JP2005166470A - 固体酸化物形燃料電池サブモジュールおよびこれを用いた固体酸化物形燃料電池モジュール - Google Patents

固体酸化物形燃料電池サブモジュールおよびこれを用いた固体酸化物形燃料電池モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】複数本の電解質電極接合管が電極材料で配列固定されてなる電池部をサブモジュール化し、このSOFCサブモジュールを複数直列または並列に接続したSOFCモジュールを提供すること。
【解決手段】電池部11の管接合電極部19の面19b、19aをそれぞれ第1シール部材13、第2シール部材16でシールし、第1導電性マニホールド12と管接合電極部19をインターコネクタ14で接続するとともに電解質電極接合管18の露出部23を第2導電性マニホールド15に挿通して内部の集電部材17と導通させたSOFCサブモジュール10とする。また、SOFCサブモジュール10を管18に平行に複数並べ、隣り合う導電性マニホールド12、15間を電気的に接続した複数の電池列を、互い違い又は同一方向に一定間隔離して配置し、対向する導電性マニホールド12、15間を絶縁性の管体24、29で連通する構成を含むSOFCモジュールとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池サブモジュールおよびこれを用いた固体酸化物形燃料電池モジュールに関し、さらに詳しくは、都市における分散形電源、コジェネレーションシステムなどに好適に用いられる固体酸化物形燃料電池サブモジュールおよびこれを用いた固体酸化物形燃料電池モジュールに関するものである。
固体酸化物形燃料電池は、電解質として酸素イオン導電性を有する固体電解質を用いた燃料電池である。この固体酸化物形燃料電池の基本構造は、通常、空気極/固体電解質/燃料極の3層を積層して接合した単セルより構成される。
この単セルの構造を幾何学的な形状により分類すると、管状型と平面型とに分類することができる。この内、管状単セルには、管の内側から外側に向かって空気極/固体電解質/燃料極が接合され、内側に酸化剤ガスを外側に燃料ガスを流す形式と、管の内側から外側に向かって燃料極/固体電解質/空気極が接合され、内側に燃料ガスを外側に酸化剤ガスを流す形式とが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
図21は、(内側)空気極/固体電解質/燃料極(外側)形式の従来の管状単セル構造とその断面を示した図である。図21に示すように、管状単セル100は、(La,Sr)MnOなどから管状に形成された多孔質空気極管101(空気極が電極と支持の2つの機能を有する)の外側面にイットリア安定化ジルコニア(YSZ)などからなる固体電解質層102が接合され、さらにこの固体電解質層102の外側面にNi/YSZサーメットなどからなる燃料極層103が接合されている。また、空気極の電流端子を管の外側に取り出すため、LaCrOなどからなるインターコネクタ104が管の全長にわたって設けられている。
そして図22に示すように、上記構成を備えた管状単セル100が複数本直列、並列に束ねられて集積体とされることにより、高い電圧と大電流を取り出すことが可能となる。すなわち、上側の管状単セル100の燃料極層103と下側の管状単セル100のインターコネクタ104とは、ニッケルフェルト105を介して直列に接続され、左右の管状単セル100の燃料極層103同士は、ニッケルフェルト105を介して並列に接続される。
さらに、上側の管状単セル100のインターコネクタ104と上側集電板106、下側の管状単セル100の燃料極層103と下側集電板107とは、それぞれニッケルフェルト105を介して電気的に接続される。これにより、上側集電板106にはセル全体のプラス出力電圧が、下側集電板107にはセル全体のマイナス出力電圧が出力される(例えば、特許文献1参照)。
これに対して、図23は、(内側)燃料極/固体電解質/空気極(外側)形式の従来の管状単セル構造とその断面を示した図である。図23に示すように、管状単セル110は、ニッケル/イットリア安定化ジルコニアサーメット(Ni/YSZサーメット)などから管状に形成された多孔質燃料極管111(燃料極が電極と支持の2つの機能を有する)の外側面にYSZなどからなる固体電解質層112が接合され、さらにこの固体電解質層112の外側面に(La,Sr)MnOなどからなる空気極層113が接合されている。
そして図24に示すように、外側の空気極層113の表面には、集電用の銀ワイヤー114が螺旋状に巻回されるとともに、内側の多孔質燃料極管111の表面には、集電用のNiワイヤー115が螺旋状に巻回されている。これにより、銀ワイヤー114にはプラス出力電圧が、Niワイヤー115にはマイナス出力電圧が出力される。そして、管状単セル110の銀ワイヤー114と隣り合う管状単セル110のNiワイヤー115とを逐次結線116すれば、各管状単セル110が直列に接続された集積体を得ることができる(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、燃料極が外側にある従来の管状単セルを複数本束ねて集積体とするには、複数本の管状単セルにおけるインターコネクタ−燃料極間、燃料極−燃料極間などにニッケルフェルトを介在させた状態で焼き付ける必要があるため、発電装置の製造工程が複雑になり、しかも製造に時間がかかるという問題があった。また、手作業によって束ねざるを得ないため、生産性が悪い上、コストもかかり、工業的量産には不向きであった。
また、近年広く使用されている上記管状単セルは、管径22mm、長さ150mm程度の管状体であり、しかも、管の長手方向にわたってインターコネクタが突出している。そのため、これを複数本束ねた集積体としての発電装置は非常に大型なものとなり、単位体積当たりの出力密度が小さいという問題があった。また、発電装置の熱容量が大きいため、急速に昇温できないという問題があった。また、図22に示すような構成のまま小型化しようとしても、小さくなればなるほど集積作業が困難となり、上記集積構造では、小型化するにも限界があった。
一方、空気極が外側にある従来の管状単セルは、複数本の管状単セルを束ねて発電装置とするには、酸化雰囲気下でセル間接続を行わなければならない。すなわち、還元雰囲気下でのセル間接続であれば、上述したように、接続体として安価なニッケルフェルトを使用することができるのであるが、酸化雰囲気下では、ニッケルが酸化ニッケルに酸化されることによって脆くなり、その形状を保てなくなるばかりか、導電性も示さなくなるため、接続体として使用できない。したがって、空気極が外側にある従来の管状単セルでは、酸化を防ぐため、銀、金、白金等の極めて高価な貴金属製のワイヤーを大量に使用して空気極の集電を行わなければならず、とてもコスト的に見合わないといった問題があった。
また、その集積方法も、独立した管状単セルより延出されたワイヤーを一本一本手作業により接続していく必要があることから、集積化するのに非常に時間がかかり、工業的量産には不向きであるといった問題があった。
そこで、本件出願人は、このような問題点を解決するため、すでに別の出願により、容易に集積、小型化可能であり、また、酸化雰囲気下であっても、簡単に管の間を電気的に接続可能な固体酸化物形燃料電池(以下、これを「SOFC」という。)を提案している(特許文献3参照)。
このSOFCの構成について図25〜図27を用いて説明する。図25に示すように、SOFC120は、Ni/YSZサーメット、ニッケル/スカンジア安定化ジルコニアサーメット(Ni/ScSZサーメット)などから管状に形成された多孔質燃料極管121または(La,Sr)MnO、(La,Ca)MnOなどから管状に形成された多孔質空気極管122の外側面に、YSZなどからなる固体電解質層123が接合された電解質電極接合管124を複数本有している。
これら電解質電極接合管124は、それぞれ離間されて平行に配列されており、隣り合う各電解質電極接合管124同士は、(La,Sr)MnOなどの空気極材料またはNi/YSZサーメットなどの燃料極材料よりなる管接合電極部125により接合されて一体的に固定されている。また、これら電解質電極接合管124の一端には、多孔質燃料極管121または多孔質空気極管122の一部が露出されることにより露出部126が形成され、管接合電極部125より外側に突出されている。
このSOFC120を単体として作動させるにあたっては、例えば、図26に示すように、管接合電極部125の表面のうち、電解質電極接合管124に対して垂直な面125a、125bについては、各電解質電極接合管124の部位を除いて、マイカガラスなどからなるシール部材127a、127bによりシールするとともに、電解質電極接合管124に対して平行な面125c、125dについては、シール部材127c、127dにより表面全体を覆うようにシールする。
そして、面125b側に、燃料ガスまたは酸化剤ガス導入手段として、セラミックスなどからなる箱状体128を取り付けるとともに、面125a側に、ランタンクロマイト(LaCrO)などからなる集電部材129を取り付ける。
なお、箱状体128は、上端面130が開口されるとともに、その側面131に各電解質電極接合管124の開口端と対応してガス吹き出し孔132が形成されており、開口から供給された燃料ガス(水素、一酸化炭素、メタンなど)または酸化剤ガス(空気、酸素など)を、ガス吹き出し孔132を介して各電解質電極接合管124内に供給できるようになっている。一方、集電部材129の側面133には、各電解質電極接合管124の露出部126と対応して貫通孔134が形成されており、貫通孔134内に挿入された露出部126と電気的に接触して導通できるようになっている。
そして、図27に示すように、箱状体128の開口から燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給(図中矢印A)するととともに、図示されない他の酸化剤ガスまたは燃料ガス供給手段(例えば、外部マニホルドなど)を用いて、管接合電極部125の露出面から酸化剤ガスまたは燃料ガスを供給し(図中矢印B)、管接合電極部125と集電部材129とに負荷135を接続すれば、SOFC120は発電することができる。
田川博章 著,「固体酸化物形燃料電池と地球環境」,第1版,株式会社アグネ承風社,1998年6月20日,p.247−248 特開2002−260706号公報 国際公開第01/91218号パンフレット 特願2003−129778号
しかしながら、上記図25〜図27に示したSOFCは、隣り合う各電解質電極接合管同士が管接合電極部により接合されていることから分かるように、その内部の電気的な接続は、並列接続であり、このSOFC単体のみでは、十分な出力を得ることができない。
そのため、このSOFCを例えば、家庭用コジェネレーションシステムなどの燃料電池として実用化するには、高い出力を得るため、このSOFCを複数直列に接続する必要がある。また、さらなる電池の大容量化を図るためには、このSOFCを複数並列に接続する必要がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、上記SOFCをサブモジュール化し、このSOFCサブモジュールを複数直列または並列に接続したSOFCモジュールを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る固体酸化物形燃料電池サブモジュールは、
管状に形成された多孔質燃料極管または多孔質空気極管の外側面に固体電解質層が接合された電解質電極接合管を複数本有し、これら電解質電極接合管が離間されて平行に配列されるとともに隣り合う各電解質電極接合管同士が空気極材料または燃料極材料よりなる管接合電極部により一体的に接合され、前記電解質電極接合管の一端に前記多孔質燃料極管または多孔質空気極管の一部が露出されて形成された露出部が前記管接合電極部より外側に突出されてなる固体酸化物形燃料電池部を備え、
前記電解質電極接合管の他端側には、前記電解質電極接合管に対して燃料ガスまたは酸化剤ガスを給排する第1導電性マニホールドが設けられ、前記燃料ガスまたは前記酸化剤ガスおよび電気が前記管接合電極部を通らないように前記電解質電極接合管の他端側周縁が第1シール部材によりシールされるとともに、前記第1導電性マニホールドと前記管接合電極部とがインターコネクタを介して電気的に接続される一方、
前記電解質電極接合管の一端側には、前記電解質電極接合管に対して燃料ガスまたは酸化剤ガスを給排する第2導電性マニホールドが設けられ、前記燃料ガスまたは前記酸化剤ガスおよび電気が前記管接合電極部を通らないように前記電解質電極接合管の一端側周縁が第2シール部材によりシールされるとともに、前記露出部が前記第2導電性マニホールド内に挿通され、当該露出部と前記第2導電性マニホールドとが前記第2導電性マニホールド内に設けられた集電部材を介して電気的に接続され、
前記第1導電性マニホールドおよび前記第2導電性マニホールドには、それぞれ絶縁性の管体が設けられてなることを要旨とする。
この際、前記管接合電極部は、立方体形状または直方体形状に形成されていることが好ましい。
また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池モジュールは、上記固体酸化物形燃料電池サブモジュールがその電解質電極接合管と平行な方向に複数並べられ、隣り合う導電性マニホールド間が電気的に接続されてなる電池列を含むことを要旨とする。
また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池モジュールは、上記固体酸化物形燃料電池サブモジュールがその電解質電極接合管と垂直な方向に一定間隔離れて互い違い向きまたは同一方向に複数並べられ、対向する導電性マニホールド間が絶縁性の管体により連通されてなる構成を含むこと要旨とする。
また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池モジュールは、上記固体酸化物形燃料電池サブモジュールがその電解質電極接合管と平行な方向に複数並べられ、隣り合う導電性マニホールド間が電気的に接続されてなる電池列を複数有し、これら複数の電池列が前記電解質電極接合管と垂直な方向に一定間隔離れて互い違い向きに並べられ、対向する導電性マニホールド間が絶縁性の管体により連通されるとともに、一の電池列の端部と隣り合う電池列の端部とが導電性部材により交互に電気的に接続されてなる構成を含むことを要旨とする。
また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池モジュールは、上記固体酸化物形燃料電池サブモジュールがその電解質電極接合管と平行な方向に複数並べられ、隣り合う導電性マニホールド間が電気的に接続されてなる電池列を複数有し、これら複数の電池列が前記電解質電極接合管と垂直な方向に一定間隔離れて同一方向に並べられ、対向する導電性マニホールド間が絶縁性の管体により連通されるとともに、各電池列の両側端部が導電性部材により電気的に接続されてなる構成を含むことを要旨とする。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池サブモジュールによれば、この固体酸化物形燃料電池サブモジュールをその電解質電極接合管と平行な方向に複数並べ、導電性マニホールド間を順次電気的に接続すれば、直列に接続することが可能となる。また、この固体酸化物形燃料電池サブモジュールをその電解質電極接合管と垂直な方向に一定間隔離して同一方向に複数並べ、各固体酸化物形燃料電池サブモジュールの第1導電性マニホールド同士および第2導電性マニホールド同士をそれぞれ導電性部材により電気的に接続すれば、並列に接続することが可能となる。
すなわち、本発明に係る固体酸化物形燃料電池サブモジュールによれば、導電性マニホールド間を直接電気的に接続するか、あるいは、導電性部材を介して電気的に接続すれば、直列にも並列にも接続することができ、固体酸化物形燃料電池部の基本構造をほとんど変えなくても接続方法を変えるだけで目的に応じた出力電圧、電流を容易に得ることが可能となる。
一方、本発明に係る固体酸化物形燃料電池モジュールによれば、各電池列の対向する導電性マニホールド間が管体により連通されているので、電池列の一番手前側に位置する各固体酸化物形燃料電池モジュールの第1導電性マニホールドの管体から燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給すれば、電池列の奥行方向に燃料ガスまたは酸化剤ガスを貫流させることができる。そのため、特に、燃料ガスを貫流させる場合には、一の導電性マニホールドで燃料ガスを供給する固体酸化物形燃料電池サブモジュールの数を少なくすることができるので、燃料利用率が向上する利点がある。また、管体は絶縁性であるので、隣り合う電池列間で電流がショートカットしてしまうこともない。
また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池モジュールは、上記固体酸化物形燃料電池サブモジュールを複数用いてなるので、容易に集積化ができる。そのため、例えば、数kW級の電池モジュールとした場合であっても小型化が期待でき、材料コストの大幅な低減なども望める。また、小型化によって急速起動停止が可能となり、従来の電池モジュールを用いた場合よりも小さな家庭用コジェネレーションシステムが得られ、ポータブル電源、自動車などへの用途拡大も期待される。
以下に、本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールおよびこれを用いたSOFCモジュールについて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールの分解斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールの外観斜視図である。図1に示すように、SOFCサブモジュール10は、固体酸化物形燃料電池部(以下「電池部」という)11と、第1導電性マニホールド12と、第1シール部材13と、インターコネクタ14と、第2導電性マニホールド15と、第2シール部材16と、集電部材17とを備えている。以下、これら各構成について詳細に説明する。
初めに、電池部11について説明する。電池部11は、複数本(図では12本)の電解質電極接合管18と、管接合電極部19とを備えている。図3に、電解質電極接合管の拡大図を示す。
電解質電極接合管19は、Ni/YSZサーメット、Ni/ScSZサーメットなどの燃料極材料より管状に形成された多孔質燃料極管20または(La,Sr)MnO、(La,Ca)MnOなどの空気極材料より管状に形成された多孔質空気極管21の外側表面に、YSZ、ScSZなどの固体電解質材料より薄膜状に形成された固体電解質層22が接合されて形成されたものである。
多孔質燃料極管20の管内には、水素、一酸化炭素、メタンなどの燃料ガスが供給され、また、多孔質空気極管21の管内には、空気、酸素などの酸化剤ガスが供給される。なお、多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21は、電極としての機能を有するとともに支持管としての機能も兼ね備えている。
ここで、多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21の一端には、固体電解質層22が接合されることなく多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21の一部がむき出し状態とされることにより、露出部23が形成されている。この露出部23は、燃料極または空気極の外部引き出し電極として機能するものである。
なお、電解質電極接合管18における多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21の管径、管長さ、管厚みは、特に限定されるものではなく、必要とされる電池部11の全体の大きさなどを考慮しつつ、燃料極または空気極としての必要特性が得られるよう任意に定めることができる。また、管の多孔度についても、三相界面(反応場)が維持され、かつ、管強度が低下しないように、種々制御することができる。
また、固体電解質層22の厚みは、特に限定されるものではなく、多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21の管径や、固体電解質層22の比抵抗などを考慮しつつ任意に定めることができる。
また、多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21における露出部23の露出量は、特に限定されるものではなく、後述する第2シール部材16、第2導電性マニホールド15の厚みなどを考慮して適宜調節することができる。
一方、図1に示すように、管接合電極部19は、(La,Sr)MnO、(La,Ca)MnOなどの空気極材料またはNi/YSZサーメット、Ni/ScSZサーメットなどの燃料極材料より形成された通気性のある多孔質体である。管接合電極部19の外形としては、SOFCサブモジュール10を集積し易いなどの観点から、立方体形状または直方体形状に形成されることが好ましいが、特に限定されるものではなく、直方体、円柱、三角柱形状など、他の形状に形成されていても良い。
この管接合電極部19は、電解質電極接合管18が多孔質燃料極管20を有している場合には空気極材料より形成されて空気極として機能し、電解質電極接合管が多孔質空気極管21を有している場合には燃料極材料より形成されて燃料極として機能するものである。
また、管接合電極部19は、複数本の電解質電極接合管18を互いに接触しないように一定間隔離間させた状態で長手方向に平行に配列固定し、隣り合う電解質電極接合管18同士を電気的に接続する役割も有している。なお、隣り合う各電解質電極接合管18の間隔は、特に限定されるものではないが、管同士の間隔を狭くすれば狭くするほど小型集積化を図ることが可能となる。例えば、数100μm程度〜数10μm程度の間隔とすることもできる。
また、図4に示すように、管接合電極部19中において、各電解質電極接合管18は、管の一端に形成された露出部23とこの露出部23に隣接する固体電解質層22の一部とが、管接合電極部19の面19aより外側に突出されて固定されている。このような構成とした場合には、管接合電極部19と露出部23とが電気的に接触してショートするのを確実に回避できる。一方、管の他端も、管接合電極部19の面19bより外側に向かって僅かに突出されて固定されている。なお、管の他端は、管接合電極部19の面19bと一致していても構わない。
また、図1では、管接合電極部19中に各電解質電極接合管18が横3列×縦4列の配列とされたものを例示しているが、この配列に特に限定されるものではなく、管接合電極部19中に横・複数列×縦・複数列配列されていても良い。さらに、電解質電極接合管18の間に異なる管径を有する他の電解質電極接合管が配置されていても良い。このような構成とした場合には、管接合電極部19を形成する空気極材料または燃料極材料の使用量を減らすことができるとともに、より一層集積化を図ることができる。もっとも、管接合電極部19中に各電解質電極接合管18が互いに平行状態を維持したままランダムに配列されていても電池部11としてその機能を発揮することができることは勿論である。
次に、第1導電性マニホールド12について説明する。図1に示すように、第1導電性マニホールド12は、LaCrOなどの導電性セラミックス、ステンレスなどの耐熱性金属などにより内部が空洞とされた箱状に形成されており、管接合電極部19の面19b側に設けられる。なお、この第1導電性マニホールド12は、電解質電極接合管18と平行な方向に列設される他のSOFCサブモジュール10の第2導電性マニホールド15との間で電気的接続を担う必要があることから、導電性が要求されるものである。
また、第1導電性マニホールド12の面12aの下方には、アルミナ、ジルコニアなどの絶縁性セラミックスなどにより形成された絶縁性の管体24が設けられ、マニホールド12内部と連通されている。この管体24は、第1導電性マニホールド12内に燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給する役割や、電解質電極接合管18と垂直な方向に一定間隔離れて列設される他のSOFCサブモジュール10の第2導電性マニホールド15(直列接続時)、あるいは、第1導電性マニホールド12(並列接続時)に連通接続する役割を果たすものである(詳しくは後述する)。
また、第1導電性マニホールド12の面12aに対向する面12bの下方には、接続孔25が形成され、電解質電極接合管18と垂直な方向に列設される他のSOFCサブモジュール10の第2導電性マニホールド15に設けられた絶縁性の管体29(直列接続時)、あるいは、第1導電性マニホールド12に設けられた絶縁性の管体24(並列接続時)を接続することができるようになっている。
なお、SOFCサブモジュール10を複数用いてSOFCモジュールを形成した際、SOFCモジュールの外側に位置することになるSOFCサブモジュール10には接続孔25が形成されない場合がある。また、管体24と接続孔25とを設ける位置は、必要に応じて適宜変更することができる。例えば、図1では、管体24と接続孔25をともに面12a、12bの下方に設けたが、それ以外にも面12a、12bの上方や中央などに設けるようにしても良い。また、管体24と接続孔25とを反対の位置関係で設けるようにしても良い。
また、第1導電性マニホールド12の電池部11側の面12cには、電解質電極接合管18の開口端の位置に対応してガス孔26が形成されており、管体24から第1導電性マニホールド12内に供給された燃料ガスまたは酸化剤ガスを電解質電極接合管18内に供給することができるようになっている。
次に、第1シール部材13について説明する。図1に示すように、第1シール部材13は、マイカガラス、スピネル(MgAl)などのセラミックスなどの材料より形成されており、管接合電極部19の面19bにおける電解質電極接合管18の周縁部および管18同士の隙間に相当する部分に設けられる。なお、第1シール部材13は、管接合電極部19の熱膨張係数に整合している必要がある。
この第1シール部材13は、第1導電性マニホールド12から電解質電極接合管18内に導入される燃料ガスまたは酸化剤ガスが、管接合電極部19内を通らないようにシールするとともに、電解質電極接合管18の多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21と第1導電性マニホールド12との間で電気が通らないようにシールする役割を果たす。
次に、インターコネクタ14について説明する。図1に示すように、インターコネクタ14は、LaCrO、LaCoOなどの導電性セラミックス、ステンレスなどの耐熱性金属などにより形成されており、第1シール部材13の周囲に設けられている。このインターコネクタ14は、管接合電極部19の集電を行うためのものであり、管接合電極部19と第1導電性マニホールド12との間に介在される。そのため、インターコネクタ14と管接合電極部19との間にこの第1シール部材13が介在されることはない。
ここで、本発明に係るSOFCサブモジュール10においては、上記第1導電性マニホールド12、第1シール部材13、インターコネクタ14の形態を図5〜図7に示すような形態とすることもできる。
すなわち、図5に示すように、第1シール部材13を、管接合電極部19の面19b側における電解質電極接合管18の周縁部のみに設け、この第1シール部材13の外周囲全てにインターコネクタ14を設けるようにしても良い。
また、図6に示すように、第1導電性マニホールド12の電池部11側の面12cに、電解質電極接合管18の横方向の列に対応したガス溝27(または図示はしないが、電解質電極接合管18の縦方向の列に対応したガス溝)を形成しても良い。このような構成とした場合には、第1導電性マニホールド12のガス孔26と電解質電極接合管18の開口端の位置を厳密に合わせる必要がなくなるので、その分、加工精度が要求されず、コストを低減できる利点がある。
また、図7に示すように、第1導電性マニホールド12の電池部11側の面12cを、インターコネクタ14と電気的に接続される周縁部分のみ残し、その他の部分を切り欠くことにより、開口部28としても良い。このような構成とした場合も、第1導電性マニホールド12のガス孔26と電解質電極接合管18の開口端の位置を厳密に合わせる必要がなくなるので、その分、加工精度が要求されず、コストを低減できる利点がある。
次に、第2導電性マニホールド15について説明する。図1に示すように、第2導電性マニホールド15は、上記第1導電性マニホールド12と同様に、LaCrOなどの導電性セラミックス、ステンレスなどの耐熱性金属などにより内部が空洞とされた箱状に形成されており、管接合電極部19の面19a側に設けられている。なお、この第2導電性マニホールド15は、電解質電極接合管18と平行な方向に列設される他のSOFCサブモジュール10の第1導電性マニホールド12との間で電気的接続を担う必要があることから、導電性が要求されるものである。
また、第2導電性マニホールド15の面15bの下方には、アルミナ、ジルコニアなどの絶縁性セラミックスなどにより形成された絶縁性の管体29が設けられ、マニホールド15内部と連通されている。この管体29は、第2導電性マニホールド15内の燃料ガスまたは酸化剤ガスを排出する役割や、電解質電極接合管18と垂直な方向に一定間隔離れて列設される他のSOFCサブモジュール10の第1導電性マニホールド12(直列接続時)、あるいは、第2導電性マニホールド15(並列接続時)に連通接続する役割を果たすものである(詳しくは後述する)。
また、第2導電性マニホールド12の面15bに対向する面15aには、接続孔30が形成され、電解質電極接合管18と垂直な方向に列設される他のSOFCサブモジュール10の第1導電性マニホールド12に設けられた絶縁性の管体24(直列接続時)、あるいは、第2導電性マニホールド15に設けられた絶縁性の管体29(並列接続時)を接続することができるようになっている。
なお、SOFCサブモジュール10を複数用いてSOFCモジュールを形成した際、SOFCモジュールの外側に位置することになるSOFCサブモジュール10には接続孔30が形成されない場合がある。また、管体29と接続孔30とを設ける位置は、必要に応じて適宜変更することができる。例えば、図1では、管体29と接続孔30をともに面15b、15aの下方に設けたが、それ以外にも面15b、15aの上方や中央などに設けるようにしても良い。また、管体29と接続孔30とを反対の位置関係で設けるようにしても良い。
また、第2導電性マニホールド15の電池部19側の面15cには、電解質電極接合管18の露出部23の位置に対応して挿通孔39が形成されており、露出部23を第2導電性マニホールド15内に挿通することができるようになっている。
なお、特に図示はしないが、図5〜図7に示した第1導電性マニホールド12と同様に、第2導電性マニホールド15の電池部11側の面15cに、露出部23の横方向の列に対応した溝部(または露出部の縦方向の列に対応した溝部)を形成しても良いし、第2導電性マニホールド15の電池部11側の面15cを、周縁部分のみ残し、その他の部分を切り欠くことにより、開口部としても良い。このような構成とした場合も、上記第1導電性マニホールドと同様に、第2導電性マニホールド15の挿通孔39と露出部23の位置を厳密に合わせる必要がなくなるので、その分、加工精度が要求されず、コストを低減できる利点がある。
次に、第2シール部材16について説明する。図1に示すように、第2シール部材16は、マイカガラス、スピネル(MgAl)などのセラミックスなどの材料より形成されており、管接合電極部19の面19aにおける露出部23以外の部分を覆うようにして設けられる。なお、第2シール部材16は、管接合電極部19の熱膨張係数に整合している必要がある。
この第2シール部材16は、第2導電性マニホールド15内の燃料ガスまたは酸化剤ガスが、管接合電極部19内を通らないようにシールするとともに、管接合電極部19と第2導電性マニホールド15との間で電気が通らないようにシールする役割を果たす。
次に、集電部材17について説明する。集電部材17は、第2導電性マニホールド15の内部に設けられるものであり、第2導電性マニホールド15の内壁面と接触して電気的に接続されるとともに、第2導電性マニホールド15内に貫通された露出部23と接触して電気的に接続されるものである。
集電部材17を形成する具体的な材料としては、電解質電極接合管18が多孔質燃料極20を有する場合には、ニッケルフェルト、ニッケルメッシュなどの通気可能な形態を有する金属を好適に用いることができる。また、電解質電極接合管18が多孔質空気極21を有する場合には、銀や白金などの貴金属メッシュなど、通気可能な形態を有する金属であって、酸化雰囲気下でも導電性が損なわれにくいものを好適に用いることができる。また、LaCrO、LaCoOなどの多孔質導電性セラミックスなどを用いても良い。
次に、本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュール10の好適な製造方法について説明する。初めに、電池部11の好適な製造方法について説明する。すなわち、電解質電極接合管18として多孔質燃料極管20を用いる場合には、例えば、酸化ニッケルなどの触媒金属の酸化物の粉末とYSZ、ScSZなどの固体電解質の粉末とを所定比率で混合し、この混合粉末にメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラールなどの結合剤、炭素粉末などの気孔生成剤を加えて水で練り、得られた塑性混合物を押し出し成形法などを用いて、所定の管径、管長さ、管厚みの管状成形体を成形する。
一方、電解質電極接合管18として多孔質空気極管21を用いる場合には、(La,Sr)MnO、(La,Ca)MnOなどの遷移金属ペロブスカイト型酸化物の粉末、あるいは、これら粉末とYSZ、ScSZなどの固体電解質の粉末とを所定比率で混合した混合粉末に結合剤、気孔生成剤を加えて水で練り、得られた塑性混合物を押し出し成形法などを用いて、上記と同様に、所定の管径、管長さ、管厚みの管状成形体を成形する。
次いで、得られた管状成形体を乾燥後、所定の温度で焼成して、多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21とする。管の焼成温度としては、多孔質燃料極管20を焼成する場合には、1200〜1600℃程度の温度、多孔質空気極管21を焼成する場合には、900〜1300℃程度の温度で焼成するのが好ましいが、特に限定されるものではなく、管の材質、多孔度等を考慮して種々調節することができる。なお、得られた多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21は、所定の管径、管長さ、管厚みとなるようにさらに機械加工が施されても良い。
次いで、得られた多孔質燃料極管21または多孔質空気極管21の外側面に、YSZ、ScSZなどの固体電解質材料を含むスラリーを付着させた後、乾燥させる。これにより、管の表面に、後の焼成によって固体電解質層22となる固体電解質材料が付着された電解質付着管が得られる。なお、この際、多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21の一端には、固体電解質材料を含むスラリーが付着されることなく多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21がむき出し状態とされることにより露出部23が形成される。
上記スラリーの付着方法としては、例えば、多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21の他端側(露出部23形成側と反対側)の開口を樹脂系接着剤などにより封止した後、この管を、図8に示すように、固体電解質材料を含むスラリー31中に浸漬してディップコーティングする方法などが好適な一例として挙げられる。なお、ディッピング法以外にも、例えば、ハケ塗り法、スプレー法などの種々の付着方法を用いることができる。
次いで、得られた電解質付着管を所定の温度で焼成して電解質電極接合管18とする。焼成温度としては、1200〜1600℃程度の温度で焼成するのが好ましいが、特に限定されるものではなく、スラリー31に含まれる固体電解質材料の種類などを考慮して種々調節することができる。
次いで、図9に示すように、ステンレスなどの金属やジルコニア、アルミナなどのセラミックスなどより形成された基体32上に電解質電極接合管18を配列固定する。すなわち、図10に示すように、基体32の上面には、複数の穴33が所定間隔離間された状態で配列形成されている。ここで、これらの穴33は、電解質電極接合管18の管径よりもわずかに大きく、かつ、露出部23の長さよりもわずかに深く形成されている。
そして、この基体32の穴33に、露出部23を下側にした電解質電極接合管18を挿入し、図9に示すように、基体32上に電解質電極接合管18を立設する。この際、電解質電極接合管18の露出部23に隣接する固体電解質層22は、一部分が穴33内に挿入される。これにより、複数本の電解質電極接合管18が、互いに離間された状態で基体32上に平行に配列固定される。なお、必要に応じて、基体32と電解質電極接合管18とを、樹脂系接着剤などにより固定しても構わない。
次いで、図11に示すように、基体32上に配列固定された電解質電極接合管18の最外周を樹脂製の容器34で覆う。この樹脂製の容器34は、本実施の形態においては角筒形状に形成されており、その高さは、基体32上に配列固定された電解質電極接合管18の上端面より高いか、あるいは、ほぼ同じ高さに設定されている。上記容器34を構成する樹脂材料としては、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの汎用樹脂材料を用いることができ、特に限定されるものではない。
次いで、上記容器34内に空気極材料を含むスラリー35または燃料極材料を含むスラリー36を流し込み、配列された電解質電極接合管18同士の隙間37にスラリー35(36)を充填する。すなわち、容器34内に配列固定された電解質電極接合管18の上端面とスラリー35(36)の液面とがほぼ一致するか、または、電解質電極接合管18の上端面よりもスラリー35(36)の液面の方がわずかに低くなるようにスラリーを充填する。
次いで、上記容器34内部に充填されたスラリー35(36)を乾燥させて乾燥体38とし、基体32を取り外す(図12参照)。なお、乾燥は、乾燥機などの乾燥手段を用いて、容器34内部に配列された電解質電極接合管18が乾燥されたスラリー35(36)により固定されて動かなくなる程度まで行われる。なお、必要に応じて、上記スラリー35(36)中に結合剤が含まれても良い。
次に、上記得られた乾燥体38を所定温度で焼成する。この際、容器34は、乾燥体38とともに焼成しても良いし、取り外しても良く、特に限定されるものではない。焼成温度としては、空気極材料を含むスラリー35を用いた場合には、900〜1300℃程度、また、燃料極材料を含むスラリー36を用いた場合には、1200〜1600℃程度の温度で焼成するのが好ましいが、特に限定されるものではなく、種々調節することができる。なお、樹脂製の容器34をつけたまま乾燥体38を焼成した場合には、焼成時の昇温時に容器自体は気化し、取り除かれる。
以上により、多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21の外側面に固体電解質層22が接合された電解質電極接合管18を複数本有し、これら電解質電極接合管18が一定間隔離間されて平行に配列されるとともに、隣り合う各電解質電極接合管18同士が空気極材料または燃料極材料よりなる管接合電極部19により一体的に接合され、露出部23が管接合電極部19より外側に突出された電池部11を得ることができる。
なお、電池部11の製造方法は、上記製造方法に限定されるものではなく、例えば、次のように製造方法を改変しても良い。すなわち、多孔質燃料極管20または多孔質空気極管21を形成する前段階である管状成形体の外表面に固体電解質材料を含むスラリー31を付着させてなる管を、複数本互いに離間させた状態で容器34内に平行に配列固定した後、その管の間に空気極材料または燃料極材料を含むスラリーを充填し、上記と同様に焼成しても良い。また、上記電解質付着管を、複数本互いに離間させた状態で容器34内に平行に配列固定した後、その電解質付着管の間に空気極材料または燃料極材料を含むスラリーを充填し、上記と同様に焼成しても良い。このように製造した場合には、焼成回数を減らすことができるので、さらなるコスト削減を図ることができる。
また、電解質電極接合管18を作製するにあたり、燃料極材料または空気極材料を含むスラリー中に、炭素繊維、ナイロン繊維などからなる糸状体を張力をかけた状態で浸漬して乾燥後、さらに固体電解質材料を含むスラリー中に浸漬して乾燥し、その後所定温度で焼成するようにしても良い。このような方法によれば、極めて管径の小さな繊維状の電解質電極接合管18を得ることができ、SOFCサブモジュール10のさらなる小型化を図ることができる。
次に、第1導電性マニホールド12および第2導電性マニホールド15の製造方法について説明する。これらマニホールド12、15については、例えば、LaCrOなどの導電性セラミックス材料を用いる場合には、鋳込み成形、研削などの機械加工などにより作製すれば良い。また、ステンレスなどの耐熱性金属材料を用いる場合には、鋳造、研削などの機械加工、曲げ成形、溶接などにより作製すれば良い。
なお、第2導電性マニホールド15は、その内部に集電部材17を入れる必要があることから、図1に示した形態の場合には、その厚み方向に垂直な面で半割状に形成したものを先に作製し、内部に集電部材19を収容した後、両者を接合することなどして作製すれば良い。また、絶縁性の管体24、29は、適当な長さ、管径のものを、第1導電性マニホールド12および第2導電性マニホールド15に後付けするなどして形成すれば良い。
次に、第1導電性マニホールド12と電池部11との間に第1シール部材13およびインターコネクタ14を介在させる方法について説明する。すなわち、図1の形態においては、管接合電極部19の面19bにおける電解質電極接合管18の周縁部および管18同士の隙間に相当する部分、および/または、第1導電性マニホールド12の面12cにおけるガス孔26の周縁部およびガス孔26同士の隙間に相当する部分に、マイカガラスペースト、スピネル(MgAl)ペーストなどをスクリーン印刷法などにより塗布するとともに、管接合電極部19の面19bの周縁部、および/または、第1導電性マニホールド12の面12cの周縁部に、LaCrOペースト、LaCoOペーストなどをスクリーン印刷法などにより塗布すれば良い。
また、図5の形態においては、管接合電極部19の面19bにおける電解質電極接合管18の周縁部、および/または、第1導電性マニホールド12の面におけるガス孔26の周縁部に、マイカガラスペースト、スピネル(MgAl)ペーストなどをスクリーン印刷法などにより塗布するとともに、管接合電極部19の面19bにおけるガラスペーストなどを塗布していない部分、および/または、第1導電性マニホールド12の面12cにおけるガラスペーストなどを塗布していない部分に、LaCrOペースト、LaCoOペーストなどをスクリーン印刷法などにより塗布すれば良い。
一方、第2導電性マニホールド15と電池部11との間に第2シール部材16を介在させるには、図1に示すように、管接合電極部19の面19aにおける電解質電極接合管18の露出部23以外の部分に、マイカガラスペースト、スピネル(MgAl)ペーストなどをハケ塗り法などにより塗布するか、または、第2導電性マニホールド15の面15cにおける挿通孔30以外の部分に、マイカガラスペースト、スピネル(MgAl)ペーストなどをスクリーン印刷法などにより塗布すれば良い。
なお、塗布された各ペーストは、電池起動時の昇温によってそれぞれ、第1シール部材13、インターコネクタ14、第2シール部材16になる。
次に、上記SOFCサブモジュールを複数用いたSOFCモジュールについて説明する。図13は、SOFCサブモジュールを横4列×縦3列×高さ1段に並べ、すべてを直列に接続してなるSOFCモジュールを示した外観斜視図である。また、図14は、図13におけるSOFCモジュールの横断面図である。
すなわち、SOFCモジュール40は、上記SOFCサブモジュール10がその電解質電極接合管18と平行な方向に4つ並べられるとともに、隣り合うSOFCサブモジュール10の第1導電性マニホールド12と第2導電性マニホールド15とが電気的に接続されて形成された3つの電池列41a、41b、41cを有している。
そしてこれら3つの電池列41a、41b、41cは、電解質電極接合管18と垂直な方向に一定間隔離れて互い違い向きに並べられている。また、それぞれの電池列41a、41b、41cにおいて対向する第1導電性マニホールド12と第2導電性マニホールド15とは、各SOFCサブモジュール10が有する絶縁性の管体24、29を介して連通接続されている。
また、電池列41aにおける右側端部の第2導電性マニホールド15と電池列41bにおける右側端部の第1導電性マニホールド12とは、板状の導電性部材42により電気的に接続されているとともに、電池列41bにおける左側端部の第2導電性マニホールド15と電池列41cにおける左側端部の第1導電性マニホールド12とは、上記と同様の板状の導電性部材43により電気的に接続されている。
このような接続構造とされることにより、SOFCモジュール40では、電池列41cにおける右側端部の第2導電性マニホールド15にマイナス出力電圧が出力され、電池列41aにおける左側端部の第1導電性マニホールド12にプラス出力電圧が出力される。なお、電池列41a、41b、41c間は、導電性部材42、43を設けた箇所以外は、絶縁性の管体24、29で連通されているので、電流がショートカットしてしまうことはない。
次に、このSOFCモジュール40におけるガスの供給方法について説明する。SOFCモジュール40において、燃料ガス(酸化剤ガス)は、一箇所の管体24から横1列×縦3列分供給されるようになっている。
すなわち、図14に示すように、電池列41aにおける各SOFCサブモジュール10の管体24から、図示しない燃料ガス(酸化剤ガス)供給手段により、第1導電性マニホールド12内に燃料ガス(酸化剤ガス)を供給(図中、黒塗り矢印)すると、燃料ガス(酸化剤ガス)は第1導電性マニホールド12内に充満し、電解質電極接合管18内に流れ込むとともに、電池列41a、41b間を連通する管体29を介して隣り合う電池列41bの第2導電性マニホールド15内に流れ込む。
電解質電極接合管18内に流れ込んだ燃料ガス(酸化剤ガス)は、電池反応に使用されるとともに、電池反応に使用されなかった残余の燃料ガス(酸化剤ガス)は、第2導電性マニホールド15内に充満し、電池列41a、41b間を連通する管体29を介して隣り合う電池列41bの第1導電性マニホールド12内に流れ込む。
そして、ほぼ同様にして電池列41b、電池列41c内を貫流した燃料ガス(酸化剤ガス)は、最終的には、電池列41cの管体29より排出される。
一方、SOFCモジュール40において、酸化剤ガス(燃料ガス)は、管接合電極部19から供給されるようになっている。
すなわち、図14に示すように、電池列41cにおける各SOFCサブモジュール10の管接合電極部19の面19cから、図示しない酸化剤ガス(燃料ガス)供給手段により、酸化剤ガス(燃料ガス)を白抜き矢印方向から供給すると、酸化剤ガス(燃料ガス)は、多孔質体である管接合電極部19の内部を流れ、電池反応に使用されるとともに、電池反応に使用されなかった残余の酸化剤ガス(燃料ガス)は、隣り合う電池列41bに供給される。そして、同様にして、順次隣り合う電池列41aにも酸化剤ガス(燃料ガス)が供給される。
この際、酸化剤ガス(燃料ガス)の供給不足を補うなどのため、電池列41a、41b、41c間の隙間に、図示しない酸化剤ガス(燃料ガス)供給手段を設け、この酸化剤ガス(燃料ガス)手段からさらに酸化剤ガス(燃料ガス)を供給するようにしても良い。また、酸化剤ガス(燃料ガス)は、管接合電極部18における導電性マニホールド12、15を設けた面19a、19b以外の面であれば、何れの方向から供給しても良く、特に限定されるものではない。もっとも、SOFCモジュール40における温度分布などを考慮すると、図14に示したように、燃料ガス(酸化剤ガス)を供給する方向と反対方向から供給するのが好適である。
図15は、SOFCサブモジュールを横4列×縦3列×高さ3段に並べ、すべてを直列に接続してなるSOFCモジュールを示した外観斜視図である。
ここで、図15に示したSOFCモジュール50は、1段目および3段目に、図13に示したものと全く同一形態のSOFCモジュール40を用いているが、2段目のSOFCモジュール40は、以下の点で1段目および3段目のSOFCモジュール40と若干形態が異なっている。
すなわち、2段目のSOFCモジュール40は、図15および図16に示すように、1段目または3段面のSOFCモジュール40を180℃回転させた位置関係にある。さらに、この2段目のSOFCモジュール40を形成する各SOFCサブモジュール10の管体24、29および接続孔(図示されない)は、図2に示したSOFCサブモジュール10の管体24、29および接続孔25、30と反対の位置関係で設けられている。
これにより、1段目のSOFCモジュール40のマイナス側の上部には、2段目のSOFCモジュール40のプラス側が配置されるとともに、2段目のSOFCモジュール40のマイナス側の上部には、3段目のSOFCモジュール40のプラス側が配置される。
そして、1段目のSOFCモジュール40のマイナス側と2段目のSOFCモジュール40のプラス側とを板状の導電性部材51で電気的に接続するとともに、2段目のSOFCモジュール40のマイナス側と3段目のSOFCモジュール40のプラス側とを板状の導電性部材52で接続すれば、図17に示す矢印のように電子が移動する直列接続のSOFCモジュール50が得られる。
なお、1段目のSOFCモジュール40と2段目のSOFCモジュール40との間および2段目のSOFCモジュール40と3段目のSOFCモジュール40との間には、ショートを防ぐために、例えば、絶縁性のスペーサ部材(図示されない)などが設けられる。また、このSOFCモジュール50のガス供給方法は、1段のSOFCモジュール40の場合と同様である。また、図15では、横4列×縦3列×高さ3段としているが、これに限定されることなく、横・複数列×縦・複数列×高さ・複数段とすることができることは勿論のことである。また、2段目のSOFCモジュールとして1(3)段目のSOFCモジュール40を用いた場合、2段目のSOFCモジュールと1(3)段目のSOFCモジュール40とにおける燃料ガス(酸化剤ガス)の流れ方向が互い違いとなるが、このような場合であっても、電池として使用できることは勿論のことである。
図18は、SOFCサブモジュールを横4列×縦3列×高さ1段に並べ、並列に接続してなるSOFCモジュールを示した外観斜視図である。また、図19は、図18におけるSOFCモジュールの横断面図である。
すなわち、SOFCモジュール60は、上記SOFCサブモジュール10がその電解質電極接合管18と平行な方向に4つ並べられるとともに、隣り合うSOFCサブモジュール10の第1導電性マニホールド12と第2導電性マニホールド15とが電気的に接続されて形成された3つの電池列61a、61b、61cを有している。
そしてこれら3つの電池列61a、61b、61cは、電解質電極接合管18と垂直な方向に一定間隔離れて同一方向に並べられている。また、それぞれの電池列61a、61b、61cにおいて対向する第1導電性マニホールド12同士およびと第2導電性マニホールド15同士は、各SOFCサブモジュール10が有する絶縁性の管体24、29を介して連通接続されている。
また、電池列61a、61b、61cにおける右側端部の第2導電性マニホールド15と電池列61a、61b、61cにおける左側端部の第1導電性マニホールド12とは、それぞれ板状の導電性部材62、63により電気的に接続されている。
このような接続構造とされることにより、SOFCモジュール60では、導電性部材62にマイナス出力電圧が出力され、導電性部材63にプラス出力電圧が出力される。
次に、このSOFCモジュール60におけるガスの供給方法について説明する。SOFCモジュール60において、燃料ガス(酸化剤ガス)は、一箇所の管体24から横1列×縦3列分供給されるようになっている。
すなわち、図19に示すように、電池列61aにおける各SOFCサブモジュール10の管体24から、図示しない燃料ガス(酸化剤ガス)供給手段により、第1導電性マニホールド12内に燃料ガス(酸化剤ガス)を供給(図中、黒塗り矢印)すると、燃料ガス(酸化剤ガス)は第1導電性マニホールド12内に充満し、電解質電極接合管18内に流れ込むとともに、電池列61a、61b間を連通する管体24を介して隣り合う電池列61bの第1導電性マニホールド12内に流れ込む。
電解質電極接合管18内に流れ込んだ燃料ガス(酸化剤ガス)は、電池反応に使用されるとともに、電池反応に使用されなかった残余の燃料ガス(酸化剤ガス)は、第2導電性マニホールド15内に充満し、電池列61a、61b間を連通する管体29を介して隣り合う電池列61bの第2導電性マニホールド15内に流れ込む。
そして、同様にして電池列61b、電池列61c内を貫流した燃料ガス(酸化剤ガス)は、最終的には、電池列61cの管体29より排出される。
なお、SOFCモジュール60において、酸化剤ガス(燃料ガス)は、上記SOFCモジュールの場合と同様に管接合電極部19から供給されるので、説明は省略する。
図20は、SOFCサブモジュールを横4列×縦3列×高さ3段に並べ、並列に接続してなるSOFCモジュールを示した外観斜視図である。
すなわち、図20に示した並列接続のSOFCモジュール70は、1〜3段目に、図18に示したものと全く同一形態のSOFCモジュール60が、絶縁性のスペーサ部材(図示されない)などを介して積層されたものであり、その両側面が板状の導電性部材71、72で電気的に接続されている。これにより、導電性部材71にはマイナスの出力電圧が出力され、導電性部材72にはプラスの出力電圧が出力される。
なお、このSOFCモジュールのガス供給方法は、1段のSOFCモジュール60の場合と同様である。また、図20では、横4列×縦3列×高さ3段としているが、これに限定されることなく、横・複数列×縦・複数列×高さ・複数段とすることができることは勿論のことである。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、上記実施の形態では、多孔質燃料極管または多孔質空気極管に支持管としての機能を持たせたが、それ以外にも、多孔質燃料極管または多孔質空気極管に代えて、カルシア安定化ジルコニア(CSZ)などからなる多孔質基体管を支持管とし、この多孔質基体管の外側面に燃料極層または空気極層を形成し、さらに、その外側面に固体電解質層を接合した接合管を用いることもできる。
本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るSOFCサブモジュールの外観斜視図である。 電解質電極接合管の拡大図である。 電池部の正面図である。 第1シール部材、インターコネクタの他の形態を示した分解斜視図である。 第1導電性マニホールドの他の形態を示した分解斜視図である。 第1導電性マニホールドの他の形態を示した分解斜視図である。 ディッピング法により電解質付着管を作製する様子を示した図である。 基体上に電解質電極接合管を配列固定した状態を示した図である。 複数の穴が所定間隔離間された状態で配列形成された基体を示した図である。 基体上に配列固定された電解質電極接合管の最外周に配置された容器内にスラリーを流し込み、電解質電極接合管同士の隙間をスラリーで充填する様子を示した図である。 容器内部のスラリーを乾燥させて乾燥体とし、基体を外した状態を示した図である。 SOFCサブモジュールを横4列×縦3列×高さ1段に並べ、すべてを直列に接続してなるSOFCモジュールを示した外観斜視図である。 図13におけるSOFCモジュールの横断面図である。 SOFCサブモジュールを横4列×縦3列×高さ3段に並べ、すべてを直列に接続してなるSOFCモジュールを示した外観斜視図である。 図15に示すSOFCモジュールの2段目のSOFCモジュールの横断面図である。 図15に示すSOFCモジュールの電子の流れを示した図である。 SOFCサブモジュールを横4列×縦3列×高さ1段に並べ、並列に接続してなるSOFCモジュールを示した外観斜視図である。 図18におけるSOFCモジュールの横断面図である。 SOFCサブモジュールを横4列×縦3列×高さ3段に並べ、並列に接続してなるSOFCモジュールを示した外観斜視図である。 (内側)空気極/固体電解質/燃料極(外側)形式の従来の管状単セル構造とその断面を示した図である。 (内側)空気極/固体電解質/燃料極(外側)形式の従来の管状単セルの集積構造を示した図である。 (内側)燃料極/固体電解質/空気極(外側)形式の従来の管状単セル構造とその断面を示した図である。 (内側)燃料極/固体電解質/空気極(外側)形式の従来の管状単セルの集積構造を示した図である。 特許文献3に記載のSOFCの概略図である。 図25に記載のSOFCを単体として作動させる一作動方法を説明する図である。 図26に記載のSOFCに燃料ガス、酸化剤ガスを導入して発電を行う様子を示した図である。
符号の説明
10 SOFCサブモジュール
11 電池部
12 第1導電性マニホールド
13 第1シール部材
14 インターコネクタ
15 第2導電性マニホールド
16 第2シール部材
17 集電部材
18 電解質電極接合管
19 管接合電極部
20 多孔質燃料極管
21 多孔質空気極管
22 固体電解質層
23 露出部
24 管体
25 接続孔
26 ガス孔
29 管体
30 接続孔
39 挿通孔
40 SOFCモジュール
41a、41b、41c 電池列
42 導電性部材
43 導電性部材
40 SOFCモジュール
10 SOFCサブモジュール
24 管体
29 管体
51 導電性部材
52 導電性部材
60 SOFCモジュール
61a、61b、61c 電池列
62 導電性部材
63 導電性部材
70 SOFCモジュール
71 導電性部材
72 導電性部材

Claims (6)

  1. 管状に形成された多孔質燃料極管または多孔質空気極管の外側面に固体電解質層が接合された電解質電極接合管を複数本有し、これら電解質電極接合管が離間されて平行に配列されるとともに隣り合う各電解質電極接合管同士が空気極材料または燃料極材料よりなる管接合電極部により一体的に接合され、前記電解質電極接合管の一端に前記多孔質燃料極管または多孔質空気極管の一部が露出されて形成された露出部が前記管接合電極部より外側に突出されてなる固体酸化物形燃料電池部を備え、
    前記電解質電極接合管の他端側には、前記電解質電極接合管に対して燃料ガスまたは酸化剤ガスを給排する第1導電性マニホールドが設けられ、前記燃料ガスまたは前記酸化剤ガスおよび電気が前記管接合電極部を通らないように前記電解質電極接合管の他端側周縁が第1シール部材によりシールされるとともに、前記第1導電性マニホールドと前記管接合電極部とがインターコネクタを介して電気的に接続される一方、
    前記電解質電極接合管の一端側には、前記電解質電極接合管に対して燃料ガスまたは酸化剤ガスを給排する第2導電性マニホールドが設けられ、前記燃料ガスまたは前記酸化剤ガスおよび電気が前記管接合電極部を通らないように前記電解質電極接合管の一端側周縁が第2シール部材によりシールされるとともに、前記露出部が前記第2導電性マニホールド内に挿通され、当該露出部と前記第2導電性マニホールドとが前記第2導電性マニホールド内に設けられた集電部材を介して電気的に接続され、
    前記第1導電性マニホールドおよび前記第2導電性マニホールドには、それぞれ絶縁性の管体が設けられてなることを特徴とする固体酸化物形燃料電池サブモジュール。
  2. 前記管接合電極部は、立方体形状または直方体形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池サブモジュール。
  3. 請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池サブモジュールがその電解質電極接合管と平行な方向に複数並べられ、隣り合う導電性マニホールド間が電気的に接続されてなる電池列を含むことを特徴とする固体酸化物形燃料電池モジュール。
  4. 請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池サブモジュールがその電解質電極接合管と垂直な方向に一定間隔離れて互い違い向きまたは同一方向に複数並べられ、対向する導電性マニホールド間が絶縁性の管体により連通されてなる構成を含むことを特徴とする固体酸化物形燃料電池モジュール。
  5. 請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池サブモジュールがその電解質電極接合管と平行な方向に複数並べられ、隣り合う導電性マニホールド間が電気的に接続されてなる電池列を複数有し、これら複数の電池列が前記電解質電極接合管と垂直な方向に一定間隔離れて互い違い向きに並べられ、対向する導電性マニホールド間が絶縁性の管体により連通されるとともに、一の電池列の端部と隣り合う電池列の端部とが導電性部材により交互に電気的に接続されてなる構成を含むことを特徴とする固体酸化物形燃料電池モジュール。
  6. 請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池サブモジュールがその電解質電極接合管と平行な方向に複数並べられ、隣り合う導電性マニホールド間が電気的に接続されてなる電池列を複数有し、これら複数の電池列が前記電解質電極接合管と垂直な方向に一定間隔離れて同一方向に並べられ、対向する導電性マニホールド間が絶縁性の管体により連通されるとともに、各電池列の両側端部が導電性部材により電気的に接続されてなる構成を含むことを特徴とする固体酸化物形燃料電池モジュール。
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