JP2009217350A - 車車間通信システム並びに車載通信装置及び携帯通信装置 - Google Patents
車車間通信システム並びに車載通信装置及び携帯通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009217350A JP2009217350A JP2008057926A JP2008057926A JP2009217350A JP 2009217350 A JP2009217350 A JP 2009217350A JP 2008057926 A JP2008057926 A JP 2008057926A JP 2008057926 A JP2008057926 A JP 2008057926A JP 2009217350 A JP2009217350 A JP 2009217350A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- communication device
- pedestrian
- information
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】歩行者が自車両に接近することを検知した時には、表示部に歩行者接近情報を表示する。また、歩行者が自車両に接近することを検出した場合は、車両走行情報の送信周期を短く設定する。また更に、見通しの悪い交差点、カーブ等を走行中に歩行者が自車両に接近することを検出した場合は、送信周期を短くする。またナビ画面に表示してドライバに走行注意を通知する。
【選択図】図1
Description
特許文献1では、車載無線通信装置が、GPS( Global Positioning System )受信機を用いて特定した自車両の位置と、歩行者が携帯する無線通信装置から受信した歩行者GPS情報から、危険度を判定し、危険の可能性がある場合にドライバにそのことを喚起し、また携帯無線通信装置にも、同様にGPS受信機を用いて特定した自身の位置と、車載無線通信装置から受信した車両のGPS情報から、危険度を判定し、危険の可能性がある場合に歩行者にそのことを喚起する技術について開示されている。
しかし、車両と歩行者の相対距離により危険度を判定する場合、車両の周辺に多数の歩行者が存在することが考えられる。この場合、車両の車載無線通信装置から送信される情報は、車両後方や車両から離れる向きに移動中の歩行者などにも行われ、本来通知する必要のない歩行者への不要な通知が行われることになる。また、不要な通知であることから、携帯電話無線通信装置は、無駄な電力消費を行うということも問題である。
本発明は、車両に搭載された車載無線通信装置と歩行者が携帯する携帯無線通信装置を用いて、車両間及び車両歩行車間において車両の走行情報、歩行者の位置情報を直接無線で通信する無線通信システムであって、携帯無線通信装置は歩行者に対して必要な車両走行情報だけを受信し、必要な場合に限り、自身の位置情報を含む歩行者情報を送信することで、携帯無線装置の消費電力を最小にし、ドライバ、歩行者に予防安全のために必要な情報を提供することを目的とする。
また好ましくは、上記発明の人車間通信システムの上記車両通信装置は、上記ナビゲーション部が上記歩行者が自車両に接近していることを検出した場合には、上記通信装置部が送信する上記車両走行情報の送信する上記所定の時間間隔を短くするものである。
また好ましくは、上記発明の人車間通信システムは、予め見通し外エリアを設定し、上記車両通信装置は、上記車両通信装置の上記ナビゲーション部が上記見通し外エリアに歩行者が存在することを検出した場合には、上記通信装置部が送信する上記車両走行情報の送信する上記所定の時間間隔を短くするものである。
また好ましくは、上記発明の人車間通信システムにおいて用いられる携帯通信装置は、上記車載通信装置が同報送信した車両走行情報を受信し、上記車載通信装置に歩行者情報を送信する無線通信部と、上記携帯電話の位置情報を取得する位置情報取得部と、上記受信した車両走行情報を処理し上記位置情報取得部が取得した上記携帯電話の位置情報から歩行者情報を生成し送信制御を行う車両情報処理部と、上記車両情報処理部が上記車両が接近していることを表示若しくは音声出力する出力部を備えたものである。
また好ましくは、上記発明の人車間通信システムにおいて用いられる携帯通信装置の上記車両情報処理部は、上記車載通信装置から上記車両者情報を受信した場合に上記歩行者情報を送信するものである。
また好ましくは、上記発明の人車間通信システムの車載通信装置は、上記ナビゲーション部が上記歩行者が自車両に接近していることを検出した場合には、上記通信装置部が送信する上記車両走行情報の送信する上記所定の時間間隔を短くするものである。
また好ましくは、上記発明の人車間通信システムの車載通信装置は、予め見通し外エリアを設定し、上記ナビゲーション部が上記見通し外エリアに歩行者が存在することを検出した場合には、上記通信装置部が送信する上記車両走行情報の送信する上記所定の時間間隔を短くするものである。
図1は、本発明の車車間及び人車間通信システムの一実施例の概略構成を示すブロック図である。400は車両、600は歩行者A、500は歩行者A600が所持する携帯通信装置、300は車両400に搭載された車載通信装置である。携帯通信装置500は、例えば、必要な機能を加えた携帯電話装置でも良い。
また、車載通信装置300において、100は車両400に搭乗するドライバに対し目的地までの誘導を行うナビゲーション機能等を搭載したナビゲーション部、200は携帯通信装置A500に車両400の走行状況を示す車両走行情報を送信し、歩行者A600が所持している携帯通信装置A500の位置情報や移動方向を示す歩行者情報を受信する通信装置部である。通信装置部200は、無線で携帯通信装置A500と通信する。
また通信装置部200において、201は自車両の車両走行情報の送信、及び携帯通信装置A500からの歩行者情報の受信を行う無線通信部、202は無線通信部201の無線データ送受信に使用するアンテナ、203は無線通信部201とナビゲーション部100との間でデータの送受信を行う通信制御部である。
なお、車両400の通信装置部200の通信エリア内に、歩行者が複数存在することが多いが、本実施例では、車両400と歩行者A600で代表して説明する。
ナビ制御部101は、車両400が走行中には、自車両の走行位置を出力部102に表示した地図上に表示し、またドライバに目的地までのルート案内を行うため音声による走行案内情報を出力部102に出力する。またナビ制御部101は、通信制御部203経由で受信した周辺歩行者A600が所持する携帯通信装置A500からの歩行者情報を解析して出力部102に出力する。
ドライバが入力部103を通じて入力した各種情報は、ナビ制御部101に出力される。勿論、これらの入力操作盤として使用されるデバイス若しくは装置や、音声情報を出力するデバイス若しくは装置に限定されるものではない。例えば、ドライバその他の車両搭乗者等、操作者の意思、動作、又は生体情報の変化に従って、操作若しくは入力される、他のデバイス若しくは装置であっても良く、例えば、視線や眼球の動きを検出するもの、顔の表情、頭の向き、傾き、角度、回転、または動きなどを検出するもの、脈拍や血圧などをも含む生体情報を検出して、入力を可能とするデバイス若しくは装置などであっても良い。
GPS1012は、複数個のGPS衛星との間で交信を行うことにより、自車両400の現在の位置情報を取得すると共に、取得した自車両400の現在の位置情報を制御部1018に出力する。
ジャイロ1013は、自車両400の進行方向を検出すると共に、検出した自車両400の進行方向情報を制御部1018に出力する。
地図情報記録部1014は、制御部1018の制御下で、自車両400の現在位置や、自車両400の目的地等を出力部102に表示するための地図情報を記録している。また、制御部1018からの要求に応じて、指定された地図情報を制御部1018に出力する。
車両情報取得部1015は制御部1018の要求により、走行速度、エンジンの回転数、トルク、ブレーキ、アクセル状態などの自車両400の動作状態情報を取得し、制御部1018に出力する。制御部1018が取扱う具体的な車両走行情報の例については、図5(後述)で説明する。
無線通信処理部2014は、送信処理が完了すると、スイッチ2013を受信部2012側に切り替える。また、受信部2012においてデータ受信した場合は、通信制御部203に送信する。
本無線通信のアクセス制御方式は、CSMA/CA( Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance )方式と呼ばれており、無線LAN( Local Area Network )のMAC( Media Access Control )層におけるアクセス制御方式としてIEEE802.11で標準化されている。
なおここでは通信制御方式としてCSMA/CA方式を採用した場合について記述した。しかし、時刻同期型であるSlotted−ALOHA方式など、他の通信方制御式を用いても良い。
通信制御処理部2032は、ナビゲーションインターフェース部2031を介してナビゲーション部100とデータの入出力制御処理を行い、また、車車間通信インターフェース部2035を介して無線通信部201とデータの入出力制御処理を行う。
送信データ格納部2033は、ナビゲーション部100からの要求があった送信データを一時的に格納する。また、受信データ格納部2034は、無線通信部201から受信した受信データを一時的に格納する。
図5において、車両走行情報データ項目としては、自車両を特定する番号である自車ID( Identification:識別子)、自車両の車種を示す車両種別、自車両が走行している場所を示す緯度、経度及び高度、自車両の走行速度を示す車速、自車両の走行加速度を示す加速度、自車両の走行方位を示す方向、ブレーキの使用状態を示すブレーキ、アクセルの使用状態を示すアクセルである。それぞれのデータ項目について、データ量、単位、その他内容を図5(a) に示す。
尚、図5(a) において、ブレーキ及びアクセルの内容が、「ON:OFF」となっているが、当該二値の情報に限定されるものではなく、ブレーキ、アクセルの使用状態に応じて、段階的にデータ量を示す情報とするものであっても良い。
ナビ制御部101は、これらの車両走行情報を取得すると、図5(b) に示したデータフォーマットに変換した後、通信装置部200に送信要求する。通信装置部200は、周辺を走行する車両に搭載される通信装置部200、及び周辺の歩行者の所持する携帯通信装置の車両間無線通信部504に、自車両の走行状況を示す車両走行情報を送信する。
携帯電話無線通信部503は、携帯電話制御部507から要求された接続要求に応答して、要求先と無線通信接続を行ってから、無線通信接続完了応答を携帯電話制御部507に出力する。
携帯電話制御部507は、携帯電話無線通信部503から無線通信接続完了応答を受けると、出力部501を制御して、無線通信接続通知表示を行う。その後、歩行者A600の入力内容に従い、音声通話若しくはデータ通信を実施する。
また、携帯電話無線通信部503から着信通知を受信すると、出力部501を制御して着信表示を行い、歩行者A600に通知する。その後、携帯電話制御部507は、歩行者A600が入力部502を介して入力する入力内容に応じて無線通信接続を実施する。
データ項目としては、自携帯通信装置を特定する番号である携帯ID、自携帯通信装置の場所を示す緯度及び経度、歩行者の移動方位を示す方向である。それぞれのデータ項目について、データ量、単位、その他内容を図7(a) に示す。
車両情報処理部505は、位置情報取得部506から、場所、方向などの歩行者情報を取得し、図7に示した歩行者情報データフォーマットに変換した後、所定のタイミングで車両間無線通信部504に送信要求する。車両間無線通信部504は、周辺を走行する車両に搭載される無線装置部200との間で無線通信接続を行い、自携帯通信装置A500が取得した歩行者情報を送信する。
携帯通信装置A500及び携帯通信装置B510、それぞれは、車両400から走行情報を受信すると、歩行者A600の入力に応じて携帯通信装置A500は、携帯ID、歩行者の位置、移動向きを示す歩行者情報を無線で同報送信する。同様に、車両400から走行情報を受信して、歩行者B610の入力に応じて携帯通信装置B510は、車両400と通話接続を行って、自己の歩行者情報を無線送信する。
車載通信装置A500は、携帯通信装置A500及びB510から受信した歩行者情報より、歩行者が自車へ接近していることを検出した場合は、ドライバにその旨を通知(ディスプレイなどに表示)する。図8の場合には、車両400のナビゲーション部100は、歩行者B610について、自車両400の走行方向から遠ざかる方向に移動しているので、歩行者B610の情報を無視する。しかし、歩行者A600については、自車両400の走行方向に近づくような方向に移動しているので、歩行者A600が自車両400に接近していると判断して、ドライバに通知する。
図9において、p[s]経過した時に、車両400と歩行者A600は、更に接近するように移動しており、衝突する可能性が大きくなっている。これに対して、車両400から見て歩行者B610は、前と同様に、遠ざかる方向に移動中である。なお、pは自然数である。
図10において、車両400は、走行中には、車両走行情報の送信処理S1001を実行している。この場合、車両400は、時刻m0で車両走行情報S101を同報送信しており、その後も、m[s]間隔で定期的に同報送信している。時刻m0、及びm[s]後の時刻m1では、通信エリア内にその車両走行情報S101、S102を受信する歩行者の携帯通信装置A500は無い。即ち、全ての携帯通信装置A500は、通信領域外である。なお、mは自然数である。
しかし、更にm[s]後の時刻m2では、車両400の通信装置部200が送信する車両走行情報S103が、通信エリア内に入った歩行者A600の所持する携帯通信装置A500で受信されている。車両走行情報S103を受信した携帯通信装置A500は、時刻w1に、図6によって説明した実施例の如く受信応答として歩行者情報W101を車両400の通信装置部200に送信する(S1002)。
歩行者の進行方向は、歩行者A600自身が携帯通信装置A500に入力しても構わないし、携帯通信装置A500に、ジャイロ若しくは加速度センサ等の自動的に歩行者の移動方向や速度を検出する機能を備え、自動的に歩行者情報の更新を行っても良い。
ステップS1101では、歩行者情報を受信したか否かを判定する。歩行者情報を受信した時はステップS1102に処理を移行し、受信しなかった時はステップS1103に処理を移行する。
ステップS1102では、図12(後述)の歩行者情報受信処理を実行して、ステップS1103に処理を移行する。
ステップS1104では、自車両周辺を走行する車両から、車両走行情報を受信した場合に、自車両のナビゲーション部100の出力部102に接近している周辺車両が存在することを表示した後、ステップS1105に処理を移行する。
ステップS1106では、図13(後述)の車両走行情報を更新して図11の処理を終了する。
なお、ステップS1105のタイマの終了確認は、必ずしもこの処理手順にする必要はなく、所定時間毎に、車両走行情報の更新と送信がなされる処理手順であれば良い。
ステップS1102の処理が開始されると、ステップS1201では、歩行者情報格納部S1017に受信された歩行者情報を格納する。次に、ステップS1202では、歩行者A600の位置と進行方向の情報から自車両400との距離を算出し、ステップS1203に処理を移行する。
ステップS1204では、歩行者A600の進行方向が、自車両400と接近する向きであるか否かを判定する。接近する向きであると判定した時にはステップS1205に処理を移行し、否と判定した時にはステップS1209に処理を移行する。
ステップS1206では、出力部102を制御して、歩行者A600が接近していることを警告するための出力を行い、また走行位置を地図情報と共に表示し(図17に表示例を示す。)、図11のステップS1103に処理を移行する。
ステップS1207では、歩行者情報格納部1017のデータと比較して、前回受信した歩行者A600の所持する携帯通信装置A500の歩行者情報から、今回受信した歩行者情報に更新内容があるか否かを判定する。更新データ有である時にはステップS1208に処理を移行し、否と判定した時には図11のステップS1103に処理を移行する。ステップS1208では、出力部102に対して更新した部分(例えば、自車両、周辺車両の走行位置)を再表示する処理を行う。
ステップS1210では、出力部102に対し表示中の歩行者接近中情報の表示を終了するように制御し、図11のステップS1103に処理を移行する。
ステップ1106の処理が開始されると、ステップ1301では、例えば図2で説明したように、加速度センサ1011、GPS1012、ジャイロ1013、車両情報取得部1015等から、例えば図5で説明したような自車両の車両走行情報を取得し、車両情報格納部1015に格納し、ステップS1302に処理を移行する。
ステップS1302では、通通信装置部200の通信制御部203へ車両更新情報の更新要求を出力し、ステップS1303に処理を移行する。
ステップS1303では、自車両走行情報更新周期タイマを再起動し、図13の処理及び図11の処理を終了する。
車両400の通信装置部200の通信制御部203が処理を開始すると、ステップS1401では、通信装置部200の無線通信部201からデータが受信されたか否かを判定する。データが受信された時にはステップS1402に処理を移行し、否の時にはステップS1403に処理を移行する。
ステップS1402では、通信制御部203において図15(後述)のデータ受信処理を行い、ステップS1403に処理を移行する。
ステップS1404では、ナビゲーション部100から受信した車両走行情報を送信データ格納部2033に格納し車両走行情報の更新処理を実行し、ステップS1405に処理を移行する。
ステップS1408では、無線通信部201へ送信データを設定し、ステップS1410に処理を移行する。
ステップS1410では、送信周期タイマを再起動して図14の処理を終了する。
ステップS1402の処理が開始されると、ステップS1501では、受信データ格納部2034に受信データが有るか否かを判定する。受信データ格納部2034に受信データが格納されている時にはステップS1502に処理を移行し、受信データが格納されていない時には図14のステップS1403に処理を移行する。
ステップS1504では、受信データを受信データ格納部2034に格納し、更に受信データをナビゲーション部100に出力して、図14のステップS1403に処理を移行する。
ステップS1601では、車両間無線通信部504がデータを受信したか否かを判定する。受信した時にはステップS1602に処理を移行し、受信していない時にはステップS1611に処理を移行する。
ステップS1603では、車両間無線通信部504が受信したデータが新規に受信されたデータか、既に受信済みのデータであるかを判定する。既に受信済みの受信データであると判定した時にはステップS1604に処理を移行し、新規に受信された受信データであると判定した時にはステップS1605に処理を移行する。
ステップS1604では、受信されていた既に受信済みの受信データを破棄して、図16のフローチャートの処理を終了する。
ステップS1605では、受信データから送信元車両の車両走行情報を解析し、その車両との距離を算出して、位置情報取得部506に格納しステップS1606に処理を移行する。
ステップS1607では、当該車両の進行方向が歩行者に接近する向きであるか否かを判定する。当該車両の進行方向が歩行者に接近する向きであると判定した時には、ステップS1608に処理を移行し、否と判定した時にはステップS1609に処理を移行する。
ステップS1608では、携帯通信装置A500の出力部501を制御して、携帯通信装置A500を所持する歩行者A600に車両接近を知らせる警告を出力する。
ステップS1610では、歩行者情報送信周期タイマを起動開始して、ステップS1613に処理を移行する。
ステップS1611では、一定期間データ受信が無いか否かを判定し、無い場合はステップS1612に処理を移行し、受信データが存在する場合にはステップS1613に処理を移行する。
ステップS1612では、一定期間データ受信が無かったことを受けて車両間無線部504の通信状態を通信切断状態に設定し、その後ステップS1613に処理を移行する。
ステップS1615では、携帯通信装置A500の位置情報取得部506から、場所、方向などの歩行者情報を取得し、ステップS1616に処理を移行する。ステップS1616では、図7に示した歩行者情報データフォーマットに変換した後、所定のタイミングで車両間無線通信部504から送信し、ステップS1617に処理を移行する。ステップS1617では、歩行者情報送信周期タイマの起動を開始し、図16のフローチャートの処理を終了する。
このように、出力部102のディスプレイに道路地図情報と共に接近中の歩行者が地図上の対応する位置に表示されるため、車両400のドライバ等の搭乗者は、事前に歩行者に注意を向けることができるため、安全性が向上する。
即ち、歩行者が自車両に接近することを検出した場合には、自車両が搭載したナビゲーション装置の出力部に歩行者接近情報を出力する。
従って、図12と同じ処理については説明せず、変更のあった処理動作についてだけ説明する。
この要求によって、例えば、図7で説明した携帯通信装置A500に送信される所定の時間間隔(例えば、m[s])が、それより短く(例えば、m−k[s])に設定される。なお、kはm>kの自然数である。
なお、この所定の時間間隔を、例えば、車両と歩行者との距離を複数に区分して、その距離に応じて間隔を変更しても良い。例えば、車両と歩行者との距離をd、距離間隔をf1、f2、f3で分類し(f1<f2<f3)、d<f1ならば所定の間隔mをm1とし、f1≦d<f2、ならば所定の間隔mをm2とし、f2≦d<f3ならば所定の間隔mをm1とし、f1≦d<f2、ならば所定の間隔mをm3とする(m1<m2<m3)としても良い。
ステップS1802では、車両走行情報送信間隔が、通常状態の時間間隔から短い時間間隔に変更中であるか否かを判定する。変更中であればステップS1803に処理を移行し、否(通常の送信時間間隔に設定されている状態)であれば図11のステップS1103に処理を移行する。
ステップS1803では、通信制御部203へ車両走行情報送信間隔を通常状態での時間間隔に変更するように要求し、図11のステップS1103に処理を移行する。
従って、図14と同じ処理については説明せず、変更のあった処理動作についてだけ説明する。
ステップS1901では、自車両の車両走行情報の送信周期変更要求を受信したか否かを判定する。送信周期変更要求を受信した時にはステップS1902に処理を移行し、否であるときには図19の処理を終了する。
ステップS1902では、自車両の車両走行情報の送信周期タイマ値の設定を変更して、図19の処理を終了する。
また、この場合、見通し外エリア2002に存在する歩行者が発見された場合には、緊急の車両走行情報の送信間隔を通常の時間間隔より短く設定することによって、相互の情報が迅速に交換され、より好適な人車間通信を実現できる。
従って、図12及び図18と同じ処理については説明せず、異なる処理動作についてだけ説明する。
なお、見通し外エリアの設定は、見通しの悪い交差点、カーブ、建物等で見えないエリアに限らず、例えば、小学校、幼稚園、児童公園、或いは特別養護老人ホーム、等に隣接する走行エリアに設定する、等任意である。
Claims (8)
- 車両に搭載する車載通信装置と歩行者が所持する携帯通信装置とが無線でデータ通信を行う人車間通信システムにおいて、上記車両通信装置は更に、
上記搭載された車両の少なくとも自車両の位置情報、及び自車両通信装置を特定する車両IDを含む車両走行情報を取得するナビゲーション部と、上記ナビゲーション部が取得した上記車両走行情報を歩行者が所持する携帯通信装置に所定の時間間隔で同報送信し、上記携帯通信装置から受信した少なくとも歩行者の位置情報、及び自携帯通信装置の位置情報、及び自携帯通信装置を特定する端末IDを含む歩行者情報を上記ナビゲーション部に出力する通信装置部とを備え、
上記ナビゲーション部は、上記歩行者情報を解析し上記歩行者情報を送信した携帯通信装置を所持した歩行者が自車両に接近していることを検出する制御部と、上記制御部が上記歩行者が自車両に接近していることを表示若しくは音声出力する出力部を備えたことを特徴とする人車間通信システム。 - 請求項1記載の人車間通信システムにおいて、上記車両通信装置は、上記ナビゲーション部が上記歩行者が自車両に接近していることを検出した場合には、上記通信装置部が送信する上記車両走行情報の送信する上記所定の時間間隔を短くすることを特徴とする人車間通信システム。
- 請求項1記載の人車間通信システムにおいて、予め見通し外エリアを設定し、上記車両通信装置は、上記車両通信装置の上記ナビゲーション部が上記見通し外エリアに歩行者が存在することを検出した場合には、上記通信装置部が送信する上記車両走行情報の送信する上記所定の時間間隔を短くすることを特徴とする人車間通信システム。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の人車間通信システムにおいて用いられる携帯通信装置であって、
上記車載通信装置が同報送信した車両走行情報を受信し、上記車載通信装置に歩行者情報を送信する無線通信部と、上記携帯通信装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、上記受信した車両走行情報を処理し上記位置情報取得部が取得した上記携帯通信装置の位置情報から歩行者情報を生成し送信制御を行う車両情報処理部と、上記車両情報処理部が上記車両が接近していることを表示若しくは音声出力する出力部を備えたことを特徴とする携帯通信装置。 - 請求項4記載の携帯通信装置において、上記車両情報処理部は、上記車載通信装置から上記車両者情報を受信した場合に上記歩行者情報を送信することを特徴とする携帯通信装置。
- 車両に搭載する車載通信装置と歩行者が所持する携帯通信装置とが無線でデータ通信を行う人車間通信システムの車載通信装置において、
上記搭載された車両の少なくとも自車両の位置情報、及び自車両通信装置を特定する車両IDを含む車両走行情報を取得するナビゲーション部と、上記ナビゲーション部が取得した上記車両走行情報を歩行者が所持する携帯通信装置に所定の時間間隔で同報送信し、上記携帯通信装置から受信した少なくとも歩行者の位置情報、自携帯通信装置の位置情報、及び自携帯通信装置を特定する端末IDを含む歩行者情報を上記ナビゲーション部に出力する通信装置部とを備え、
上記ナビゲーション部は、上記歩行者情報を解析し上記歩行者情報を送信した携帯通信装置を所持する歩行者が自車両に接近していることを検出する制御部と、上記制御部が上記歩行者が自車両に接近していることを表示若しくは音声出力する出力部を備えたことを特徴とする人車間通信システムの車載通信装置。 - 請求項6記載の人車間通信システムの車載通信装置において、上記ナビゲーション部が上記歩行者が自車両に接近していることを検出した場合には、上記通信装置部が送信する上記車両走行情報の送信する上記所定の時間間隔を短くすることを特徴とする人車間通信システムの車載通信装置。
- 請求項6記載の人車間通信システムの車載通信装置において、予め見通し外エリアを設定し、上記ナビゲーション部が上記見通し外エリアに歩行者が存在することを検出した場合には、上記通信装置部が送信する上記車両走行情報の送信する上記所定の時間間隔を短くすることを特徴とする人車間通信システムの車載通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008057926A JP5139126B2 (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | 車車間通信システム並びに車載通信装置及び携帯通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008057926A JP5139126B2 (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | 車車間通信システム並びに車載通信装置及び携帯通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009217350A true JP2009217350A (ja) | 2009-09-24 |
JP5139126B2 JP5139126B2 (ja) | 2013-02-06 |
Family
ID=41189167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008057926A Active JP5139126B2 (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | 車車間通信システム並びに車載通信装置及び携帯通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5139126B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011138250A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Oki Electric Industry Co Ltd | 携帯端末および安全運転支援システム |
JP2013125347A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Toyota Infotechnology Center Co Ltd | 歩車間通信システム、無線通信端末、および歩車間通信方法 |
JP2013171445A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Kato Electrical Mach Co Ltd | 交通安全システム |
DE102014006956A1 (de) | 2013-05-15 | 2014-11-20 | Suzuki Motor Corporation | Fussgänger-zu-Fahrzeug-Kommunikationssystem |
JP2016184276A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | パイオニア株式会社 | 携帯端末、携帯端末の制御方法、および、携帯端末用プログラム |
JP2016218687A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | パナソニック株式会社 | 車載端末装置及びこれを備えた歩車間通信システム及び歩車間通信の停止方法 |
US9952054B2 (en) | 2013-11-08 | 2018-04-24 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Autonomous driving control apparatus and method using navigation technology |
CN109155108A (zh) * | 2016-05-24 | 2019-01-04 | 京瓷株式会社 | 车载装置、车辆、报告系统以及报告方法 |
CN109501674A (zh) * | 2018-10-29 | 2019-03-22 | 山东科技大学 | 一种基于穿戴设备信号源的汽车盲区预警系统和方法 |
WO2020040147A1 (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | パナソニック株式会社 | 歩行者装置、通信装置、および情報配信方法 |
JP2021189932A (ja) * | 2020-06-03 | 2021-12-13 | トヨタ自動車株式会社 | 移動体検知システム |
WO2023234065A1 (ja) * | 2022-05-31 | 2023-12-07 | マクセル株式会社 | 情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 |
US11964402B2 (en) | 2021-02-09 | 2024-04-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Robot control system, robot control method, and control program |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004220143A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Oki Electric Ind Co Ltd | 車両・歩行者間無線通信システム |
JP2005010937A (ja) * | 2003-06-17 | 2005-01-13 | Mazda Motor Corp | 走行支援システム及び車載端末器 |
JP2005346333A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Denso Corp | 通信装置および通信システム |
-
2008
- 2008-03-07 JP JP2008057926A patent/JP5139126B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004220143A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Oki Electric Ind Co Ltd | 車両・歩行者間無線通信システム |
JP2005010937A (ja) * | 2003-06-17 | 2005-01-13 | Mazda Motor Corp | 走行支援システム及び車載端末器 |
JP2005346333A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Denso Corp | 通信装置および通信システム |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011138250A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Oki Electric Industry Co Ltd | 携帯端末および安全運転支援システム |
JP2013125347A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Toyota Infotechnology Center Co Ltd | 歩車間通信システム、無線通信端末、および歩車間通信方法 |
JP2013171445A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Kato Electrical Mach Co Ltd | 交通安全システム |
DE102014006956B4 (de) | 2013-05-15 | 2024-05-23 | Suzuki Motor Corporation | Fussgänger-zu-Fahrzeug-Kommunikationssystem |
DE102014006956A1 (de) | 2013-05-15 | 2014-11-20 | Suzuki Motor Corporation | Fussgänger-zu-Fahrzeug-Kommunikationssystem |
US9952054B2 (en) | 2013-11-08 | 2018-04-24 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Autonomous driving control apparatus and method using navigation technology |
KR101901962B1 (ko) * | 2013-11-08 | 2018-11-07 | 한국전자통신연구원 | 내비게이션을 이용한 자율 주행 제어 장치 및 그 방법 |
JP2016184276A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | パイオニア株式会社 | 携帯端末、携帯端末の制御方法、および、携帯端末用プログラム |
JP2016218687A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | パナソニック株式会社 | 車載端末装置及びこれを備えた歩車間通信システム及び歩車間通信の停止方法 |
CN109155108A (zh) * | 2016-05-24 | 2019-01-04 | 京瓷株式会社 | 车载装置、车辆、报告系统以及报告方法 |
WO2020040147A1 (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | パナソニック株式会社 | 歩行者装置、通信装置、および情報配信方法 |
CN109501674B (zh) * | 2018-10-29 | 2022-07-08 | 山东科技大学 | 一种基于穿戴设备信号源的汽车盲区预警系统和方法 |
CN109501674A (zh) * | 2018-10-29 | 2019-03-22 | 山东科技大学 | 一种基于穿戴设备信号源的汽车盲区预警系统和方法 |
JP2021189932A (ja) * | 2020-06-03 | 2021-12-13 | トヨタ自動車株式会社 | 移動体検知システム |
US11964402B2 (en) | 2021-02-09 | 2024-04-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Robot control system, robot control method, and control program |
JP7484758B2 (ja) | 2021-02-09 | 2024-05-16 | トヨタ自動車株式会社 | ロボット制御システム |
WO2023234065A1 (ja) * | 2022-05-31 | 2023-12-07 | マクセル株式会社 | 情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5139126B2 (ja) | 2013-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5139126B2 (ja) | 車車間通信システム並びに車載通信装置及び携帯通信装置 | |
JP5027696B2 (ja) | 交通情報通信システム及び車載通信装置 | |
KR102011618B1 (ko) | 자동 운전 지원 시스템, 자동 운전 감시 장치, 도로 관리 장치 및 자동 운전 정보 수집 장치 | |
JP7205204B2 (ja) | 車両の制御装置及び自動運転システム | |
JP2009104230A (ja) | 車車間及び人車間通信システム、車載通信装置、携帯通信装置 | |
US20170015242A1 (en) | Method and system to warn of a vehicle moving in the wrong direction of travel | |
US9383215B2 (en) | Route guidance system, route guidance apparatus, and travel route transmission apparatus | |
JP2009003822A (ja) | 車車間通信装置 | |
US20090105933A1 (en) | System for providing visual information of a remote location to a user of a vehicle | |
JP6832360B2 (ja) | プローブデータ管理装置 | |
JPWO2011114386A1 (ja) | 情報提供装置 | |
JP2008114649A (ja) | クラクション制御装置 | |
KR20190100103A (ko) | 자율 주행 차량 제어 방법 | |
JP5056401B2 (ja) | 車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム | |
JP2008269358A (ja) | 車両用駐車案内装置、及び駐車案内システム | |
JP2017207315A (ja) | 移動支援システム、移動支援方法、および移動支援プログラム | |
CN111771224A (zh) | 使用移动设备的紧急交通控制系统 | |
JP2010026840A (ja) | 車載通信装置、及びナビゲーション装置 | |
WO2020039798A1 (ja) | 情報提供装置、情報提供方法、情報提供システム、コンピュータプログラム、及びデータ構造 | |
JP5523250B2 (ja) | 運転支援装置 | |
JP2014044458A (ja) | 車載機器、及び、危険報知方法 | |
JP2016031707A (ja) | 通信装置、通信方法及び通信プログラム | |
JP4923579B2 (ja) | 挙動情報取得装置、表示端末及び挙動情報通知システム | |
JP5003399B2 (ja) | 道路通信システム,通信端末,データ再生処理方法およびデータ再生用プログラム | |
JP2000113393A (ja) | 自動車の駐車場情報提供方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120306 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120307 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121106 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5139126 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |