JP2009216207A - デュアル・クラッチ変速装置の変速ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基盤16を有し、3組のピストン17a、17b、17cを収容しかつ並置した3組のピストン室17A、17B、17Cの一方端20a、20b、20cから作動油通路18a、18b、18cを経て連結する一方の3組のソレノイドバルブ19A、19B、19Cと、他方端20d、20e、20fから作動油通路18d、18e、18fを経て連結する他方の3組にソレノイドバルブ19D、19E、19Fとを該基盤16に配設する。一方の3組にソレノイドバルブ19A、19B、19Cはそれぞれソレノイド部19aとバルブホルダ19bを備え、他方の3組にソレノイドバルブ19D、19E、19Fはそれぞれソレノイド部19cとバルブホルダ19dを備える。
【選択図】図1
Description
デュアル・クラッチ変速装置1は同軸状デュアル・クラッチ・アセンブリ2と、第1の入力シャフト3と、第1の入力シャフト3と同軸の第2の入力シャフト4と、カウンタ・シャフト5と、出力シャフト6と、後進カウンタ・シャフト7と、複数のシンクロナイザ8と、複数のシフト・アクチュエータ(図示せず)とを備えている。
デュアル・クラッチ変速装置1は車両伝導機構の一部を形成し、内燃機関のような原動力から入力されるトルクを取り出して該トルクを選択可能ギヤ比を介して車両の駆動輪に伝達する。デュアル・クラッチ変速装置1はエンジンから印加されたトルクを同軸状デュアル・クラッチ・アセンブリ2を介して第1の入力シャフト3又は第2の入力シャフト4へ伝える。入力シャフト3、4は第1のギヤ列を備え、該第1のギヤ列はカウンタ・シャフト5上に配置された第2のギヤ列と常に噛み合う状態にある。第1のギヤ列のそれぞれのギヤは第2のギヤ列のギヤと相互作用し、トルク伝達のために用いられる異なるギヤ比を提供する。また、カウンタ・シャフト5は第1の出力ギヤを備え、該第1の出力ギヤは出力シャフト6上に配置された第2の出力ギヤと常に噛み合う状態にある。複数のシンクロナイザ8は2つの入力シャフト上及びカウンタ・シャフト5上に配置され、複数のシフト・アクチュエータによって制御されてギヤ比の組の1つを選択的に係合させる。つまり、トルクはエンジンからデュアル・クラッチ・アセンブリ2、入力シャフト3、4のうちの一方及びカウンタ・シャフト5へ伝達され、ギヤ比の組の1つを介して出力シャフト6へ伝えられる。また、出力シャフト6は出力トルクを伝導機構の残りの部分に提供する。さらに、後進カウンタ・シャフト7は、第1のギヤ列のうちの1つのギヤと第2のギヤ列のうちの1つのギヤとの間に配置されてカウンタ・シャフト5と出力シャフト6との逆回転を許容する中間ギヤを備えている。
2組のクラッチ機構9は一方が奇数段ギヤ用で他方が偶数段ギヤ用であり、奇数段クラッチ9aの出力は中心のシャフトを通って出力軸14を介して変速機の後端まで伸び、その間で1速ギヤ10及び3速ギヤ11と噛合っている。一方、偶数段クラッチ9bからの出力軸9cは、奇数段クラッチ9aの出力軸9dの内側に同心配置されて2速ギヤ12及び4速ギヤ13と噛合っている。各ギヤは手動変速機と同様に、各ギヤごとにシンクロ機構を有し、電気、油圧アクチュエータによりギヤの選択が行われる。通常の発進時は奇数段クラッチ9aを介して入力された動力は1速ギヤ10を介して出力される。この際次の変速に備えて2速ギヤ12もシンクロで選択された状態にしておくが、偶数段クラッチ9bを切った状態にしてあるため、2重噛合いは生じない。1速から2速への変速時は前記の状態から奇数段クラッチ9aを解放し始めると共に、偶数段クラッチ9bを締結し始め、両クラッチともスリップ状態を経て、偶数段クラッチ9bにつなぎ替えて2速への変速を完了する。2速から3速及び3速から4速への変速時も同様の過程で変速を行う。
図中15はカップリングスリーブである。
而して、デュアル・クラッチ変速装置の変速ユニットを3本のストライカで平行に操作するシフトパターンに対応する構造とすることにより、ドライバーによる変速操作性を向上させ速応性が高いという効果がある。
而して、請求項1記載の効果に加えて、ストライカの動作位置をアームの回動位置変換し、その出力信号電圧を検出することにより、車両の円滑な運転を実現できるという効果がある。
図1は当該変速ユニットの平面図である。図2は図1の矢視A−A線方向から見た断面図である。図3は図1の矢視B−B線方向から見た断面図である。図4は図1に示す変速ユニットに備えたロータリセンサの図面であって、(a)は側面図、(b)は矢視C−C線方向から見た正面図である。
一般に、デュアル・クラッチ変速装置は車両伝導機構の一部を形成し、内燃機関のような原動力から入力されるトルクを取り出して該トルクを選択可能ギヤ比を介して車両の駆動輪に伝達する。デュアル・クラッチ変速装置はエンジンから印加されたトルクを同軸状デュアル・クラッチ・アセンブリを介して第1の入力シャフト又は第2の入力シャフトへ伝える。各入力シャフトは第1のギヤ列を備え、該第1のギヤ列はカウンタ・シャフト上に配置された第2のギヤ列と常に噛み合う状態にある。第1のギヤ列のそれぞれのギヤは第2のギヤ列のギヤと相互作用し、トルク伝達のために用いられる異なるギヤ比でなる。
先ず中立位置に於ける前記変速ユニットDは非作動状態で作動油液の油圧源から該作動油が入力側ポート21に入り、入力側作動油通路21aを経て、各ソレノイドバルブ19A、19B、19C、19D、19E及び19Fの各バルブホルダ19b、19dに流送されるが、該各ソレノイドバルブ19A、19B、19C、19D、19E及び19Fは閉止され、3組の各ピストン室17A、17B、17Cは出力側作動油通路22aを経て出力側ポート22に連通され無圧状態となっている。そこで前記各ピストン17a、17b及び17cに固定された各ストライカ24A、24B及び24Cは各ピストン17a、17b及び17cの左・右端17d、17eに配置されたコイルスプリング17h、17hにより図2に示すように中立位置に保持し、各ストライカ24Aないしも24Cも中立位置となっている。
尚、上述した1速から3速用セレクトロッド、2速から4速用セレクトロッド及び5速から後進用セレクトロッドはそれぞれ選択フォークに連結し、各ギヤホイールを動作させている。
尚、前記ピストン室17A、17C、ピストン17a、17c及び第1ロータリセンサ25A、第3第1ロータリセンサ25Cについても説明を省略するが電子制御ユニットの指令により同様な動作を行う。
尚、前記ピストン室17A、17C、ピストン17a、17c及び第1ロータリセンサ25A、第3第1ロータリセンサ25Cについても説明を省略するが電子制御ユニットの指令により同様な動作を行う。上述はストライカ24Bについて説明したが、ストライカ24A、24Cも同じ様に各独立して作動する。
17a ピストン
17b ピストン
17c ピストン
17d ピストン17a(17b、17c)の左端
17e ピストン17a(17b、17c)の右端
17f ピストン室17A(17B、17C)の壁面
17g 凹陥
17h コイルスプリング
17i 支軸ピン
17j シール部品
17A ピストン室
17B ピストン室
17C ピストン室
18a 作動油通路
18b 作動油通路
18c 作動油通路
18d 作動油通路
18e 作動油通路
18f 作動油通路
19a 一方(左側)のソレノイド部
19b 一方(左側)のバルブホルダ
19c 他方(右側)ソレノイド部
19d 他方(右側)バルブホルダ
19e バルブ
19f バルブスプリング
19A 一方(左側)のソレノイドバルブ
19B 一方(左側)のソレノイドバルブ
19C 一方(左側)のソレノイドバルブ
19D 他方(右側)のソレノイドバルブ
19E 他方(右側)のソレノイドバルブ
19F 他方(右側)のソレノイドバルブ
20a ピストン室17Aの一方端
20b ピストン室17Bの一方端
20c ピストン室17Cの一方端
20d ピストン室17Aの他方端
20e ピストン室17Bの他方端
20f ピストン室17Cの他方端
21 入力側ポート
21a 入力側作動油通路
22 出力側ポート
22a 出力側作動油通路
23 蓋部材
23a 締め付け部品
24a 固定ピン
24b 作動板
24A ストライカ
24B ストライカ
24C ストライカ
25A 第1ロータリセンサ
25B 第2ロータリセンサ
25C 第3ロータリセンサ
25a ロータリセンサのアーム
25b 略円筒状固定ケース
25c 回転子
25d 係止孔
25e 出力信号線
D 変速ユニット
S 隙間
Claims (2)
- 1速から3速用セレクトロッド、2速から4速用セレクトロッド及び5速から後進用セレクトロッドを平行移動させて変速切換えするデュアル・クラッチ変速装置に於いて、基盤と、3組のピストンを収容しかつ並置した3組のピストン室と、該3組のピストン室の一方端から作動油通路を経て連結する一方(左側)の3組のソレノイドバルブと、該3組のピストン室の他方端から作動油通路を経て連結する他方(右側)の3組にソレノイドバルブと、前記ピストンに固定された各ストライカと及び該ストライカの左・右・中立位置に連動して回動しかつ電子制御ユニットに出力信号線を接続したロータリセンサとをそれぞれ前記基盤に配設したことを特徴とするデュアル・クラッチ変速装置の変速ユニット。
- 前記ロータリセンサは前記各ストライカに連動しかつ収納された抵抗板による出力電圧値を変化させるアームを備えたことを特徴とする請求項1記載のデュアル・クラッチ変速装置の変速ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008062287A JP2009216207A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | デュアル・クラッチ変速装置の変速ユニット |
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ID=41188269
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JP2002544450A (ja) * | 1999-05-11 | 2002-12-24 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 車両、有利には自動車のトランスミッションに対する電子液圧式制御装置 |
JP2005326016A (ja) * | 2004-05-15 | 2005-11-24 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | 複数のハイドロリック式のシフトシリンダを制御するための装置ならびにツインクラッチ伝動装置に用いられるハイドロリック供給システム |
JP2007107621A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Nissan Motor Co Ltd | 自動マニュアルトランスミッションのシフトアクチュエータ駆動制御装置 |
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2008
- 2008-03-12 JP JP2008062287A patent/JP2009216207A/ja active Pending
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