JP2009212293A - 基板処理装置用の部品及び基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエハへの微小なパーティクルの付着を防止できる基板処理装置用の部品を提供する。
【解決手段】ウエハWにプラズマエッチングを施す基板処理装置が備えるチャンバ11を被覆するイットリア皮膜50は、内壁に積層されたイットリア基層51と、該イットリア基層51の少なくとも一部に積層されたイットリア上層52とからなり、イットリア上層52の構造は、イットリア層を構成する粒子の大きさが250nm以上であることによりイットリア基層51の構造よりも疎である。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板処理装置用の部品及び基板処理装置に関し、特に、イットリア皮膜を備える基板処理装置用の部品に関する。
基板処理装置は、基板としての半導体デバイス用のウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)を収容する処理容器を備え、該処理容器内においてウエハにプラズマ処理を施す。処理容器内においてウエハにプラズマ処理が施される際、処理容器内の部品はプラズマのイオンによってスパッタされる。部品がイオンによってスパッタされると、部品にダメージが生じ、該ダメージが生じた部品の一部が剥がれてパーティクルを発生し、該パーティクルがウエハに付着する虞がある。ウエハにパーティクルが付着すると、該ウエハから製造される半導体デバイスにおいて配線短絡が発生し、半導体デバイスの歩留まりが低下してしまう。
そこで、パーティクルの発生を防止すべく、処理容器内の部品として、プラズマに対する耐性の高いイットリア(Y)皮膜で被覆された部品が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、ウエハへのパーティクルの付着を防止すべく、ISPM(In Situ Particle Monitor)による処理容器内のパーティクルの検知が行なわれている。具体的には、ウエハへ枚葉でプラズマ処理を施している際に、ISPMにより処理容器内のパーティクルが検知された場合、例えば、プラズマ処理を停止する措置をとる。この停止措置により、次に処理予定であったウエハへのパーティクルの付着を防止できるため、半導体デバイスの歩留まりの低下を防止することができる。なお、通常、ISPMで検出可能なパーティクルの大きさの下限値は150nmである。
特開2003−321760号公報
しかしながら、上述のように、プラズマに対する耐性の高いイットリア皮膜を備えた部品であっても、例えば、ウエハに様々なプラズマ処理が繰り返し施される場合、部品が様々なプラズマのイオンによって激しくスパッタされるため、部品の表面のイットリア皮膜にダメージが生じ、該イットリア皮膜の表層が剥がれてパーティクルが発生することがある。
一方、上述のように、ISPMで検出可能なパーティクルの大きさの下限値は約150nmであるが、通常、イットリア皮膜の構造は密であるため、該イットリア皮膜から発生するパーティクルは微小で、その大きさは100nmより小さい。このため、ISPMではイットリア皮膜から発生する微小なパーティクルを検出することができない。
したがって、ISPMを用いても、処理容器内において、イットリア皮膜を有する部品からの微小なパーティクルの発生を検知することができず、ウエハへの微小なパーティクルの付着を防止することができない。
本発明の目的は、ウエハへの微小なパーティクルの付着を防止できる基板処理装置用の部品及び基板処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板処理装置用の部品は、基板を収容する処理容器を備え、前記処理容器内において前記基板にプラズマ処理を施す基板処理装置用の部品であって、前記処理容器内に配置され、基材と該基材を被覆するイットリア皮膜とを有し、前記イットリア皮膜は、前記基材に積層された第1のイットリア層と、前記第1のイットリア層の少なくとも一部に積層された第2のイットリア層とからなり、前記第2のイットリア層の構造は前記第1のイットリア層の構造よりも疎であることを特徴とする。
請求項2記載の基板処理装置用の部品は、請求項1記載の基板処理装置用の部品において、前記第2のイットリア層を構成する粒子の大きさは250nm以上であることを特徴とする。
請求項3記載の基板処理装置用の部品は、請求項1又は2記載の基板処理装置用の部品において、前記第1のイットリア層を構成する粒子の大きさは100nmよりも小さいことを特徴とする。
請求項4記載の基板処理装置用の部品は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置用の部品において、前記基板処理装置は、前記処理容器内に配されて前記基板を載置する載置面を有する載置台と、前記処理容器に連結されて前記処理容器内のガスを排出する排気装置とを備え、前記第2のイットリア層は、前記載置面及び前記排気装置の間に配されることを特徴とする。
請求項5記載の基板処理装置用の部品は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板処理装置用の部品において、前記処理容器の内壁であることを特徴とする。
請求項6記載の基板処理装置用の部品は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板処理装置用の部品において、前記処理容器内に配される試験片であることを特徴とする。
請求項7記載の基板処理装置用の部品は、請求項6記載の基板処理装置用の部品において、前記処理容器は、内部にプラズマが進入する副処理容器を備え、前記試験片は副処理容器内に配されることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8記載の基板処理装置は、基板を収容する処理容器を備え、前記処理容器内において前記基板にプラズマ処理を施す基板処理装置であって、前記処理容器内に配置され、基材と該基材を被覆するイットリア皮膜とを有する部品を備え、前記イットリア皮膜は、前記基材に積層された第1のイットリア層と、前記第1のイットリア層の少なくとも一部に積層された第2のイットリア層とからなり、前記第2のイットリア層の構造は前記第1のイットリア層の構造よりも疎であることを特徴とする。
請求項1記載の基板処理装置用の部品及び請求項8記載の基板処理装置によれば、基材を被覆するイットリア皮膜は、基材に積層された第1のイットリア層と、該第1のイットリア層の少なくとも一部に積層された第2のイットリア層とからなるので、第2のイットリア層が積層されていない第1のイットリア層の表層及び第2のイットリア層の表層はプラズマに晒される。第2のイットリア層の構造は第1のイットリア層の構造よりも疎であるため、これらがプラズマに晒された場合、第2のイットリア層が第1のイットリア層よりも先に剥がれ、且つ第2のイットリア層からは比較的大きなパーティクルが発生する。比較的大きなパーティクルは従来のISPMによっても検知可能であるので、従来のISPMによって第1のイットリア層の剥がれを先取りして検知することができ、例えば、以降のプラズマ処理を停止することにより、第1のイットリア層から発生する微小なパーティクルの発生を防止できる。その結果、基板への微小なパーティクルの付着を防止できる。
請求項2記載の基板処理装置用の部品によれば、第2のイットリア層を構成する粒子の大きさは250nm以上なので、第2のイットリア層から発生するパーティクルの大きさは250nm以上となる。一方、従来のISPMで検出可能なパーティクルの大きさの下限値は150nmである。したがって、従来のISPMによって第2のイットリア層から発生するパーティクルを確実に検知することができる。
請求項4記載の基板処理装置用の部品によれば、第2のイットリア層は、基板を載置する載置面及び処理容器内のガスを排出する排気装置の間に配される。第2のイットリア層から発生したパーティクルは、排気装置によって排出されるガスに巻き込まれて処理容器外へ排出されるので、載置面へ回り込むことがない。したがって、第2のイットリア層から発生したパーティクルの基板への付着を防止することができる。
請求項5記載の基板処理装置用の部品によれば、該部品は処理容器の内壁であるので、従来のISPMによって処理容器の内壁から発生するパーティクルを検出することによって、処理容器の内壁の消耗の程度を検知することができる。
請求項6記載の基板処理装置用の部品によれば、該部品は処理容器内に配される試験片であるので、従来のISPMによって試験片から発生するパーティクルを検出することによって、処理容器の消耗の程度を間接的に検知することができる。
請求項7記載の基板処理装置用の部品によれば、処理容器は内部にプラズマが進入する副処理容器を備え、部品は副処理容器内に配される試験片である。したがって、試験片が処理容器内のガスの流れを阻害するのを防止しつつ、従来のISPMによって第2のイットリア層から発生するパーティクルを検知することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る基板処理装置用の部品について説明する。
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置用の部品が適用される基板処理装置の概略構成を示す断面図である。この基板処理装置は基板としてのウエハにプラズマエッチングを施すように構成されている。
図1において、基板処理装置10は、例えば、直径が300mmのウエハWを収容するチャンバ11(処理容器)を有し、該チャンバ11内には、頂部の載置面にウエハWを載置する円柱状のサセプタ12(載置台)が配置されている。さらに、基板処理装置10では、チャンバ11の内側壁とサセプタ12の側面とによって、サセプタ12上方のガスをチャンバ11の外へ排出する流路として機能する側方排気路13が形成される。この側方排気路13の途中には排気プレート14が配置される。
排気プレート14は多数の孔を有する板状部材であり、チャンバ11を上部と下部に仕切る仕切り板として機能する。排気プレート14によって仕切られたチャンバ11の上部(以下、「反応室」という。)15にはプラズマが発生するが、排気プレート14が反応室15に発生するプラズマを捕捉又は反射して、チャンバ11の下部(以下、「排気室」という。)16へのプラズマの漏洩を防止する。
また、チャンバ11内のサセプタ12には下部高周波電源17が下部整合器18を介して接続されており、該下部高周波電源17は所定の高周波電力をサセプタ12に供給する。これにより、サセプタ12は下部電極として機能する。また、下部整合器18は、サセプタ12からの高周波電力の反射を低減して高周波電力のサセプタ12への供給効率を最大にする。
サセプタ12の上部には、静電電極板19を内部に有する静電チャック20が配置されている。静電チャック20は或る直径を有する下部円板状部材の上に、該下部円板状部材より直径の小さい上部円板状部材を重ねた形状を呈する。なお、静電チャック20はセラミックで構成されている。サセプタ12にウエハWを載置するとき、該ウエハWは静電チャック20における上部円板状部材の上に配される。
また、静電チャック20では、静電電極板19に直流電源21が電気的に接続されている。静電電極板19に正の直流高電圧が印加されると、ウエハWにおける静電チャック20側の面(以下、「裏面」という。)には負電位が発生して静電電極板19及びウエハWの裏面の間に電位差が生じ、該電位差に起因するクーロン力又はジョンソン・ラーベック力により、ウエハWは静電チャック20における上部円板状部材の上において吸着保持される。
さらに、静電チャック20には、吸着保持されたウエハWを囲うように、円環状のフォーカスリング22が載置される。フォーカスリング22は、導電性部材、例えば、シリコンからなり、反応室15においてプラズマをウエハWの表面に向けて収束し、プラズマエッチングの効率を向上させる。
また、サセプタ12の内部には、例えば、円周方向に延在する環状の冷媒室23が設けられる。この冷媒室23には、チラーユニット(図示しない)から冷媒用配管24を介して低温の冷媒、例えば、冷却水やガルデン(登録商標)が循環供給される。該低温の冷媒によって冷却されたサセプタ12は静電チャック20を介してウエハW及びフォーカスリング22を冷却する。
静電チャック20における上部円板状部材上面のウエハWが吸着保持される部分(以下、「吸着面」という。)には、複数の伝熱ガス供給孔25が開口している。これら複数の伝熱ガス供給孔25は、伝熱ガス供給ライン26を介して伝熱ガス供給部(図示しない)に接続され、該伝熱ガス供給部は伝熱ガスとしてのヘリウム(He)ガスを、伝熱ガス供給孔25を介して吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給する。吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給されたヘリウムガスはウエハWの熱を静電チャック20に効果的に伝達する。
チャンバ11の天井部には、サセプタ12と対向するようにシャワーヘッド27が配置されている。シャワーヘッド27には上部整合器28を介して上部高周波電源29が接続されており、上部高周波電源29は所定の高周波電力をシャワーヘッド27に供給するので、シャワーヘッド27は上部電極として機能する。なお、上部整合器28の機能は上述した下部整合器18の機能と同じである。
シャワーヘッド27は、多数のガス穴30を有する天井電極板31と、該天井電極板31を着脱可能に釣支するクーリングプレート32と、該クーリングプレート32を覆う蓋体33とを有する。また、該クーリングプレート32の内部にはバッファ室34が設けられ、このバッファ室34には処理ガス導入管35が接続されている。シャワーヘッド27は、処理ガス導入管35からバッファ室34へ供給されたガスをガス穴30を介して反応室15内へ供給する。この基板処理装置10では、サセプタ12及びシャワーヘッド27に高周波電力を供給して、反応室15内に高周波電力を供給することにより、該反応室15内においてシャワーヘッド27から供給された処理ガスを高密度のプラズマにしてウエハWにプラズマエッチングを施す。
また、排気室16にはチャンバ11内のガスを排出する排気系36(排気装置)が接続される。排気系36は粗引きライン37と本排気ライン38とを有する。粗引きライン37はドライポンプ(DP)(図示しない)に接続されてチャンバ11内を粗引きする。本排気ライン38はターボ分子ポンプ(TMP)39を有し、該TMP39によってチャンバ11内を高真空引きする。具体的には、DPはチャンバ11内を大気圧から中真空状態(例えば、1.3×10Pa(0.1Torr)以下)まで減圧し、TMPはDPと協働してチャンバ11内を中真空状態より低い圧力である高真空状態(例えば、1.3×10−3Pa(1.0×10−5Torr)以下)まで減圧する。また、本排気ライン38は粗引きライン37と接続する分岐ライン40を有し、粗引きライン37及び分岐ライン40には各ラインを遮断可能なバルブV1,V2が配されている。なお、チャンバ11内の圧力はAPCバルブ(図示しない)によって制御される。
さらに、粗引きライン37の途中には、ISPM41が配設される。ISPM41は、粗引きライン37の中心軸に向けてレーザ光を照射するレーザ光発振装置(図示しない)と、粗引きライン37の中心軸及びレーザ光の交差部に焦点を有する光電子倍増管(図示しない)とを有する。光電子倍増管は、粗引きライン37内において、照射されたレーザ光をパーティクルが通過する際に発生する散乱光や、パーティクルによって減衰されたレーザ光を受光する。受光された散乱光や減衰光は電気信号に変換されてPC(図示しない)に送信される。該PCは送信された電気信号に基づいて粗引きライン37内を流れるパーティクルの数や大きさを検出する。排気系36はチャンバ11内のガスを、パーティクルを含めて排出するので、ISPM41はチャンバ11内に発生するパーティクルを検出することができる。また、ISPM41は、本排気ライン38の途中に設けてもよい。
ここで、光電子倍増管の分解能には限界があり、ISPM41で検出可能なパーティクルの大きさの下限値は150nmである。また、本発明者らはISPM41の検出効率を評価すべく各種実験を行なったところ、ISPMの検出効率は、パーティクルの大きさが300nmの場合に約80%であり、パーティクルの大きさが250nmの場合に約50%であり、パーティクルの大きさが200nmの場合に約1%であることを確認した。
また、基板処理装置10では、チャンバ11の内壁(基材)がイットリア皮膜50で被覆されている(図2)。イットリア皮膜50は、チャンバ11の内壁の全面に積層されたイットリア基層51(第1のイットリア層)と、イットリア基層51の一部に積層されたイットリア上層52(第2のイットリア層)とからなる。イットリア基層51は通常のイットリア層であり、微小なポア(図示しない)が存在する、所謂「密」の構造を有している。一方、イットリア上層52は、イットリア基層51と比較して、図2に示すように、より大きいポアが存在する、所謂「疎」の構造を有している。具体的には、イットリア基層51を構成する粒子の大きさは100nmよりも小さく、イットリア上層52を構成する粒子の大きさは250nm以上である。
イットリア皮膜50では、イットリア上層52が側方排気路13に面するように配置される。具体的には、図1中の上下方向に関し、サセプタ12の載置面及び排気プレート14の間に配される。
基板処理装置10において、サセプタ12及びシャワーヘッド27に高周波電力が供給されると、上述したように、チャンバ11内(反応室15)にはプラズマが発生する。発生したプラズマは、ウエハW表面やチャンバ11の内壁に印加されたバイアス電圧によって、図中の白抜き矢印で示すように、チャンバ11の内壁等に衝突し、イットリア皮膜50はプラズマのイオンにより物理的にスパッタされる(図3(A))。
イットリア上層52は「疎」の構造を有しているため、「密」の構造を有するイットリア基層51より物理的衝撃に対する耐性が低く、プラズマのスパッタによってイットリア基層51より先にその一部が剥がれてパーティクルを発生する(図3(B)参照)。また、イットリア上層52はその構造に起因して比較的大きく剥がれるため、イットリア上層52からは比較的大きなパーティクル、具体的には大きさが250nm以上のパーティクルが発生する。
その後、イオンによるスパッタが継続されると、図3(C)に示すように、イットリア上層52のみならず、イットリア基層51からもパーティクルが発生する。イットリア基層51は「密」の構造を有しているため、イットリア基層51からは微小なパーティクル、具体的には大きさが100nmよりも小さいパーティクルが発生する(図3(C)参照)。
ここで、ISPM41が検知可能なパーティクルの大きさの下限値は150nmであるため、イットリア基層51から発生する、大きさが100nmよりも小さいパーティクルはISPM41では検知することができない。一方、イットリア上層52から発生する、大きさが250nm以上のパーティクルは約50%という高い検出効率でISPM41によって検知することができる。
上述したように、イットリア上層52からはイットリア基層51よりも先にパーティクルが発生するため、イットリア上層52から発生したパーティクルが検知された状態は、イットリア基層51からパーティクルが発生する可能性が高くなった状態と考えることができる。したがって、基板処理装置10では、ISPM41によってイットリア上層52から発生するパーティクルを検知すれば、イットリア基層51からのパーティクルの発生を先取りして検知することができる。
また、パーティクルを発生し続ければイットリア上層52は消耗し、イットリア上層52はチャンバ11の内壁の構成要素であるため、イットリア上層52から発生するパーティクルを検知することによって、チャンバ11の内壁の消耗の程度を検知することができる。
以上より、ISPM41によってイットリア上層52から発生するパーティクルを検知したときにプラズマエッチングを停止すれば、イットリア基層51からの微小なパーティクルの発生を防止することができる。その結果、ウエハWへの微小なパーティクルの付着を防止することができる。
また、基板処理装置10では、イットリア上層52が側方排気路13に面するように配置されるので、イットリア上層52から発生した比較的大きなパーティクルは、排気ライン37を介して排出されるガスに巻き込まれてチャンバ11内から排出される。ここで、イットリア上層52は側方排気路13においてサセプタ12の載置面及び排気プレート14の間に配されるため、イットリア上層52から発生した比較的大きなパーティクルは載置面より上方、すなわち、ウエハW上に回り込むことがなく、もって、イットリア上層52から発生する比較的大きなパーティクルのウエハWへの付着を防止することができる。なお、イットリア上層52の配置場所は側方排気路13に面する位置に限られないが、チャンバ11内のプラズマに晒される箇所であって載置面より下方の箇所である必要がある。
上述した本実施の形態では、チャンバ11の内壁がイットリア上層52を有したが、該イットリア上層52をチャンバ11の内壁に配置する代わりに、図4に示すように、基材61をイットリア皮膜50で被覆した試験片60(図5参照)をチャンバ11内に、例えば、側方排気路13に配置してもよい。該試験片60をチャンバ11内に配置することにより、チャンバ11の構成部材の消耗の程度を間接的に検知することができる。この場合、イットリア上層52は、試験片60のチャンバ11内に露出しているいずれの面に設けてもよいが、特に、図5に示すように、プラズマの密度が高いウエハW上の空間と対向する面64にイットリア上層52を設けることによってイットリア上層52を確実にスパッタさせてチャンバ11の構成部材の消耗の程度を適格に検知することができる。
また、試験片60は必ずしもチャンバ11内に設ける必要はない。例えば、図6に示すように、内部が側方排気路13と連通するサブチャンバ70(副処理容器)をチャンバ11の側面に設け、該サブチャンバ70内に試験片60を配置してもよい。サブチャンバ70は、チャンバ11内のガスの排気路上に存在しないので、チャンバ11内のガスの流れが試験片60によって阻害されることがない。また、サブチャンバ70内部は側方排気路13と連通するため、サブチャンバ70内部にはプラズマが進入する。したがって、サブチャンバ70内の試験片60におけるイットリア上層52からもパーティクルが発生するため、サブチャンバ70内に試験片60を配置することによってもチャンバ11の構成部材の消耗の程度を間接的に検知することができる。なお、副処理容器の内壁にイットリア上層52を設けてもよい。
また、上述した本実施の形態では、イットリア皮膜50がプラズマエッチングをウエハWに施す基板処理装置10に適用されたが、該イットリア皮膜50はプラズマを用いる他の処理、例えば、CVD処理をウエハWに施す基板処理装置に適用してもよい。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置用の部品が適用される基板処理装置の概略構成を示す断面図である。 図1におけるA部の拡大図である。 図2のイットリア皮膜におけるイットリア基層やイットリア上層からのパーティクルの発生を説明するための図である。 図1の基板処理装置の第1の変形例の概略構成を示す断面図である。 図4におけるB部の拡大図である。 図1の基板処理装置の第2の変形例の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
W ウエハ
10 基板処理装置
11 チャンバ
12 サセプタ
15 反応室
36 排気系
41 ISPM
50 イットリア皮膜
51 イットリア基層
52 イットリア上層
60 試験片
70 サブチャンバ

Claims (8)

  1. 基板を収容する処理容器を備え、前記処理容器内において前記基板にプラズマ処理を施す基板処理装置用の部品であって、
    前記処理容器内に配置され、
    基材と該基材を被覆するイットリア皮膜とを有し、
    前記イットリア皮膜は、前記基材に積層された第1のイットリア層と、前記第1のイットリア層の少なくとも一部に積層された第2のイットリア層とからなり、
    前記第2のイットリア層の構造は前記第1のイットリア層の構造よりも疎であることを特徴とする基板処理装置用の部品。
  2. 前記第2のイットリア層を構成する粒子の大きさは250nm以上であることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置用の部品。
  3. 前記第1のイットリア層を構成する粒子の大きさは100nmよりも小さいことを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理装置用の部品。
  4. 前記基板処理装置は、前記処理容器内に配されて前記基板を載置する載置面を有する載置台と、前記処理容器に連結されて前記処理容器内のガスを排出する排気装置とを備え、
    前記第2のイットリア層は、前記載置面及び前記排気装置の間に配されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置用の部品。
  5. 前記処理容器の内壁であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板処理装置用の部品。
  6. 前記処理容器内に配される試験片であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板処理装置用の部品。
  7. 前記処理容器は、内部にプラズマが進入する副処理容器を備え、
    前記試験片は副処理容器内に配されることを特徴とする請求項6記載の基板処理装置用の部品。
  8. 基板を収容する処理容器を備え、前記処理容器内において前記基板にプラズマ処理を施す基板処理装置であって、
    前記処理容器内に配置され、基材と該基材を被覆するイットリア皮膜とを有する部品を備え、
    前記イットリア皮膜は、前記基材に積層された第1のイットリア層と、前記第1のイットリア層の少なくとも一部に積層された第2のイットリア層とからなり、
    前記第2のイットリア層の構造は前記第1のイットリア層の構造よりも疎である特徴とする基板処理装置。
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