JP2009216855A - 反射型電気光学装置および投射型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】反射型電気光学装置100において、石英基板やガラス基板などからなる第1透光性基板10dの第2面10y側にヒートシンク80を接着剤91で面接着したため、素子基板10の放熱性を高めることができる。ヒートシンク80は、金属製であるため、表面は反射性を備えているが、接着剤91は、カーボン粒子を樹脂マトリクス中に分散した接着剤であり、光吸収層90として機能するため、第1透光性基板10dを透過した光は光吸収層90で吸収され、ヒートシンク80で反射して迷光となることがない。
【選択図】図3
Description
(全体構成)
図1は、本発明を適用した反射型電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。図1に示すように、反射型電気光学装置100は、反射型の液晶パネル100pを有しており、液晶パネル100pは、その中央領域に複数の画素100aがマトリクス状に配列された画素領域10bを備えている。かかる液晶パネル100pにおいて、後述する素子基板10には、画素領域10bの内側で複数本のデータ線6aおよび複数本の走査線3aが縦横に延びており、それらの交点に対応する位置に画素100aが構成されている。複数の画素100aの各々には、画素スイッチング素子としての電界効果型トランジスタ30、および後述する画素電極9aが形成されている。電界効果型トランジスタ30のソースにはデータ線6aが電気的に接続され、電界効果型トランジスタ30のゲートには走査線3aが電気的に接続され、電界効果型トランジスタ30のドレインには、画素電極9aが電気的に接続されている。
図2(a)、(b)は各々、本発明を適用した反射型電気光学装置100の液晶パネル100pを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。図2(a)、(b)に示す反射型電気光学装置100は、後述する投射型表示装置においてライトバルブとして用いられる反射型液晶装置であり、反射型の液晶パネル100pを備えている。液晶パネル100pでは、所定の隙間を介して素子基板10と対向基板20とが所定の隙間を介してシール材107によって貼り合わされており、シール材107は対向基板20の縁に沿うように配置されている。シール材107は、光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。本形態において、素子基板10の支持基板は、石英基板やガラス基板からなる第1透光性基板10d(第1基板)であり、対向基板20の支持基板も、素子基板10と同様、石英基板やガラス基板からなる第2透光性基板20d(第2基板)である。
図3(a)、(b)は各々、本発明を適用した反射型電気光学装置100に用いた素子基板10において相隣接する画素の平面図、およびそのA−A′線に相当する位置で反射型電気光学装置100を切断したときの断面図である。なお、図3(a)において、画素電極9aについては長い点線で示し、データ線6aについては一点鎖線で示し、走査線3aおよび容量線3bは実線で示し、半導体層1aは短くて細い点線で示してある。また、隣接する画素電極9aの間に形成された隙間領域9sには、複数のドットを付してある。
このように構成した反射型電気光学装置100において、素子基板10では、隣接する画素電極9aの間に隙間領域9sが存在し、かかる隙間領域9sから素子基板10に入射した光が走査線3a、容量線3b、データ線6aなどの配線や電界効果型トランジスタ30で反射して対向基板20の側から出射されると、かかる光は、変調されていないため、画像の黒部分がぼやけるなど、画像品位を低下させてしまう。また、隙間領域9sから素子基板10に入射した光が直接、電界効果型トランジスタ30に入射した場合や、走査線3a、容量線3b、データ線6aなどの配線で反射した後、反射を繰り返して電界効果型トランジスタ30に入射すると、電界効果型トランジスタ30では、光電流に起因する誤動作が発生するおそれがある。
本形態において、素子基板10では、石英基板やガラス基板からなる第1透光性基板10dが支持基板として用いられ、かかる第1透光性基板10dは、単結晶シリコン基板に比して安価であるが、熱伝導性が低いため、放熱性が低い。そこで、本形態では、第1透光性基板10dの第2面10y側には、ブロック状のヒートシンク80が接着剤91によって接着固定されている。ヒートシンク80において、第1透光性基板10dに接着固定されている接合面81側は平坦面であり、その裏面側には、複数の板状あるいは棒状の放熱フィン82が形成されている。
以上説明したように、本形態の反射型電気光学装置100では、透光性の対向基板20(第2透光性基板20d)側から入射した光を透光性の素子基板10(第1透光性基板10d)側で反射するため、第1透光性基板10dの第2面10y側にヒートシンク80を重ねて配置することができる。従って、素子基板10(第1透光性基板10d)の放熱性を高めることができる。しかも、第1透光性基板10dとヒートシンク80とは、接着剤91によって面接着されているので、第1透光性基板10dからヒートシンク80への熱伝導性が高い。従って、素子基板10の温度上昇を防止することができ、信頼性などを高めることができる。それ故、単結晶シリコン基板より安価であるが、熱伝導性の低い石英基板やガラス基板などといった第1透光性基板10dを素子基板10に用いても、高い信頼性を得ることができる。
図4は、本発明の実施の形態2に係る反射型電気光学装置100を図3(a)のA−A′線に相当する位置で素子基板10を切断したときの断面図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る反射型電気光学装置100を図3(a)のA−A′線に相当する位置で素子基板10を切断したときの断面図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
(投射型表示装置の構成)
本発明に係る反射型電気光学装置100は、図6に示す投射型表示装置(液晶プロジェクタ/電子機器)に用いることができる。図6は、本発明を適用した反射型電気光学装置をライトバルブとして用いた投射型表示装置の説明図である。
なお、本発明を適用した反射型電気光学装置100において、対向基板20などにカラーフィルタを形成すれば、カラー表示可能な反射型電気光学装置100を形成することができる。それ故、カラーフィルタを形成した反射型電気光学装置100を用いれば、単板式のカラー投射型表示装置を構成することもできる。
Claims (9)
- 第1基板と、該第1基板に対向配置された透光性の第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層とを有し、前記第1基板において前記液晶層が位置する第1面側に画素電極および画素スイッチング素子が形成され、前記第2基板側から入射した光を前記第1基板の前記第1面側で反射する反射型電気光学装置において、
前記第1基板は透光性基板であり、
前記第1基板において前記第1面側とは反対側の第2面側には光吸収層を介してヒートシンクが重ねて配置されていることを特徴とする反射型電気光学装置。 - 前記第1基板は、前記画素電極を構成する島状の光反射層、あるいは該画素電極とは別の島状の光反射層によって前記第2基板側から入射した光を前記第2基板に向けて反射し、
前記第1基板において、前記光反射層と平面視で重なる領域に前記画素スイッチング素子および該画素スイッチング素子に電気的に接続する配線が形成され、隣接する前記光反射層の隙間領域に対して平面視で重なる領域には、前記配線のうち、隣接する画素間を跨ぐ部分のみが通っていることを特徴とする請求項1に記載の反射型電気光学装置。 - 前記光吸収層は、前記第1基板の前記第2面側と前記ヒートシンクとを接着固定する光吸収性の接着剤層であることを特徴とする請求項1または2に記載の反射型電気光学装置。
- 前記光吸収性の接着剤層は、カーボン粒子を樹脂マトリクス中に分散させてなることを特徴とする請求項3に記載の反射型電気光学装置。
- 前記光吸収性の接着剤層は、前記第1基板の側端面にも形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の反射型電気光学装置。
- 前記光吸収層は、前記ヒートシンク側に形成された光吸収膜であり、
前記ヒートシンクは、前記光吸収膜が形成されている面を前記第1基板の前記第2面側に向けて前記第1基板に重ねて配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の反射型電気光学装置。 - 前記光吸収層は、前記第1基板の前記第2面側に形成された光吸収膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の反射型電気光学装置。
- 前記光吸収膜は、前記第1基板の側端面にも形成されていることを特徴とする請求項7に記載の反射型電気光学装置。
- 請求項1乃至8の何れか一項に記載の反射型電気光学装置を備えた投射型表示装置であって、
前記反射型電気光学装置に光を供給するための光源部と、前記反射型電気光学装置によって光変調された光を被投射面に投射する投射光学系とを備えていることを特徴とする投射型表示装置。
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