JP2009218110A - 固体酸化物形燃料電池サブモジュールおよび固体酸化物形燃料電池モジュール - Google Patents

固体酸化物形燃料電池サブモジュールおよび固体酸化物形燃料電池モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】従来に比較して、リークにより異なるガス同士が混ざり合うのを抑制でき、安定して発電させやすいSOFCサブモジュールを提供すること。また、当該SOFCサブモジュールを用いたSOFCモジュールを提供すること。
【解決手段】管内に第1ガスFが供給される第1電極管12aの外周面に、固体電解質層12bが積層されてなる複数本の管状体12と、複数本の管状体12を同方向に配列させて一体的に固定するとともに、第2ガスAが供給される複数個の第2電極体14aが、間隙14bを設けて管状体12の軸方向に配置されてなる第2電極部14と、第2電極部14の外周を覆って間隙14bを一つの閉空間とするとともに、間隙14bと外部とを連通させる連通孔16aが形成された筒状緻密部材16とを有するサブモジュール10とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池サブモジュールおよび固体酸化物形燃料電池モジュールに関するものである。
近年、燃料電池として、固体電解質(固体酸化物)を用いた固体酸化物形燃料電池(以下、「SOFC」ということがある。)が、盛んに開発されるようになっている。
SOFCに用いられる単セルは、平板型と管状型とに大別することができる。平板型セルは、積層することで比較的簡単に集積することができる。これに対して、管状型セルは、そのままの構造で集積することができない。そのため、従来、いわゆる、縦縞型および横縞型と呼ばれる構造のセルが用いられることが多かった。
しかし、縦縞型および横縞型のセルを集積するには、複雑な製造工程が必要となり、小型化も困難である。そのため、例えば、特許文献1では、図10に示すように、燃料極管の外側面に固体電解質層が積層された複数本の電解質電極接合管102を、空気極材料104により一体的に固めてSOFCサブモジュール100とすることで、製造工程の簡略化、小型化を実現可能としている。
上記SOFCサブモジュール100を用いて発電を行う場合には、燃料ガスfと空気aとが混合しないように隔壁106a、106bを用いて両ガスが隔てられるとともに、ガスシール部材107a、107bを用いて空気領域と燃料ガス領域との境界がシールされる。
そして、電解質電極接合管102内に燃料ガスfを供給するとともに、空気極材料104の側面→内部→対向する側面の順に空気aを流すことで、SOFCサブモジュール100を発電させることができる。
上記SOFCサブモジュールは、さらに集積されて使用されることもある。例えば、特許文献2には、上記SOFCサブモジュールに燃料ガスマニホールド等を取り付け、これを複数配列して接続したSOFCモジュールが開示されている。
特開2004−335277号公報 特開2005−166470号公報
しかしながら、従来技術は、以下の点で改良の余地があった。
すなわち、上記SOFCサブモジュール100では、ほとんど差圧をかけなくても電解質電極接合管102内に燃料ガスfを流すことができる。しかし、その一方、空気極材料104内に空気aを流す場合には、空気aの供給側(上流側)に比較的大きな差圧をかける必要がある。
そのため、空気aの供給側におけるガスシール部材107a、107b(図10中、点線で囲まれた部分)に比較的大きな差圧がかかることになる。したがって、その差圧に耐えうるガスシール部材が必要になる。万一、ガスシール部材が差圧により破損した場合には、燃料ガス領域に空気がリークし、両ガスが混ざり合って発電に支障が生じるおそれがある。
さらに、従来のSOFCサブモジュール100では、発電時の発熱により、上流側の空気aよりも下流側の空気aが高温になりやすい。そのため、隣り合う電解質電極管102同士の間で発電性能にバラツキが生じ、SOFCサブモジュール100全体として安定して発電させるのは難易度が高い。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、本発明が解決しようとする課題は、従来に比較して、リークにより異なるガス同士が混ざり合うのを抑制でき、安定して発電させやすいSOFCサブモジュールを提供することにある。また、当該SOFCサブモジュールを用いたSOFCモジュールを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るSOFCサブモジュールは、管内に第1ガスが供給される第1電極管の外周面に、固体電解質層が積層されてなる複数本の管状体と、上記複数本の管状体を同方向に配列させて一体的に固定するとともに、第2ガスが供給される複数個の第2電極体が、間隙を設けて上記管状体の軸方向に配置されてなる第2電極部と、上記第2電極部の外周を覆って上記間隙を一つの閉空間とするとともに、上記間隙と外部とを連通させる連通孔が形成された筒状緻密部材とを有することを要旨とする。
ここで、上記筒状緻密部材は、導電性を有することが好ましい。
また、前記管状体の両端部には、各管状体の第1電極管と導通する一対の集電部材が設けられていることが好ましい。より好ましくは上記集電部材に形成された挿通孔に上記管状体の端部が挿通されていると良い。
本発明に係るSOFCモジュールは、上記SOFCサブモジュールを複数有することを要旨とする。
ここで、上記SOFCモジュールは、複数のSOFCサブモジュールがその管状体の軸方向と略垂直な方向に配置され、各サブモジュールの間隙同士は筒状絶縁体により連通されていると良い。
本発明に係る電池素子は、管内に第1ガスが供給される第1電極管の外周面に、固体電解質層が積層されてなる複数本の管状体と、上記複数本の管状体を同方向に配列させて一体的に固定するとともに、第2ガスが供給される複数個の第2電極体が、間隙を設けて前記管状体の軸方向に配置されてなる第2電極部とを有することを要旨とする。
本発明に係るSOFCサブモジュールでは、筒状緻密部材の連通孔を通じて外部から間隙内に相対的に高圧の第2ガスを供給すると、間隙に供給された第2ガスは、その間隙の両側に配置されている各第2電極体内に流入する。流入したガスは、各第2電極体内を下流に向かって流れた後、各第2電極体からほぼ大気圧で排出される。
上記構造によれば、上記間隙内に高い差圧がかかっても、上記間隙は筒状緻密部材により覆われているので、第2ガスはリークし難い。また、差圧の高い間隙と管状体の端部とを比較的離すことができる。そのため、第2ガスと第1ガスとが混ざり合うのを抑制することができる。なお、第1ガスは、わずかな差圧をかければ、容易に管状体内を流すことができる。
また、上記構造によれば、第2電極体の外表面のうち、間隙に面した面が第2ガスの流入面となる。そして、第2電極体に流入した第2ガスは、管状体の軸方向に沿って下流側に流れる。そのため、個々の管状体について見れば、発電時の発熱によって、上流側は温度が低く、下流側ほど温度が高くなるといった温度勾配が発生するものの、隣り合う管状体同士では、温度勾配がほぼ発生しなくなる。したがって、当該サブモジュール全体として、安定した発電が可能になる。
他にも、筒状緻密部材により、管状体や第2電極部が覆われているため、筒状緻密部材が保護シェルとして機能し、機械的強度が向上する。そのため、外部からの力により、管状体や第2電極部が破壊され難くなる。
ここで、筒状緻密部材が導電性を有する場合には、別部材により第2電極部の集電を行う必要がなくなるため、電池構造を簡略化することが可能になる。さらに、第2電極体の外表面と接触することで、面で集電することができるので、集電効率を高めることが可能になる。
また、管状体の両端部に、各管状体の第1電極管と導通する一対の集電部材が設けられている場合には、各第1電極管の集電を効率良く行うことができる。また、筒状緻密部材から排出された第2ガスと管状体に導入する第1ガスとの境界として集電部材を機能させることができ、両ガスが混合する危険性をより低くすることができる。
この際、上記集電部材に形成された挿通孔に上記管状体の端部が挿通されている場合には、集電を簡易に行うことが可能になる。
本発明に係るSOFCモジュールは、上述したSOFCサブモジュールを用いているので、発電制御を行いやすく、信頼性も向上する。
また、複数のSOFCサブモジュールがその管状体の軸方向と略垂直な方向に配置され、各サブモジュールの間隙同士が絶縁性筒体により連通されている場合には、一度に各サブモジュールに対して第2ガスを供給することができ、ガス供給系統を簡略化できる等の利点がある。
本発明に係る電子素子は、上記構成の管状体と第2電極部とを有するため、上述したSOFCモジュールの製造に好適に用いることができる。
以下、本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュール(以下、「本サブモジュール」ということがある。)、SOFCモジュール(以下、「本モジュール」ということがある。)等について詳細に説明する。
1.本サブモジュール
図1は、本サブモジュールの一例を模式的に示した分解斜視図である。図2は、本サブモジュールの一例を模式的に示した斜視図である。図3は、図1に示した本サブモジュールの断面図である。
図1〜3に示すように、本サブモジュール10は、複数本の管状体12と、第2電極部14と、筒状緻密部材16とを少なくとも有している。本サブモジュール10は、さらに、集電部材18等を有していても良い。
図4は、図1に示した管状体の端部の断面の一部を拡大して示した図である。図4に示すように、管状体12は、第1電極管12aと、固体電解質層12bとを有している。
第1電極管12aは、第1電極材料より管状に形成された多孔質体である。第1電極管12aは、第1電極としての機能を有するとともに支持管としての機能も兼ね備えている。
第1電極管12aの管内には、第1ガスFが供給される。第1電極管12aは、具体的には、燃料極材料より形成された燃料極管、または、空気極材料より形成された空気極管の何れか一方である。
したがって、第1電極管12aが燃料極管である場合には、第1ガスFとして、水素、一酸化炭素、メタン、都市ガス(13A)などの燃料ガスが選択される。一方、第1電極管12aが空気極管である場合には、第1ガスFとして、空気、酸素などの酸化剤ガスが選択される。
燃料極材料としては、例えば、Ni、NiO、Co、Cu、Ru、Pt、Au、Pd、これら元素を2種以上含有する合金などの触媒を用いることができる。好ましくは、Ni、NiO、Co、Cuなどである。より好ましくは、他の金属と比べ安価であり、燃料ガスとの反応性が良いなどの観点から、Ni、NiOなどである。また、触媒と固体電解質との複合材料を用いることもできる。この場合、固体電解質としては、例えば、Y、Scなどで安定化されたジルコニア(YSZ、ScSZなど)、CeO、Yなどの第二元素の酸化物を含むスカンジア安定化ジルコニア(ScCeSZ、ScYSZなど)、Sm、Gdなどの酸化物を含むCeO(SDC、GDCなど)、LaSrGaMgO(LSGM)などが挙げられる。触媒と固体電解質との混合比(重量%)は、80:20〜30:70の範囲が好ましい。より好ましくは、70:30〜40:60の範囲であると良い。
一方、空気極材料としては、例えば、LaSrMnO、LaCaMnO、LaMgMnO、LaSrCoO、LaCaCoO、LaSrFeO、LaSrCoFeO、LaSrNiO、LaNiFeO、SmSrCoOなどの遷移金属ペロブスカイト型酸化物を用いることができる。また、遷移金属ペロブスカイト型酸化物と固体電解質との複合材料を用いることもできる。この場合、固体電解質としては、例えば、YSZ、ScSZ、ScCeSZ、ScYSZ、SDC、GDC、LSGMなどが挙げられる。遷移金属ペロブスカイト型酸化物と固体電解質との混合比(重量%)は、90:10〜50:50の範囲が好ましい。より好ましくは、90:10〜80:20の範囲であると良い。
第1電極管12aは、例えば、各種材料粉末を所定比率で混合し、これにメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリメチルメタクリレートなどの結合剤、炭素粉末などの気孔生成剤などを加えて水で練り、得られた塑性物を押し出し成形法などを用いて、所定の管径、管長さ、管厚みの管状成形体とし、これを組成に応じた最適な温度で焼成するなどして製造することができる。
固体電解質層12bは、固体電解質材料より薄膜状に形成された緻密質体であり、第1電極管12aの外周面に沿って積層されている。固体電解質材料としては、例えば、YSZ、ScSZ、ScCeSZ、ScYSZ、SDC、GDC、LSGMなどが挙げられる。
固体電解質層12bは、図1〜3に示すように、第2電極部14の両外側まで張り出すように第1電極管12b上に積層されている。これにより、第1電極管12aと第2電極部14との短絡を簡易に防止可能とされている。この際、固体電解質層12bは、第1電極管12aの両端部側の外表面が露出するように第1電極管12a上に積層されていることが好ましい。これにより、集電部材18と容易に接触させて導通することができ、集電を簡易に行うことが可能になるからである。
固体電解質層12bは、第1電極管12a(焼結体)またはその前駆体である管状成形体(未焼成体)の所定位置に固体電解質材料を含むスラリーを付着させた後、これを組成に応じた最適な温度で焼成するなどして形成することができる。なお、管状成形体に固体電解質材料を含むスラリーを付着させて焼成(共焼結法)した場合には、電池製造コストを抑制しやすくなる。
固体電解質材料を含むスラリーを付着させる方法としては、具体的には、例えば、焼成時に消失しうる物質(ポリマーなど)を用いて、第1電極管12a等の端部を密栓したり、固体電解質層12bを形成しない部位にマスクを施したりした後、固体電解質材料を含むスラリー中に第1電極管12a等を浸漬して引き抜くディッピング法や、スプレー法、ハケ塗り法、ロールコート法などを用いて、第1電極管12a等に固体電解質材料を含むスラリーを塗布する方法などを例示することができる。
なお、本サブモジュール10は、同種の材料よりなる管状体12を複数本備えていても良いし、異なる材料よりなる管状体12を複数本備えていても良い。
第2電極部14は、複数個の第2電極体14aを備えている。なお、図1〜3では、最小単位である2個の第2電極体14aを備えている場合を例示しているが、これに限定されるものではない。本サブモジュール10は、必要とされる出力などを考慮して、2個以上の第2電極体14aを有していても良い。第2電極部14は、第2ガスAの給排性などの観点から、好ましくは、偶数個の第2電極体14aを有していると良い。
第2電極体14aは、第2電極材料より形成された通気性のある多孔質体である。第2電極体14a内には、第2ガスが供給される。
第2電極体14aは、第1電極管12aとは異なる電極種を構成する。つまり、第1電極管12aが燃料極管である場合には、第2電極体14aは、空気極材料より形成され、空気極として機能する。したがって、この場合には、第2ガスAとして、空気、酸素などの酸化剤ガスが選択される。
一方、第1電極管12aが空気極管である場合には、第2電極体14aは、燃料極材料より形成され、燃料極として機能する。したがって、この場合には、第2ガスAとして、水素、一酸化炭素、メタン、都市ガス(13A)などの燃料ガスが選択される。
空気極材料、燃料極材料としては、例えば、ともに、第1電極管12aで説明した材料と同様の材料を挙げることができる。第2電極部14は、同種の材料よりなる第2電極体14aを複数個備えていても良いし、異なる材料よりなる第2電極体14aを複数個備えていても良い。
なお、本モジュールとしては、高い性能が得られる、製造が容易であるなどの観点から、第1電極管12aは燃料極管、第2電極体14aは空気極体であることが好ましい。
第2電極体14aは、複数本の管状体12を同方向に配列させて一体的に固定している。すなわち、第2電極体14a中、各管状体12は、管状体12の軸方向と略垂直方向に、互いの軸方向が略平行となるように配列されている。また、各管状体12同士は、互いの外表面同士が接触しないように離間されて配列されている。そして、第2電極体14aは、各管状体12の配列を保持したまま、各管状体12の外表面の間に形成された隙間を埋めるようにして各管状体12同士を固めている。なお、図示はしないが、各管状体12の軸方向の通気性を確保することができれば、第2電極体14a中において、各管状体12同士は離間されていなくても良い。
また、第2電極部14の両端部にある第2電極体14aは、その外表面から、各管状体12の両端部を突出させた状態で各管状体12を一体的に固定している。
なお、図1〜3では、第2電極体14a中に各管状体12が3行×3列の配列で保持されている場合を例示しているが、この配列に特に限定されるものではない。第2電極体14a中に各管状体12が複数行×複数列、単数行×複数列、複数列×単数行配列で保持されていても良い。
第2電極体14aの外形は、立方体、直方体などの略方形状、円柱状などを例示することができる。好ましくは、製造性、筒状緻密部材による集電性、モジュール作製時の集積性などの観点から、立方体、直方体などの略方形状であると良い。
ここで、第2電極部14では、各第2電極体14aは、管状体12の軸方向に沿って所定の間隙14bを設けて固体電解質層12b上に配置されている。間隙14bは、第2ガスAを充満させる空間を形成するためのものである。したがって、間隙14bの容積は、第2ガスAを充満させることができれば特に限定されるものではない。
また、図1〜3の場合、間隙14bには外部から第2ガスAが供給される。もっとも、第2電極部14が第2電極体14aを2個以上有する場合、例えば、第2電極体14aを4個、6個…と有しているときには、間隙14bが複数生じることになる。そのため、外部から供給された第2ガスAが充満する間隙14bと、第2電極体14aを流れて排出された第2ガスAが充満する間隙14bとが交互に生じることになる。詳しくは、後述する(図5、図6)。
以上のような管状体12と第2電極部14とから構成される電池素子20を製造する方法としては、例えば、以下のような方法を例示することができる。
すなわち、第2電極材料に、必要に応じてポリマー材料(例えば、ポリメチルメタクリレートなど)を添加し、これと水等とを混合して、粘土状の塑性物とする。
次いで、金型などを用いて、上記塑性物を押し出し成形することにより、管状体12を挿入可能な挿入孔を有する成形体を複数形成する。
次いで、得られた各成形体の挿通孔内に、管状体12を挿通する。この際、各成形体同士は、所定の間隙14bが形成されるように固体電解質層12b上に配置する。これを第2電極材料の組成に応じた最適な温度で焼成する。これにより電池素子20を得ることができる。
また、以下のような方法によっても良い。すなわち、上記成形体を第2電極材料の組成に応じた最適な温度で焼成することにより、予め第2電極体14aを複数形成する。
次いで、得られた各第2電極体14aの挿通孔内に、管状体12を挿通する。この際、上記挿通孔の内周面および/または管状体12の所定の位置に第2電極材料および/または固体電解質材料を含むコンタクト材料を塗布しておく。また、各第2電極体14a同士は、所定の間隙14bが形成されるように配置する。その後、コンタクト材料の組成に応じた最適な温度で焼成する。これにより電池素子20を得ることができる。
さらにまた、以下のような方法によっても良い。すなわち、配列固定した管状体12の外周を、樹脂などよりなる複数の容器で覆う。この際、各容器同士は、所定の間隙14bが形成されるように配置する。
次いで、上記各容器内に、第2電極材料を含むスラリーを流し込み、配列された管状体12同士の隙間に当該スラリーを充填する。
次いで、容器内部に充填された当該スラリーを乾燥させ、第2電極材料の組成に応じた最適な温度で焼成する。この際、容器を付けたまま焼成しても良いし、取り外しても焼成しても良く、特に限定されるものではない。なお、樹脂製の容器を付けたまま焼成した場合には、焼成時の昇温時に容器自体は消失する。これにより電池素子20を得ることができる。
上述した電池素子20は、筒状緻密部材16内に収容されている。筒状緻密部材16は、第2電極部14の外周を少なくとも覆っている。もっとも、第2電極部14の両外側、すなわち、管状体12の両端部の外周を覆っていても構わない。筒状緻密部材16は、図に示すように角筒状であっても良いし、円筒状などであっても良い。第2電極体14aの外形に応じて適宜決定することができる。
筒状緻密部材16により第2電極部14の外表面が覆われることで、間隙14bは、一つの閉空間とされている。また、筒状緻密部材16には、間隙14bと外部とを連通させる連通孔16aが形成されている。連通孔16aは、間隙14b一つに対し、少なくとも一つ以上形成することができる。なお、連通孔16aの位置、大きさ、開口形状は、特に限定されるものではない。
筒状緻密部材16の連通孔16aより第2ガスAを供給すると、間隙14bの両側に配置されている各第2電極体14aの外表面のうち、間隙14bに面した流入面から第2ガスAが各第2電極体14a内に流入する。流入した第2ガスAは、各第2電極体14a内を管状体12に沿って外側(下流)に向かって流れ、第2電極体14aの外表面のうち、流入面と対向する排出面から排出される。このように、筒状緻密部材16により、間隙14bから管状体12の軸方向に沿って第2ガスのガス流路が形成されることになる。
筒状緻密部材16は、第2ガスAを第2電極体14a内に流すため、基本的には、各第2電極体14aの外表面にガス密に接している。この際、筒状緻密部材16と各第2電極体14aとの間には、ガスシール部材(不図示)が介在されていても構わない。ガスシール部材(不図示)を設けた場合には、筒状緻密部材16と各第2電極体14aとの間を通じて第2ガスAがリークし難くなり、第2電極体14a内に確実に第2ガスAを流しやすくなる。
なお、高圧の第2ガスAが間隙14bに供給されると、差圧により間隙14近傍の上記ガスシール部材(不図示)が破損することも考えられる。しかし、上記ガスシール部材(不図示)の下流側は、相対的にガス圧が低いので、下流側まで破損することはないと考えられる。仮に、筒状緻密部材16と各第2電極体14aとの間を通じて第2ガスAがリークしたとしても、第1ガスAと混合する危険性は低く、従来に比べ、安全性が高いといえる。
筒状緻密部材16の材質としては、各種の導電性材料、絶縁性材料、これらの組み合わせによる材料を用いることができる。導電性材料としては、例えば、フェライト系ステンレス鋼、オーステナイト系ステンレス鋼、ニッケル系合金、金属箔等の金属や、導電性セラミックスなどが挙げられる。絶縁性材料としては、MgO、Al、ZrO等のセラミックス、耐熱ガラス等のガラスなどが挙げられる。
筒状緻密部材16が導電性を有する場合には、別部材により第2電極部14の集電を行う必要がなくなるため、電池構造を簡略化することができる。さらに、第2電極体14aの外表面と接触して集電することができるので、集電効率を高めることができる。なお、筒状緻密部材16と各第2電極体14aとの間に上記ガスシール部材(不図示)を介在させる場合には、上記ガスシール部材(不図示)として、Pt、Au、Ag、Niなどの金属ペースト、導電性セラミックスペースト、あるいは、これらの混合物など、導電性を有するシール材料を用いれば良い。
筒状緻密部材16が導電性を有する場合、筒状緻密部材16は、全体が導電性を有していても良いし、各第2電極体14aの外表面と導通できれば、一部が導電性を有していても良い。一部が導電性を有する態様としては、例えば、管状体12の軸方向に沿って筒状緻密部材16の一部分を導電性材料にて構成し、残りの部分を絶縁性材料で構成する態様や、筒状緻密部材16を絶縁性材料で構成し、筒状緻密部材16の内周面に各第2電極体14aと導通する配線パターン等を形成するなどの態様を例示することができる。
一方、筒状緻密部材16が導電性を有していない場合には、筒状緻密質部材16の内側に各第2電極体14aに接する集電部材を設け、この集電部材から筒状緻密部材16の外側に取り出し電極を設けるなどすれば良い。
筒状緻密部材16は、集電効率、製造性などの観点から、好ましくは、全面が導電性を有していると良い。
本サブモジュール10は、図1〜3に示すような一対の集電部材18を有していても良い。図1〜3に示すように、一対の集電部材18は、板状に形成されており、各管状体12の両端部に設けられている。また、集電部材18は、筒状緻密部材16と離間させて設けられている。集電部材18と筒状緻密部材16との間の隙間は、筒状緻密部材16から排出された第2ガスAを排出するガス流路として機能する。集電部材18には、各管状体12の端部を挿通する挿通孔18aが形成されている。そして、挿通孔18aに挿通された各管状体12の第1電極管12aと集電部材18とは接触しており、これにより、集電を行うことができるようになっている。
なお、集電部材18を用いない場合には、各管状体12の第1電極管12aを導電線(不図示)等により接続するなどして集電を行えば良い。この場合、第1ガスFの供給および排気は、第1ガス供給・排出パイプ(不図示)を各管状体12の端部にそれぞれ接続するなどすれば良い。また、導電性を有する第1ガス供給・排出マニホールド(不図示)に各管状体12の端部を挿通し、第1ガスFの供給・排出を行い、当該マニホールドを通じて集電を行うこともできる。
また、集電部材18の挿通孔18aと、挿通孔18aに端部が挿通された各管状体12とは、両者の隙間を埋めるように、ガスシール部材(不図示)によりガスシールされていると良い。なお、ガスシール部材は、各管状体12の端部表面と挿通孔18aとの内周面との間や、各管状体12の端面と挿通孔18aとの間などに設けることができる。このようにした場合には、筒状緻密部材16から排出された第2ガスAと第1ガスFとが一層混合し難くなる。なお、上記ガスシール部材には、従来のように相対的に高い差圧がかからないため、ガスシール部材を設けても当該ガスシール部材が差圧により破壊し難い。
上記ガスシール部材は、導電性、絶縁性の何れであっても良い。導電性材料としては、Pt、Au、Ag、Niなどの金属ペースト、導電性セラミックスペースト、あるいは、これらの混合物など、絶縁性材料としては、MgO、Al、ZrO等のセラミックス、あるいは、ガラスペーストなどを例示することができる。
次に、上記本サブモジュール10の作用について説明する。
図3に示すように、本サブモジュール10では、第1ガス供給マニホールド(図3では不図示)等を用いて各管状体12の一方端部より管内に第1ガスFを供給すると、第1ガスFは、発電により使用されながら下流に向かって流れ、未使用の第1ガスFは、各管状体12の他方端部より外部に排出される。なお、第1ガスFを管内に流す際には、それほど高い差圧は必要ない。
一方、第2ガス供給パイプや第2ガス供給ガスマニホールド(図4では不図示)等を用いて、筒状緻密部材16の連通孔16aから間隙14b内に相対的に高圧の第2ガスAを供給すると、間隙14b内に第2ガスAが充満する。間隙14b内に充満した第2ガスAは、間隙14bの両側の配置されている第2電極体14aの流入面から第2電極体14a内に流入する。第2電極体14a内に流入した第2ガスAは、発電により使用されながら、各管状体12の軸方向に沿って下流に流れ、未使用の第2ガスAは、第2電極体14aの排出面から排出される。
なお、集電は、筒状緻密部材16および集電部材18によって行うことが可能である。
次に、本サブモジュール10の変形例を示す。図5は、本サブモジュールの他の一例を模式的に示した分解斜視図である。図6は、本サブモジュールの他の一例を模式的に示した斜視図である。
図5、6に示すように、本サブモジュール10’は、4個の第2電極体14a、3つの間隙14bを有している。そのため、これら間隙14bの数に対応して、筒状緻密質部材16には、3つの連通孔16aが形成されている。
連通孔16aが複数ある場合、基本的には、筒状緻密部材16の一方端部側に形成された連通孔16aと、この連通孔16aから一つ置きに形成されている連通孔16aに対して第2ガスAが供給される。一方、第2ガスAが供給されない残りの連通孔16aに対応する間隙14bには、この間隙14bの両側に配置されている第2電極体14aから排気された第2ガスAが充満することになる。そのため、第2ガスAが供給されない連通孔16aからは、発電に使用されなかった第2ガスAが排出される。
つまり、本サブモジュール10’の場合、中央の連通孔16aの両隣りに配置されている連通孔16aに第2ガスAが供給されることになる。また、中央の連通孔16aに対応する間隙14bには、この間隙14bの両側に配置されている第2電極体14aから排気された第2ガスAが充満し、中央の連通孔16aからは、発電に使用されなかった第2ガスAが排出されることになる。
このように、第2電極体14aを2個以上の偶数個有する場合には、電池の集積度を上げることができる。
また、図7に、本サブモジュールのさらなる変形例を示す。図7は、本サブモジュールの別の他の一例を模式的に示した断面図である。
図7に示すように、本サブモジュール10”は、上述した電池素子20を、間隙14bが連なるように電気的に接続し、この複数の電池素子20の第2電極部の最外周を一つの筒状緻密部材(不図示)により覆って、連なった間隙14bを一つの閉空間としたものである。
すなわち、図7では、複数の電池素子20が同方向に配列されており、各電池素子20同士は、隣接する電池素子20の第2電極体14bの部分まで延設された集電部材18と、隣接する第2電極体14bとが、ガス密に電気的に接続(この場合、直列接続)されている。また、集電部材18の延設部分と、その集電部材18を有する電池素子20の第2電極体14bとの間は、緻密な絶縁部材19を介在させることで、短絡が生じないようにされている。
このように複数の電池素子20を電気的に接続し、これら複数の電池素子20全体を一つの筒状緻密部材(不図示)にて覆った場合には、集積性を向上させることができる。
2.本モジュール
本モジュールは、上述した本サブモジュールを複数個有している。各サブモジュールは、互いに直列に接続されていても良いし、並列に接続されていても良い。
図8は、本モジュールの一例を模式的に示した図である。本モジュール30は、各サブモジュール10が、その管状体12の軸方向と略垂直な方向に所定の間隔で配置されている。なお、図8では、4個のサブモジュール10を同方向に一列に並べた例を示しているが、各モジュールの個数、配列は特に限定されるものではない。本モジュール30は、管状体12の軸方向と略垂直な方向に、複数行×複数列、単数行×複数列、複数列×単数行配列されていても良い。また、本モジュール30が有するサブモジュール10は、対向する一対の連通孔16を有している。
本モジュール30は、各サブモジュール10間に筒状絶縁体32を有している。筒状絶縁体32は、各サブモジュール10の連通孔16に接続されている。これにより、各サブモジュール10の各間隙14b同士がひと繋がりに連通される。なお、筒状絶縁体32は、絶縁性であることから、各サブモジュール10間の筒状緻密部材16が導電性を有する場合に、筒状緻密部材16同士が互いに接触して短絡してしまうことはない。
上記本モジュール30によれば、最も端に位置する一つのサブモジュール10の連通孔16に、第2ガスAを供給する第2ガス供給パイプ34等を接続し、第2ガスAを供給すれば、反対側の端に位置するサブモジュール10まで一度に第2ガスAを供給することができる。
一方、本モジュール30の各サブモジュール10が有する各管状体12に第1ガスAを供給するには、例えば、図8に示すような第1ガス供給マニホールド36等を用いることができる。
すなわち、第1ガス供給マニホールド36は、一端面が開口した中空本体部36aと、第1ガス供給源(不図示)に接続された第1ガス導入管36bとを有している。したがって、第1ガス導入管36bから中空本体部36a内に第1ガスFを導入すれば、中空本体部36a内に第1ガスFを充満させることができる。なお、第1ガス供給マニホールド36の材質としては、例えば、フェライト系ステンレス鋼、オーステナイト系ステンレス鋼、ニッケル系合金などの導電性材料を用いることができる。この場合、サブモジュール10の集電部材18と、第1ガス供給マニホールド36とは電気的に絶縁される。
第1ガス供給マニホールド36では、中空本体部36aの開口に、支持部材38が嵌合される。支持部材38は、略板状に形成されており、段部38aを有する開口部38bを複数備えている。支持部材38は、各サブモジュール10の集電部材18を、集電部材18の周縁を段部38aに係止させつつ嵌合させることができる。支持部材38の材質としては、例えば、MgO、Al、ZrO等のセラミックスなどの絶縁性材料を好適に用いることができる。なお、集電部材18と支持部材38との絶縁性を確保することができれば、集電部材18、あるいは、支持部材38の表面を絶縁処理した導電性材料で作製することも可能である。この場合は、支持部材38と第1ガス供給マニホールド36とは一体化されていても良い。
したがって、本モジュール30に、支持部材38を介して第1ガス供給マニホールド36を接続すれば、第1ガス導入管36bから中空本体部36a内に導入された第1ガスFは、中空本体部36a内に充満し、各管状体12の管内に供給される。
また、本モジュール30の各サブモジュール10が有する各管状体12から第1ガスAを排出するには、例えば、図8に示すような第1ガス排出マニホールド40等を用いることができる。
すなわち、第1ガス排出マニホールド40は、一端面が開口した中空本体部40aと、第1ガス排出管40bとを有している。したがって、各管状体12から排出されて中空本体部40a内に充満した第1ガスFを、第1ガス排出管40bから外部へ排出することができる。なお、第1ガス排出マニホールド40の材質としては、例えば、フェライト系ステンレス鋼、オーステナイト系ステンレス鋼、ニッケル系合金などの導電性材料を好適に用いることができる。この場合、サブモジュール10の集電部材18と、第1ガス排出マニホールド40とは電気的に絶縁される。
第1ガス排出マニホールド40では、中空本体部40aの開口に、上述した支持部材38が嵌合される。支持部材38は、各サブモジュール10の集電部材18を、集電部材18の周縁を段部38aに係止させつつ嵌合させることができる。
したがって、本モジュール30に、支持部材38を介して第1ガス排出マニホールド40を接続すれば、各サブモジュール10の管状体12から中空本体部40aに排出された第1ガスFは、中空本体部40a内に充満し、第1ガス排出管40bから外部へ排出される。
なお、本モジュール30を直列に接続する場合には、図8に示すように、筒状緻密部材16と集電部材18とを導電性部材42(例えば、Pt、Au、Agなどよりなる金属線、金属板、金属箔等)を用いて電気的に接続すれば良い。また、本モジュール30を並列に接続する場合(不図示)には、筒状緻密部材16同士、集電部材18同士を上記導電性部材42を用いて、もしくは、直接接触(接合)させ、電気的に接続すれば良い。なお、この場合には、筒状絶縁体32は、不要である。
図9は、本モジュールをさらに集積した複合モジュールの一例を示した図である。図9では、複合モジュール50は、第1ガス供給マニホールド36を介して、モジュール30が積層されている。つまり、複合モジュール50は、隣り合うモジュール30同士で第1ガス供給マニホールド36を共有している。このようにした場合には、集積度を上げたときでも、マニホールド体積を小さくすることができることから、全体として小型化を図りやすくなる。
また、複合モジュール50は、その全体を収容容器52内に入れても良い。このようにした場合には、熱利用のための第2ガスAを回収することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールの一例を模式的に示した分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールの一例を模式的に示した斜視図である。 図1に示したSOFCサブモジュールの断面図である。 図1に示した管状体の端部の断面の一部を拡大して示した図である。 本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールの他の一例を模式的に示した分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールの他の一例を模式的に示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールの別の他の一例を模式的に示した断面図である。 本発明の一実施形態に係るSOFCモジュールの一例を模式的に示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係るSOFCモジュールをさらに集積した複合モジュールの一例を示した図である。 従来のSOFCサブモジュールの構造を模式的に示した図である。
符号の説明
10 SOFCサブモジュール
10’ SOFCサブモジュール
10” SOFCサブモジュール
12 管状体
12a 第1電極管
12b 固体電解質層
14 第2電極部
14a 第2電極体
14b 間隙
16 筒状緻密部材
16a 連通孔
18 集電部材
18a 挿通孔
19 絶縁部材
20 電池素子
30 本モジュール
32 筒状絶縁体
34 第2ガス供給パイプ
36 第1ガス供給マニホールド
36a 中空本体部
36b 第1ガス導入管
38 支持部材
38a 段部
38b 開口部
40 第1ガス排出マニホールド
40a 中空本体部
40b 第1ガス排出管
42 導電性部材
50 複合モジュール
52 収容容器
F 第1ガス
A 第2ガス
100 SOFCサブモジュール
102 電解質電極接合管
104 空気極材料
106a 隔壁
106b 隔壁
107a ガスシール部材
107b ガスシール部材
f 燃料ガス
a 空気

Claims (7)

  1. 管内に第1ガスが供給される第1電極管の外周面に、固体電解質層が積層されてなる複数本の管状体と、
    前記複数本の管状体を同方向に配列させて一体的に固定するとともに、第2ガスが供給される複数個の第2電極体が、間隙を設けて前記管状体の軸方向に配置されてなる第2電極部と、
    前記第2電極部の外周を覆って前記間隙を一つの閉空間とするとともに、前記間隙と外部とを連通させる連通孔が形成された筒状緻密部材と、
    を有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池サブモジュール。
  2. 前記筒状緻密部材は、導電性を有することを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池サブモジュール。
  3. 前記管状体の両端部には、各管状体の第1電極管と導通する一対の集電部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池サブモジュール。
  4. 前記集電部材に形成された挿通孔に前記管状体の端部が挿通されていることを特徴とする請求項3に記載の固体酸化物形燃料電池サブモジュール。
  5. 請求項1から4の何れかに記載の固体酸化物形燃料電池サブモジュールを複数有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池モジュール。
  6. 複数の固体酸化物形燃料電池サブモジュールがその管状体の軸方向と略垂直な方向に配置され、各サブモジュールの間隙同士が筒状絶縁体により連通されていることを特徴とする請求項5に記載の固体酸化物形燃料電池モジュール。
  7. 管内に第1ガスが供給される第1電極管の外周面に、固体電解質層が積層されてなる複数本の管状体と、
    前記複数本の管状体を同方向に配列させて一体的に固定するとともに、第2ガスが供給される複数個の第2電極体が、間隙を設けて前記管状体の軸方向に配置されてなる第2電極部とを有することを特徴とする電池素子。
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