JP2009211562A - 記憶装置及び情報入力方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データを記憶する記憶領域と、前記記憶領域に記憶されたデータをファイル単位で管理するファイルシステム部と、前記ファイルシステムを介して前記記憶領域に対するデータの書き込み及び読み出しを行うインターフェースマネージャ部とを具備する。前記インターフェースマネージャ部は、予め設定されたファイルレイアウトに従って、複数のファイルを含むインターフェースファイル群が作成されるように、前記記憶領域にデータを書き込み、ホスト機器によって前記インターフェースファイル群に含まれる少なくとも1のファイルが削除された後に、前記記憶領域からデータを読み出して前記インターフェースファイル群の中からどのファイルが削除されたかを特定し、特定結果に基づいて入力データを生成する。
【選択図】図1
Description
(e)前記削除されたファイルを特定し、特定結果に基づいて入力データを生成するステップとを具備する。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、記憶装置として、無線LAN装置を内蔵したメモリカード2を例に挙げて説明する。また、メモリカード2にアクセスするホスト機器として、コンピュータ1を例に挙げて説明する。
無線LAN装置21に対する設定を行いたい場合、ユーザは、コンピュータ1を介してメモリカード2にアクセスする。そして、インターフェースファイル群の中から所定のファイルを選択して、削除する。
ユーザによって所定のファイルが削除された後、インターフェースマネージャ部25は、ファイルシステム24を介して記憶領域23に格納されたデータを読み出す。インターフェースマネージャ部25は、読み出したデータをファイルレイアウトと比べ、インターフェースファイル群のなかからどのファイルが削除されたのかを特定する。さらに、インターフェースマネージャ部25は、ファイルレイアウトに基づいて、削除されたファイルに対応付けられた意味を特定し、特定結果に基づいて設定用データ(入力データ)を生成する。生成された設定用のデータは、無線LAN装置21に通知される。無線LAN装置21は、取得した設定用データに基づいて、設定を行う。
ここで、ホスト機器であるコンピュータ1には、ファイルを選択して削除することのできる機能を備えたユーザインタフェースが設けられてさえいればよい。複雑な情報を入力することのできる入力装置(例えばキーボード)がホスト機器であるコンピュータ1に備えられていなくとも、ユーザはコンピュータ1を介してメモリカード2に所望の情報を入力することができ、設定(無線LAN装置21に関する設定)を行うことができる。
図2は、無線LAN装置のIPアドレスを設定する場合に用いられるファイルレイアウトの一例を示す概念図である。IPアドレスは32bitの数値である。人間に読み易くするために、32bitが”.”により8bitづつに区切られて表記される。各8bitは、0〜255までの十進数値により表される。例えば192.168.0.1という形で表記される。このようなIPアドレスを指定するためには、ユーザは、4つの十進数字を入力しなければならない。
図2に示されるファイルレイアウトでは、トップディレクトリにIPADDRという名称のインタフェースファイルが配置されている。ファイルレイアウト中において、この「IPADDR」は、「無線LAN装置のIPアドレスの設定を行う」旨を示す情報に対応付けられている。「IPADDR」ディレクトリの下には、1st、2nd、3rd、及び4thというディレクトリが配置されている。「1th」ディレクトリは、「最初の8itの数字」という意味に対応付けられている。また、「2th」、「3th」、及び「4th」は、それぞれ、「2番目」、「3番目」、及び「4番目」の8bitの数字、を示す意味に対応付けられている。
1〜4thディレクトリの下には、それぞれ、0〜255の数値に対応付けられたファイルが配置されている。各ファイルの内容及び名称は、ユーザがホスト機器を介してファイルを閲覧したときに意味が推測できるような内容であることが好ましい。図2に示される例では、1stディレクトリの下に、「1st_000.txt」というファイル名のファイルが作成されている。このファイルの内容は、「1st 0」であり、ユーザがこのファイルを参照したときには、「1st 0」という内容がコンピュータ1を介してユーザに通知される。また、ファイル名である「1st_000.txt」は、「1st」及び「000」という文字列を含んでおり、ユーザはこのファイルのファイル名を確認したときに、容易にファイルに対応付けられた意味を推測できる。以下同様に、1stディレクトリの下に、「1st_001.txt」〜「1st_255.txt」が、2ndディレクトリの下に「2nd_000.txt」〜「2nd_255.txt」が、3rdの下に「3rd_000.txt」〜「3rd_255.txt」が、4thの下に「4th_000.txt〜4th_255.txt」が、それぞれ配置されている。
まず、コンピュータ1にメモリカード2を接続し、メモリカード内の記憶領域23をフォーマットする。フォーマットすることにより、記憶領域23内のデータが、特定形式で読み書きできるようになる。
次に、コンピュータを再起動する。
コンピュータ1は、起動時に、メモリカード2を使用するための初期化要求を通知する。メモリカード2では、初期化処理が実行される。初期化処理の際に、インタフェースマネージャ部25は、ファイルシステム部24を介して記憶領域23内のデータを読み出す。フォーマット直後では、ファイルは存在しない。ファイルが存在しないので、ファイルマネージャ部25は、ファイルレイアウトに従って、インタフェースファイル群が作成されるように、記憶領域23にデータを書き込む。尚、コンピュータ1側に設けられたファイルシステムと矛盾をきたさないようにするため、インターフェースマネージャ部25が記憶領域23にアクセス可能である期間は、コンピュータの起動時に実施されるメモリカード2へのセットアップ期間中に限定されるものとする。インタフェースファイル群を作成し終えると、インターフェースマネージャ部25は、ストレージインターフェース部22を介して、コンピュータ1側に初期化が完了した旨を通知する。以降、コンピュータ1側から記憶領域22へ対するアクセスが許可される。
何らかの情報を記憶装置に入力したい場合、ユーザはコンピュータ1を介してメモリカード2にアクセスして、記憶領域22に格納されたデータをコンピュータ1に読み出す。そして、インターフェースファイル群のなかから、設定したいIPアドレスに対応するファイルを削除する。この際、各ファイルがテキストファイルであるので、ユーザはファイルを参照することで、そのファイルにどのような情報が対応付けられているのかを容易に推測することができる。また、ファイル名を確認することでも、そのファイルに対応付けられた情報を推測することができる。例えば、IPアドレスとして「192.168.0.1」を入力する場合であれば、ユーザは、コンピュータ1を介して、「IPADDR/1st/1st_192.txt」、「IPADDR/2nd/2nd_168.txt」、「IPADDR/3rd/3rd_0.txt」、及び「IPADDR/4th/4th_001.txt」を削除する。
インタフェースファイルを削除した後、コンピュータを再起動する(ステップA5)。
メモリカードが通電された後、メモリカード2は、再びコンピュータ側から初期化要求を受けとる。メモリカード2における初期化処理として、インタフェースマネージャ部25は、ファイルシステム部25を介して記憶領域23に格納されたデータを読み取る。そして、ステップS40−1において削除されたファイルが、ファイルレイアウト中のどのファイルであるのかを特定する。そして特定結果に基づき、削除されたファイルに対応付けられていた意味を取得し、設定用のデータを生成する。生成した設定用のデータは、無線LAN装置21に通知される。例えば、「192」「168」「0」「1」という数字に対応付けられたファイルが欠けている場合には、インターフェースマネージャ部25が、ファイルレイアウトに基づいて、「192」、「168」、「0」、及び「1」という数字を取得する。そして、「192.168.0.1」を示すデータを設定用データとして生成し、無線LAN装置21に通知する。無線LAN装置21では、設定用データに基づいて、IPアドレスが設定される。
その後、インターフェースマネージャ部25は、ファイルレイアウトに基づいて、インタフェースファイル群を復元する。復元後、コンピュータ1側に初期化が完了したことを通知し、コンピュータ1側からのアクセスを許可する。
まず、コンピュータ1に電源を投入すると、コンピュータ1側からメモリカード2側へ初期化要求が通知される。メモリカード2側では、初期化処理が実行される。
メモリカード2の初期化中に、インターフェースマネージャ部25は、ファイルシステム24を介して記憶領域23からデータを読み出す。そして、ファイルレイアウトと読み出したファイルとを照らし合わせ、インターフェースファイル群の中に欠けているファイルがあるかないかを確認する。
ステップS2−1で、欠けているファイルが存在する場合、インターフェースファイル群の中の全てが欠けているのか、一部が欠けているのかを判断する。全てが欠けている場合には、メモリカード2に対してフォーマット処理が行われた直後であると認識し、ステップS6−1の処理に進む。一方、もし一部のみが欠けている場合には、ユーザにより情報が入力されたとみなし、次のステップS4−1を実行する。
ステップS3−1で、一部のファイルが欠けていると判断した場合、インターフェースマネージャ部25は、予め設定されたファイルレイアウトに基づいて、欠けたファイルにマッピングされていた情報を取得し、設定用のデータを生成する。
インターフェースマネージャ部25は、生成した設定用のデータを無線LAN21に通知する。
ステップS5−1の終了後、もしくは、ステップS3−1において全てのファイルが欠けていると判断した場合、インターフェースマネージャ部25は、予め設定されたファイルレイアウトに基づいて、インターフェースファイル群が復元(作成)されるように、記憶領域22にデータを格納する。
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図5は、本実施形態にかかる記憶装置(メモリカード2)を概略的に示す機能構成図である。本実施形態は、第1の実施形態と比較して、ホスト機器としてデジタルカメラ3が用いられる点で異なっている。また、メモリカード2において、インターフェースマネージャ部25は、テキストファイルではなく画像ファイルをインターフェースファイル群として作成する。その他の点については、第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
具体的に、「SSID」を「設定項目」として選び、「abc」という文字列を設定する場合について説明する。ユーザは、読み出したファイルの中から、「101MENUS」ディレクトリの「SSID」ファイル、「111STRIN」ディレクトリの「a」ファイル、「112STRIN」ディレクトリの「b」ファイル、及び「113STRIN」ディレクトリの「c」ファイルを削除する(ステップS40−2)。その後、デジタルカメラ3を再起動する(ステップS50−2)。すると、デジタルカメラ3が起動したときに、再びメモリカード2では初期化処理が実施される。このとき、インターフェースマネージャ部25が記憶領域22からデータを読み出し、インターフェースファイル群の中から削除されたファイルが存在することを認識する(ステップS60−2)。欠けているファイルは、設定項目「SSID」に対応するファイル、1番目の文字列「a」、2番目の文字列「b」、及び3番目の文字列「c」に対応するファイルであるため、インターフェースマネージャ部25は、「SSID」に文字列「abc」を指定する旨がユーザにより入力されたと判断する。インターフェースマネージャ部25は、「SSID」に文字列「abc」を指定する旨のデータを設定用のデータとして生成し、無線LAN装置21に通知する。無線LAN装置21は、取得した設定用のデータに基づいて、設定を行う(S60−2)。その後、インターフェースマネージャ部25は、インターフェースファイル群を復元し、デジタルカメラ3側からのアクセスを許可する。
例えば、既述の実施形態では、記憶装置としてメモリーカードを用い、ホスト機器としてコンピュータ及びデジタルカメラを用いた場合について説明したが、ホスト機器と記憶装置とで同じファイルフォーマットを有するファイルシステムが搭載されていれば、既述の実施形態以外の組み合わせでも可能である。
また、ファイルレイアウトの構成は、記憶装置に対してどのような情報を入力できるようにするかや、ホスト機器に備えられたユーザインタフェースの仕様等により、適宜変更が可能である。
2 メモリカード
3 デジタルカメラ
21 無線LAN装置
22 ストレージインタフェース部
23 記憶領域
24 ファイルシステム部
25 インタフェースマネージャ部
Claims (19)
- データを記憶する記憶領域と、
前記記憶領域に記憶されたデータをファイル単位で管理するファイルシステム部と、
前記ファイルシステムを介して前記記憶領域に対するデータの書き込み及び読み出しを行うインターフェースマネージャ部と、
を具備し、
前記インターフェースマネージャ部は、予め設定されたファイルレイアウトに従って、複数のファイルを含むインターフェースファイル群が作成されるように、前記記憶領域にデータを書き込み、ホスト機器によって前記インターフェースファイル群に含まれる少なくとも1のファイルが削除された後に、前記記憶領域からデータを読み出して前記インターフェースファイル群の中からどのファイルが削除されたかを特定し、特定結果に基づいて入力データを生成する
記憶装置。 - 請求項1に記載された記憶装置であって、
前記ファイルレイアウトには、前記インターフェースファイル群に含まれる複数のファイルと意味との対応関係が記述されており、
前記インターフェースマネージャ部は、削除されたファイルに対応付けられた意味に基づいて、前記入力データを生成する
記憶装置。 - 請求項1又は2に記載された記憶装置であって、
更に、
前記ホスト機器からの入出力要求を受け付け、受け付けた入出力要求に基づいて、前記ホスト機器と前記記憶領域との間でのデータの書き込み及び読み出しを行うストレージインタフェース部
を具備する
記憶装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載された記憶装置であって、
前記インターフェースマネージャ部は、前記記憶装置からデータを読み出して前記インターフェースファイル群が存在しなかったときに、前記インターフェースファイル群が作成されるように、前記記憶領域にデータを書き込む
記憶装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載された記憶装置であって、
前記インターフェースマネージャ部は、前記ホスト機器から初期化要求が通知されたときに、前記記憶領域からデータを読み出す
記憶装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載された記憶装置であって、
前記インターフェースマネージャ部は、前記入力データを生成した後に、前記インターフェースファイル群が復元されるように、前記記憶領域にデータを書き込む
記憶装置。 - 請求項6に記載された記憶装置であって、
前記インターフェースマネージャ部は、前記インターフェースファイル群が復元された後に、前記ホスト機器に対して前記記憶領域へのアクセスを許可する
記憶装置。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載された記憶装置であって、
前記インターフェースファイル群に含まれるファイルは、前記ホスト機器により認識できるファイルであり、対応付けられた意味を表すコンテンツを含んでいる
記憶装置。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載された記憶装置であって、
前記インターフェースマネージャ部、前記ファイルシステム部、及び前記記憶領域は、同一カード内に実装されている
記憶装置。 - 請求項9に記載された記憶装置であって、
前記カード内には、無線LAN(local area network)装置が内蔵されており、
前記インターフェースマネージャ部は、前記入力データを、前記無線LAN装置の設定値として、前記無線LAN装置に通知する
記憶装置。 - (a)複数のファイルを含むインターフェースファイル群におけるファイルのレイアウトを示すファイルレイアウトを設定しておくステップと、
(b)前記ファイルレイアウトに従って、機器内に設けられた記憶領域に、前記インターフェースファイル群が作成されるようにデータを格納するステップと、
(c)前記機器の外部に設けられたホスト機器から前記記憶領域にアクセスして、前記インターフェースファイル群に含まれる少なくとも一のファイルを削除するステップと、
(d)前記(c)ステップの後に、前記機器内から前記記憶領域にアクセスしてデータを読み出すステップと、
(e)前記(c)ステップで削除されたファイルを特定し、特定結果に基づいて入力データを生成するステップと、
を具備する
情報入力方法。 - 請求項11に記載されたデータ出力方法であって、
前記(a)ステップは、前記複数のファイルの各々に意味を対応付けて記憶しておくステップを備え、
前記(e)ステップは、前記削除されたファイルに対応付けられた意味に基づいて、前記入力データを生成するステップを含んでいる
情報入力方法。 - 請求項11又は12に記載されたデータ出力方法であって、
更に、
(f)前記(b)ステップよりも前に、前記機器内から前記記憶装置からデータを読み出すステップ、
を具備し、
前記(b)ステップは、前記(f)ステップで読み出したデータに前記インターフェースファイル群が存在しなかったときに、実行される
情報入力方法。 - 請求項11乃至13のいずれかに記載されたデータ出力方法であって、
更に、
(g)前記ホスト機器から初期化要求を取得するステップ、
を具備し、
前記(b)ステップは、前記(g)ステップの後に実行される
情報入力方法。 - 請求項11乃至14のいずれかに記載されたデータ出力方法であって、
更に、
(h)前記(e)ステップの後に、前記インターフェースファイル群が復元されるように、前記記憶領域にデータを書き込むステップ
を具備する
情報入力方法。 - 請求項15に記載されたデータ出力方法であって、
更に、
(i)前記(h)ステップの後に、前記ホスト機器に対して前記記憶領域に対するアクセスを許可するステップ
を具備する
情報入力方法。 - 請求項11乃至16のいずれかに記載されたデータ出力方法であって、
前記インターフェース群に含まれるファイルは、前記ホスト機器により認識できるファイルであり、対応付けられた意味を表すコンテンツを含んでいる
情報入力方法。 - 請求項11乃至17のいずれかに記載されたデータ出力方法であって、
前記機器は、メモリカードである
情報入力方法。 - 請求項18に記載されたデータ出力方法であって、
更に、
(j)前記(e)ステップの後に、前記入力データに基づいて、前記メモリカード内に設けられた無線LAN(local area network)装置の設定を行うステップ、
を具備する
情報入力方法。
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