JP2009214016A - アレルギー発症予防用フィルター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】繊維長1〜15mm、単糸繊径10〜75μmの熱接着性複合繊維を主体とするエアレイド不織布からなる上下層と、その上下層に挟まれた繊維長1〜15mm、単糸繊径50〜100μmの熱接着性複合繊維を主体とするエアレイド不織布の空隙部に平均粒径が30〜5,000μmの機能性粒子が複合繊維に溶融接着されてなる混合層、または機能性粒子からのみなる中間層と繊維長1〜15mm、単糸繊径10〜75μmの熱接着性複合繊維を主体とするエアレイド不織布からなる上層下層とが、順次、積層され、さらに熱処理されて一体化されてなるアレルギー発症予防用フィルター。
【選択図】なし
Description
一方、スギ花粉症などの有病者の増加に伴い、居住空間における空気質改善、すなわち家庭用空気清浄機の利用は、年々その普及率が増加しているように、アレルギーに対する健康志向の表れと考えられる。家庭用空気清浄機市場が、その年々のスギ花粉の飛散予測情報によって左右されることも、消費者のアレルギー疾患対策に室内空気対策が密接な関係にあることを示している。
この種の技術として、特許文献2には、花粉症の原因となるアレルゲンをスルホン酸、カルボン酸、リン酸、塩基性基またはホルミル基などの吸着剤として捕捉する使用する方法を記載しているが、非晶質鉄水酸化物、または活性炭については記載されていない。
また、特許文献3では、アルミニウム塩を含有する組成が抗アレルゲン効果を示すことに着目し、アルミニウム塩を水、アルコールなどの溶媒で溶解させて、スプレーなどでカーペット、畳、カーテンなどに散布して、一時的に使用するものであるが、常時使用には不向きである。
さらに、特許文献4には、生活環境中のアレルゲンをヒドロキシ安息香酸系化合物で除去する方法が開示されているが、非晶質鉄水酸化物、または活性炭については記載されていない。
さらに、特許文献6,7は、鉱山や工場からの廃水中のAs(砒素)、Cd(カドミウム)、Pb(鉛)などを非晶質水酸化鉄(III)で吸着除去する方法が開示されているが、この非晶質水酸化鉄のアレルギー発症物質との関連についてはまったく記載されていない。
ここで、「主成分とする」とは、機能性粒子中に、非晶質鉄水酸化物、または非晶質鉄水酸化物および活性炭粒子が90〜100重量%含有されている場合を指称し、10重量%以下程度、後記段落「0022」で記載する他の添加剤などが含有されていてもよいことを指す。
ここで、上記中間層は、さらに繊維長1〜15mm、単糸繊径30〜70μmの熱接着性複合繊維が含有されており、該熱接着性複合繊維も熱接着固定されてなる混合層であってもよい。
また、本発明のアレルギー発症予防用フィルターは、流体流出側である最下層側にメルトブロー不織布を設けてもよい。
本発明のアレルギー発症予防用フィルターは、空気などの気体を浄化するものでも、あるいは、水などの液体を浄化するものであってもよい。
本発明のアレルギー発症予防用フィルターは、活性炭粒子、非晶質水酸化鉄粒子などの機能性粒子が、不織布の中間層または混合層に位置し、熱接着性複合繊維の溶融部に接着されているので、不織布からの吸着離脱がなく、しかも樹脂を使用していない乾式不織布製造のため、エネルギーロスの少なく、樹脂からのアレルギーの発症を促進する物質もない。
図7において、未処理水道水のIL−1刺激によるMCP−1の産生濃度はControl(超純水)に比べて抑制されているので、アレルギーの発症を促進する物質があるが、MHI(三菱重工業製活性炭0.01および0.1%充填)、市販(二村化学製活性炭0.01および0.1%充填)、MHI木炭(三菱工業製木炭0.01および0.1%充填)などの活性炭でろ過すれば、MCP−1濃度がControlの濃度に近づきアレルギーの発症を促進する物質が取り除かれていることを示している。
すなわち、多孔質ネットコンベア上に位置する多数台の噴き出し部から熱接着性複合繊維、または熱接着性複合繊維と非熱接着性繊維の混紡繊維を噴出させ、ネットコンベア下面に配置した空気サクション部で吸引しながらネットコンベア上にウェブを形成し、熱風ゾーンを通過させて、熱接着性複合繊維と熱接着性複合繊維との交絡点、または熱接着複合繊維と非熱接着性繊維の交絡点で、熱接着性複合繊維の表面を溶融接着させ、冷却ゾーンで溶融交絡点を固化させてエアレイド不織布を製造する方法であり、一般に熱接着性複合繊維としては、芯部の繊維融点と鞘部の繊維融点が50℃以上離れていることが望ましい。具体的な熱接着性複合繊維として、芯部がポリエステル繊維またはポリポロピレン繊維で、鞘部がポリエチレン繊維のものが挙げられる。
また、単糸繊径が10μmより小さいと機能性粒子の脱落が少なくフィルター効果は上がるが、繊維が細いため、クッション効果が少なくなる。一方、75μmを超えると、クッション効果が良くなるが、フィルター効果が少なくなり、機能性粒子の流出を生じるので好ましくない。
なお、エアレイドで下層を第1層として製造すれば、生産時の吸引熱風によりコンベアネット部に繊維層が圧縮されるので下層の密度が高くなり、その結果、下層部は硬くなりフィルターの形態保持の作用を果たす。また、エアレイド製法の特徴として構成する繊維が面方向のみならず厚さ方向にも配列し、良好な通気性を示す。
本発明の吸着用エアレイド不織布に用いられる上層は、下層に使用した繊維を使用しても下層よりは低密度になり、その結果、下層よりは低圧損になる。その理由は、シートの厚さ方向に空気を貫通させながらシート化するというエアレイド製法上の特徴に起因する。結果的に、構成する繊維が面方向のみならず厚さ方向にも配列し、良好な通気性を示す。
また、上層の目付けは、好ましくは10〜100g/m2、さらに好ましくは30〜80g/m2である。10g/m2未満では、30μm程度の機能性粒子の漏れの可能性が有り、一方100g/m2を超えると、プリーツ加工などでは厚くなり過ぎてプリーツ面積が少なくなる。
混合層は、有害物質が希薄の場合や、フィルターの形状をプリーツまたはその他の成型構造としてアレルギー発症予防用フィルターを設計する場合が好ましい。
一方、中間層は、浄水器など、吸着性能のライフまたはフィルターの設置面積が大きく取れない場合のアレルギー発症予防用フィルターで、機能性粒子層だけを必要量充填できる層であり、中間層の上下層、すなわち流体流入層および流出層にエアレイド不織布を設置させる構造である。
ここで、非晶質鉄水酸化物とは、非晶質の鉄(III)化合物であり、Fe2O3・nH2Oの組成を有する含水酸化鉄の1種である。より具体的には。水酸化鉄(III)〔Fe(OH)3〕、オキシ水酸化鉄(III)〔FeO(OH)〕、水素化酸化鉄(III)〔FeHO2〕が混在した無定形のものである。
この非晶質水酸化鉄(III)は、天然にも存在する化合物であり、アルミニウムや有害な重金属を含んでいないので、安全に使用することができる。
非晶質鉄水酸化物の表面比表面積は、273.6m2/g程度と活性炭の1,000m2/gに比べて1/3程度であるが、重金属に対する親和性が高く、鉛、砒素、アンチモンなどの金属類の吸着に有効である。
なお、空気で使用される場合は、粒状活性炭には、さらに有害物質を化学反応で吸着除去するために各種の填着剤を填着させる。例えば、アンモンニアなどのアルカリガスの場合、酸性物質を填着させることができる。しかしながら、飲料水では、填着剤が溶出するので、無填着の粒状活性炭を使用することが必要である。
これらの機能性粒子は、単独使用、混合使用、または多層で単独・混合使用も可能である。
なお、ここで言う粒子の平均径とは、タイラー社の篩を使用し、JIS K1474活性炭試験方法の粒度測定に準じて測定されたものを言い、メッシュと粒子径の算出は次の近似式を採用した。
粒子径(μm)=(25.4/メッシュ)×590
以上のように、混合層は1層のみならず、機能性粒子の目付けによっては、2〜3層の複層構造を採用してもよい。
また、メルトブロー不織布の目付けは、10g/m2未満では、強度が低過ぎて実用的でないばかりか、微細粉塵の捕集性能も悪化し、一方、60g/m2を超えると、通気性が悪化して好ましくない。
なお、メルトブロー不織布は、芯鞘型複合繊維から形成されていても良い。
実施例1
エアレイド不織布製造機を用いて、下層として、第一噴射ノズルから繊度2.2dt(繊径16μm)、繊維長5mmの、鞘部ポリエチレン/芯部ポリエステル(PE/PET)からなる熱接着性複合繊維(帝人ファイバー(株)製)35g/m2を紡出し、次いで混合層となるウェブ層を第二噴射ノズルより、繊度20dt(繊径53μm)、繊維長5mmの、鞘部ポリエチレン/芯部ポリプロピレン(PE/PP)からなる熱接着性複合繊維(チッソポリプロ繊維(株)製)を50g/m2紡出し、その後にパウダーホッパーより、機能性粒子として、平均粒径が100〜500μmの非晶質水酸化鉄(日水化学KK製)(A)を240g/m2で該ウェブ層上に散布し、さらにその上に上層として第三噴射ノズルルより、第一噴射ノズルで使用した熱接着性複合繊維を35g/m2紡出し、熱風条件として135℃で熱処理し、厚さ2.3mm、総目付け360g/m2のアレルギー発症防止フィルター1を作成した。これらの物性値を表1に示す。
中層の機能性粒子として、実施例1の非晶質水酸化鉄(A)270g/m2と平均粒径が250〜500μmの活性炭(日本エンバイロメント製G2c30/60メッシュ)(B)270g/m2を混合して540g/m2とし、実施例1の要領でアレルギー発症防止フィルター2を作成した。これらの物性値を表1に示す。
実施例1の混合層の代わり実施例1で使用した非晶質水酸化鉄400g/m2を40mmΦの円筒径の中に充填し、上層と下層に実施例1の不織布35g/m2を置き、実施例3のアレルギー発症防止フィルター3を作成した。これらの物性値を表1に示す。
実施例2の繊維配合で、非晶質水酸化鉄(A)と活性炭(B)とを重量比で50/50重量%を混合して160g/m2で機能性粒子入りエアレイド不織布を作成し、さらに本エアレイド不織布の流体流出側である最下層にメルトブロー不織布としてクラレ(株)製のクラフレックスPF0040T22EL(2.3μm、40g/m2)をオレフィン系熱溶融パウダー(松村石油社製、モレスコメルト)1g/m2で貼り合わせて実施例4のアレルギー発症防止フィルター4を作成した。これらの物性値を表1に示す。
注2)P効率・圧損:リヨン(株)製、パーティクルカウンターを用いて、風速100cm/secにて、粒径1〜5μmの大気塵の捕集効率P、およびその時の圧損を測定した。
水道水中のアレルギー発症促進物質の除去性能の試験を下記の要領で行った
(1)水道水を40mmΦのフィルターを重力濾過速度で、40〜2,560mLで実施例1,3のフィルターでろ過する。比較としてフィルターを通さないもの水道水および超純水をもテストした。
(2)固相抽出カートリッジにろ過液を吸着後10mLのメタノールで溶出し、窒素気流下でメタノールを除去後乾燥させる。
(3)4mLの細胞培養用メディウムに溶解させる。
(4)乳がん培養細胞MCF-7に3の試料を添加し、3日間培養後、細胞培養上清に産生されたMCP-1(Monocyte
Chmoatractant Protein−1、アレルギー蛋白質の一種で異物貪食細胞マクロファージを動員する因子)を、ELISA法で測定した。
図1にその結果を示す。ヨコ軸は処理水道水量を、タテ軸はMCP−1濃度の割合で、アレルギー発症促進物質によってMCP-1産生が抑制されている、すなわちアレルギーになりやすいことを示している。図1より、水道水は、処理量と共にMCP−1産生量が減少するが、純水中にはアレルギー発症促進物質がないので処理量が増えても濃度変化がない。
一方、実施例1のフィルターで処理した場合は640mlまではMCP−1の濃度変化がないが、640mlを超えた時点から濃度変化が大きくなっているので、このフィルターのアレルギー発症予防としてのライフは640mlが限界と思われる。
非晶質鉄水酸化物と活性炭を組み合わせた実施例2は機能性粒子が実施例1よりは多いにもかかわらず余りライフが伸びないのは、水道水に有機性物質が少なかったためと思われる。
日常用途水道水中(Filterなし水道水)のアレルギー発症に影響を検出する別試験として好酸球遊走能試験を下記の要領で行った。比較として、水道水を表1の実施例のフィルターを通したもの(Filterあり水道水)、超純水(FilterなしミリQ,FilterありミリQ)を使用した。
(1)0.4mM butyric acidを含む弱アルカリ性(pH7.6-7.8)に調整したRPMI-1640培養液(基本的な細胞培養培地)中で7日間培養して好酸球様細胞へ分化させたHL-60
clone 15細胞を、マイクロチューブ中でサンプルもしくはHBSS(Hanks' Balanced Salt Solution、生理的食塩水のリン酸緩衝液の一種)を加え、37℃で1時間プレインキュベーションする。
(2)エオタキシン(終濃度100ng/mL)を添加し、ケモタキシスチャンバー(ポアーサイズ5μm:クラボウ社製)に細胞懸濁液を移す。
(3)1ウェルあたり0.7mLのHBSSを加えておいた24ウェルプレートに、細胞を移したケモタキシスチャンバーをセットする。
(4)37℃で6時間インキュベートした後、24ウェルプレートへ遊走した細胞数をCyQUANTアッセイキット(インビトロジェン社製)にて測定する。
図2より、水道水処理量が増加すると遊走好酸球数が増えているので、水道水中に好酸球遊走を活性化するアレルギー発症促進物質が含まれていることが判る。実施例1のフィルターで通水すると、好酸球遊走が有意に減少することから、アレルギー発症促進物質を除去できていることを証明している。
実施例4は、遊走能試験は行っていないが、機能性粒子の使用量が実施例1と同じであるため、実施例1の遊走能の挙動と同じであると推定され、また、実施例1よりは遥かにP効率が高いので、実施例4を空気フィルター、例えば空気清浄器、自動車用キャビンフィルターとして使用した場合は実施例1よりは遥かに性能の良いアレルギー発症予防フィルターと言える。
ディーゼルエンジン車などの自動車排気ガス中のアレルギー促進物質の除去試験を下記の手順で行った。なお、気相中における動物暴露試験は特別な装置が必要であるが、本試験を簡易に行うために、下記の手順で試験を行った。
手順1:自動車排出物質(DEP、環境研究所製造環境標準物質「自動車排出粒子CRM-04076」)をジクロロメタンにてソックスレー抽出した。抽出物は、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去した。抽出物はジメチルスルホキシドに溶解し、PBS(phosphate-buffered
saline、生理的食塩水のリン酸緩衝液)で1250 μg / mlに希釈後、実施例2の特殊フィルターに通液した。0.22μmのメンブレンフィルターでろ過したものを実験に用いた。被検溶液は、ダニ抗原4μgと共に、総量0.1mlをカニューレを用いて経気道的にBALB/cマウスに週2回合計10回投与した。比較のため、DEPを投与しない群、特殊フィルターに通液していない溶液の投与群、いずれも含まない群も加え、合計4群を試験した。
手順2:4種類の試料の評価は
A)マウス血清におけるダニ抗原特異的IgG1抗体価の測定
B)マウス気管支洗浄液(BALF)中の好中球数の測定
C)マウス気管支洗浄液(BALF)中の好酸球数の測定
D)マウス肺の筋層粘膜下への好酸球湿潤状態のSEM
図3は、ダニ抗原特異的IgG1(immunoglobulin G1、免疫グロブリンの一種)の測定結果である。ダニ抗原特異的IgG1は、ダニのみを投与したときよりもDEPと共に投与したときに有意に増加し、アレルゲン感作成立に、DEPが関与していることを示す。DEPは、実施例2のフィルターを通した場合、有意にIgG1抗体レベルが低下しており、実施例2のフィルターが自動車排出粒子中のアレルギー促進物質を除去していることがわかる。
図4は、マウス肺胞洗浄液中の好中球数を示す。ダニ抗原は、DEP存在下において肺胞に浸潤する好中球数を有意に増加させ、アレルギーと関連する炎症が増悪している。実施例2のフィルターを通すと、肺胞浸潤好中球が減少したため、実施例2のフィルターが自動車排出粒子中のアレルギー促進物質を除去していることがわかる。
図5は、マウス肺胞洗浄液中の好酸球数を示す。ダニ抗原は、DEP存在下において肺胞に浸潤する好酸球数を有意に増加させ、アレルギー炎症を増悪させている。実施例2のフィルターを通すと、肺胞浸潤好酸球が減少したため、実施例2のフィルターが自動車排出粒子中のアレルギー促進物質を除去していることがわかる。
図6は、各試験群の肺組織病理像を示す。右上の写真は、DEPを含んだダニ溶液の投与でマウス肺への好酸球浸潤の増加が認められるが、右下の実施例2のフィルターでろ過した場合は、このような湿潤が無いので、実施例2のフィルターは自動車排出粒子中のアレルギーを促進する物質を除去していることが分かる。
なお、これらの試験で実施例2のフィルターは、DEPのみを濾過したもので、実際の使用に当ってはダニを含んだDEPが濾過されるので、そのフィルターの有無の差はより効果的であると推定される。
Claims (5)
- 少なくとも、繊維長1〜15mm、単糸繊径10〜75μmの熱接着性複合繊維を主体とするエアレイド不織布からなる、下層および上層と、該上下層に挟まれて非晶質鉄水酸化物または該非晶質鉄水酸化物および活性炭粒子を主成分とする機能性粒子を含む中間層からなり、該熱接着性複合繊維が熱接着固定されていることを特徴とするアレルギー発症予防用フィルター。
- 中間層には、さらに繊維長1〜15mm、単糸繊径30〜70μmの熱接着性複合繊維が含有されており、該熱接着性複合繊維も熱接着固定されている請求項1記載のアレルギー発症予防用フィルター。
- 流体流出側である最下層側にメルトブロー不織布を設けた請求項1または2に記載のアレルギー発症予防用フィルター。
- 空気などの気体を浄化する請求項1〜3いずれかに記載のアレルギー発症予防用フィルター。
- 水などの液体を浄化する請求項1〜3いずれかに記載のアレルギー発症予防用フィルター。
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