JP2009215996A - 過給機付きエンジンの制御装置及び制御方法 - Google Patents

過給機付きエンジンの制御装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機械式過給機付きエンジンにおいて、燃費及び運転性の向上を図る。
【解決手段】機械式過給機7と、機械式過給機7を迂回するバイパス通路8及びバイパスバルブ9と、電子制御式スロットルバルブ5と、無段自動変速機と、運転者の意思に応じた目標駆動力を算出する目標駆動力算出手段22と、目標駆動力に応じて電磁クラッチ23の締結・解除、バイパスバルブ9及び電子制御式スロットルバルブ5の開度並びに無段自動変速機の変速比を制御する駆動力制御手段22と、車両の運転状態を加速状態、定常状態、減速状態に分類する運転状態判定手段22と、機械式過給機7の前後圧力比を検出する圧力比検出手段13、15と、を備え、加速状態から定常状態へと移行した場合に、駆動力制御手段22は変速比をLow側に、かつバイパスバルブ開度を全開にするよう互いに協調して制御し、前後圧力比が所定の閾値より小さくなったら電磁クラッチ23を解放する。
【選択図】図1

Description

本発明は、過給機を備えるエンジンの制御に関し、特に、過給圧と変速機の変速比の協調制御に関する。
過給機付きエンジン及びこのエンジンに連結される自動変速機の制御について、加速要求があった場合には、加速開始からの所定期間はエンジンの回転数が相対的に高くなるような変速比に設定し、所定期間経過後はエンジンの回転数が相対的に低くなるような変速比に設定することにより、加速時に過給圧を速やかに上昇させる制御が特許文献1に開示されている。
特開2003−39989号公報
しかしながら、特許文献1には加速状態の制御については開示されているものの、加速状態から定常走行状態への移行時及び定常走行状態の制御については開示されていない。また、過給機がエンジンの出力軸により駆動する機械式過給機の場合には、一般に、加速状態においては出力軸からの動力伝達を伝達する電磁クラッチを締結して機関出力を確保し、定常走行に移行したら、燃費性能向上のために電磁クラッチを解放する制御を行う。ここで、電磁クラッチ解放時に発生するトルクショックが大きいと運転性を悪化させることとなる。
そこで、本発明では、機械式過給機を備えるエンジン及びこのエンジンに連結される自動変速機について、加速状態から定常走行状態への移行時の運転性及び定常走行状態の燃費性能を向上させることを目的とする。
本発明の過給機付きエンジンの制御装置は、エンジンに吸入される吸気を過給する機械式過給機と、エンジンから機械式過給機に伝えられる回転力を断続するクラッチと、機械式過給機を迂回してエンジンに吸入空気を導くバイパス通路と、バイパス通路を開閉するバイパスバルブと、アクセル開度に応じて機械式過給機またはバイパス通路から導かれる吸入空気を調節する電子制御式スロットルバルブと、エンジンに連結される無段自動変速機と、運転者の意思に応じた目標駆動力を算出する目標駆動力算出手段と、目標駆動力に応じてクラッチの締結・解除、前記バイパスバルブの開度、電子制御式スロットルバルブの開度及び無段自動変速機の変速比を制御する駆動力制御手段と、を備える機械式過給機付きエンジンの制御装置であって、さらに、車両の運転状態を加速状態、定常状態、減速状態に分類する運転状態判定手段と、機械式過給機の前後圧力比を検出する圧力比検出手段と、を有し、加速状態から定常状態へと移行した場合に、駆動力制御手段は変速比をLow側に、かつバイパスバルブ開度を全開にするよう互いに協調して制御し、機械式過給機の前後圧力比が所定の閾値より小さくなったらクラッチを解放する。
本発明によれば、定常状態ではクラッチを解放して非過給状態で走行するので、実用走行上、燃料増量領域に入る頻度を低減して燃費性能を向上させることができる。また、変速比制御によって、クラッチ解放時にはエンジン回転数が加速状態よりも低下しているので、クラッチ解放時のトルクショックを低減して運転性を向上させることができる。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態を適用するシステムの構成図である。
1はエンジン、2はエンジン1の吸気ポート1aに接続する吸気通路、3は吸気通路2に設けたコレクタタンク、4はコレクタタンク3上流側の吸気通路(以下、上流側吸気通路という)、5はコレクタタンク3の上流に介装するスロットルバルブ、6は上流側吸気通路4のスロットルバルブ5より上流側に介装するインタークーラ、7はエンジン1により駆動される機械式過給機、8は機械式過給機7を迂回するバイパス通路、9はバイパス通路内に介装するバイパス流量調整弁としてのバイパス弁、10は機械式過給機7上流側の上流側吸気通路4とバイパス通路8との分岐部よりも上流側に設けた吸入空気量検出手段としてのエアフローメータ、11はコレクタタンク3内の圧力を検出する第4圧力センサ、12はスロットルバルブ5より上流側の上流側吸気通路4内の圧力を検出する第3圧力センサ、13は機械式過給機7とインタークーラ6との間の吸気通路内圧力を検出する第2圧力センサ、14は第2圧力センサ13付近の吸気通路内温度を検出する温度センサ、15はエアフローメータ10と機械式過給機7との間の吸気通路内圧力を検出する第1圧力センサである。
16はエンジン1の排気ポート1bに接続する排気通路、17は排気通路16に介装する排気浄化触媒、18は排気浄化触媒17上流側に配置する空燃比センサ、19は排気浄化触媒17の下流側に配置するO2センサ、20はアクセル開度センサ、21はクランク角センサ、22は出力制御手段及び空燃比フィードバック制御手段としてのコントローラである。
機械式過給機7はエンジン1の駆動軸との連係を断接する電磁クラッチ23を備えており、この電磁クラッチ23は運転状態に応じて締結、解放される。電磁クラッチ23を締結した場合にはエンジン1の動力によりコンプレッサー7aが回転し、吸入空気を下流側に圧送することになる。一方、電磁クラッチ23を解放した場合にはコンプレッサー7aは回転しない。
スロットルバルブ5は、図示しないアクチュエータ等により開閉駆動される、いわゆる電子制御式のスロットルバルブであり、その開度はコントローラ22が決定する。なお、スロットルバルブ5及びバイパスバルブ9の開度制御については後述する。
上流側吸気通路4に導入された吸入空気は、エアフローメータ10により流量が検出される。そして、バイパスバルブ9が開いている場合はバイパス通路8を通り、閉じている場合は機械式過給機7を通過し、さらにスロットルバルブ5で流量を調節されてコレクタタンク3に導入され、そこからエンジン1の各気筒に導入される。
エンジン1の出力は、図示しない無段変速機(以下、単に「自動変速機」という)およびドライブシャフト等を介して車輪に伝達される。
コントローラ22は、第1圧力センサ15、第2圧力センサ13、第3圧力センサ12、第4圧力センサ11、温度センサ14、エアフローメータ10、空燃比センサ18、O2センサ19、アクセル開度センサ20、クランク角センサ21の各検出信号を読み込み、これらに基づいてスロットルバルブ5の開度、バイパスバルブ9の開度、機械式過給機7の駆動・停止、自動変速機の変速比、その他にも燃料噴射量や噴射時期等を決定する。なお、上記各センサの他にも、図示しないカム角センサ、水温センサ等を検出するセンサの検出信号も読み込まれる。
図2はエンジン1の運転領域マップである。図2中のWOTトルク線は、バイパスバルブ9を全閉にし、電磁クラッチ23を締結し、スロットルバルブ5を全開にした場合の最大トルクを示しており、ゼロPaトルク線は、バイパスバルブ9を全開にし、電磁クラッチ23を解放し、スロットルバルブ5を全開にした場合の最大トルクを示している。つまり、図2中の領域Aは過給領域、領域Bは非過給領域を示している。
通常運転時には、上記のような運転領域マップに従って、コントローラ22はスロットルバルブ5、バイパスバルブ9、自動変速機の変速比の制御(通常制御)を行う。例えば、アクセル開度センサ20の検出値と車速とに基づいて、目標駆動力を算出し、この目標駆動力からエンジン1の目標トルクを算出し、これに基づいてスロットルバルブ5及びバイパスバルブ9の開度を制御する。そして、目標トルクに対して燃費が最少となるエンジン回転数(目標エンジン回転数)を割り付けたマップを用意しておき、このマップから目標エンジン回転数を求め、さらに、目標エンジン回転数を達成するための変速比を算出する。このように、コントローラ22は、原則的には加速要求を満足し、かつ燃費が最少となるような制御を行う。
なお、通常制御においては、予め設定する任意のアクセル開度でスロットルバルブ5が全開となるようにアクセル開度−スロットルバルブ開度特性を設定し、アクセル開度に応じてスロットルバルブ5の開度を制御する。そして、アクセル開度(又はスロットルバルブ開度)が予め設定した値より大きくなったら、電磁クラッチ23を締結して機械式過給機7を駆動する。また、機械式過給機7を駆動したら、スロットルバルブ5は全開にし、バイパスバルブ9の開度を制御することにより、トルクコントロールを行う。なお、アクセル開度−スロットルバルブ開度特性は、必ずしもアクセル開度変化量に対してスロットルバルブ開度が比例的に変化するようには設定されていない。例えば、低アクセル開度領域では高アクセル開度領域と比較して、アクセル開度変化量に対するスロットル開度変化量が大きくなるように設定する。
図3は、加速要求があった場合にコントローラ22が実行する、電磁クラッチ23の締結・解放制御、変速比の設定、バイパスバルブ9の開度制御のためのフローチャートである。
ステップS1では、加速要求の有無を判定する。具体的には、アクセル開度センサ20の検出値に基づいて算出したアクセル開度変化量△APOが閾値以上であるか否かを判定する。閾値以上の場合は加速要求有としてステップS2に進む。閾値より小さい場合には処理を終了する。
ステップS2では、機械式過給機7が駆動しているか否かを判定する。ここでは、上述した通常制御で電磁クラッチ23が締結された場合にフラグfSCを1にするようにしておき、このフラグに基づいて判定する。駆動している場合にはステップS3に進み、駆動していない場合には処理を終了する。
ステップS3では、定常状態判定か否かをアクセル開度の変化量△APOに基づいて判定する。具体的には、定常状態判定low側閾値astl以上定常状態判定high側閾値asth以下の場合には定常状態であると判定する。定常状態と判定した場合にはステップS4に進み、定常状態でない場合にはステップS18に進む。
ステップS4では、定常状態判定フラグfSTを1にしてステップS5に進む。
ステップS5では、定常状態継続時間TFSTが予め設定した閾値TFS0を超えたか否かを判定する。超えた場合にはステップS6に進み、超えていない場合には処理を終了する。
ステップS6では、現在の車速のまま定速走行するための目標駆動力を、通常制御の場合と同様に、アクセル開度センサ20の検出値と車速とに基づいて演算する。
ステップS7では、目標駆動力に基づいて、自動変速機の変速比を演算する。
ステップS8では、バイパスバルブ9の開度変更に先んじて、自動変速機の変速比を変更する。ここでは、過給圧をモニタしながら、バイパスバルブ9を開方向へ動かすことによる過給圧低下、つまりエンジン1のトルク低下を補うように、予め変速比をLow側、つまりエンジン1の回転速度が高まる方向に変化させる。
ステップS9では、バイパスバルブ9を開方向に制御する。
ステップS10では、バイパスバルブ9の開度変化に応じて、目標駆動力となるように自動変速機の変速比を制御する。
ステップS11では、第1、第2圧力センサ13、15の検出値から機械式過給機7前後の圧力比(第2圧力センサ検出値/第1圧力センサ検出値)SCPRを演算する。
ステップS12では、圧力比SCPRが予め設定した閾値PR1(ここでは1とする)より小さいか否かを判定する。小さい場合はステップS13に進み、大きい場合はステップS17に進む。
ステップS13では、電磁クラッチ23を解放し、ステップS14に進む。
ステップS14では、過給圧がゼロ[Pa]で一定のまま走行するための変速比を演算し、ステップS15でその値に制御する。
ステップS16では、ステップS3と同様に定常状態か否かを判定する。定常状態であれば処理を終了し、定常状態でなければステップS14に戻る。
ステップS17では、図2の過給領域で定常運転中であるか否かを判定し、定常運転中であればステップS11に戻り、定常運転中でなければ処理を終了する。
一方、ステップS3で定常状態でないと判定された場合は、ステップS18でアクセル開度変化量△APOに基づいて減速状態が否かを判定する。減速状態であればステップS19に進み、減速状態でなければ処理を終了する。
ステップS19では、減速判定フラグfgensokuを1にする。
ステップS20では、バイパスバルブ9を全開にする。
ステップS21では、アクセル開度−スロットルバルブ開度特性を1:1にする。すなわち、アクセル開度の変化量に対して、スロットルバルブ5の開度が比例的に変化するようにする。
ステップS22、S23では、ステップS11、S12と同様に機械式過給機7の前後圧力比SCPRの算出及び閾値PR1との比較を行う。閾値PR1より小さい場合はステップS24に進み、大きい場合はステップS26に進む。
ステップS24では、現在の変速比ratioが最high値ratiohighより大きいか否か、つまりlow側か否かを判定する。low側である場合にはステップS25に進み、そうでない場合にはステップS22に戻る。
ステップS25では電磁クラッチ23を解放して処理を終了する。
ステップS26では、図2の過給領域で減速中であるか否かを判定する。減速中である場合にはステップS22に戻り、そうでない場合には処理を終了する。
上記のように、機械式過給機7を駆動した状態で定常状態に移行したと判定した場合には、自動変速機の変速比をlow側にシフトさせ、これと協調してバイパスバルブ9を開方向に制御する。そして、バイパスバルブ9の開度が増大して機械式過給機7の前後圧力比SCPRが1になったら、電磁クラッチ23を解放する。
一方、機械式過給機7を駆動した状態から減速状態へ移行したと判定した場合には、バイパスバルブ9を全開にしてスロットルバルブ5を閉じることによって、ポンプロスによるエンジンブレーキを活用するようにし、さらに、必要な減速感が得られるようにアクセル開度−スロットルバルブ開度特性を1:1に変更する。
また、このとき電磁クラッチ23解放の条件として、自動変速機の変速比による判定を加え、変速比が最highからlow側へ変速したタイミング、かつ機械式過給機7の前後圧力比SCPRが予め設定した値となったときに解放する。
図4は、機械式過給機7を駆動した状態で定常状態に移行した場合の一例を示すタイムチャートである。
時刻t1からアクセル開度が増大し始め、これに応じてスロットルバルブ開度も増大する。これによりエンジン回転数及びコレクタ圧が増大し、変速比一定のまま車速が増大する。
時刻t2でスロットルバルブ開度が全開、コレクタ圧がゼロ[Pa]になると、電磁クラッチ23が締結され、変速比がhigh側に変化する。これにより、エンジン回転数は一定のまま、車速は増大し続ける。また、バイパスバルブ9は閉方向に制御される。
時刻t3で車速が目標値に達すると、車速を目標値に保つためアクセル開度は時刻t4までし、バイパスバルブ9の開度は増大する。
時刻t4から所定期間TFST経過後の時刻t5までアクセル開度が一定のまま、つまり定常状態が継続すると、定常状態であると判定し、変速比がlow側に制御され、これに伴ってエンジン回転数が上昇する。さらに、変速比の変更と協調してバイパスバルブ9の全開に向けて制御され、コレクタ圧は低下する。なお、車速は一定のままである。
時刻t6でコレクタ圧がゼロ[Pa]まで低下すると、機械式過給機7の前後圧力比SCPRは1となるので、電磁クラッチ23が解放され、非過給で車速一定を維持する。
その後、時刻t7でアクセル開度が減少すると、非過給での定常状態から減速状態へと移行する。なお、減速開始とともに変速比が最highに変化しているが、これは一般的な無段変速機における減速時制御と同様である。
図5は、機械式過給機7を駆動した状態から減速状態へ移行した場合の制御、つまり図3のステップS18以降の制御を実行した場合の一例を示すタイムチャートである。
過給領域での走行中、時刻t1でアクセル開度APOが減少して減速状態に入ると、一般的な無段変速機と同様に、変速比は最highに変化する。そして、バイパスバルブ9は全開に制御され、アクセル開度−スロットルバルブ開度特性は1:1に変更される。これにより、減速Gが発生する。また、時刻t2にはコレクタ圧がゼロ[Pa]まで低下する。
そして、時刻t3で変速比が最highからlow側へ変化し始めると、機械式過給機7の前後圧力比SCPRはすでに閾値PR1(PR=1)より小さいので、電磁クラッチ23を解放する。
以上にように本実施形態では、次のような効果を得ることができる。
(1)エンジン1に吸入される吸気を過給する機械式過給機7と、エンジン1から機械式過給機7に伝えられる回転力を断続する電磁クラッチ23と、吸入空気量を検出するエアフローメータ10と、機械式過給機7を迂回してエンジン1に吸入空気を導くバイパス通路8と、バイパス通路8を開閉するバイパスバルブ9と、アクセル開度に応じて機械式過給機7またはバイパス通路8から導かれる吸入空気量を調節する電子制御式スロットルバルブ5と、エンジン1に連結される変速機と、運転者の意思に応じた目標駆動力を算出し、目標駆動力に応じて電磁クラッチ23の締結・解除、バイパスバルブ9の開度、スロットルバルブ5の開度及び変速機の変速比を制御するコントローラ22と、を備える機械式過給機付きエンジンの制御装置において、車両の運転状態を加速状態、定常状態、減速状態に分類する運転状態判定手段としてのコントローラ22と、機械式過給機7の前後圧力比SCPRを検出するための圧力センサ13、15と、を有し、加速状態から定常状態へと移行した場合に、変速比をLow側に、かつバイパスバルブ開度を全開にするよう互いに協調して制御し、前後圧力比が1になったら電磁クラッチ23を解放するので、定常状態では非過給状態での走行となり、燃費性能の向上を図ることができる。また、加速状態よりもエンジン回転数が低くなった状態で電磁クラッチ23を解放するので、解放時のトルクショックを低減して運転性を向上させることができる。
(2)バイパスバルブ開度を変化させるのに先立って変速比をLow側に変化させるので、バイパスバルブ9を開方向に動かすことによる過給圧低下に伴ってエンジントルクが低下しても、駆動力を確保することができる。
(3)電磁クラッチ23が締結されている状態で減速状態となった場合に、バイパスバルブ9を開方向に制御し、バイパスバルブ開度が全開になったらアクセル開度の変化量とスロットルバルブ開度変化量の比を1対1に設定し、その後、変速比を最highからLow側へ変更してから電磁クラッチ23を解放するので、エンジンブレーキによる減速感を得ることができる。
なお、上記説明においては、説明を単純化するために閾値PR1=1としたが、詳細には、電磁クラッチ23の応答遅れや動作速度等といった特性に応じて大小させる。どの程度大小させるかは、予め実験等によって定めればよい。
また、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
本実施形態を適用するシステムの構成図である。 運転領域マップである。 本実施形態の制御ロジックを示すフローチャートである。 過給領域で定常状態へ移行した場合のタイムチャートである。 過給領域で減速状態へ移行した場合のタイムチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 吸気通路
3 コレクタタンク
4 コレクタタンク上流側の吸気通路(上流側吸気通路)
5 スロットルバルブ
6 インタークーラ
7 機械式過給機
8 バイパス通路
9 バイパスバルブ
10 エアフローメータ
11 第4圧力センサ
12 第3圧力センサ
13 第2圧力センサ
14 温度センサ
15 第1圧力センサ
16 排気通路
17 排気浄化触媒
18 空燃比センサ
19 O2センサ
20 アクセル開度センサ
21 クランク角センサ
22 コントローラ
23 電磁クラッチ

Claims (5)

  1. エンジンに吸入される吸気を過給する機械式過給機と、
    エンジンから前記機械式過給機に伝えられる回転力を断続する電磁クラッチと、
    前記機械式過給機を迂回してエンジンに吸入空気を導くバイパス通路と、
    バイパス通路を開閉するバイパスバルブと、
    アクセル開度に応じて機械式過給機またはバイパス通路から導かれる吸入空気量を調節する電子制御式スロットルバルブと、
    前記エンジンに連結される無段自動変速機と、
    運転者の意思に応じた目標駆動力を算出する目標駆動力算出手段と、
    前記目標駆動力に応じて前記電磁クラッチの締結・解除、前記バイパスバルブの開度、前記電子制御式スロットルバルブの開度及び前記無段自動変速機の変速比を制御する駆動力制御手段と、
    を備える機械式過給機付きエンジンの制御装置において、
    車両の運転状態を加速状態、定常状態、減速状態に分類する運転状態判定手段と、
    前記機械式過給機の前後圧力比を検出する圧力比検出手段と、
    を有し、
    加速状態から定常状態へと移行した場合に、前記駆動力制御手段は変速比をLow側に、かつバイパスバルブ開度を全開にするよう互いに協調して制御し、前記機械式過給機の前後圧力比が所定の閾値より小さくなったら前記電磁クラッチを解放することを特徴とする過給機付きエンジンの制御装置。
  2. 前記駆動力制御手段は、バイパスバルブ開度を変化させるのに先立って変速比をLow側に変化させることを特徴とする請求項1に記載の過給機付きエンジンの制御装置。
  3. 前記電磁クラッチが締結されている状態で減速状態となった場合に、前記駆動力制御手段は、前記バイパスバルブを開方向に制御し、前記バイパスバルブ開度が全開になったら前記アクセル開度の変化量と前記電子制御式スロットルバルブ開度変化量の比を1対1に設定した後で、変速比を最highからLow側へ変更してから前記電磁クラッチを解放することを特徴とする請求項1または2に記載の過給機付きエンジンの制御装置。
  4. エンジンに吸入される吸気を過給する機械式過給機と、
    エンジンから前記機械式過給機に伝えられる回転力を断続する電磁クラッチと、
    前記機械式過給機を迂回してエンジンに吸入空気を導くバイパス通路と、
    バイパス通路を開閉するバイパスバルブと、
    アクセル開度に応じて機械式過給機またはバイパス通路から導かれる吸入空気を調節する電子制御式スロットルバルブと、
    前記エンジンに連結される無段自動変速機と、
    運転者の意思に応じた目標駆動力を算出する目標駆動力算出手段と、
    を備える機械式過給機付きエンジンの制御方法において、
    車両の運転状態を加速状態、定常状態、減速状態に分類し、
    加速状態から定常状態へと移行した場合に、変速比をLow側に、かつバイパスバルブ開度を全開にするよう互いに協調して制御し、前記機械式過給機の前後圧力比が所定の閾値より小さくなったら前記電磁クラッチを解放することを特徴とする過給機付きエンジンの制御方法。
  5. 前記電磁クラッチが締結されている状態で減速状態となった場合に、前記バイパスバルブを開方向に制御し、前記バイパスバルブ開度が全開になったら前記アクセル開度の変化量と前記電子制御式スロットルバルブ開度変化量の比を1対1に設定し、その後で変速比を最highからLow側へ変更してから前記電磁クラッチを解放することを特徴とする請求項4に記載の過給機付きエンジンの制御方法。
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