JP2009211133A - 情報機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに手間をかけたり不快感を与えたりすることなく、情報機器の内部の熱を、排気口を通して空気中に放熱することができる情報機器を提供する。
【解決手段】情報機器1は、排気口21a〜21dを開閉するための開閉機構22a〜22dと、情報機器1の内部の熱を、排気口21a〜21dを通して空気中に放熱するための冷却ファン24と、ユーザの手が情報機器1に接触している接触状態、またはユーザの手が情報機器1に近接している近接状態を検出するユーザ状態検出部26と、ユーザ状態検出部26により検出された接触状態または近接状態に応じて、情報機器1に接触または近接しているユーザの手の方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、開閉機構22a〜22dの開閉状態を制御する放熱制御部27とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報機器の内部の熱を、排気口を通して空気中に放熱する情報機器に関する。
近年、ラップトップパソコン、ノートパソコン、タブレット型のパソコン、ポケットパソコン、HHT(Hand Held Terminal)、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルコンピュータ等のポータブルな情報機器が普及してきている。このような情報機器においては、情報機器の内部にCPUやメモリ等の発熱体を備えているので、この発熱体から発せられる熱を、排気口を通して空気中に放熱する必要がある。このため、情報機器には、冷却ファンやペルチェ素子等の放熱体が備えられている(例えば、特許文献1または2参照)。
ここで、上記の情報機器は、机上で使用されることもあるが、多くの場合、ユーザが情報機器を把持した状態で使用される。このため、放熱体が排気口を通して空気中に放熱を行っている場合に、把持しているユーザの手が熱くなってしまい、ユーザに不快感を与えてしまうという問題があった。
このような問題を解決するために、従来では、複数の排気口と、複数の排気口のそれぞれに対応して設けられた複数の放熱体と、複数の放熱体のそれぞれのオン/オフを切り替える複数の切替スイッチとを備えた情報機器が提案されている(例えば、特許文献3参照)。具体的には、ユーザは、切替スイッチを用いることにより、ユーザが情報機器を把持している部分の排気口に対応する放熱体をオフにし、ユーザが情報機器を把持している部分以外の排気口に対応する放熱体をオンにする。これにより、ユーザが情報機器を把持している部分の排気口からは放熱が行われないため、ユーザの手が熱くなることがなく、ユーザに不快感を与えることを回避することができる。
特開平11−354959号公報 特開2000−349479号公報 特開2004−13685号公報
しかしながら、上記従来の方法では、ユーザが情報機器を把持する度に、情報機器の把持状態に応じて、ユーザが切替スイッチを操作する必要があるため、ユーザにとって手間がかかる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザに手間をかけたり不快感を与えたりすることなく、情報機器の内部の熱を、排気口を通して空気中に放熱することができる情報機器を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における情報機器は、複数の排気口を備える情報機器において、前記排気口を開閉するための開閉機構と、前記情報機器の内部の熱を、前記排気口を通して空気中に放熱するための放熱体と、ユーザの手が前記情報機器に接触している接触状態、またはユーザの手が前記情報機器に近接している近接状態を検出するユーザ状態検出部と、前記ユーザ状態検出部により検出された接触状態または近接状態に応じて、前記情報機器に接触または近接しているユーザの手の方向へ、前記排気口からの排気が向かわないように、前記開閉機構の開閉状態を制御する放熱制御部とを備える。
本発明の情報機器によれば、ユーザ状態検出部は、ユーザの手が情報機器に接触している接触状態、またはユーザの手が情報機器に近接している近接状態を検出する。放熱制御部は、接触状態または近接状態に応じて、情報機器に接触または近接しているユーザの手の方向へ、排気口からの排気が向かわないように、開閉機構の開閉状態を制御する。これにより、ユーザに手間をかけたり不快感を与えたりすることなく、情報機器の内部の熱を、排気口を通して空気中に放熱することができる。
以上のように、本発明の情報機器は、ユーザに手間をかけたり不快感を与えたりすることなく、発熱体から発せられる熱を、排気口を通して空気中に放熱することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態において、前記情報機器が水平面に対して傾斜している方向を示す傾斜状態を検出する傾斜状態検出部をさらに備え、前記放熱制御部は、前記傾斜状態検出部により検出された傾斜状態に応じて、ユーザの方向へ、前記排気口からの排気が向かわないように、前記開閉機構の開閉状態を制御する態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、傾斜状態検出部は、情報機器が水平面に対して傾斜している方向を示す傾斜状態を検出する。放熱制御部は、検出された傾斜状態に応じて、ユーザの方向へ、排気口からの排気が向かわないように、開閉機構の開閉状態を制御する。これにより、放熱制御部は、接触状態または近接状態だけでなく、傾斜状態も考慮することにより、開閉機構の開閉状態を制御することができる。この結果、ユーザの手が情報機器に接触している部分または近接している部分の排気口の開閉機構だけでなく、情報機器の傾斜状態によりユーザに対して排気口からの排気が向かう当該排気口の開閉機構に対しても、放熱制御部は、閉状態にすることができる。
本発明の実施形態において、前記放熱制御部は、前記情報機器が水平面に対して傾斜している傾斜角度が閾値以上である場合に、ユーザの方向へ、前記排気口からの排気が向かわないように、前記開閉機構の開閉状態を制御する態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、傾斜状態検出部は、情報機器が水平面に対して傾斜している角度が閾値以上である場合に、ユーザの方向へ、前記排気口からの排気が向かわないように、開閉機構の開閉状態を制御する。すなわち、放熱制御部は、傾斜角度が閾値未満である場合には、開閉機構の開閉状態を制御しない。これにより、傾斜角度が閾値未満である場合には、放熱制御部は、傾斜状態を考慮することなく、接触状態または近接状態に応じて、開閉機構の開閉状態を制御することができる。この結果、傾斜角度が閾値未満のような僅かな情報機器の傾きを無視することができる。
本発明の実施形態において、本体部と、前記本体部に接続されるヒンジ部と、前記ヒンジ部を介して前記本体部に対して回動可能に支持される表示部と、前記ヒンジ部の回転角度に応じて、少なくとも2つの使用モードのうちどの使用モードでユーザが前記情報機器を使用しているのかを検出する使用モード検出部とをさらに備え、前記放熱制御部は、前記使用モード検出部により検出された使用モードに応じて、前記情報機器に接触または近接しているユーザの手の方向へ、前記排気口からの排気が向かわないように、前記放熱体または前記開閉機構の開閉状態を制御する態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、使用モード検出部は、ヒンジ部の回転角度に応じて、少なくとも2つの使用モードのうちどの使用モードでユーザが情報機器を使用しているのかを検出する。放熱制御部は、使用モードに応じて、情報機器に接触または近接しているユーザの手の方向へ、排気口からの排気が向かわないように、放熱体または前記開閉機構の開閉状態を制御する。これにより、ユーザに手間をかけたり不快感を与えたりすることなく、情報機器の内部の熱を、排気口を通して空気中に放熱することができる。
以下、本発明のより具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る情報機器は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率などを忠実に表したものではない。
[実施の形態1]
図1は、本実施形態に係る情報機器1の外観を示す概略図である。すなわち、本実施形態に係る情報機器1は、本体部2と、表示部3と、タッチパネル4とを備えている。情報機器1は、ラップトップパソコン、ノートパソコン、タブレット型のパソコン、ポケットパソコン、HHT、PDA、ウェアラブルコンピュータ等の機器である。本実施形態においては、情報機器1は、タブレット型のパソコンであるものとする。ここで、本実施形態に係る情報機器1は、机上で使用されることもあるが、多くの場合、ユーザが情報機器1を把持した状態で使用される。
本体部2は、耐衝撃性、防水性、耐ノイズ性等の性能を有しており、その内部には、CPU、メモリ、その他の部品等、発熱体となり得る様々な電子部品が備えられている。ここで、本体部2の側面には、複数の排気口が設けられている。本実施形態においては、本体部2の4つの側面のそれぞれに、排気口21a〜21dが4つ設けられている。なお、図1では、排気口21a〜21dを4つ図示したが、排気口の数は少なくとも2つ以上設けられていればよい。表示部3は、液晶パネルやEL(Electro Luminescence)パネルのような平板型表示素子によって構成される。タッチパネル4は、表示部3の表示画面上に設けられており、例えば、アナログ抵抗膜式タッチパネル、静電容量方式タッチパネル、超音波式タッチパネル等から構成される。なお、図1では、排気口21a〜21dに設けられた後述する開閉機構22a〜22dの図示は省略している。
図2は、本実施形態に係る情報機器1の本体部2を背面から見た概略図である。すなわち、複数の排気口の近傍には、複数のセンサがそれぞれ対応して設けられている。具体的には、複数の排気口21a〜21dの近傍であって、かつ、本体部2の背面の外周部に、4つのタッチセンサT1〜T4が設けられている。本実施形態においては、タッチセンサT1は、排気口21aに対応している。また、タッチセンサT2は、排気口21bに対応している。また、タッチセンサT3は、排気口21cに対応している。さらに、タッチセンサT4は、排気口21dに対応している。ここで、ユーザの手がタッチセンサT1〜T4に接触した場合に、タッチセンサT1〜T4は、ユーザの手がタッチセンサT1〜T4に接触したことを示す論理信号“H”を出力する。また、ユーザの手がタッチセンサT1〜T4に接触していない場合に、タッチセンサT1〜T4は、ユーザの手がタッチセンサT1〜T4に接触していないことを示す論理信号“L”を出力する。
なお、上記では、本体部2の背面の外周部に、タッチセンサT1〜T4が設けられている例について説明したが、これに限定されない。すなわち、複数の排気口21a〜21dの近傍であれば、例えば、表示部3の上面の外周部に、タッチセンサT1〜T4が設けられていてもよい。つまり、複数の排気口21a〜21dの近傍であって、かつ、ユーザの手が情報機器1に接触していることを検出できれば、タッチセンサT1〜T4が設けられる位置については任意である。また、複数の排気口21a〜21dの近傍にタッチセンサT1〜T4が設けられていれば、タッチセンサT1〜T4の大きさについては特に限定されない。
また、例えば、情報機器1に、赤外線センサ等の光学センサを設けることにより、ユーザの手が情報機器1に近接しているか否かを検出するようにしてもよい。具体的には、上記のタッチセンサT1〜T4と同様に、複数の排気口21a〜21dの近傍に、複数の光学センサをそれぞれ対応して設ける。ここで、ユーザの手が光学センサに近接した場合に、光学センサは、ユーザの手が光学センサに近接したことを示す論理信号“H”を出力する。また、ユーザの手が光学センサに近接していない場合に、光学センサは、ユーザの手が光学センサに近接していないことを示す論理信号“L”を出力する。これにより、ユーザの手が情報機器1に近接しているか否かを検出することができる。
さらに、例えば、情報機器1に、タッチセンサと光学センサとを設けるようにしてもよい。情報機器1にタッチセンサと光学センサとを設けることにより、ユーザの手が情報機器1に接触しているのか、およびユーザの手が情報機器1に近接しているのかの双方を検出することができる。
図3は、図1中に示した線A−A´と線B−B´とからなる平面で本体部2を切断した場合の、本体部2を上から見た本体部2の内部の構造を示す概略図である。すなわち、本体部2の4つの側面のそれぞれに、排気口21a〜21dが4つ設けられている。また、排気口21a〜21dには、排気口21a〜21dを開閉するための開閉機構22a〜22dが設けられている。本実施形態においては、開閉機構22a〜22dは、ブラインド構造を有している。図3では、開閉機構22a〜22dは、開いている状態(開状態)を表している。なお、開閉機構22a〜22dは、ブラインド構造に限定されるものではなく、例えば、カメラのシャッターのような構造であってもよい。すなわち、開閉機構22a〜22dが開状態の場合には、本体部2の内部の熱が排気口21a〜21dを通して空気中に放熱される。なお、開閉機構22a〜22dは、後述する放熱制御部27によって個別に開閉状態が切り替えられる。
また、本体部2の内部の基板C上には、CPU23が設けられている。CPU23は、短時間に複雑な演算処理を実行するので、時間が経過する度に熱を帯びてくるようになる。すなわち、CPU23から熱が発せられる。このため、本体部2の内部には、冷却ファン24が設けられている。冷却ファン(放熱体)24は、CPU23から発せられる熱を、排気経路25を介して排気口21a〜21dから空気中に放熱する。この結果、CPU23は冷却されることとなり、CPU23は高熱による不具合が発生することなく、正常に動作し続けることができる。なお、図3では、冷却ファン24を1つ図示したが、冷却ファンの数は任意である。また、放熱体は、上記の冷却ファン24以外に、ペルチェ素子等であってもよい。
さらに、本体部2の内部の基板C上には、ユーザ状態検出部26および放熱制御部27が設けられている。ユーザ状態検出部26は、タッチセンサT1〜T4から出力された論理信号に応じて、ユーザの手が情報機器1に接触している接触状態を検出する。なお、情報機器1に光学センサが設けられている場合には、ユーザ状態検出部26は、光学センサから出力された論理信号に応じて、ユーザの手が情報機器1に近接している近接状態を検出する。ここで、ユーザ状態検出部26は、ユーザ状態検出テーブル26aを有している。図4は、本実施形態に係るユーザ状態検出テーブル26aに記録されたデータの一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ状態検出テーブル26aには、タッチセンサT1の論理信号と、タッチセンサT2の論理信号と、タッチセンサT3の論理信号と、タッチセンサT4の論理信号と、状態信号との組が6パターン記録されている。
具体的には、ユーザ状態検出部26は、タッチセンサT1〜T4から出力された論理信号と、ユーザ状態検出テーブル26aに記録されたCase1〜Case6のパターンとを対照比較することにより、ユーザの手が情報機器1に接触している接触状態を検出する。なお、本実施形態においては、ユーザ状態検出部26は、Case1〜Case4のパターン以外に、Case1〜Case4のパターンの論理和をとったパターンも考慮している。これにより、ユーザ状態検出テーブル26aには最小限のパターンのみ記録していればよいので、ユーザ状態検出テーブル26aの記憶容量を抑えることができる。なお、ユーザ状態検出部26は、Case1〜Case4の全てのパターンの論理和をとったパターン(つまり、タッチセンサT1〜T4の論理信号が全て“H”)はCase5のパターンとして検出する。
ここで、例えば、タッチセンサT1の論理信号が“L”、タッチセンサT2の論理信号が“H”、タッチセンサT3の論理信号が“L”、タッチセンサT4の論理信号が“L”であった場合、ユーザの情報機器1に対する接触状態は、本体部2の背面の外周部に設けられたタッチセンサT2には接触しているが、その他のタッチセンサT1,T3,T4には接触していない。このため、ユーザ状態検出部26は、タッチセンサT2に接触していることを示す状態信号“Case2”を、ユーザ状態検出テーブル26aから抽出する。また、例えば、タッチセンサT1の論理信号が“L”、タッチセンサT2の論理信号が“H”、タッチセンサT3の論理信号が“H”、タッチセンサT4の論理信号が“L”であった場合、ユーザの情報機器1に対する接触状態は、本体部2の背面の外周部に設けられたタッチセンサT2,T3には接触しているが、タッチセンサT1,T4には接触していない。このため、ユーザ状態検出部26は、タッチセンサT2,T3に接触していることを示す状態信号“Case2”と“Case3”とを、ユーザ状態検出テーブル26aから抽出する。ユーザ状態検出部26は、抽出した状態信号を放熱制御部27に出力する。
放熱制御部27は、情報機器1のユーザが接触しているタッチセンサに対応する排気口に設けられた開閉機構が閉状態となるように、当該開閉機構を制御する。具体的には、放熱制御部27は、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号に応じて、情報機器1に接触しているユーザの手の方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、排気口21a〜21dに設けられた開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する。このため、放熱制御部27は、放熱制御テーブル27aを有している。図5は、本実施形態に係る放熱制御テーブル27aに記録されたデータの一例を示す図である。図5に示すように、放熱制御テーブル27aには、状態信号と、開閉機構22aの制御信号と、開閉機構22bの制御信号と、開閉機構22cの制御信号と、開閉機構22dの制御信号との組が6パターン記録されている。なお、制御信号は、開閉機構22a〜22dを開状態にすることを示す“Open”と、開閉機構22a〜22dを閉状態にすることを示す“Close”とによって表される。また、本実施形態においては、“Close”を“1”、“Open”を“0”とする。
具体的には、放熱制御部27は、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号と、放熱制御テーブル27aに記録された状態信号とを対照比較することにより、排気口21a〜21dに設けられた開閉機構22a〜22dの開閉状態を制御する。
ここで、例えば、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号が“Case2”であった場合、放熱制御部27は、開閉機構22aの制御信号“Open”、開閉機構22bの制御信号“Close”、開閉機構22cの制御信号“Open”、開閉機構22dの制御信号“Open”を、放熱制御テーブル27aから抽出する。そして、放熱制御部27は、開閉機構22bに対して“Close”を示す制御信号を出力する。また、放熱制御部27は、開閉機構22a,22c,22dに対して“Open”を示す制御信号をそれぞれ出力する。
また、例えば、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号が“Case2”と“Case3”とであった場合、放熱制御部27は、次の処理を行う。具体的には、放熱制御部27は、まず、“Case2”に対応する制御信号、すなわち、開閉機構22aの制御信号“Open”、開閉機構22bの制御信号“Close”、開閉機構22cの制御信号“Open”、開閉機構22dの制御信号“Open”を、放熱制御テーブル27aから抽出する。また、放熱制御部27は、“Case3”に対応する制御信号、すなわち、開閉機構22aの制御信号“Open”、開閉機構22bの制御信号“Open”、開閉機構22cの制御信号“Close”、開閉機構22dの制御信号“Open”を、放熱制御テーブル27aから抽出する。そして、放熱制御部27は、抽出した“Case2”に対応する制御信号と、抽出した“Case3”に対応する制御信号との論理和をとる。これにより、開閉機構22aの制御信号“Open”、開閉機構22bの制御信号“Close”、開閉機構22cの制御信号“Close”、開閉機構22dの制御信号“Open”が算出される。そして、放熱制御部27は、開閉機構22b,22cに対して“Open”を示す制御信号をそれぞれ出力する。また、放熱制御部27は、開閉機構22a,22dに対して“Close”を示す制御信号をそれぞれ出力する。
開閉機構22a〜22dは、放熱制御部27から出力された制御信号に応じて、開閉状態を切り替える。ここで、例えば、状態信号が“Case2”であった場合、すなわち、図6に示すような状態でユーザが手Hで情報機器1を把持している場合(ユーザの手HがタッチセンサT2に接触している場合)には、開閉機構22bは閉状態となり、開閉機構22a,22c,22dは開状態となる。これにより、本体部2の内部の熱は排気口21a,21c,21dを通して空気中に放熱される。この結果、情報機器1を把持しているユーザの手Hの方向へ、排気口21bからの排気は向かわない。また、例えば、状態信号が“Case2”と“Case3”とであった場合、すなわち、図7に示すような状態でユーザが手Hで情報機器1を把持している場合(ユーザの手HがタッチセンサT2,T3に接触している場合)には、開閉機構22b,22cは閉状態となり、開閉機構22a,22dは開状態となる。これにより、本体部2の内部の熱は排気口21a,21dを通して空気中に放熱される。この結果、情報機器1を把持しているユーザの手Hの方向へ、排気口21b,21cからの排気は向かわない。なお、図6および図7に示す矢印は、排気口から排気された場合における、排気の向きを示している。
以上、情報機器1の構成について説明したが、情報機器1の構成は、図1〜図3に示す構成に限定されない。例えば、本体部2の内部と外部とにそれぞれ温度センサが設けられた情報機器1であってもよい。具体的には、本体部2の内部に設けられた温度センサと、本体部2の外部に設けられた温度センサとは、それぞれCPU23に接続される。本体部2の内部に設けられた温度センサは、本体部2の内部の温度を計測する。また、本体部2の外部に設けられた温度センサは、本体部2の外部の温度を計測する。CPU23は、それぞれの温度センサから出力された温度情報に基づいて、本体部2の内部の温度と外部の温度との温度差を算出する。CPU23は、本体部2の内部の温度と外部の温度との温度差が一定値以上になれば、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号に関わらず、放熱制御部27に対して、全ての開閉機構22a〜22dが開状態となるように指示する。放熱制御部27は、CPU23からの指示に従って、全ての開閉機構22a〜22dに対して“Open”を示す制御信号をそれぞれ出力する。これにより、全ての開閉機構22a〜22dは、開状態となる。すなわち、本体部2の内部の温度と外部の温度との温度差が一定値以上になった場合、強制的に、本体部2の内部の熱を、排気口21a〜21dを通して空気中に放熱することができる。
また、例えば、本体部2が有するOS(Operating System)の負荷計測機能を利用する情報機器1であってもよい。具体的には、本体部2が有するOSの負荷計測機能は、CPU23に生じる負荷を計測する。CPU23は、負荷計測機能により計測された負荷が閾値以上になれば、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号に関わらず、放熱制御部27に対して、全ての開閉機構22a〜22dが開状態となるように指示する。放熱制御部27は、CPU23からの指示に従って、全ての開閉機構22a〜22dに対して“Open”を示す制御信号をそれぞれ出力する。これにより、全ての開閉機構22a〜22dは、開状態となる。すなわち、CPU23に生じる負荷が閾値以上になった場合、強制的に、本体部2の内部の熱を、排気口21a〜21dを通して空気中に放熱することができる。
次に、上記の構成に係る情報機器1の動作について、図8を参照しながら説明する。
図8は、情報機器1の動作の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、タッチセンサT1〜T4は、ユーザの手がタッチセンサT1〜T4に接触したか否かを検知する(Op1)。タッチセンサT1〜T4は、ユーザの手がタッチセンサT1〜T4に接触したと検知すれば(Op1にてYES)、ユーザの手がタッチセンサT1〜T4に接触したことを示す論理信号“H”を出力する(Op2)。一方、タッチセンサT1〜T4は、ユーザの手がタッチセンサT1〜T4に接触していないと検知すれば(Op1にてNO)、ユーザの手がタッチセンサT1〜T4に接触していないことを示す論理信号“L”を出力する(Op3)。
そして、ユーザ状態検出部26は、Op2およびOp3にて出力された論理信号と、ユーザ状態検出テーブル26aに記録されたCase1〜Case6のパターンとを対照比較することにより、ユーザの手が情報機器1に接触している接触状態(状態信号)を検出する(Op4)。
そして、放熱制御部27は、Op4にて検出された状態信号に応じて、情報機器1に接触しているユーザの手の方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、排気口21a〜21dに設けられた開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する(Op5)。
以上のように、本実施形態に係る情報機器1によれば、ユーザ状態検出部26は、ユーザの手が情報機器1に接触している接触状態、またはユーザの手が情報機器1に近接している近接状態を検出する。放熱制御部27は、接触状態または近接状態に応じて、情報機器1に接触または近接しているユーザの手の方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、開閉機構22a〜22dの開閉状態を制御する。これにより、ユーザに手間をかけたり不快感を与えたりすることなく、情報機器1の内部の熱を、排気口21a〜21dを通して空気中に放熱することができる。
[実施の形態2]
図9は、本実施形態に係る情報機器5の外観を示す概略図である。すなわち、本実施形態に係る情報機器5は、図1に示す本体部2の代わりに、本体部6を備えている。なお、図9において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
なお、本実施形態においても、情報機器5は、タブレット型のパソコンであるものとする。このため、本実施形態に係る情報機器5は、図1に示す情報機器1と同様に、机上で使用されることもあるが、多くの場合、ユーザが情報機器5を把持した状態で使用される。
図10は、図9中に示した線A−A´と線B−B´とからなる平面で本体部6を切断した場合の、本体部6を上から見た本体部6の内部の構造を示す概略図である。すなわち、本体部6の内部の基板C上には、傾斜センサ61および傾斜状態検出部62が設けられている。また、本体部6の内部の基板C上には、図3に示す放熱制御部27の代わりに、放熱制御部63が設けられている。
傾斜センサ61は、情報機器5が水平面に対して傾斜している傾斜方向を検出し、検出した傾斜方向を出力する。図11は、情報機器5の傾斜方向を説明するための説明図である。図11(a)に示すように、情報機器5が水平面(XY平面)に対して平行に位置していれば、傾斜センサ61は、情報機器5の傾斜方向“0”(水平)を検出する。また、図11(b)に示すように、−X方向に対して+X方向が低くなるように情報機器1が傾斜していれば、傾斜センサ61は、水平面に対して+X方向に傾斜していることを示す傾斜方向“+X”を検出する。これと同様に、図示しないが、+X方向に対して−X方向が低くなるように情報機器1が傾斜していれば、傾斜センサ61は、水平面に対して−X方向に傾斜していることを示す傾斜方向“−X”を検出する。また、−Y方向に対して+Y方向が低くなるように情報機器1が傾斜していれば、傾斜センサ61は、水平面に対して+Y方向に傾斜していることを示す傾斜方向“+Y”を検出する。さらに、+Y方向に対して−Y方向が低くなるように情報機器1が傾斜していれば、傾斜センサ61は、水平面に対して−Y方向に傾斜していることを示す傾斜方向“−Y”を検出する。なお、本実施形態においては、傾斜センサ61は、4つの傾斜方向“+X”、“−X”、“+Y”、“−Y”を検出する例について説明したが、これに限定されない。すなわち、傾斜センサ61は、任意の傾斜方向を検出するようにしてもよい。
傾斜状態検出部62は、傾斜センサ61から出力された傾斜方向に応じて、情報機器5の傾斜状態を検出する。このため、傾斜状態検出部62は、傾斜状態検出テーブル62aを有している。図12は、本実施形態に係る傾斜状態検出テーブル62aに記録されたデータの一例を示す図である。図12に示すように、傾斜状態検出テーブル62aには、傾斜方向と、状態信号との組が4パターン記録されている。すなわち、傾斜状態検出部62は、傾斜センサ61から出力された傾斜方向と、傾斜状態検出テーブル62aに記録されたCase7〜Case10のパターンとを対照比較することにより、情報機器5の傾斜状態(状態信号)を検出する。傾斜状態検出部62は、検出した状態信号を放熱制御部63に出力する。
放熱制御部63は、情報機器5が水平面に対して傾斜している傾斜方向にある排気口に設けられた開閉機構が閉状態となるように、当該開閉機構を制御する。具体的には、放熱制御部63は、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号と、傾斜状態検出部62から出力された状態信号とに応じて、排気口21a〜21dに設けられた開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する。すなわち、放熱制御部63は、情報機器5に接触しているユーザの手の方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、かつ、情報機器5を把持しているユーザの方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する。このため、放熱制御部63は、放熱制御テーブル63aを有している。図13は、本実施形態に係る放熱制御テーブル63aに記録されたデータの一例を示す図である。図13に示すように、放熱制御テーブル63aには、状態信号と、開閉機構22aの制御信号と、開閉機構22bの制御信号と、開閉機構22cの制御信号と、開閉機構22dの制御信号との組が10パターン記録されている。なお、本実施形態においても、“Close”を“1”、“Open”を“0”とする。
具体的には、放熱制御部63は、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号と、放熱制御テーブル63aに記録された状態信号とを対照比較する。また、放熱制御部63は、傾斜状態検出部62から出力された状態信号と、放熱制御テーブル63aに記録された状態信号とを対照比較する。これらの対照比較の結果、放熱制御部63は、開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する。
ここで、例えば、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号が“Case2”であって、かつ、傾斜状態検出部62から出力された状態信号が“Case9”であった場合を考える。放熱制御部63は、まず、“Case2”に対応する制御信号、すなわち、開閉機構22aの制御信号“Open”、開閉機構22bの制御信号“Close”、開閉機構22cの制御信号“Open”、開閉機構22dの制御信号“Open”を、放熱制御テーブル63aから抽出する。また、放熱制御部63は、“Case9”に対応する制御信号、すなわち、開閉機構22aの制御信号“Open”、開閉機構22bの制御信号“Open”、開閉機構22cの制御信号“Close”、開閉機構22dの制御信号“Open”を、放熱制御テーブル63aから抽出する。放熱制御部63は、抽出した“Case2”に対応する制御信号と、抽出した“Case9”に対応する制御信号との論理和をとる。これにより、開閉機構22aの制御信号“Open”、開閉機構22bの制御信号“Close”、開閉機構22cの制御信号“Close”、開閉機構22dの制御信号“Open”が算出される。そして、放熱制御部63は、開閉機構22a,22dに対して“Open”を示す制御信号をそれぞれ出力する。また、放熱制御部63は、開閉機構22b,22cに対して“Close”を示す制御信号をそれぞれ出力する。
なお、放熱制御部63は、ユーザ状態検出部26から出力された状態信号が“Case7”、“Case8”、“Case9”、および“Case10”を示していれば、“Case7”と“Case8”の論理信号、および、“Case9”と“Case10”の論理信号のいずれかを無効とする機能を備えている。これにより、全ての開閉機構22a〜22dが閉状態になることがないので、本体部2の内部の熱を、いずれかの排気口21a〜21dから確実に空気中に放熱することができる。
また、傾斜センサ61に、情報機器5が水平面に対して傾斜している傾斜角度を検出する機能を備えることにより、放熱制御部63は、さらに次のような機能を備えるようにしてもよい。なお、傾斜角度は、図11(b)に示すθにて表される。すなわち、放熱制御部63は、傾斜センサ61から出力された傾斜角度が閾値以上である場合に、情報機器5を把持しているユーザの方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する機能である。具体的には、放熱制御部63は、まず、傾斜センサ61から出力された傾斜角度が閾値以上であるか否かを判定する。なお、閾値は、放熱制御部63の図示しないメモリに予め記録されている。なお、本実施形態においては、閾値は、傾斜方向であるX、Y方向に関わらず一律に定められているが、例えば、傾斜方向であるX、Y方向毎に定められていてもよい。傾斜角度が閾値以上であれば、放熱制御部63は、情報機器5を把持しているユーザの方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する。一方、傾斜角度が閾値未満であれば、放熱制御部63は、開閉機構22a〜22dの開閉状態を制御しない。これにより、傾斜角度が閾値未満のような僅かな情報機器5の傾きを無視することができる。
開閉機構22a〜22dは、放熱制御部63から出力された制御信号に応じて、開閉状態を切り替える。ここで、例えば、状態信号が“Case2”と“Case9”とであった場合、すなわち、図14に示すような状態でユーザが手Hで情報機器5を把持している場合(ユーザの手HがタッチセンサT2に接触しており、かつ、情報機器5が−Y方向に傾斜している場合)には、開閉機構22b,22cは閉状態となり、開閉機構22a,22dは開状態となる。これにより、本体部6の内部の熱は排気口21a,21dを通して空気中に放熱される。この結果、情報機器5に接触しているユーザの手Hと、情報機器5を把持しているユーザUの体Bへ、排気口21c,21dからの排気は向かわない。
次に、上記の構成に係る情報機器5の動作について、図15を参照しながら説明する。なお、図15において、図8と同様の処理を示す部分については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
図15は、情報機器5の動作の一例を示すフローチャートである。図15に示すように、Op5の後、傾斜センサ61は、情報機器5が水平面に対して傾斜している傾斜方向を検出する(Op21)。そして、傾斜状態検出部62は、Op21にて検出された傾斜方向に応じて、情報機器5の傾斜状態を検出する(Op22)。
そして、放熱制御部63は、情報機器5に接触しているユーザの手の方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、かつ、情報機器5を把持しているユーザの体の方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する(Op23)。すなわち、Op23にて情報機器5の傾斜状態が検出されていれば、放熱制御部63は、Op5にて検出された状態信号と、Op22にて検出された状態信号とに応じて、開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する。一方、Op23にて情報機器5の傾斜状態が検出されていなければ、放熱制御部63は、Op5にて検出された状態信号に応じて、開閉機構22a〜22dの開閉状態を個別に制御する。
なお、図15においては、Op1〜Op5の処理と、Op21〜Op23の処理とが直列的に実行される態様としているが、Op1〜Op5の処理と、Op21〜Op23の処理とが並列的に実行される態様であってもよい。
以上のように、本実施形態に係る情報機器5によれば、傾斜状態検出部62は、情報機器5が水平面に対して傾斜している方向を示す傾斜状態を検出する。放熱制御部63は、検出された傾斜状態に応じて、情報機器5を把持しているユーザの方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、開閉機構22a〜22dの開閉状態を制御する。これにより、放熱制御部63は、接触状態または近接状態だけでなく、傾斜状態も考慮することにより、開閉機構22a〜22dの開閉状態を制御することができる。この結果、ユーザの手が情報機器5に接触している部分または近接している部分の排気口の開閉機構だけでなく、情報機器5の傾斜状態によりユーザの体に対して排気口からの排気があたる当該排気口の開閉機構に対しても、放熱制御部63は、閉状態にすることができる。
[実施の形態3]
図16は、本実施形態に係る情報機器7の外観を示す概略図である。すなわち、本実施形態に係る情報機器7は、図9に示す本体部6の代わりに、本体部8を備えている。また、本実施形態に係る情報機器7は、図9に示す情報機器5に加えて、ヒンジ部9を備えている。本実施形態においては、表示部3は、ヒンジ部9を介して本体部8に対して回動可能に支持されている。このため、情報機器7のユーザは、図16(a)に示すように、表示部3が本体部8に対して任意の角度で開いた使用モード(以下、「ノートPCモード」と称する)や、図16(b)に示すように、表示部3が本体部8に重なり合うように折り畳んだ使用モード(以下、「タブレットモード」と称する)を選択することができる。また、ノートPCモードにおいて、本体部8の上部には、複数の入力キーからなるキーボード部Kが設けられている。なお、図16において、図9と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
図17は、本実施形態に係る本体部8のキーボード部Kを上から見た場合における、当該キーボード部Kの概略図である。図17に示すように、本体部8のキーボード部Kには、複数の入力キーP1〜Pnが設けられている。また、入力キーP1〜Pnの周囲には、当該入力キーP1〜Pnを設けるために形成される隙間E1〜Enが設けられている。本実施形態に係る情報機器7は、排気口21a〜21dに加えて、入力キーP1〜Pnの周囲の隙間E1〜Enからも排気することができる。すなわち、情報機器7の内部の熱を、入力キーP1〜Pnの周囲の隙間E1〜Enを通して空気中に放熱することができる。
図18は、図16中に示した線A−A´と線B−B´とからなる平面で本体部8を切断した場合の、本体部8を上から見た本体部8の内部の構造を示す概略図である。すなわち、本体部8の内部には、図10に示す冷却ファン24の代わりに、冷却ファン81a,81bが設けられている。本実施形態においては、冷却ファン81a,81bが時計回り(右回り)に回転すると、本体部8の内部の熱を、排気口21a〜21dに加えて、キーボード部Kの隙間E1〜Enからも空気中に放熱することができる。また、冷却ファン81a,81bが反時計回り(左回り)に回転すると、本体部8の内部の熱を、排気口21a〜21dから空気中に放熱することができる。すなわち、冷却ファン81a,81bが反時計回り(左回り)であれば、本体部8の内部の熱は、キーボード部Kの隙間E1〜Enからは空気中に放熱されない。
また、本体部8の内部の基板C上には、回転検出センサ82および使用モード検出部83が設けられている。また、本体部8の内部の基板C上には、図10に示す放熱制御部63の代わりに、放熱制御部84が設けられている。
回転検出センサ82は、ヒンジ部9の回転角度を検出し、検出した回転角度を出力する。ここで、本実施形態においては、ヒンジ部9の回転角度が“0”であれば、ノートPCモードであるものとする。また、ヒンジ部9の回転角度が“180”であれば、タブレットモードであるものとする。
使用モード検出部83は、回転検出センサ82から出力された回転角度に応じて、少なくとも2つの使用モードのうちどの使用モードでユーザが情報機器7を使用しているのかを検出する。本実施形態においては、使用モード検出部83は、ヒンジ部9の回転角度に応じて、ノートPCモードおよびタブレットモードのうち、どの使用モードでユーザが情報機器7を使用しているのかを検出する。このため、使用モード検出部83は、使用モード検出テーブル83aを有している。図19は、本実施形態に係る使用モード検出テーブル83aに記録されたデータの一例を示す図である。図19に示すように、使用モード検出テーブル83aには、回転角度と、状態信号との組が2パターン記録されている。
具体的には、使用モード検出部83は、回転検出センサ82から出力された回転角度と、使用モード検出テーブル83aに記録された回転角度とを対照比較することにより、ユーザが情報機器7を使用している使用モード(状態信号)を検出する。
ここで、例えば、回転検出センサ82から出力された回転角度が“180”であった場合、情報機器7の使用モードは、タブレットモードである。このため、使用モード検出部83は、タブレットモードであることを示す状態信号を、使用モード検出テーブル83aから抽出する。また、例えば、回転検出センサ82から出力された回転角度が“0”であった場合、情報機器7の使用モードは、ノートPCモードである。このため、使用モード検出部83は、ノートPCモードであることを示す状態信号を、使用モード検出テーブル83aから抽出する。使用モード検出部83は、抽出した状態信号を放熱制御部84に出力する。
放熱制御部84は、使用モード検出部83から出力された状態信号に応じて、冷却ファン81a,81bの回転方向を制御する。
本実施形態においては、使用モード検出部83から出力された状態信号がノートPCモードであることを示していれば、放熱制御部84は、冷却ファン81a,81bの回転方向が反時計回り(左回り)になるように、冷却ファン81a,81bの回転方向を制御する。これにより、本体部8の内部の熱を、キーボード部Kの隙間E1〜Enから空気中に放熱することなく、排気口21a〜21dからのみ空気中に放熱することができる。つまり、本体部8のキーボード部Kは、ユーザが入力キーP1〜Pnを操作する必要がある。このため、キーボード部Kの隙間E1〜Enからの排気を防止することにより、入力キーP1〜Pnを操作するユーザの手が熱くなることがない。この結果、ユーザに不快感を与えることを回避することができる。
また、使用モード検出部83から出力された状態信号がタブレットモードであることを示していれば、放熱制御部84は、冷却ファン81a,81bの回転方向が時計回り(右回り)になるように、冷却ファン81a,81bの回転方向を制御する。これにより、本体部8の内部の熱を、排気口21a〜21dと、キーボード部Kの隙間E1〜Enとから空気中に放熱することができる。つまり、タブレットモードであるため、本体部8のキーボード部Kは、ユーザが入力キーP1〜Pnを操作することができない。このため、キーボード部Kの隙間E1〜Enから排気しても、当該排気はユーザには向かわない。この結果、本体部8の内部の熱を、排気口21a〜21dとキーボード部Kの隙間E1〜Enとを通して効率よく空気中に放熱することができる。
なお、上記では、放熱制御部84は、使用モード検出部83から出力された状態信号に応じて、冷却ファン81a,81bの回転方向を制御する例について説明したが、これに限定されない。例えば、入力キーP1〜Pnの周囲の隙間E1〜Enに、当該隙間E1〜Enを開閉するための開閉機構を設けることにより、放熱制御部84は、当該開閉機構の開閉状態を制御するようにしてもよい。具体的には、使用モード検出部83から出力された状態信号がノートPCモードであることを示していれば、放熱制御部84は、隙間E1〜Enに設けられた開閉機構を閉状態にする。また、使用モード検出部83から出力された状態信号がタブレットモードであることを示していれば、放熱制御部84は、隙間E1〜Enに設けられた開閉機構を開状態にする。これにより、放熱制御部84が冷却ファン81a,81bの回転方向を制御する場合と同様の効果が得られる。
また、放熱制御部84が開閉機構22a,22bに対して“Close”を示す制御信号をそれぞれ出力する場合、当該放熱制御部84は、冷却ファン81aに対して、回転を停止する停止信号を出力するようにしてもよい。また、放熱制御部84が開閉機構22c,22dに対して“Close”を示す制御信号をそれぞれ出力する場合、放熱制御部84は、冷却ファン81bに対して、回転を停止する停止信号を出力するようにしてもよい。これにより、冷却ファン81a,81bの不要な回転を抑えることができるので、情報機器7の消費電力を抑えることができる。
次に、上記の構成に係る情報機器7の動作について、図20を参照しながら説明する。なお、図20において、図15と同様の処理を示す部分については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
図20は、情報機器7の動作の一例を示すフローチャートである。図20に示すように、Op23の後、回転検出センサ82は、ヒンジ部9の回転角度を検出する(Op31)。そして、使用モード検出部83は、Op31にて検出された回転角度に応じて、少なくとも2つの使用モードのうちどの使用モードでユーザが情報機器7を使用しているのか(状態信号)を検出する(Op32)。そして、放熱制御部84は、Op32にて検出された状態信号に応じて、冷却ファン81a,81bの回転方向を制御する(Op33)。
なお、図20においては、Op1〜Op4、およびOp21〜Op23の処理と、Op31〜Op33の処理とが直列的に実行される態様としているが、Op1〜Op4、およびOp21〜Op23の処理と、Op31〜Op33の処理とが並列的に実行される態様であってもよい。
以上のように、本実施形態に係る情報機器7によれば、使用モード検出部83は、ヒンジ部9の回転角度に応じて、少なくとも2つの使用モードのうちどの使用モードでユーザが情報機器7を使用しているのかを検出する。放熱制御部84は、使用モードに応じて、情報機器7に接触または近接しているユーザの手の方向へ、排気口21a〜21dからの排気が向かわないように、冷却ファン81a,81bまたは開閉機構22a〜22dの開閉状態を制御する。これにより、ユーザに手間をかけたり不快感を与えたりすることなく、情報機器7の内部の熱を、排気口を通して空気中に放熱することができる。
以上のように、本発明は、ユーザに手間をかけたり不快感を与えたりすることなく、情報機器の内部の熱を、排気口を通して空気中に放熱することができる情報機器として有用である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報機器の外観を示す概略図である。 図2は、上記情報機器を背面から見た概略図である。 図3は、図1中に示した線A−A´と線B−B´とからなる平面で本体部を切断した場合の、本体部を上から見た本体部の内部の構造を示す概略図である。 図4は、把持状態検出テーブルに記録されたデータの一例を示す図である。 図5は、放熱制御テーブルに記録されたデータの一例を示す図である。 図6は、ユーザが上記情報機器を把持している状態の一例を示す概念図である。 図7は、ユーザが上記情報機器を把持している状態の他の例を示す概念図である。 図8は、上記情報機器の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の第2の実施形態に係る情報機器の外観を示す概略図である。 図10は、図9中に示した線A−A´と線B−B´とからなる平面で本体部を切断した場合の、本体部を上から見た本体部の内部の構造を示す概略図である。 図11(a)および(b)のそれぞれは、上記情報機器の傾斜方向を説明するための説明図である。 図12は、傾斜状態検出テーブルに記録されたデータの一例を示す図である。 図13は、放熱制御テーブルに記録されたデータの一例を示す図である。 図14は、ユーザが上記情報機器を把持している状態の一例を示す概念図である。 図15は、上記情報機器の動作の一例を示すフローチャートである。 図16(a)および(b)のそれぞれは、本発明の第3の実施形態に係る情報機器の外観を示す概略図である。 図17は、上記情報機器の本体部のキーボード部を上から見た場合における、当該キーボード部の概略図である。 図18は、図16(b)中に示した線A−A´と線B−B´とからなる平面で本体部を切断した場合の、本体部を上から見た本体部の内部の構造を示す概略図である。 図19は、使用モード検出テーブルに記録されたデータの一例を示す図である。 図20は、上記情報機器の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1、5、7 情報機器
2、6、8 本体部
9 ヒンジ部
21a〜21d 排気口
22a〜22d 開閉機構
24 冷却ファン(放熱体)
26 ユーザ状態検出部
27、63、84 放熱制御部
61 傾斜センサ
62 傾斜状態検出部
81a,81b 冷却ファン(放熱体)
82 回転検出センサ
83 使用モード検出部
1〜T4 タッチセンサ

Claims (4)

  1. 複数の排気口を備える情報機器において、
    前記排気口を開閉するための開閉機構と、
    前記情報機器の内部の熱を、前記排気口を通して空気中に放熱するための放熱体と、
    ユーザの手が前記情報機器に接触している接触状態、またはユーザの手が前記情報機器に近接している近接状態を検出するユーザ状態検出部と、
    前記ユーザ状態検出部により検出された接触状態または近接状態に応じて、前記情報機器に接触または近接しているユーザの手の方向へ、前記排気口からの排気が向かわないように、前記開閉機構の開閉状態を制御する放熱制御部とを備えたことを特徴とする情報機器。
  2. 前記情報機器が水平面に対して傾斜している方向を示す傾斜状態を検出する傾斜状態検出部をさらに備え、
    前記放熱制御部は、前記傾斜状態検出部により検出された傾斜状態に応じて、ユーザの方向へ、前記排気口からの排気が向かわないように、前記開閉機構の開閉状態を制御する、請求項1に記載の情報機器。
  3. 前記放熱制御部は、前記情報機器が水平面に対して傾斜している傾斜角度が閾値以上である場合に、ユーザの方向へ、前記排気口からの排気が向かわないように、前記開閉機構の開閉状態を制御する、請求項2に記載の情報機器。
  4. 本体部と、
    前記本体部に接続されるヒンジ部と、
    前記ヒンジ部を介して前記本体部に対して回動可能に支持される表示部と、
    前記ヒンジ部の回転角度に応じて、少なくとも2つの使用モードのうちどの使用モードでユーザが前記情報機器を使用しているのかを検出する使用モード検出部とをさらに備え、
    前記放熱制御部は、前記使用モード検出部により検出された使用モードに応じて、前記情報機器に接触または近接しているユーザの手の方向へ、前記排気口からの排気が向かわないように、前記放熱体または前記開閉機構の開閉状態を制御する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報機器。
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