JP2009211589A - 製品の製造方法、製造システム及びプログラム - Google Patents

製品の製造方法、製造システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】客先における不良品の発生を低減することができる製品の製造方法、製造システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】製品の製造方法において、製品を作製する作製工程と、この製品を検査する第1の検査工程と、第1の検査工程において基準を満たした製品のうち、一部の製品について検査する第2の検査工程と、を設ける。そして、製品に関する情報と第2の検査工程の検査結果との相関関係に基づいて、第1の検査工程における基準を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品の製造方法、製造システム及びプログラムに関し、特に、完成品の検査を行う製品の製造方法、製造システム及びプログラムに関する。
PC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)、携帯電話、DVDレコーダー等の組立系製品、すなわち、別個に作製された複数の部品が最終工程において組立てられることにより製造される製品においては、組立前の部品の段階で組立後の完成品の良否判定を行うことは難しい。このため、完成品の良否は、完成品を使用したエージング検査によらなければ効果的に判定できない場合が多い。そこで従来は、完成品についてエージング検査を行い、良品となった製品のみを出荷していた。
しかしながら、この従来の方法には以下に示すような問題点がある。すなわち、エージング検査においては、検査時間を長くする等、検査条件を厳しくするほど、検査工程における不良品の発生率が高くなり、客先における不良品の発生率は低くなる。しかし、検査条件を厳しくするほど、本来良品であるはずの製品が不良品と判定される過検出が多くなり、生産性が低下する。また、検査自体に要するコストも増大する。さらに、あまりにも厳しいエージング検査を行った製品は、検査による劣化が無視できなくなり、客先に出荷できなくなるという問題もある。
そこで、実際の検査においては、生産性と客先における不良品の発生率との兼ね合いから、適当な検査条件を設定している(例えば、特許文献1参照。)。このため、どうしても、客先において一定の割合で不良品が発生してしまう。
特開2005−190026号公報
本発明の目的は、客先における不良品の発生を低減することができる製品の製造方法、製造システム及びプログラムを提供することである。
本発明の一態様によれば、製品を作製する作製工程と、前記製品を検査する第1の検査工程と、前記第1の検査工程において基準を満たした製品のうち、一部の製品について検査する第2の検査工程と、を備え、前記製品に関する情報と前記第2の検査工程の検査結果との相関関係に基づいて、前記第1の検査工程における前記基準を調整することを特徴とする製品の製造方法が提供される。
本発明の他の一態様によれば、製品を作製する作製手段と、前記製品を検査する第1の検査手段と、前記第1の検査手段が基準を満たしていると判定した製品のうち、少なくとも一部の製品について検査を行う第2の検査手段と、前記製品に関する情報と前記第2の検査手段による検査結果との相関関係の有無を判定する判定手段と、を備え、前記判定の結果に基づいて、前記第1の検査手段の前記基準が調整されることを特徴とする製品の製造システムが提供される。
本発明の更に他の一態様によれば、製品を作製する作製手段、前記製品を検査する第1の検査手段、前記第1の検査手段が基準を満たしていると判定した製品のうち、少なくとも一部の製品について検査を行う第2の検査手段を含む製品の製造システムについて、前記第1の検査手段の前記基準を決定するプログラムであって、コンピュータに、前記製品に関する情報を取得すると共に、前記第2の検査手段から検査の結果を取得する手順と、前記製品に関する情報と前記第2の検査の検査結果との相関関係の有無を判定する手順と、前記判定の結果に基づいて前記第1の検査における前記基準を決定する手順と、前記決定された最適な基準を出力する手順と、を実行させることを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、客先における不良品の発生を低減することができる製品の製造方法、製造システム及びプログラムを実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る製品の製造システムを例示するブロック図である。
図1において、製品の流れは実線で示し、情報の流れは破線で示している。
図1に示すように、本実施形態に係る製品の製造システム1においては、製品を作製する作製手段10と、作製手段10が作製した製品を検査する第1の検査手段11と、第1の検査手段11の下流側に配置された第2の検査手段12とが設けられている。第2の検査手段12は、第1の検査手段11が基準を満たしていると判定した製品のうち、一部の製品についてさらに検査を行う手段である。また、製造システム1には、製品に関する情報と第2の検査手段12による検査結果との相関関係の有無を判定する判定手段13が設けられている。また、判定手段13は、第2の検査手段12の検査結果に基づいて、第1の検査手段11の基準を調整する。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る製品の製造システムの動作、すなわち、本実施形態に係る製品の製造方法について説明する。
図2は、本実施形態に係る製品の製造方法を例示するフローチャート図であり、製品処理の流れを示す図であり、
図3は、本実施形態に係る製品の製造方法を例示するフローチャート図であり、情報処理の流れを示す図である。
先ず、製造システム1における製品の流れについて説明する。図2のステップS1に示すように、製造システム1の作製手段10が製品を作製する。次に、ステップS2に示すように、第1の検査手段11が、全ての製品について第1の検査を行う。次に、ステップS3に示すように、ステップS2において良品と判定された製品のうち、一部の製品を抜き取り、第2の検査手段12が第2の検査を施す。次に、ステップS4に示すように、ステップS2において良品と判定された製品のうち、ステップS3に進まなかった製品、及び、ステップS3に進み、ステップS3において良品と判定された製品を、出荷する。
このとき、判定手段13は、以下のような情報処理を行う。すなわち、図3のステップS11に示すように、製品に関する情報及び第2の検査による検査結果を取得する。次に、ステップS12に示すように、製品に関する情報と第2の検査による検査結果との相関関係の有無を判定する。そして、ステップS13に示すように、ステップS12における判定の結果に基づいて、第1の検査手段11による第1の検査(ステップS2)の基準を調整する。具体的には、製品に関する情報のうち、第2の検査の結果が不良となる確率が高い情報を抽出し、この情報と同じ情報を持つ製品群については、第1の検査の基準を厳しくする。基準の調整には、最適な基準を決定することと、決定された最適な基準に合わせて第1の検査手段11の基準を設定することが含まれる。
なお、判定手段13をコンピュータによって構成し、このコンピュータに格納されたプログラムを実行することによって、上述の情報処理を行うこともできる。なお、このコンピュータには、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)等からなる演算部、ROM(Read-Only Memory:読取専用記億装置)及びRAM(Random Access Memory:ランダムアクセス記憶装置)等からなる主記憶装置、ハードディスク等からなる補助記憶装置、並びに入出力インターフェース等が設けられており、バス等を介して相互に接続されている。CPUは、ROMに記憶されているプログラム又は補助記憶装置からRAMにロードされたプログラムに従って、上述の情報処理を行う。また、入出力インターフェースには、キーボード及びマウス等からなる入力部、CRT(Cathode-Ray Tube:陰極線管)又はLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)等のディスプレイ及びスピーカ等からなる出力部、モデム又はLAN(Local Area Network:構内通信網)カード等のネットワークインターフェースカード等から構成される通信部が設けられている。
この場合、このプログラムは、製造システム1について第1の検査手段の基準を決定するプログラムであって、判定手段13を構成するコンピュータに、下記(1)〜(4)の手順を実行させるものである。
(1)製品に関する情報を取得すると共に、第2の検査手段12から第2の検査の検査結果を取得する手順(ステップS11)。
(2)製品に関する情報と第2の検査の検査結果との相関関係の有無を判定する手順(ステップS12)。
(3)上記(2)の判定の結果に基づいて、第1の検査における基準を決定する手順。
(4)上記(3)で決定した基準を出力する手順。
上記(3)において決定される基準は、上記(2)の判定の結果、最適と考えられる基準である。例えば、製品に関する情報のうち、第2の検査手段の検査結果が不良となる確率が高い情報を抽出し、この不良となる確率が高い情報を同じ情報を持つ製品群については、他の製品群よりも基準を厳しくする。なお、第1の検査手段11の基準を、上記(3)で決定された基準に合わせて設定する作業は、判定手段13が決定された基準を第1の検査手段11に対して直接出力することにより自動的に行ってもよく、判定手段13の出力結果に基づいて、工程管理者が手動で行ってもよい。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態においては、製品の製造システム1に第2の検査手段12を設け、第1の検査手段11によって良品と判定された製品のうち、一部の製品を抜き取り、更に検査を行う。これにより、製品の不良発生傾向について、第1の検査手段11のみで検査を行った場合よりも、正確な知見を得ることができる。また、このとき、第2の検査手段12は全ての製品について検査するわけではないため、製品の生産性が大きく低下することがない。そして、判定手段13が製品に関する情報と第2の検査手段12による検査結果との相関関係の有無を判定し、これに基づいて、第1の検査手段11における基準を調整する。このようにして、第2の検査によって得られた知見を、第1の検査にフィードバックすることができる。この結果、第1の検査の効率を向上させ、客先で不良品となる可能性が高い製品をより効果的に摘出することができる。
例えば、本実施形態においては、判定手段13が、製品に関する情報のうち、第2の検査の結果が不良となる確率が高い情報を抽出し、この情報と同じ情報を持つ製品群については、第1の検査の基準を厳しくしている。これにより、不良発生確率が高い製品グループを特定し、この製品グループをより厳密に監視することができる。この結果、全体の生産性を低下させずに、客先での不良品の発生率を低減することができる。
なお、本実施形態においては、判定手段13は、製品に関する情報と第2の検査の結果との相関関係を判定したが、本発明はこれに限定されず、例えば、第1の検査の結果及び第2の検査の結果を総合的に勘案して、製品に関する情報との相関関係を判定してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、本実施形態に係る製品の製造システムを例示するブロック図である。
図4においても、図1と同様に、製品の流れは実線で示し、情報の流れは破線で示している。
図4に示すように、本実施形態に係る製品の製造システム2は、複数種類の部品Aが投入され、これらの部品Aを組み立てることにより、完成品Cを製造するシステムである。そして、製造システム2においては、前述の第1の実施形態に係る製造システム1(図1参照)の構成に加えて、部品情報入力手段14、部品情報データベース15、再組立判断手段16、再組立手段17、再組立履歴データベース18、及び第2検査結果データベース19が設けられている。
なお、「再組立」とは、製品(完成品C)を第1の検査手段11から回収し、製造システム2におけるより上流側の工程に戻すことをいい、例えば、製品を再び第1の検査手段11に投入して再度第1の検査の対象とすること、製品を一旦部品Aに分解して作製手段10に再投入し、部品Aの組合せを変えて再度組立てること、及び製品を部品Aに分解して一部の部品Aについて修理又は交換を行うことが含まれるが、これらに限定されない。
部品情報入力手段14は、作製手段10の上流側に配置されており、部品Aを受け入れ、部品Aに関する情報(以下、「部品情報」という)を電子データとして部品情報データベース15に入力する手段である。部品情報データベース15は、この部品情報を記憶する手段である。再組立判断手段16は、第1の検査手段11において不良品と判定された製品を受け入れ、この製品に対してどのような処置を施すかを判断する手段である。処置の内容には、製品を第1の検査手段11に再投入すること、及び、製品又はその部品を作製手段10に再投入することが含まれる。再組立手段17は、再組立判断手段16の判断に基づいて、処置を実行する手段である。また、再組立手段17は、これらの再組立履歴を電子データとして再組立履歴データベース18に入力する。再組立履歴データベース18は、この再組立履歴を記憶する。第2検査結果データベース19は、第2の検査手段12から第2の検査結果を示す電子データが入力され、これを記憶する。
そして、判定手段20は、部品情報データベース15に蓄積された部品情報、再組立履歴データベース18に蓄積された再組立履歴、第2検査結果データベース19に蓄積された第2の検査結果に基づいて、部品情報及び再組立履歴と第2の検査結果との相関関係の有無を判定し、この判定結果に基づいて、第1の検査手段11における基準を調節する手段である。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る製品の製造システムの動作、すなわち、本実施形態に係る製品の製造方法について説明する。
図5は、本実施形態に係る情報の相関関係を例示する図である。
以下、図4及び図5を参照して説明する。
先ず、図4に示すように、製造システム2が、外部から搬入された複数種類の部品Aを受け入れる。このとき、部品情報入力手段14は、各部品Aの部品情報を電子データとして取得し、部品情報データベース15に入力する。部品情報データベース15は、このデータを記憶する。図5に示すように、部品情報とは、例えば、その部品を製造した部品メーカー、製造拠点、製造ライン、製造日等である。次に、これらの部品Aを作製手段10に搬送する。そして、作製手段10が部品Aを使って完成品Cを組立てる。
次に、第1の検査手段11が、組み立てられた全ての完成品Cについて、第1の検査として例えば複数回のエージング検査を実施する。エージング検査とは、所定の条件下で所定の時間だけ製品を動作させて、不具合が発生するか否かを見極める加速試験である。そして、第1の検査手段11が良品と判定した製品については、一部を抜き取って第2の検査手段12に送り、残部は出荷する。一方、第1の検査手段11が不良品と判定した製品は、再組立判断手段16に送る。
再組立判断手段16は、第1の検査手段11が不良品と判定した製品を受け入れ、これらの製品に対する処置内容を決定する。すなわち、これらの製品を第1の検査手段11に再投入して再検査するか、一部の部品を交換若しくは再加工して作製手段10に再投入するか、又は各部品に分解して作製手段10に再投入するかを決定する。そして、再組立手段17が、決定された再組立内容を実行する。このとき、再組立手段17は再組立履歴を電子データ化し、再組立履歴データベース18に対して出力する。再組立履歴データベース18は、この再組立履歴を記憶する。図5に示すように、再組立履歴とは、例えば、再組立の有無、その製品についての再組立回数、その部品についての使用回数、再組立の内容等である。
一方、第2の検査手段12は、抜き取られた製品に対して、第2の検査として例えば複数回のエージング検査を実施する。そして、第2の検査手段12が良品と判定した製品は、出荷する。このとき、第2の検査手段12は、検査の結果を電子データとして第2検査結果データベース19に対して出力し、第2検査結果データベース19はこの電子データを記憶する。
そして、上述の一連のプロセスにおいて、判定手段20は、部品情報データベース15から部品情報を取得し、再組立履歴データベース17から再組立履歴を取得し、第2検査結果データベース19から第2の検査結果を取得する。次に、これらのデータに基づいて、部品情報及び再組立履歴と第2の検査結果との相関関係の有無を判定する。例えば、図5に示すように、部品情報である部品メーカー、製造拠点、製造ライン及び製造日、並びに、再組立履歴である再組立の有無、製品の再組立回数、部品の使用回数及び再組立内容のうち、第2の検査の結果が不良となる確率(以下、「NG率」という)が高い情報があれば、それを抽出する。次に、この判定の結果に基づいて、第1の検査の基準を調整する。すなわち、新たに第1の検査手段11に送られてきた製品であって、抽出された情報と同じ情報を持つ製品については、第1の検査の基準を厳しくする。
以下、上述の判定方法をより詳細に説明する。
図6は、本実施形態における判定方法を例示するフローチャート図である。
先ず、図6のステップS31に示すように、判定手段20は、第2検査結果データベース19から、第2の検査を受けた製品の製品番号を取得する。次に、ステップS32に示すように、第2検査結果データベース19から、第2の検査の結果を取得する。この結果は、例えば、「良品」又は「不良品」であるとする。
次に、ステップS33に示すように、部品情報データベース15に蓄積された部品情報を製品番号で検索し、該当する部品情報を取得する。本実施形態においては、部品情報とは、上述の如く、部品メーカー、製造拠点、製造ライン、製造日等であるものとする。
次に、ステップS34に示すように、部品メーカー別に第2の検査結果との相関性を調べ、不良品である確率(NG率)が最も高い部品メーカーを抽出する。次に、ステップS35に示すように、製造拠点別に第2の検査結果との相関性を調べ、NG率が最も高い製造拠点を抽出する。以下、同様に、製造ライン、製造日等についても、NG率が最も高い要素を抽出する。有意性の有無は相関係数などで判断する。
次に、ステップS36に示すように、上述の各項目の中からNG率が最も高い項目を選出する。すなわち、最もNG率が高い部品メーカー、最もNG率が高い製造拠点、最もNG率が高い製造ライン、最もNG率が高い製造日等の中から、最もNG率が高い部品情報を選出し、これを「結果A」とする。一例では、「結果A」は、最もNG率が高い部品メーカーである「メーカーA」である。
次に、ステップS37に示すように、再組立履歴データベース17に蓄積された再組立履歴を製品番号で検索し、該当する再組立履歴を取得する。本実施形態においては、再組立履歴とは、上述の如く、再組立有無、再組立回数、使用回数、再組立内容等であるものとする。
次に、ステップS38に示すように、再組立が行われた製品群及び再組立が行われなかった製品群と検査結果との相関性を調べ、NG率が高い方の製品群を抽出する。次に、ステップS39に示すように、再組立回数別に第2の検査結果との相関性を調べ、NG率が最も高い再組立回数を抽出する。以下、使用回数、再組立内容等についても同様に、NG率が最も高い要素を抽出する。有意性の有無は相関係数などで判断する。
次に、ステップS40に示すように、上述の各項目の中から、NG率が最も高い項目を選出する。すなわち、再組立を行った製品群と再組立を行わなかった製品群のうち、よりNG率が高い製品群、最もNG率が高い再組立回数、最もNG率が高い使用回数、最もNG率が高い再組立内容等の中から、最もNG率が高い再組立履歴を選出し、これを「結果B」とする。一例では、「結果B」は、最もNG率が高い再組立回数である「再組立回数2回以上」である。
次に、ステップS41に示すように、上述の「結果A」と「結果B」との組合せを求め、これを「結果C」とする。すなわち、各結果に該当する製品群を集合で表すと、C=A∩Bである。一例では、「結果C」は、「メーカーAの部品を用いて2回以上再組立した製品群」である。
次に、ステップS42に示すように、「結果A」、「結果B」、「結果C」の中から、NG率が最も高いものを選択する。但し、「結果C」のNG率が「結果A」又は「結果B」のNG率と略等しい場合には、「結果A」又は「結果B」を選択する。例えば、「結果C」のNG率が「結果A」のNG率及び「結果B」のNG率よりも高く、その差が有意差であれば、「結果C」を選択する。また、「結果A」のNG率及び「結果C」のNG率が「結果B」のNG率よりも高く、「結果A」のNG率と「結果C」のNG率との差は有意差といえない程度のものであれば、「結果A」を選択する。
次に、ステップS43に示すように、ステップS42において選択した結果を、第1の検査において基準を厳しくする検査対象に決定する。一例では、ステップS42において「結果C」を選択した場合には、ステップS43において、「結果C」、すなわち、「メーカーAの部品を用いて2回以上再組立した製品群」を、上述の検査対象に決定する。
本実施形態によれば、判定手段20が部品情報入力手段14を介して部品情報を取得し、再組立判断手段16を介して再組立履歴を取得する。これにより、基準の調整を精度よく行うことができる。また、部品情報データベース15、再組立履歴データベース18、第2検査結果データベース19が設けられているため、各データを蓄積することができ、判定を高速に行うことができる。また、必要に応じて、過去のデータを参照することができる。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、本実施形態においても、判定手段20をコンピュータによって構成し、このコンピュータがプログラムを実行することにより、上述の基準の決定を行ってもよい。この場合も、製品に関する情報には、部品情報及び再組立履歴が含まれる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図7は、本実施形態に係る製品の製造システムを例示するブロック図である。
図7に示すように、本実施形態に係る製品の製造システム3は、前述の第2の実施形態に係る製造システム2(図4参照)の構成に加えて、第1の検査手段11から第1の検査の結果が入力され、これを記憶する第1検査結果データベース31が設けられている。また、判定手段30は、第2の検査結果の他に、第1検査結果データベース31から読み出した第1の検査結果も参照して、第1の検査の基準を変更する製品群を決定する。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本実施形態に係る製品の製造方法について説明する。
図8は、横軸にエージング検査の順番をとり、縦軸に検査結果をとって、本実施形態における判定方法を例示するグラフ図であり、
図9は、横軸にエージング検査の順番をとり、縦軸に検査結果をとって、本実施形態における他の判定方法を例示するグラフ図である。
なお、図8及び図9の横軸に示す「1」、「2」、「3」は、第1の検査において行われるエージング検査の番号を示し、「4」、「5」、「6」は、第2の検査において行われるエージング検査の番号を示す。また、縦軸は、検査結果を表す指標の値を示している。指標の値が上限値と下限値との間にあれば良品であり、この範囲から外れていれば不良品である。
本実施形態においては、第1の検査手段11及び第2の検査手段12は、判定手段30に対して、検査の結果として、単に「良品」又は「不良品」の判定結果だけでなく、指標の値も出力する。また、判定手段30は、第1の検査結果及び第2の検査結果の双方に基づいて、その製品が良品であるか不良品であるかを判定する。
具体的には、判定手段30は、第2の検査結果が不良であれば、その製品は不良品とする。また、図8に示すように、第2の検査の結果が不良となっていなくても、n点(nは2以上の整数)連続で増加又は減少しており、上限値又は下限値に近づきつつある場合には、異常傾向を示す製品であると認識し、不良品とみなす。更に、他の製品に比べて指標の値のばらつきが大きい製品も、特性が不安定である製品と認識し、不良品とみなす。更にまた、図9に示すように、エージング検査間で上限値及び下限値の値が異なる場合には、上限値及び下限値を表す階段状の線に検査結果を表すプロットを波形マッチングして、上述の異常傾向を示す製品又は性能が不安定である製品であるか否かを判定する。本実施形態における上記以外の動作は、前述の第2の実施形態と同様である。
例えば、エージング検査の進行に伴って特性が変化する製品は、検査の時点では指標の値が許容範囲内にあっても、客先において許容範囲外の値となり、不良品となる可能性が高い。本実施形態によれば、第1の検査結果及び第2の検査結果を総合的に考慮して、特性の変化を観察することにより、このような製品を不良品として除去することができる。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
なお、本実施形態においても、判定手段30をコンピュータによって構成し、このコンピュータがプログラムを実行することにより、上述の基準の決定を行ってもよい。この場合も、第2の検査結果の他に、第1の検査結果も参照して、第1の検査の基準を決定する。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図10は、本実施形態に係る製品の製造方法を例示する図である。
図10に示すように、本実施形態に係る製品の製造システムにおいては、部品投入→組立→製造検査→品質保証検査→出荷という流れで、処理が進んでいく。以下、詳細に説明する。
先ず、部品を受け入れる。
ステップS51に示す部品受入工程において、複数種の部品を受け入れる。このとき、前述の第2の実施形態と同様に、部品情報入力手段14(図4参照)が部品情報を取得し、部品情報データベース15に入力する。部品情報は、例えば、部品メーカー、製造拠点、製造ライン、製造日、製造検査データ等である。
次に、製品の組立を行う。
ステップS52に示す組立工程1において、部品Aを組み立てる。次に、ステップS53に示す組立工程2において、上述の部品Aを部品Bに取り付ける。次に、ステップS54に示す組立工程3において、部品Cを取り付ける。これにより、製品が作製される。なお、ここでは組立工程を3つとしたが、これに限らない。
なお、この組立プロセスにおいても複数の検査を実施する。但し、これらの検査は、部品の異常品を除外するための検査であり、完成品としての製品を評価する検査ではない。
次に、製造検査を行う。
製造検査においては、エージング検査として、完成した製品を実際に動作させて、その性能を評価する。例えば、製品(完成品)がHDDである場合には、この完成品に対して例えば実際にデジタルデータの書き込み及び読み取りを行い、データの読み書きが正確にできるかどうかを検査する。評価の指標には、例えば、データの書き込み時間、読み取り時間、書き込み失敗回数、読み取り失敗回数などを用いる。製造検査においては、このようなエージング検査を複数回実施する。
先ず、ステップS55に示す製造検査工程1において、例えば温度、気圧、湿度、クリーン度等が適度に維持された通常の室内環境下で数日間にわたって連続してデータの書き込み及び読み出しを行う。この検査は、製品の性能を確認する最も主要な検査である。製造検査工程1で合格した製品は、次に、ステップS56に示す製造検査工程2に進む。製造検査工程2において、例えば温度、気圧、湿度、クリーン度等が通常想定できる範囲の最高水準(または最低水準)に設定された環境下でデータの書き込み及び読み出しを実行する。この検査は、厳しい温度、気圧、湿度、クリーン度等の環境条件下での動作を保証するための耐性検査である。製造検査工程2で合格した製品は、次に、ステップS57に示す製造検査工程3において、一部又は全部の品種について、追加のエージング検査を行う。製造検査工程3では製造検査工程1と同様に通常の室内環境下での性能検査をもう一度行う。製造検査工程2で合格した製品が製造検査工程3に進むか、これを飛ばして製造検査工程4に進むかは製品の品種により規定される。
その後、必要に応じて、エージング検査以外の検査を行う。製造検査工程3で合格した製品は、次に、ステップS58に示す製造検査工程4(出荷検査)において、その製品が最終的に出荷できる状態になっているかどうかをチェックする。このような製造検査において、上述の各エージング検査の結果は、第1検査結果データベースに電子データとして蓄積される。
そして、上述の各エージング検査、すなわち、製造検査工程1、製造検査工程2、製造検査工程3においてそれぞれ不良品と判定された製品は、ステップS59に示す再組立判断工程に送られ、その検査結果と再組立履歴に応じて、どのような再組立処置を行うのかが決定される。再組立処置の内容は、大別すると、(1)再検査、(2)部品交換、(3)部品廃棄、(4)再加工、(5)分解、に分類される。
上記(1)の「再検査」は、もう一度製造検査を行う処置である。「再検査」の場合は、再組立判断後、エージング検査(製造検査工程1)に再投入される。上記(2)の「部品交換」は、問題のある部品を取り外し、再組立用在庫部品と交換し取り付ける処置である。取り外した部品は再組立用在庫部品として再活用する。上記(3)の「部品廃棄」は、問題のある部品を交換する点は上記(2)と同じであるが、再組立用在庫部品ではなく新品の部品と交換する点が異なる。この場合、取り外した部品は廃棄する。上記(4)の「再加工」は、加工をやり直す処置である。上記(5)の「分解」は、製品を部品単位に分解し、分解した部品をそれぞれ再組立用在庫部品として再活用する処置である。
上記(1)の「再検査」の場合は、直接製造検査工程1に再投入される。一方、上記(2)〜(5)の場合は、ステップS60に示す再組立工程に送られ、再組立手段17(図4参照)が各工程に再投入する。そして、ステップS60で(2)部品交換または(3)部品廃棄の再組立処置を実施した場合は、交換する部品の種類によってそれぞれ適切な組立工程に再投入される。すなわち、部品Aを対象とする場合は組立工程1に、部品Bを対象とする場合は組立工程2に、部品Cを対象とする場合は組立工程3に投入される。このとき、再組立手段17は、再組立履歴を再組立データベース18に蓄積する。再組立履歴とは、例えば、再組立の有無、その製品についての再組立回数、その部品についての使用回数、処理の内容等である。
一方、製造検査において良品と判定された製品のうち、一部の製品は抜き取られて品質保証検査に進み、残りの製品はそのまま出荷される。
そして、抜き取られた製品について、品質保証検査を行う。
品質保証検査においては、ステップS61に示す品質保証検査工程1において、品質保証検査に投入された全ての製品に対して、客先に保証しているパフォーマンスを満たしているか否かを確認する。この検査項目は、上述の製造検査工程1の検査項目と同様である。
この品質保証検査工程1で良品と判定された製品のうち、一部の製品は抜き取られてステップS62に示す品質保証検査工程2またはステップS63に示す品質保証検査工程3に進み、残りの製品はそのまま出荷される。品質保証検査工程2に進むか、品質保証検査工程3に進むかの選択は無作為である。品質保証検査工程2において、例えば、温度、気圧、湿度、クリーン度等が通常想定できる範囲の最高水準(または最低水準)に設定された環境下でデータの書き込み及び読み出しを実行する。この検査は、厳しい温度、気圧、湿度、クリーン度等の環境条件化での動作を保証するための検査であり、客先に保証しているパフォーマンスを満たしているか否かを確認する。この検査項目は、上述の製造検査工程2の検査項目と同様である。品質保証検査工程1と品質保証検査工程2は製造検査工程1と製造検査工程2と同様に、環境条件が異なる。品質保証検査工程で合格した製品は出荷工程に進む。
一方、上述したように、品質保証検査工程1で良品と判定された製品のうち、一部は品質保証検査工程3に進む。この検査は長期信頼性試験であり、データの書き込み・読み取りを相当の長期間連続して行う過酷な検査である。この検査で合格した製品は、ステップS64に示す品質保証検査工程4に進む。品質保証検査工程4は品質保証検査工程1と同じ内容の検査である。これは品質保証検査工程3を実施する前後の変動を確認するために行われている。この検査後は、良品であっても出荷されず、廃棄処分とする。
なお、上記品質保証検査工程1、2、3のいずれかで不合格となった製品はそれぞれ廃棄処分となる。
そして、品質保証検査における上述の各検査の結果は、第2検査結果データベースに蓄積される。そして、判定手段が、前述の第2又は第3の実施形態と同様な手順により、部品情報及び再組立履歴と検査結果との相関関係の有無を判定し、その結果に基づいて、製造検査の各検査工程の基準を調整する。例えば、不良品が発生する確率が高い集団については、製造検査における基準を厳しくする。一例では、評価結果を表す指標の値について、その上限値を減少させ下限値を増加させることにより、許容範囲を狭くする。
本実施形態によれば、製品を製造する際に、効率的な検査を行うことができる。また、品質保証検査において、製造検査におけるどの検査よりも厳しい条件の検査として、品質保証検査工程3(ステップS63)を実施することにより、製品の不良発生傾向について、より正確な知見を得ることができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1乃至第3の実施形態と同様である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略、条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
前述の第4の実施形態はあらゆる製品に適用可能である。特に、本発明は、PC、携帯電話、HDD、DVDレコーダー等の電子機器のように、複数の部品を組み立てて作製する組立系製品に好適に適用できる。
また、前述の第2乃至第4の実施形態においては、部品情報として、部品メーカー、製造拠点、製造ライン、製造日を用いる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、その部品を作製したロットの情報を含めてもよい。また、再組立履歴として、再組立の有無、再組立回数、使用回数、再組立内容を用いる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば再組立日を再組立履歴に含めてもよい。
更に、検査結果との相関関係を調べる対象は部品情報及び再組立履歴に限定されず、例えば、部品受入工程において受入検査を実施してその結果を用いてもよく、組立工程における各試験の結果を用いてもよい。
更にまた、前述の各実施形態においては、第1の検査における基準の調整として、不良品が発生する確率が高い集団(製品群)に対する基準を厳しくする例を示したが、本発明はこれに限定されず、逆に、不良品が発生する確率が相対的に低い集団に対する基準を緩くしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る製品の製造システムを例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る製品の製造方法を例示するフローチャート図であり、製品処理の流れを示す図である。 第1の実施形態に係る製品の製造方法を例示するフローチャート図であり、情報処理の流れを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る製品の製造システムを例示するブロック図である。 第2の実施形態に係る情報の相関関係を例示する図である。 第2の実施形態における判定方法を例示するフローチャート図である。 本発明の第3の実施形態に係る製品の製造システムを例示するブロック図である。 横軸にエージング検査の順番をとり、縦軸に検査結果をとって、第3の実施形態における判定方法を例示するグラフ図である。 横軸にエージング検査の順番をとり、縦軸に検査結果をとって、第3の実施形態における他の判定方法を例示するグラフ図である。 本発明の第4の実施形態に係る製品の製造方法を例示する図である。
符号の説明
1、2、3 製造システム、10 作製手段、11 第1の検査手段、12 第2の検査手段、13 判定手段、14 部品情報入力手段、15 部品情報データベース、16 再組立判断手段、17 再組立手段、18 再組立履歴データベース、19 第2検査結果データベース、20、30 判定手段、31 第1検査結果データベース、A 部品、C 完成品

Claims (17)

  1. 製品を作製する作製工程と、
    前記製品を検査する第1の検査工程と、
    前記第1の検査工程において基準を満たした製品のうち、一部の製品について検査する第2の検査工程と、
    を備え、
    前記製品に関する情報と前記第2の検査工程の検査結果との相関関係に基づいて、前記第1の検査工程における前記基準を調整することを特徴とする製品の製造方法。
  2. 前記調整は、前記製品に関する情報のうち、前記第2の検査工程の検査結果が不良となる確率が高い情報を抽出し、この情報と同じ情報を持つ製品群について、前記基準を厳しくするものであることを特徴とする請求項1記載の製品の製造方法。
  3. 前記第1の検査工程及び前記第2の検査工程は、それぞれ、前記製品のエージング試験を行う工程を有することを特徴とする請求項1または2に記載の製品の製造方法。
  4. 前記作製工程は、複数の部品を組み立てる工程を有し、
    前記製品に関する情報の少なくとも一部は、前記部品に関する情報であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の製品の製造方法。
  5. 前記第1の検査工程において前記基準を満たさなかった製品又はその部品を、前記第1の検査工程又は前記作製工程に再投入する再組立工程をさらに備え、
    前記製品に関する情報の少なくとも一部は、前記再組立工程の再組立履歴であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の製品の製造方法。
  6. 前記調整は、前記製品に関する情報と前記第1及び第2の検査工程の検査結果との相関関係に基づいて行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の製品の製造方法。
  7. 製品を作製する作製手段と、
    前記製品を検査する第1の検査手段と、
    前記第1の検査手段が基準を満たしていると判定した製品のうち、少なくとも一部の製品について検査を行う第2の検査手段と、
    前記製品に関する情報と前記第2の検査手段による検査結果との相関関係の有無を判定する判定手段と、
    を備え、
    前記判定の結果に基づいて、前記第1の検査手段の前記基準が調整されることを特徴とする製品の製造システム。
  8. 前記判定手段は、前記製品に関する情報のうち、前記第2の検査工程の検査結果が不良となる確率が高い情報を抽出するものであり、前記不良となる確率が高い情報と同じ情報を持つ製品群については、前記基準が厳しくされることを特徴とする請求項7記載の製品の製造システム。
  9. 前記第1の検査手段及び前記第2の検査手段は、それぞれ、前記製品のエージング試験を行う手段を有することを特徴とする請求項7または8に記載の製品の製造システム。
  10. 前記作製手段は、複数の部品を組み立てる手段を有し、
    前記製品に関する情報の少なくとも一部は、前記部品に関する情報であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1つに記載の製品の製造システム。
  11. 前記第1の検査手段が前記基準を満たさないと判定した製品又はその部品を、前記第1の検査手段又は前記作製手段に再投入する再組立手段をさらに備え、
    前記製品に関する情報の少なくとも一部は、前記再組立手段による再組立履歴であることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の製品の製造システム。
  12. 前記基準は、前記製品に関する情報と前記第1及び第2の検査手段による検査結果との相関関係に基づいて調整されることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の製品の製造システム。
  13. 製品を作製する作製手段、前記製品を検査する第1の検査手段、前記第1の検査手段が基準を満たしていると判定した製品のうち、少なくとも一部の製品について検査を行う第2の検査手段を含む製品の製造システムについて、前記第1の検査手段の前記基準を決定するプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記製品に関する情報を取得すると共に、前記第2の検査手段から検査の結果を取得する手順と、
    前記製品に関する情報と前記第2の検査の検査結果との相関関係の有無を判定する手順と、
    前記判定の結果に基づいて前記第1の検査における前記基準を決定する手順と、
    前記決定された最適な基準を出力する手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 前記基準を決定する手順は、
    前記製品に関する情報のうち、前記第2の検査手段の検査結果が不良となる確率が高い情報を抽出する手順を有し、
    前記不良となる確率が高い情報と同じ情報を持つ製品群については、前記基準を厳しくすることを特徴とする請求項13記載のプログラム。
  15. 前記作製手段には、複数の部品を組み立てる手段が含まれており、
    前記製品に関する情報の少なくとも一部は、前記部品に関する情報であることを特徴とする請求項13または14に記載のプログラム。
  16. 前記製造システムには、前記第1の検査手段が前記基準を満たさないと判定した製品又はその部品を、前記第1の検査手段又は前記作製手段に再投入する再組立手段が含まれており、
    前記製品に関する情報の少なくとも一部は、前記再組立手段による再組立履歴であることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1つに記載のプログラム。
  17. 前記基準の決定は、前記製品に関する情報と前記第1及び第2の検査手段の検査結果との相関関係に基づいて行うことを特徴とする請求項13〜16のいずれか1つに記載のプログラム。
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