JP2009211038A - トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性が良好である、トナー補給装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在に並設される保持部と、保持部に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板とそれぞれ通信をおこなうための複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが電子基板に対向するように同一平面上に並設された単数のアンテナ基板120と、を備える。
【選択図】図11

Description

この発明は、トナー容器に収容されたトナーを現像装置に補給するトナー補給装置とそれを備えた画像形成装置とに関し、特に、複数のトナー容器が設置されるトナー補給装置及び画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機等の画像形成装置においては、画像形成装置本体に着脱自在に設置されるトナー容器(トナーボトル)が多く用いられている(例えば、特許文献1、特許文献2等参照。)。これらのトナー容器の内部に収容されるトナーは、画像形成プロセスの現像工程において消費される。そして、トナー容器内のトナーがほぼすべて消費されたときに、トナー容器はユーザーによって適宜に新品のものと交換される。
特許文献1等には、筒状のトナー容器(トナーボトル)にRFID等の電子基板(情報記憶手段)を設置して、その電子基板と無線通信をおこなうアンテナ基板(アンテナ)をトナー補給装置(画像形成装置本体)に設置する技術が開示されている。
詳しくは、電子基板は、トナー容器のキャップ部の頭部(先端側の端面)に設置されている。そして、トナー容器のキャップ部側(電子基板が設置された側である。)を先頭にして、長手方向を装着方向としてトナー容器をトナー補給装置に装着すると、トナー補給装置に設置されたアンテナ基板と無線通信可能な対向位置に電子基板が固定される。そして、トナー容器の電子基板と、トナー補給装置のアンテナ基板と、の間で必要な情報のやり取りがおこなわれることになる。
一方、特許文献2等には、トナー容器(トナーカートリッジ)の外周面に近い位置に収納された電子基板(無線通信タグ)と通信をおこなうためのアンテナ基板を、画像形成装置本体に設置する技術が開示されている。特許文献2等では、4つのトナー容器のうち、2つのトナー容器を1組として、それらに挟まれる位置に1つのアンテナ基板が設置されている。すなわち、4つのトナー容器に対して、合計して2つのアンテナ基板が設置されている。
特開2006−178146号公報 特開2004−20910号公報
上述した特許文献1等の技術は、トナー容器の頭部端面に設置した電子基板に対して、所定のギャップをあけてアンテナ基板を画像形成装置本体に設置する必要があるために、画像形成装置本体の奥行き寸法(トナー容器の長手方向に対応した方向の寸法である。)が大きくなってしまい、装置が大型化する不具合があった。
また、上述した特許文献2等の技術は、複数のアンテナ基板が必要になるとともに、それぞれのアンテナ基板を挟むように2つのトナー容器の電子基板との距離精度を確保する必要があった。そのため、部品コストや製造コストが高くなったり、トナー補給装置の組み付け性が悪かったりする不具合が生じていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性が良好である、トナー補給装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるトナー補給装置は、筒状の複数のトナー容器に収容されたトナーを対応するそれぞれの現像装置に向けて補給するトナー補給装置であって、前記複数のトナー容器が着脱自在に並設される保持部と、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器の周面に設置された電子基板とそれぞれ通信をおこなうための複数のアンテナが当該電子基板に対向するように同一平面上に並設された単数のアンテナ基板と、を備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記アンテナ基板は、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器に対して下方に配設されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記複数のトナー容器は、内部に収容されたトナーを排出するためのトナー排出口を当該トナー容器の周面にそれぞれ具備するとともに、前記保持部に対して長手方向に装着され、前記アンテナ基板は、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器の前記トナー排出口に対して装着方向奥側に配設されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記アンテナと前記電子基板との間に当該アンテナを覆う庇部を備えたものである。
また、請求項5記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項4に記載の発明において、前記複数のトナー容器は、内部に収容されたトナーを排出するためのトナー排出口を当該トナー容器の周面にそれぞれ具備し、前記トナー排出口に接続されるトナー補給口と前記庇部との間に仕切り部を設けたものである。
また、請求項6記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記庇部は、前記トナー容器の周面に沿うように曲面状に形成されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記アンテナ基板は、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器に対して上方に配設されたものである。
また、この発明の請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のトナー補給装置を備えたものである。
本発明は、保持部に並設された複数のトナー容器の周面に設置された電子基板にそれぞれ対向する複数のアンテナが同一平面上に並設された単数のアンテナ基板を設けているために、装置が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性が良好である、トナー補給装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図35にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部31には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている(図3〜図9をも参照できる。)。
トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kが配設されている。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kに収容されたトナーは、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置内に供給(補給)される。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ12、複数のテンションローラ、中間転写クリーニング部、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材によって張架・支持されるとともに、1つのローラ部材12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び加圧ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー落下経路64Yに連通している。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤Gは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置60Y(図3等を参照できる。)を介して現像剤収容部54Y内に補給される。なお、トナー補給装置の構成・動作については、後で詳しく説明する。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3〜図17にて、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kについて詳述する。
図3〜図5を参照して、装置本体100のトナー容器収容部31に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって適宜に各現像装置内に補給される。
なお、4つのトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kやトナー容器32Y、32M、32C、32Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、イエローに対応したトナー補給装置50Yやトナー容器32Yのみの説明をおこない、他の3つの色に対応したトナー補給装置60M、60C、60Kやトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略する。
トナー容器32Y、32M、32C、32Kが装置本体100のトナー容器収容部31に装着されると、その装着動作に連動してトナー容器32Y、32M、32C、32Kのシャッタ部材が移動してトナー排出口Wが開放される。これにより、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容されたトナーが、トナー排出口Wから排出されて、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kのトナータンク部内に貯溜されることになる。
ここで、図12の模式図を参照して、トナー容器32Yは、略円筒状のトナーボトルであって、その内周面に螺旋状の突起が設けられている(外周面側から見ると螺旋状の溝となっている。)。この螺旋状の突起は、駆動部71(駆動モータ80、駆動カップリング90、ギア91等で構成されている。)によってトナー容器32Yを図12の矢印方向に回転駆動してトナー排出口Wからトナーを排出するためのものである。すなわち、駆動部71によってトナー容器32Yの容器本体32Y2が適宜に回転駆動されることで、トナータンク部61Yにトナーが適宜に供給される。なお、トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。
トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(トナー容器収容部31)は、トナータンク部61Y、トナー搬送部62Y、63Y、トナー落下経路64Y、撹拌部材65Y、トナーエンドセンサ66Y、駆動モータ80、駆動カップリング90、ギア列81〜84、91、92、駆動伝達軸81a、シャッタ86、保持部115、アンテナ基板120、トナー受け部85、等で構成されている。
図3〜図6を参照して、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kの奥側(トナー容器の着脱方向奥側である。)には、トナー容器の底部に形成された係合部32Y2b(図19を参照できる。)に係合する駆動カップリング90が設置されている。駆動カップリング90には駆動モータ80の駆動力が2段ギア91を介して伝達されて、駆動カップリング90によってトナー容器32Yの容器本体32Y2が所定方向に回転駆動される。
一方、2段ギア91に噛合するギア92は、駆動伝達軸81aを介して、トナー補給装置60Yの手前側(トナー容器の着脱方向手前側である。)に設置されたギア81に駆動力を伝達する。そして、手前側のギア81に伝達された駆動力によって、ギア列81〜84を介して、トナー搬送スクリュ62Yや撹拌部材65Yの回転駆動がおこなわれる。なお、トナー搬送スクリュ62Yや撹拌部材65Yが設置されたトナー補給装置60Yの手前側の構成は、後で図12〜図17にて詳しく説明する。
ここで、図7を参照して、装置本体100の手前側に設置された本体カバー(不図示である。)を開放すると、各トナー容器収容部31Y、31M、31C、31K(トナー容器収容部31)が露呈される。詳しくは、装置本体100の本体カバーを開放すると、図8を参照して、4つの挿入口109Y、109M、109C、109Kが形成されたインナーカバー109が露呈する。そして、装置本体100の手前側から各トナー容器32Y、32M、32C、32Kの着脱操作(トナー容器の長手方向を着脱方向とする着脱操作である。)がおこなわれる。
なお、インナーカバー109の4つの挿入口109Y、109M、109C、109Kは各色とも同一形状になっているが、インナーカバー109に覆われたトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kの挿入口110Y、110M、110C、110Kの形状は色ごとに異なっている。
具体的に、図9を参照して、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kの挿入口110Y、110M、110C、110Kには、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成されたガイドリブ32Y1f、32M1f、32C1f、32K1f(図18、図23〜図26等を参照できる。)が係合する第1案内溝111と、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成された突起部材32Y1d、32M1d、32C1d、32K1d、32Y1e、32M1e、32C1e、32K1e(図18、図23〜図26等を参照できる。)が係合する第2案内溝112Y、112M、112C、112Kと、が形成されている。そして、第2案内溝112Y、112M、112C、112Kは、その形状が色ごとに異なり、所定の挿入口110Y、110M、110C、110K(トナー補給装置60Y、60M、60C、60K)に異なる色のトナー容器が誤セットされないように構成されている。
なお、各第2案内溝112Y、112M、112C、112Kは、いずれも第1案内溝111の中心を通る仮想の垂直線Qを基準にして挿入口110Y、110M、110C、110Kの同じ方向(図9の右側である。)に配設されている。すなわち、非互換用の突起部32Y1d、32M1d、32C1d、32K1d、32Y1e、32M1e、32C1e、32K1eは、ガイドリブ32Y1f、32M1f、32C1f、32K1fの近傍に配設されている。これにより、図9にある4つの挿入口110Y、110M、110C、110Kのうち隣り合うもの同士の第2案内溝が互いに向かい合わずに、一方向(図9の右側)にのみ第2案内溝が形成されることになる。したがって、トナー収容部31に並設される挿入口110Y、110M、110C、110K同士の隣接する間隔を比較的小さくすることができる。
また、図10及び図11を参照して、本実施の形態1では、トナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在に並設される、トナー容器収容部31(トナー補給装置60Y、60M、60C、60K)の保持部115に、単数のアンテナ基板120が設置されている。詳しくは、アンテナ基板120には、保持部115に並設された4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1c(図18、図23〜図26等を参照できる。)とそれぞれ通信をおこなうための4つのアンテナ121Y、121M、121C、121Kが電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cに対向するように同一平面上に並設されている。さらに詳しくは、アンテナ基板120は、保持部115に並設された4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kに対して下方に配設されている。
そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cと、アンテナ121Y、121M、121C、121K(アンテナ基板120)が設置された画像形成装置本体100と、の間で必要な情報の授受がおこなわれる。双方の間で通信される情報としては、トナー容器の製造番号、リサイクル回数等の情報や、トナーの容量、ロット番号、色等の情報や、画像形成装置本体100の使用履歴等の情報がある。
このように、本実施の形態1では、保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cにそれぞれ対向する複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが同一平面上に並設された単数のアンテナ基板120を設けているために、電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cとアンテナ121Y、121M、121C、121Kとの通信が良好におこなわれるとともに、トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(又は画像形成装置)が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性を向上させることができる。
なお、本実施の形態1では、図30を参照して、アンテナ基板120が、保持部115に並設されたトナー容器32Y、32M、32C、32Kのトナー排出口Wに対して装着方向奥側(図30の右側である。)に配設されている。
このような構成により、アンテナ基板120をトナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方に配設した場合であって、トナー排出口Wからトナーが漏出した場合であっても、その漏出は挿入口110Y、110M、110C、110Kを超えた装置手前側で発生することになる。この場合をイエロー用トナー容器32Yで詳しく説明すると、容器本体32Y2の係合部32Y2bが駆動カップリング90に係合する位置にあるときには、トナー排出口Wと、アンテナ基板120及びそれに対向する電子基板32Y1cと、は挿入口110Yを境にして区切られ、アンテナ基板120上にトナーが直接的に落下しにくくなる。その結果、電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cとアンテナ121Y、121M、121C、121Kとの間にトナーが介在して双方間の通信感度が悪化する不具合を抑止することができる。
次に、図12〜図17にて、トナー補給装置60Yの手前側の構成・動作について詳述する。
トナー補給装置60Yの手前側には、トナータンク部61Y、トナー搬送部62Y、63Y、トナー落下経路64Y、撹拌部材65Y、トナーエンドセンサ66Y、ギア列81〜84、シャッタ86、トナー受け部85、等が設置されている。
トナータンク部61Yは、トナー容器32Yのキャップ部32Y1のトナー排出口Wの下方に配設されていて、トナー容器32Yのトナー排出口Wから排出されたトナーが補給口60Yaを介して貯留される。トナータンク部61Yの底部は、トナー搬送部62Y、63Yの上流部に接続されている。
また、トナータンク部61Yの壁面(底部から所定高さの位置である。)には、トナータンク部61Yに貯留されたトナーが所定量以下になったことを検知するトナーエンドセンサ66Yが設置されている。トナーエンドセンサ66Yとしては、圧電センサ等を用いることができる。そして、図12を参照して、トナーエンドセンサ66Yによってトナータンク部61Yに貯留されたトナーが所定量以下になったことが制御部70にて検知(トナーエンド検知)されると、制御部70の制御により駆動部71(駆動モータ80、ギア91、駆動カップリング90)によってトナー容器32Yを所定時間回転駆動してトナータンク部61Yへのトナー補給をおこなう。さらに、このような制御を繰り返してもトナーエンドセンサ66Yによるトナーエンド検知が解除されない場合には、トナー容器32Y内にトナーがないものとして、装置本体100の表示部(不図示である。)にトナー容器32Yの交換を促す旨の表示をおこなう。
また、トナータンク部61Yの中央(トナーエンドセンサ66Yの近傍である。)には、トナータンク部61Yに貯留されたトナーの凝集を防ぐ撹拌部材65Yが設置されている。撹拌部材65Yは、軸部に可撓性部材65Yaが設置されたものであって、図12の時計方向に回転することによりトナータンク部61Y内のトナーを撹拌する。さらに、撹拌部材65Yの可撓性部材65Yaの先端が、回転周期でトナーエンドセンサ66Yの検知面に摺接することで、トナーエンドセンサ66Yの検知面にトナーが固着して検知精度が低下する不具合を抑止している。なお、図14及び図15を参照して、撹拌部材65Yの軸部の一端にはねじり角が45度のハス歯ギア82(歯車の歯すじの図示を省略している。)が設置されていて、このハス歯ギア82に噛合するハス歯ギア81(ねじり角が45度に設定されている。歯車の歯すじの図示を省略している。)を介して撹拌部材65Yに駆動力が伝達される。
図13を参照して、トナー搬送部62Y、63Yは、トナータンク部61Yに貯留されたトナーを斜め上方(図13の矢印方向である。)に搬送するものである。詳しくは、トナー搬送部62Y、63Yは、トナータンク部61Yの底部(最下点)から現像装置5Yの上方(落下口64Yaの位置である。)に向けてトナーを直線的に搬送する。そして、トナー搬送部62Y、63Yによって搬送されたトナー(落下口64Yaの位置に達したトナーである。)は、トナー落下経路64Yを自重落下して現像装置5Y(現像剤収容部54Y)内に補給される。
トナー搬送部は、所定方向に回転駆動してトナーを搬送するトナー搬送スクリュ62Y、トナー搬送スクリュ62Yに近接する内壁を有するトナー搬送管63Y、等で構成される。
トナー搬送スクリュ62Y(スクリュ部材)は、軸部に螺旋状にスクリュが形成されたものであって、軸受を介してトナー搬送管63Yに回転自在に支持されている。なお、図14及び図15を参照して、トナー搬送スクリュ62Yの一端にはカサ歯車84が設置されていて、このカサ歯車84に噛合するカサ歯車83(撹拌部材65Yの軸部に設置されている。歯車の歯すじの図示を省略している。)を介してトナー搬送スクリュ62Yに駆動力が伝達される。
トナー搬送管63Yは、その上流側がトナータンク部61Yに連通していて、その下流側が落下口64Yaを介してトナー落下経路64Yに連通している。トナー搬送管63Yは、樹脂材料で形成された管状部材であって、その内部にトナー搬送スクリュ62Yが軸受を介して回転自在に支持されている。トナー搬送スクリュ62Yのスクリュ外径部と、トナー搬送管63Yの内壁と、の隙間は0.1〜0.2mm程度に設定されている。これにより、トナー搬送部62Y、63Yにおいて、重力方向に逆らった斜め上方へのスムーズなトナー搬送が可能になる。
このように、本実施の形態1では、トナータンク部61Yに貯留されたトナーをトナー搬送部62Y、63Yによって斜め上方に搬送した後に、トナー落下経路64Yによって自重落下により現像装置5Yにトナーを補給している。これにより、現像装置5Yへのトナー補給を終了(休止)する際にトナー搬送スクリュ62Yの回転駆動を停止しても、トナー搬送管63Y内に残留しているトナーがトナー落下経路64Yを介して現像装置5Y内に自重落下してしまう不具合が軽減される。
具体的に、落下口64Yaから離れた位置に残留するトナー搬送管63Y内のトナーは、傾斜したトナー搬送管63Yに沿ってトナータンク部61Yに向けて滑落するかその位置に留まることになる。また、落下口64Yaに近い位置に残留するトナー搬送管63Y内のトナーは、大きな衝撃等が生じたとしても落下口64Yaから多量に自重落下することなく、傾斜したトナー搬送管63Yに沿ってそのトナー搬送方向上流に向けて滑落するかその位置に留まることになる。
したがって、トナー搬送スクリュ62Yの駆動・駆動停止を繰り返しても、現像装置5Yへの精度の高いトナー補給(安定したトナー補給)が可能になり、現像装置5Y内の現像剤Gのトナー濃度(現像剤中のトナーの割合である。)のバラツキを抑えることができる。すなわち、出力画像の画像濃度が高くなったり、トナー飛散や地肌汚れ画像が発生したりしてしまう不具合を抑止することができる。
さらに、トナー搬送スクリュ62Yの駆動・駆動停止を繰り返しても、トナー搬送管63Y内に残留しているトナーが多量に現像装置5Y内に補給されてしまうことによりトナータンク部61Yの残トナー量が大きく変動する不具合も抑止される。したがって、トナーエンドセンサ66Yによるトナーエンド検知の誤検知も防止される。
図13を参照して、上述した効果を確実にするために、トナー搬送部62Y、63Yは、水平方向に対する傾斜角度αが5度以上になるように形成することが好ましい(α≧5度)。ただし、トナー搬送部62Y、63Yの傾斜角度αを大きくし過ぎると、トナー搬送部62Y、63Yによるトナー搬送性が低下してしまうとともに、装置の鉛直方向の高さが大きくなってしまうことになる。なお、本実施の形態1では、トナー搬送部62Y、63Yの傾斜角度αを10度程度に設定している。
また、図14、図15、図17を参照して、トナー落下経路64Yには、装置本体100に対する現像装置5Yの着脱動作に連動して開閉するシャッタ86が設置されている。詳しくは、シャッタ86は、現像装置5Yが装着されるときに、スプリング87の付勢力に抗するように現像装置5Yに押動されてトナー落下経路64Yを開放する方向に移動する。これに対して、シャッタ86は、現像装置5Yが取出されるときに、スプリング87の付勢力によってトナー落下経路64Yを閉鎖する方向に移動する。このような構成により、装置本体100から現像装置5Yが取出されても、トナー落下経路64Yから装置本体100内にトナーが飛散する不具合を抑止することができる。
また、図16及び図17を参照して、トナータンク部61Yの補給口60Yaの周囲には、植毛シール67Y(掻き取り部材)、第1スポンジシール68Y1、第2スポンジシール68Y2、シート状部材68Y3、等のシール部材が貼着されている。第1スポンジシール68Y1は、トナー容器32Yのキャップ部32Y1(シャッタ部材32Y1aの開閉動作をおこなうために回動される。)と、トナータンク部61Yと、のシール性を確保するためのものであって、補給口60Yaを囲むように凹状に形成されている。第2スポンジシール68Y2は、トナー容器32Yのトナー排出口WのツバW2(図21を参照できる。)が当接して、トナー容器32Yとトナータンク部61Yとのシール性を確保する。シート状部材68Y3は、シート状の低摩擦材料からなり、開放状態のシャッタ部材32Y1aに当接して、シャッタ部材32Y1aとトナータンク部61Yとの間にトナーが溜まるのを防止する。掻き取り部材としての植毛シール67Yは、シャッタ部材32Y1aの表面に付着したトナーを、装置本体100に対するトナー容器32Yの取出操作に連動して掻き落すためのものである。なお、植毛シール67Yによって掻き落されたトナーは、図16に示すR面60Ybから下方(ユーザーの目に触れない位置である。)に落下する。詳しくは、植毛シール67Yによって掻き落されたトナーは、開口85a(図16に示すR面60Ybが形成されている。)を介してトナー受け部85内に落下する。
また、図16及び図17を参照して、トナータンク部61Yの補給口60Yaを挟む位置には、補給口ガイド69Yが設置されている。補給口ガイド69Yは、トナー容器32Yのトナー排出口WのツバW2を入り込ませるためのものであって、トナー排出口Wが補給口60Yaに対して上方に抜けるのを防止する。
このように、本実施の形態1におけるトナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)には、トナー容器32Yのシャッタ部材32Y1aに対して着脱方向手前側(トナー容器の着脱方向手前側である。)に、シャッタ部材32Y1aに付着して長手方向の離脱動作にともない落下するトナーTを受けるトナー受け部85が設けられている(図31〜図33をも参照できる。)。これにより、トナー排出口Wを開閉するシャッタ部材32Y1aに僅かながらトナーが付着してしまっても、その付着したトナーを植毛シール67Y(掻き取り部材)によって掻き落してトナー受け部85内に回収することができる。したがって、トナー容器32Yや、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)の予期せぬ場所が、トナーで汚れる不具合を抑止することができる。
すなわち、本実施の形態1におけるトナー補給装置60Yは、
(1)長手方向に着脱自在に設置される筒状のトナー容器に収容されたトナーを現像装置に向けて補給するトナー補給装置であって、
(2)前記トナー容器は、内部に収容されるトナーを排出するために当該トナー容器の周面に形成されたトナー排出口と、前記トナー補給装置に設置された状態での回転操作に連動して前記トナー排出口を開閉するために当該トナー容器の周面上に設置されたシャッタ部材と、を備え、
(3)前記シャッタ部材に対して前記トナー容器の着脱方向手前側に、前記シャッタ部材に付着して前記トナー容器の長手方向の離脱動作にともない落下するトナーを受けるトナー受け部を備えたことを特徴とするものである。
さらに、(1)〜(3)の構成要件を有するトナー補給装置は、前記シャッタ部材に対して前記トナー容器の着脱方向手前側に、前記シャッタ部材に付着したトナーを前記トナー容器の長手方向の離脱動作にともない掻き落とす掻き取り部材を備えたことを特徴とするものである。
さらに、前記掻き取り部材を、植毛シールとしたことを特徴とするものである。
次に、図18〜図35にて、トナー容器32Y、32M、32C、32Kについて詳述する。
図18〜図20を参照して、トナー容器32Yは、筒状のトナー容器であって、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とで構成される。
容器本体32Y2は、頭部に開口部が設けられていて、キャップ部32Y1の内部に連通している。また、容器本体32Y2の内壁には螺旋状の突起32Y2aが形成されている。そして、容器本体32Y2は、画像形成装置本体100の駆動カップリング90(容器本体32Y2の底部に設けられた係合部32Y2bに係合する。)から駆動力を受けて所定方向に回転して、内部に収容されたトナーがキャップ部32Y1に向けて搬送される。そして、容器本体32Y2の開口部から排出されたトナーは、キャップ部32Y1(トナー容器32Y)の周面に設けられたトナー排出口Wから排出されて、トナー補給装置60Yのトナータンク部61Yに補給される(図30〜図33をも参照できる。)。
図22を参照して、容器本体32Y2の開口部には、スクレーパ32Y30が設置されている。スクレーパ32Y30は、容器本体32Yとともに回転して、容器本体32Y内の開口部の近傍にあるトナーを効率的にキャップ部32Y1側に移行させるためのものである。
なお、図19を参照して、本実施の形態1では、装置本体100の駆動カップリング90の2つの爪部材に係合する、トナー容器32Yの2つの係合部32Y2bを、容器本体32Y2の回転中心軸を基準として180度の分配角で配設した。これに対して、装置本体100の駆動カップリング90の爪部材を3つ以上として、それらの爪部材に係合するようにトナー容器32Yの係合部32Y2bを3つ以上形成して、それらの係合部を容器本体32Y2の回転中心軸を基準として等しい分配角で配設することもできる。その場合には、トナー容器32Yを回転駆動する際のトルク変動を軽減することができるが、係合部(爪部材)の本数が増える分だけトナー容器32Yの装着操作時に係合部材と爪部材とが干渉する確率が増えてしまう。したがって、係合部(爪部材)の本数は、トルク変動によるトナー容器32Yからのトナー排出性の良否と、係合部材と爪部材との干渉によるトナー容器32Yのセット性の良否と、を総合的に判断して設定する必要がある。
一方、キャップ部32Y1は、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体)に対する装着操作によってトナー補給装置60Y(画像形成装置本体)に固定保持される。すなわち、トナー補給装置60Yへのセットが完了した後のキャップ部32Y1は、回転駆動されることなく、キャップ部32Y1に対して回転自在に設置された容器本体32Y2のみが回転駆動されることになる。
なお、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とのシール性は、キャップ部32Y1の把持部本体32Y120に貼着されたシール材32Y20b(図27、図29等を参照できる。)によって確保されている。すなわち、図22及び図29を参照して、容器本体32Y2の開口部がキャップ部32Y1のシール材32Y20bに食い込み摺動することによって、双方の部材の間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
図21及び図22を参照して、キャップ部32Y1には、トナー排出口W、シャッタ部材32Y1a、電子基板32Y1c、非互換用の突起部材32Y1d、カラー識別用リブ32Y1e(突起部材)、ガイドリブ32Y1f、把持部32Y1b、弾性部材125、等が設けられている。
なお、キャップ部32Y1は、図23に示すキャップ部本体32Y10と、図27及び図28に示す把持部本体32Y20と、を勘合させて、把持部本体32Y20のリブ部32Y20c(図27を参照できる。)を接着面として接着(又は溶着)したものである。
シャッタ部材32Y1aは、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)に対するトナー容器32Yの着脱操作に連動してトナー排出口Wを開閉するように構成されている。
詳しくは、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)にトナー容器32Yを装着する場合、ユーザーはトナー容器32の把持部32Y1b(図18の状態のものである。)を把持しながら、トナー容器32Yの容器本体32Y2の底部から装置本体100の挿入口110Y(図9を参照できる。)に向けて押し込む。挿入口110Yとキャップ部本体32Y10上のガイドリブ32Y1fを第1案内溝111Yとに係合させてキャップ部32Y1の回動を規制させる。その後、回動が規制された状態のままさらに押し込まれて非互換用の突起部材32Y1dとカラー識別用リブ32Y1eとが第2案内溝112Yを超える。そして、トナー容器32Yの底部に設けられた係合部32Y2bが駆動カップリング90に係合した後に、把持部32Y1bを時計方向に約90度だけ手動回転させることで、シャッタ部材32Y1aがトナー補給装置60Yの規制部材に係合して回転が規制されて、トナー排出口Wが開放される。このとき、トナー排出口Wは下方に向いてトナータンク部61Yの補給口60Yaと係合した状態(図30〜図33の状態である。)で、キャップ部32Y1がトナー補給装置60Yに固定保持される。これに対して、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)からトナー容器32Yを取出する場合には、上述した装着時の操作と逆の手順で操作がおこなわれることになる。
なお、図27を参照して、把持部本体32Y20には、把持部32Y1bの操作性を向上させるために、把持部32Y1bの上面に凹部32Y1b1を設け、把持部32Y1bの下方にも凹部32Y20aを設けている。
また、図21を参照して、トナー排出口Wの周囲には、起立部W1が設けられていて、さらにその周囲にはツバW2が設けられている。起立部W1は、シャッタ部材32Y1aがトナー排出口Wを閉鎖しているときにシャッタ部材32Y1aの裏面に貼着された弾性部材125に食い込んで双方の部材のシール性を高めたり、シャッタ部材32Y1aがトナー排出口Wを開放しているときに補給口60Yaの周囲に貼着されたシール部材(不図示である。)に食い込んで双方の部材のシール性を高めたりするためのものである。
電子基板32Y1cは、RFID等であって、先に図10及び図11にて説明したように、画像形成装置本体(アンテナ基板120)との間でトナー容器32Yや画像形成装置本体100に関する情報の通信をおこなうためのものである。
非互換用の突起部材32Y1dは、トナー容器32Yが画像形成装置本体100に対して長手方向に装着されるときに画像形成装置本体100に係合して異なる種類の容器の誤セットを防止するためのものである。例えば、非互換用の突起部材32Y1dは、メーカーとは別の会社が画像形成装置を別ブランドで販売するとともにメーカーがトナー容器をその別会社に供給する場合等であって、メーカーの自社ブランドのトナー容器を別会社のものと区別するとき等に設けられる。非互換用の突起部材32Y1dは、シャッタ部材32Y1a(トナー排出口を閉鎖した状態のものである。)とともに電子基板32Y1cを挟むようにトナー容器32Yの周面上に形成されている。
図23を参照して、カラー識別用リブ32Y1e(突起部材)は、先に図9にて説明したように、イエロー用の挿入口110Y(トナー補給装置60Y)に、イエロー用のトナー容器32Yとは異なる色のトナー容器32M、32C、32Kが誤セットされないように構成されている。すなわち、図23に示すイエロー用のカラー識別用リブ32Y1eと、図24に示すマゼンタ用のカラー識別用リブ32M1eと、図25に示すシアン用のカラー識別用リブ32C1eと、図26に示すブラック用のカラー識別用リブ32K1eと、は互いにそのリブ位置が異なり、対応する挿入口110Y、110M、110C、110Kの第2案内溝112Y、112M、112C、112K(図9を参照できる。)にのみ合致するように形成されている。
また、図18、図23〜図26を参照して、ガイドリブ32Y1f、32M1f、32C1f、32K1fは、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kの挿入口110Y、110M、110C、110K(図9を参照できる。)に対して、トナー容器32Y、32M、32C、32Kが正しい姿勢で着脱されるように案内するためのものである。
ここで、本実施の形態1では、シャッタ部材32Y1aがトナー排出口Wを閉鎖した状態(図18、図22等の状態である。)で容器32Yが任意の平面(例えば、床面である。)上に載置されたときに、シャッタ部材32Y1aとトナー容器32Yの一部とが平面に接触する支持点となって電子基板32Y1cが平面(床面)に接触しないように構成されている。具体的に、電子基板32Y1cは、シャッタ部材32Y1aがトナー排出口Wを閉鎖した状態で、トナー容器32Yの長手方向からみてシャッタ部材32Y1aを含む容器32Yの投影領域に内在するように配設されている(図20(A)、図35等を参照できる。)。さらに、シャッタ部材32Y1aとともに電子基板32Y1cを挟むように非互換用の突起部材32Y1dが配設されている。このような構成により、シャッタ部材32Y1aと非互換用の突起部材32Y1dとが支持点となって、電子基板32Y1cが平面に直接的に接触しないことになる。換言すると、図22を参照して、シャッタ部材32Y1aと非互換用の突起部材32Y1dとに接する仮想接線Sを超えない範囲内に電子基板32Y1cが配設されている。
このような構成により、画像形成装置本体100にセットされずに、トナー容器32Y単体で床面等に載置される場合等であっても、トナー容器32Yの周面に設置したシャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが任意の平面に接触する支持点となって電子基板32Y1cが平面に接触しないように構成しているため、電子基板32Y1cが破損することなく、画像形成装置本体100が奥行き方向に大型化することなく、電子基板32Y1cと画像形成装置本体100(アンテナ121Y)との無線通信の感度が制限させるのも抑止することができる。
なお、本実施の形態1では、上述したガイドリブ32Y1fが、キャップ部32Y1(トナー容器)の周面上に長手方向に延設されていて、トナー容器32Yの周方向の回転を防止する機能も有している。具体的に、図35を参照して、トナー容器32Yが図35(A)の矢印方向に回転するときにはシャッタ部材32Y1aがストッパとして機能して、トナー容器32Yが図35(B)の矢印方向に回転するときにはガイドリブ32Y1fがストッパとして機能して、トナー容器32Yの回転範囲が規制される。
ここで、ガイドリブ32Y1fは、その長手方向(図35の紙面垂直方向である。)の範囲が、電子基板32Y1cの長手方向の範囲、及び、カラー識別用リブ32Y1eが存在する範囲、を含むように形成されている。これにより、トナー補給装置60Yに対してトナー容器32Yを着脱する際に、電子基板32Y1cを挿入口110Y等にぶつけて損傷する不具合が抑止され、かつ、対応する現像装置5Yのトナー色と一致する正しいトナー容器32Yであるにもかかわらずキャップ部32Y1が回動してしまって挿入口110Yに干渉してしまうという不具合を解消することができる。
また、本実施の形態1では、図34を参照して、シャッタ部材32Y1aの裏面に貼着された弾性部材125は、シャッタ部材32Y1aが閉鎖された状態でトナー排出口Wとの間に設置されていて、シャッタ部材32Y1aに外力が作用したときにその外力を吸収する機能も有している。これにより、シャッタ部材32Y1aが電子基板32Y1cの損傷を抑止するための支持点の1つとして機能する場合であっても、外力によってトナー排出口W等が損傷する不具合を抑止することができる。
さらに、本実施の形態1では、シャッタ部材32Y1aがトナー排出口Wを閉鎖した状態であって弾性部材125が圧縮された状態であっても、トナー容器32Yが任意の平面上に載置されたときに、シャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが平面に接触する支持点となって電子基板32Y1cが平面に接触しないように構成されている。これにより、外力等によって弾性部材125に変形が生じても、シャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが支持点となって電子基板32Y1cの損傷が抑止される。
以上説明したように、本実施の形態1では、保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cにそれぞれ対向する複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが同一平面上に並設された単数のアンテナ基板120を設けているために、トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(又は画像形成装置100)が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性を向上させることができる。
実施の形態2.
図36及び図37にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図36は実施の形態2におけるトナー容器を示す斜視図であって、図37はそのトナー容器の頭部近傍を示す断面図である。本実施の形態2におけるトナー容器32Yは、容器本体32Y2の頭部側が円錐状に構成されている点と、容器本体32Y2の開口にスクレーパ32Y30が設置されていない点と、が前記実施の形態1のものと異なる。
図36及び図37に示すように、本実施の形態2におけるトナー容器32Yも、前記実施の形態1のものと同様に、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とで構成されている。
ここで、本実施の形態2では、容器本体32Y2の頭部側が開口部に向けて円錐状に構成されている。そして、図37に示すように、円錐状に形成された部分の螺旋状突起32Y2aの傾斜角度θ2は、その他の部分の螺旋状突起32Y2aの傾斜角度θ1よりも小さくなるように形成されている(θ1>θ2)。このような構成により、容器本体32Y2内のトナーが開口部に向けて搬送されて円錐状に形成された部分に達しても、トナーの搬送速度が速められるために、占有空間が狭い円錐状部分でトナーの滞留が生じる不具合が抑止される。なお、本実施の形態2では、円錐状部分を設けることで容器本体32Y2の開口部からキャップ部32Y1のシール材32Y20bの内径まで斜面で導くことができ、トナー排出口Wへのトナーの移動をスムーズにおこなうことが可能になる。したがって、前記実施の形態1のトナー容器のように容器本体32Y2の開口部にスクレーパ32Y30を設けないでトナー搬送機能を達成することが可能になる。もちろん、コストが許すならば、本実施の形態2においても、スクレーパ32Y30を設けて容器本体32Y2及びトナー排出口Wの周辺のトナー撹拌を促進することはトナー搬送性に有益であると言える。
また、本実施の形態2においても、トナー容器32Yのキャップ部32Y1には、トナー排出口W、シャッタ部材32Y1a、電子基板32Y1c、非互換用の突起部材32Y1d、カラー識別用リブ32Y1e(突起部材)、ガイドリブ32Y1f、把持部32Y1b、弾性部材125、等が設けられている。そして、シャッタ部材32Y1aがトナー排出口Wを閉鎖した状態でトナー容器32Yが任意の平面上に載置されたときに、シャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが平面に接触する支持点となって電子基板32Y1cが平面に接触しないように構成されている。
また、図示は省略するが、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、装置本体100の保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cにそれぞれ対向する複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが、単数のアンテナ基板120の同一平面上に並設されている。これにより、電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cとアンテナ121Y、121M、121C、121Kとの通信が良好におこなわれるとともに、トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(又は画像形成装置)が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態2でも、前記実施の形態1と同様に、保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cにそれぞれ対向する複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが同一平面上に並設された単数のアンテナ基板120を設けているために、トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(又は画像形成装置100)が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性を向上させることができる。
実施の形態3.
図38〜図40にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図38は、実施の形態3におけるトナー容器を示す概略断面図である。図39は、別の形態のトナー容器を示す概略断面図である。また、図40は、トナー容器が静置された状態を示す概略図である。本実施の形態3におけるトナー容器32Yは、シャッタ部材32Y1aと容器の一端とが支持点となって電子基板32Y1cが任意の平面に接触しないように構成されている点と、容器本体の内部に搬送部材320が設置されている点と、が前記実施の形態1のものと異なる。
図38に示すように、本実施の形態3におけるトナー容器32Yは、画像形成装置本体100(トナー補給装置60Y)に対する装着操作によって画像形成装置本体100に固定保持される容器本体と、容器本体の内部に配設された搬送部材320と、で構成されている。
搬送部材320は、容器本体の頭部側と底部側とに回転自在に両端支持されている。搬送部材320には、複数の撹拌羽根320aが設置されるとともに、底部側に駆動カップリング90に係合する係合部321(従動カップリング)が設置されている。このような構成により、画像形成装置本体100の駆動カップリング90から駆動力を受けて、搬送部材320は所定方向に回転してトナー容器32Yの内部に収容されたトナーを長手方向に搬送する(図38の左方向への搬送である。)。これにより、トナー排出口Wからトナータンク部61Yに向けてトナーが排出されることになる。
なお、本実施の形態3では、搬送部材320が容器本体の頭部側と底部側とに回転自在に両端支持される構成とした。これに対して、図39に示すように、搬送部材320が容器本体の底部側で回転自在に片持ち支持される構成とすることもできる。
ここで、本実施の形態3では、トナー容器32Y(容器本体)の周面に、トナー排出口Wの開閉をおこなうシャッタ部材32Y1aや、電子基板32Y1c、が設置されている。そして、本実施の形態3では、前記実施の形態1のようにシャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが支持点となって電子基板32Y1cが任意の平面に接触しないように構成するのではなくて、シャッタ部材32Y1aとトナー容器32Yの一端(底部側の一端である。)とが支持点となって電子基板32Y1cが任意の平面に接触しないように構成している。すなわち、図40に示すように、シャッタ部材32Y1aとトナー容器32Yの一端とに接する仮想接線を超えない範囲内に電子基板32Y1cが配設されている。
また、図示は省略するが、本実施の形態3においても、前記実施の形態1と同様に、装置本体100の保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cにそれぞれ対向する複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが、単数のアンテナ基板120の同一平面上に並設されている。これにより、電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cとアンテナ121Y、121M、121C、121Kとの通信が良好におこなわれるとともに、トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(又は画像形成装置)が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態3でも、前記各実施の形態と同様に、保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cにそれぞれ対向する複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが同一平面上に並設された単数のアンテナ基板120を設けているために、トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(又は画像形成装置100)が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性を向上させることができる。
実施の形態4.
図41にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図41は、実施の形態3におけるトナー補給装置にトナー容器が設置された状態を示す上面図である。本実施の形態4におけるトナー補給装置は、アンテナ基板120が複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kに対して上方に配設されている点が、アンテナ基板120が複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kに対して下方に配設されている前記実施の形態1のものと異なる。
本実施の形態4におけるトナー容器32Yも、前記実施の形態1のものと同様に、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とで構成されている。
そして、本実施の形態4においても、トナー容器32Yのキャップ部32Y1には、キャップ部32Y1には、トナー排出口W、シャッタ部材32Y1a、電子基板32Y1c、非互換用の突起部材32Y1d、カラー識別用リブ32Y1e(突起部材)、ガイドリブ32Y1f、把持部32Y1b、弾性部材125、等が設けられている。そして、シャッタ部材32Y1aがトナー排出口Wを閉鎖した状態でトナー容器32Yが任意の平面上に載置されたときに、シャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが平面に接触する支持点となって電子基板32Y1cが平面に接触しないように構成されている。
また、図41に示すように、本実施の形態4でも、前記実施の形態1と同様に、装置本体100の保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cにそれぞれ対向する複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが、単数のアンテナ基板120の同一平面上に並設されている。これにより、電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cとアンテナ121Y、121M、121C、121Kとの通信が良好におこなわれるとともに、トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(又は画像形成装置)が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性を向上させることができる。
ここで、本実施の形態4では、図41に示すように、アンテナ基板120が、保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kに対して上方に配設されている。すなわち、アンテナ基板120は、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方に配設されたトナー排出口Wよりも高い位置に配設されることになる。したがって、トナー排出口Wから飛散したトナーがアンテナ基板120に付着してアンテナ基板120と電子基板32Y1cとの通信不良が生じる不具合を抑止することができる。
なお、本実施の形態4では、トナー容器32Yが保持部115にセットされた状態(図41の状態である。)で、トナー排出口Wがトナー容器32Yの下方に位置し、電子基板32Y1cがトナー容器32Yの上方に位置するために、シャッタ部材32Y1aの周方向の長さを前記各実施の形態のものよりも長く設定する必要がある。
以上説明したように、本実施の形態4でも、前記各実施の形態と同様に、保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cにそれぞれ対向する複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが同一平面上に並設された単数のアンテナ基板120を設けているために、トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(又は画像形成装置100)が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性を向上させることができる。
実施の形態5.
図42及び図43にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図42は、実施の形態5におけるトナー補給装置60Yにトナー容器32Yが設置される状態を示す斜視図である。図43は、図42のトナー補給装置60Yの一部を示す断面図である。
本実施の形態5におけるトナー補給装置60Yは、アンテナ121Yの上方を覆う庇部31Yaが設けられている点が、前記実施の形態1のものと異なる。
図42を参照して、本実施の形態5におけるトナー補給装置60Yは、アンテナ121Yと電子基板32Y1cとの間(トナー補給装置60Yにトナー容器32Yがセットされた状態での、アンテナ121Yと電子基板32Y1cとの間である。)に、アンテナ121Yを覆う庇部31Yaが設けられている。すなわち、トナー補給装置60Yに対してトナー容器32Yが図42の破線矢印方向に装着されると、アンテナ121Yと電子基板32Y1cとの間に庇部31Yaが介在されて、その状態でアンテナ121Yと電子基板32Y1cとの間で通信がおこなわれる。
なお、図示は省略するが、庇部は、他の3つのトナー補給装置60M、60C、60Kにも同様に設置されている。すなわち、アンテナ基板120上のすべてのアンテナ121Y、121M、121C、121K上に庇部が設けられている。
このような構成により、トナー補給装置60Yに対するトナー容器32Yの着脱操作(交換操作)を繰り返しても、トナー容器32Yに付着したトナーがアンテナ121Y上に落下・付着する不具合を抑止することができる。したがって、アンテナ121Yと電子基板32Y1cとの間で通信障害が生じる不具合を抑止できる。
ここで、本実施の形態5におけるトナー補給装置60Yは、図43に示すように、トナー容器32Y(キャップ部32Y1)のトナー排出口Wに接続(係合)されるトナー補給口60Yaと庇部31Yaとの間に、仕切り部31Ybが設けられている。仕切り部31Ybは、トナー補給口60Yaや庇部31Yaの位置よりも鉛直方向(図43の上下方向である。)の高さが高くなるように形成された壁部であって、トナーの補給がおこなわれるトナー補給口60Yaの位置から庇部31Yaの位置にトナーが進入する不具合を軽減する。
また、本実施の形態5におけるトナー補給装置60Yは、図42に示すように、庇部31Yaが、トナー容器32Y(キャップ部32Y1)の周面に沿うように曲面状に形成されている。すなわち、庇部31Yaの両端(短手方向の両端である。)には、トナー容器32Y(キャップ部32Y1)の周面を覆う壁部31Ya1が形成されている。
このような構成により、隣接するアンテナにトナーが飛翔する不具合を抑止することができる。具体的に、図42におけるイエロー用の庇部31Yaに壁部31Ya1を設けることで、イエロー用のトナー容器32Yから隣接するアンテナ121Mに向けてトナーが飛散して、隣接するアンテナ121Mが汚れる不具合を抑止することができる。
さらに、庇部31Yaを曲面状に形成することで、トナー容器32Yが庇部31Yaにガイドされながらトナー補給装置60Yにスムーズに着脱されることになる。これにより、トナー容器32Yの着脱動作時の振れ(振動)を低減することができて、トナー容器32Yに付着したトナーが飛散・落下する不具合が低減される。
本願発明者は、トナーが200グラム充填されたトナー容器を、トナー補給装置に対して30回着脱して、アンテナに落下・付着したトナーの量を確認する実験をおこなった。アンテナに付着したトナーは透明テープにて採取して、透明テープ上のトナー汚れをID測定器「X−Rite」にて光学的に測定した。ID測定器「X−Rite」にて測定されたID値が高いほど、アンテナに付着したトナー量が多いことになる。
その結果、トナー補給装置に庇部(曲面形状ではない庇部である。)を設けた場合にはID値が0.09であって、トナー補給装置に庇部(曲面形状ではない庇部である。)と仕切り部とを設けた場合にはID値が0.04であって、トナー補給装置に庇部(曲面形状の庇部であって、仕切り部が設けられていないものである。)を設けた場合にはID値が0.06であった。これに対して、トナー補給装置に庇部を設けない場合にはID値が0.98であった。このような実験結果から、上述した庇部を設けることに対する効果が確認できた。
以上説明したように、本実施の形態5でも、前記各実施の形態と同様に、保持部115に並設された複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cにそれぞれ対向する複数のアンテナ121Y、121M、121C、121Kが同一平面上に並設された単数のアンテナ基板120を設けているために、トナー補給装置60Y、60M、60C、60K(又は画像形成装置100)が奥行き方向に大型化することなく、部品コストや製造コストが比較的低廉であって、装置の組み付け性を向上させることができる。
なお、前記各実施の形態では、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの容器本体内にトナーのみを収容したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を現像装置に適宜に供給する画像形成装置に対してはトナー容器32Y、32M、32C、32Kの容器本体内に2成分現像剤を収容することもできる。その場合であっても、上述した前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態において、作像部6Y、6M、6C、6Kの一部又は全部をプロセスカートリッジとすることもできる。その場合であっても、上述した前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態において、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kは、図1を参照して、いずれも、トナータンク部(61Y)、トナー搬送部(62Y、63Y)、トナー落下経路(64Y)で形成されるトナー搬送経路が逆N字状(ロシア文字のИ字状)に形成されている(図1の紙面奥側からみた場合にはN字状となる。)。そして、各色のトナー搬送部(62Y、63Y)は、対応する色のプロセスカートリッジ(作像部6Y)の上方であって、装置本体100に対するプロセスカートリッジの着脱口の上方に設けられている。また、各色のトナー容器(32Y)、トナータンク部(61Y)、トナー搬送部(62Y、63Y)の搬送方向上流側は、対応する色のプロセスカートリッジではなく、隣接するプロセスカートリッジ(図1の左隣である。)の上方に設けられている。このような構成により、複数のプロセスカートリッジ(作像部)が並列に配設されたタンデム式の画像形成装置において、プロセスカートリッジ(作像部)の着脱操作をおこなう際にプロセスカートリッジとトナー補給装置とが干渉することなく、各色のトナー容器からプロセスカートリッジまでの縦方向のレイアウトをコンパクト化することができるとともに、トナー補給量のばらつきを生じさせない画像形成装置を提供することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す断面図である。 トナー補給装置を示す斜視図である。 トナー補給装置を示す上面図である。 トナー補給装置を示す正面図である。 トナー補給装置を示す側面図である。 画像形成装置本体のトナー容器収容部の近傍を示す斜視図である。 図7のトナー容器収容部を覆うカバーを示す正面図である。 トナー容器収容部を示す正面図である。 トナー容器収容部の保持部を示す斜視図である。 トナー補給装置にトナー容器が設置された状態を示す上面図である。 トナー補給装置にトナー容器が設置された状態を示す模式図である。 トナー補給装置を示す断面図である。 トナー補給装置の外観を示す側面図である。 トナー補給装置の外観を示す斜視図である。 トナー補給装置の外観を別の角度から示す斜視図である。 トナー補給装置の外観をさらに別の角度から示す斜視図である。 トナー容器を示す斜視図である。 トナー容器を底部側からみた斜視図である。 トナー容器を示す3面図である。 トナー容器のキャップ部を示す斜視図である。 トナー容器の頭部近傍を示す断面図である。 イエロー用のトナー容器のキャップ部本体を示す斜視図である。 マゼンタ用のトナー容器のキャップ部本体を示す斜視図である。 シアン用のトナー容器のキャップ部本体を示す斜視図である。 ブラック用のトナー容器のキャップ部本体を示す斜視図である。 キャップ部の把持部本体を示す6面図である。 キャップ部の把持部本体を示す斜視図である。 キャップ部の内部を示す斜視図である。 トナー補給装置に設置されたトナー容器の頭部側を示す断面図である。 トナー容器が設置されたトナー補給装置を示す斜視図である。 トナー容器が設置されたトナー補給装置を示す正面断面図である。 トナー容器が設置されたトナー補給装置を示す側方断面図である。 シャッタ部材を示す斜視図である。 トナー容器が転がる状態を示す概略図である。 この発明の実施の形態2におけるトナー容器を示す斜視図である。 図36のトナー容器の頭部近傍を示す断面図である。 この発明の実施の形態3におけるトナー容器を示す概略断面図である。 別の形態のトナー容器を示す概略断面図である。 トナー容器が静置された状態を示す概略図である。 この発明の実施の形態4におけるトナー補給装置にトナー容器が設置された状態を示す上面図である。 この発明の実施の形態5におけるトナー補給装置にトナー容器が設置される状態を示す斜視図である。 図42のトナー補給装置の一部を示す断面図である。
符号の説明
5Y 現像装置、
31、31Y、31M、31C、31K トナー容器収容部、
32Y、32M、32C、32K トナー容器、
32Y1 キャップ部、
32Y10 キャップ部本体、 32Y20 把持部本体、
32Y1a シャッタ部材、 32Y1b 把持部、
32Y1c、32M1c、32C1c、32K1c 電子基板、
32Y1d、32M1d、32C1d、32K1d 非互換用の突起部材、
32Y1e、32M1e、32C1e、32K1e カラー識別用リブ、
32Y1f、32M1f、32C1f、32K1f ガイドリブ、
32Y2 容器本体、 32Y2b 係合部、
60Y、60M、60C、60K トナー補給装置、
61Y トナータンク部、
62Y トナー搬送スクリュ、
63Y トナー搬送管、
64Y トナー落下経路、
64Ya 落下口、
65Y 撹拌部材、
100 画像形成装置本体(装置本体)、
115 保持部、
120 アンテナ基板、
121Y、121M、121C、121K アンテナ、
125 弾性部材、
320 搬送部材、 W トナー排出口。

Claims (8)

  1. 筒状の複数のトナー容器に収容されたトナーを対応するそれぞれの現像装置に向けて補給するトナー補給装置であって、
    前記複数のトナー容器が着脱自在に並設される保持部と、
    前記保持部に並設された前記複数のトナー容器の周面に設置された電子基板とそれぞれ通信をおこなうための複数のアンテナが当該電子基板に対向するように同一平面上に並設された単数のアンテナ基板と、
    を備えたことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 前記アンテナ基板は、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器に対して下方に配設されたことを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記複数のトナー容器は、内部に収容されたトナーを排出するためのトナー排出口を当該トナー容器の周面にそれぞれ具備するとともに、前記保持部に対して長手方向に装着され、
    前記アンテナ基板は、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器の前記トナー排出口に対して装着方向奥側に配設されたことを特徴とする請求項2に記載のトナー補給装置。
  4. 前記アンテナと前記電子基板との間に当該アンテナを覆う庇部を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のトナー補給装置。
  5. 前記複数のトナー容器は、内部に収容されたトナーを排出するためのトナー排出口を当該トナー容器の周面にそれぞれ具備し、
    前記トナー排出口に接続されるトナー補給口と前記庇部との間に仕切り部を設けたことを特徴とする請求項4に記載のトナー補給装置。
  6. 前記庇部は、前記トナー容器の周面に沿うように曲面状に形成されたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のトナー補給装置。
  7. 前記アンテナ基板は、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器に対して上方に配設されたことを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載のトナー補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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