、これら各扉や収納用引出内には、主として台所用具や食器等を収納可能な棚やケース等を設けるようにしてもよい。
シンク14には、水切り用の凹み部等が形成されており、底面には排水口が設けられている。このシンク14において、凹み部並びに排水口は、プレス成形や注型成形、インジェクション成形等の方法により互いに一体に成形されている。シンク14の材質は、特に限定されるものではないが、耐熱性のある樹脂やステンレス鋼板等の金属を用いることも可能である。
天板13は、表面が平滑なガラス板で構成されている。この天板13上には、食材等を加熱調理するための調理鍋やポット等に代表される調理用容器20や、実際に食材を切り刻み、加工するためのまな板がユーザ任意の位置に載置可能な構成とされている。この天板13は、全ての領域が同素材で構成される場合に限定されるものではなく、後述するコイルユニットを配置する範囲について上述の如きガラス板等で構成されていればよい。
この天板13上には、調理用容器20が複数に亘り任意の位置に載置される場合もあるし、まな板以外に、図示しない食器篭や炊飯器、ジューサー等といった各種調理用機器20がそれぞれ任意の位置に載置される場合もある。即ち、この天板13は、調理用容器20が載置される可能性があることから、耐熱性、耐衝撃性、耐薬品性、機械的強度に優れた材料で構成する必要があるところ、通常、耐熱ガラスやセラミックス等で構成される。
ちなみに、本発明を適用したシステムキッチン1では、天板13上に載置された調理用容器20につき、IHヒータを利用して誘導加熱する。実際にこの誘導加熱は、天板13の下部に配設されたIHヒータ機器3を介して実行していくことになる。また、このシステムキッチン1では、ユーザがこれらIHヒータ機器3を操作するための操作部95が天板13上に配設されてなるとともに、この操作部95を介してユーザの操作を受けてIHヒータ機器3に制御信号を送信するための中央制御ユニット94が内部に実装されていてもよい。
IHヒータ機器3は、少なくとも1箇所に亘り固定配置されてなる固定コイルユニット31と、移動自在な可動コイルユニット32が設けられている。以下の説明では、この固定コイルユニット31を2箇所に亘り固定配置する場合を例にとり説明をする。また、この固定コイルユニット31が2箇所配置されている領域を固定誘導加熱領域33という。この固定誘導加熱領域33は図1に示すようにシンク14との間で調理用領域34を挟むようにして設けられる。可動コイルユニット32は、固定誘導加熱領域33近傍からシンク14脇までの間について、調理用領域34中を曲線軌道を描くように移動自在としている。ここで、ユーザが実際に立って調理を行う側における天板の端部を、以下前端120と定義するとき、この図1の例において可動コイルユニット32は、調理用領域34における前端120近傍からシンク14脇に至るまで1/4円周軌道を描くように移動自在とされている。但し可動コイルユニット32は、かかる形態に限定されるものではなく、固定誘導加熱領域33近傍からシンク14脇までの間について、調理用領域34中を曲線軌道を描くように移動自在とされているものであれば、いかなる軌道を描くものであってもよい。
図2は、これらコイルユニット31、32が配設されるIHヒータ機器3中の空間19の構成を示す斜視図である。このIHヒータ機器3中の空間19は、略平面状の底板28と、底板28に対して平行な天板13とを所定の間隔を持って設置し、さらにこれら天板13と底板28の周囲を側壁19aで囲むことにより形成されたいわゆる開空間として構成される。
ちなみに、この空間19は、天板13上において調理用容器20が載置可能な位置に対応させて形成されている。この空間19内には、調理用容器20を誘導加熱するための固定コイルユニット31、可動コイルユニット32が配置される。なお、天板13上には、これらコイルユニット31、32が配置されている箇所に応じたマーキング601が描かれていてもよい。
可動コイルユニット32は、回転駆動機構71により1/4円周軌道を描くように移動自在とされている。回転駆動機構71は、図3に示すように先端に可動コイルユニット32を取り付けたアーム281と、このアーム281を回転させるための回転部282とを備えている。回転部282は、後述する駆動モーター260を備え、送信されてきた制御信号に基づいて駆動モーター260によりモータシャフト283を回転させ、これによりアーム281を回転させることが可能となり、ひいてはその先端に取り付けられた可動コイルユニット32を回転させることが可能となる。
このとき可動コイルユニット32の底部において補助輪72を付設するようにしてもよい。この付設された補助輪72により可動コイルユニット32の重量を担うことができ、ひいては底板28上でこの補助輪72を介してスムーズな走行を実現することができることから可動コイルユニット32を容易に回転させることも可能となる。
図4は、この可動コイルユニット32並びに回転駆動機構71を底面側から視認した状態を示している。補助輪72は可動コイルユニット32の外周側底面に2箇所、内周側底面に1箇所配置されている状態にある。また可動コイルユニット32に対して信号を送信するためのケーブル286は、アーム281に沿って取り付けられており、アーム281の回転時においてこのケーブル286が障壁となることは無くなる。
図5は、中央制御ユニット94やコイルユニット31、32を示すブロック図であり、図6はコイルユニット31、32の構造を示す断面図である。
中央制御ユニット94は、CPU等で構成される制御部401と、液晶パネル等を介してユーザに対して所定の情報を表示する表示部363とを備え、この制御部401から、駆動モーター260に制御信号を送信可能としているとともに、操作部95を介したユーザからの入力信号を制御部401を介して受け付ける。
操作部95には、ユーザが実際にコイルユニット31、32を操作するためのキー及びボタン等が設けられている。この操作部95においてユーザから入力された内容は、制御部401へ通知され、制御部401は、接続された制御回路347へこれを通知し、制御回路347はかかる入力された内容に基づいてコイルユニット31、32の各構成要素を制御していくことになる。なお、この操作部95は、液晶のタッチパネル等を想定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、無線通信でユーザからの入力内容を送信するためのリモートコントローラで構成されていてもよい。
コイルユニット31、32の駆動部は、インバータブロック331と、制御ブロック332に大別されて構成されている。このインバータブロック331は、実際に誘導加熱する高周波磁界を制御するためのブロックであり、制御ブロック332は、コイルユニット31、32全体を制御するためのブロックである。
インバータブロック331は、家庭用のAC200V(50/60Hz)の電源を電源プラグ329から電源コード330を介して受給する整流回路333と、この電源コード330と整流回路333との間に配設された電流検知コイル344と、この整流回路333に接続されてなり、鉄心にコイルを巻回すことにより構成されるチョークコイル334と、このチョークコイル334との間で直列LC回路を構成するコンデンサ335と、整流回路333の出力端子間を直列に接続するようにして配設される第1のスイッチング素子336並びに第2のスイッチング素子337と、これらスイッチング素子336,337に対して並列に接続される2つの共振コンデンサ338,339と、これら共振コンデンサ338,339の接続点に短絡されるカーレントトランス340と、インバータブロック331の内部の何れかに実装される回路保護サーモ341とを備えている。このインバータブロック331におけるカーレントトランス340の一端側と、上記スイッチング素子336,337の接続点には、さらに誘導加熱コイル342が接続され、この誘導加熱コイル342の略中心付近には鍋温度検知サーミスタ350が設けられている。
制御ブロック332は、インバータブロック331における電流検知コイル344に接続される一次電流検知回路345と、整流回路333へ供給される電流を検知するための電源電圧検知回路346と、少なくとも一次電流検知回路345並びに電源電圧検知回路346に接続されてなり、この制御ブロック332全体を制御するための中央演算ユニットとしての役割を担う制御回路347と、この制御回路347と上記スイッチング素子336,337とに接続されるインバータ駆動回路348と、接続された回路保護サーモ341からの検知情報を制御回路347へ送信するための温度検知回路349と、カーレントトランス340並びに制御回路347に夫々接続されるコイル電流検知回路351と、温度検知サーミスタ350並びに制御回路347に夫々接続される鍋温度検知回路352とを少なくとも備えている。また、この制御ブロック332は、制御回路347に対して更に冷却ファン354と、アラーム362と、表示部363と、操作部95とを接続して構成されている。
図6に示すように、上述した各構成要素は、筐体305内部に実装されている。特に、インバータブロック331及び制御ブロック332は、載置台306上に載置されて取り付けられることになる。また、この筐体305には、冷却用ファン354の配設位置近傍の底面に吸気口358が形成されており、さらに一の側面には排気口359が形成されている。
次に、インバータブロック331の各構成要素について詳細に説明する。整流回路333は、接続された電源プラグ329からの電源用電流を整流するために配設されたものであって、供給された交流としての電源用電流を直流に変換する。チョークコイル334とコンデンサ335とにより構成されるLC直列回路は、いわゆる平滑回路を構成する。スイッチング素子336,337は、例えばトランジスタ等で構成され、各スイッチング素子336,337のエミッタとコレクタには逆導通用のダイオード362,363がそれぞれ並列接続される。スイッチング素子336のベースにはインバータ駆動回路348からの駆動信号QAが供給され、スイッチング素子337のベースにはインバータ駆動回路348からの駆動信号QBが供給される。即ち、インバータ駆動回路348は、この駆動信号QAと駆動信号QBとを交互に供給することにより、共振コンデンサ338,339と誘導加熱コイル342に共振電流を流すことが可能となる。
誘導加熱コイル342は、図6に示すように、筐体305の上面305aに対向させて配設されている。この誘導加熱コイル342における巻き数は、上記調理用容器20を加熱する際における電力を支配するものであり、調理用容器20における底板の表皮抵抗や共振電流の大きさとの関係において最適に調整されている必要がある。この誘導加熱コイル342は、上記供給される共振電流に基づいて共振されることになり、その結果、高周波磁界を発生させることが可能となる。
回路保護サーモ341は、温度の変化に応じて抵抗値が変化するサーミスタ等で構成されており、主としてインバータブロック331や制御ブロック332を構成する空間の温度を測定するものである。
温度検知サーミスタ350は、回路保護サーモ341と同様にサーミスタで構成されている。この鍋温度検知サーミスタ350は、天板13を介して調理用容器20の温度を検知するためのものであり、上述の如く誘導加熱コイル342の中心付近に配設される。更にまた、カーレントトランス340は、誘導加熱コイルに流れる共振電流の電流値を検知するためのコイル等である。
次に、制御ブロック332の各構成要素について詳細に説明する。一次電流検知回路345は、接続された電流検知コイル344を介して、電源プラグ329を介して供給される電源用電流の電流値を検知する。そして、一次電流検知回路345は、検知した電流値を制御回路347へと通知する。
電源電圧検知回路346は、電源プラグ329からの電源用電流に基づく電圧を検知し、この検知した電圧を制御回路347へ通知するものである。
制御回路347は、例えばCPU等で構成される中央制御ユニット358内に設けられている。そして、制御回路347には、上述した一次検知回路345により検知された電流値が通知され、電源電圧検知回路346により検知された電圧が通知された場合には、これらを参照しつつ、設定された電力となるようにインバータ駆動回路348を制御する。また、制御回路347は、操作部95を介したユーザからの命令を解釈し、これに基づいてインバータ駆動回路348、冷却ファン354及びアラーム362を制御すると共に、表示部363を介して所定の情報を表示する。
インバータ駆動回路348は、正弦波信号を発振させるための発振回路であり、制御回路347による制御に基づいて、上記駆動信号QA又は駆動信号QBを生成するものである。
温度検知回路349は、回路保護サーモ341における抵抗値の変化を検出するものである。この温度検知回路349は、検出した回路保護サーモ341の抵抗値の変化に基づき、筐体305の内部の温度を検知する。この温度検知回路349は、検知した筐体305内部の温度を制御回路347へ通知する。制御回路347は、温度検知回路349からの通知を介して筐体305内部の温度を随時認識することが可能となる。これにより、例えば運転中において冷却ファン等が停止した場合、及び吸気口358又は排気口359が詰まった場合等のように冷却性能が低下し、筐体305の内部の温度が急激に上昇した場合には、制御回路347は、温度検知回路349を介してこれを認識し、コイルユニット31、32の動作を停止させることも可能となる。
コイル電流検知回路351は、カーレントトランス340により検知された共振電流の電流値を読み取り、これを制御回路347へ通知するものである。この制御回路347は、コイル電流検知回路351を介して共振電流の電流値を随時認識することができる。これにより、制御回路347は、例えば、調理用容器20の材質や形状に応じて決定される誘導加熱に必要な電力に対して、必要以上の共振電流が流れるのを抑制することが可能となり、更には、誘導加熱中において調理用容器20が外された場合において、コイルユニット31、32の動作を停止させるとともに、アラーム362を介してこれをユーザに通知することも可能となる。
鍋温度検知回路352は、鍋温度検知サーミスタ350における抵抗値の変化を検出し、この検出した鍋温度検知サーミスタ350の抵抗値の変化に基づき、調理用容器20の温度を検知するものである。そして、鍋温度検知回路352は、検知した調理用容器20の温度を制御回路347へ通知する。これにより、制御回路347は、温度検知回路349からの通知を介して調理用容器20の温度を随時認識することが可能となり、例えば調理用容器20の底部の温度が規定値以上に上昇した場合には、コイルユニット31、32の動作を停止させることも可能となる。
冷却ファン354は、制御回路347による制御に基づいて回転し、この冷却ファン354の回転に応じて、吸気口358から冷却風が吸い込まれる。そして、この吸い込まれた冷却風は、インバータブロック331や制御ブロック332上を通過することによりこれらを冷却し、排出口359から外部へと排出される。
アラーム362は、制御回路347による制御に基づいて所定の音を発生させる音声発振器で構成される。
次に、コイルユニット31、32の動作、即ち、上述の如く構成されたコイルユニット31、32により、調理用容器20を誘導加熱する方法について説明する。
先ず、固定誘導加熱領域33の直上、又は可動コイルユニット32の軌道上に調理用容器20を載置する。次に、調理用容器20の直下域に配置されたコイルユニット31、32により、調理用容器20を誘電加熱する。具体的には、先ず、電源プラグ329から電源コード330を介して電源用電流を受給する。この受給した電源用電流は、整流回路333において整流されることになる。このとき、インバータ駆動回路348は、制御回路347による制御の下で、スイッチング素子336,337に供給する駆動信号QA、QBを調整する。
図7(a)は誘導加熱コイル342に流れる共振電流を示す図であり、図7(b)は、スイッチング素子336に対して供給される駆動信号QAを示す図であり、図7(c)は、スイッチング素子337に対して供給される駆動信号QBを示す図である。図7(a)〜(c)に示すように、インバータ駆動回路348は、制御回路347による制御下で、時点tから時点tに至るまで駆動時間がT1である駆動信号QAをON出力する。この駆動時間T1の間では、スイッチング素子336及びダイオード362と、誘導加熱コイル342と、共振コンデンサ338とで形成される閉回路で共振することになる。そして、インバータ駆動回路348は、時点tとなったときに駆動信号QAをOFFにする。
次に、インバータ駆動回路348は、制御回路347による制御下で、時点tから駆動時間がT2である駆動信号QBをON出力する。この駆動時間T2の間では、スイッチング素子337及びダイオード363と、誘導加熱コイル342と、共振コンデンサ339とで形成される閉回路で共振することになる。なお、この駆動時間T2は、上記駆動時間T1と同一である。
このように閉回路を変えて誘導加熱コイル342を共振させることにより、誘導加熱コイル342において高周波磁界を発生させることができる。この発生させられた高周波磁界は、天板13を介して調理用容器20の底板を通過していくことになる。この調理用容器20の底板は、金属製であるため、この高周波磁界を金属製の底板に通すことにより、渦電流が発生することになる。この渦電流と調理用容器20の持つ電気抵抗によりジュール熱が生じ、調理用容器20自体が発熱することになる。その結果、調理用容器20内にある食物を加熱調理することが可能となる。
また、上述した構成において、操作部95を介してユーザから可動コイルユニット32を移動させる旨の入力を受けた場合に、制御部401は、駆動モーター260を回転させるための制御信号を、当該駆動モーター260へと送信する。駆動モーター260はかかる制御信号を受けてモーターシャフト283を介してアーム281を回転させ、ひいてはその先端に取り付けられた可動コイルユニット32を回転させる。
その結果、可動コイルユニット32を1/4円周軌道を描くように移動させることが可能となる。
即ち、本発明を適用したシステムキッチン1において、ユーザは、固定コイルユニット31を介して調理用容器20を加熱することに加え、1/4円周軌道を描くように移動自在に配設された可動コイルユニット32を介して調理用容器20を加熱することができる。この可動コイルユニット32は、固定誘導加熱領域33から調理用領域34を介してシンク14に至るまで、この天板13の1/4円周軌道を描くように移動自在に配設されているため、可動コイルユニット32を好みの場所へ移動させて、調理用容器20を加熱することが可能となる。
これにより、通常は、固定誘導加熱領域33近傍に可動コイルユニット32を近接させておくことも可能となるし、またシンク14に近傍にこの可動コイルユニット32を近接させて調理と洗浄を至近距離で交互に行うことができることとすることで、作業効率を改善することも可能となる。これにより、流し台領域Aにおいて水を満たしその結果重くなった調理用容器20につき、調理用領域34を介してこれを固定誘導加熱領域33に運ぶことなく、シンク14近傍に近接させた可動コイルユニット32へ搬送すれば足りることから、ユーザの労力の負担を軽減させることが可能となる。
特に本発明では、可動コイルユニット32を前端120近傍まで移動させることにより、当該前端120近傍に調理用容器20を置いて誘導加熱をすることができ、ユーザの手元で至近距離において加熱しつつ調理を行うことが可能となる。これにより、調理の楽しみ方に更なるバリエーションを与えることができ、加熱調理自体を効率的に行うことも可能となる。
但し、実際には、この前端において常時加熱調理を行う必要性があるわけではなく、時には前端120近傍においてまな板を置いて他の調理を行いながら、調理用容器を天板中央付近に設置して加熱調理を行いたい場合もある。かかる場合には、可動コイルユニット32を前端120近傍以外の箇所に移動させることも可能となる。
即ち、本発明を適用したシステムキッチン1では、この前端120近傍における調理用容器20の加熱調理と、この前端120近傍以外の箇所における調理用容器20の加熱調理の双方を実現することができ、また、流し台領域A近傍における加熱調理と、固定誘導加熱領域33近傍の双方をも実現することが可能となる。
図8は、本発明を適用したシステムキッチン1における可動コイルユニット32について半円周軌道を描くように移動自在とした場合における天板13の配置図を示しており、図9は、かかる場合におけるIHヒータ機器3中の空間19の構成を示す斜視図である。
なお、この半円周軌道を描くように移動自在とした図8、9の形態において、上述した1/4円周軌道を描くように移動自在とした図1、2の形態と同一の構成要素、部材に関しては、同一の符号を付すことにより、以下での詳細な説明を省略する。
可動コイルユニット32は、固定誘導加熱領域33近傍における前端120近傍からシンク14脇の前端120近傍に至るまで半円周軌道を描くように移動自在とされている。かかる構成とするためには、固定誘導加熱領域33を構成するコイルユニット31を1個で構成することにより、当該固定誘導加熱領域33を狭く設定し、その分調理用領域34を広く設定する。図9に示すように回転部283の位置を調理用領域34の中央部前端120近傍とし、これを中心として可動コイルユニット32を半円周軌道を描くようにして移動させる。
また、本発明は、あえて可動コイルユニット32の移動可能な位置について、あえて1/4円周軌道、半円周軌道を含む円周軌道とすることで、以下に説明する利点がある。
図10(a)は、可動コイルユニット32が1/4円周軌道を描きながら移動自在とした場合を、また図10(b)は、可動コイルユニット32が半円周軌道を描きながら移動自在とした場合におけるユーザ121との位置関係を示している。
可動コイルユニット32をあえて1/4円周軌道、半円周軌道を含む円周軌道上を移動自在とすることにより、可動コイルユニット32がこの軌道上のいかなる場所に位置していてもユーザ121にとって手の届きやすい位置で調理用容器20を加熱することができる。実際にかかる範囲内で加熱調理を行うためには、可動コイルユニット32における円周軌道がモーターシャフト283から半径700mm以下に位置していることが望ましい。
なお回転駆動機構71は、上述したアーム281を回転させる方式に限定されるものではなく、例えば図11に示すようなワイヤー巻取り式としての回転駆動機構171として具体化されるものであってもよい。回転駆動機構171は、可動コイルユニット32を半円周軌道を含む円周軌道上を移動自在とするものである。ちなみに、図11(a)は、この回転駆動機構171における全体図を、またこの図11(b)は、図11(a)におけるP領域の拡大図である。
この回転駆動機構171は、2箇所に設けられた巻取りドラム481、482と、この巻取りドラム481、482の間に設けられるモーター485と、モーター485におけるシャフトに取り付けられ、当該モーター485により回転させられる歯車486と、歯車486に係合可能とされているとともにその回転軸が巻取りドラム481に対応する歯車483と、歯車486に係合可能とされているとともにその回転軸が巻取りドラム481に対応する歯車483とを備えている。また、この回転駆動機構171は、巻取りドラム481に巻取り可能とされてなるとともに、ローラー487、略半円形状のワイヤーガイド489、ローラー488を介してもう一方の巻取りドラム482に巻取り可能とされるワイヤー480とを更に備えている。ワイヤー480には、上述した可動コイルユニット432が取り付けられている。ちなみに、このワイヤー480は、巻取りドラム481、482を介して撓むことなく張設された状態で静止可能とされている。
このような構成からなる回転駆動機構171を駆動させる場合には、モーター485を先ず回転させる。かかる場合には、上述した駆動モーター260を回転させる場合と同様に操作部95を介したユーザの入力を受け付けて、制御部401から制御信号をモーター485へと送信し、これに基づいてモーター485を回転させるものとする。このモーター485を回転させることにより歯車486を回転させることができ、更にはこれに係合する歯車483、494を同一回転方向へと回転させることができる。また歯車483、494の回転に伴って、それぞれの回転軸としての巻取りドラム481、482を同一回転方向へ回転させることができ、その結果、これらを巻き込むワイヤー480をローラー487、ワイヤーガイド489、ローラー488を介して移動させることが可能となり、ワイヤー480に取り付けられた可動コイルユニット32を略半円形状に軌道を描くようにして移動させることが可能となる。
ちなみに、上記回転駆動機構171においては、ワイヤーガイド89の形状やローラー87、87の配置等の改変を施すことにより、さらに1/4円周軌道を描くようにして可動コイルユニット32を移動させるようにしてもよいことは勿論である。
本発明を適用したシステムキッチンの斜視図である。 コイルユニットが配設されるIHヒータ機器中の空間の構成を示す斜視図である。 可動コイルユニットを円周軌道を描くように移動させるための回転駆動機構について説明するための図である。 回転駆動機構並びに可動コイルユニットの背面図である。 コイルユニットのブロック構成につき示す図である。 コイルユニットの断面構成図である。 駆動信号に基づいて生成される共振電流の例につき示す図である。 半円周軌道を描くように移動可能な可動コイルユニットの天板の配置図である。 半円周軌道を描くように可動コイルユニットを移動可能とする際におけるIHヒータ機器中の空間の構成を示す斜視図である。 可動コイルユニットの移動軌道とユーザとの位置関係を示す図である。 ワイヤー巻取り式を採用する回転駆動機構の構成について説明するための図である。 従来におけるシステムキッチンを示す図である。 従来のシステムキッチンにおける問題点につき説明するための図である。 従来における誘導加熱機器の例につき説明するための図である。
符号の説明
1 システムキッチン
11 キャビネット
13 天板
14 シンク
15 水栓
31、32 コイルユニット
33 固定誘導加熱領域
34 調理用領域

Claims (4)

  1. 少なくとも調理用容器が載置される天板と、シンクとを備えるシステムキッチンにおいて、
    上記天板は、
    高周波磁界を発生するための誘導加熱コイルと上記誘導加熱コイルを駆動するインバータ回路とを有するとともに上記誘導加熱コイルからの磁界により上記天板を介して上記調理用容器を誘導加熱可能なコイルユニットを上記天板の下部において少なくとも1箇所に亘り固定配置させた固定誘導加熱領域と、
    上記固定誘導加熱領域と上記シンクとの間に形成される調理用領域とを有し、
    さらに上記固定誘導加熱領域近傍から上記シンク脇までの間について上記調理用領域中を曲線軌道を描くように移動自在な上記コイルユニットからなる可動誘導加熱手段とを備えること
    を特徴とするシステムキッチン。
  2. 上記可動誘導加熱手段は、上記調理用領域における前端から上記シンク脇に至るまで1/4円周軌道を描くように移動自在とされていること
    を特徴とする請求項1記載のシステムキッチン。
  3. 上記可動誘導加熱手段は、上記固定誘導加熱領域近傍における前端から上記シンク脇の前端に至るまで半円周軌道を描くように移動自在とされていること
    を特徴とする請求項1記載のシステムキッチン。
  4. 上記可動誘導加熱手段は、一端が回転軸に取り付けられたアーム機構の他端に上記コイルユニットを搭載させてなり、上記回転軸を中心として上記アーム機構を回転させることにより、上記コイルユニットを曲線軌道を描くように移動自在とさせていること
    を特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項記載のシステムキッチン。
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